JPH06216795A - 自動車用アンテナ装置 - Google Patents

自動車用アンテナ装置

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JPH06216795A
JPH06216795A JP2378293A JP2378293A JPH06216795A JP H06216795 A JPH06216795 A JP H06216795A JP 2378293 A JP2378293 A JP 2378293A JP 2378293 A JP2378293 A JP 2378293A JP H06216795 A JPH06216795 A JP H06216795A
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JP
Japan
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impedance matching
matching circuit
antenna
coil
circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2378293A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kakizawa
均 柿沢
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的広い周波数範囲で高利得が得られる自
動車用アンテナ装置を提供すること。 【構成】 マッチングコイルL5とL6を直列に接続し
てアンテナインピーダンス整合回路を形成し、ダイオー
ドD2をL6と並列に接続し、D2のアノード側に選択
信号発生部Mから高レベル又は低レベルの電圧を印加す
るよう構成した。いま、AM放送の受信帯域のうち上側
周波数に同調を取るとMから高レベル電圧が出力され、
D2が導通しL6は短絡される。よって、L5だけで整
合回路が形成され上側周波数帯域でインピーダンス整合
が取られる。一方、下側周波数に同調を取るとMから低
レベル電圧が出力され、D2は導通せずL5とL6の直
列回路で整合回路が形成され下側周波数帯域でインピー
ダンス整合が取られる。このように上側と下側に2分し
てインピーダンス整合を取ったので比較的広い周波数範
囲で高利得が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インピーダンス整合回
路を設けた自動車用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の自動車用アンテナ装置の模
式図を示す。このアンテナ装置は窓ガラスにアンテナを
埋設した場合の一例で、従来の自動車用アンテナ装置1
00は、窓ガラス101に埋設したアンテナ102と、
アンテナの一部として兼用した曇止用熱線103と、ア
ンテナ102と不図示の受信機間に設けたコイル104
とにより構成されていた。そして、このコイル104で
アンテナ102と受信機間のインピーダンス整合を取っ
ていた。又、この場合は不図示の熱線用電源に高周波が
回り込むのを防止するチョークコイル105が曇止用熱
線103の電源ラインに挿入されていた。尚、コイル1
04の代りにバリキャップ等の可変リアクタンス素子を
用いる場合もあった。
【0003】図5及び図6はこのアンテナ装置100の
アンテナ利得特性図で、図5は中波AM放送帯、図6は
超短波FM放送帯の特性を示す。これらの図によれば、
コイル104を設けた場合の特性曲線(波形S11,S
13)は、上に凸の放物線状となり、共振周波数f3又
はf4付近(図中fu又はfvで示す範囲内)ではアン
テナ102直結の場合(波形S12,S14)に比べ利
得が高くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高利得が得ら
れる周波数範囲fu又はfvは比較的狭く、放送帯域全
体をカバーすることは難しかった。これは、主に分布定
数回路であるアンテナの特性の一部を集中定数で補った
ため、LC直列共振回路に近い特性を示すためである。
【0005】又、コイルの代りにバリキャップを用いた
場合は、バリキャップの特性により強電界で歪が発生し
易かった。
【0006】そこで本発明の目的は、比較的広い周波数
範囲で高利得が得られる自動車用アンテナ装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明に係る自動車用アンテナ装置は、受信周波数帯
域を上側と下側に2分し、上側用インピーダンス整合回
路と、下側用インピーダンス整合回路と、受信周波数に
応じて何れか一方のインピーダンス整合回路を選択する
選択手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】受信周波数に応じて上側用又は下側用インピー
ダンス整合回路が選択され、選択された方の整合回路で
アンテナのインピーダンス整合が取られる。即ち、帯域
を上下2つに分け、夫々の帯域でインピーダンス整合が
取られるため、1つの整合回路の場合に比べ広い周波数
範囲でインピーダンス整合を取ることができ、よってア
ンテナの利得を上げることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る自動車用アン
テナ装置の一例の構成図である。自動車用アンテナ装置
1は窓ガラスアンテナ部2と、上側用インピーダンス整
合回路3と、下側用インピーダンス整合回路4と、選択
手段5と、受信機6とにより構成される。
【0010】窓ガラスアンテナ部2は、窓ガラス21に
埋設したアンテナ22と、アンテナの一部として兼用し
た曇止用熱線23と、チョークコイル24とにより構成
される。
【0011】図2に上側用インピーダンス整合回路3、
下側用インピーダンス整合回路4、及び選択手段5の一
例の回路図を示す。
【0012】尚、本実施例では受信機6としてAM・F
M兼用2バンド受信機を用いたのでインピーダンス整合
回路もAM用とFM用の2系統を設けたが、AM用又は
FM用の1系統だけでもよい。
【0013】図2において、FM用インピーダンス整合
回路11はマッチングコイルL1,L2と、スイッチン
グダイオードD1と、チョークコイルL3,L4と、ダ
イオードD1のバイアス設定用抵抗R1と、FM放送波
を通過させるためのコンデンサC1とにより構成され
る。後述するが上側インピーダンス整合回路3はL1の
みから成り、下側インピーダンス整合回路4は前記L1
とL2の直列回路から成る。
【0014】同様に、AM用インピーダンス整合回路1
2はマッチングコイルL5,L6と、スイッチングダイ
オードD2と、チョークコイルL7,L8と、ダイオー
ドD2のバイアス設定用抵抗R2と、AM用と共用する
直流阻止用コンデンサC2とにより構成される。尚、前
記コイルL5はAM放送波を通過させる役目も有する。
後述するが上側インピーダンス整合回路3はL5のみか
ら成り、下側インピーダンス整合回路4は前記L5とL
6の直列回路から成る。
【0015】そして、前記整合回路11,12のアンテ
ナ側は端子P1を介してアンテナ2に接続され、受信機
側は端子P2を介して受信機6に接続される。
【0016】Mは選択信号発生部、L9はチョークコイ
ル、C3は直流阻止用コンデンサである。前記選択信号
発生部Mは端子P3を介して前記受信機6よりチューニ
ング電圧を入力し、この電圧に応じて高レベル(H)又
は低レベル(L)の信号を出力するレベル判定回路で、
従来のインバータIC等で構成できる。前記選択手段5
は前記選択信号発生部M,スイッチングダイオードD
1,D2,チョークコイルL3,L4,L7,L8,L
9,及び抵抗R1,R2から成る。
【0017】前記受信機6は電子チューニング式の受信
機で、所望の受信周波数に応じた電圧が電子チューナ6
aから出力され、この電圧で同調回路6bの同調周波数
と局部発信回路6cの発振周波数が決定される。尚、6
dは高周波増幅回路、6eは周波数混合回路、6fは中
間周波増幅回路であり、以下、検波回路からスピーカま
で従来の受信機と同様なのでこれらの図示及び説明は省
略する。
【0018】次に上側用インピーダンス整合回路3、下
側用インピーダンス整合回路4、及び選択手段5を中心
として動作の説明をする。
【0019】前述したように、インピーダンス整合回路
はAM用及びFM用に別個の回路が設けられているが、
所望の受信周波数に近い方の回路で整合が行われるため
両者を切替える切替スイッチを設ける必要はない。即
ち、AM受信の場合は前記コンデンサC1により阻止さ
れるためAM用インピーダンス整合回路12で整合が取
られ、FM受信の場合は前記コイルL5により阻止され
るためFM用インピーダンス整合回路11で整合が取ら
れる。以下、AM受信について説明するがFM受信の場
合も同様である。
【0020】前記選択信号発生部Mは前記電子チューナ
6aからAM放送帯域の上側(周波数の高い方)の電圧
が入力されると12V(以下Hレベル信号という)を出
力し、下側(周波数の低い方)の電圧が入力されると0
V(以下Lレベル信号という)を出力する。
【0021】まず、前記選択信号発生部MからHレベル
信号が出力された場合、このHレベル信号は前記チョー
クコイルL9、抵抗R2及びチョークコイルL7を介し
て前記ダイオードD2のアノード側に印加される。従っ
て、前記ダイオードD2は導通となり前記コイルL6は
短絡されるため、コイルL5のみで前記上側インピーダ
ンス整合回路3が形成される。図3のアンテナ利得特性
図に示すように、この整合回路3の上側特性曲線S1は
共振周波数f1が比較的高く、且つ、上に凸の放物線状
となる。
【0022】一方、前記選択信号発生部MからLレベル
信号が出力された場合、前記ダイオードD2は非導通と
なり前記コイルL6は短絡されないため、コイルL5と
L6の直列回路で前記下側インピーダンス整合回路4が
形成される。この整合回路4の下側特性曲線S2は共振
周波数f2が比較的低く、且つ、上に凸の放物線状とな
る。
【0023】従って、共振周波数f1,f2を適宜設定
することにより、帯域幅fwは従来の帯域幅fu,fv
に比べ略2倍に拡大される。
【0024】即ち、インピーダンス整合回路を周波数の
上側と下側とで2分したことからインピーダンス整合が
取れる周波数範囲を略2倍に広げることができ、且つ、
チューニング電圧でチューニングと同時に切替えが行わ
れるようにしたので特に切替スイッチを設ける必要もな
く操作性が向上する。又、コイル、ダイオード、インバ
ータIC等の比較的小型、且つ、安価な部品を追加する
だけで実現できるため、比較的狭い場所に取付けること
ができ、費用の節減を図ることも可能となる。
【0025】
【発明の効果】周波数帯を上側と下側に2分し、夫々に
対してインピーダンス整合回路を設けたので、比較的広
い周波数範囲でインピーダンス整合を取ることができ、
よってアンテナの利得を上げることができる。又、受信
周波数に応じて何れか一方の整合回路が選択されるよう
構成したので操作性も向上する。又、比較的簡単な構成
で実現できることから狭いスペースにも設けられ、費用
の節減にも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用アンテナ装置の一例の構
成図である。
【図2】本発明に係る上側用インピーダンス整合回路、
下側用インピーダンス整合回路、及び選択手段の一例の
回路図である。
【図3】本発明に係るアンテナ利得特性図である。
【図4】従来の自動車用アンテナ装置の模式図である。
【図5】従来のアンテナ利得特性図である。
【図6】従来のアンテナ利得特性図である。
【符号の説明】
1・・・自動車用アンテナ装置、2・・・窓ガラスアンテナ
部、3・・・上側用インピーダンス整合回路、4・・・下側用
インピーダンス整合回路、5・・・選択手段、6・・・受信
機、22・・・アンテナ、23・・・曇止用熱線、L1,L
2,L5,L6・・・マッチングコイル、D1,D2・・・ス
イッチングダイオード、M・・・選択信号発生部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナと受信機間にインピーダンス整
    合回路を設けた自動車用アンテナ装置において、受信周
    波数帯域を上側と下側に2分し、上側用インピーダンス
    整合回路と、下側用インピーダンス整合回路と、受信周
    波数に応じて何れか一方のインピーダンス整合回路を選
    択する選択手段とを設けたことを特徴とする自動車用ア
    ンテナ装置。
JP2378293A 1993-01-19 1993-01-19 自動車用アンテナ装置 Withdrawn JPH06216795A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003043211A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Recepteur
JP2007329641A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Mitsubishi Electric Corp 周波数・帯域幅切り換え増幅器

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