JPH06218658A - 物体の状態を検出するためのセンサ、回転ドリルビットの特性を検出するためのセンサ、回転ビット検出の方法、およびドリル機械 - Google Patents

物体の状態を検出するためのセンサ、回転ドリルビットの特性を検出するためのセンサ、回転ビット検出の方法、およびドリル機械

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JPH06218658A
JPH06218658A JP4302462A JP30246292A JPH06218658A JP H06218658 A JPH06218658 A JP H06218658A JP 4302462 A JP4302462 A JP 4302462A JP 30246292 A JP30246292 A JP 30246292A JP H06218658 A JPH06218658 A JP H06218658A
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JP
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drill bit
signal
detecting
sensor
bit
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JP4302462A
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English (en)
Inventor
John Wachli
ジョン・ワチリ
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EKUSERON OOTOMEISHIYON
Excellon Automation Co
Original Assignee
EKUSERON OOTOMEISHIYON
Excellon Automation Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/24Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools using optics or electromagnetic waves
    • B23Q17/2433Detection of presence or absence
    • B23Q17/2442Detection of presence or absence of a tool
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/08Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring diameters
    • G01B11/10Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring diameters of objects while moving
    • G01B11/105Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring diameters of objects while moving using photoelectric detection means

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリルビット(42)のような連続運動中の
物体の延在された状態を検出するための非接触レーザ検
出システムを提供する。 【構成】 ドリルビット実施例において、検出された状
態はきれいである、閉塞されているおよび壊れていると
いう状態である。レーザ検出システムにおいて、ドリル
ビット(42)の表面から反射されたエネルギを表わす
第1の信号はディジタル化され、第1のしきい値と比較
される。ドリルビット(42)から反射された増幅され
たエネルギを表わす第2の信号はディジタル化され、第
2のしきい値と比較される。ディジタル信号はコンピュ
ータ(202)によって分析され、ドリルビットの状態
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】この発明は機械システムにおいて物体の
状態を確認するための産業用型の非接触検出システムに
関する。より特定的に、この発明はある他の連続反復運
動中の回転物体または物体の状態を確認するためのレー
ザ検出システムに関する。
【0003】
【先行技術の説明】オートメーション化された製造のた
めの機械の開発は人類に多くの恩恵を生み出してきた。
具体的に言うと、今日、大半の消費者用および産業用電
子器具および装置の製造はほとんどオートメーション化
されている。電子装置基板の製造中、基板上に回路を配
線するために、かつ基板をシャーシに固定するために回
路基板に孔を正確にドリルしなければならない。この目
的のために、高速のコンピュータ化されたドリル機械は
すばやく基板を位置決めし、それを所定場所に保持し、
かつ必要な孔をドリルする。
【0004】しかしながら、ドリル動作中ドリルビット
が壊れた場合に問題が生じ、壊れたビットは検出されな
くなる。もし壊れたビットが検出されなければ、ドリル
機械は孔をドリルし続けようとし、深刻な結果を伴う。
一方、もしドリル破壊がビットの先端からあまり離れて
いないところで発生すれば、ドリル機械は破損したドリ
ルビットでドリルし続け、基板を破壊するかまたは、せ
いぜい許容できないほどに品質の悪い孔を作り出すかで
あり、どちらの場合においても、これはその欠陥回路基
板を捨てることを必要とするかもしれない。他方、もし
ドリル破壊がドリル先端から非常に離れたところで発生
すれば、結果として生じる回路基板はビットが破損され
るのに続いてドリル動作プロセスで作り出されるべきで
あった孔を欠くであろう。1つ以上の孔が不足した欠陥
基板は検査後のプロセスの間に見分けられ、あるべきと
ころにない孔はドリルされ得る。しかしながら、この訂
正手順は生産性の大幅な減少の原因となる。
【0005】壊れたビットを検出するための非接触シス
テムは現在利用可能である一方で、従来の非接触システ
ムは環境条件によって典型的に大きく影響を受け、ドリ
ル動作システム上に都合よく置かれることが不可能であ
る。現在既知の非接触検出システムは発光ダイオード
(LED)またはマイクロ波技術を使用するものを含
み、そのどちらもが環境条件にひどく影響されやすい。
これらの非接触検出システムは誤り、干渉および過酷な
変化する環境条件の影響を排除するために物体の連続反
復運動の利益を利用しない。
【0006】また、多くの利用可能な検出器は物体に非
常に接近して、かつ物体の運動に垂直な角度で置かれる
ことを必要とする。一般に、これはまずい場所決めであ
り、検出装置を困難な動作条件にさらす。ドリル機械動
作において、典型的な光検出システムは干渉および装置
誤りを増大させるドリルによって発生された破片の弾道
経路に置かれなければならない。
【0007】LED検出システムは光閉鎖の原理を利用
し、かつゆえに検出されている物体が光の経路に直接あ
ることを必要とする。ドリル動作システム上で、これは
ドリルビットの押えアセンブリの中への完全な引き込み
を必要とする。各孔がドリルされた後のこの完全な引き
込みはドリル機械の効率を大幅に減少させる。また、か
かるシステムは特に小さな直径を有するドリルに対して
小さな断片的な信号変化を検出しなければならない。し
かしながら、結果として生じるLED、または閉鎖、シ
ステムは相対的に低い信号対雑音比を有し、かかる信号
範囲を検出するのを困難にする。
【0008】非接触マイクロ波検出システムは予め定め
られた場所での導波路の端部の、またはそれ近くの細か
いドリルのような連続目標の存在が、伝送された信号の
定在波比(SWR)の変化を生み出すという原理に基づ
いて動作する。SWRのこの変化は目標状態を表わす信
号を与える受信機によって検出されることが可能であ
る。これらのマイクロ波システムは測定された周波数変
化のドップラー(Doppler)原理を使用して動作するので
はなく、むしろ、信号のDC成分のみがかかる検出シス
テムによって利用される。ゆえに、出力信号の周波数成
分は使用されない。
【0009】共振マイクロ波空胴を作り出し、SWRの
変化によって空胴に入る物体を検出することは、共振空
胴に入るほとんどいずれの外来物体によっても影響を受
ける。このように、かかるシステムは空気伝達破片から
の干渉を受けやすい。マイクロ波検出システムはまた
「ドリルラップ」として既知の、プリント回路基板の銅
層のドリル動作の間に生じる銅くずからの干渉、および
システムごとのばらつきの影響を受けやすい。
【0010】加えて、マイクロ波空胴の、またはそれを
取り囲むすべてのエレメントは一定のままでなければな
らない。空胴を構成する成分は変化することなく、また
はマイクロ波検出装置に対して調整することなく移動す
ることができない。マイクロ波検出システムはシステム
からシステムに容易に適合可能ではなく、調整または変
動が各ホストシステムによって作られた空胴の、および
その周りの物体に依存して必要であるかもしれない。
【0011】マイクロ波検出システムはシステムの比較
器によって分析される物体が存在する状態から物体が存
在しない状態への小さな信号変化を生み出す。小さな信
号変化を使用することはマイクロ波システムによる誤り
の可能性を大幅に増大させる。
【0012】現在既知のドリルビット検出システムの前
述の不利益に加えて、これらのシステムはドリルビット
が閉塞するときを検出しない。LED検出システムに対
する環境影響のために、かつ結果として生じる低い信号
対雑音比のために、回転ドリルビットの変化する反射率
をある程度まで示す信号を得ることは困難である。現在
のマイクロ波システムは反射信号のDC成分のみを利用
し、かつゆえに反射信号の周波数を考慮しないこともま
た理解されるであろう。
【0013】LEDおよびマイクロ波システムの不利益
の多くは、ドリルビットから反射された変動する光を検
出するレーザ検出システムの到来によって克服されてき
た。かかるレーザ検出システムはカリフォルニア(Cali
fornia) 州トランス(Torrance)のエクセロン・オート
メイション(Excellon Automation )によって製造され
るコンセプト(Concept) 1&4、MVIおよびMVII
ドリル機械に現在含まれる。それにもかかわらず、現在
のレーザ検出システムはドリルビットの有無を検出する
のに有利ではあるが、それはドリルビットが閉塞してい
るかどうかを検出しない。
【0014】ドリルビットはたとえば「緑の」プリント
回路基板がドリルされているときに閉塞するかもしれな
い。回路基板は硬化されなければならないエポキシ樹脂
材料から典型的に形成される。したがって、緑の、また
は不完全に硬化された基板はドリル動作中ドリルビット
にくっつくかもしれないべとつく材料を含む。ドリルビ
ットはまたドリルビットの供給速度が非常に遅い場合に
閉塞するかもしれない。つまり、作業中のビットの軸方
向運動があまりに遅ければ、ドリルビットは熱くなり、
伝導によって周囲の基板材料を加熱し、べとつく材料が
ドリルビットの溝に堆積されるための手段を再び与え
る。閉塞されたビットは現在のレーザ検出システムがド
リルビットが壊れていることをときどき示すことを引き
起こす低減された反射表面面積を有する。材料がどのよ
うに溝に堆積されるかにかかわらず、閉塞されたドリル
ビットと壊れたドリルビットとを区別することはしばし
ば重要である。
【0015】一般に、ドリルビットが壊れた場合、回路
基板のドリル動作はドリルビットが取り替えられるまで
停止しなければならない。一方、ドリルビットが閉塞し
た場合、ドリル動作プロセスは必ずしも停止する必要は
ない。しばしば、ドリルビットは閉塞するが、多くの基
板がドリルされてしまうまでドリルビットをきれいにす
ることは不必要である。したがって、もしビット検出シ
ステムがビットが壊れているか、または単に閉塞してい
るかを区別できなければ、ドリル時間は閉塞されたビッ
トを調べる際の不必要な遅延のために無駄にされる。ド
リル機械のユーザに機械を停止させるか、またはドリル
動作を継続するかの選択権を与えることもまた極めて重
要である。
【0016】結果として、壊れていないドリルビットの
状態を正確に検出することが可能なドリルビット検出シ
ステムに対する必要性が存在する。現在重要なことには
ドリルビットはきれいであるか、閉塞されているかまた
は壊れているかが決定されなければならない。加えて、
もしドリルビットが閉塞していれば、ドリル機械のオペ
レータにはドリル動作を停止するかまたは継続する選択
権が与えられなければならない。
【0017】
【発明の概要】前述の必要性を満たすこの発明は、連続
運動中の物体から反射された変動する光を検出し、物体
の延在された状態を決定する非接触レーザ検出システム
を含む。このシステムはオートメーション化された機械
においてその特定の工具または部分の状態を検出するた
めに特に有用であり、それによってオートメーション化
された動作の間にかかる工具の破損またはかかる工具に
伴う他の問題を検出する能力を与える。最小の導電環境
においてでさえ移動する物体を正確にかつ反復して検出
することができるこの発明の能力のために、これは産業
適用に理想的である。
【0018】非接触レーザに基づく検出システムの1つ
の好ましい用途は、オートメーション化されたドリル機
械上のドリルビットの状態を検出することである。大き
な変動電子信号がレーザビームをドリルビットの先端近
くに投射し、光検出器でドリルビット溝の窪んだ表面に
よって反射された光を集めることによって発生される。
しきい値決めされた信号および増幅され、しきい値決め
された信号を得ることによって、ドリルビットの状態は
きれいであるか、閉塞しているかまたは壊れているかの
いずれとして決定され得る。
【0019】この発明の他の局面において、信号は連続
反復運動中の物体から反射されたエネルギから検出され
る。信号の周波数の信号レベルが検出される。また、信
号は増幅され、増幅された信号の周波数の信号レベルが
検出される。検出された信号および検出され増幅された
信号レベルは、物体が存在してかつきれいである、物体
が存在してかつ汚れている、および物体が存在しないと
いう状態のうちの1つであり得る物体の延在された状態
を決定するために処理される。
【0020】この発明の他の局面において、ドリルビッ
トセンサは回転ドリルビットの溝から反射した光を検知
するための手段を含む。1つの信号手段はドリルビット
の有無を検出する。他の信号手段はドリルビットの溝が
閉塞しているかどうかを検出する。信号手段はお互いに
接続され得る。
【0021】この発明のさらに他の局面は、回転ビット
検出の方法であって、ビットから受信された反射光はビ
ットが閉塞しているかまたは壊れているかを決定するよ
うに処理される。この発明はまた回転運動中の物体の状
態を検出する方法を含み、物体はしきい値決めされる第
1の信号によって追跡され、第2の信号は第1の信号か
ら得られ、第2の信号はしきい値決めされ、しきい値決
めされた信号が比較されて物体上の材料の存在を検出す
る。最後に、非接触レーザ検出システムを有するドリル
機械において、この発明はドリルビットが閉塞されてい
るときを検出するための電子装置を含む。
【0022】
【好ましい実施例の説明】ここで図面を参照し、類似の
番号は図面にわたって類似の部分を示す。一般に、図1
ないし図6はこの発明の理解を容易にするために以下に
説明される先行技術のレーザ検出システムを参照する。
【0023】図1は回路基板に孔をドリルするための、
一般に14で示されるドリル機械を示す。オートメーシ
ョン化された回路基板への孔のドリル動作は回路基板4
4(図1b)をコンピュータ202(図7)によって制
御されるオートメーション化された回路基板ドリル機械
14のサーボモータ従動作業台16に装着することによ
って典型的に達成される。かかる機械の例はカリフォル
ニア州トランスのエクセロン・オートメイションによっ
て製造されるコンセプトIVドリル動作およびルート決
めシステムである。
【0024】回路基板44は約15,000から10
0,000rpmの範囲で変化する速度でドリルビット
42を回転させるスピンドルアセンブリ18より下の作
業台16上に正確に位置決めされる。ドリル動作プロセ
ス中の回路基板44の曲がりによって生じるどんな問題
をも排除するために、押え34は回路基板44と作業台
16との間に良い接触が維持されることを確実にするた
めに、回路基板44上に約60ポンドの力を加える。押
え34はまたドリル42の作用によって発生する埃およ
び破片を取り除くために真空システム(図示せず)を含
む。スピンドルアセンブリ18および押え34は下げら
れ、回転ドリルビット42は回路基板44に孔52を形
成する。全ドリル動作プロセスは通常コンピュータ20
2(図7)によって調整され、秒当り約5つの孔の速度
で進行する。
【0025】コンピュータ202は作業台16の位置決
め、基板44の供給速度、ドリルビット42の回転速度
(たとえばrpm)、ドリルビット42の自動変化、お
よびドリルビット42の直径検証のようなものを制御す
る。プリント回路基板の小さなパッド、薄いコンダクタ
線および狭い線間隔の必要性は、オートメーション化さ
れた回路基板ドリル機械が.004から.250インチ
の範囲の様々な直径の数多くの大小の高品質の孔をドリ
ルする能力を有することを必要とする。回路基板孔52
(図1b)を作るためにドリルビット42を降下させた
後、ドリルビット42および押え34は引き込められ、
回路基板44は次の孔がドリルされるように自動的に再
位置決めされる。
【0026】オートメーション化されたドリル機械14
は秒当り5つの速度で必要な孔をすばやくドリルするの
で、ドリルビット42の先端が壊れたかまたは破損した
かどうかを見るためにドリルビット42の先端を目で検
査し、機械14を止めようとすることは人には不可能で
ある。したがって、オートメーション化された、または
非接触方法はマイクロ波および光閉鎖技術を使用して壊
れたおよび破損したドリルビットを自動的に調べかつそ
れに反応するために初めは開発された。
【0027】非接触光検出システムは投射される光が検
出されることが所望される物体によって閉鎖されるが、
物体からの光反射によって閉鎖されないことを前提に伝
統的に動作する。光閉鎖システムにとって、レーザビー
ムがドリルに対して小さくなればなるほど、検出された
信号の断片的変化は大きくなる。光閉鎖システム(また
はLEDシステム)に伴う問題は、集束されたビーム直
径が最も小さな直径ドリルより遙かに大きいということ
である。より小さな直径に対して、検出された光の非常
に小さな断片的変化は正確に検知されなければならな
い。光閉鎖システムにおいて、光の経路のいずれの外来
物体もまたビームをブロックするかまたは閉鎖し、恐ら
くは物体が存在するという誤った読み取りを与える。閉
鎖システムはまた安定した光信号に基づく。安定した状
態光検出器は埃、破片および他の環境条件からの問題に
よって悩まされてきた。この発明に関連して説明された
反射光システムのような変動する光を検出するシステム
は、埃、破片および周囲の光からのほとんどすべての干
渉を排除する。
【0028】図1、図3および他の図面に示されるよう
に、この発明はレーザ検出センサ12を使用してドリル
ビット42の状態をモニタする。もちろんルータビット
のような他の回転物体もまたこの発明から恩恵を受ける
ことが可能である。伝統的な非干渉光源の代わりにレー
ザを使用することは、検出システムの感応性および正確
さを大幅に増大させる。伝統的な光検出システムは物体
が存在する状態から物体が存在しない状態へのこの発明
より小さな断片的信号変化を有する。.004から.2
50インチの範囲にわたる直径のドリルビット42上で
LED光源検出器を利用して、光はより細かいドリルビ
ット42によって部分的にのみ閉鎖されるであろう。し
たがって、この方法の使用は物体が存在する状態から物
体が存在しない状態への小さな断片的信号変化の間の差
別化を必要とする。レーザ60は標準LEDかまたはマ
イクロ波装置のいずれかよりも激しいドリル先端の領域
のエネルギの集中を生じることが可能である。ドリルビ
ット42の先端のような移動する物体の特定の点上に集
束され、ドリルビット先端が存在すれば検出器に信号を
反射して戻すが、ドリルビットがなければそうしないレ
ーザビームを使用することは、物体が存在する状態から
物体が存在しない状態への大きな割合の信号変化を生じ
るのを大きく助ける。
【0029】図1に示されるレーザ検出システムの実施
例をより具体的に参照して、センサ、またはドリルビッ
ト42の非接触レーザ検出のためのレーザ検出システム
12はオートメーション化された回路基板ドリル機械1
4に関連して描かれる。ドリル機械14はドリルされる
べき複数個の回路基板44(図1b)、ドリルまたはス
ピンドルアセンブリ18、ならびにドリル垂直位置決め
モータおよび親ねじアセンブリ24を収容することが可
能な作業台16を含む。制御モジュール(図示せず)は
作業台16に対するドリルビット42の正確な三次元位
置のための電子回路を含み、誤り制御回路(図示せず)
は誤りがセンサによって検出されたときにドリル動作プ
ロセスを停止させる。ドリルアセンブリ18はドリルケ
ース28、スピンドル30、コレット32、ドリルビッ
ト42および押え34を含む。押え34は圧力プレート
36ならびに2つの圧力支えピストンおよびシリンダア
センブリ38、40を含む。取り外し可能なドリルビッ
ト42はドリルコレット32によって支持される。ドリ
ル垂直位置決めピストンおよびシリンダアセンブリ24
は孔がドリルされた後ドリルビット42を引き込める。
【0030】ドリル動作シーケンスは選択された直径の
ドリルビットをドリルコレット32にロードすることに
よって始まる。ドリル機械14はそれから基板上の様々
な場所で回路基板44(図1b)に多数の孔をドリルし
始める。この動作が終わると、恐らくは異なった直径の
他のドリルビットがコレット32にロードされ、このプ
ロセスはすべての孔が回路基板44にドリルされるまで
繰返される。ドリルビット42が壊れるかまたはドリル
動作中になくなった場合に問題が生じる。
【0031】図1bを参照して、プリント回路基板44
が作業台16の上部表面と圧力プレート36との間に位
置決めされて示される。プリント回路基板44は非導電
基板46および複数個の導電層48a、48b、48
c、48dの基板46内に位置決めされた複数個の導電
線48を含む。ドリルビット42は導電層48a、48
b、48cを接続させるために52で孔をドリルした後
圧力プレート36のドリルビット通過開口部50から引
っ込められた状態で図1aに描かれる。
【0032】図2はレーザ検出システム12を含む押え
アセンブリ34をより詳細に示す。レーザ検出システム
12はドリルビット42がドリル動作を完了し、押えア
センブリ34に最小限に引き込まれた後、投射されたレ
ーザビームがドリルビット42の先端と直線視界になる
ように位置決めされる。センサ12を押え34の内側に
装着し、かつレーザビームをドリルビット42の先端近
くに投射することによって、ドリル先端の存在は各ドリ
ル動作ストロークの後に実証され得る。
【0033】図2および図3に一般に示されるように、
好ましい検出システムは軸線に対する垂直線の上に約2
5度である角度を形成する回転軸より下にレーザビーム
を投射することによってドリルビット42が引き込めら
れるために必要とされる距離を最小限にし、かつゆえに
ドリル18の軸に対して斜角に位置決めされる。この角
度は軸線から90度以上約120度までであることが好
ましい。ゆえに、増大されたドリル機械スループットは
レーザビームを投射し、ドリルの回転軸に斜めの角度で
反射光を検知することによって得られる。ドリルアセン
ブリ18が図1bに示されるように引っ込んだ場合、ド
リル動作中に生じた破片および銅くずは押え34に形成
された空胴に入る。幾つかの過去の設計で行なわれたよ
うな垂直入射での投射は、真空設計を複雑化させる、な
ぜなら光学装置はドリルビット42によって生じた破片
の直接弾道経路に置かれるであろうからである。
【0034】ここで図2を特に参照して、押え34の内
側に置かれた1対の位置決めだぼ80および82はセン
サのための整列を与える。検出装置12を所定場所に保
持する支持ねじ84および86は押えアセンブリ34の
頂上に置かれる。光路88および89は押え34を通っ
て機械にかけられ、光源60および光検出器70にドリ
ルビット42への直線視界を与える。
【0035】レーザダイオード、レンズ、フィルタおよ
びセンサヘッド電子装置はセンサ本体12として機能す
る機械的装着部に収容される。センサ本体はドリル機械
押え34の一体部分または押え34に装着されたモジュ
ラユニットであってもよい。
【0036】図3はドリル42およびセンサ12をより
詳細に示す概略図である。図3bはセンサ12の光学成
分を例示する。図3aおよび図3bに示されるように、
焦点合わせ光学装置はレーザダイオード60の出力をと
り、光をドリルビット42に投射する。レーザダイオー
ド60からの光はストライプ投射光学装置64を通っ
て、ドリルビット42上に投射される。
【0037】焦点合わせされたレーザを利用することは
また光源が物体からさらに遠くに置かれることを許容
し、環境条件に対するより大きな免疫および機械設計に
おけるより大きな柔軟性を与える。焦点合わせされたレ
ーザ光はドリルビット42の窪んだ溝表面66から反射
する。ドリルビット溝66の窪んだ表面を利用すること
はまた、センサ12がより都合よく置かれるかまたは移
動されることを可能にするのを助ける。センサ12を運
動中の物体から離れ、かつ弾道破片経路から離れて置く
ことができるので、センサ12は環境干渉に影響を受け
にくくなる。反射光はそれから受光レンズ74によって
集められ、かつ平行にされ、光学フィルタ72によって
フィルタリングされ、固体光検出器70によって集めら
れる。光学フィルタ72は周囲の可視照射が光検出器7
0に到達することを妨げる一方で、レーザダイオード6
0からの近赤外光が光検出器70によって集められるこ
とを許容する。コンピュータ202(図7)へのケーブ
ル78もまたセンサ12に接続され、様々な電気信号が
送られセンサ12によって受信されることを許容する。
ケーブル78上を移動する信号の1つはビーム検出信号
である。ビーム検出信号はドリルビット溝66が検出さ
れるたびに発生される。ドリルビット42はビーム検出
信号が少なくとも1つの完全なドリル回転を含む時間期
間の間状態を変えない場合に壊れているかまたはないと
考えられる。
【0038】広い範囲のドリルビット直径を収容するた
めに、センサ光学装置は光のストライプをドリルビット
42に投射してもよい。これは光を光検出器70に反射
し戻すドリルビット42上に溝66当り少なくとも1つ
の点があることを確実にするであろう。光学整列もまた
光のストライプを使用する場合それほど重要ではない。
光のストライプを発生するために、焦点合わせ光学装置
64は円筒状またはトーリック(toric) エレメントを組
み込んでもよい。高さが約0.004インチであり幅が
約0.020インチのストライプ投射寸法は好ましいよ
うである。レーザダイオード60の固定出力にとって、
ストライプが大きければ大きいほど、ドリルビット42
上の最も良い反射の点での光学パワー密度は低い。スト
ライプのある点での光学パワー密度は光のスポットに対
するより低いであろう。これは検出器70でのより少な
く受信された光学信号という結果になる。
【0039】光がドリル軸に垂直な角度で投射された場
合、レーザビームは好ましくはドリル軸でまたはそのあ
たりで集束される。光が好ましい実施例であるドリルの
回転軸に対して斜角で投射された場合、光検出器70は
光が僅かにドリル軸から逸れる窪んだドリルビット溝表
面66上の点から反射された場合最も大きな信号を受信
する。最良の反射点はレーザビーム投射角、ドリルビッ
ト螺旋角およびドリルビット42の直径の関数である。
固定されたドリルビット螺旋角および固定されたレーザ
ビーム投射角に対して、最良の反射点はより小さな直径
ドリルビットに対するより大きな直径ドリルビットに対
してドリルビット軸からさらに離れる。
【0040】大きな変動信号はこのようにドリルビット
42が回転するときに生じる。レーザビームは回転ドリ
ル42の2つの溝表面66の各々から検出器70に反射
され、振動またはAC信号を与え、その周波数はドリル
ビットの回転の周波数に直接関連する。このように、予
め定められた周波数でのレーザ光の振動信号の存在が検
知され得る。DCまたは周囲の光を含む他の周波数は下
に説明されるように光学的におよび電子工学的にフィル
タリングされ得る。かかるAC信号がないことは、もち
ろんドリルビット42の頂上が壊れるかまたは破損され
たことを意味する。
【0041】光学成分およびセンサヘッド電子装置は図
4に示されるようにセンサ本体12として機能する機械
的装着部に収容される。図4はセンサ本体12の詳細
と、そのドリルビット42に対する関係を概略的に示
す。センサ本体12はレーザダイオード60、源レンズ
76、ストライプ投射光学装置64、光検出器70、光
学フィルタ72および受光器レンズ74を含む光学装置
を収容する。センサ本体12もまた図5、図6および図
7の電子装置を収容し、それらは以下に説明される。ケ
ーブル78はセンサ12に接続され、様々な電気信号が
コンピュータ202(図7)から送られ、受信されるこ
とを許容する。
【0042】図4に示されるように、レンズはお互いに
平行に経路を投射し、受信するのではなく、角度を形成
する。この角度はレンズが同一の水平平面にある場合0
から90度の範囲であり得る。図4に示される源レンズ
76およびストライプ投射光学装置64は単一のトーリ
ック光学エレメントに組み合わされ得る。
【0043】図5および図6に示されるセンサ電子装置
はレーザパワーを制御し、光検出器70の出力を増幅
し、かつドリルビット42の存在が検知された場合ビー
ム検出信号を発生する。
【0044】図5の集積回路110はレーザダイオード
60の出力パワーを制御する。レーザダイオード114
とともにパッケージされる光ダイオード112の出力は
集積回路110へのフィードバックとして使用され、一
定の光学パワーを維持する。プログラミングレジスタ1
16はレーザダイオード114の出力パワーを調整す
る。
【0045】図6は光検出器70に当たる光をドリルビ
ット42が検知された信号に変換する電子装置を示す。
トランスインピーダンス増幅器126は光検出器ダイオ
ード128にあたる光の量に比例して電圧を発生するた
めに使用される。ブロッキングキャパシタ130は変動
する電圧信号のみが比較器136の入力に与えられるこ
とを許容する。この変動する電圧のレベルが1対のレジ
スタ132および134の電圧分割器ネットワークによ
って確立されたしきい値電圧レベルを超えた場合、比較
器136の出力はドリルビットが検知されたことを示
す。もし比較器136の出力がドリルビット42が検出
されなかったを示せば、訂正作用がとられるように、比
較器136の出力はライン78に沿ってコンピュータ2
02(図7)に送られる。
【0046】より精巧な実現化例において、信号はサン
プリングされ、サンプルは回転の周波数にコヒレントな
検出器で処理され得る。もしドリルビット42がスピン
ドルアセンブリ18に取り付けられたたとえば電気的フ
ィードバックメカニズム(タコメータのような)から既
知である回転周波数を有すれば、調整可能な電子フィル
タは検出器がドリルビット42の回転周波数に中心を置
かれた周波数の狭帯域のあたりでのみ信号を探すように
実現化され得る。これは電気雑音帯域幅を低減する効果
を有し、かつゆえに電気信号対雑音比を増大させる。
【0047】レーザ源60は大量のエネルギをドリル先
端の狭い領域に集中させることが可能であるので、大き
な断片的信号変化がドリル先端が壊れた場合に検出器7
0で発生する。また、検出器70の出力は変動する(A
C)信号のみが考慮されるように電子的にフィルタリン
グされるので、センサ12は背景の光レベルの変化に対
して免疫を持つようになる。
【0048】この発明においてアナログビーム信号は増
幅器126によって図6のビーム検出回路から与えら
れ、信号は図7の回路によってそれが処理されるライン
142に送られることに注目されたい。
【0049】図7はこの発明の溝検出回路200の概略
図である。検出回路202にはライン78bを経るコン
ピュータ202からのスイッチ選択信号、およびライン
142を経る図6のビーム検出回路からのアナログビー
ム信号が設けられる。検出回路200はライン78cを
横切ってコンピュータ202に溝状態信号を発生する。
コンピュータ202はビーム検出信号(ライン78aを
横切って送られた)および溝検出信号を処理し、映像表
示204上に表示されるドリルビット42(図1)の延
在された状態に到着する。
【0050】上に論じられるように、先行技術のレーザ
検出システムは以下のもの、つまり存在または不存在の
うちの1つに関して連続運動中の物体の状態を決定す
る。ドリル機械実施例において、これらの状態は正常な
ドリルビットおよび壊れたドリルビットに対応する。し
かしながら、もしドリルビットが外来材料で閉塞されれ
ば、先行技術のシステムはドリルビットが壊れていると
いう誤った検出状態を与え得る。
【0051】壊れたビットの誤った検出はビットの溝が
エポキシ樹脂のような回路基板材料で閉塞された場合
に、ドリルビット溝の反射特性がビーム検出回路が溝を
識別するために十分な信号変化を発生しない点まで下げ
られるという事実に主に起因する。つまり、検出信号の
電圧は予め定められたしきい値を超えない。多くの場
合、壊れたドリルビットの誤識別は機械がドリルビット
を調べかつきれいにするために停止される間ドリル機械
利用の無駄につながる。したがって、ドリル機械実施例
におけるこの発明の主要な目的は以下の組、つまり
(1)ドリルビットが正常、(2)ドリルビットが壊れ
ている、および(3)ドリルビットが閉塞されていると
いう状態から選択された延在されたドリルビット状態を
与えることである。
【0052】ここで再び図7を参照して、ライン142
を経て回路200によって受信されたアナログビーム信
号は、現在好ましい実施例において、アナログバッファ
増幅器(図示せず)によって増幅され、異なったプリン
ト回路基板上に好ましくは置かれる図6および図7の回
路の間の信号の減衰を補償する。ビーム信号はレジスタ
−キャパシタまたはRCフィルタ206、208を横切
ってローパスフィルタリングされる、つまり信号の高周
波数成分が取り除かれる。ビーム信号はそれからAC結
合キャパシタ210に送られる。AC結合キャパシタ2
10は信号のDC成分を妨げ、AC成分を通す。
【0053】ビーム信号はそれからキャパシタ210か
ら動作増幅器214の反転(−)入力へレジスタ212
を介して送られる。レジスタ236は増幅器回路のフィ
ードバックエレメントである。2つのレジスタ212、
236の割合は増幅器214の利得を決定する。レジス
タ216は接地と増幅器214の非反転(+)入力との
間に接続され、バイアスおよびオフセット電流効果を最
小限にする。増幅器214は少なくとも100のファク
タでビーム信号の低周波数成分を増幅するように好まし
くは選択される。増幅されたビーム信号はレジスタ21
8を介してしきい値決め回路の一部である比較器220
の正の入力に送られる。
【0054】しきい値決め回路は比較器220を含み、
それはディジタル信号出力を与える。比較器220はレ
ジスタ222(直接負の出力に接続される)およびレジ
スタ224(直接接地に接続される)を含む電圧分割器
ネットワークによって負のしきい値電圧に送られる。キ
ャパシタ226はレジスタ224と並列に接続され、し
きい値信号のローパスフィルタリングを与える。しきい
値決め回路はまた比較器220の正の電圧入力および出
力を横切って置かれる第2のレジスタ228を含む。レ
ジスタ228、218は増幅されたビーム信号がしきい
値に近い電圧を有する場合比較器220の特性ヒステリ
シスを静める役割を果たす。−.67Vのしきい値電圧
は現在好ましいが、当業者はこのしきい値はこの発明を
実施する特定の回路220のパラメータに従って変化す
ることを理解するであろう。しきい値決め回路はまた比
較器220の正のパワー入力と出力との間に結合される
プルアップレジスタ230を含む。
【0055】通常動作中、ライン78a上に与えられた
ディジタルビーム信号はジャンパ247を経てピン3か
らピン2へ接続され、それはマルチプレクサ248の入
力Aに接続される。マルチプレクサ248の入力Bは溝
検出信号を伝える比較器220の出力に接続される。コ
ンピュータ202はライン78bを経てまずビーム検出
信号を、それから溝検出信号をワンショット244の入
力に接続させ、適当な時間にライン78cを横切るワン
ショット244の出力をモニタする。
【0056】ライン78aを経て固定されたしきい値決
めされたビーム検出信号を使用する代わりに、ピン2か
ら1へのジャンパリング247は回路が等価のビーム検
出信号のための調整可能なしきい値を発生することを許
容する。もしコンピュータ202がマルチプレクサ24
8の出力Aを選択すれば、アナログスイッチ232は閉
じ、フィードバックレジスタ234を高利得フィードバ
ックレジスタ236と並列に接続する。この増幅器21
4の利得はレジスタ234およびレジスタ236ならび
に入力レジスタ212の並列抵抗の比率によってここで
決定される。増幅器214の利得を調整することは比較
器220のしきい値を変えることに等価であろう。キャ
パシタ238はローパスフィルタとして機能する。1対
のツェナーダイオード240、242は回路200の電
圧を制限するために電圧クランプを与える。この動作方
法はたとえば.030インチビットの大型サイズの閉塞
されたドリルを検出するのに望ましく、それは閉塞され
たドリルに対してさえより大きな振幅のアナログビーム
検出信号142を発生する傾向にある。
【0057】この実現化例はきれいな、閉塞されたおよ
び壊れたドリル間を区別するために2つのしきい値を使
用する。信号250(図8)および250′(図9)の
間の差が検出され得る多くの方法があることは明らかで
あるはずである。たとえば、かかる1つの方法は信号2
50および250′のピークを検出し、それをアナログ
対ディジタルコンバータを介してコンピュータ202に
送り、ソフトウェアアルゴリズムにドリルの状態を分析
させることである。
【0058】ここで議論を比較器220に戻して、結果
として生じる出力は高いおよび低い電圧レベルを有する
ディジタルまたはパルス決めされた信号である。このデ
ィジタル信号はドリルビット溝がきれいであるか閉塞さ
れているかに従って決定された周波数で周期パルスを発
生するドリルビット42の第2のオーダ「記号」を示
す。このパルスはたとえばテキサス・インスツルメンツ
(Texas Instruments)から利用可能な74LS123装
置であることが現在好ましいワンショット集積回路24
4によって検出され得る。もしパルス周波数が予め選択
された値、たとえば6ミリ秒ごとに1回より大きいまた
はそれに等しければ、連続高電圧がワンショット244
によって発生され、ドリルビットは壊れていないことを
示す。他の態様では、もしパルス周波数が予め定められ
た周波数より小さければ、連続低電圧がワンショット2
44によって発生される。ワンショット244によって
与えられたこの溝検出信号はデータ処理のために回路2
00からライン78cを横切ってコンピュータ202に
送られる。
【0059】コンピュータ202はビーム検出および溝
検出に対応するディジタル信号をライン78aおよび7
8cそれぞれを横切って受信する。ビーム検出信号は図
6の先行技術の回路によって発生され、溝検出信号はこ
の発明の溝検出回路200によって発生されることに注
目されたい。閉塞されたビット状態が決定され得るのは
これらの信号の双方の組合せによってのみである。
【0060】以下の論理表はドリルビット42の延在さ
れた状態を得る際にコンピュータ202によって処理さ
れた信号組合せをまとめたものである。
【0061】
【表1】
【0062】ビーム検出信号のための論理ハイまたは
「1」値と溝検出信号のための論理ローまたは「0」値
の組合せは規定されず、かつもしそれがコンピュータに
よって検出されれば誤り状態に結果としてなることに注
目されたい。このビット状態検出はもちろん論理ゲート
から構成された単純な回路によって処理され得る。しか
しながら、状態検出は好ましくは先行技術のドリル機械
14(図1)の一部であるコンピュータ202において
達成される。たとえば、ジロッグ(Zilog)Z8000マ
イクロプロセッサを有するCNC−6、またはモトロー
ラ(Motorola)M680x0マイクロプロセッサを有す
るCNC−7はこの発明の譲受人、エクセロン・オート
メイションによって製造されるドリル機械と共に現在利
用可能である。
【0063】コンピュータ202はドリルビットが閉塞
された場合好ましくは映像表示204に警告メッセージ
を送る。このように、ドリル機械オペレータ(図示せ
ず)はもしビットが閉塞されれば適切な行動をとること
が可能である。かかるオペレータ依存型決定はある状況
下でドリル動作が継続することを許容し、かつゆえにド
リル機械の「厄介な停止」を妨げる。たとえば、もし緑
の回路基板がドリルされていれば、オペレータは機械が
停止されてビットをきれいにする前に、閉塞されたビッ
トである数の基板をドリルさせることを選択できる。一
方、ドリルビットが壊れれば、ドリル機械は初期化パラ
メータによって自動的にであろうと、オペレータの介入
によってであろうと、ほとんどいつも直ちに停止され
る。
【0064】図8、図9および図10を一般に参照し
て、この発明の機能はテスト中図6および図7のレーザ
検出回路のある信号を示す例の波形図を参照することに
よってより完全に理解される。例示された例はアナログ
ビーム信号波形250、AC増幅器信号波形252、ビ
ーム検出信号波形254および溝検出信号波形256を
示す。図7を再び参照して、関連する信号は以下のよう
に、つまりアナログビーム信号はライン142上に与え
られ、AC増幅器信号は増幅器214の出力ピンで与え
られ、ビーム検出信号はライン78a上で与えられ、か
つ溝検出信号はライン78c上で与えられて得られる。
波形は以下のオシロスコープ回転、波形250−200
ミリボルト/区画、波形252−5ボルト/区画、波形
254−5ボルト/区画および波形256−5ボルト/
区画でとらえられる。.006インチ直径を有するドリ
ルビットがテスト中使用された。
【0065】図8を具体的に参照して、示される波形は
「ドリルビットがきれいな」状態を表わす。アナログビ
ーム波形250は周期的反射光信号を表わし、信号の周
期性は回転ドリルビットに関連し、ビットの各溝は電圧
スパイクを引き起こすことが観察されるであろう。波形
250は回路200によって平滑にされ、フィルタリン
グされかつ増幅され、結果としてディジタル化の準備が
できている波形252をもたらす。ディジタルビーム検
出波形254はビーム検出回路(図6)のしきい値を超
えない場合に低電圧レベルを有するパルス決めされた信
号を示し、ドリルビット42の溝のない表面を示す。デ
ィジタル溝検出波形256はビーム検出信号より相対的
に高いしきい値を有するが、波形254と同一の周波数
のパルスを生じるパルス決めされた信号を示す。
【0066】図9に戻って、例示された波形は「ドリル
ビットが閉塞した」状態を表わす。この状態においてア
ナログビーム波形250′は周期的ではないが、きれい
なドリルビットの特徴である電圧スパイクを示さない。
結果として、ディジタルビーム検出波形254′は連続
低電圧であり、それはこの発明の恩恵がなければドリル
ビットが壊れていることを誤って示し、かつゆえにドリ
ル機械が停止されることを引き起こす。しかしながら、
増幅された記号、つまり波形252′によって図9に示
されるAC増幅器信号はドリルビット溝の第2のオーダ
の効果を示す。増幅された信号は後の分析のためにここ
でしきい値決めされ得るのに十分大きな振幅変化を有す
る周期波形を与える。このしきい値決めされた信号は溝
検出波形256′によって図9に示される。この例にお
いて、ワンショット244(図7)は連続高電圧信号を
コンピュータ202に与えることに注目されたい。この
ように図9の例において、ドリルビットは存在するがき
れいではないまたは汚れていることがコンピュータ20
2によって決定される。
【0067】最後に、図10において、例示された波形
は「ドリルビットが壊れた」状態を表わす。この状態に
おいて、波形250″、252″、254″、256″
のすべては連続低電圧信号を示し、それはドリルビット
がないことに対応する。
【0068】この発明の好ましい実施例を説明してきた
が、この発明は多くの適用を有することは当業者に明ら
かであろう。たとえば、この発明は振動の周波数に関連
する周波数で部材の表面から反射する反射光ビームを検
知しかつ検出することによって、単一平面で上方向およ
び下方向に振動する任意の機械部材の状態を検出するた
めに類似の態様で使用され得る。また、非反射表面の動
きを検出する場合、反射テープが使用され、レーザビー
ムは反射テープからの反射を検出するために焦点合わせ
される。実施例の特定の機能は増幅された信号の第2の
オーダの効果が検出される限り、たとえば検出を周波数
領域に変換することによって変えられることもまた観察
されるであろう。すべてのかかる修正および変更は前掲
は特許請求の範囲内にあることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】aはレーザ検出システムがその上に装着された
オートメーション化された回路基板ドリリング機械の部
分前面図であり、bは孔が基板にドリルされた状態でオ
ートメーション化された回路基板ドリリング機械上に装
着されたプリント回路基板の拡大された部分図である。
【図2】図1aの線2−2に沿って切り取られた押えア
センブリの切り離し側面図である。
【図3】aはドリルビットおよびレーザ検出システムを
描く概略図であり、bはaの線3−3に沿って切り取ら
れたレーザ検出システムの光学成分の概略上面図であ
る。
【図4】センサ電子装置を含むレーザ検出システムの概
略上面図である。
【図5】レーザダイオードの出力を制御するセンサ電子
装置の概略図である。
【図6】光検出器の出力を増幅し、ドリルビットの存在
が検知された場合ビーム検出信号を発生するセンサ電子
装置の概略図である。
【図7】増幅された信号検出のためのセンサ電子装置の
概略図である。
【図8】ドリルビットが壊れていない場合であって、溝
がきれいな場合の図6および図7のセンサ電子装置によ
って発生される4つの信号の波形図である。
【図9】ドリルビットが壊れていない場合であって、溝
が閉塞されている場合の図6および図7のセンサ電子装
置によって発生される4つの信号の波形図である。
【図10】ドリルビットが壊れている場合の図6および
図7のセンサ電子装置によって発生される4つの信号の
波形図である。
【符号の説明】
12 センサ 14 ドリル機械 16 作業台 42 ドリルビット 44 回路基板 60 レーザ源 202 コンピュータ 220 比較器

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続反復運動中の物体の状態を検出する
    ためのセンサであって、 エネルギを発生するためのエネルギ源と、 エネルギを物体上に焦点合わせするための手段と、 信号として物体から反射されたエネルギを検出するため
    の手段と、 信号のレベルを検出するための手段と、 信号を増幅するための手段と、 増幅された信号のレベルを検出するための手段と、さら
    に物体の状態を与えるために検出された信号レベルと、
    検出された増幅された信号レベルとを処理するための手
    段とを含み、状態は物体が存在しかつきれいである、物
    体が存在しかつ汚れている、および物体が存在しないの
    うちの少なくとも1つである、センサ。
  2. 【請求項2】 エネルギ源はレーザを含む、請求項1に
    記載のセンサ。
  3. 【請求項3】 物体はドリルビットである、請求項1に
    記載のセンサ。
  4. 【請求項4】 エネルギを検出するための手段は光ダイ
    オードを含む、請求項1に記載のセンサ。
  5. 【請求項5】 信号レベルを検出するための手段は比較
    器を含む、請求項1に記載のセンサ。
  6. 【請求項6】 増幅された信号レベルを検出するための
    手段は比較器を含む、請求項1に記載のセンサ。
  7. 【請求項7】 比較器は予め定められたしきい値信号を
    受信する、請求項6に記載のセンサ。
  8. 【請求項8】 増幅された信号レベルを検出するための
    手段は予め定められた周波数を検出するための手段を含
    む、請求項1に記載のセンサ。
  9. 【請求項9】 処理するための手段はコンピュータを含
    む、請求項1に記載のセンサ。
  10. 【請求項10】 処理するための手段は物体の状態を表
    示するための手段を含む、請求項1に記載のセンサ。
  11. 【請求項11】 溝を有する回転ドリルビットの特性を
    検出するためのセンサであって、 レーザ光を発生するためのレーザ光源と、 レーザ光を回転ドリルビット上に焦点合わせするための
    手段と、 回転ドリルビットの溝から反射された光を検知するため
    の手段と、 検知手段に接続されドリルビットの存在を示すための信
    号手段と、さらに検知手段に接続されドリルビットの閉
    塞された溝を示すための信号手段とを含む、センサ。
  12. 【請求項12】 検知手段は増幅器に結合された光ダイ
    オードを含む、請求項11に記載のセンサ。
  13. 【請求項13】 存在を示すための手段は電圧比較器を
    含む、請求項11に記載のセンサ。
  14. 【請求項14】 閉塞された溝を示すための手段は選択
    可能なクランピング回路を含む、請求項11に記載のセ
    ンサ。
  15. 【請求項15】 閉塞された溝を示すための手段はフィ
    ルタを含む、請求項11に記載のセンサ。
  16. 【請求項16】 ドリルビットの状態を表示するための
    手段を付加的に含む、請求項11に記載のセンサ。
  17. 【請求項17】 閉塞された溝を示すための手段は存在
    を示すための手段に受信可能に接続される、請求項11
    に記載のセンサ。
  18. 【請求項18】 回転ビット検出の方法であって、 ビットに向けて光を透過するステップと、 ビットから反射された光を信号として受信するステップ
    と、さらにビットの状態を規定するために信号を処理す
    るステップとを含み、状態は状態の以下の組、(1)ビ
    ットが閉塞されているおよび(2)ビットが壊れている
    の少なくとも1つである、方法。
  19. 【請求項19】 信号を処理するステップは信号を第1
    の値と比較するステップと、 信号を増幅するステップと、さらに増幅された信号を第
    2の値と比較するステップとを含む、請求項18に記載
    の検出方法。
  20. 【請求項20】 ビット状態を表示するステップを付加
    的に含む、請求項18に記載の検出方法。
  21. 【請求項21】 状態の組はビットがきれいな状態を含
    む、請求項18に記載の検出方法。
  22. 【請求項22】 ビットはルータビットである、請求項
    18に記載の検出方法。
  23. 【請求項23】 回転運動中の物体の状態を検出する方
    法であって、 回転の周波数に関連する第1の信号によって物体を追跡
    するステップと、 第1の信号を第1の選択されたしきい値でしきい値決め
    するステップと、 第1の信号から第2の信号を入手するステップと、 第2の信号を第2の選択されたしきい値でしきい値決め
    するステップと、さらに第1および第2のしきい値決め
    された信号を比較し、それによって物体上の材料の存在
    を検出するステップとを含む、方法。
  24. 【請求項24】 第2の信号を入手するステップは第1
    の信号を増幅するステップを含む、請求項23に記載の
    検出方法。
  25. 【請求項25】 物体はドリルビットである、請求項2
    3に記載の検出方法。
  26. 【請求項26】 第2のしきい値はドリルビット上の材
    料の存在がドリルビットが実質的に閉塞された場合のみ
    検出されるように選択される、請求項25に記載の検出
    方法。
  27. 【請求項27】 回転力を与えるためのスピンドルと、 スピンドルに取り付けられたドリルビットと、 ドリルビットの軸下にかつそれに垂直に位置決めされた
    作業台と、 作業台に抗して基板を保持するための押えと、 ドリルビットで光のビームを向けるために押えの内側に
    装着されたレーザと、 ドリルビットから反射された光を受信するための光ダイ
    オードと、さらに光ダイオードに応答してドリルビット
    が閉塞されたことを検出するための手段とを含む、ドリ
    ル機械。
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