JPH0622023U - 建設機械の窓硝子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械は過酷な作業現場で使用されること
が多く、窓硝子の破損が多い為、プラスチックの窓板を
使用しているが、プラスチックの剛性不足による雨水の
シ−ル性不良及び表面硬度不足によるすり傷の発生の問
題を解決することを目的とする。 【構成】 窓硝子として硝子５とプラスチック板６を接
着したものを使用し、室外側にプラスチック板６が面す
るようにし、かつセンタ−シ−ル４の摺動面を硝子側に
した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、過酷な作業現場で使用されることが多い建設機械の窓硝子に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

建設機械の窓硝子として、従来図１(ａ)の符号１で示した部分を除いてプラス チックの窓板２を使用している。このため、図２の矢印ａで示すようにドア開閉 時のキャブ内圧変化により、窓板２が変形し、シ−ル不良になる恐れが有る。 又図３にはサッシ部の構造を示しているが、窓板２の変形によるはずれ防止の 為の金属枠３が必要である。又センタ−シ−ル４の部分ではサッシの開閉毎に窓 板２がこすれる為、すり傷が発生していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

建設機械は過酷な作業現場で使用されることが多く、窓硝子の破損が多い為、 プラスチックの窓板を使用しているが、プラスチックの剛性不足による雨水のシ −ル性不良及び表面硬度不足によるすり傷の発生の問題を解決することを目的と する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

窓硝子として硝子５とプラスチック板６を接着したものを使用し、室外側にプ ラスチック板６が面するようにし、かつセンタ−シ−ル４の摺動面を硝子側にし た。

【０００５】

【実施例】

図４に基いて説明する。５は硝子、６はプラスチック板である。これらは互に 接着されており、プラスチック板６をキャブ室外側に位置させている。そしてキ ャブ７にサッシ取付用トリム８を介して、サッシフレ−ム９を固定し、このサッ シフレ−ム９内に硝子５とプラスチック板６を接着した合せ硝子が組込まれてい る。そして、キャブ室内側の合せ硝子の片端にはセンタ−シ−ル４が固定されて いる。

【０００６】

【効果】

硝子板５とプラスチック板６を接着した合せ板を用いたので、剛性が一段と増 し、はずれ防止用金属枠３（図３）を廃止することができる。又センタ−シ−ル ４の接触面を硝子５にすることにより、すり傷を防止することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】建設機械の窓硝子を有した部分の諸例を示す。

【図２】(ａ)はキャブ内圧とプラスチック窓板の変形を
説明する斜視図。(ｂ)は図２(ａ)のＡ矢視断面図。

【図３】公知窓の断面図。

【図４】本考案を実施した窓の断面図。

【符号の説明】

１ (キャブの)硝子を用いる部分 ２ プラスチックの
窓板 ３ 金属枠 ４ センタ−シ−ル ５ 硝子 ６ プラスチック板 ７ キャブ ８ （サッシ取付
用）トリム ９ サッシフレ−ム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０６Ｂ 3/46

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 窓硝子として硝子(５)とプラスチック板
   (６)を接着したものを使用し、室外側にプラスチック板
   (６)が面するようにし、かつセンタ−シ−ル(４)の摺動
   面を硝子側にしたことを特徴とする建設機械の窓硝子。