JPH06219578A - エアー給紙装置 - Google Patents

エアー給紙装置

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JPH06219578A
JPH06219578A JP5008546A JP854693A JPH06219578A JP H06219578 A JPH06219578 A JP H06219578A JP 5008546 A JP5008546 A JP 5008546A JP 854693 A JP854693 A JP 854693A JP H06219578 A JPH06219578 A JP H06219578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
sheet
air
air flow
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5008546A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunkou Matsuo
順向 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5008546A priority Critical patent/JPH06219578A/ja
Publication of JPH06219578A publication Critical patent/JPH06219578A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気流を用いて用紙の分離,用紙の給紙を行う
装置において、安定した空気流(吸引力,吹出力)を得
られるようにして、エアー給紙動作を安定させる。 【構成】モータ2,12で駆動されるファン1,11に
より発生する吸引力,吹出力をダクト5,15により吸
引部6,吹出部16に導いて用紙の吸引または分離を行
う場合、ダクト5,15内に吸引力,吹出力を測定する
測定器8,18を配置し、その測定値に基づいてモータ
2,12の回転を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複写機,プリンタ等の
装置に適用されるエアー給紙装置に関し、ファンで生じ
る吹出側の空気流で用紙束の用紙を一枚づつに分離させ
たり、ファンで生じる吸引側の空気流で用紙束から一枚
の用紙を吸引給紙させる給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機,プリンタ等においては
画像を形成するための用紙としてシート状のものが用い
られ、用紙束が給紙カセットに収納されて、画像形成時
に一枚づつ給紙されるようになっている。用紙束から用
紙を一枚づつ給紙するための給紙装置として、給紙ロー
ラを用いたもの、吸引装置を用いたもの等がある。吸引
装置を用いたものは、モータで回転するファンからダク
トを介して吸気側の空気流(吸引力)を吸引部に伝達
し、この吸引力により最上部(または最下部)の用紙だ
けを吸引し、吸引した状態で吸引部のローラベルトが回
転した後、吸引力を解除することによって一枚の用紙だ
けを送り出すものである。また用紙束から一枚の用紙を
給紙する際、重送防止のために、用紙束にファンの吹出
側の空気流(吹出力)を吹きつけ、用紙を一枚づつに分
離させるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなファンの
吸引力,吹出力を用いて用紙の給紙を行う給紙装置で
は、従来、ファンを回転させるモータが一定の回転数で
回転するように制御されており、各モータに固有のばら
つき、外気圧、ダクトの取り付け状態のばらつき等によ
って吸引部,分離部での実際の吸引力,吹出力が不安定
になり、性能が安定しない問題があった。
【0004】この発明は実際の吸引力,吹出力の変動に
応じてファンの回転を行うようにして、用紙の吸引や分
離を安定して行うことができるエアー給紙装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のエアー給紙装
置は、モータ駆動されるファンと、このファンにより生
じた空気流を用紙に作用させることで用紙の吸引,用紙
の分離等の給紙動作を行うエアー給紙装置において、前
記ファンによる空気流を、用紙の吸引を行う吸引部,用
紙の分離を行う分離部等の作用部に伝達するダクトと、
該ダクト内に設けられ、空気流の強さを計測する空気流
計測手段と、該空気流計測手段の出力に応じて前記モー
タの回転数を制御する制御手段と、を設けたことを特徴
とする。
【0006】
【作用】この発明においては、ファンで発生した空気流
は作用部に伝達される。このとき、吹出側の空気流は用
紙の分離を行う分離部に伝達されて用紙の分離を行わせ
る。一方吸引側の空気流は用紙の吸引を行う吸引部に伝
達されて用紙の吸引を行わせる。これらの空気流が伝達
される間の位置(ダクト)において、空気流の強さすな
わち吹出力や吸引力が測定され、その測定値に応じてモ
ータの回転数が制御される。この制御は例えば前記測定
値が予め決められている一定の値になるようにという制
御であり、これにより吸引力や吹出力を安定させること
が可能になる。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の実施例に係るエアー給紙装
置の概略構成を示す図である。なおこの実施例はエアー
吸引のみを行う装置である。
【0008】ファン1はモータ2によって回転され、そ
の回転方向は吸引力が得られる方向に設定されている。
モータ2の回転数はコントーラ3によって制御される。
コントローラ3は複写機全体(プリンタの場合はプリン
タ全体)を制御するもので、コントローラ3が回転数を
設定すると、ドライバ4がモータ2をその回転数で回転
させるように制御する。コントローラ3には後述する静
圧計の測定結果が入力され、その測定値と、モータの特
性値を示すデータ(予め記憶されているテーブルまたは
関数)に基づいてモータの回転数を設定する。
【0009】ファン1の吸引口はダクト5に接続され、
ダクト5の端部には吸引部6が設けられている。吸引部
6はローラ間に張架したベルト6aを有し、このベルト
6aに吸引用の孔6bを形成したもので、この孔6bを
介して用紙束Pの最上部の用紙を吸着し、その状態でベ
ルト6aが回転することによって用紙繰り出しを行う。
ダクト5内には、バルブ7が設けられ、バルブ7の開閉
によって吸引部6への吸引力の伝達の開閉を行う。すな
わち用紙の吸着を行うときにバルブ7を開状態にし、用
紙を離脱するときにバルブ7を閉状態にする。バルブ7
と吸引部6との間に静圧計8が配置されており、この位
置の静圧を測定して吸引部6に掛かる吸引力としてい
る。なお、静圧測定の他に、この位置での風量を測定し
て吸引力としてもよい。静圧計8の測定結果はコントロ
ーラ3に入力され、ファン1を回転させるためのモータ
2の回転数へとフィードバックされる。なおモータの回
転制御には例えばPWM制御が用いられ、モータ2に電
源電圧がパルス的に印加され、パルスのオンデューティ
に応じて回転数が増減する。モータのオンデューティと
静圧計位置での静圧との関係を図2に示しており、図示
するようにデューティ比に応じて静圧が変化する。この
関係は装置ごと(モータおよびダクト取り付け後の吸引
給紙装置ごと)に異なるから、予め装置ごとにこの関係
が測定され、その結果が関数またはテーブルとしてコン
トローラのメモリに記憶されている。
【0010】図3は吸引給紙装置の動作時のモータの動
作処理手順を示すフローチャートである。コピースター
ト状態になると、まずモータを回転させて所定の回転数
にし、バルブ7を開状態にする(n1→n2)。そして
静圧計8によってダクト5内の静圧pを測定し、その測
定値pに応じてメモリに記憶されている関数またはテー
ブルに基づいて適切なオンデューティを設定する(n3
→n4)。設定されたオンデューティでモータ2の回転
を制御し、給紙動作を行う(n5→n6)。給紙動作が
終了するとモータがオフされ、次のコピースタートまで
待機する(n7)。
【0011】上記の実施例は、静圧計8によって測定さ
れる値と設定するオンデューティとの関係を予め関数ま
ためテーブルとして記憶した例であるが、下記の実施例
のように、検出値に応じてオンデューティを所定の値づ
つアップまたはダウンさせるようにしてもよい。図4は
その実施例の吸引給紙装置の動作時のモータの動作処理
手順を示すフローチャートである。コピースタート状態
になるとまず、モータをオンして決められている所定の
回転数で回転させる(n11)。この状態でバルブ7を
開いて給紙を開始するとともに、静圧計8により静圧を
測定してその測定結果pに基づいてオンデューティを増
減させる(n12→n13→n14→n19,n1
6)。すなわち、静圧の測定値pが必要な静圧P以上の
ときにはオンデューティを予め決められている微小値分
ダウンし(n19)、静圧の測定値pが必要な静圧Pを
下回っているときにオンデューティを予め決められてい
る微小値分アップする(n16)。このように給紙中は
静圧の測定値に基づいてオンデューティの増減制御を行
い、給紙処理が終了するとモータをオフして次のコピー
開始まで待機する(n20→n21)。なお、静圧の測
定値pが必要な静圧Pを下回っているときのオンデュー
ティが100%であるときにはモータをオフして給紙処
理を停止させるとともに、トラブル発生の旨を表示する
(n14→n15→n17→n18)。このようにオン
デューティが100%であるにもかかわらず実際の静圧
pが必要な値Pに達しない場合に、給紙動作を停止させ
るようにしたことによって、給紙不良(例えば、給紙タ
イミングが遅れてしまうこと等)による画像形成処理の
不良を防止できる。
【0012】図5は他の実施例に係るエアー給紙装置の
概略構成を示す図である。この実施例のエアー給紙装置
は、吸引給紙を行うとともに、用紙束の先端にエアーの
吹き付けを行うことによって用紙束をさばき、用紙の重
送を防止するものである。なお図において図1と同一部
分(吸引部)については同一番号で示し、説明を省略す
る。
【0013】この実施例の装置では、用紙束をさばくた
めにもう一台のファン11が設けられている。ファン1
1はファン1とは逆方向に回転し、ファン1がエアーの
吸引を行うのに対し、ファン11はエアーの吹き出しを
行う。ファン11の吹出口にはダクト15が接続されて
いる。一方、シート状の用紙の束Pは上方向へ付勢され
た押し上げ板19上に載置されている。この用紙束Pの
上方先端部近傍に、前記ダクト15に続く吹出部16が
対向している。すなわち、前記ファン11に接続された
ダクト15の他端が用紙の先端に向かって開口してお
り、用紙先端に対してエアーの吹きつけを行う。ダクト
15内にはバルブ吹出力の開閉を行うためのダクト17
が設けられるとともに、ダクト17内を通過するエアー
の力を測定するために風量計18が設けられている。こ
の風量計18により測定されたダクト15内の風量がコ
ントローラ3に戻され、その値(風量)に応じてドライ
バ14にコントロール値が出力される。このときコント
ローラ3は、測定値が予め決められている値に近似する
ように、コントロール値を設定する。これにより、ダク
ト15内を通過し分離部16から吹き出される風量が一
定量に維持される。分離部16から吹き出されるエアー
により用紙束がさばかれ、図示するように最上部の一枚
の用紙P1だけが給紙されるようになる。給紙された用
紙は、搬送ローラ20により図外の画像形成部へと搬送
される。なお吸引部6と分離部16との動作タイミング
は、まず、バルブ17が開いて分離部16が用紙束Pの
用紙をさばき、次にバルブ7が開いて吸引部6が最上部
の用紙の吸着を行う。続いて吸引部6のベルト6aが回
転して用紙の送り出しを開始すると、バルブ17が閉じ
て用紙の分離を停止する。そして用紙P1は搬送ローラ
20へと送り出される。
【0014】なおこの実施例では用紙給紙のためにエア
ー吸引式のもの(ファン1および吸引部6)を備えてい
るが、この場合の給紙部はこれに限られるものではな
く、ローラ給紙方式のものを用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、モータによって駆動
されるファンの実際の空気流(吸引力,吹出力)を測定
して、その値に基づいてモータを制御することによって
必要十分な吸引力,吹出力を確実に得られるようになる
ので給紙不良が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るエアー給紙装置のブロ
ック図
【図2】ダクト内の静圧(吸引力)とモータのオンデュ
ーティの関係例を示す図
【図3】給紙動作手順を示すフローチャート
【図4】給紙動作手順の他の制御例を示すフローチャー
【図5】他の実施例に係るエアー給紙装置のブロック図
【符号の説明】 1,11 ファン 2,12 モータ 3 コントローラ 4,14 ドライバ 5,15 ダクト 6 吸引部 7,17 バルブ 8 静圧計 16 吹出部 18 風量計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ駆動されるファンと、このファンに
    より生じた空気流を用紙に作用させることで用紙の吸
    引,用紙の分離等の給紙動作を行うエアー給紙装置にお
    いて、 前記ファンによる空気流を、用紙の吸引を行う吸引部,
    用紙の分離を行う分離部等の作用部に伝達するダクト
    と、該ダクト内に設けられ、空気流の強さを計測する空
    気流計測手段と、該空気流計測手段の出力に応じて前記
    モータの回転数を制御する制御手段と、を設けたことを
    特徴とするエアー給紙装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記空気流計測手段の出
    力値が予め設定された基準値になるようにモータ回転数
    を増減させる手段である請求項1記載のエアー給紙装
    置。
JP5008546A 1993-01-21 1993-01-21 エアー給紙装置 Pending JPH06219578A (ja)

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JP5008546A JPH06219578A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 エアー給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5008546A JPH06219578A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 エアー給紙装置

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JPH06219578A true JPH06219578A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11696141

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JP5008546A Pending JPH06219578A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 エアー給紙装置

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JP (1) JPH06219578A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289887A (ja) * 1999-03-19 2000-10-17 Heidelberger Druckmas Ag 持上げ吸引装置を作動させる方法、および持上げ吸引装置
EP2060518A2 (en) 2007-11-13 2009-05-20 Konica Minolta Business Technologies, INC. Sheet Feeding Device and Image Forming Apparatus Provided Therewith

Cited By (3)

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EP2060518A2 (en) 2007-11-13 2009-05-20 Konica Minolta Business Technologies, INC. Sheet Feeding Device and Image Forming Apparatus Provided Therewith
US8167298B2 (en) 2007-11-13 2012-05-01 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet feeding device and image forming apparatus provided therewith

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