JPH06218627A - ワイヤ放電加工機 - Google Patents
ワイヤ放電加工機Info
- Publication number
- JPH06218627A JPH06218627A JP1042793A JP1042793A JPH06218627A JP H06218627 A JPH06218627 A JP H06218627A JP 1042793 A JP1042793 A JP 1042793A JP 1042793 A JP1042793 A JP 1042793A JP H06218627 A JPH06218627 A JP H06218627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- taper angle
- read out
- working
- offset amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】加工プログラムの作成が容易なワイヤ放電加工
機を提供すること。 【構成】テーパ角度に応じてオフセット量を演算する機
能を設ける。
機を提供すること。 【構成】テーパ角度に応じてオフセット量を演算する機
能を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤ放電加工機に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2はテーパ加工中のワーク1を側面か
ら見た図である。同図においてDは2点鎖線で示す垂直
面を加工するときのワイヤ2中心であり、加工条件デー
タブックに記載されたオフセット量(加工時の加工面と
ワイヤ中心との距離)である。なお、ワイヤ放電加工で
加工する面は垂直面であることがほとんどであるため、
加工条件データブックには、垂直面を加工する場合のオ
フセット量が記載されている。◆ところで、オフセット
量Dでテーパ加工をすると、ワーク1とワイヤ2の実際
の距離dはオフセット量Dより小さくなり、所望の形状
を得ることができない。そこで、傾斜面を加工(以下、
テーパ加工という)をする場合、加工プログラム作成時
に作業者が下記の式1により、ワーク1とワイヤ2の実
際の距離がオフセット量Dと等しくなるような値Aを求
め、上記値Aをオフセット量として入力する。◆ A=D÷cosθ 式1◆ ここで、θはテーパ角度である。◆すなわち、演算装置
は1つの面を加工する度に、図3に示す順序で動作す
る。◆ (1)加工プログラムに入力された仕上形状を読み取る
(ステップ10)◆ (2)加工プログラムに入力されたオフセット量を読み
取る(ステップ20)◆ (3)上記の値から、ワイヤ中心の移動経路を計算する
(ステップ30)◆ (4)テーパ角度の指定があるかどうかを確認する(ス
テップ40)◆ (5)ステップ40でテーパ角度の指定があったら、指
定された角度だけワイヤを傾けさせる(ステップ50)
◆ (6)加工を指示する。
ら見た図である。同図においてDは2点鎖線で示す垂直
面を加工するときのワイヤ2中心であり、加工条件デー
タブックに記載されたオフセット量(加工時の加工面と
ワイヤ中心との距離)である。なお、ワイヤ放電加工で
加工する面は垂直面であることがほとんどであるため、
加工条件データブックには、垂直面を加工する場合のオ
フセット量が記載されている。◆ところで、オフセット
量Dでテーパ加工をすると、ワーク1とワイヤ2の実際
の距離dはオフセット量Dより小さくなり、所望の形状
を得ることができない。そこで、傾斜面を加工(以下、
テーパ加工という)をする場合、加工プログラム作成時
に作業者が下記の式1により、ワーク1とワイヤ2の実
際の距離がオフセット量Dと等しくなるような値Aを求
め、上記値Aをオフセット量として入力する。◆ A=D÷cosθ 式1◆ ここで、θはテーパ角度である。◆すなわち、演算装置
は1つの面を加工する度に、図3に示す順序で動作す
る。◆ (1)加工プログラムに入力された仕上形状を読み取る
(ステップ10)◆ (2)加工プログラムに入力されたオフセット量を読み
取る(ステップ20)◆ (3)上記の値から、ワイヤ中心の移動経路を計算する
(ステップ30)◆ (4)テーパ角度の指定があるかどうかを確認する(ス
テップ40)◆ (5)ステップ40でテーパ角度の指定があったら、指
定された角度だけワイヤを傾けさせる(ステップ50)
◆ (6)加工を指示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、テー
パ加工をするときの値Aを作業者が計算していたため、
加工プログラムの作成に時間がかかっていた。◆本発明
の目的は、上記した課題を解決し、加工プログラムの作
成が容易なワイヤ放電加工機を提供するにある。
パ加工をするときの値Aを作業者が計算していたため、
加工プログラムの作成に時間がかかっていた。◆本発明
の目的は、上記した課題を解決し、加工プログラムの作
成が容易なワイヤ放電加工機を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、テーパ
角度に応じてオフセット量を演算する機能をワイヤ放電
加工機に設けることにより解決される。
角度に応じてオフセット量を演算する機能をワイヤ放電
加工機に設けることにより解決される。
【0005】
【作用】テーパ角度に応じたオフセット量がワイヤ放電
加工機の内部で演算されるから、作業者は加工プログラ
ム作成時にテーパ加工のためのオフセット量を計算する
必要がない。
加工機の内部で演算されるから、作業者は加工プログラ
ム作成時にテーパ加工のためのオフセット量を計算する
必要がない。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す演算装置の動
作順序である。◆ (1)加工プログラムに入力された仕上形状を読み取る
(ステップ110)◆ (2)加工プログラムに入力されたオフセット量を読み
取る(ステップ120) (3)加工プログラムに入力されたテーパ角度を読み取
る(ステップ130)◆ (4)式1により加工時のオフセット量を計算する(ス
テップ140)◆ (5)ステップ110で読み取った値とステップ140
で求めた値から、ワイヤ中心の移動経路を計算する(ス
テップ150)◆ (6)ステップ130により指定された角度だけワイヤ
を傾けさせる(ステップ160)◆ (7)加工を指示する。◆ なお、垂直面を加工する場合には、テーパ角度を0度と
してもよいし、入力されない場合にはテーパ角度を0度
と見做すようにしてもよい。
作順序である。◆ (1)加工プログラムに入力された仕上形状を読み取る
(ステップ110)◆ (2)加工プログラムに入力されたオフセット量を読み
取る(ステップ120) (3)加工プログラムに入力されたテーパ角度を読み取
る(ステップ130)◆ (4)式1により加工時のオフセット量を計算する(ス
テップ140)◆ (5)ステップ110で読み取った値とステップ140
で求めた値から、ワイヤ中心の移動経路を計算する(ス
テップ150)◆ (6)ステップ130により指定された角度だけワイヤ
を傾けさせる(ステップ160)◆ (7)加工を指示する。◆ なお、垂直面を加工する場合には、テーパ角度を0度と
してもよいし、入力されない場合にはテーパ角度を0度
と見做すようにしてもよい。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ーパ加工をする場合であっても作業者がオフセット量D
を計算する必要がなく、加工プログラムの作成が容易に
なるという効果がある。
ーパ加工をする場合であっても作業者がオフセット量D
を計算する必要がなく、加工プログラムの作成が容易に
なるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す演算装置の演算順序。
【図2】オフセット量の説明図。
【図3】従来の演算装置の演算順序。
1 ワーク 2 ワイヤ
フロントページの続き (72)発明者 清水 康有 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立精 工株式会社内 (72)発明者 金子 真一 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立精 工株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 テーパ角度に応じてオフセット量を演算
する機能を設けたことを特徴とするワイヤ放電加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042793A JPH06218627A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | ワイヤ放電加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042793A JPH06218627A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | ワイヤ放電加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06218627A true JPH06218627A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11749859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1042793A Withdrawn JPH06218627A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | ワイヤ放電加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06218627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8044474B2 (en) | 2003-12-30 | 2011-10-25 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Optoelectronic module, and method for the production thereof |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1042793A patent/JPH06218627A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8044474B2 (en) | 2003-12-30 | 2011-10-25 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Optoelectronic module, and method for the production thereof |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |