JPH0621982A - Gmsk信号復調方法及びその装置 - Google Patents

Gmsk信号復調方法及びその装置

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JPH0621982A
JPH0621982A JP3127959A JP12795991A JPH0621982A JP H0621982 A JPH0621982 A JP H0621982A JP 3127959 A JP3127959 A JP 3127959A JP 12795991 A JP12795991 A JP 12795991A JP H0621982 A JPH0621982 A JP H0621982A
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    • H04L2027/0046Open loops

Abstract

(57)【要約】 【目的】デイジタル演算処理によりオフセツトエラーを
補償することを可能とし、伝送されるGMSK信号に重
畳されたクロツクパルスを復元することなくGMSK信
号を正確に復調することを目的とする。 【構成】帯域通過濾波器10、第1、第2混合器20,
21、局部発振器30、及び位相遅延器40により、受
信されたGMSK変調信号を基底帯域に遷移させ、I成
分及びQ成分受信信号に分離し、第1、第2低域濾波器
50,51及び第1、第2置換器で更に量子化して2値
符号化する。オフセツトエラー検出部92でスロツト区
間及びオフセツトエラー量を検出し、位相同期化部93
でこのエラーをメモリ91に格納されている基準波形デ
ータと比較して補償する。ソフトウエア決定部94及び
GMSK復調データ検出部95でこの補償済みデータを
積分し、積分結果によりI成分Q成分復調データを決定
してGMSK復調を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はGMSK信号復調方法及
びその装置に関し、例えば、デイジタル変調・復調技
術、特にGMSK(Gaussian Filtered Minimum Shift
Keying)方式で変調された信号を復調する方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、GMSK方式はデイジタルデー
タ(Digital Data)を伝送するための直交変調(Quadra
ture Modulation )方式の一種であり、この方式により
変調された信号は、包絡線性質、及び帯域制限した比較
的狭帯域幅で利用できることにより限定された周波数資
源を効率的に使用するに有利である。
【0003】従つて、GMSK変・復調方式は移動無線
通信機器用の変・復調装置に適しており、最近、移動通
信機器のデイジタル化が急速に進行するにつれ、最も有
望な移動通信方式として注目されてきている。一般的
に、GMSK方式の変調過程では、送信ベースバンドフ
イルタにガウス形低域通過濾波器(ガウスフイルタ)を
用い、一周期のパルス入力に対してガウス形低域通過濾
波器の応答特性が一周期以上の応答時間を有するよう構
成することにより、前後シンボルデータに影響を与える
シンボル間の干渉現象が激しく生ずる。
【0004】このため、GMSK復調装置においては、
自装置内に使用される局部発振器の局部発振信号を別の
方式のデイジタル復調器の場合と同様に、変調側で使用
した搬送波発振信号と位相及び周波数を一致させなけれ
ば伝送されたデータを正確に復調出来ない。従来のGM
SK復調装置は、変調側で使用した搬送波発振周波数と
同じ局部発振信号を発生するために、搬送波発振周波数
の位相及び周波数を検出する回路として帰還回路を含む
PLL回路(Phase Locked Loop 回路)を使用する。
【0005】このようにアナログ方式の帰還回路を含む
GMSK復調装置の場合、システム全体の制御にかなり
の精密度が要求され、構成回路も複雑で小型化しにくい
問題があつた。前述した問題を有する従来のGMSK復
調装置を、図8を参照して以下説明する。
【0006】図8は従来のGMSK復調装置の構成を示
すブロツク図である。図8において、第1混合器10
は、第1位相遅延器40を通じて流入される略π/2位
相遅延された第1局部発振器30の出力信号と、入力端
子5を通じて流入される受信変調信号を混合して、基底
帯域のQ成分受信信号を生成する。第2混合器11は、
第1局部発振器30の出力信号と、入力端子5を通じて
流入される受信変調信号を混合して基底帯域のI成分受
信信号を発生する。
【0007】クロツク復元回路20は、入力端子5を通
じて流入される受信変調信号よりデータ伝送速度と同一
周波数のクロツクパルス列を復元する。第1、第2低域
通過濾波器50,51は、それぞれ基底帯域のQ及びI
成分受信信号をフイルタリングして高周波雑音を除去す
る。第1、第2置換器60,61は、それぞれクロツク
復元回路20で復元されたクロツクパルス列に合わせて
フイルタリングされ高周波雑音の除去された基底帯域の
Q成分及びI成分の各受信信号を“1”または“0”の
論理状態を有するデイジタルデータに変換する。加算器
62は、第1、第2置換器60,61で生成されるQ及
びI成分の受信データを加算して、変調される前の本来
のデイジタルデータに復調する。
【0008】また、ループ濾波器であるヂユアルポート
メモリ70、第3、第4混合器12,13及び第2位相
遅延器41は帰還ループ回路として局部発振器30の出
力の位相及び周波数を調節することになる。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、図
8に示したように、従来のGMSK復調装置はアナログ
方式の帰還ループ回路を含み、またクロツク復元回路2
0を含んで第1、第2置換器60,61を制御しなけれ
ばならず、回路具現に困難さがあり、回路を小型化して
ワンチツプ(one chip)化するのに適したものではなか
つた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的として成されたもので、具体的には回
路構成を簡素化し、装置の小型化及び電力消耗が省ける
GMSK信号復調方法及びその装置を提供することを目
的として成されたものである。前述した目的を達成する
ために、本発明は以下の構成を備える。
【0011】即ち、受信されたGMSK信号を基底帯域
に遷移させI成分及びQ成分受信信号に分離する周波数
変換手段と、該周波数変換手段で分離した基底帯域のI
成分及びQ成分受信信号を所定周期で量子化し、該量子
化したI成分及びQ成分受信信号を符号化してI成分及
びQ成分受信データを生成するA−D変換手段と、基準
波形に対する基準波形データと前記A−D変換手段で発
生したI成分及びQ成分受信データとの相関関係を検査
してスロツト区間及びオフセツトエラー量を検出するオ
フセツトエラー検出手段と、該オフセツトエラー検出手
段で検出されたスロツト区間情報及びオフセツトエラー
量によりI成分及びQ成分スロツトデータを選択し、該
選択I成分及びQ成分スロツトデータのオフセツトエラ
ーを補償する位相同期化手段と、該位相同期化手段で補
償されたI成分及びQ成分スロツトデータのうち所定数
のデータを積分し、積分された結果に応じてI成分及び
Q成分復調データを決定する決定手段とを備える。
【0012】そして、例えば前記A−D変換手段の量子
化周期はデータビツト周期の1/4の周期とする。
【0013】
【作用】以上の構成において、アナログ方式の帰還ルー
プ回路を使用せず、デイジタル演算処理によりオフセツ
トエラーを補償することのできるGMSK信号復調方法
及びその装置を提供できる。
【0014】
【実施例】以下、添付した図面を参照して本発明に係る
一実施例を詳細に説明する。まず、本実施例のデイジタ
ル復調方法及び装置を説明する前に、GMSK方式を説
明する。伝送しようとするMRZ信号をrect(t/
T)とすれば、 で表わすことができ、この信号のGMSK方式への変調
信号x(t)は、 x(t)=(2Ec/T)1/2 ・cos(2πf0 t+φ(t)+φ0 …(2) 但し、Ec=伝送されるデータビツト当たりエネルギ f0 =搬送周波数 φ0 =任意の瞬間位相 である。
【0015】(2)式を三角函数変換すれば x(t)=(2Ec/T)1/2 ・cos(2πf0 t+φ(t)+φ0 ) =(2Ec/T)1/2 {2πf0 t+φ0 )cosφ(t)− sin(2πf0 t+φ0 )sinφ(t)} …(3) 上記式において、cos(2πf0 t+φ0 )成分及び
sin(2πf0 t+φ0 )成分は、搬送周波数端数f
0 に関する項であり、cosφ(t)信号成分とsin
φ(t)信号成分が搬送波にのせられたのち復調器で再
び基底帯域におりるようになるので、f0 は単純な搬送
波としての役割のみ果たす成分である。cos(2πf
0 t+φ0 )におけるφ0 値は、変調器での毎回新たに
変調をかける際のNRZ信号の各変調毎の変調を行ない
始めた瞬間に毎回変わる値であり、各変調毎のそれぞれ
に対する任意の瞬間位相値を示すことになる。
【0016】即ち、t=t1 の瞬間の瞬間位相値φ1
と、t=t2 の瞬間の瞬間位相値φ2とが異なるので、
cos(2πf01 +φ1 )値とcos(2πf0
2 +φ 2 )値も異なることになる。この二項は全て搬送
波に関する項であるため、実際に伝送されるGMSK変
調に対する情報は、位相一致信号情報であるcosφ
(t)信号と直交位相信号情報であるsinφ(t)信
号を含む情報である。
【0017】従つて、基底帯域での復調信号U(t)を
次のように定義する。 U(t)=cosφ(t)+jsinφ(t) このU(t)を用いれば(3)式は次のように示せる。
【0018】
【数1】
【0019】ここで、Re{・・}は右側数式の実数部
のみ取ることを意味する。
【0020】GMSK変調信号の有する信号情報である
cosφ(t)+jsinφ(t)において、φ(t)
は次のような値を有するように変調器で変調される。
【0021】
【数2】
【0022】(4)式において、hは変調指数であり、
GMSKの場合は1/2である。
【0023】αiは(1)式より定義される入力NRZ
パルスを意味する。(4)式において、g(t)は次の
通りである。 g(t)=h(t)*rect(t/T) …(5) (5)式において、*はたたみこみ(convolution )演
算を意味する。また、h(t)は変調に用いられるガウ
ス形低域通過濾波器のインパルス応答函数であり、次の
通りである。
【0024】 h(t)=exp(−t2 /2σ22 )/(2πσT) …(6) (6)式で、σ={1n(2)}1/2 /2πBT …(7) (7)式で、Bはガウス形低域通過濾波器の3dB帯域
幅を、Tは伝送されるデイジタルデータ入力信号の入力
周期を意味する。変調されたGMSK信号の位相一致信
号成分cosφ(t)値は、φ(t)値を計算する過程
における式(4)より明らかなように、t=−∞のデー
タ入力時点からt=t−iTの現在データが入力される
瞬間まで連続的に積分を行うものであるため、t=t0
の瞬間での積分値は常に以前の積分値を含んでいる。こ
の結果、φ(t)の値は不連続点のない連続函数値とし
て得られる。
【0025】即ち、t1 <t2 の場合に対して
【0026】
【数3】
【0027】で表わすことができ、常に以前の値を覚え
ているので連続された函数値が得られることになる。
【0028】このようにして、(7)式に示すガウス形
低域通過濾波器の3dB帯域幅と信号の伝送周期である
T値の積であるBT値により、(5)式に示す結果パル
スが変換されることになる。即ち、ガウス形低域通過濾
波器に1T時間の間入力されたNRZパルスに対する濾
波器の応答時間は、1T〜9Tまでに1Tより長い時間
を有しており、現在の入力NRZデータに対する位相積
分値φ(t)には以前のビツトによる影響が含まれてい
ることになる。
【0029】同様に、現在の入力データには、以後のビ
ツトの位相積分値に影響を与えるシンボル間の干渉現象
が生じており、受信機の信号を復元する過程中でこのシ
ンボル間の干渉による影響は十分考慮されるべきであ
る。以上の過程を通じて変調された信号は、時分割方式
の伝送成分を通じて一定した形態で伝送される。
【0030】以上の変調方式で伝送される場合におい
て、以下に説明する本実施例の伝送方式であるTDMA
(Time Division Multiple Access )方式を用いるGS
M(Group Special Mobile)システムのフレーム構造
は、1フレーム当たり8個のタイムスロツトを有してい
る。このタイムスロツトの種類としては4個(Normal,S
ynchronization,FrequencyCorrection,Random Access
)のバースト(Burst )があり、各バーストの中間に
トレーニングシーケンス(Training Sequence )が位置
する。このトレーニングシーケンスを一般にミツドアン
ブル(mid-amble )というが、受信側ではミツドアンブ
ルから同期及び等化に必要とする重要な情報を抽出す
る。
【0031】本実施例では、上記ミツドアンブルに対す
る標準変調波形をあらかじめメモリ装置に記憶させてお
き、受信信号と相関函数を計算して生成した該当部分と
記憶してあるミツトアンブル信号との相関関係を検査す
ることにより正確に同期を合わせる。図1は本発明に係
る一実施例のGMSK信号復調装置を示すブロツク構成
図である。
【0032】同図において、入力端子5は、不図示の受
信されるGMSK信号を流入するための同調器や周波数
変換器に接続されている。また、入力端子5は、帯域通
過濾波器10の入力端子に接続されている。帯域通過濾
波器10の出力端子は、第1、第2混合器20,21の
第1入力端子と結合されている。局部発振器30の出力
端子は、位相遅延器40の入力端子及び第1混合器20
の第2入力端子と結合されている。位相遅延器40の出
力端子は、第2混合器21の第2入力端子に接続されて
いる。第1混合器20の出力端子は、第1低域通過濾波
器50の入力端子に接続されている。
【0033】第1低域通過濾波器50の出力端子は、第
1A−D変換器(第1置換器)60の入力端子に接続さ
れている。第1A−D変換器60の出力端子は、デユア
ルポートメモリ70の第1入力端子に接続されている。
第2混合器21の出力端子は、第2低域通過濾波器51
の入力端子に接続されている。第2低域通過濾波器51
の出力端子は、第2A−D変換器(第2置換器)61の
入力端子に接続されている。第2A−D変換器61の出
力端子は、デユアルポートメモリ70の第2入力端子に
接続されている。デユアルポートメモリ70の第1、第
2出力端子は、位相同期化部93の第1、第2入力端子
及びオフセツトエラー検出器92の第1、第2入力端子
と結合されている。メモリ91の第1、第2出力端子
は、オフセツトエラー検出器92の第3,4入力端子と
結合されている。
【0034】オフセツトエラー検出器92の第1、第2
出力端子は、位相同期化部93の第3、第4入力端子と
接続されている。位相同期化部93の第1、第2出力端
子は、ソフトウエア決定部94の第1、第2入力端子と
接続されている。ソフトウエア決定部94の第1、第2
出力端子は、GMSK復調データ検出部95の第1、第
2入力端子に接続されている。GMSK復調データ検出
部95の出力端子は、出力端子15に接続されている。
出力端子15はデイジタルデータ処理器に接続される。
【0035】また、クロツク発生器80の出力端子は、
第1、第2A−D変換器60,61の制御端子及びデユ
アルポートメモリ70の制御端子と結合されている。以
上の構成を備える本実施例の復調方法を以下に説明す
る。変調側でGMSK変調され送信成分を通じて伝送さ
れた信号は復調装置の帯域濾波器10を通じて受信され
る。
【0036】この時、受信信号は受信端で伝送され信号
であつて、
【0037】
【数4】
【0038】の実数部である。即ち、
【0039】
【数5】
【0040】 =Re{[cosφ(t)+jsinφ(t)] ・[cos(2πf0 t+φ0 )]+jsin(2πf0 t+φ0 )]} =cos(2φf0 t+φ0 )cosφ(t) −sin(2πf0 t+φ0 )sinφ(t) …(8) である。
【0041】混合器20,21は、上記(8)式で表わ
せる帯域濾波器10よりの受信信号が入力されると、受
信信号を基底帯域に遷移させるために局部搬送波f0
乗算することになる。即ち、受信信号
【0042】
【数6】
【0043】に対して
【0044】
【数7】
【0045】を乗算する。
【0046】
【数8】
【0047】この時のφ1 は、受信局部の搬送波がかけ
られる任意瞬間位相値である。上記(9)式における、
【0048】
【数9】
【0049】は搬送波の第2高調波であり、その後に低
域通過濾波器50,51を通過させれば、伝送された状
cosφ(t)とsinφ(t)が求められる。
【0050】即ち、第2高調波が低域通過濾波器50,
51で除去され
【0051】
【数10】
【0052】値を得る。結局、伝送された情報に対し
て、
【0053】
【数11】
【0054】程度の歪曲された信号が受信されることに
なる。このようにして受信された信号は、デイジタル方
式で処理するために、第1、第2A−D変換器60,6
1によりサンプリング論理に従いT/4周期でサンプリ
ングされ8ビツトの対応するデジタルデータに量子化さ
れる。そしてデユアルポートメモリ71に貯蔵される。
従つて、クロツク発生器80の送信側のビツト伝送速度
の4倍の周波数を有するクロツクパルス列を発生するこ
とになる。
【0055】移動体通信の場合においては、受信信号に
は上記歪曲信号以外にもドツプラー現象(Doppler effe
ct)及び多重経路現象によるフエーデイング(fading)
成分等の実際成分で常に存するガウス形付加雑音成分が
含まれている。上述した位相遅延器40は、この位相一
致(In-phase)成分信号と、π/2の位相差を有する位
相直交(Quadrature phase)成分信号を分離するための
ものである。
【0056】一方、メモリ91に貯蔵されたミツドアン
ブル基準波形は、変調器の変調結果波形と同一の変調波
形であり、I成分及びQ成分信号として予め記憶されて
いる。即ち、一定した長さの2進ミツドアンブルデータ
列を、上記(3)〜(7)式を用いてGMSK変調し、
この変調結果のI成分及びQ成分をそれぞれデータビツ
ト周期の1/4周期でサンプリングして記憶させたもの
である。
【0057】オフセツトエラー検出器92は、受信デイ
ジタルデータr(t)が貯蔵されたデユアルポートメモ
リ70と、基準波形が貯蔵されたメモリ91とを反復的
にアクセスしてスロツトデータ区間に対する情報とオフ
セツトエラー値を算出する。この作動を詳細に説明すれ
ば次の通りである。まず、オフセツトエラー検出器92
は、受信された信号r(t)全体に対して次式に従い1
次の相関函数値R′rm(τ)を計算する。
【0058】
【数12】
【0059】ここで、Iは積分区間を意味し、m*
(τ)m(τ)の共役複素数を意味する。
【0060】全体r(t)に対する相関函数値が計算さ
れれば、オフセツトエラー検出器92は、次式で表わせ
る相関函数値の大きさP(t) P(t)={RI rm(t)2 +RQ rm(t)21/2 の値のうち、P(t)値が一番大きい瞬間tpを検索す
る。このP(t)値を検索する過程として、R′rm
(τ)値を計算する毎に以前値と比較して検索すること
もある。
【0061】1次相関函数の計算の結果検索されたP
(t)値が一番大きい瞬間tpに基づいて、このtp前
後の一定範囲の受信信号r′(t)のみを抽出して、2
次相関函数R″rm(τ)値を計算する。即ち、1次計
算の時は基準信号波形の中央部分の一定長さのみを使
い、2次計算の時は基準信号波形全体を使用することに
なる。これは、r(t)に混じつている基準信号波形の
両側境界部分が、シンボル間の干渉現象により前後デー
タ形態により変えられるため、この影響を軽減するため
である。
【0062】1次相関函数計算と同様に、2次相関函数
の計算の結果検索されたP(t)値が一番大きい瞬間、
即ちスロツトデータ区間情報tpを検索する。このスロ
ツトデータ区間情報tpにおける局部搬送波のオフセツ
トエラー値、即ちオフセツトエラー値φ0 を、次式によ
り算出する。 位相同期化部93は、オフセツトエラー検出器92で算
出されたスロツトデータ区間情報tp、及びオフセツト
エラー値φ0 により、デユアルポートメモリ70に格納
した受信データのうちのスロツトデータを選択して読出
し、この読出したスロツトデータのI成分及びQ成分ス
ロツトデータの位相を同期させる。
【0063】この動作をより詳しく説明すれば、位相同
期化部93は上記スロツトデータ区間情報tpを中心と
して、前後所定数の受信データを流入し、流入した受信
データをオフセツトエラー値と乗算して同期化されたI
成分及びQ成分のスロツトデータを生成することにな
る。この時、同期化されたスロツトデータW(t)は
【0064】
【数13】
【0065】により算出される。
【0066】ソフトウエア決定部94は、同期化された
I成分及びQ成分スロツトデータW(t)のうち、ビツ
ト伝送速度の2倍周期に該当する受信データ(即ち、8
個の受信データ)を積分し、積分した結果値が基準値
(0)より大きいか否かを検査して2個のビツトデータ
をすべて“1”または“0”に2値化し、2値化したI
成分及びQ成分のビツト復調データを順次に発生する。
【0067】また、GMSK復調データ検出部95は、
ソフトウエア決定部94で2値化されたI成分及びQ成
分復調データを、排他的論理和演算してGMSK復調デ
ータに変換して出力する。GMSK復調データ検出部9
5で検出されたGMSK復調データは、出力端子15を
通じて以後の処理回路に出力される。
【0068】なお、本実施例においては、図1に示す各
構成のうち、メモリ91、オフセツトエラー検出器9
2、位相同期化部93、ソフトウエア決定部94及びG
MSK復調データ検出部95の各構成は、全てデイジタ
ルデータを処理すればたりる構成であり、DSP(Digi
tal Signal Processor)で構成することができる。この
図1のメモリ91、オフセツトエラー検出部92、位相
同期化部93、ソフトウエア決定部94及びGMSK復
調データ検出部95をDSPで構成した場合におけるG
MSK信号復調方法を流れ図で示したのが図2〜図6で
ある。
【0069】図2〜図6において、図2のステツプ30
1が周波数変換過程に該当し、ステツプ302がA−D
変換過程に該当する。また、図2のステツプ303から
図4のステツプ324までがオフセツトエラー検出過程
に該当する。図4の図5のステツプ325からステツプ
345までが決定過程(ソフトウエア決定過程)に該当
し、図5のステツプ346から図6のステツプ356ま
でがGMSK復調データ検出過程に該当する。
【0070】図7は図2〜図6に示したGMSK復調処
理を行うためのGMSK復調装置のブロツク構成図であ
る。図7においては、上述した図1におけるメモリ9
1、オフセツトエラー検出部92、位相同期化部93、
ソフトウエア決定部94及びGMSK復調データ検出9
5の代わりにDSP90が設けられた構成である。他の
構成については図1と同様であるため同一番号を付して
ある。
【0071】図7に示すDSP90は、プロセツサ、作
業用RAM、図2〜図7に示す手順プログラムを記憶す
るプログラムROM、基準波形データが貯蔵されたRO
M、及びレジスタが内蔵されている。以上のDSPを備
える図7の構成におけるGMSK復調方法を、図2〜図
6のフローチヤートに従つて詳細に説明する。
【0072】第1混合器20は帯域通過濾波器10を通
じて流入される受信されたGMSK変調信号を、局部発
振器30の出力である局部搬送波f0 と混合して基底帯
域に遷移させ、I成分を分離する。一方、第2混合器2
1は帯域通過濾波器10を通じて流入される受信された
GMSK信号を、位相遅延器40を通じて流入される位
相遅延された局部搬送波f0 と混合して、基底帯域に遷
移させQ成分信号を分離する。この時のI成分及びQ成
分信号には、オフセツトエラーが存在することになる
(ステツプ301)。
【0073】第1A−D変換器(第1置換器)60は、
クロツク発生器80から印加されるクロツクパルス列に
より第1低域通過濾波器50を通じて流入されるI成分
信号をビツト伝送速度1/4倍の周期(即ち、受信され
たGMSK信号周期Tの1/4倍の周期)で量子化し、
量子化されたI成分信号を符号化して8ビツトデイジタ
ルI成分信号に変換する。また、第2A−D変換器(第
2置換器)61もクロツク発生器80から印加されるク
ロツクパルス列により第2低域通過濾波器51を通じて
流入されるQ成分信号を、ビツト伝送速度の1/4倍の
周期で量子化し、量子化されたQ成分信号を符号化して
8ビツトのデイジタルQ成分信号に変換する(ステツプ
302)。
【0074】デユアルポートメモリ70は、第1、第2
A−D変換器60,61で発生されるデイジタルI成分
信号及びデイジタルQ成分信号を貯蔵(記憶)する(ス
テツプ303)。デユアルポートメモリのメモリ容量
は、少なくとも1スロツトデータ(156シンボルデー
タ×4=624語データ)分のデイジタルI成分信号及
びQ成分信号を貯蔵し得る容量とすべきである。
【0075】DSP90は、デユアルポートメモリ70
より貯蔵データを読出し、内蔵作業用RAMに格納する
(ステツプ304)。そしてデータの演算中にオーバー
フロー(over flow )が発生することを防止するため
に、作業用RAMに貯蔵されたデイジタルI成分及びQ
成分信号を3ビツトダウンスケーリングする(ステツプ
305)。
【0076】DSP90は、ダウンスケーリングされた
デイジタルI成分及びQ成分信号を自体内の作業用RA
Mに貯蔵する(ステツプ306)。ステツプ306後、
DSP90は内蔵ROMに記録されたI成分及びQ成分
信号に対する基準ミツドアンブルである基準波形データ
m(n)=m(n)+jm(n)を読み出し、内蔵作業
用RAMに貯蔵する(ステツプ307)。
【0077】ステツプ307後、DSP90はデータ演
算過程中におけるオーバーフローの発生を防止するため
に、基準波形データを3ビツトダウンスケーリングして
内蔵作業用RAMに再び貯蔵する(ステツプ308)。
ステツプ308後、DSP90は内蔵する受信されたG
MSK信号周期内のオーバーサンプリング数カウンタ、
及び受信されたGMSK信号周期カウンタを初期化する
(ステツプ309)。
【0078】ステツプ309後、DSP90は一番目の
GMSK信号周期の一番目サンプリングされたデイジタ
ルI成分及びQ成分信号と、基準波形データm(n)=
m(n)+jm(n)との相関函数値RI rm[4×j
+i]及びRQ rm[4×j+i]を演算する(図3ス
テツプ310)。ステツプ310後、DSP90は一番
目GMSK信号周期の一番目サンプリングされたデイジ
タルI成分及びQ成分信号に対する相関函数値RI rm
[4×j+i]及びRQ rm[4×j+i]を、内蔵作
業用RAM上に貯蔵する(ステツプ311)。
【0079】ステツプ311後、DSP90は内蔵GM
SK信号周期カウンタの値jが“102”より大きいか
等しいか(小さいか否か)を調べる(ステツプ31
2)。ステツプ312で、GMSK周期カウンタの値j
が“102”より小さい場合にはステツプ313に進
み、DSP90はGMSK周期カウンタの値jを1つカ
ウントアツプした後、ステツプ310に戻る。ここで、
“102”は、{(1スロツトデータビツト数)−(ミ
ツドアンブルのデータビツト数)+1}より求められた
数である。
【0080】一方、ステツプ312で、GMSK周期カ
ウンタの値jが“102”と大きいか等しい場合にはス
テツプ314に進み、DSP90は内蔵オーバーサンプ
リング数カウンタの値iが“4”より大きいか等しいか
(小さいか)を調べる。ステツプ314でオーバーサン
プリング数カウンタの値iが“4”より小さい場合、D
SP90はオーバーサンプリング数カウンタの値iを1
つカウントアツプしてステツプ310に戻る。
【0081】一方、ステツプ314でオーバーサンプリ
ング数カウンタの値iが“4”より大きいか等しい場合
にはステツプ316に進み、DSP90は内蔵相関係数
演算回数カウンタの値kを初期化する。ステツプ316
後、DSP90は内蔵作業用RAM上に貯蔵されたデイ
ジタルI成分及びQ成分信号に対する一番目相関函数R
I rm[4×l+1]とRQ rm[4×l+1]を加算
して一番目相関係数corr(k)=RI rm[4×l
+1]+RQ rm[4×l+1]を演算する(ステツプ
317)。
【0082】ステツプ317後、DSP90は相関係数
演算回数カウンタの値kが“412”より大きいか等し
いかを調べる(ステツプ318)。ステツプ318で相
関係数演算回数カウンタの値kが“412”より小さい
場合にはステツプ319に進み、DSP90は相関係数
演算回数カウンタの値kを1つカウントアツプしてステ
ツプ317に戻る。
【0083】一方、ステツプ318で相関係数カウンタ
の値kが412より大きいか等しい場合にはステツプ3
20に進み、DSP90は演算された412個の相関係
数corr[k]のうち最大値を有する相関係数を探
す。ステツプ320後、DSP90は最大値の相関係数
に該当するデイジタルI成分及びQ成分信号の番号(即
ち、スロツトデータ区間情報)tpを探す(ステツプ3
21)。
【0084】ステツプ321後、DSP90はスロツト
データ区間情報tpを中心とした所定範囲である前後所
定個数のデイジタルI成分及びQ成分信号を選択して、
156個よりなる4組のデイジタルI成分及びQ成分信
号を決定する(ステツプ322)。ステツプ322後、
DSP90はスロツトデータ区間情報tpでのデイジタ
ルI成分信号に対する相関函数RQ rm(tp)を、ス
ロツトデータ区間情報tpでのデイジタルQ成分信号に
対する相関函数RI rm(tp)で計算する(図4ステ
ツプ323)。
【0085】ステツプ323後、DSP90はステツプ
323で計算されたRQ rm(tp)/RI rm(t
p)のアークタンゼント(tan-1)演算してオフセツ
トエラー値φを算出する(ステツプ324)。ステツプ
324後、DSP90はオフセツトエラー値φに対する
sin函数の近似値sinφを算出する(ステツプ32
5)。
【0086】ステツプ325後、DSP90はオフセツ
トエラー値φに対するcos函数の近似値cosφを算
出する(ステツプ326)。ステツプ325後、DSP
90はsin及びcos函数の近似値により指数函数値
【0087】
【数14】
【0088】を演算する。そして、演算された指数函数
【0089】
【数15】
【0090】を624個のデイジタルI成分及びQ成分
信号に乗算してデイジタルI成分及びQ成分信号の位相
を補正する(ステツプ327)。
【0091】ステツプ327後、DSP90は内蔵I成
分積分回数カウンタの値Iiを“0”に初期化する(ス
テツプ328)。ステツプ328後、DSP90は、G
MSK信号に2周期分に該当する始め部分8個のデイジ
タルI成分信号を積分する(ステツプ329)。ステツ
プ329後、DSP90は積分された値
【0092】
【数16】
【0093】が“0”より大きいか等しいか検査する
(ステツプ330)。ステツプ330で積分された値S
Iiが“0”より大きいか等しい場合、DSP90は2
Ii番目GMSK信号周期の論理値を“1”と決定する
(ステツプ331)。
【0094】ステツプ331後、DSP90は2Ii+
1番目のGMSK信号周期の論理値を“1”にセツトす
る(ステツプ332)。そしてステツプ335に進む。
一方、ステツプ330で積分された値SIiが“0”よ
り小さい場合、DSP90は2Ii番目GMSK信号周
期の論理値を“0”にセツトする(ステツプ333)。
【0095】ステツプ333後、DSP90は2Ii+
1番目GMSK信号周期の論理値を“0”にセツトする
(ステツプ334)。そしてステツプ335に進む。ス
テツプ332やステツプ334の後、DSP90はI成
分積分回数カウンタの値Iiが“78”より大きいか等
しいかを調べる(ステツプ335)。ステツプ335で
I成分積分回数カウンタの値Iiが“78”より小さい
場合にはステツプ336に進み、DSP90はI成分積
分回数カウンタの値Iiを1つカウントアツプした後ス
テツプ329に戻る。
【0096】一方、ステツプ335でI成分積分回数カ
ウント値Iiが“78”より大きいか等しい場合には図
5のステツプ337に進み、DSP90はQ成分積分回
数カウント値Qiを“0”に初期化する。ステツプ33
7後、DSP90はGMSK信号の2周期分に該当する
始め部分8個のデイジタルQ成分信号を積分する(ステ
ツプ338)。
【0097】ステツプ338後、DSP90は積分値
【0098】
【数17】
【0099】が“0”より大きいか等しいか(小さい
か)を調べる(ステツプ339)。ステツプ339で積
分値SQiが“0”より大きいか等しい場合、DSP9
0は2Qi番目GMSK信号周期の論理値を“1”と決
定する(ステツプ340)。
【0100】ステツプ340後、DSP90は2Qi+
1番目GMSK信号周期の論理値を“1”にセツトする
(ステツプ341)。ステツプ339で積分された値S
Qiが“0”より小さい場合、DSP90は2Qi番目
GMSK信号周期の論理値を“0”にセツトする(ステ
ツプ342)。
【0101】ステツプ342後、DSP90は2Qi+
1番目GMSK信号周期の論理値を“0”にセツトする
(ステツプ343)。ステツプ341やステツプ343
後、DSP90はQ成分積分回数カウンタの値Qiが7
8より大きいか等しいを調べる(ステツプ344)。ス
テツプ344でQ成分積分回数カウンタ値Qiが“7
8”より小さい場合、DSP90はQ成分積分回数カウ
ンタの値Qiを1つカウントアツプした後ステツプ33
8に戻る(ステツプ345)。
【0102】ステツプ344でQ成分積分回数カウンタ
Qiが“78”より大きいか等しい場合、DSP90は
内蔵ビツトデータ演算回数カウンタの値bjを“0”に
初期化する(ステツプ346)。ステツプ346後、D
SP90はビツトデータ演算回数カウンタの値bjに該
当するI成分ビツトデータとQ成分ビツトデータを排他
的論理和演算する(ステツプ347)。
【0103】ステツプ347後、DSP90はビツトデ
ータ演算回数カウンタの値bjがスロツトデータのビツ
ト数である“156”より大きいか等しいか(小さい
か)を調べる(ステツプ348)。ステツプ348でビ
ツトデータ演算回数カウンタ値をbjが“156”より
小さい場合、DSP90はビツトデータ演算回数カウン
タの値bjを1つカウントアツプした後ステツプ347
に戻る(ステツプ349)。
【0104】ステツプ348でビツトデータ演算回数カ
ウンタの値bjが“156”より大きいか等しい場合、
DSP90はI成分クロツク数カウンタの値CKを
“0”に初期化する(ステツプ350)。ステツプ35
0後、DSP90は排他的論理和演算された156個の
ビツトデータのうちI成分クロツク数カウンタの値の2
倍である2CKに該当するビツトデータの論理値を反転
させる(図6ステツプ351)。
【0105】ステツプ351後、DSP90はI成分ク
ロツク数カウンタの値CKが“78”より大きいか等し
いかを調べる(ステツプ352)。ステツプ352でI
成分クロツク数カウンタの値CKが“78”より小さい
場合、DSP90はI成分クロツク数カウンタの値CK
を1つカウントアツプした後ステツプ350に戻る(ス
テツプ353)。
【0106】一方、ステツプ352でI成分クロツク数
カウンタの値CKが“78”より大きいか等しい場合に
は処理を終了する。以上述べたように本実施例によれ
ば、デイジタル演算処理によりオフセツトエラーを補償
することを可能とし、伝送されるGMSK信号に載せら
れたクロツクパルスを復元することなくGMSK信号を
正確に復調できる。このため、アナログ方式の帰還ルー
プ回路を使用する必要がなくなり、例えばこの部分をD
SPで構成でき、電力消耗の節減及び装置の小型化が可
能になる。
【0107】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、又1つの機器から成る装置に
適用してもよい。また、システムあるいは装置にプログ
ラムを供給することによつて達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0108】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アナ
ログ方式の帰還ループ回路を使用せずデイジタル演算処
理によりオフセツトエラーを補償することにより、伝送
されるGMSK信号に載せられたクロツクパルスを復元
しなくてもGMSK信号を正確に復調できる。このた
め、回路構成が容易となり、電力消耗の節減及び装置の
小型化を実現しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のGMSK信号復調装置
のブロツク構成図である。
【図2】、
【図3】、
【図4】、
【図5】、
【図6】本発明に係る一実施例のGMSK信号復調装置
にDSPを用いた場合のGMSK信号復調処理を示すフ
ローチヤートである。
【図7】本発明に係る一実施例のGMSK信号復調装置
にDSPを用いた場合のブロツク構成図である。
【図8】従来のGMSK信号復調装置のブロツク構成図
である。
【符号の説明】
10 帯域濾波器、 20,21 第1,2混合器、 30 局部発振器、 40 位相遅延器、 50,51 第1,2低域濾波器、 60,61 第1,2A−D変換器、 70 デユアルポートメモリ、 80 クロツク発生器、 90 DSP、 91 メモリ、 92 オフセツトエラー検出部、 93 位相同期化部、 94 ソフトウエア決定部、 95 GMSK復調データ検出部である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信されたGMSK信号を基底帯域に遷
    移させてI成分受信信号及びQ成分受信信号に分離する
    周波数変換過程と、 該周波数変換過程で分離された基底帯域のI成分及びQ
    成分受信信号を所定周期で量子化し、該量子化されたI
    成分及びQ成分受信信号を符号化してI成分及びQ成分
    受信データを生成するA−D変換過程と、 該A−D変換過程で生成したI成分及びQ成分受信デー
    タと基準波形データ間の相関関係を検査してスロツト区
    間情報及びオフセツトエラー量を検出するオフセツトエ
    ラー検出過程と、 該オフセツトエラー検出過程で検出されたスロツト区間
    情報及びオフセツトエラー量によりI成分及びQ成分ス
    ロツトデータを選択し、該選択されたI成分及びQ成分
    スロツトデータのオフセツトエラーを補償する位相同期
    化過程と、 該位相同期化過程で補償されたI成分及びQ成分スロツ
    トデータのうち所定数のデータを積分し、該積分結果に
    対応してI成分及びQ成分復調データを決定する決定過
    程を含むことを特徴とするGMSK信号復調方法。
  2. 【請求項2】 オフセツトエラー検出過程は、I成分及
    びQ成分受信データ中のミツドアンブルの除外された区
    間のデータの相関函数値を算出し、該算出相関函数値に
    より相関係数を算出し、該算出相関係数を検査してスロ
    ツトデータ及びスロツトデータの位相エラーを検出する
    ことを特徴とする請求項1記載のGMSK信号復調方
    法。
  3. 【請求項3】 周波数変換過程は、データビツト周期の
    1/4の量子化周期で分離された基底帯域のI成分及び
    Q成分受信信号を量子化することを特徴とする請求項1
    記載のGMSK信号復調方法。
  4. 【請求項4】 受信されたGMSK信号を基底帯域に遷
    移させI成分及びQ成分受信信号に分離する周波数変換
    手段と、 該周波数変換手段で分離した基底帯域のI成分及びQ成
    分受信信号を所定周期で量子化し、該量子化したI成分
    及びQ成分受信信号を符号化してI成分及びQ成分受信
    データを生成するA−D変換手段と、 基準波形に対する基準波形データと前記A−D変換手段
    で発生したI成分及びQ成分受信データとの相関関係を
    検査してスロツト区間及びオフセツトエラー量を検出す
    るオフセツトエラー検出手段と、 該オフセツトエラー検出手段で検出されたスロツト区間
    情報及びオフセツトエラー量によりI成分及びQ成分ス
    ロツトデータを選択し、該選択I成分及びQ成分スロツ
    トデータのオフセツトエラーを補償する位相同期化手段
    と、 該位相同期化手段で補償されたI成分及びQ成分スロツ
    トデータのうち所定数のデータを積分し、積分された結
    果に応じてI成分及びQ成分復調データを決定する決定
    手段を含むことを特徴とするGMSK信号復調装置。
  5. 【請求項5】 前記A−D変換手段の量子化周期はデー
    タビツト周期の1/4の周期であることを特徴とする請
    求項4記載のGMSK復調装置。
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