JPH06220B2 - 有機薄膜製造装置 - Google Patents

有機薄膜製造装置

Info

Publication number
JPH06220B2
JPH06220B2 JP63261377A JP26137788A JPH06220B2 JP H06220 B2 JPH06220 B2 JP H06220B2 JP 63261377 A JP63261377 A JP 63261377A JP 26137788 A JP26137788 A JP 26137788A JP H06220 B2 JPH06220 B2 JP H06220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
water
organic thin
water tank
film manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63261377A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02111470A (ja
Inventor
憲剛 島ノ江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP63261377A priority Critical patent/JPH06220B2/ja
Publication of JPH02111470A publication Critical patent/JPH02111470A/ja
Publication of JPH06220B2 publication Critical patent/JPH06220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/12Composite membranes; Ultra-thin membranes
    • B01D69/122Separate manufacturing of ultra-thin membranes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は水槽及び水面上の有機材料の加熱及び冷却を行
なう有機薄膜製造装置に関するものである。
従来の技術 近年、水面展開膜やこれを基板上に移し取るラングミュ
アー・ブロジット膜を用いた各種の電子デバイス、記録
材料が盛んに研究されている。この水面展開膜は、諸条
件、例えば水温、気温、pH等により膜密度、結晶性、配
向性が変化することが知られている。特に水温制御(有
機物の温度制御)は、従来から、水槽下部または側面に
水を循環させる空間を設け、温度調整した水を流す方法
(例えば、特開昭62−294434号公報、特開昭6
3−54933号公報)、水槽に直接温度調整した溶液
を流す方法(例えば、特開昭60−193536号公
報)が行なわれている。しかし、これらの方法では、強
制的に流体を移動させているため水面上の有機分子に振
動が生じ、また水槽の温度変化に要する時間も長くな
り、有機薄膜の結晶性、配向性、生産性の点で非常に問
題がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は無振動かつ短時間に均一に水温(有機物の温
度)を調整し、有機薄膜の結晶性、配向性を精密にコン
トロールするとともに、生産性を向上させることが可能
な有機薄膜製造装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 水面上に水に不溶な有機材料(脂肪酸、色素、タンパク
質、その他LB膜に成り得る材料、例えばステアリン
酸、スピロピラン、ポルフィリン誘導体、フラビン誘導
体等)を展開し薄膜とする有機薄膜製造装置において、
水槽の加熱及び冷却用のペルチェ素子を設置した水槽、
更には有機材料の加熱効率を上げるために水面への加熱
源として赤外光照射装置を有する有機薄膜製造装置であ
る。
作用 本発明によれば、水面上に有機材料を展開し薄膜とする
際、水槽の温度制御をペルチェ素子及び赤外光で行なう
ことで無振動かつ短時間で均一に制御出来る。
以下詳細に説明する。用いるペルチェ素子は室温付近で
使用可能なものであり、設置場所は水槽の下部や側部で
水槽の形によつて決まり、熱拡散が良いように水槽に密
着させる。
また、ペルチェ素子は水槽面を冷却する場合、もう一方
の面が加熱になり、冷却しなければならない。これは、
大気との温度差が小さい場合、空冷でも良いが、大きい
場合には放熱槽を設けることが望ましい。
個々のペルチェ素子と電源との接続は、電源の容量や素
子の信頼性等により直例でも並列でも良く、素子に流れ
る電流の方向は、第4図で説明すると、上面冷却時にN
型からP型へ、上面加熱時にはP型からN型へなるよう
にする。
水面に展開した有機材料に加熱効率を更に良くするため
に赤外光を照射するが、光源にはセラミックスヒーター
が良く、可視光を含む場合に起こる有機材料の変化(光
重合反応、会合、劣化等)を抑制出来る。
照射する赤外光の波長は水及び有機材料が吸収をもつ2.
5μm以上で、フィルター等を用いて変化させることが
出来る。
赤外光の照射は第2図のように水面上部に光源12を設置
し、金コーティングシャッター13を用い、照射時間を調
整して行なうか、第3図のように遠方からの赤外光を金
コーティングシャッター13で照射時間調整し、金コーテ
ィング反射板14に反射させて行なうか、装置環境によっ
て選択出来る。
実施例1 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本装置全体を示すもので、1は幅10cm、長さ60
cm、深さ1cmのポリテトラフロロエチレンでコートされ
た水槽、2はポリテトラフロロエチレンでコートされた
表面圧縮バーである。これはモーター11で移動する。
3は表面圧変化を測定するためのプレートで、表面圧検
出はプレートの重さを測定する電子天秤4を用い、will
helmy型で行なっている。
5は本発明の有機薄膜製造装置に具備するペルチェ素子
で上部水槽及び下部放熱槽6と密着している。この場合
アルミニウム製放熱槽を用いペルチェ素子からの熱放出
を吸収するようになっており、放熱槽内部はひれ状構造
で水により熱交換される。
ペルチェ素子は合計40個で直列4個接続し、これを10個
並列にして電源16と接続されている。また、ペルチェ素
子はBi−Te系を用いている。
15は熱電対で水温測定用である。7は基板ホルダーで、
基板の上下は8のモーターで、前後、左右は9、10のモ
ーターで制御される。以下、本装置を用いた有機薄膜の
製造例を説明する。
まず、ステアリン酸をクロロホルムに溶解し濃度1.0g/
の展開溶媒を調整し、この溶液を18℃で2.5×10-4
のCdCl2を含む500mlの水溶液上に少量滴下し、クロロホ
ルムを蒸発させた後、バー2を移動させ表面張力を20dy
n/cmに調整した。
表面張力を一定に保ちながらペルチェ素子に20A(1個
当り4V、2A)電流を流し水温を40℃にした。この
時、要した時間は20分であった。水温を40℃に20分保
ち、次にペルチェ素子に加熱時とは逆方向に電流を流し
水槽を18℃に冷却した。この時、要した時間は15分であ
った。
この膜を表面張力を20dyn/cmに保ちながら、金電極を設
けたSi基板を1mm/minの基板スピードで上下させ3層移
し取った。この膜の上に金電極を蒸着(面積1cm2
し、抵抗を測定したところ1016Ω・cmであった。
実施例2 実施例1の装置に赤外光光源としてセラミックスヒータ
ー12を水面上に、金コーティングシャッター13を水槽と
光源の間に設置した。
次に、実施例1と同様にステアリン酸を展開し、表面張
力を20dyn/cm一定に保ちながら、ペルチェ素子に20A
(1個当り4V、2A)電流を流し、同時に放射体の温
度を200℃設定し、水温を40℃にした。この時、要した
時間は10分であった。水温を40℃に20分保ち、次にペル
チェ素子に加熱時とは逆方向に電流を流し水槽を18℃に
冷却した。この時、要した時間は15分であった。
この膜を表面張力を20dyn/cmに保ちながら、金電極を設
けたSi基板を1mm/minの基板スピードで上下させ、3層
移し取った。この膜の上に金電極を蒸着(面積1cm2
し、抵抗を測定したところ1016Ω・cmであった。
比較例 ステアリン酸をクロロホルムに溶解し濃度1.0g/の展
開溶媒を調整し、この溶液を18℃で2.5×10-4MのCdCl2
を含む500mlの水溶液上に少量滴下し、クロロホルムを
蒸発させた後、バー2を移動させ表面張力を20dyn/cmに
調整した。
表面張力を一定に保ちながら下部水槽にサーキュレータ
を用いて水を循環させ水温を40℃にした。この時、表面
張力は±5dyn/cmで変化し、要した時間は2時間であっ
た。
水温を40℃に20分保ち、次にサーキュレータで40℃の水
を18℃に冷却し水槽を冷却した。この時、要した時間は
4時間であった。また、この時も表面張力が±5dyn/cm
で変化した。
この膜を表面張力を20dyn/cmに保ちながら、金電極を設
けたSi基板を1mm/minの基板スピードで上下させ3層移
し取った。この膜には縞模様があり、金電極を蒸着(面
積1cm2)し抵抗を測定したところ108〜1014Ω・cmの範
囲でばらつきがあった。
発明の効果 本発明によれば、無振動かつ短時間で均一に水槽の温度
(有機材料の温度)制御を可能とする有機薄膜製造装置
を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示すもので、第1図は
装置全体を示す斜視図、第2図は水面上からの赤外光照
射を示す説明図、第3図は赤外光の反射照射を示した説
明図、第4図はペルチェ素子を模型的に示した説明図で
ある。 1・・・水槽、2・・・バー、3・・・プレート、4・
・・電子天秤、5・・・ペルチェ素子、6・・・放熱
槽、7・・・基板ホルダー、8・・・上下モーター、
9、10・・・X−Yモーター、11・・・圧縮駆動モータ
ー、12・・・赤外光光源、13・・・金コーティングシャ
ッター、14・・・金コーティング反射ミラー、15・・・
熱電対、16・・・直流電源、17・・・アルミナ板、18・
・・電極、19・・・N型素子、20・・・P型素子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水面上に有機材料を展開し薄膜とする有機
    薄膜製造装置において、水槽の側面または/及び底部
    に、加熱及び冷却用のペルチェ素子を設置した有機薄膜
    製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1の装置に水面への加熱源として赤
    外光を照射する赤外光照射装置を付加した有機薄膜製造
    装置。
JP63261377A 1988-10-19 1988-10-19 有機薄膜製造装置 Expired - Lifetime JPH06220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63261377A JPH06220B2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 有機薄膜製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63261377A JPH06220B2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 有機薄膜製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02111470A JPH02111470A (ja) 1990-04-24
JPH06220B2 true JPH06220B2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=17361001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63261377A Expired - Lifetime JPH06220B2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 有機薄膜製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06220B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318151B1 (ko) * 1998-07-25 2002-04-22 김동호 클럽의이중샤프트
EP3034158A1 (de) * 2014-12-17 2016-06-22 Universität Potsdam Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung ultradüner Filme
JP6353869B2 (ja) * 2016-06-07 2018-07-04 シャープライフサイエンス株式会社 生体分子分析装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2341199A1 (fr) * 1976-02-11 1977-09-09 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif de formation et de depot sur un substrat de couches monomoleculaires de molecules amphiphiles
JPS6227069A (ja) * 1985-07-30 1987-02-05 Fuji Photo Film Co Ltd 固体状単分子膜形成装置
JPS63224759A (ja) * 1987-03-16 1988-09-19 Takashi Sasaki 対流循環槽の連続成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02111470A (ja) 1990-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5927077A (en) Processing system hot plate construction substrate
JP6775581B2 (ja) X線回折像を収集して原子分解で結晶の結晶構造を解明するシステムおよび方法
JPH06220B2 (ja) 有機薄膜製造装置
PL234153B1 (pl) Drukarka do druku przestrzennego
WO1998009728A1 (en) Apparatus for, and method of, thermally cycling a sample
JP2901653B2 (ja) 熱処理方法及び熱処理装置
JP2954908B2 (ja) 基板の温度調整装置
JPH11512485A (ja) 基板固定部
Schwartz et al. Design and fabrication of a simple, versatile cryomicroscopy stage
JPH11233407A (ja) 温度制御装置および温度制御方法
CN108803259A (zh) 晶圆烘焙热板系统及其温度控制方法
JP2000114151A (ja) 基板加熱装置
JP2002353116A (ja) 荷電粒子描画装置
JPH08139008A (ja) ウェハ温度調節装置およびこれを用いた半導体製造装置
NL2030087B1 (en) Method and device for temperature-controlled bonding of substrates with electromagnetic irradiation
JPH0747865Y2 (ja) ウエハ貼付装置
JP3192250B2 (ja) 半導体基板の現像方法
CN114247611B (zh) 一种恒温凝胶的铺胶设备
JPS61201244A (ja) 光記録方法
JPS60206436A (ja) 成膜方法
US20230357948A1 (en) Device and method for manufacturing a crystalline conversion layer from a solution
JP2569481B2 (ja) 泳動用ゲル載置台
JPH0774433B2 (ja) 薄膜成長用蒸着装置
JPS60206439A (ja) 成膜装置
JP2000334365A (ja) 塗装装置及びそれに用いられる冷却機構