JPH06217566A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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Publication number
JPH06217566A
JPH06217566A JP5252502A JP25250293A JPH06217566A JP H06217566 A JPH06217566 A JP H06217566A JP 5252502 A JP5252502 A JP 5252502A JP 25250293 A JP25250293 A JP 25250293A JP H06217566 A JPH06217566 A JP H06217566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
mode
wave motor
surface wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5252502A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemasa Sato
重正 佐藤
Tadao Takagi
忠雄 高木
Kazuo Hakamata
和男 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5252502A priority Critical patent/JPH06217566A/ja
Publication of JPH06217566A publication Critical patent/JPH06217566A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lens Barrels (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造により、固定子と移動子を安定し
て圧接支持することができる超音波モータを提供する。 【構成】 ステータ2及びステータ2に摩擦接触する移
動体1を有する超音波モータにおいて、ステータ2と移
動体1とをステータ2側から加圧して圧接する加圧手段
6と、ステータ2と加圧手段6との間に配置された平板
状部材5をを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、撮影レンズ等の被駆動物
を駆動する超音波モータに関し、特に、ステータと移動
体の圧接構造を改良した超音波モータに関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】従来、この種の超音波モータとして、例
えば、圧電体の一方の面に音響絶縁体を配し他方の面に
弾性リングが接着された固定子と、その固定子の弾性リ
ングに当接する回転子とを、両端に外方に展張されるリ
ング状のフランジが形成された円筒部材の外周面に嵌合
させて、さらに、回転子に当接する保持圧接部材によ
り、固定子及び回転子を保持し、一方のフランジに圧接
する構成が開示されている(実公昭4−48148
号)。
【0003】前述した従来の超音波モータは、トルクを
発生させるために、固定子に対して回転子を圧接しなけ
ればならないので、保持圧接部材が回転子に当接して回
転子側から加圧している。しかし、保持圧接部材が、回
転する回転子に直接当接しているので、圧接力が不安定
となり、超音波モータの性能を低下させるおそれがあっ
た。また、保持圧接部材が、回転子に直接加圧接触する
ので、支持構造が複雑になり、スペース効率が悪いうえ
コストアップにつながる。この問題を解決するために、
単純にステータ側から加圧した場合には、ステータが振
動しているために、均等に加圧することが困難である。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような問題点に着目して
成されたものであり、簡単な構造により、固定子と移動
子を安定して圧接支持することができる超音波モータを
提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、ステータ及び前記ステータに
摩擦接触する移動体を有する超音波モータにおいて、前
記ステータと前記移動体とを前記ステータ側から加圧し
て圧接する加圧手段と、前記ステータと前記加圧手段と
の間に配置された平板状部材とを備えたことを技術的要
点としている。
【0006】上記構成によれば、前記ステータ及び前記
移動体は、加圧手段によって、ステータ側から加圧され
ので、構造が簡単でかつ安定して加圧できる。このとき
に、前記ステータと前記加圧手段との間に平板状部材が
配置されているので、前記ステータが振動していても、
均一に加圧することができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例として自動焦点整合用
レンズ構体について説明する。図1は、焦点整合用光学
系(以下第1光学系と呼ぶ)10が、表面波モータの回転
力によって駆動される自動モード(以下Aモードと呼
ぶ)の状態を示すもので、モード切換え手段20がAモー
ドに設定されている。
【0008】第1光学系10はレンズ保持筒12に固定され
ていて、レンズ保持筒12の内側にはヘリコイドネジ12a
が設けられ、ヘリコイドネジ12aはレンズ保持固定筒18
のヘリコイドネジ18aと噛み合っている。また、レンズ
保持筒12aの外側には円周の数ケ所に光軸方向に直線状
の凸部12bが設けられ、表面波モータVの回転子1に設
けられた光軸方向の直進溝1aと嵌合している。表面波
モータVの外周面と固定筒19の内面との間には、Aモー
ド時に表面波モータVを固定筒19に圧接固定するための
円環14と付勢ばね部材15、および手動モード(以下Mモ
ードと呼ぶ)時に手動環17により表面波モータVをレン
ズ保持筒12の円周方向に回転可能な状態にするための円
環13と付勢ばね部材16が表面波モータVに対して光軸方
向および円周方向に摺動可能に嵌合している。モード切
換え手段20は、円環に形成されており、固定筒19にその
外周面を光軸方向に摺動可能なように配置され、円環14
にネジ22により固定筒19の長孔19aを介して固定されて
いる。このモード切換え手段20には、Aモード及びMモ
ードに切換えられた際に該モードを固定するためのスト
ッパー21が設けられている。このストッパー21は、モー
ド切換え部材20を固定筒19に固定するために、モード切
換え部材20に付勢ばね29を介して設けられている。
【0009】固定筒19は、固定胴27に固定され、固定筒
19にはレンズ保持筒12の円周方向の回転(光軸方向の移
動量)を制限するためのストッパー24が設けられてい
る。そして、レンズ保持筒12にはストッパー24と当接す
るピン23が設けられている。また、レンズ保持筒12には
被写体距離を示す目盛板25が固定されている。26は距離
目盛用窓である。固定胴27にはレンズ構体をカメラ等に
取り付けるためのマウント28(バヨネットマウントある
いはスクリューマウント)が固定されている。11は第1
光学系10とは別の光学系(以下、第2光学系と呼ぶ)で
ある。
【0010】図2は、第1光学系10が手動環17によって
駆動されるMモードの状態を示すもので、モード切換え
手段20がMモードに設定されている。図2は主要部分の
み実線で示し他は図1と同様である。
【0011】図3は本実施例における表面波モータVを
示したもので、1が回転子、2が固定子、3が圧電素
子、4が緩衝材、5が薄い円板、6が付勢部材、7がボ
ールベアリング等、そして、8および9は、回転子1が
回転可能で、固定子2、圧電素子3、緩衝材4、薄い円
板5および付勢部材6が固定されるように設けられた外
筒である。すなわち、図3において、外筒9に回転子1
と固定子2とを摩擦接触させるための付勢部材6及び円
板5を固設し、この円板5上に圧電素子3を効率よく振
動させるための緩衝材4及び圧電素子3及び固定子2を
順に固定している。この固定子2と摩擦接触した回転子
1は、ベアリング7を介して外筒8、9に対して自在に
回転可能なように設けられている。外筒8と9は、前記
部品7、1、2、3、4、5、6を挟み込むと共に固設
され、表面波モータVが構成されている。
【0012】次に本実施例の動作について、図1および
図2を用いて説明する。 <自動モード(Aモード)>Aモードは、付勢ばね部材
29によって円周方向外側に付勢されるように設けられた
モード切換え手段20のストッパー21を押し込み、このモ
ード切換え手段20をマウント28の方向(以下、後方とす
る)にスライドさせることにより、表面波モータV(す
なわち、外筒9)を固定筒19にばね15の付勢力を用いて
円環14によって圧接固定することで設定される。この
時、モード切換え手段20が後方に移動することにより、
不図示の機構によって自動焦点整合用の制御機構(表面
波モータVの電源等…以下制御機構と呼ぶ)が作動す
る。このばね15の付勢力は、前記制御機構に基づきレン
ズ保持筒12が表面波モータVにより駆動されても表面波
モータVが固定筒19内で回転することのないように、表
面波モータVの外筒9と固定筒19との圧接面での摩擦力
が生じるように設定されている。表面波モータVは固定
筒19に圧接された状態となるので、表面波モータの外筒
8、9も固定された状態となる。ここで、不図示の制御
機構によって表面波モータVに電源が供給され固定子2
に表面進行波が発生するので回転子1が円周方向に回転
する。したがって、回転子1は固定筒19に対して回転す
ることとなり、その回転は光軸方向に移動可能に嵌合し
ている回転子1の直進溝1aとレンズ保持筒12の凸部12
bによって、レンズ保持筒12に伝達される。そして、レ
ンズ保持筒12とレンズ保持固定筒18はヘリコイドネジ12
aおよび18aで噛み合っているので、レンズ保持筒12は
レンズ保持固定筒18に対して前後に移動し焦点整合が行
われる。尚、レンズ保持筒12が回転子1の回動力で駆動
される時は手動環17と表面波モータVの外筒8とは接触
していないため、手動環17は、レンズ保持筒12の動作と
は無関係な状態になっている。
【0013】<手動モード(Mモード)>Mモードはモ
ード切換え手段20を前方へスライドさせることによって
設定される。モード切換え手段20を前方へスライドさせ
ると円環14がスライドし、バネ15および16が押し縮めら
れる。その際にバネ15は固定筒19の一部に当接している
が、バネ16は円環13を前方へ付勢する。円環13が前方へ
付勢されると表面波モータVの外筒8が手動環17に当接
するまで前方へ移動する。そして、モード切換え手段20
がさらに前方へスライドするとストッパー21が付勢ばね
部材29によってレンズ構体径方向外側に付勢され、固定
筒19に設けた穴19bに落ち込みモード切換え手段20がM
モードに固定される。この時、モード切換え手段20及び
円環14の移動によるバネ16の付勢力は、手動環17と外筒
8の接触面の摩擦力がレンズ保持筒12を駆動する駆動力
より大きくなるように設定されればよい。また、表面波
モータVへの電源はモード切換え手段20がMモードに設
定されることによって“OFF ”になるので、表面波モー
タVは作動せず、回転子1と固定子2とは付勢手段6に
よって強く押付けられたままの状態である。したがっ
て、回転子1の動作は、固定子2との摩擦接合によって
固定子2と一体的に動作することになる。ここで、手動
環17を回動させると、手動環17に圧接されている表面波
モータVが手動環17に従って回動する。そして、外筒
8、9は固定子2を固定し、回転子1が固定子2と圧接
され摩擦力にて固定されているので、手動環17の回動は
回転子1に伝達されることになる。そして、回転子1の
回動がレンズ保持筒12に伝達される。この時、表面波モ
ータVが円環13および14に対してなめらかに回動できる
ように、表面波モータVと円環13、14との間に不図示の
ベアリング等を設け、手動環17による外筒8、9の駆動
をなめらかにしている。また、表面波モータVと円環13
が円環14に対して一体で回動するように構成しても良い
ことは言うまでもない。以上のようにして手動環17を回
動させることによってレンズ保持筒12が回動され焦点整
合が行われることになる。
【0014】なお、Aモード時に表面波モータの回動に
よりレンズ保持筒12を駆動し、Mモード時に表面波モー
タの回転子1、固定子2、圧電素子3、緩衝材4、薄い
円板5、付勢部材6および外筒8、9が一体となって回
動レンズ保持筒12を駆動するためには、 外筒9と固定筒19間の摩擦力をA 回転子1と固定子2間の摩擦力をB 手動環17と外筒8間の摩擦力をC レンズ保持筒12の駆動に要する力をD 表面波モータの発生トルクをT とすると、Aモード時には、A>T>D>、又Mモード
時には、B>C>D>あるいはC>B>D>なる条件を
満たす必要がある。
【0015】以上のように本実施例によれば、表面波モ
ータVを用いたレンズ構体において、Aモード時には表
面波モータVの構成要素のうち回転子1のみが回転運動
し、その他の要素はレンズ構体に対して固定され、Mモ
ード時には表面波モータVの構成要素の全てが一体とな
り、手動環17の動きと連動するように構成され、Mモー
ド時に表面波モータの回転子1と固定子2を離間させる
ことなく、そして、回転子1と固定子2との摩擦力がレ
ンズ保持筒12の駆動力を上回るよう構成されているので
手動環17の回動で第1光学系を駆動し、焦点整合を行う
ことができ、且つ回転子1と固定子2の接触面を必要以
上に摩耗させたり傷つけたりすることを防止する効果が
得られる。更に、表面波モータVは、図3の如くユニッ
ト型に構成されているので、表面波モータの調整をレン
ズ構体に組込む前に行うことが可能であり、且つレンズ
構体の組み立て等も簡単になるという利点がある。
【0016】上記実施例においては、駆動される光学系
を焦点整合用光学系としたが、表面波モータあるいは手
動にて駆動される光学系は光軸方向あるいは円周方向に
動作する光学系であれば良く焦点整合用光学系に限られ
るものではない。また、表面波モータに取付けられた外
筒8、9は、表面波モータの内側に取付けられる内筒と
しても良く、この場合には回転子1の形状を、回転子1
の外周に光軸方向の直進溝を設けるようにすればよく、
回転子1と固定子2の動作が、回転子1と固定子2とが
一体で動く状態と固定子2は不動で、回転子1のみが動
く状態の両方の状態が得られる機構であれば良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステータ
及び移動子を、ステータ側から平板状部材を介して加圧
して圧接するので、支持構造が簡単であるうえ、均一に
加圧できるので圧接力が極めて安定である、という効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る超音波モータを内蔵したレンズ構
体を示す断面図である。
【図2】実施例に係る超音波モータを内蔵したレンズ構
体を示す断面図である。
【図3】実施例に係る表面波モータを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 回転子(移動体) 2 固定子(ステータ) 8、9 外筒 V 表面波モータ 13、14 円環 17 手動環 20 モード切換え手段
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ及び前記ステータに摩擦接触す
    る移動体を有する超音波モータにおいて、 前記ステータと前記移動体とを前記ステータ側から加圧
    して圧接する加圧手段と、 前記ステータと前記加圧手段との間に配置された平板状
    部材とを備えたことを特徴とする超音波モータ。
JP5252502A 1993-09-01 1993-09-14 超音波モータ Pending JPH06217566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252502A JPH06217566A (ja) 1993-09-01 1993-09-14 超音波モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252502A JPH06217566A (ja) 1993-09-01 1993-09-14 超音波モータ

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59208786A Division JPH0664224B2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04 光学部材移動装置

Publications (1)

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JPH06217566A true JPH06217566A (ja) 1994-08-05

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ID=17238269

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5252502A Pending JPH06217566A (ja) 1993-09-01 1993-09-14 超音波モータ

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JP (1) JPH06217566A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59148581A (ja) * 1983-02-10 1984-08-25 Sony Corp 弾性波モ−タ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59148581A (ja) * 1983-02-10 1984-08-25 Sony Corp 弾性波モ−タ

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