JPH06217014A - テレビ電話システム及びその使用方法 - Google Patents

テレビ電話システム及びその使用方法

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JPH06217014A
JPH06217014A JP5205594A JP20559493A JPH06217014A JP H06217014 A JPH06217014 A JP H06217014A JP 5205594 A JP5205594 A JP 5205594A JP 20559493 A JP20559493 A JP 20559493A JP H06217014 A JPH06217014 A JP H06217014A
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cable
telephone
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シー.パパニコラウ アンドリー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来装置における問題点を改善するテレビ電
話を提供する。 【構成】 既存のケーブルテレビシステムの一部である
同軸ケーブル網が発呼元及びと発呼先ロケーションとケ
ーブルサービス会社構内のヘッドエンドとの間にテレビ
電話信号を伝送するための市内リンクを供する。各ヘッ
ドエンドは、一対のテレビ電話ロケーション間の接続が
市外電話交換会社によるディジタル交換網を介して為さ
れるように、その市外電話交換会社の接続ポイントへ接
続される。発呼元及び発呼先ロケーションの幾つかに
は、音声及び映像ディスプレー用の標準的なテレビジョ
ン受像機及び音声及び映像信号源としての民生型のカメ
ラまたはカムコーダが置かれる。他の発呼元及び発呼先
ロケーションにはISDNテレビ電話機が置かれる。各
ケーブル加入者ロケーションのテレビ電話番号は通常の
電話呼に使用される標準的な10桁の電話番号と同一に
なるように管理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話に関し、特
に地理的に分散している多数の利用者間で音声及び映像
情報の双方向伝送を行なうテレビ電話システム及びその
使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】双方向映像通信は個々の人が画像情報を
通信する能力を持つことができ、且つ、音声だけでは伝
達することができない表情や身振りを見ることができる
ので、そのような通信システムの商業的な開発に非常に
力が入れられている。実際、アナログ電話回線で働くテ
レビ電話の公開実験が為されている。しかし、従来の電
話回線の帯域幅が狭く、その結果、従来の電話回線を通
じて伝送することができる情報の量に制約が有るため、
商業的な開発は小画面上に表出される不完全動画に限ら
れていた。
【0003】上記アナログ電話回線を通じて伝送される
テレビ電話に関連付けられている帯域幅の制約を克服す
るために、極く最近、テレビ電話はISDNのようなデ
ィジタル電話アクセス回線で働くようにした設計が行な
われている。しかし、現時点では、一般の家庭へのディ
ジタル・アクセス回線は易すく利用することができない
状況にある。
【0004】他のシステムでは、完全動画に必要な広い
帯域幅を得るため、加入者宅へ直接結合されている光フ
ァイバが使用されている。しかし、これらの回線は高価
であり、従って普通の世帯で受け入れるには難がある。
更に、殆どの家庭に光ファイバが設置されるまでには数
十年掛かるであろう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、以
上に略述した各問題点を実質的に改善することができ
る、端末装置に音声及び映像のディスプレーとして働く
標準的なテレビジョン受像機、並びに、音声及び映像の
信号源として働く民生用のカメラ若しくはカムコーダを
有する構成を提供することを目的とする。
【0006】既存のケーブル・テレビジョン・システム
の一部である同軸ケーブル網は、発呼元ロケーションと
発呼先ロケーションとの間に、テレビ電話信号を伝送す
るための市内アクセス・リンク、及び、ケーブル・サー
ビス会社構内に置かれているそれぞれの「ヘッド・エン
ド」とを具備している。発呼元ロケーション及び発呼先
ロケーションの各ロケーションの回線網インタフェース
装置(networkinterface unit;
以下NIUと言う)には、そのNIUに関連する加入者
からキーパッドを介して与えられた「ダイヤル」情報を
受信したとき、端末装置とケーブル分配網との間に上記
加入者ロケーションとヘッド・エンドとの間に上流方向
テレビ電話チャンネル及び下流方向テレビ電話チャンネ
ルを配分するような「管理維持上の諸作用」を取り扱う
制御インタフェースが具備されている。各ヘッド・エン
ドは、電話会社、例えばエイ・ティ・アンド・ティ(A
T&T)社のような長距離電話会社の「接続ポイント
(point of presence)」へ接続され
ており、その結果、一対のヘッド・エンド間の接続、従
って一対のテレビ電話ロケーション間の接続がその電話
会社によって支援されている交換網を通じて為される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述し
た種類のケーブル・テレビジョンに基礎づけられたテレ
ビ電話システムの有用性が、各ケーブル加入者ロケーシ
ョンのテレビ電話番号をそれらケーブル加入者ロケーシ
ョンへ宛てて伝送される通常の電話呼に使用される標準
的な10(即ち、地域コードに7個のディジットを加え
た)ディジットの電話番号と同一になるように管理する
ことによって向上される。従って、発呼元ケーブル加入
者ロケーションでの加入者が、発呼先ケーブル加入者ロ
ケーションに設置されている通例の電話機に関連する7
ディジット或いは10ディジットの電話番号を上記NI
Uのキーパッドに入力することになる。このことは、通
例の音声専用電話呼よりもむしろケーブル加入者によっ
て発呼されるテレビ電話呼が為されつつある事実とは別
に、発呼元ケーブル加入者ロケーションでの加入者があ
たかも彼または彼女が単純な音声専用電話呼のような、
電話回線を通じて占有的に進行する何らかの他のダイヤ
ル操作接続と同様なダイヤル操作接続を開始しているよ
うな錯覚を与えられる利点が有る。即ち、そのテレビ電
話呼が、もしそれが所望の発呼先加入者ロケーションへ
為された通例の音声電話呼であった場合に使用されてい
たであろう番号と同一の電話番号へ発呼されるので、発
呼元加入者には彼または彼女が為した全てはその発呼元
ロケーション内のテレビ電話可能「附属電話機」そのも
のに他ならないと思われるものから上記所望の発呼先加
入者への「ダイヤル操作」であることが明らかになる。
更に、加入者は「自分の音声電話番号」と「自分のテレ
ビ電話番号」との間を区別する必要が無く、しかもその
同一電話番号へ宛てて伝送される両方の種類の電話呼を
受信することができる単一の電話番号を友人や他の電話
を掛けてくる見込みにある人へ告知することが可能であ
る。
【0008】
【実施例】図1のブロック・ダイヤグラムは、テレビ電
話システムを示す。特に、発呼元ケーブル加入者ロケー
ション101から、長距離電話会社(IXC;inte
rexchange carrier)回線網150の
一部を構成しているディジタル交換通信網160を介し
て確立されるテレビ電話呼中に、選択された発呼先ケー
ブル加入者ロケーション105への通信を行なうことが
できるように図示されている。発呼元ケーブル加入者ロ
ケーション101及び発呼先ケーブル加入者ロケーショ
ン105は例えば個人住宅であるが、必ずしもそうであ
る必要はない。ディジタル交換通信網160の各入出力
部は、接続ポイント(POP)ロケーション161、1
62であり、それらの詳細を以下に述べる。
【0009】発呼元ケーブル加入者ロケーション101
及び発呼先ケーブル加入者ロケーション105は、同軸
ケーブル・テレビジョン分配網121及び126を通る
個々の回線を包含する回線群を介して、それぞれPOP
161、162へ接続されている。特に、発呼元ケーブ
ル加入者ロケーション101内に配置されている回線網
インタフェース・ユニット104(なお、この回線網イ
ンタフェース・ユニット104については図2及び図6
と関連してより詳細に述べる)とケーブル・サービス会
社構内に置かれている発呼元ヘッド・エンド122との
間の通信には一連の双方向(即ち、順方向及び逆方向)
増幅器を包含する同軸ケーブル・テレビジョン分配網1
21が使用される。そのような増幅器は、現在、サイエ
ンティフィック・アトランタ(Scientific
Atlanta)社、ジェラルド(Jerrold)社
及びマグナボックス(Magnavox)社のような製
造元から出されている三個の帯域分割区分内で利用可能
である。発呼元ヘッド・エンド122内では、ケーブル
・ヘッド・エンド124によって受信された信号のフィ
ルタリング及び分離が行なわれ、その結果、テレビ電話
に専ら供されているRF帯域の部分のみが復調され、発
呼元ヘッド・エンド122内の映像強化サービス・プラ
ットフォーム(即ちVESP;video enhan
ced services platform)125
へ印加される。下流方向娯楽チャンネル源130から受
信される「娯楽チャンネル」に対して使用される上記R
F帯域の部分は、従来のヘッド・エンド装置によって変
調され、本発明の部分を形成していない従来のケーブル
・システム回線へ印加される。ケーブル・ヘッド・エン
ド124とVESP125とは、物理的に同一のロケー
ションに配置することができ、或いは別のロケーション
に配置することも可能である。
【0010】他のケーブル加入者ロケーション(図示せ
ず)も従属型構成で同軸ケーブル・テレビジョン分配網
121を通る同様な関連する発呼元ヘッド・エンド12
2への接続を有し、それらケーブル加入者ロケーション
にも実質的に同軸ケーブル・テレビジョン分配網121
上の「一斉送信」である同一の信号が受信される。
【0011】代表的には、同軸ケーブル・テレビジョン
分配網121上の5MHzから30MHzまでの間のR
Fスペクトルが上流方向での使用のために留保されてい
る。従って、4個の6MHzチャンネルがNTSCフォ
ーマットの上流方向アナログ音声及び映像信号を同時に
伝送することができる。しかし、上記同軸帯域幅は他に
も上流方向での使用及び下流方向での使用のために分割
することが可能であり、その結果、別の数の上流方向チ
ャンネルを上流方向テレビ電話信号または娯楽チャンネ
ル信号の何れかに利用することが可能である。例えば、
ディジタル映像圧縮技術によって幾つかの映像信号を一
個の6MHz帯域幅内にパッキングすることが可能にな
ってきている。本明細書を通じて、アナログ・テレビ電
話チャンネルは6MHz以下の帯域幅を持つものと想定
されている。ディジタル・チャンネルの容量はキロ・ビ
ット/秒の単位で表わされる。
【0012】VESP125内で、上記復調された音声
及び映像信号は圧縮ディジタル信号に変換されて他のデ
ィジタル信号と多重化され、標準的な施設非関連信号方
法を使用するISDN一次群速度インタフェース(PR
I;primary rate interface)
回線のDチャンネルによって制御される他のいわゆる伝
送回線と共に上記ISDN・PRI回線を使用して、3
84Kb/s複合信号としてディジタル通信チャンネル
131を介してPOP161へ伝送される(図では、I
SDN回線がBチャンネルを表わす実線とDチャンネル
を表わす破線との一対の線として図示されている)。続
いて多重化されている上記複合ディジタル信号が分離さ
れ、分離された一つのディジタル信号が、AT&T社の
384Kb/s交換網のようなディジタル交換電話網を
介して、POP161からPOP162へ伝送される。
【0013】発呼元ヘッド・エンドと発呼先ヘッド・エ
ンドとの間にエンド・ツー・エンド・リンクが確立され
た後で、上記ディジタル音声及び映像信号はPOP16
2へ伝送される。POP162に受信されたディジタル
信号は同じ発呼先ケーブル網へ向かう他のディジタル信
号と多重化され、この複合信号は、ISDN・PRI回
線を使用しているディジタル通信チャンネル136を介
して発呼先ヘッド・エンド127へ伝送される。同様な
方法で、発呼先ヘッド・エンド127と発呼先ケーブル
加入者ロケーション105との間の音声及び映像通信に
は、発呼先ケーブル加入者ロケーション105へのサー
ビスを行ない、発呼先ヘッド・エンド127内のケーブ
ル・ヘッド・エンド128を発呼先ケーブル加入者ロケ
ーション105内に配置されている回線網インタフェー
ス・ユニット108へ接続する同軸ケーブル・テレビジ
ョン分配網126が使用される。VESP129はディ
ジタル信号をアナログ音声信号とアナログ映像信号とに
戻す変換を行ない、これらアナログ音声信号及びアナロ
グ映像信号が続いてテレビ電話に分配されている特定の
RF搬送波に変調される。他のロケーション(図示せ
ず)も従属型構成で同軸ケーブル・テレビジョン分配網
126に結ばれており、その結果、同軸ケーブル・テレ
ビジョン分配網126上の各信号は、幾つかのロケーシ
ョンから同時に発信され、或いはそれらロケーションへ
向かうテレビ電話情報だけでなく、下流方向娯楽チャン
ネル源135によって供されケーブル・ヘッド・エンド
128内で他の信号と混合される「娯楽チャンネル」情
報をも表わしている。発呼元ヘッド・エンド122での
如く、発呼先ヘッド・エンド127内のケーブル・ヘッ
ド・エンド128及びVESP129は物理的に同じロ
ケーション或いは異なるロケーションに置くことができ
る。
【0014】説明を更に進めるに先だち、この時点で、
発呼元ケーブル加入者ロケーションと発呼先ケーブル加
入者ロケーションとの間の接続の確立は前述の例では前
者から後者へ段階的に進行するように述べたが、上記エ
ンド・ツー・エンド接続を確立するその他の技術を使用
することも可能である。その一つの可能性に、逆方向へ
段階的に進行する技術が有る。また別の可能性に、発呼
先ロケーションからそれと関連するVESPまでの接続
性を確立し、続いて発呼元加入者ロケーションから上記
VESPへ段階的に進行する技術が有る。
【0015】発呼元ケーブル加入者ロケーション101
内及び発呼先ケーブル加入者ロケーション105内で
は、音声及び映像信号がカメラ102及び107によっ
てそれぞれ発生され、テレビジョン受像機103及び1
06によってそれぞれ受信されて表示される。これらの
エレメントは、以下により詳細に説明される方法で、回
線網インタフェース・ユニット104及び108へそれ
ぞれ接続され、且つ、これら回線網インタフェース・ユ
ニット104及び108とそれぞれ対話を行なう。カメ
ラ102及び108の代わりにカムコーダやビデオ・テ
ープ・プレヤーのような何らかの音声及び映像発生源を
使用することが可能であり、テレビジョン受像機103
及び106の代わりにVCRのような利用装置を使用す
ることが可能である。同様に、発呼元ケーブル加入者ロ
ケーション101及び発呼先ケーブル加入者ロケーショ
ン105に、後述するそれぞれの市内電話会社(LE
C;local exchange carrier)
回線網140及び145内のノードへの標準加入者回線
113及び118をそれぞれ有する従来型音声電話機1
09及び119が設置されており、それら従来型音声電
話機109及び119の間で従来の音声通信経路をIX
C回線網150とLEC回線網140及び145との双
方または何れか一方を介して確立することができる。
【0016】図1に示されているディジタル交換通信網
160は、図1にノード163乃至165として図示さ
れている他の各スイッチだけでなく、POP161及び
162内のISDNが可能なスイッチを含む一個または
複数個のスイッチを包含することができる。これらのス
イッチは、幹線192、及び、それら自体は周知であり
且つ本発明の構成部分ではない標準的な共通線信号方式
(CCS)回線190を含む適当な伝送回線及び信号回
線によって相互接続されている。上記ディジタル回線網
は、関連する経路指定信号及び制御信号だけでなく、音
声及び映像情報を表わすようにディジタル的に符号化す
ることができる呼を適切な発呼先へ経路指定するように
構成されていると言えば十分であろう。回線網内の呼フ
ローを制御するために、IXC回線網150には以下で
より詳細に論述するNCP184及び186のような、
幾つかの回線網制御ポイント(NCP;network
control point)が包含されている。この
ディジタル交換通信網160には更にいわゆる信号転送
ポイント(STP;signal transfer
point)191が包含され、これらSTP191は
互いに相互接続されるとともに、上記NCP184及び
186とも相互接続され、更に破線で示されているCC
S回線190を介して上記種々のノード163乃至16
5とも相互接続されている。
【0017】また、図1には、ノード141及び146
のようなLECノードを包含するLEC回線網140及
び145が図示されている。LECノード141及び1
46はISDNが可能なディジタル交換機であり、それ
ぞれPOP161及び162への幹線151及び152
を有する。更に、LECノード141及び146は信号
回線142及び147によってそれぞれのSTP143
及び148へ接続されている。続いて、STP143及
び148が信号回線144及び149を介してディジタ
ル交換通信網160内のそれぞれのSTP191へ接続
されている。LECとAT&T社のような長距離電話会
社回線との間のそのような信号相互接続が、現在どこに
でも使われている訳ではないが、64Kb/s伝送のよ
うなISDN利用能力を与えるために必要である。事
実、将来そのような信号相互接続がどこにでも使われる
ようになるか、少なくともそれに近い状態になることが
期待されている。
【0018】また、図1には発呼元ISDN回線加入者
ロケーション110及び発呼先ISDN回線加入者ロケ
ーション115が図示されている。これらは、一例とし
て私用住宅であるがそうである必要はない。発呼元IS
DN回線加入者ロケーション110及び発呼先ISDN
回線加入者ロケーション115は、特にケーブル・テレ
ビジョン分配網以外に、個々の電話回線を介してPOP
161及び162へ接続されている。特に、発呼元IS
DN回線加入者ロケーション110及び発呼先ISDN
回線加入者ロケーション115はISDN基本群速度イ
ンタフェース(BRI;basic rate int
erface)回線112及び117を介して、LEC
ノード141及び146へそれぞれ接続されている。こ
れら発呼元ISDN回線加入者ロケーション110及び
発呼先ISDN回線加入者ロケーション115には、一
例としてCCITT勧告H.221及びH.261を採
用している映像信号の通信を行なうISDNテレビ電話
機111及び116が装備されている。これらCCIT
T勧告H.221及びH.261は、64Kb/sの倍
数(即ち、1×64Kb/sから30×64Kb/sま
で)である各転送速度で映像信号のディジタル変換及び
圧縮を行なうための国際映像信号圧縮標準を規定してい
る。続いて、LECノード141及び146は、それぞ
れ、既に述べたように発呼元ISDN回線加入者ロケー
ション110及び発呼先ISDN回線加入者ロケーショ
ン115をPOP161及び162へ接続している。
【0019】従来回線及びISDN回線の双方に基礎を
置く音声、映像及びその他の交換通信サービスを供する
回線を含む、IXC交換回線及びLEC交換回線の全体
的な結合組織は、単一の電話交換通信網として観察する
ことができる。
【0020】図1のシステムは、ケーブル加入者ロケー
ション或いはISDN加入者ロケーションのような何ら
かの一対の加入者ロケーションの間に接続を達成するこ
とができる。従って、発呼元ロケーションと発呼先ロケ
ーションとのうちの何れか一方はケーブル加入者ロケー
ションかまたはISDN加入者ロケーションの何れかで
あるので、四つの場合が考えられる。
【0021】以下、これら四つの可能性を順に検討す
る。
【0022】最初にISDN加入者ロケーションからI
SDN加入者ロケーションへの呼の場合を見ると、明ら
かに上記で述べた装置のうち、ほんの幾つかが実際に関
わりを持っていることが認められる。特に、発呼元IS
DN回線加入者ロケーション110が発呼先ISDN回
線加入者ロケーション115へこの発呼先ISDN回線
加入者ロケーション115に関連する電話番号、即ち、
ISDN・BRI回線117に指定されている電話番号
をダイヤルすることによって、テレビ電話呼を開始す
る。その電話番号は発呼先ロケーションを識別する「ア
ドレス」として考えることができる。発呼元ISDN回
線加入者ロケーション110及び発呼先ISDN回線加
入者ロケーション115は異なるLECによってサービ
スを受けているので、その呼はLECノード141から
IXC回線網150へ経路指定され、特にディジタル交
換通信網160内のPOP161へ経路指定される。P
OP161は、最初はISDN・BRI回線112のD
チャンネルに包含され、その後、LECノード141か
らPOP161へ転送される、この呼をテレビ電話呼と
して識別する独特の信号によって、この呼をテレビ電話
呼として識別する。その呼をテレビ電話呼として識別す
ると、ディジタル交換通信網160はその発呼先ロケー
ションがISDN加入者ロケーションであるか或いはケ
ーブル加入者テレビ電話ロケーションであるかを判定す
ることが必要となる。この目的のため、POP161か
ら全てのテレビ電話ケーブル加入者ロケーションを列挙
するデータベースを包含するNCP184へ検索要求が
トリガーされる。特に、上記ダイヤルされた電話番号を
包含しその発呼先ロケーションがケーブル加入者ロケー
ションとして登録されているか否かに関する判定を求め
るメッセージが、NCP184へ転送される。この例で
は、その発呼先ロケーションが実際にはISDN加入者
ロケーションであり、その結果、データベースの記述項
は見いだされない。この場合では、上記で述べた如く、
発呼された電話番号を知得しているNCP184からP
OP161へその呼をLECノード146へ経路指定す
るように命令される。このPOP161から先は、その
呼は何らかの他のISDN呼のように進行する。特に、
POP161はその呼を従来の方法でディジタル交換通
信網160を介してPOP162へ経路指定する。続い
て、POP162からその呼がLECノード146へ転
送され、このLECノード146からその呼が発呼先I
SDN回線加入者ロケーション115へ達成される。
【0023】結局この場合はISDN加入者ロケーショ
ンからISDN加入者ロケーションへの呼であるから、
明らかにその呼はNCP184を検索することなく進行
することができたであろうと認められる。即ち、理論的
にはその呼は先ず第一にその発呼先のISDN加入者ロ
ケーションへ直接経路指定することができたであろう標
準的なISDN呼として処理することができたものであ
る。しかし、POP161へ到来している呼がケーブル
加入者ロケーションへ為されたものであるかまたはIS
DN加入者ロケーションへ為されたものであるかは先に
は知られていないので、どのような種類の装置が発呼先
ロケーションで待機しているかを知るために上記検索が
実行されなければならない。
【0024】第二の場合は、ケーブル加入者ロケーショ
ンからケーブル加入者ロケーションへの呼の場合(例え
ば、発呼元ケーブル加入者ロケーション101から呼が
発呼先の発呼先ケーブル加入者ロケーション105へ発
呼される場合)である。特に、発呼元ケーブル加入者ロ
ケーション101での加入者が、従来の電話で使用され
るオフ・フック・メッセージと同等なテレビ電話呼を発
呼する願望を表わす要求信号を開始するために、回線網
インタフェース・ユニット104(または回線網インタ
フェース・ユニット104へ信号を伝送するリモート・
コントロール装置)上のスタート(START)釦Sを
押圧することによって、呼が開始される。そのオフ・フ
ック・メッセージはVESP125へそのVESP12
5により(ケーブル・ヘッド・エンド124を通じて)
回線網インタフェース・ユニット104がポーリングさ
れるときに伝送される。図4と関連してより詳細に説明
される如く、VESP125は、プロセッサ360(好
ましくはフォールト・トレラント・ミニ・コンピュー
タ)とこのプロセッサ360と関連し、同軸ケーブル・
テレビジョン分配網121に付設されている各NIUに
対する識別コードを包含し、更にその回線網の上流方向
チャンネル及び下流チャンネルの状態を絶えず探知し、
スクランブル・コードを管理し、且つ、本発明とは直接
関係の無いその他の「管理維持」タスクを実行するデー
タベース361とを包含する。
【0025】上記NIUは始終上記VESP125から
同軸ケーブル・テレビジョン分配網121を通じて、そ
の帯域幅の留保された部分によって上記の上流方向チャ
ンネル及び下流チャンネルの状態を表わす信号メッセー
ジを受信する。その結果、回線網インタフェース・ユニ
ット104は、常時、利用可能な空きチャンネルが有る
か否かが分かる。前記加入者がスタート釦を押圧するこ
とによってその呼を開始するときに、もし利用可能なチ
ャンネルが無い場合は、そのNIUから加入者へ話中信
号が与えられる。利用可能なチャンネルが有る場合は、
そのNIUから上記VESPへ、その帯域幅の留保され
た部分によってチャンネルを要求するメッセージが伝送
される。もしその信号チャンネル上に回線争奪が有った
場合は、上記NIUから再度伝送が為されなければなら
ない(この技術は周知のALOHAシステムと同様であ
る)。NIUからの明確なメッセージがVESPによっ
て受信された後、VESPからメッセージがそのメッセ
ージを特定の対のチャンネルに伝達するように指図する
NIUへ伝送される。その後で、指定されたチャンネル
で他の全ての信号が為される。次いで、そのNIUは、
加入者によりそのNIUに関連するダイヤル・パッドを
介して供給された所望の発呼先ロケーションのテレビ電
話番号を表わす信号を、発呼側のNIUを識別する情報
と共に、その信号をPOP161へ伝送されるISDN
・PRI信号メッセージ内に一纏めにするプロセッサ3
60へ伝送するように指図される。
【0026】本発明により、ケーブル回線ロケーション
に対する、上記したようにそのケーブル加入者ロケーシ
ョンを識別する「アドレス」として考えることができる
テレビ電話番号が、そのロケーションへ宛てて伝送され
る通常の音声電話呼に対して使用される標準的な10
(即ち、地域コード・プラス・7)ディジットの市内電
話会社線電話番号と同じになるように管理される。この
ことは、標準加入者回線118に関連する上記市内電話
会社線電話番号と回線網インタフェース・ユニット10
8に関連するテレビ電話番号と同一であることを示して
いる図10における発呼先ケーブル加入者ロケーション
105の拡大図から理解することができる。従って、こ
の場合には、発呼元ケーブル加入者ロケーション101
での加入者がそのNIUのキーパッドに、発呼先ケーブ
ル加入者ロケーション105に設置されている従来型音
声電話機119に関連する10ディジットの電話番号、
即ち、標準加入者回線118に指定されている電話番号
を入力する。これは、従来の音声専用呼ではなく、ケー
ブル加入者が発呼するテレビ電話呼が為されている事実
を別として、発呼元ケーブル加入者ロケーションでのそ
の加入者は、あたかも彼または彼女が簡単な音声専用呼
のような、電話回線を占有的に通じて進行する何らかの
他のダイヤル操作接続と同等なダイヤル操作接続を開始
しているような錯覚を与えられる利点が有る。即ち、そ
のテレビ電話番号が、もしそのテレビ電話番号が所望の
発呼先加入者ロケーションへ為された従来の音声呼であ
ったとすれば使用されたであろう番号と同一の電話番号
に開始されるので、その発呼元加入者には彼または彼女
が為した全てのことは、上記発呼元ロケーション内のテ
レビ電話可能な「附属電話機」に外ならないように思わ
れるものから所望の発呼先加入者ロケーションの「ダイ
ヤル操作」である発呼先加入者であるように思われる。
更に、加入者は「自分の音声電話番号」と「自分のテレ
ビ電話番号」とを区別する必要が無く、それでもその同
一の電話番号へ宛てて伝送される両方の種類の呼を受信
することができる「単一の番号を友人や他の電話を掛け
てくる見込みにある人達へ「告知」することができる。
【0027】POP161で、VESP125から得ら
れる、例えば上記発呼先のテレビ電話番号を包含する呼
に関連付けられている信号情報が、上記で述べた方法で
NCP184へ検索要求をトリガーするために使用され
る。この場合、その発呼先ロケーションは実際にはケー
ブル加入者ロケーションであるので、従ってNCP18
4からPOP161へディジタル交換通信網160を介
してVESP129へその呼を経路指定するように命令
される。
【0028】回線網インタフェース・ユニット108
は、ケーブル・ヘッド・エンド128から、a)上流方
向及び下流方向各チャンネルの指定、及び、b)適切な
スクランブル解除コードを受信し、且つ、回線網インタ
フェース・ユニット108は、信号器を起動して到来し
ているテレビ電話呼のロケーションでの発呼先加入者へ
通報させる。被呼者がスタート釦を押圧(電話中の「オ
フ・フック」に相当する)した後、その到来音声及び映
像信号が106へ供給され、且つ、カメラ107からの
音声及び映像信号がそのカメラ107に指定された上流
方向チャンネルを介して発呼者の受像機へ伝送される。
【0029】双方向通信が発呼元ケーブル加入者ロケー
ション101と発呼先ケーブル加入者ロケーション10
5との間で確立された後、何れかのロケーションが回線
網インタフェース・ユニット104または108、或い
はそのNIUと通信するリモート・コントロール装置の
終了(END)釦を起動することによってその呼を終了
させることができる。そのEND信号は上流方向データ
通信チャンネル内でそのチャンネルに付設されているヘ
ッド・エンド(122または127)へ伝送され、電話
中のオフ・フック信号に相当する手段で解釈されて、デ
ィジタル交換通信網160にそのテレビ電話呼を終了さ
せ、且つ、そこを通る接続を遮断させるように命令を与
える。
【0030】第三の場合は、ケーブル加入者ロケーショ
ンからISDN加入者ロケーションへの呼(例えば、発
呼元ケーブル加入者ロケーション101から発呼先IS
DN回線加入者ロケーション115へ呼が発呼される)
場合である。そのような呼は、データベースの検索が達
成されるまでは発呼先ロケーション(ケーブル・テレビ
ジョンまたはISDN)での装置が知られていない事実
がある結果、NCP184の検索要求に至るまではケー
ブル加入者ロケーションからケーブル加入者ロケーショ
ンへの呼の場合と同様に進行する。発呼先ISDN回線
加入者ロケーション115はNCP184内に列挙され
ていない。そのうえ、住宅内のISDNテレビ電話はV
ESP125によって生成される信号の転送速度である
384Kb/sで動作できるものではないことが想定で
きる。むしろ、128Kb/sが最も有りそうな場合で
ある。従って、その低速度でのテレビ電話信号は発呼先
ISDN回線加入者ロケーション115へ供給されなけ
ればならない。
【0031】しかし、代表的には、POP161内のノ
ードはその呼を低転送速度での呼に変換することはでき
ない(但し、このPOP161及びVESP125がそ
のような能力を具備するように高度化することは可能で
ある)。従って、NCP184からPOP161へその
POP161にその呼を終話させるように命令するメッ
セージが返報されることとなる。続いて、POP161
から標準的な方法でVESP125へ呼終話メッセージ
が戻されることとなる。
【0032】その呼がPOP161で終話された事実
は、VESP125によってその発呼先ロケーションが
ケーブル加入者ロケーションでもなく、或いはまた38
4Kb/s信号を支援できるテレビ電話ケーブル加入者
ロケーションでもないことを表わすものとして解され
る。その結果、VESP125は、a)その端末装置が
128Kb/s信号のみを支援できることを想定し、
b)その低速度でケーブル・ヘッド・エンド124から
受信されたアナログ信号を再度ディジタル変換し、且
つ、c)呼をその低速度でPOP161へ再度開始する
こととなる。その呼要求に付随するメッセージは、デー
タベースの検索要求は必要ではなく、むしろその呼が供
給されている発呼先電話番号に基づいて直ちにディジタ
ル交換通信網160を通じて経路指定されなければなら
ないことをPOP161へ通報し、その結果、その呼を
その低速度で再度確立するようにするようなメッセージ
となろう。このPOP161からは、その呼は丁度IS
DN加入者ロケーションからISDN加入者ロケーショ
ンへの呼の場合での如く進行する。
【0033】周知の如く、128Kb/s接続は、従
来、その回線網を通り、端局端末によって同期される二
つの64Kb/s接続を確立することにより、実行され
る。ここでは、説明の便宜のため、ディジタル接続、即
ち、ディジタル信号呼に関してはそのような一対の64
Kb/s呼から成るものとされる。
【0034】第四の場合は、ISDN加入者ロケーショ
ンからケーブル加入者ロケーションへの呼、即ち、発呼
元ISDN回線加入者ロケーション110から呼が発呼
先ケーブル加入者ロケーション105へ発呼される場合
である。特に、その呼はNCP184の検索要求に至る
まではISDN加入者ロケーションからISDN加入者
ロケーションへの呼の場合と同様に進行する。ここで、
発呼先ケーブル加入者ロケーション105は実際にケー
ブル加入者ロケーションとしてそのデータベースに列挙
されている。従って、NCP184からその呼をPOP
162を介して発呼先ヘッド・エンド127へ経路指定
させる命令がPOP161へ返報されることとなる。こ
のPOP161からは、その呼は、その伝送速度がその
呼が確立された速度であり、発呼元ISDN回線加入者
ロケーション110の能力に依存する速度によって定ま
ることを除いて、ケーブル加入者ロケーションからケー
ブル加入者ロケーションへの呼の場合と同様に進行す
る。VESP129は種々の速度で呼を取り扱うことが
でき、各場合においてその受信されたテレビ電話信号を
発呼先ケーブル加入者ロケーション105で必要とされ
るアナログ形態の信号に変換することができる。
【0035】上記で与えられた各例では、発呼者及び被
呼者が、別々のいわゆる市内電話会社営業区域(LAT
A;local access and transp
ort area)内でそれぞれ電話サービスを供され
ている。もし彼等が同じLATA内で電話サービスを供
されている場合には、発呼元ISDN回線加入者ロケー
ション110から発呼先ISDN回線加入者ロケーショ
ン115への呼は、長距離電話会社を通じて経路指定さ
れることなく取り扱われることとなろう。彼等のロケー
ションが両方ともISDN加入者ロケーションであるの
で、問題は無い。その呼は上記LECにより標準的なL
ATA内ISDN呼として処理されることとなろう。し
かし、その発呼先ロケーションがケーブル加入者ロケー
ションではあるが、やはり発呼元加入者と同一のLAT
A内に居る場合には、別の状況が起きる。この場合は、
先ず第一にそのLECによりその呼要求がISDN加入
者への呼を達成させる要求として解釈することとなる。
その被呼者はISDNサービスを受けていないので、そ
の呼は発呼先LECノードで簡単に切れることとなる。
【0036】この問題を解決する一つの方法は、それら
LECに対してVESPへの接続を行ない、それによっ
て市内通話に対してIXC回線網150の上記機能と事
実上同様な機能を実行する方法である。しかし、それら
LECがこの能力を具備してしないと想定すると、この
場合にサービスを供する替わりの方法は、それらISD
N加入者ロケーションへIXC回線網150を直接アク
セスする機構を具備するようにする方法である。そのよ
うな機構の一つに、そのISDN加入者にISDN加入
者ロケーションからケーブル加入者ロケーションへの呼
を開始するためにダイヤルすることができる電話番号を
与える機構がある。
【0037】特に、この例では800型呼であると想定
される呼が、ディジタル800型サービスが現在長距離
電話会社によって提供されていない故に、発呼元ISD
N回線加入者ロケーション110から音声呼として開始
される。ダイヤルされた番号によって、その呼がLEC
回線網140により幹線151を介してPOP161へ
経路指定されることになる。続いて、POP161から
NCP186からのこの呼を取り扱うため命令が要求さ
れることになる。NCP186は、それに関連する80
0型番号データベースから、その呼が事実テレビ電話呼
であることを判定し、且つ、その呼を、一時、例えばA
T&T社の回線で利用できるカンバーサント(Conv
ersant;登録商標)音声応答装置である音声応答
装置166へ経路指定するようにPOP161に命令す
る。音声応答装置166は、発呼側加入者からタッチ・
パッドを介して入力された発呼先ロケーションの電話番
号を受信すると、音声アナウンスを、同じ電話番号を要
求しているその加入者へ呈示し、POP161を介して
その加入者から与えられた発呼先アドレスを使用するこ
とにより、発呼先ヘッド・エンド127への新しい呼を
確立する。その呼がLECノード146に対してではな
くVESP129へ向けられている事実により、POP
161はNCP184の検索を開始し、続いてNCP1
84からはその呼を発呼先ヘッド・エンド127へ経路
指定するための正しい経路指定命令がPOP161へ与
えられる。もしその発呼先ヘッド・エンド127に対す
る記述項をNCP184内で見いだすことができない場
合は、その発呼者は音声応答装置166により、その呼
を達成することができないことを注意喚起される。その
呼がその時点で終了されるか、或いは発呼側加入者は有
効な発呼先電話番号を付与する別の機会を与えられる。
【0038】しかし、発呼先ロケーション、例えば、発
呼先ケーブル加入者ロケーション105に対する記述項
がNCP184内で見いだされていると想定すると、N
CP184から、その呼をPOP162を介してVES
P129へ経路指定させる命令がPOP161へ返報さ
れる。この時点で、音声応答装置166は発呼元加入者
から受信されたその呼を発呼先加入者に向けて開始され
ているその呼自体につなぐ。このことによって、その発
呼元加入者には第二の呼の様子が実質的に第一の呼の連
鎖として与えられる。800型呼の現在の能力は音声呼
のみを支援することができるような能力であるので、そ
の時点でVESP129によって受信された呼は、上記
で与えられた各例での場合がそうであったように、ディ
ジタル・テレビ電話呼ではなく、むしろ音声呼である。
テレビ電話を支援することができるディジタル接続を確
立するために、VESP129がそれ自体と発呼元IS
DN回線加入者ロケーション110との間にディジタル
接続の設定を開始する必要が有る。この目的のため、V
ESP129から、発呼元加入者に、電話を切って返答
ディジタル信号呼を待機するように命令する音声メッセ
ージが、発呼元ISDN回線加入者ロケーション110
へ送達される。VESP129は、先ず、発呼先顧客ま
たはこの発呼先顧客へのアクセス・チャンネルが話中で
はないことを確かめるためのチェックを行なう。話中で
はないことが確かめられると、VESP129ではPO
P162によってその音声呼に付与された電話番号がそ
の呼を設定するために使用される。その呼がこうして発
呼元ISDN回線加入者ロケーション110と発呼先ヘ
ッド・エンド127との間に確立されると、発呼先ヘッ
ド・エンド127はそれ自体から発呼先ケーブル加入者
ロケーション105へのリンクを、発呼先ヘッド・エン
ド127が何らかの他の到来テレビ電話呼に対して確立
する方法と同様な方法で確立するように進行することが
できる。他方、もしその発呼先顧客が話中であることが
見いだされると、適切なアナウンス、例えば話中音がそ
の発呼元加入者へ供される。
【0039】上記の説明は単なる例であり、種々の高度
化が可能である。例えば、これまでの説明ではISDN
加入者ロケーションがNCP184内に登録されず、特
定の種類のテレビ電話、例えば、128Kb/sで通信
を行なうテレビ電話を持っているものと想定されてい
た。しかし、同様に、その同じデータベース内にISD
N加入者ロケーションに関する加入情報を支援すること
ができる。そのような情報には、種々のISDNテレビ
電話を余裕をもって支援することが可能となるように加
入者の装置が動作するデータ転送速度を包含することが
できる。NCP184によるそのようなデータの検索
は、POP161を介してVESP125へ伝送されて
いる明示的な命令に帰着する。続いて、VESP125
はこの情報を発呼先ISDN回線加入者ロケーションに
対して適切な転送速度の呼を設定を開始する使用するこ
とができる。
【0040】一層進んだ高度化として、ケーブル加入者
ロケーションもまた、その加入者が、a)もし他のロケ
ーションにもまたISDNテレビ電話が備えられている
場合、彼または彼女のISDNテレビ電話を使用し、或
いは、b)もし他のロケーションがケーブル回線接続装
置を有している場合、彼または彼女のその種類の装置を
使用することができるように、ISDN回線を持つこと
ができる。従って、このことは、到来呼の種類をNCP
184内に格納されている加入データと相互参照するこ
とによって容易に達成することができる。
【0041】もう一つの可能な高度化では、「学習デー
タベース」の概念が組み入れられる。或る所定の発呼先
顧客上のデータがNCP184内で見いだされないとき
は、適当なデータ転送速度の呼が、試行錯誤でどのデー
タ転送速度が実際にその発呼先加入者に適切であるかを
調べるために行なわれる。この情報はその後でNCP1
84に格納されて続くその顧客への呼が自動的に進行す
ることが可能となるようにされる。
【0042】上記種々の形態の接続を達成するためにデ
ィジタル交換通信網160内で実行される各ステップの
論理シーケンスは、POP161がステップ801で呼
要求を受信するときに、開始される、図8のフローチャ
ートによって要約されている。もしその呼がステップ8
20で判定されたときケーブルのヘッド・エンドから発
呼されたものではない場合、その呼はISDN回線呼で
あると想定される。続いて、ステップ810で、この呼
が何らかの他の種類のISDN回線呼と対立するような
テレビ電話呼であるか否かが、Dチャンネルから判定さ
れる。もしその呼がそのような他の種類のISDN回線
呼であれば、そのISDN回線呼はステップ827で表
わされているように、従来の方法で単に達成される。他
方、もしその呼がテレビ電話呼であれば、ステップ81
7でのテストでその発呼先ロケーションがケーブル加入
者ロケーションであるか否かの判定を行なうために、N
CP184がステップ812で検索要求される。もしケ
ーブル加入者ロケーションであれば、その呼はステップ
822で表わされているように、発呼先ヘッド・エンド
へ経路指定され、これはISDN加入者ロケーションか
らケーブル加入者ロケーションへの呼の場合である。他
方、もしその発呼先ロケーションがケーブル加入者ロケ
ーション(即ち、上記した如く一つの可能性として、そ
の発呼先ロケーションがケーブルの能力とISDNの能
力との双方を持つ加入者ロケーション)ではない場合
は、その呼はやはり通常のISDN回線呼として達成さ
れ、これはISDN加入者ロケーションからISDN加
入者ロケーションへの呼の場合である。
【0043】再びステップ820に戻り、ここでその呼
がケーブル・ヘッド・エンドから発呼されているものと
想定すると、先ずステップ830で、その呼が発呼元ヘ
ッド・エンドが呼設定要求内にこの呼を経路指定するた
めに検索要求が必要ではないことを表わす呼を意味する
「検索要求無し」呼であるか否かに関するテストが為さ
れる。もしその呼が「検索要求無し」呼であれば、その
呼はステップ827でISDN回線呼として達成され
る。先に言及したように、その「検索要求無し」呼に対
する符号転送速度は、もし発呼元ヘッド・エンドがその
呼が終話されたときにNCP184から発呼先ロケーシ
ョンに関する明確な符号転送速度を与えられている場
合、128Kb/sのデフォールト転送速度かまたは何
らこの他の適切な転送速度かの何れかである。もしその
呼が「検索要求無し」呼ではない場合は、NCP184
がステップ832で検索要求され、且つ、発呼先ロケー
ションの特質がステップ834でテストされる。もしそ
の発呼先ロケーションがケーブル加入者ロケーション
(即ち、上記した如く一つの可能性として、その発呼先
ロケーションがケーブルの能力とISDNの能力との双
方を持つ加入者ロケーション)である場合、その呼はス
テップ822で表わされているように、発呼先ヘッド・
エンドへ経路指定される。これはケーブル加入者ロケー
ションからケーブル加入者ロケーションへの呼の場合で
ある。もしその発呼先ロケーションがケーブル加入者ロ
ケーションではない場合、それはISDN回線ロケーシ
ョンであると推測される。事実、NCP184はその発
呼先ロケーションが384Kb/sの映像信号を受信す
ることが可能であることを表わす情報を包含することが
でき、この場合、やはり384Kb/sの信号である上
記発呼元ヘッド・エンドからの信号が、ステップ836
及び824で、そのポイントからのISDN回線呼とし
て上記発呼先ロケーションへ直ちに転送されることが可
能である。発呼先ロケーションが低速度で動作すること
を表わす情報をNCP184が持っているか、または、
NCP184がその発呼先ロケーションに関する情報を
全く持っていないかの何れかの理由で、もしNCP18
4がその発呼先ロケーションが384Kb/sの映像信
号の受信が可能であることを表わしていない場合は、そ
の呼はステップ826で表わされているように、発呼元
ヘッド・エンドへ終話され、その呼はもしそれが利用可
能であれば発呼先データ転送速度情報を包含するメッセ
ージを終話する。
【0044】図9はNCP184内に支援されている加
入者データベースの内の小部分を示す図である。本発明
に特に関連のある三つの情報フィールド、即ち、「加入
者テレビ電話番号」、「ケーブル加入者経路指定情報」
及び「ISDN回線加入者データ転送速度情報」がこの
図9に明確に表わされており、他のフィールドもそのよ
うなものとして造作無く表わされる。これらのデータ・
エレメントは「加入時間」質問票を通じて、または先に
言及したように学習データベースの機能を通じて入力す
ることができる。
【0045】そのデータベース内の三個の具体的なデー
タ・レコードが図示されている。レコード901は、単
にケーブル加入者ロケーションである加入者ロケーショ
ンに対するレコードである。事実、このレコードは発呼
先ケーブル加入者ロケーション105に対するレコード
である。従って、このレコードには加入者テレビ電話番
号及びケーブル加入者経路指定情報が包含されるが、し
かしISDN回線加入者データ転送速度情報は包含され
ない。ケーブル加入者テレビ電話番号は(203)55
5−6721である。先に言及した如く、且つ、図10
にも図示されている如く、このテレビ電話番号は、本発
明によれば、加入者ロケーション内の従来型音声電話機
119に付設されている標準加入者回線118に関連す
る市内電話会社線電話番号である。そのケーブル加入者
経路指定情報は、NCP184が付与された加入者テレ
ビ電話番号を使用してアクセスされるときに検索され、
テレビ電話呼を、例えば発呼先POPの識別コード、発
呼先ヘッド・エンド、及びその発呼先ヘッド・エンドに
よってサービスを受けている他の全てからその発呼先ロ
ケーションを唯一的に識別するコードを包含する加入者
ロケーションへ経路指定し、その電話番号と発呼先ケー
ブル加入者ロケーションに関連するケーブル・テレビジ
ョン分配網との間の関連を確立する。レコード901内
で、その経路指定情報は、発呼先ケーブル加入者ロケー
ション105内の回線網インタフェース・ユニット10
8への経路指定の種々のエレメントに対する参照数字で
ある、162/127/126/108として記号を用
いて表わされる。
【0046】レコード902は、ISDN回線ロケーシ
ョン、一例として発呼元ISDN回線加入者ロケーショ
ン110のみである加入者ロケーションに対するレコー
ドである。そのようなものであるから、そのレコードに
は,a)この場合、ISDN・BRI回線112の識別
を行なう加入者テレビ電話番号、及び、b)図9に38
4Kb/sを意味する「384」によって記号を用いて
表わされている、そのロケーションに設置されているI
SDNテレビ電話機111が動作する転送速度に関する
情報、が包含されている。勿論、ISDN回線発呼先ロ
ケーションはNCP中に呼を受信するためにそれにふさ
わしい関連するレコードを有する必要がない。そのよう
なレコードが存在しない場合は、128Kb/sのデフ
ォールト転送速度が想定される。
【0047】レコード903は、ケーブル加入者ロケー
ションとISDN回線ロケーションとの双方であり、一
例としてそれらロケーション(図示せず)の一方が同軸
ケーブル・テレビジョン分配網121に接続されてい
る、加入者ロケーションに関するレコードである。ここ
で、それら三つのフィールドが全て、そのロケーション
でのISDN回線テレビ電話が128Kb/sの転送速
度で動作することを表わしている記述項を含む幾つかの
記述項を有する。そのような各ロケーションに関して、
もし発呼元装置がケーブル装置であれば各呼が代表的に
はケーブル装置へ宛てて伝送され発呼元装置がISDN
装置であれば各呼が代表的にはISDN装置へ宛てて伝
送されることとなろう。
【0048】本明細書の以下の記載及び関連する図面で
は、図1のシステムの種々の構成要素を詳細に説明し、
且つ、図示する。
【0049】特に、図2は、図1中のNIU104また
は108のようなアナログ回線網インタフェース装置を
構成するブロック・ダイヤグラムを示している。このN
IUは、ディジタル符号化及び復号化が発呼元ロケーシ
ョン及び発呼先ロケーションで利用できない実施例で使
用される。この実施例では、発呼元ロケーションで発生
された音声信号及び映像信号がこのNIUの個々の入力
ライン211及び212へそれぞれ与えられ、一方、音
声信号及び映像信号はこのNIUの個々の出力ライン2
21及び222からそれぞれ出力される。このNIU
は、代表的には5乃至550MHzの周波数帯の周波数
変調信号を単向二路フィルタ240を介して送信及び受
信するために、同軸ケーブル250を介してケーブル分
配網へ接続されている。単向二路フィルタ240の機能
は、(1)同軸ケーブル250と下流方向データ・チャ
ンネル復調器227との間、並びに、同軸ケーブル25
0と下流方向テレビ電話チャンネルからIFへの復調器
225との間に高周波通過特性を与え、(2)同軸ケー
ブル250と上流方向データ・チャンネル変調器217
との間、並びに、同軸ケーブル250とIFから上流方
向テレビ電話チャンネルへの変調器215との間に低周
波通過特性を与えることにある。この能力は殆どの双方
向同軸ケーブル増幅器に存在している。そのNIU内で
は、マイクロプロセッサ270がダイヤル・パッド27
2からの情報と、或るVESPから伝送される制御情報
を検索するために下流方向データ通信搬送周波数を復調
する下流方向データ・チャンネル復調器227からの情
報とを受信する。その下流方向制御情報には次のメッセ
ージ、即ち、(1)ポーリング・メッセージ、(2)上
流方向テレビ電話チャンネル指定メッセージ、(3)下
流方向テレビ電話チャンネル指定メッセージ、(4)ス
クランブル解除認可メッセージ、(5)発呼者識別コー
ド、及び適切なその他の補助情報を包含することができ
る。
【0050】発呼元ロケーションで生成され発呼先ロケ
ーションへ向かうテレビ電話信号は、上記NIU内で一
例としてほぼ6MHzの帯域幅を持つRF信号を構成す
るために搬送波を変調することにより処理される。この
処理は、幾つか(一例としては四個)の上流方向テレビ
電話チャンネルが同軸ケーブル250内に存在するよう
になるように為される。勿論、別の構成では、比較的に
少数のチャンネルや付加的なチャンネル、または6MH
z帯域幅のチャンネルを使用することも可能である。変
調は、二段階で、即ち、先ずベースバンド周波数からI
Fへの変調器213内での中間周波数(IF)への変
調、及び、次にIFから上流方向テレビ電話チャンネル
への変調器215での所望チャンネル周波数への変調に
よって達成される。変調器215で使用される特定チャ
ンネル中心周波数は、マイクロプロセッサ270の制御
の下で、上記上流方向テレビ電話チャンネル指定メッセ
ージの解釈を行なうために選択される。
【0051】到来テレビ電話信号は、図2内で、同軸ケ
ーブル250に受信されたRF信号を同調(FM復調)
を行ないその信号中に複合されている音声情報及び映像
情報を回復することによって処理される。復調は、二段
階、即ち、先ず下流方向テレビ電話チャンネルからIF
への復調器225による復調と、次に中間周波数からベ
ースバンドへの復調器223による復調とで達成され
る。IF復調器225内で使用される特定のチャンネル
中心周波数が、マイクロプロセッサ270の制御の下
で、関連するヘッド・エンドから受信された下流方向テ
レビ電話チャンネル指定メッセージの解釈を行なうため
に選択される。所望の呼当事者のみが到来音声情報及び
映像情報を受信して使用することが確実にできるように
するために、下流方向信号は図4でより詳細に説明され
るように、発呼先側のVESP内のスクランブラ371
乃至373でスクランブルされる。スクランブル解除器
230は復調器225から出力されたスクランブルIF
信号を、マイクロプロセッサ270の制御の下で関連す
るヘッド・エンドから受信されたスクランブル解除認可
メッセージの解釈を行なうことによりスクランブルを解
除するように構成されている。
【0052】マイクロプロセッサ270は同様に、オン
・フック及びオフ・フックの各ステータス、ダイヤルさ
れた電話番号、課金情報、認可番号等のような、各テレ
ビ電話呼に関する情報を得るために、図2のNIUの利
用者からの入力を、一例としてダイヤル・パッド272
を介して受信する。この情報は別の上流方向データ・チ
ャンネル変調器217、一例として、ディジタル・デー
タをやはり同軸ケーブル250を介して伝送される変調
信号に変換するFSK変調器へ印加される。
【0053】このシステムの残りの部分の説明の前に、
ここでディジタル符号化と復号化との双方または一方が
発呼元ロケーションと発呼先ロケーションの何れか一方
または双方で使用可能な本実施例で使用されるディジタ
ルNIUの構成を述べることが理解するために便宜的で
あろう。そのようなディジタルNIUが図6にブロック
・ダイヤグラムの形態で図示されている。この図6で
は、図2の如く、発呼元ロケーションで生成されたアナ
ログ音声信号及び映像信号がそのNIUの個々の入力ラ
イン211及び212へそれぞれ与えられ、一方、アナ
ログ音声信号及び映像信号はこのNIUの個々の出力ラ
イン221及び222からそれぞれ出力される。図2に
おける如く、図6のディジタルNIUは、代表的には5
乃至550MHz周波数帯の周波数変調信号を単向二路
フィルタ240を介して送信及び受信するために、同軸
ケーブル250を介してケーブル分配網に接続されてい
る。
【0054】図6のNIUは、図2中におけるその対応
部分と同様に、ダイヤル・パッド272からの情報と、
VESPから伝送された制御情報を検索するために下流
方向データ通信搬送周波数を復調する下流方向データ・
チャンネル復調器227からの情報とを受信するマイク
ロプロセッサ270を包含している。入力ライン211
及び222から到来するアナログ映像信号及び音声信号
は、先ずディジタル・ビット・ストリームを構成するた
めに映像符号化器253でディジタル符号化され、次い
で指定されている上流方向ディジタル・テレビ電話チャ
ンネル上の上流方向テレビ電話チャンネル変調器255
でそのチャンネルにのみと関連する搬送周波数を使用し
て変調される。変調器255で選択され使用される特定
チャンネル中心周波数は、マイクロプロセッサ270の
制御の下で、関連するヘッド・エンドから受信される上
記上流方向テレビ電話チャンネル指定メッセージの解釈
を行なうために選択される。なお、この実施例では二段
階の変調(ベースバンド周波数からIF、及びIFから
チャンネル周波数)は必要ではない。
【0055】下流方向信号に関しては、到来するディジ
タル符号化されたテレビ電話信号が図6のディジタルN
IUで、特定の下流方向ディジタル・テレビ電話チャン
ネルを下流方向テレビ電話チャンネル復調器265で復
調することにより、検索される。下流方向テレビ電話チ
ャンネル復調器265で使用される特定のチャンネル中
心周波数はマイクロプロセッサ270の制御の下で、関
連するヘッド・エンドから受信された下流方向ディジタ
ル・テレビ電話チャンネル指定メッセージの解釈を通じ
て選択される。所望の呼当事者のみが到来ディジタル音
声及び映像情報の受信及び使用が確実にできるようにす
るために、その下流方向信号は図4でより詳細に説明さ
れるように、発呼先側VESP内のスクランブラ371
でスクランブルされる。ディジタル・スクランブル解除
器231は下流方向テレビ電話チャンネル復調器265
から出力されたスクランブル・ディジタル信号を、マイ
クロプロセッサ270の制御の下で関連するヘッド・エ
ンドから受信されたスクランブル解除認可メッセージの
解釈を行なうことによりスクランブルを解除するように
構成されている。ディジタル・スクランブル解除器23
1からの出力は、終端装置例えばテレビジョン受像機若
しくはモニターへ印加するため、ディジタル信号を適当
なフォーマット(例えばNTSCフォーマット)の音声
及び映像信号に変換する映像復号化器263へ印加され
る。なお、この実施例では二段階の復調(即ち、テレビ
電話チャンネルからIF、及びIFからベースバンド周
波数)は必要ではない。
【0056】図3は、図1のケーブル・ヘッド・エンド
124及び128のようなケーブル・ヘッド・エンドの
代表的な構成を、ブロック・ダイヤグラム形態で示す図
である。ケーブル・ヘッド・エンドは、一般的には、ケ
ーブル分配網の同軸帯域幅に於ける信号変換器兼チャン
ネル結合器兼スプリッタとして機能する。
【0057】より具体的には、図3に示されるように、
ケーブル・ヘッド・エンド300は同軸ケーブルからの
RF信号を、図2または図6の単向二路フィルタ240
と同様な構成を持ち、混成体のように作用し、且つ、到
来信号ストリームと出力信号ストリームとの分離、及び
テレビ電話チャンネル信号ストリームと娯楽チャンネル
信号ストリームとの分離を行なう単向二路フィルタ34
0を介して受信するように構成されている。上流方向テ
レビ電話帯域幅、例えば、5乃至30MHzの信号は、
搬送周波数に基づいて到来信号のフィルタリング及び分
離を行なう上流方向チャンネル・スプリッタ305へ印
加され、且つ、個々の変調されたRF信号を、各々が適
当な搬送周波数を持つ複数個の復調器307乃至309
へ印加する。
【0058】ヘッド・エンドのディジタル部分の復調器
307乃至309から出力された下流方向テレビ電話信
号は、下流方向チャンネル結合器335内で、下流方向
信号帯域幅、例えば50乃至550MHzを構成してい
る他の娯楽チャンネルと混合される。
【0059】図4は、図1のVESP125及び129
のような、ケーブル分配網とISDN・PRIプロトコ
ルで動作するT1またはT3伝送回線のようなディジタ
ル伝送回線との間のインタフェースとして働くVESP
の代表的な構成を、ブロック・ダイヤグラム形態で示す
図である。このVESPでは、上流方向アナログ・テレ
ビ電話チャンネル(図4には二本のチャンネルが図示さ
れている)が上流方向テレビ電話チャンネルからIFへ
の復調器308及び309上で終端し、一方、上流方向
ディジタル・テレビ電話チャンネル(図4には一本のチ
ャンネルが図示されている)が上流方向ディジタル・テ
レビ電話チャンネル復調器307上で終端している。
【0060】上流方向各ディジタル・テレビ電話チャン
ネル復調器307乃至上流方向テレビ電話チャンネルか
らIFへの復調器308は、1×2スイッチ391乃至
393の各々への供給を行なう。これら1×2スイッチ
は各々、二つの出力を持っている。一方の出力はN×M
スイッチ395の入力ポートへ向かう。なお、Nは到来
アナログ・テレビ電話チャンネルの数であり、Mは出力
テレビ電話チャンネルの数である。1×2スイッチ39
1及び392からの第二の出力はIFからベースバンド
への復調器382及び383へ進み、他方、1×2スイ
ッチ393からの第二の出力はマルチプレクサ/デマル
チプレクサ(MUX/DUX)330へ進む。この異な
る取扱いは、上流方向テレビ電話チャンネルからIFへ
の復調器308及び309の出力がアナログであり従っ
てIFからベースバンドへの復調を必要とするが、上流
方向ディジタル・テレビ電話チャンネル復調器307の
出力はディジタルであり従ってIFからベースバンド周
波数への復調を必要としない事実に起因している。
【0061】1×2スイッチ391乃至393とN×M
スイッチ395との双方は、ケーブル・テレビ電話回線
間の呼とケーブル・テレビ電話回線内の呼とを識別する
プロセッサ360から制御命令を受信する。例えば、も
し上流方向テレビ電話チャンネルからIFへの復調器3
09によって復調された上流方向アナログ・テレビ電話
信号が他のケーブル分配システム内の遠隔のロケーショ
ンへ伝送されるべきものである場合は、1×2スイッチ
391がその入力信号をIFからベースバンドへの復調
器383へ接続することになる。別の場合で、もし上流
方向テレビ電話チャンネルからIFへの復調器309に
よって復調された上流方向アナログ・テレビ電話信号が
下流方向アナログ・テレビ電話チャンネルのうちの一つ
を介して同じケーブル分配システム(ケーブル・テレビ
電話回線内の呼)内の発呼先ロケーションへ伝送される
べきものである場合は、1×2スイッチ391がその入
力信号をN×Mスイッチ395へ接続することになる。
N×Mスイッチ395の機能はそのような上流方向アナ
ログ・テレビ電話信号を下流方向アナログ・テレビ電話
チャンネルの一つへ直接接続することにある。この目的
のため、N×Mスイッチ395の各出力は、意図された
発呼先ロケーションのみが伝送された音声及び映像信号
を回復し、且つ、使用することができるようにするため
に使用される、スクランブラ372及び373を介して
IFから下流方向テレビ電話チャンネルへの変調器32
8及び329へ接続されている。
【0062】図4のVESPに受信されたディジタル信
号(アナログ信号と対比される信号)に関しては、上流
方向ディジタル・テレビ電話チャンネル復調器307に
よって復調された上流方向ディジタル・テレビ電話信号
の処理は同様に、発呼先ロケーションが発呼元ロケーシ
ョンと同一のケーブル分配網に接続されている(即ち、
ケーブル・システム内呼)であるか、異なるケーブル分
配網に接続されている(即ち、ケーブル・システム間
呼)であるかに依存する。もしその呼が別のケーブル分
配システム中の発呼先ロケーションへ向かう呼である場
合は、1×2スイッチ393はその入力信号をMUX/
DUX330へ接続する。別の場合で、もし上流方向デ
ィジタル・テレビ電話チャンネル復調器307によって
復調された上流方向ディジタル・テレビ電話信号が同じ
ケーブル分配システム中の発呼先ロケーションへ下流方
向ディジタル・テレビ電話チャンネルのうちの一つを介
して伝送されるべき場合は、1×2スイッチ393はそ
の入力信号をN×Mスイッチ395へ接続する。前述し
た如く、N×Mスイッチ395の機能は上流方向ディジ
タル・テレビ電話信号を下流方向ディジタル・テレビ電
話チャンネルのうちの一つへ接続することにある。秘話
目的で、下流方向ディジタル・テレビ電話信号は下流方
向ディジタル・テレビ電話チャンネル変調器327へ印
加される前にスクランブラ371でスクランブルされ
る。
【0063】IFからベースバンドへの復調器382、
383から出力されたベースバンド音声及び映像信号
は、本質的に発呼元ロケーションで生成された元のアナ
ログ音声及び映像信号と似かよっている。しかし、TV
受像機で再生された到来音声がカムコーダのマイクロフ
ォンによってピックアップされることがある事実によ
り、エコー消去器312及び313が当業者に周知な方
法で音声信号中のエコーを消去するように構成されるよ
うにすることができる。音声及び映像信号をディジタル
形態に変換するために、IFからベースバンドへの復調
器382、383の映像出力及びエコー消去器312、
313からの音声出力が、一例として384Kb/sの
ディジタル出力を出力する複数個の映像符号化・復号化
器(CODEC)322、323へ印加される。多くの
この種のCODECが、コンプレッション・ラボ(Co
mpression Labs)社から市販されている
モデル・レンブラントII/VPのように、市販されて
いる。映像CODEC322、323の出力及び上流方
向ディジタル・テレビ電話チャンネルからのディジタル
・テレビ電話信号は、ISDN・PRIプロトコル利用
能力を有するMUX/DUX330内で混合される。M
UX/DUX330の出力はディジタル伝送回線(IS
DN・PRI)350を介してディジタル交換通信網1
60へ印加される。
【0064】反対方向では、ディジタル交換通信網16
0からの多重化コンポジット信号が図4のVESPにデ
ィジタル伝送回線350を介して受信される。異なる発
呼先ロケーションへ向かう個々のディジタル信号は、ヘ
ッド・エンドで生成されたテレビ電話チャンネル指定メ
ッセージに従って、上流方向信号に実行される多重化作
用と相補的な方法で多重化作用を実行するMUX/DU
X330内で回復される。MUX/DUX330からの
多重分離されたビット・ストリームは、映像CODEC
322、323へ印加されるか、或いはもしそのビット
・ストリームが映像復号化装置を伴うロケーションへ向
かうものである場合には直接スクランブラ371へ印加
される。
【0065】映像CODEC322、323へ印加され
たディジタル信号は先ず伸張され、続いて元の個々のベ
ースバンドの音声信号及び映像信号に変換される。これ
らベースバンドの出力はベースバンドからIFへの変調
器332、333で変調され、続いてスクランブラ37
2、373でスクランブルされ、このスクランブルされ
たIF信号は続いて変調器328、329で周波数変調
される。先に述べた如く、変調器328、329は各テ
レビ電話呼に分配されているケーブル分配網上の下流方
向アナログ・チャンネルと対応する異なった搬送周波数
を有している。下流方向信号帯域幅(例えば、50乃至
500MHz)での変調器327、329の出力が、ケ
ーブル・ヘッド・エンド300内の下流方向チャンネル
結合器335で娯楽チャンネルと混合され、同軸ケーブ
ルへ印加される。
【0066】もし多重分離された信号のうち、映像復号
化装置が具備されているロケーションへ向かう信号がア
ナログ信号ではなくディジタル信号である場合は、その
ような信号はヘッド・エンド内のCODECを介して元
のアナログ形態に変換される必要がない。むしろ、その
ような信号は先ずスクランブラ371によってスクラン
ブルされ、続いて指定されている下流方向ディジタル・
テレビ電話チャンネルに下流方向ディジタル・テレビ電
話チャンネル変調器327を介して変調される。
【0067】下流方向全チャンネルのテレビ電話信号が
同軸ケーブルに接続されている全NIUに印加されてい
るので、スクランブラ372及び373で供されるアナ
ログ・スクランブル、及び、スクランブラ371で供さ
れるディジタル・スクランブルが秘話機能のために必要
である。このことによって、音声及び映像情報が、特定
の利用者のみがその信号のスクランブルを解除すること
ができるために、その信号が通信される先の該特定利用
者によってのみ使用することが確実にできるようにされ
る。この目的のため、アドレスされたNIUのみがスク
ランブル解除コードを受信することになる。その受信さ
れたアナログまたはディジタル音声及び映像情報を再度
組み立てるために、アナログNIUはその個々のスクラ
ンブル解除器230を起動し、ディジタルNIUはその
その個々のディジタル・スクランブル解除器231を起
動することになる。
【0068】ケーブル・ヘッド・エンド内の上流方向チ
ャンネル・スプリッタ305によって受信された信号か
ら分離されている上流方向帯域幅の一部は、そのVES
P内の上流方向データ通信チャンネル復調器346で復
調された上流方向データ通信チャンネル内の制御信号で
ある。その検索された上流方向制御信号はプロセッサ3
60に供給され、続いてディジタル伝送回線350を介
してディジタル交換通信網160へ伝送される前にMU
X/DUX330でディジタル・テレビ電話信号と混合
される。プロセッサ360の機能は、(1)ポーリング
を実行し、(2)NxMスイッチ395及び1×2スイ
ッチ391乃至393を制御し、(3)MUX/DUX
330を制御することにある。プロセッサ360と共に
動作するデータベース361には、そのケーブル網によ
って接続されている全NIUのアドレスと類型、及びテ
レビ電話チャンネルのステータスが包含されている。こ
れらの情報は各NIUをポーリングするために使用され
る。ディジタル交換通信網160からの下流方向多重化
されたデータ・メッセージはMUX/DUX330で分
離され、プロセッサ360へ供給される。加入者NIU
を制御するために使用される各メッセージは下流方向デ
ータ通信チャンネル変調器316によって下流方向デー
タ通信チャンネルに変調され、下流方向チャンネル結合
器335内で他の下流方向テレビ電話チャンネルと混合
される。
【0069】単向二路フィルタ340は、上流方向チャ
ンネル・スプリッタ305及び下流方向チャンネル結合
器335と共にアナログ信号に動作する。上流方向チャ
ンネル・スプリッタ305(または下流方向チャンネル
結合器335)とVESP301の一部である上流方向
ディジタル・テレビ電話チャンネル復調器307乃至3
09(または下流方向テレビ電話チャンネル変調器32
7乃至329)との間の距離は僅か数フィートから数マ
イルまで様々な長さを取ることができる。数フィートの
距離の場合は同軸ケーブルが呼の接続のために使用さ
れ、何マイルもの距離の場合は既存の既製アナログ・フ
ァイバ光またはマイクロウェーブ送信器及び受信器を使
用することができる。図3及び図4には、二個のアナロ
グ・テレビ電話チャンネルと一個のディジタル・テレビ
電話チャンネルが図示されているが、それ以下またはそ
れ以上の数のテレビ電話チャンネルが同軸ケーブルに存
在していても良く、従って種々の数の復調器及び変調器
を使用することができる。
【0070】図5は、図1中のPOP161及び162
をより詳細に実現するために一例として使用される接続
ポイント(POP)401の方正を示すブロック・ダイ
ヤグラムである。POP401には、マルチプレクサ/
デマルチプレクサ(MUX/DUX)441及び回線間
接続ディジタル交換機(例えばAT&T社の4ESS交
換機)442が包含されている。代表的にはPRI・Q
931プロトコルでの上流方向信号は、そのPOP内で
VESPから受信され、MUX/DUX441へ印加さ
れる。数個の信号、例えば図5の場合は信号情報とテレ
ビ電話情報信号との三個の信号が包含するこれらの多重
化された信号が、利用者データから信号情報を分離する
ために、MUX/DUX441で分離される。それら利
用者データ出力は、ディジタル交換通信網160内の適
切な発呼先へ経路指定するために、回線間接続ディジタ
ル交換機442の個々のポートへ印加される。MUX/
DUX441へ印加された各上流方向制御信号は回線間
接続ディジタル交換機442により、回線454上で個
々に回復される。
【0071】もし図5のPOP401がテレビ電話情報
信号の発呼先である場合は、回線間接続ディジタル交換
機442が例えばその呼の最終発呼先を表わす信号情報
を受信する。回線間接続ディジタル交換機442で受信
された到来テレビ電話情報信号は、同様に回線間接続デ
ィジタル交換機442をMUX/DUX441へ接続す
る回線471へ結合され、他方、制御メッセージが同様
に別の回線474上を伝達される。MUX/DUX44
1内では、種々の信号源からのテレビ電話情報信号が互
いに混合され、且つ、それらに関連する制御メッセージ
とも混合されて、やはり代表的にはPRI・Q931プ
ロトコルを使用するVESPへ伝送される。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、端末装
置に音声及び映像のディスプレーとして働く標準的なテ
レビジョン受像機、並びに、音声及び映像の信号源とし
て働く民生用のカメラ若しくはカムコーダを有する構成
を提供することが可能となる利点がある。
【0073】なお、特許請求の範囲に記載した参照符号
は、発明の容易なる理解のためのもので、その範囲を制
限するように理解されるべきものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用することが可能な種類のテレビ電
話システムを示すブロック・ダイヤグラムである。
【図2】図1のシステムで使用することができるアナロ
グ回線網インタフェース装置のブロック・ダイヤグラム
である。
【図3】図1のシステムで使用されるケーブル・ヘッド
・エンドのブロック・ダイヤグラムである。
【図4】図1のシステムで使用される映像強化サービス
・プラットフォームのブロック・ダイヤグラムである。
【図5】図1のシステムで使用される接続ポイントのブ
ロック・ダイヤグラムである。
【図6】図2のアナログ回線網インタフェース装置の代
わりに、図1のシステムで使用されるディジタル回線網
インタフェース装置のブロック・ダイヤグラムである。
【図7】図3と図4との相互関係を示す図である。
【図8】図1のシステムによってサービスされる異なる
種類の加入者ロケーションの接続を達成するために、図
1のシステムで実行されるステップの論理シーケンスを
説明するためのフロー・チャートである。
【図9】本発明の原理によるテレビ電話番号の管理を示
す、図1のシステム中の映像回線網制御ポイント(NC
P)内で支援されるデータベースの一部を示す図であ
る。
【図10】図1のシステム中の加入者ロケーションのう
ちの一つの拡大図である。
【符号の説明】
101 発呼元ケーブル加入者ロケーション 102 カメラ 103 テレビジョン受像機 104 回線網インタフェース・ユニット(NIU) 105 発呼先ケーブル加入者ロケーション 106 テレビジョン受像機 107 カメラ 108 回線網インタフェース・ユニット(NIU) 109 従来型音声電話機 110 発呼元ISDN回線加入者ロケーション 111 ISDNテレビ電話機 112 ISDN基本群速度インタフェース(ISDN
・BRI)回線 113 標準加入者回線 115 発呼先ISDN回線加入者ロケーション 116 ISDNテレビ電話機 117 ISDN基本群速度インタフェース(ISDN
・BRI) 118 標準加入者回線 119 従来型音声電話機 121 同軸ケーブル・テレビジョン分配網 122 発呼元ヘッド・エンド 124 ケーブル・ヘッド・エンド 125 映像強化サービス・プラットフォーム(VES
P) 126 同軸ケーブル・テレビジョン分配網 127 発呼先ヘッド・エンド 128 ケーブル・ヘッド・エンド 129 映像強化サービス・プラットフォーム(VES
P) 130 下流方向娯楽チャンネル源 131 ディジタル通信チャンネル 135 下流方向娯楽チャンネル源 136 ディジタル通信チャンネル 140 地域交換サービス会社(LEC)回線網 141 LECノード 142 信号回線 143 信号転送ポイント(STP) 144 信号回線 145 地域交換サービス会社回線網(LEC回線網) 146 LECノード 147 信号回線 148 信号転送ポイント(STP) 149 信号回線 150 長距離電話会社(IXC)回線網 151 幹線 152 幹線 160 ディジタル交換通信網 161 接続ポイント(POP) 162 接続ポイント(POP) 163 ノード 164 ノード 165 ノード 166 音声応答装置 184 映像回線網制御ポイント(映像NCP) 186 回線網制御ポイント(800NCP) 190 標準共通線信号方式通信(CCS)回線 191 信号転送ポイント(STP) 192 幹線 211 入力ライン 212 入力ライン 213 ベースバンドからIFへの変調器 215 IFから上流方向テレビ電話チャンネルへの変
調器 217 上流方向データ・チャンネル変調器 221 出力ライン 222 出力ライン 223 IFからベースバンドへの復調器 225 下流方向テレビ電話チャンネルからIFへの復
調器 227 下流方向データ・チャンネル復調器 230 スクランブル解除器 231 ディジタル・スクランブル解除器 240 単向二路フィルタ 250 同軸ケーブル 253 映像符号化器 255 上流方向テレビ電話チャンネル変調器 263 映像復号化器 265 下流方向テレビ電話チャンネル復調器 270 マイクロプロセッサ 272 ダイヤル・パッド 300 ケーブル・ヘッド・エンド 301 映像高度サービス・プラットフォーム(VES
P) 302 同軸ケーブル 305 上流方向チャンネル・スプリッタ 307 上流方向ディジタル・テレビ電話チャンネル復
調器 308 上流方向アナログ・テレビ電話チャンネルから
IFへの復調器 309 上流方向アナログ・テレビ電話チャンネルから
IFへの復調器 312 エコー消去器 313 エコー消去器 316 下流方向データ通信チャンネル変調器 322 映像符号化・復号化器(CODEC) 323 映像符号化・復号化器(CODEC) 327 下流方向ディジタル・テレビ電話チャンネル変
調器 328 IFから下流方向テレビ電話チャンネルへの変
調器 329 IFから下流方向テレビ電話チャンネルへの変
調器 330 マルチプレクサ/デマルチプレクサ(MUX/
DUX) 332 ベースバンドからIFへの変調器 333 ベースバンドからIFへの変調器 335 下流方向チャンネル結合器 340 単向二路フィルタ 346 上流方向データ通信チャンネル復調器 350 ディジタル伝送回線 360 プロセッサ 361 データベース 371 スクランブラ 372 スクランブラ 373 スクランブラ 382 IFからベースバンドへの復調器 383 IFからベースバンドへの復調器 391 1×2スイッチ 392 1×2スイッチ 393 1×2スイッチ 395 N×Mスイッチ 401 接続ポイント(POP) 441 マルチプレクサ/デマルチプレクサ(MUX/
DUX) 442 回線間接続ディジタル交換機(4ESS交換
機) 454 回線 471 回線 474 回線 901 レコード 902 レコード 903 レコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリー シー.パパニコラウ アメリカ合衆国 07738 ニュージャージ ー リンクロフト、ホワイトオークリッジ ロード 50 (72)発明者 チェン デヴィッド ユ アメリカ合衆国 07076 ニュージャージ ー スコッチプレーンズ、ニューアーク アヴェニュー 2262

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換通信網(140、145、16
    0)と、 各々が関連する市内電話会社線電話番号を持ち、且つ、
    それらのうちの一つから別の一つが持つ市内電話会社線
    電話番号を表わす信号が受信されることに応答して前記
    電話交換通信網によりこれら二つの電話機間の通信経路
    が確立されるように、前記電話交換通信網と接続された
    複数個の音声電話機(109)と、 個々にケーブル・テレビジョン分配網(121、12
    6)を介して前記電話交換通信網へ接続され、各々が関
    連するテレビ電話番号を持ち、且つ、それらのうちの一
    つから別の一つが持つテレビ電話番号を表わす信号が受
    信されることに応答してこれら二つのケーブル加入者ロ
    ケーションの間の通信経路が確立されるように前記音声
    電話機と接続され、且つ、各々が個々に前記音声電話機
    のうちの一つを設置している複数個のケーブル加入者テ
    レビ電話ロケーション(101、105)とから成り、 前記各ケーブル加入者テレビ電話ロケーションと個々に
    関連する前記テレビ電話番号が、一つのケーブル加入者
    テレビ電話ロケーションに設置されている前記音声電話
    機に関連する前記市内電話会社線電話番号と同一である
    ことを特徴とする、テレビ電話システム。
  2. 【請求項2】 電話交換通信網と、 各々が関連する市内電話会社線電話番号を持ち、且つ、
    それらのうちの一つから別の一つが持つ市内電話会社線
    電話番号を表わす信号が受信されることに応答して前記
    電話交換通信網によりこれら二つの電話機間の通信経路
    が確立されるように、前記電話交換通信網と接続された
    複数個の音声電話機と、 個々にケーブル・テレビジョン分配網回線を介して前記
    電話交換通信網へ接続された複数個のケーブル加入者テ
    レビ電話ロケーションとから成る種類の電話システムに
    おいて、 前記各ケーブル加入者テレビ電話ロケーションに、a)
    前記ケーブル加入者ロケーションの一つに設置されてい
    る音声電話機に関連する前記市内電話会社線電話番号
    と、b)前記一つのケーブル加入者ロケーションに関連
    付けられ、前記電話交換通信網から前記一つのケーブル
    加入者ロケーションへのケーブル・テレビジョン分配網
    の経路を特定する経路指定情報、とを包含するデータ・
    レコードを格納するステップと、 前記ケーブル加入者ロケーションのうちの発呼元ロケー
    ションから、前記音声電話機の個々に関連する前記市内
    電話会社線電話番号を表わしている各信号が受信される
    ことに応答して前記データベース手段をアクセスし、前
    記各電話機に関連する経路指定情報を検索するステップ
    と、 前記検索された経路指定情報に基づいて、前記発呼元ケ
    ーブル加入者ロケーションから前記ケーブル加入者ロケ
    ーションのうちの個々の発呼先ロケーションへのテレビ
    電話接続を確立するステップ、 とを有することを特徴とする、テレビ電話システムの使
    用方法。
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