JPH06218098A - 新規パチンコ台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】 盤面に複数の釘と複数の入賞口とを有するパ
チンコ台１において、玉を誘導するガイド３，４を２つ
またはそれ以上有し、さらに玉を打ち出すための相互に
独立的に作動可能な玉発射装置５，６を該ガイド３，４
の数と同数含むことを特徴とするパチンコ台。 【効果】 玉の動きと玉相互の関係が多様となり様々な
新たな入賞の様式が期待でき、パチンコ遊戯者が従来の
パチンコ台の場合の娯楽性に加えてさらに面白くパチン
コを遊技できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、娯楽用遊技機一般に関
し、さらに詳細には遊技者の射幸心を増す新規パチンコ
台に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のパチンコ台の変遷をたどると、初
期のパチンコ台は、釘が盤面にほぼ均等間隔で打たれ、
固定した複数の入賞口を有し玉は手動により打ち出すも
のであった。次に、盤面の釘が不均等に打たれたパチン
コ台が考え出された。さらに後に、入賞口が可動式のパ
チンコ台が出現した。この変遷の間、玉の発射は、手動
式から電動式の玉発射装置によるものへと変わった。そ
して現在は、一つの入賞口に対し他の入賞口が関連して
稼働する形式のパチンコ台およびある特定の入賞口（始
動チャッカー）に入賞するとデジタルが回転しオール７
または特定の記号が揃うとアタッカーが開く形式のパチ
ンコ台が主に使用されている。

【０００３】しかしながら、上記の従来のパチンコ台
は、いずれも玉を誘導するガイドは１つであり、遊技者
の所望のように制御されたようににして複数の玉を個々
に実質的に同時に打ち出すことはできなかった。したが
って、同時に打ち出された複数の玉が相互に関連するこ
とによる入賞口への玉の入賞は考慮されなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、玉の
新しい入賞の確率の期待できるパチンコ娯楽のスリルを
増す新規パチンコ台を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
盤面に複数の釘と複数の入賞口とを有するパチンコ台に
おいて、玉を誘導するガイドを２つまたはそれ以上有
し、さらに玉を打ち出すための相互に独立的に作動可能
な玉発射装置を該ガイドの数と同数含むことを特徴とす
るパチンコ台を提供する。

【０００６】さらに、本発明は、該ガイドの長さが実質
的に互いに異なる上記のパチンコ台を提供する。

【０００７】さらに、本発明は、該ガイドが実質的に並
列配置されている上記いずれかに記載のパチンコ台を提
供する。

【０００８】

【作用】本発明に従えば、２つまたはをそれ以上の玉を
同時にあるいはタイミングをずらしてパチンコ台の盤面
に送り出すことができるため送り出された玉と玉とがぶ
つかり合う場合が生じることになるので従来のパチンコ
台にない玉の動きが現れることになる。

【０００９】従来のパチンコ台の玉の発射は、電動式で
あるにもかかわらず、パチンコ遊技者の期待する制御さ
れた玉の発射をどんなに速くしても１回の発射では１個
でしかなかった。これに対し、本発明に従えば、同時に
２個またはそれ以上の玉をパチンコ遊技者の期待するよ
うに制御して打ち出すことができるので、たとえば、従
来のパチンコ台で０．５秒に玉を１個打ち出すのに対し
て本発明のパチンコ台では０．５秒に玉を２個またはそ
れ以上を打ち出すことができる。

【００１０】このことは、パチンコ遊技者は、従来のパ
チンコ台に比較して、本発明のパチンコ台では、同じ単
位時間に２倍またはそれ以上の遊技ができるようになる
ことを意味する。また、パチンコ店の経営者の側から、
本発明のパチンコ台を考えると、本発明のパチンコ台に
よれば、従来のパチンコ台と同じ単位時間に２倍または
それ以上の賭け金をパチンコ遊技者から受けることにな
る。

【００１１】本発明に従えば、複数の入賞口のそれぞれ
に、打ち出された個々の玉が同時に入ったときを新たな
追加の入賞とすることができ、従来のパチンコ台に見ら
れない新たな入賞の確率が導入できる。このことはパチ
ンコ遊技者にとって運と技の新たな楽しみが増すことを
意味する。

【００１２】本発明に従えば、複数の玉発射装置（個々
の玉発射装置は従来の形式の電動式ものでよい）の玉の
発射のタイミングを変えることにより、１つの入賞口に
対し他の入賞口が関連して可動するようにしてあると
き、入賞の確率は多様となり、パチンコ遊技者の技と運
に対する本発明のパチンコ台の関係はより複雑なものと
なろう。したがってパチンコ遊技者はよりパチンコを楽
しむことができる。

【００１３】本発明の複数の玉発射装置をパチンコ台の
右側に取り付けるなら遊技者は、右手のみで遊技でき、
またパチンコ台の左右に別個に取り付けると遊技者は両
方の手で玉発射装置の微妙な調整を行って玉を打ち出す
ようにして遊技できる。

【００１４】本発明に従えば、遊技者が従来のパチンコ
台と同様に遊戯したいと考えるなら、遊技者は、複数の
玉発射装置のうちの所望の玉発射装置を選択すれば良い
ようになっている。

【００１５】本発明により得られる上記の利点は、従来
のパチンコ台の多様な機能になんら不都合を生じること
なく追加できるものである。

【００１６】

【実施例】本発明の実施例を添付の図面を参照して以下
述べる。図１は、本発明のパチンコ台の第１の実施例を
示すものである。参照数字１は、パチンコ台全体を示
す。参照数字２は、パチンコ台の枠を示す。上受け皿９
にはパチンコ玉が入れられ、この上受け皿９から通路
（図示せず）を通ってパチンコ玉が第１および第２の玉
発射装置に送られる。第１および第２の玉発射装置５、
６は第１および第２のハンドル７および８（第１および
第２の玉発車装置５、６に慣用の手段（図示せず）によ
り接続されている）により調節されそれぞれ独立して作
動される。図面では、玉発射装置近傍のパチンコ台の盤
面を一部破断して示してある。参照数字３は、第１のガ
イドを示し第１のガイド３は、第１の玉発射装置５によ
り発射された玉を案内するものである。第２の玉発射装
置６により発射された玉は第２のガイド３により案内さ
れる。個々の玉発射装置５および６は、本分野で公知の
電動式のものであってよい。ガイド３および４を通って
パチンコ台の上部に送られた玉は遊技者により所望のよ
うに調節されたハンドル７および８の位置に応じて適当
な位置で落下を始め釘１２（図中に点で示したものはす
べて釘でありその幾つかに参照数字１２を付してあ
る）、風車１３等に当たり入賞口１０に入るかあるいは
玉回収用の開口１４に入る。参照数字１５で示すもの
は、本分野で羽根と呼ばれるもので可動式の入賞口であ
る。可動式の入賞口１５は、他の入賞口１０に玉が入っ
たときのタイミングにより入賞口１５が開くものであ
る。参照数字１６で示すものは、ガイド３および４に案
内されて送り出された玉が再びガイド３および４により
画定される通路に戻らないようにする戻り止め部材をで
ある。参照数字１１は玉の下受け皿を示し、玉の入賞の
たび重なりにより蓄積した玉を受ける皿である。図２
は、本発明のパチンコ台のもう１つの実施例を示すもの
であり図１の実施例と異なる点は、第２のハンドル８が
台の左にあり第１のハンドル７と離れていることであ
り、その他の点は図１の実施例とまったく同様である。

【００１７】

【発明の効果】本発明に従えば、盤面に複数の釘と複数
の入賞口とを有するパチンコ台において、玉を誘導する
ガイドを２つまたはそれ以上有し、さらに玉を打ち出す
ための相互に独立的に作動可能な玉発射装置を該ガイド
の数と同数含むことを特徴とするパチンコ台が提供され
るので、玉の動きと玉相互の関係が多様となり様々な新
たな入賞の様式が期待でき、パチンコ遊戯者が従来のパ
チンコ台の場合の娯楽性に加えてさらに面白くパチンコ
を遊技できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のパチンコ台の一実施例を概略的に示す
正面図であり、玉発射装置近傍のパチンコ台の盤面の一
部を破断して示してある。

【図２】本発明のパチンコ台のもう１つの実施例の図１
同様の正面図である。

【符号の説明】

１ パチンコ台全体 ２ パチンコ台の枠 ３ 第１のガイド ４ 第２のガイド ５ 第１の玉発射装置 ６ 第２の玉発射装置 ７ 第１のハンドル ８ 第２のハンドル １６ 戻り止め部材

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 盤面に複数の釘と複数の入賞口とを有す
   るパチンコ台において、玉を誘導するガイドを２つまた
   はそれ以上有し、さらに玉を打ち出すための相互に独立
   的に作動可能な玉発射装置を該ガイドの数と同数含むこ
   とを特徴とするパチンコ台。
2. 【請求項２】 該ガイドの長さが実質的に互いに異なる
   請求項１記載のパチンコ台。
3. 【請求項３】 該ガイドが実質的に並列配置されている
   請求項１または２に記載のパチンコ台。