JPH0621782Y2 - シート装置のシートバック枢支構造 - Google Patents

シート装置のシートバック枢支構造

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JPH0621782Y2
JPH0621782Y2 JP1988004322U JP432288U JPH0621782Y2 JP H0621782 Y2 JPH0621782 Y2 JP H0621782Y2 JP 1988004322 U JP1988004322 U JP 1988004322U JP 432288 U JP432288 U JP 432288U JP H0621782 Y2 JPH0621782 Y2 JP H0621782Y2
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JP
Japan
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seat
seat back
bracket
pivot
support pin
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JP1988004322U
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正勝 三宅
信之 鈴木
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、車両である自動車に配備され、特にリヤ側で
かつ左右が別個に回動自在に枢支されるシート装置のシ
ートバック枢支構造に関する。
(従来の技術) 車両である自動車には、前後にシート装置が配備され
る。フロント側のシート装置は左右別個にシートバック
が回動自在に枢支される、いわゆるリグライニング式の
シート装置が多用される。リヤ側のシート装置は、普
通、シートバックとシートクッションがともに固定であ
る、いわゆるベンチ式のシート装置が多用されていた。
しかしながら、リヤ側シート装置のさらにリヤ側に形成
される荷物室に長尺の荷物を収納したい場合などは、こ
のシート装置のシートバックを前倒しをして、荷物室と
車室を連通できれば都合がよい。あるいは、フロント側
シート装置のシートバックを後ろ倒しするとともにリヤ
側シート装置のシートバックを前倒しをして、前後のシ
ート装置を一体化すれば、乗員は横になった状態で休息
できる。
そこで近時、リヤ側シート装置においても、左右別個に
構成するとともに互いのシートバックを回動自在に枢支
した構造のものが採用されるようになった。その枢支構
造としては、たとえば第4図に示すようになっている。
すなわち、左右のシート装置Sa,Sbの間のブラケッ
ト1が配設される。このブラケット1は帯板を折曲して
形成したものであり、下端部両側には図示しないフロア
パンに取付固定するための固定片部2,2を備え、上端
部には枢支用ピン3がその両面に突設されてなる。一
方、上記シート装置Sa,Sbのシートバックa1,b
1には、その側面下端部に取付用孔4,4が設けられ
る。なお、各シートバックa1,b1の図示しない片方
の側面にもそれぞれ取付用孔が穿設されるとともにこれ
に対向して枢支用ピンを突設したブラケットが配設され
る。
しかして、互いのシート装置Sa,Sbのシートバック
a1,b1をそれぞれ別個に持って、両側の取付用孔4
を上記枢支用ピン3の端部に挿入掛合する。したがっ
て、各シートバックa1,b1はそれぞれ別個に回動自
在に枢支されることになる。
このような枢支構造であるので所期の目的を満足する
が、その反面、問題もあった。すなわち、シートバック
a1,b1の取付用孔4を各ブラケット1の枢支用ピン
3に挿入掛合するため、シートバックa1,b1を左右
に移動して取付ける必要がある。なお説明すると、たと
えば一方のシートバックa1において、一方の枢支用ピ
ン3に一方の取付用孔4を挿入掛合するため、このシー
トバックa1を持って一方の側面の上記枢支用ピン3の
先端部と間隙を存するよう横に位置させ、かつこの枢支
用ピン3に上記取付用孔4を対向する。このとき、シー
トバックa1を斜めにしないと、反対側の側面が反対側
の枢支用ピンの先端部に当接して取付用孔1を対向でき
ない。ついで、シートバックa1を枢支用ピン3に向か
って移動し、この取付用孔4を枢支用ピン3に挿入掛合
する。一旦大きく挿入してから、さらに今度は反対側の
側面の取付用孔を対向する枢支用ピンに挿入掛合すべ
く、シートバックa1をこの方向に移動することにな
る。別のシートバックb1も全く同様な作業で取付け
る。このように、シートバックa,b1の取付枢支にあ
たっては、これらをそれぞれ別個に左右方向に移動しな
ければならず、狭い車室内での作業としては手間がかか
って面倒である。またシートバックa1,b1の取付作
業にともなう移動方向は車室の幅方向と一致するが、車
室幅寸法は予め設定され、シートバックa1,b1の取
付作業にともなう移動スペースを確保しなければならな
い。その結果、シートバックの幅寸法が制限されて狭く
なり、着座する乗員に窮屈感を与えてしまう。さらにま
た、この移動スペース確保のために、左右のシートバッ
クa1,b1相互間に隙間を生じることととなり、美観
が損なわれるなどの不具合がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上述したように、シート装置のシートバックを
回動自在に枢支するにあたって、シートバックを左右に
移動して取付ける必要があり、手間がかかって面倒であ
るとともに、この移動スペースを確保するためにシート
バックの幅寸法を規制する必要があり、狭くなって乗員
に窮屈感を与え、シートバック側部に隙間が生じる等の
全ての不具合を除去して、シートバックを左右に移動す
ることなく枢支ピンに回動自在に枢支でき、しかもシー
トバック側部に隙間が生じることなく、この幅寸法を可
能な限り拡大して座り心地がよくなるシート装置のシー
トバック枢支構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案は、シート装置のシートバック側面下
端部から車幅方向に突設される枢支用ピンと、同枢支用
ピンを支持すべく床に配設され、上面片部および同上面
片部の上記車幅方向両端縁から下方に折曲する一対の側
片部を有する支持ブラケットと、この支持ブラケットに
設けられ、上記枢支用ピンを軸支すべく上記上面片部か
ら上記両側片部下部に亘り切欠して形成される軸支溝
と、この軸支溝に軸支される上記枢支用ピンを受容する
切欠部を有するとともに、この切欠部の上部側に形成さ
れ上記上面片部と上記枢支用ピンとの間に存する挿嵌部
を有する差込みブラケットとを具備したことを特徴とす
るシート装置のシートバック枢支構造である。
(作用) 本考案はこのようにして構成することにより、シートバ
ックを枢支する際には、支持ブラケットの上方部位から
シートバックを垂下すれば、枢支用ピンが軸支溝に受入
れられ、上記枢支用ピンと支持ブラケットの上面片部と
の間に差込みブラケットの挿嵌部を挿嵌して楔となし、
かつこの差込みブラケットの切欠部が枢支ピンを受容し
て、このピンを軸支することになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図に示すように、10,11はリヤ側で左右のシー
ト装置S1,S2のシートバックである。これらシート
バック10,11は後述する理由から、その幅寸法が従
来のものよりも拡大し、かつ左右並んだ状態でその両側
部にほとんど隙間がない。これらシートバック10,1
1の相対向する側面下端部は枢支用ピン12で連結され
る。この枢支用ピン12をなお説明すれば、シートバッ
ク10,11の側面からピン13,14が一体に突設さ
れ、これらピン13,14の中間部には鍔部15,16
が一体に設けられる。そしてこれら鍔部15,16から
先端のピン13,14部分はカラー17に回動自在に挿
嵌し、枢支用ピン12が構成される。したがって、左右
のシートバック10,11はそれぞれ別個に回動自在で
ある。18はたとえば床面である図示しないフロアパン
に配設される支持ブラケットである。この支持ブラケッ
ト18は、例えば金属板片を下方が開口するようにコ字
状に折曲するとともに、その両側片部19,19の下端
縁から略水平方向に折曲した取付片部20,20を有す
る。またこの上面片部21から両側片部19,19の下
部にかけて上記カラー17が挿入可能な幅で切欠され、
その下端部はカラー17と略同一の曲率半径を有するよ
う曲成される軸支溝であるU字溝22が設けられてい
る。さらに、上面片部21においてはU字溝22の両側
に矩形状の掛止孔23,23が開口する。24は、例え
ば合成樹脂からなる差込みブラケットである。この差込
みブラケット24は上記支持ブラケット18の両側片部
19,19相互間に挿入可能に肉厚を有し、かつ上面に
は上記掛止孔23,23と同一間隔で掛合可能な突部2
5,25が一体に設けられる。また、差込みブラケット
24の一側面から略中心部にかけて切欠部26が設けら
れる。この切欠部26は差込みブラケット24の側面開
口部から略中心部に向かって漸次切欠幅が狭くなるよう
形成され、かつ略中心部においては上記カラー17と略
同一の曲率半径で弯曲成される。このような切欠部26
の上部側は、後述するようにカラー17と支持ブラケッ
ト18の上面片部21との間に介挿する挿嵌部27を構
成する。
なお、シートバック10,11の図示しないもう片方の
側面下端部にはピンが突設されるとともに、上記支持ブ
ラケット18および差込みブラケット24と同一形状構
造のものが用意される。
しかして、シートバック10,11を枢支するには、第
2図に示すように、はじめ枢支用ピン12を支持ブラケ
ット18の上方部位に対向し、かつ垂下する。なお説明
すれば、枢支用ピン12のカラー17をU字溝22の上
方から落とし込む。このカラー17部分はU字溝22の
下端部に支持される。もう片方のピンも同様にU字溝に
支持されることになる。ついで、差込みブラケット24
を支持ブラケット18の両側片部19,19内に挿入す
る。この切欠部26はカラー17に挿嵌するよう弾性変
形し、かつ挿嵌部27は支持ブラケット18の上面片部
21とカラー17との間に介挿する。第3図に示すよう
に、切欠部26の略中心部がカラー17に嵌合した状態
で、挿嵌部27の上面にある突部25,25が上面片部
21の掛止孔23,23に嵌合する。結局、カラー17
はU字溝22と切欠部26とでその周面が略囲撓され
る。上記挿嵌部27はカラー17と上面片部21との間
に挿嵌されていわゆる楔をなし、かつ突部25,25が
掛止孔23,23に掛合しているので抜け止めがなされ
る。図示しないもう片方の支持ブラケットにも、同様に
差込みブラケットを挿嵌する。
したがって、シートバック10,11の取付枢支作業に
あっては、これを左右に移動する必要がなく、互いに連
結した状態で同時に上方から支持ブラケット18のU字
溝22に向かって落し込めばよい。差込みブラケット2
4は必要であるが、左右のシートバック10,11の幅
寸法を車室の幅方向に一杯に拡大でき、しかも左右別個
に回動自在に枢支することが可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、シートバックを取
付枢支するにあたって、これを左右に移動することな
く、上方から支持ブラケットの軸支溝に向かって落し込
めばよく、枢支作業の容易化を図ることができ、かつこ
のシートバックの幅寸法を車室の幅方向一杯に拡大でき
て座り心地がよくなるとともに側部の隙間をなくして美
観が向上するなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し、第1図
はシート装置のシートバック枢支構造を分解した斜視
図、第2図はその縦断面図、第3図は組立状態の縦断面
図、第4図は本考案の従来例を示すシート装置のシート
バック枢支構造を分解した斜視図である。 S1,S2…シート装置、10,11…シートバック、
12…枢支用ピン、22…軸支溝(U字溝)、18…支
持ブラケット、23…掛止孔、21…上面片部、27…
挿嵌部、25…突部、24…差込みブラケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−34(JP,U) 実開 昭48−49471(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート装置のシートバック側面下端部から
    車幅方向に突設される枢支用ピンと、 同枢支用ピンを支持すべく床に配設され、上面片部およ
    び同上面片部の上記車幅方向両端縁から下方に折曲する
    一対の側片部を有する支持ブラケットと、 この支持ブラケットに設けられ、上記枢支用ピンを軸支
    すべく上記上面片部から上記両側片部下部に亘り切欠し
    て形成される軸支溝と、 この軸支溝に軸支される上記枢支用ピンを受容する切欠
    部を有するとともに、この切欠部の上部側に形成され上
    記上面片部と上記枢支用ピンとの間に存する挿嵌部を有
    する差込みブラケットと を具備したことを特徴とするシート装置のシートバック
    枢支構造。
JP1988004322U 1988-01-18 1988-01-18 シート装置のシートバック枢支構造 Expired - Lifetime JPH0621782Y2 (ja)

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JPH01108836U JPH01108836U (ja) 1989-07-24
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITTV20030039A1 (it) * 2003-03-05 2004-09-06 Plastomeccanica Spa Struttura di catena di convogliamento.
JP5392283B2 (ja) 2011-03-14 2014-01-22 トヨタ自動車株式会社 車両用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4849471U (ja) * 1971-10-11 1973-06-28
JPS5834U (ja) * 1981-06-26 1983-01-05 トヨタ自動車株式会社 自動車用リヤシ−トバツクのアウタヒンジ

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