JPH0621670Y2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

Info

Publication number
JPH0621670Y2
JPH0621670Y2 JP9487691U JP9487691U JPH0621670Y2 JP H0621670 Y2 JPH0621670 Y2 JP H0621670Y2 JP 9487691 U JP9487691 U JP 9487691U JP 9487691 U JP9487691 U JP 9487691U JP H0621670 Y2 JPH0621670 Y2 JP H0621670Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
members
pivotally supported
pressing
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9487691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0544456U (ja
Inventor
雅生 畠平
Original Assignee
有限会社三陽工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社三陽工業 filed Critical 有限会社三陽工業
Priority to JP9487691U priority Critical patent/JPH0621670Y2/ja
Publication of JPH0544456U publication Critical patent/JPH0544456U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621670Y2 publication Critical patent/JPH0621670Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小さな木材を貼り合わせ
て幅広の板を作るときに使用するためのクランプ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、木材資源を無差別に使用すること
は地球環境破壊につながることから、節、割れ、曲りな
どのある木材を有効利用しようとする気運が生れてき
た。
【0003】そこで、幅の狭い小さな木材を多数枚貼り
合わせて幅広の板を作る方法が知られている。 その幅広の板を作るための装置として例えば図11に示す
ようなクランプ装置が知られている。
【0004】以下、図面に基づき説明すると、1は長尺
状の本体部2の長さ方向一端に本体部2の長さ方向に対
して直角に取り付けられたハンドル取付部材で、このハ
ンドル取付部材1にはハンドル3から突出する雄ねじ軸
4を本体部2の長さ方向に向くように螺合させ、この雄
ねじ軸4の先端に一方のクランプ部材5を相対的に回転
自在に取り付け、さらに前記本体部2の長さ方向他端側
に前記一方のクランプ部材5に対向する他方のクランプ
部材6を設けてある。そしてこの他方のクランプ部材6
は本体部2の長さ方向他端側に長さ方向に適当間隔おき
に形成された切り込み部2aの何れかに係合して位置決
めされるようになっている。8は前記両クランプ部材
5,6間で挟まれてクランプされる木材7の浮き上がり
を防止する押さえ棒で、前記ハンドル取付部材1、両ク
ランプ部材5,6に形成された溝1a,5a,6aに挿
入されて、ハンドル取付部材1および他方のクランプ部
材6に設けた蝶ねじ9,10の締め付けにより木材7を本
体部2との間で挟むようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような押さえ棒8
による木材7の浮き上がり防止はハンドル3の締め付け
操作前に前記蝶ねじ9,10の締め付けによりなされてお
り、その作業が面倒であるという問題があった。
【0006】本考案はこのような課題を解決するもの
で、ハンドルの締め付け操作に連動して押さえ棒による
木材の浮き上がり防止がなされるようにしたクランプ装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、長尺状の本体部と、この本体部の長さ方向
一端に外嵌され本体部の長さ方向にスライド可能な一方
の部材と、同じく本体部の長さ方向他端側に外嵌され本
体部の長さ方向にスライド可能な他方の部材と、本体部
に対する他方の部材の動きを止める手段と、前記本体部
の長さ方向一端側に設けたナットに螺合する雄ねじ軸を
有して一方の部材を他方の部材側に押すハンドルと、前
記両方の各部材の両側に一端側が枢支されたリンクと、
前記各部材に枢支された一対のリンクの途中部間に枢支
された押さえレバーと、前記各部材に枢支されたリンク
間に亘って挿入される押さえ棒と、前記各部材に枢支さ
れた一対のリンクの他端部に設けられ前記押さえ棒の外
面に当接する当接部材とからなるものである。
【0008】
【作用】この構成により、前記押さえレバー間に小さな
木材を多数枚貼り合わせて位置させ、その状態でハンド
ルを締め付け方向に回すと、多数枚の木材は押さえレバ
ー間で挟まれ、同時に押さえ棒はリンクの他端部からの
力により木材を本体部との間で圧着する方向に作用し、
木材の浮き上がりを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図面に基
づいて説明する。 図1〜図5において、11はすべり止め用の溝を外面に有
するハンドルで、このハンドル11の先端からは雄ねじ軸
12が突設されている。13は鉄製の角材からなる長尺状の
本体部で、この本体部13の長さ方向一端の内部には前記
雄ねじ軸12と螺合するナット14が埋設されている。15は
前記本体部13の長さ方向一端に外嵌して本体部13の長さ
方向にスライド可能な角筒状の部材、16は前記本体部13
の長さ方向他端側に外嵌して本体部13の長さ方向にスラ
イド可能な角筒状の部材で、これら両部材15,16 は鉄製
で、両部材15,16 の同一平面に位置する1つの面には押
さえ部材取り付け用の鉄製の角材からなる部材17,18 が
前記部材15,16 の長さ方向に対して直交する方向に固着
されている。19および20は前記部材17,18 の互いに対向
する面に着脱自在に取り付けられる樹脂製の押さえ部材
で、各押さえ部材19,20 は中央で2分割され、背面に骨
鉄板19a,20aが取り付けられて補強されている。さら
に詳しくは、押さえ部材19,20 には背面の2箇所から前
記部材17,18の孔17a,18aに嵌入する軸21,22 が突設
されている。なお、軸21,22 の外面は凹凸状に形成さ
れ、その凸部の先端が孔17a,18aの内面に圧接して押
さえ部材19,20 が支持されるようになっている。23は前
記本体部13の長さ方向他端側に位置する押さえ部材取り
付け用の部材18に取り付けられ本体部13に対する前記部
材16の動きを止めるロック手段で、このロック手段23は
前記部材18に固着された軸受24に支持され回動自在なロ
ックハンドル25と、前記軸受24に折曲連設され前記本体
部13の1つの面の滑り止め部13aに圧接する係止片26
と、この係止片26の裏面、即ち前記滑り止め部13aに対
向する面に貼着されたゴムシート27と、前記ロックハン
ドル25の先端に枢支され前記係止片26を本体部13の1つ
の面側に押圧するローラ28とからなり、前記ロックハン
ドル25を図1実線状態から二点鎖線状態に押すことによ
り前記ローラ28が係止片26を押し、ゴムシート27が滑り
止め部13aに圧接して本体部13に対する前記部材18,16
の結合が行なわれる。
【0010】29および30は前記部材15,16 にピン31,32
によって一端側が枢支されたリンクで、各部材15,16 の
両側に設けられて、一対のリンク29,29 および30,30 の
他端部間にはローラ33および34が枢着されている。35お
よび36は一対のリンク29,29間および30,30 の途中部間
に一端が枢支された押さえレバーで、この押さえレバー
35,36 の先端は図2に示すように本体部13に対し直角に
外方に大きく張り出している。37は前記押さえレバー3
5,36 間で挟まれてクランプされる木材38の浮き上がり
を防止する押さえ棒で、前記本体部13とほぼ平行にリン
ク29,29 間およびリンク30,30 間に亘って挿入される。
これらリンク29,30 、ピン31,32 、ローラ33,34 、押さ
えレバー35,36 および押さえ棒37は金属製であり、ピン
31,32 は先端にねじが切られ、前記部材15,16 の肉厚を
超えない範囲内で部材15,16 のねじ孔15a,16aにねじ
込まれている。
【0011】以上のような構成のクランプ装置の使用方
法について図6に基づき説明すると、まず幅の狭い小さ
な木材を多数枚貼り合わせて幅広の板を作る場合は、ま
ず前記ハンドル25の操作により前記部材16、リンク30、
押さえレバー36を前記本体部13の長さ方向他端側に移動
させて、押さえレバー35,36 間の間隔を作ろうとする幅
広の板の幅よりも若干広くなるように調整し、この状態
を前記ロック手段23によりロックさせておく。斯かる状
態で幅の狭い小さな木材38を隣り合う木材38との間に接
着剤を塗布して多数枚重ね合わせて本体部13上に載るよ
うに押さえレバー35,36 間に位置させ、その後木材38上
に押さえ棒37を載せた状態にし、前記ハンドル11を締め
付け方向に回して前記部材15を締め付け方向に移動させ
ると、前記リンク29の一端はリンク30の一端に近づく方
向に移動して前記押さえレバー35も押さえレバー36に近
づく方向に移動する。同時に本体部13はハンドル11側に
引き寄せられ、前記部材16、リンク30は前記部材15、リ
ンク29側に移動し、押さえレバー36は押さえレバー35に
近づく方向に移動する。これにより両押さえレバー35,3
6 で多数枚の木材38を締め付けることができる。また、
前記両押さえレバー35,36 による木材38の締め付け力が
作用するにつれて前記リンク29,30 は傾く方向に倒れ、
他端のローラ33,34 をして前記押さえ棒37を木材38に押
しつけ、木材38を押さえ棒37と本体部13との間で挟み、
木材38の浮き上がりを防止することができる。以上のよ
うにして木材38同志の貼り付け部が乾くまでクランプ状
態を保持する。
【0012】次に前記押さえ部材19,20 の使用方法につ
いて説明すると、例えば図7に示すように木材からなる
板体を組み合わせて箱を組み立てるに際し、本体部13か
ら前記リンク29,30 、押さえレバー35,36 などを取り外
しておき、板体39と板体39との貼り合わせ部に予じめ接
着剤を塗布して、その後板体39を組み合わせて箱状に
し、その状態で中央の板体39に対し貼り合わされる両側
の板体39,39 の外面に前記押さえ部材19,20 が当接する
ようにクランプ装置をセットする。その前に予じめ、前
記両側の板体39,39 間の間隔に両押さえ部材19,20 間の
間隔がほぼ合うようにハンドル11の操作により前記部材
16,18 、押さえ部材20を本体部13の長さ方向に沿って一
体に移動させ、前記ロック手段23によりロックさせてお
く。図7に示すように複数本のクランプ装置をセットし
た後、前記ハンドル11を締め付け方向に回して前記部材
15,17 を一体に締め付け方向に移動させると同時に本体
部13を引き寄せて前記部材16,18 を一体に締め付け方向
に移動させ、押さえ部材19を両側の板体39,39 の外面に
強く押し付ける。このようにして板体39同志の貼り付け
部が乾くまでクランプ状態を保持する。
【0013】ところで、図7において両側の板体39,39
の外面は中央の板体39の外面に対して直角に向いてお
り、この両側の板体39,39 の外面を押圧する押さえ部材
19,20は図面に示す実施例では側面形状が円弧状になっ
ているが、角形であっても良い。また、押さえ部材19,2
0 の側面形状が前述のように円弧状であると、貼り合わ
される板体39の外面が、例えば図8に示すように傾いて
いても確実にクランプできる。
【0014】また、前記押さえ部材19,20 は前記部材1
7,18 の孔17a,18aに軸21,22 を嵌入させることによ
り着脱自在となっており、クランプしようとする材料の
形状に合わせて例えば図9や図10に示すような押さえ部
材19,20 を用いることもできる。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ハンドル
の締め付け操作に連動して押さえ棒は木材を本体部との
間で圧着する方向に作用して、木材の浮き上がりを防止
することができ、作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるクランプ装置の正面
図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同ロック手段の拡大斜視図である。
【図4】同押さえ部材の側面図である。
【図5】同押さえ部材の背面図である。
【図6】同クランプ装置の第1の使用例を示す正面図で
ある。
【図7】同クランプ装置の第2の使用例を示す斜視図で
ある。
【図8】同クランプ装置の第3の使用例を示す斜視図で
ある。
【図9】別の押さえ部材の平面図である。
【図10】さらに別の押さえ部材の平面図である。
【図11】従来例におけるクランプ装置の正面図である。
【符号の説明】
11 ハンドル 12 雄ねじ軸 13 本体部 14 ナット 15,16,17,18 部材 17a,18a 孔 19,20 押さえ部材 21,22 軸 23 ロック手段 24 軸受 25 ロックハンドル 26 係止片 27 ゴムシート 28 ローラ 29,30 リンク 31,32 ピン 33,34 ローラ 35,36 押さえレバー 37 押さえ棒 38 木材 39 板体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の本体部と、この本体部の長さ方
    向一端に外嵌され本体部の長さ方向にスライド可能な一
    方の部材と、同じく本体部の長さ方向他端側に外嵌され
    本体部の長さ方向にスライド可能な他方の部材と、本体
    部に対する他方の部材の動きを止める手段と、前記本体
    部の長さ方向一端側に設けたナットに螺合する雄ねじ軸
    を有して一方の部材を他方の部材側に押すハンドルと、
    前記両方の各部材の両側に一端側が枢支されたリンク
    と、前記各部材に枢支された一対のリンクの途中部間に
    枢支された押さえレバーと、前記各部材に枢支されたリ
    ンク間に亘って挿入される押さえ棒と、前記各部材に枢
    支された一対のリンクの他端部に設けられ前記押さえ棒
    の外面に当接する当接部材とからなるクランプ装置。
JP9487691U 1991-11-20 1991-11-20 クランプ装置 Expired - Lifetime JPH0621670Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9487691U JPH0621670Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9487691U JPH0621670Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 クランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0544456U JPH0544456U (ja) 1993-06-15
JPH0621670Y2 true JPH0621670Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=14122256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9487691U Expired - Lifetime JPH0621670Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621670Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6709629B2 (ja) * 2016-02-04 2020-06-17 株式会社藤田鉄工所 固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0544456U (ja) 1993-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5494553A (en) Multi-purpose clamping apparatus
US5401354A (en) Multi-purpose clamping apparatus
US3855669A (en) Adjustable strap with quick release
US4339113A (en) Screw operated jack
US2815777A (en) Spring actuated miter clamp
JPH05503882A (ja) 枢動および滑動ジョーを備えたクランプ
JPH0621670Y2 (ja) クランプ装置
ES2064869T3 (es) Dispositivo de apriete y tension.
US1793560A (en) Screw clamp
US2720126A (en) Relatively swivelable plates for use between conventional vise jaws
JP4674890B2 (ja) シート張設治具
JPH0544455U (ja) クランプ装置
US2395656A (en) Clamp
US6648313B2 (en) Clamping article and method
US6055890A (en) Spanner or monkey spanner to which a force to only one direction
DE502005001760D1 (de) Maulschlüssel
JPH0450768Y2 (ja)
JPH0630819Y2 (ja) 役物タイル形成用の接合治具
JP2510404B2 (ja) クランプ装置
JP3199916B2 (ja) 締付具
JPS6041367Y2 (ja) パネル用止め金具
JPS6116837Y2 (ja)
JPS5835065Y2 (ja) バツクル
JPS6032964Y2 (ja) 木材等の圧接治具
JP2003048169A (ja) 留め接ぎ用圧締具