JPH0621797U - オゾン溶解装置 - Google Patents

オゾン溶解装置

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JPH0621797U
JPH0621797U JP6578992U JP6578992U JPH0621797U JP H0621797 U JPH0621797 U JP H0621797U JP 6578992 U JP6578992 U JP 6578992U JP 6578992 U JP6578992 U JP 6578992U JP H0621797 U JPH0621797 U JP H0621797U
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dehumidifying
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  • Drying Of Gases (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱効率がよく,発生効率のよいオゾン溶解装
置を提供すること。 【構成】 オゾン発生器8と,該オゾン発生器8へ除湿
空気を供給する除湿空気供給装置10と,オゾン溶解槽
71と,排出オゾン90を分解するオゾン分解装置60
とを有するオゾン溶解装置1である。オゾン分解装置6
0は,排出オゾン90流入口601と流出口602とオ
ゾン分解剤61とを有している。除湿空気供給装置10
は加熱再生が可能な除湿剤3とヒーター511〜514
とを有する除湿器12,13と除湿用空気と再生用空気
を供給する空気供給ポンプ20,21とを有している。
除湿器12,13の再生用空気の排出口である第1空気
口121,131は上記オゾン分解装置60の流入口6
01と連結されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
オゾン発生器と,オゾン発生器に除湿空気を供給する除湿空気供給装置と,排 出オゾンを分解するオゾン分解装置とを有するオゾン溶解装置に関する。
【0002】
【従来技術】
オゾンを水に溶解するオゾン溶解装置において,水に溶解されなかった排出オ ゾンは,オゾン分解装置で酸素に分解され排出される。 排出オゾンは水中を通過しているため湿度が高い。この湿度は,オゾン分解剤 の分解性能を低下させる。このためオゾン分解装置では,オゾン分解剤を間欠的 に加熱し,貯蓄された水分を除去する必要がある。
【0003】 そのため,図6に示すように,オゾン溶解槽71とオゾン分解装置60の間の オゾン通路69には加熱ヒーター50を設けて,定期的にオゾン分解装置60に 熱風を送り,吸湿したオゾン分解剤61を回復させている。オゾンから分解され た酸素及び,上記オゾン分解剤回復用の熱風はオゾン分解装置60の流出口60 2から排出される。
【0004】 一方,オゾン発生器8においては,そのオゾン発生量を高めるため除湿空気供 給装置10から除湿空気が供給される。 例えば,図6に示すように,オゾン発生器8と空気供給ポンプ20の間に,除 湿材3を収納した除湿器11が設けられる。また,上記除湿器11と空気供給ポ ンプ20との間には,空気加熱器59を介設させ,定期的に熱風を除湿器11に 供給して吸湿した除湿剤3の再生を行なっている。
【0005】 なお,再生中は,オゾン発生器8への除湿空気の供給は停止され,再生用空気 は排気路801から排出される。 図6において符号80は分岐管であり,除湿動作時には,空気流通路809を オゾン発生器8に導通させ,再生動作時には空気流通路809を排気路801に 導通させる。また,再生動作時の排気は高温となっているが,排気路801から 大気中に放出される。 なお,図6において,符号81はオゾン送出管,符号72は給水管,符号95 は水,符号75はオゾン溶解水の取水口である。
【0006】
【解決しようとする課題】
上記のように,オゾン分解装置60からは,熱を帯びたオゾン分解剤の回復用 空気が排出され,除湿空気供給装置10からは高熱の除湿剤再生用空気が間欠的 に排出される。そのため,オゾン溶解装置の周囲温度は高温になりがちである。 ところが,雰囲気の温度が高温になるとオゾン発生器8のオゾン発生効率が低下 し,また,オゾン溶解槽71におけるオゾンの溶解性能が低下するという問題が ある。
【0007】 また,上記回復用空気と再生用空気とは別個に加熱されているため熱効率が悪 く,トータルの発熱量が大きいという問題がある。 また,従来のオゾン溶解装置においては,除湿空気供給装置はその再生動作中 に除湿空気の供給を停止する。従ってその間,オゾンの発生が低下するという問 題もあった。 本考案は,かかる従来の問題点に鑑み,装置の熱効率が良くて,発熱量が少な く,オゾンの発生効率や溶解性能のよいオゾン溶解装置を提供しようとするもの である。
【0008】
【課題の解決手段】
本考案はオゾン発生器と,該オゾン発生器へ除湿空気を供給する除湿空気供給 装置と,上記オゾン発生器からオゾンの供給を受けてオゾンを水に溶解させるオ ゾン溶解槽と,オゾン溶解槽から排出される排出オゾンを分解するオゾン分解装 置とを有するオゾン溶解装置であって,上記オゾン分解装置は,排出オゾン流入 口と流出口と,両者の間に配置したオゾン分解剤とを有し,一方,上記除湿空気 供給装置は,加熱再生の可能な除湿剤とヒーターを有する除湿器と,除湿器に除 湿用空気と再生用空気を供給する空気供給ポンプとを有しており,上記除湿器の 再生用空気の排出口は上記オゾン分解装置の排出オゾン流入口側に連結されてい ることを特徴とするオゾン溶解装置にある。
【0009】 本考案のオゾン溶解装置は,オゾン発生器と,除湿空気供給装置と,オゾン溶 解槽と,オゾン分解装置を有している。 オゾン発生器は,除湿空気供給装置とオゾン溶解槽の間に配置され,除湿空気 供給装置から除湿空気の供給を受け,オゾン溶解槽にオゾンを供給する。オゾン 溶解槽は,オゾン発生器から供給されたオゾンを水に溶解させると共に,水に溶 解されなかった排出オゾンを排出する。
【0010】 オゾン分解装置は,上記排出オゾンを流入させる流入口と,分解されたオゾン (酸素)を排出させる流出口を有している。また,上記排出オゾン流入口と流出 口との間には,オゾン分解剤を配置している。
【0011】 除湿空気供給装置は除湿器と空気供給ポンプを有している。上記除湿器は加熱 再生が可能な除湿剤とヒーターと,原料空気を取り入れる空気流入口と出口とを 有している。更に,除湿器には再生用空気の取入口と排出口が必要であるが,そ れらは上記原料空気流入口及び出口と兼用することができる。
【0012】 本考案において特に注目すべきことは,上記除湿器の再生空気の排出口をオゾ ン分解装置の排出オゾン流入口側に連結したことである。このとき,再生用空気 の排出口はオゾン分解装置の排出オゾン流入口そのものに連結してもよく,ある いはその近傍に連結してもよい。
【0013】 また,除湿空気供給装置は,複数の除湿器と,再生用エアポンプと,除湿用空 気を供給する原料空気ポンプと,除湿器と上記両ポンプとの間に介設した切換弁 と,上記除湿器,再生用エアポンプ,原料空気ポンプ及び切換弁と連結したコン トローラとを有するようにすることが好ましい。 そして上記コントローラは,上記切換弁を作動させて,ある除湿器に除湿空気 供給動作を行なわせると共に,他の除湿器に再生用空気を供給しつつヒーターを 作動させて再生動作を行なわせるように構成する。
【0014】 即ち,ある除湿器が除湿動作を行っている間に他の除湿器を再生し除湿動作可 能な状態,すなわちスタンバイ状態に立ち上がらせる。 除湿動作を行っている除湿器が吸湿して除湿性能が低下したら,直ちに切換弁 を作動させ,上記のスタンバイ状態にある除湿器を空気供給ポンプに接続し,該 除湿器に除湿動作を行わせる。
【0015】 一方,それまで除湿動作を行っていた除湿器は,再生用エアポンプに接続され ,ヒーターを作動させ,再生動作を行う。上記サイクルを繰り返すことにより, オゾン発生器に対して連続して除湿空気を供給することができる。従って,従来 例のように除湿空気の供給が中断し,オゾンの発生が低下するということがない 。また,上記切替のサイクルは,吸湿した除湿器を再生してスタンバイ状態に立 ち上げることのできる時間までサイクル間隔を短縮することができる。上記スタ ンバイ状態に立ち上げることのできる時間は比較的短いので,従来より除湿から 再生への切替のサイクルを速めることができ,除湿空気の質を向上することがで きる。従って,オゾンの発生効率が向上する。
【0016】 なお,再生用エアポンプの空気吐出口は除湿器の除湿空気の出口側に連結する ことが,より好ましい。なぜならば除湿材は除湿空気の取り入れ口のほうが,吸 湿度が高い。そのため,除湿空気の出口側から再生用空気を送れば,除湿器の再 生時間をより短くすることができる。それ故,除湿器をより頻繁に交代させ,更 に良質な除湿空気を供給することができ,オゾンの発生効率を一段と向上するこ とができる。
【0017】
【作用及び効果】 本考案では,除湿器の再生空気の排出口をオゾン分解装置の排出オゾン流入口 側に連結してある。従って,除湿器で再生動作を行なった後の排出再生空気がオ ゾン分解装置のオゾン流入口側から注入される。排出された再生用空気は,前記 のように高熱を有しているから,オゾン分解装置のオゾン分解剤を加熱し,その 水分を除去してオゾン分解剤を回復させることができる。そのため,本考案では オゾン溶解槽とオゾン分解装置との間に図6に示す従来例のような加熱ヒーター 50を設けていない。従って装置がより安価となる。
【0018】 また,排熱を利用しており,オゾン分解剤の回復のために別個に加熱を行って いないから,装置全体の発熱量が従来装置に比べて少ない。それでいて,従来装 置と同様の効果を上げることができるので,装置の熱効率が高い。
【0019】 それ故,雰囲気の温度上昇を低目に抑制することができ,オゾンの発生効率や 溶解性能を向上させることができる。 上記のように,本考案によれば,装置の熱効率が良くて発熱量が少なく,かつ オゾンの発生効率や溶解性能のよいオゾン溶解装置を提供することができる。
【0020】
【実施例】
本考案の実施例につき図1〜図5を用いて説明する。 本例は,図1に示すように,オゾン発生器8と,該オゾン発生器8へ除湿空気 を供給する除湿空気供給装置10と,上記オゾン発生器8からオゾンの供給を受 けてオゾンを水に溶解させるオゾン溶解槽71と,オゾン溶解槽71から排出さ れる排出オゾン90を分解するオゾン分解装置60とを有するオゾン溶解装置1 である。 上記オゾン分解装置60は,排出オゾン90の流入口601と流出口602と ,両者の間に配置したオゾン分解剤61とを有している。
【0021】 また,除湿空気供給装置10は,加熱再生の可能な除湿剤3とヒーター511 〜514を有する複数の除湿器12,13と,再生用エアポンプ21と,除湿用 空気を供給する原料空気ポンプ20と,除湿器12,13と上記再生用エアポン プ21及び原料空気ポンプ20との間に介設した切換弁40と,上記除湿器12 ,13,再生用エアポンプ21,原料空気ポンプ20及び切換弁40と連結した コントローラ4とを有している。
【0022】 上記コントローラ4は,上記切換弁40を作動させて,除湿器12,13に除 湿空気供給動作を行なわせると共に,他の除湿器13,12に再生用エアを供給 しつつヒーター511〜514を作動させて再生動作を行なわせるよう構成して ある。 また,除湿器12,13の再生用空気の排出口である第1空気口121,13 1は,上記オゾン分解装置60の排出オゾン流入口601側に連結されている。
【0023】 以下,各要素別に詳説する。 まず,オゾン発生器8は,除湿空気供給装置10とオゾン溶解槽71の間に配 置されている。 オゾン発生器8は,エア配管819を経て,除湿空気供給装置10の原料空気 ポンプ20と連結されている。また,オゾン発生器8には,発生オゾンをオゾン 溶解槽71に送るオゾン送出管81が設けられている。オゾン発生器は,除湿さ れた原料空気の供給を受けてオゾンを発生させ,発生させたオゾンをオゾン溶解 槽71に送る。
【0024】 一方,オゾン溶解槽71の上部には水95の供給を受ける給水管72と排出オ ゾン90を排出する排出オゾン口73が設けられている。オゾン溶解槽71の下 部には,上記オゾン送出管81と連結された散気管74と,オゾンを溶解させた オゾン水96を取り出す取水口75とが設けられている。オゾン溶解槽71は, オゾン発生器8から供給されたオゾンを水95に溶解させ,オゾン水96を造る と共に,水に溶解しなかった排出オゾン90を排口オゾン口73から排出させる 。
【0025】 オゾン分解装置60は,排出オゾン流入口601を有し,該流入口601は, 上記排出オゾン口73と連結された排出オゾン管76に連結されている。また, オゾン分解装置60には,排出オゾン流入口601の反対側に,流出口602が 設けられている。 上記,排出オゾン流入口601と流出口602の間には,オゾン分解剤61が 充填されている。オゾン分解剤61として,オゾン分解触媒(金属酸化物,例え ば酸化マンガン)を用いているが,活性炭を用いてもよく,また両者を併用して もよい。
【0026】 また,オゾン分解装置60の上部には,除湿空気供給装置10の再生空気排出 管62,63が接続されている。該再生空気排出管62,63の他端は,再生空 気の排出口である除湿器12,13の第1空気口121,131に連結されてい る。オゾン分解装置60は排出オゾン流入口601から流入した排出オゾンを, オゾン分解剤61によって分解し,分解したオゾン(酸素)を排出口602から 排出する。 なお,図1において符号751はオゾン水バルブ,符号721は給水バルブで ある。
【0027】 除湿空気供給装置10には,図2に示すように,2台の除湿器12,13が設 けられている。各々の除湿器12,13には,再生可能な除湿剤3であるシリカ ゲルが充填されている。また,各除湿器12,13の左右には第1空気口121 ,131及び同形の第2空気口122,132とがそれぞれ設けられている。 第1空気口121,131は前記のように,オゾン分解装置60の上部と連通 している(図1)。 また,除湿器12,13にはその中央部123,133と第2空気口122, 132近傍にそれぞれヒーター512,514,511,513が設けられてい る。ヒーター511〜514の端子C1〜C4はコントローラ4に接続されてい る。
【0028】 原料空気ポンプ20は,左方に空気の吸入口202,右方に吐出口201を有 し,該吐出口201はエア配管819を介してオゾン発生器8に接続されている 。また,原料空気ポンプ20の制御用端子C7はコントローラ4に接続されてい る。 再生用エアポンプ21は右方に空気の吸入口212,左方に吐出口211を有 し,制御用端子C6はコントローラ4に接続されている。
【0029】 切換弁40は,ソレノイド401によって駆動される4ポート切換弁である。 切換弁40はソレノイド401によって,図2に示すように通路471,472 の導通状態から通路473,474の導通状態に切換えることができる。 前者では通路471により,ポート402,403間が導通し,通路472に よりポート404と405間が導通する。又,後者では通路474によりポート 402と405間が導通し,通路473によりポート404と403間が導通す る。 切換弁40のそれぞれのポート402〜405はそれぞれ除湿器12,原料空 気ポンプ20,除湿器13,再生用エアポンプ21と配管815〜818を介し て接続されている。ソレノイド401の制御端子C5はコントローラ4に接続さ れている。
【0030】 コントローラ4は図4に示すように,4個のタイマー41〜44を内蔵してい る。 第1タイマー41は,電源投入後,一定のサイクルT1 でオンオフを繰り返し ,出力端子411にそれぞれ正負の電圧を出力するサイクリックタイマーである 。 第2タイマー42は,電源オンオフ時に一定時間T2 の間動作し電圧を出力す る微分動作のタイマーである。
【0031】 第3のタイマー43は,電源オフ時のみに一定時間T3 だけ動作し電圧を出力 する負微分動作のタイマーである。 第4タイマー44は,電源動作オン時のみに一定時間T3 だけ動作し電圧を出 力する正微分動作のタイマーである。各タイマーの時限T1 〜T3 の間には,T 1 >T2 >T3 ,T2 ≒T3 の関係がある。 なお,図4において,符号45は除湿空気供給装置10のスタートスイッチ, 符号46は電源である。
【0032】 次に除湿空気供給装置10全体の動作を,図2〜図4を用いて説明する。 スタートスイッチ45が投入されると,図4に示すように,オゾン発生器8, 原料空気ポンプ20,第1タイマー41が投入される。第1タイマー41が投入 されると出力411がT1 の間オンとなり,図2に示すように,切換弁40の4 71,472が導通し,原料空気ポンプ20と除湿器12,再生用エアポンプ2 1と除湿器13とが接続される。そのため,原料空気ポンプ20と接続された除 湿器12は除湿動作を開始し,除湿空気がオゾン発生器8に送り込まれる。
【0033】 また,これと同時に第2タイマー42と第4タイマー44がオンとなり,再生 用エアポンプ21と除湿器13のヒーター513,514が作動する。そのため ,再生用エアは除湿器13に供給され,除湿器13は時間T2 の間再生動作を行 う。加熱された再生用エアは,除湿器13の第1空気口131から排出され,前 記のように,オゾン分解装置60の上部の排出オゾン流入口601側に送出され る。そして,オゾン分解剤61が熱せられ,回復が行なわれる(図1)。 再生時間T2 経過後は,再生用エアポンプ21とヒーター513,513は停 止する。その後,除湿器13は自然冷却又は強制冷却され,良好な除湿動作が可 能ないわゆるスタンバイ状態に立ち上げられる。
【0034】 スタートスイッチ45投入後,時間がT1 だけ経過すると第1タイマー41の 出力411はオフとなり,切換弁40の通路は473,474の位置に切換えら れ,原料空気ポンプ20と除湿器13,再生用エアポンプ21と除湿器12とが 接続される。原料空気ポンプ20には除湿器13が接続され,オゾン発生器8へ の除湿空気の供給が継続される。 同時に第2タイマー42と第3タイマー43がオンとなり,前記工程と同様に 除湿器12が再生動作を行う。また,加熱された再生用エアの排気により,オゾ ン分解剤61の回復が行なわれる。
【0035】 本例は,図3に示すように,上記のサイクルを2T1 時間毎に順次繰り返す。 また,時間T1 を適当に短く設定すれば常に良質の除湿空気を供給できる。従っ て,本例によれば良好な除湿空気を連続してオゾン発生器8に供給することがで きる。また,加熱された再生用エアの排気は,オゾン分解装置60に供給される から,オゾン分解装置60のオゾン分解剤61はT1 時間毎に繰り返し回復が行 なわれる。 スタートスイッチ45をオフにすると,直ちに空気供給ポンプ20の動作を停 止し,オゾン発生器8の動作も停止する。このとき第1タイマー41の出力41 1はOVとなり,第2〜第4のタイマーはいずれも出力を停止する。
【0036】 また,本例では再生用エアポンプ21から送り出される再生用エアは除湿器1 2,13の第2空気口122,132から流入する。除湿器12,13に流入し た再生用エアはヒーター511〜514によって熱せられ熱風となり,第1空気 口121,131から排出される。その間除湿剤3を熱して水分を分離し,水分 を第1空気口121,131まで移送して排出する。図5に示すように除湿剤3 から分離した水分31は,熱風と共に矢印のように移動して排出される。
【0037】 除湿動作中に蓄積された水分は,第1空気口121,131側に多く分布する 。従って,再生用エアは第1空気口121,131から第2空気口122,13 2に向かって流送するよりは,第2空気口122,132から第1空気口121 ,131に向かって流送する方が水分排出までの移動距離が短く,再生時間をよ り短くすることができる。従って,本例の除湿空気供給装置10は従来より再生 時間を大幅に短くすることができる。
【0038】 例えば,除湿剤3がシリカゲル200gであって,吸水量5gの場合,本例の 除湿空気供給装置では30分で再生することができたが,図6に示す従来装置で は1時間以上を必要とした。
【0039】 また,ヒーター511〜514は,再生用エアの入口付近と中心部の両方に設 けているので,熱風は除湿器12,13の全体に渡ってむらなく送り込まれる。 また,ヒーター511〜514は,除湿器12,13の内部に設けてある。従っ てヒーターを外部に設けた従来例(図6)に比べると熱損失が少なく,熱効率が 良好である。
【0040】 上記のように,本例の除湿空気供給装置によれば,オゾン発生器8に対して連 続して除湿空気を供給することができると共に,それに連動して繰り返しオゾン 分解剤の回復を行なうことができる。また,オゾン分解剤の回復は,除湿器の再 生用エアの排熱を利用して行なわれる。従って装置の発熱量が少なく,熱効率が よい。
【0041】 また,発熱量が少ないので,雰囲気の温度上昇が少ない。従って,オゾン発生 効率やオゾン溶解性能を高く維持することができる。 従って,本例によれば,熱効率が良くて発熱量が少なく,かつオゾン発生効率 や溶解性能の高い,連続運転可能なオゾン溶解装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るオゾン溶解装置の全体説明図。
【図2】実施例の除湿空気供給装置の全体説明図。
【図3】実施例の除湿空気供給装置の動作説明図。
【図4】実施例の除湿空気供給装置の制御回路図。
【図5】実施例の除湿空気供給装置の除湿剤の水分除去
過程の説明図。
【図6】従来例のオゾン溶解装置の全体説明図。
【符号の説明】
1...オゾン溶解装置, 10...除湿空気供給装置, 11,12,13...除湿器, 121,131...第1空気口, 122,132...第2空気口, 20...原料空気ポンプ, 21...再生用エアポンプ, 3...除湿剤, 4...コントローラ, 40...切換弁, 401...ソレノイド, 41〜44...タイマー, 511〜514...ヒーター, 60...オゾン分解装置, 61...オゾン分解剤, 601...排出オゾン流入口, 602...排出オゾン流出口, 71...オゾン溶解槽, 8...オゾン発生器, 90...排出オゾン, C1〜C8...制御用端子,

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾン発生器と,該オゾン発生器へ除湿
    空気を供給する除湿空気供給装置と,上記オゾン発生器
    からオゾンの供給を受けてオゾンを水に溶解させるオゾ
    ン溶解槽と,オゾン溶解槽から排出される排出オゾンを
    分解するオゾン分解装置とを有するオゾン溶解装置であ
    って, 上記オゾン分解装置は,排出オゾン流入口と流出口と,
    両者の間に配置したオゾン分解剤とを有し, 一方,上記除湿空気供給装置は,加熱再生の可能な除湿
    剤とヒーターを有する除湿器と,除湿器に除湿用空気と
    再生用空気を供給する空気供給ポンプとを有しており, 上記除湿器の再生用空気の排出口は上記オゾン分解装置
    の排出オゾン流入口側に連結されていることを特徴とす
    るオゾン溶解装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,除湿空気供給装置
    は,複数の除湿器と,再生用エアポンプと,除湿用空気
    を供給する原料空気ポンプと,除湿器と上記再生用エア
    ポンプ及び原料空気ポンプとの間に介設した切換弁と,
    上記除湿器,再生用エアポンプ,原料空気ポンプ及び切
    換弁と連結したコントローラとを有しており, 上記コントローラは,上記切換弁を作動させて,除湿器
    に除湿空気供給動作を行なわせると共に,他の除湿器に
    再生用エアを供給しつつヒーターを作動させて再生動作
    を行なわせるよう構成してあることを特徴とするオゾン
    溶解装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509813B1 (ko) * 2002-11-05 2005-08-24 조통래 오존을 물에 고효율로 용해시키는 장치 및 이를 이용한 방법

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