JPH06219553A - 電着ハンガー - Google Patents
電着ハンガーInfo
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- JPH06219553A JPH06219553A JP956793A JP956793A JPH06219553A JP H06219553 A JPH06219553 A JP H06219553A JP 956793 A JP956793 A JP 956793A JP 956793 A JP956793 A JP 956793A JP H06219553 A JPH06219553 A JP H06219553A
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- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
作動を正確にすることにより被電着物の塗装工程の歩留
まりや安全性が向上する電着ハンガーを提供する。 【構成】 ハンガー本体の下部に設けられた被電着物の
係止機構とを備え、係止機構は、側面に係止フックが当
接された回動部と、回動部側面に付勢して当接された板
バネとで構成され、前記回動部の側面に係止フックのリ
セット時に板バネに対して傾斜する平坦面を1以上設け
た。
Description
で係止した状態でハンガー本体を移動することにより、
被電着物を電着槽内外に移動する電着ハンガーであっ
て、特に自動車のボディの製造ラインにおける塗装工程
等に用いる電着ハンガーに関する。
施すべき被電着物を電着ハンガーに取り付け、電着ハン
ガーごと電着槽内に入れて被電着物を電着液に浸漬す
る。図1及び図2に示すように、例えば、自動車の製造
ラインにおけるボディ(被電着物)Bの塗装工程に用い
る電着ハンガー1にあっては、工場上部に架設されコン
ベア機構から移動自在に吊支されたハンガー本体2に係
止機構3を取り付けてなっている。電着ハンガー1は、
コンベア機構で電着槽の上部に移動した後降下させるこ
とにより、電着液中にボディBを浸漬するようになって
いる。ハンガー本体2は、棒状の部材を、ボディBを載
置した状態で安定に支持する簀状に組んでなっている。
部4と、該回動部4に取り付けられた係止フック5と、
回動部4の側面に付勢して当接された板バネ6と、回動
部4を回動させるローター(駆動機構)7とで構成され
ている。前記回動部4は、ローター7に接続された回動
自在の軸本体8と、該軸本体8の端部に固定された回動
板9とで構成されている。回動板9は円盤状の部材であ
って、シリンダ10のロッドが取り付けられて回動板9
への回動力を伝達する回動力伝達部材11が、一端部に
突設されている。回動板9の回動力伝達部材11と反対
側の側面には、周方向に互いに離間した2箇所が平坦面
12に切り欠かれている。前記平坦面12の対は、回動
力伝達部材11を通る回動板9の直径を中心として線対
称になっている。また、回動板9の側面には、前記板バ
ネ6の先端部が付勢された状態で当接されている。前記
係止機構3は、シリンダ10を伸縮して回動力伝達部材
11を縦方向に回動することにより、係止フック5を縦
方向に回動するようになっている。
ー本体2上に載置した状態で支持するとともに、ボディ
Bを電着槽上方まで搬送した際にハンガー本体2を下降
させてボディBを電着液に浸漬した後、再びハンガー本
体2を上昇することにより次工程に搬送する。また、ボ
ディBをハンガー本体2上に載置した際には、シリンダ
10を駆動して回動板9を回動することによりボディB
の下部に予め穿設しておいた係止孔B電着ハンガー1に
係止フック5を係止して、ボディBを電着液に浸漬した
際に浮きを防止するようになっている。
が図中時計回りに回動したリセット状態と、反時計回り
に回動した係止状態とに板バネ6の表面に密接状態とな
る位置に形成されているので、リセット状態及び係止状
態のそれぞれにおいて、適切位置で停止するようになっ
ている。
ような電着ハンガーの場合、以下の様な問題が生じてい
た。すなわち、前記電着ハンガー1は、ボディBを電着
槽から引き上げて次工程に引き渡した後、回動部4を時
計回りに回動してリセット状態に戻すが、このリセット
状態時に電着液が凝固して、平坦面12と板バネ6とが
接着されて、係止機構3が作動不能になる場合が生じる
といった問題がある。回動部4が作動不能となれば、電
着ハンガー1は、次のボディBの電着時に係合孔B1に
係止フック5を挿入することが出来ず、電着槽内でボデ
ィBが浮遊して支持位置にズレが生じる結果、電着ハン
ガー1の電着槽からの引き上げ時にハンガー本体2から
転落したりする可能性があり、歩留まりの向上の障害と
る上、作業者にとって危険である。また、前記支持位置
のズレは、次工程に引き渡した際に、ボディBが搬送装
置の詰まり等を起こせば、製造ラインに損傷を与えるほ
か、事故の原因となる可能性がある。さらに、前記問題
に鑑みて、ボディBを支持位置を正確 に調整する機構
を製造ラインに設ければ、コストがかかって無駄であ
る。
ので、板バネと平坦面との接着を防止して回動部の作動
を正確にすることにより被電着物の塗装工程の歩留まり
や安全性が向上する電着ハンガーを提供することを目的
とするものである。
は、電着槽の内外に移動可能のハンガー本体と、該ハン
ガー本体の下部に設けられた被電着物の係止機構とを備
え、係止機構は、回動自在の回動部と、回動部側面に突
設された係止フックと、前記回動部を回動する駆動機構
と、回動部側面に付勢して当接された板バネとで構成
し、前記回動部の側面に前記回動部の側面に係止フック
のリセット時に板バネに対して傾斜する平坦面を1以上
設けたことを前記課題の解決手段とした。
で、係止フックを被電着物に設けた係止孔等と係脱す
る。係止フックのリセット時は、いずれか一方の平坦面
と板バネとが面接触以外で接触して係止フックが所定位
置に安定して停止し、かつ板バネと平坦面間に隙間を形
成する。
明する。図中符号20は電着ハンガー、30は係止機構
である。なお、電着ハンガー20の前記電着ハンガー1
と異なる点は、係止機構30を構成する回動板31のみ
であって、図中、前記図2及び図3と共通の構成部分に
は同一の符号を付し、その説明を簡略化する。電着ハン
ガー20は、前記ハンガー本体2の下部に係止機構30
を設けて構成されている。前記係止機構30は、前記係
止機構3の回動板9を回動板31に換えた構成であっ
て、他の部分はすべて前記係止機構3と共通の構成にな
っている。
平坦面12が形成された円盤状であって、平坦面12の
内の一方に前記係止フック5が固定されている。2つの
平坦面12は、互いの離間距離が前記回動板9に比して
大きい。また、ハンガー本体2には、係止フック5のリ
セット時の位置に、時計回りに回動した係止フック5の
下面が当接して回動を規制するストッパ21が突設され
ている。
る。前記電着ハンガー20は、前記電着ハンガー1と同
様に、回動板31を回動することにより、係止フック5
と係合孔B1とを係脱する。係止フック5のリセット時
には、係止フック5がストッパ21に当接して停止した
際に、板バネ6が平坦面12の縁部に当接された状態と
なって板バネ6と平坦面12とが面接触することなく、
板バネ6と平坦面12との間に隙間が形成される。電着
ハンガー20は、電着槽から引き上げてボディBを次工
程に引き渡した後、次のボディBを受けて係止するまで
の間、板バネ6と平坦面12の間に前記隙間が介在して
いるので電着液の滞留等が無い。
ディBを電解槽から引き上げて次工程に引き渡した後、
次のボディBを受けて係止するまでの間に、板バネ6と
平坦面12との間の隙間で板バネ6と回動板31との間
の固着が防止されて係止機構30の正確な作動が保証さ
れるから、ボディBの支持位置のズレや転落等が減少し
て、ボディBの塗装工程における歩留まりが向上すると
ともに、塗装工程の安全性等が向上する。
ガーによれば、電着槽の内外に移動可能のハンガー本体
と、該ハンガー本体の下部に設けられた被電着物の係止
機構とを備え、係止機構は、回動自在の回動部と、回動
部側面に突設された係止フックと、前記回動部を回動す
る駆動機構と、回動部側面に付勢して当接された板バネ
とで構成し、前記回動部の側面に係止フックのリセット
時に板バネに対して傾斜する平坦面を1以上設けたこと
を特徴とするから、板バネと平坦面との間に隙間が保持
されるので、被電着物を電解槽から引き上げて次工程に
引き渡した後、次の被電着物を受けて係止するまでの間
に、板バネと回動板との間の接着等が防止され、係止機
構の正確な作動が保証される結果、被電着物の支持位置
のズレや転落等が減少して、被電着物の塗装工程におけ
る歩留まりが向上するとともに、塗装工程の安全性等が
向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】 電着槽の内外に移動可能のハンガー本体
と、該ハンガー本体の下部に設けられた被電着物の係止
機構とを備え、係止機構は、回動自在の回動部と、回動
部側面に突設された係止フックと、前記回動部を回動す
る駆動機構と、回動部側面に付勢して当接された板バネ
とで構成され、前記回動部の側面には係止フックのリセ
ット時に板バネに対して傾斜する平坦面が1以上設けら
れていることを特徴とする電着ハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00956793A JP3253719B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 電着ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00956793A JP3253719B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 電着ハンガー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219553A true JPH06219553A (ja) | 1994-08-09 |
JP3253719B2 JP3253719B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=11723877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00956793A Expired - Fee Related JP3253719B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 電着ハンガー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3253719B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023068713A (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-18 | 本田技研工業株式会社 | 塗装装置 |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP00956793A patent/JP3253719B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023068713A (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-18 | 本田技研工業株式会社 | 塗装装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3253719B2 (ja) | 2002-02-04 |
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