JPH06216611A - 信号伝送回路 - Google Patents

信号伝送回路

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JPH06216611A
JPH06216611A JP564693A JP564693A JPH06216611A JP H06216611 A JPH06216611 A JP H06216611A JP 564693 A JP564693 A JP 564693A JP 564693 A JP564693 A JP 564693A JP H06216611 A JPH06216611 A JP H06216611A
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signal
circuit
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signal transmission
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Tatsuya Saito
達也 齊藤
Keiichiro Nakanishi
敬一郎 中西
Hiroki Yamashita
寛樹 山下
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15312Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a pin array, e.g. PGA

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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】半導体チップ112から出力され、終端抵抗1
14に伝えられる信号の立ち上がりもしくは立ち下がり
時間を早くし、かつ切り替え電流を小さくするために、
配線116の特性インピーダンスを半導体チップ112
から遠ざかるほど小さくする。 【効果】出力信号の立ち上がりもしくは立ち下がり時間
によらず、切り替え電流をコントロールすることが可能
となり、信号伝送回路の電気的ノイズを低減でき、計算
機その他の高速信号伝送を要する電子機器の高性能化を
はかることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の回路間の信号接
続を行い高速信号伝送を行う、電子計算機などの電子回
路装置に用いられる半導体チップ及び配線基板に係り、
特に、伝送信号の立ち上がりもしくは立ち下がり時間を
制御するのに好適な信号伝送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の電子回路で構成された電子計算機
などの電子回路装置では、その動作速度の高速化を図る
ために、個々の電子回路及びその間の信号伝送速度の高
速化が進められている。しかし、この電子回路を高速化
することは即ち単位時間あたりの電流変化量を多くする
ことを意味しており、それによって生じる電気的ノイズ
が増大し、正常な信号伝送が妨げられ、周囲の電子回路
群を誤動作させる危険性が高まりつつある。このため、
電子回路の速度を損なうことなく、生じるノイズ量を低
減する信号伝送方式が必要となって来ている。
【0003】信号伝送回路の従来技術は、例えば、特開
平3−41757号公報に記載の厚膜薄膜積層基板に集積回路
チップを搭載した電子回路装置がある。この従来例で
は、複数の集積回路チップ間を一定の特性インピーダン
スを持った配線で接続し、その受端に抵抗体を接続して
終端することによって、半導体チップ間の信号伝送が図
られている。
【0004】図5は、この従来の信号伝送回路の断面図
である。
【0005】この例では、配線基板511の上に、半導
体チップ512,513、及び終端抵抗514が搭載さ
れており、配線基板内の配線導体515及びスルーホー
ル517,518によって相互に接続されている。な
お、520はチップを基板に接続するはんだバンプ、5
21は基板への電源供給及び外部との信号の授受を行う
ためのピンである。
【0006】チップ512から出力された信号は、スル
ーホールを経由して配線515を通りチップ513に伝
えられ、終端抵抗514で終端される。
【0007】図6は、図5における従来の信号伝送回路
の動作原理を示す説明図である。出力信号源V0は図5
の半導体チップ512より出力される信号を示し、抵抗
R0はその出力インピーダンスを示す。A点は半導体チ
ップ512と配線515の接続点、B点は配線515と
半導体チップ513との接続点を示す。また、Zは配線
515の特性インピーダンスであり、RTは終端抵抗5
14の抵抗値であり、ZはRTと等しい。
【0008】図7(a),(b)は、図6の回路における
信号波形の伝達状態を示したグラフであり、横軸は時間
を、縦軸はそれぞれ(a)は電圧波形、(b)は電流波形
を示す。それぞれグラフ701は出力信号源V0の電圧
波形、グラフ702,703はそれぞれA点,B点での
電圧波形である。また、グラフ704は出力信号源V0
の電流波形、グラフ705,706はそれぞれA点,B
点での電流波形である。このように従来例では、配線5
15の特性インピーダンスZが一定なため、A点での信
号はほぼ波形を変えずにB点に伝えられる。また、出力
信号源V0にはグラフ704のような切り替え電流が流
れ、このことが電気的ノイズを生じさせる原因となって
いる。
【0009】図8(a),(b)は、図6の回路において
この電気的ノイズを低減するために、出力信号源V0の
立ち上がり時間を遅くして切り替え電流を減らした場合
の信号波形の伝達状態を示したグラフであり、(a)は
電圧波形、(b)は電流波形を示す。それぞれグラフ8
01は出力信号源V0の電圧波形、グラフ802,80
3はそれぞれA点,B点での電圧波形である。またグラ
フ804は出力信号源V0の電流波形、グラフ805,
806はそれぞれA点,B点での電流波形である。この
ように従来例では、電気的ノイズを減らすためには出力
信号源V0の立ち上がり時間を遅くする必要がある。
【0010】これらのことから、本従来技術では、切り
替え電流を低減するためには出力信号の立ち上がり時間
を遅くする必要があり、また逆に、出力信号の立ち上が
り時間を早くするには、切り替え電流を大きくする必要
があると言える。また、本従来技術の説明では出力信号
が立ち上がる場合を例に挙げたが、出力信号が立ち下が
る場合にも同様のことが言える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電気
的ノイズを減らすためには出力信号の立ち上がりもしく
は立ち下がり時間を大きくする必要があり、また、電気
的ノイズを小さくするには信号の立ち上がりもしくは立
ち下がり時間を小さくする必要があるという従来技術の
課題を解決し、出力信号の立ち上がりもしくは立ち下が
り時間によらず、切り替え電流をコントロールすること
を可能とする信号伝送回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の信号伝送回路は、(1)信号を出力する第
1の回路と、前記第1の回路からの信号を入力する第2
の回路と、前記第1及び第2の回路を接続する第1の配
線部材と、前記第1の配線部材に接続される終端抵抗と
を具備する信号伝送回路において、前記第1の回路と第
1の配線部材間に、第1の回路からの信号波形を変化さ
せる第2の配線部材を有することを特徴とする。
【0013】また、(2)(1)に記載の信号伝送回路
において、前記第2の配線部材は、前記第1の配線部材
と異なる特性インピーダンスを有することを特徴とす
る。
【0014】また(3)(2)に記載の信号伝送回路に
おいて、前記第2の配線部材はその特性インピーダンス
が徐々に増加もしくは減少している配線であることを特
徴とする。
【0015】また、(4)(3)に記載の信号伝送回路
において、前記第2の配線部材の幅,厚さ,導体間隔の
少なくとも一つを徐々に増加もしくは減少させることに
よって、特性インピーダンスを変化させることを特徴と
する。
【0016】また、(1)から(4)のいずれかに記載
の信号伝送回路において、前記第2の配線は、その長さ
が前記第1の回路から出力される信号の立ち上がりもし
くは立ち下がりの時間及び、第2の配線を信号が伝送さ
れる時間とに基づき定められることを特徴とする。
【0017】また、(1)に記載の信号伝送回路におい
て、前記第2の配線部材は、前記第1の配線部材より大
きい電気抵抗を有することを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明においては、第1の回路からの信号波形
を補正するための第2の配線部材を、信号を出力する回
路と第1の配線部材との間に挿入し、第2の配線部材内
で信号の反射を生じさせる。
【0019】このことにより、第1の回路の出力信号の
立ち上がりもしくは立ち下がり時間とその切り替え電流
をコントロールすることができ、高速な信号伝送を損な
うことなく電気的ノイズを低減することが可能となる。
【0020】また、第2の配線部材の特性は、第1の回
路の立ち上がり時間に対応して、その特性インピーダン
スや電気抵抗値、長さや形状などを最適なもので特定す
る。例えば、第1の回路の立ち上がり時間を早く、かつ
切り替え電流を小さくする必要がある場合には、第2の
配線部材の特性インピーダンスを、第1の回路から遠く
なるにつれて小さくなるようにすればよい。これを例え
ば、ストリップ線路構造を有する配線基板で実現するに
は、第2の配線部材の幅や厚さを第1の回路から遠くな
るにつれて大きくなるようにする、又は第2の配線と設
置電位面との間隔を第1の回路から遠くなるにつれて小
さくなるようにすることによって実現できる。
【0021】このとき、第1の回路の出力信号が立ち上
がる時間と、第2の配線部材を信号が伝達する時間が概
ね等しくなるように第2の配線部材の長さを決定するこ
とによって、第1の回路の立ち上がり時間をコントロー
ルすることができる。
【0022】また例えば、第1の回路の立ち上がり時間
を遅く、かつ切り替え電流を大きくする必要がある場合
には、この説明とは逆に、第2の配線部材の特性インピ
ーダンスを、第1の回路から遠くなるにつれて大きくな
るようにすればよい。これも例えば、第2の配線部材の
幅や厚さを第1の回路から遠くなるにつれて小さくなる
ようにするか、又は、第2の配線と設置電位面との間隔
を第1の回路から遠くなるにつれて大きくなるようにす
ることによって実現できる。
【0023】またさらに、本発明では第2の配線部材に
第1の配線部材よりも電気抵抗の高い配線を用いて反射
を生じさせることによっても同様の効果が期待できる。
通常、配線の電気抵抗は信号伝送の妨げとなるが、本発
明では、第1の配線の電気抵抗を十分小さくすること、
及び第1の配線の長さより第2の配線の長さを十分短く
することによって、高速に信号を伝送することが可能で
ある。
【0024】なおここでは、第1の回路の出力信号が立
ち上がる場合について説明したが、立ち下がる場合につ
いても、本発明では同様の効果が期待できる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明を施した信号伝達回路の本発
明に係わる構成の第1の実施例を示す側断面図である。
【0026】この実施例の配線基板111には、本発明
の第1の回路としての送端側の半導体チップ112と、
第2の回路としての受端側の半導体チップ113、及び
終端抵抗114が搭載されており、半導体チップ11
2,113は、本発明の配線基板内の第1の配線部材と
しての配線115と、本発明の第2の配線部材としての
配線116、及びスルーホール117,118,119
によって相互に接続され、受端伝送方式の構成となって
いる。なお、120はチップを基板に接続するはんだバ
ンプ、121は基板への電源供給及び外部との信号の授
受を行うためのピンである。
【0027】半導体チップ112から出力された信号
は、スルーホールを経由して配線116,配線115を通り
チップ113に伝えられ、終端抵抗114に伝えられ
る。本発明の特徴はこの配線116であり、半導体チッ
プ112から出力される信号の立ち上がりもしくは立ち
下がり時間を早く、かつ切り替え電流を小さくするため
には、つぎの図2を用いて詳しく説明するように、配線
116の特性インピーダンスを半導体チップ112から
遠ざかるほど小さくすればよい。
【0028】図2(a),(b)は、図1における本発明
の信号伝達回路の動作原理を示す説明図であり、(a)
は回路図、(b)は半導体チップ出力からの距離と配線
115,116の特性インピーダンスとの関係を示した
グラフである。
【0029】図2(a)において、出力信号源V0は図
1の半導体チップ112より出力される信号を示し、抵
抗R0はその出力インピーダンスを示す。A点は半導体
チップ112と配線116の接続点、B点は配線116
と配線115の接続点、C点は配線115と半導体チッ
プ113との接続点を示す。配線115,116の特性
インピーダンスはA点でZ1、B点,C点でZ2であ
り、図2(b)で示すように変化している。また、終端
抵抗114の値はRTであり、RTとZ2は等しい。
【0030】このような構成をとると、配線116の途
中の任意の点D点では、インピーダンスミスマッチング
による信号の反射が生じる。A−D間の距離をx,配線
116の長さをyとすると、D点での特性インピーダン
スZ3は、
【0031】
【数1】
【0032】また、D点から微小距離ΔxだけB点より
の箇所の特性インピーダンスZ3′は、
【0033】
【数2】
【0034】この2式から、D点で生ずる反射信号の振
幅V2は、A点での信号振幅をV1とすると、
【0035】
【数3】
【0036】今、Z1>Z2なので、反射信号V2はA
点での信号V1と逆位相になる。
【0037】この反射信号がA点に達すると、半導体チ
ップ112の出力インピーダンスR0と配線116の特
性インピーダンスZ1とのミスマッチングによって再反
射を生じる。A点で生ずる再反射信号の振幅V3は、
【0038】
【数4】
【0039】ここで、一般に受端終端信号伝送方式で用
いられるエミッタフォロア回路では、出力インピーダン
スR0は数Ωと小さく、R0<Z1となる。このため、
再反射信号V3はV2と逆位相、即ち、A点での信号V
1と同位相となる。
【0040】つまり、本発明のように連続的に特性イン
ピーダンスが変化する配線116を設けると、半導体チ
ップ112より出力された信号は、配線116内で反射
され、戻ってきた信号が再反射され、出力信号に同位相
で重なることとなる。この反射信号が出力信号に重なる
までに要する時間tは、反射が生じた点D点までの距離
xを信号が往復する時間であり、配線116内を信号が
伝達する速度をvとすると、
【0041】
【数5】
【0042】である。
【0043】配線116は、その全区間(0<x<y)
において特性インピーダンスが変化しているので、信号
の反射も全区間で生ずる。このため、反射信号が出力信
号に重なり合う時間帯は、
【0044】
【数6】
【0045】となる。
【0046】つまり、本発明では、配線116を信号が
往復するのに要する時間に相当する間、連続して反射が
生じ出力信号に同位相で重なることとなる。よって、出
力信号の立ち上がり時間もしくは立ち下がり時間と、配
線116を信号が往復するのに要する時間が等しくなる
ように、配線116の長さを定めることによって、例え
ば立ち上がり信号が出力される場合には、同位相で重な
る反射信号が立ち上がり時間を高速化することとなる。
また同様に、立ち下がり信号が出力される場合にも、立
ち下がり時間が高速化されることとなる。
【0047】図3(a),(b)は、図2の回路におけ
る信号波形の伝達状態を示したグラフであり、横軸は時
間を、縦軸はそれぞれ(a)は電圧波形、(b)は電流
波形を表わす。
【0048】それぞれグラフ301は出力信号源V0の
電圧波形、グラフ302,303はそれぞれA点,B点
での電圧波形である。またグラフ304は出力信号源V
0の電流波形、グラフ305,306はそれぞれA点,
B点での電流波形である。このように本発明では、上記
の理由によりA点での信号の立ち上がり時間はB点より
早くなる。またこの時、出力信号源V0に流れる切替電
流はグラフ304のようになり、図7の従来例と比較す
ると小さくなる。これは、本発明の実施によりA点での
配線116の特性インピーダンスが図6の従来の回路よ
り大きくなっているためであり、このため、生じる電気
的ノイズを従来例に比べて小さくすることができる。
【0049】図4(a)(b)(c)は、図1における本発
明の信号伝送方式の配線116の形状の例を示した側面
図及び上面図であり、それぞれ(a)配線の幅を変えた
場合、(b)配線の厚さを変えた場合、(c)配線と電
源導体面との間隔を変えた場合、である。このような形
状をとることによって、それぞれ、A点側の特性インピ
ーダンスは高く、B点に向かうにつれて低くすることが
できる。
【0050】また、実施例では、立ち上がり時間を早
く、かつ切り替え電流を小さくする必要がある場合につ
いて述べたが、本発明は、これとは逆に立ち上がり時間
を遅く、かつ切り替え電流を大きくする必要がある場合
にも適用可能である。この場合には、配線116の特性
インピーダンスを、半導体チップ112から遠くなるに
つれて大きくなるようにすればよい。
【0051】また、実施例では配線116の特性インピ
ーダンスが連続的に増加もしくは減少している場合につ
いて述べたが、本発明では、特性インピーダンスを段階
的に増加もしくは減少させる場合にも、同様の効果が期
待できる。
【0052】また、実施例では配線116の特性インピ
ーダンスを変化させる場合について述べたが、本発明で
は、配線116に電気抵抗の高い配線を用い、直流抵抗
分によって反射信号を生じさせることでも同様の効果が
期待できる。
【0053】また、実施例ではエミッタフォロア回路を
用いた受端終端信号伝送を例に説明したが、本発明を、
例えば、カレントモードロジック回路を用いた送端終端
伝送方式など、他の伝送方式に用いる場合でも同様の効
果が期待できる。
【0054】また、実施例では配線基板に搭載した半導
体チップ間の信号伝送を例に説明したが、本発明は、半
導体チップ内部や、半導体チップキャリア上、信号ケー
ブル内など、高速な信号伝送が必要とされる場合全般に
適用することが容易に可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、出力信号の立ち上がり
もしくは立ち下がり時間によらず、切り替え電流をコン
トロールすることが可能となり、容易に電気的ノイズを
低減することを可能とする信号伝送回路を得ることがで
きる。またこれによって、計算機その他高速信号伝送が
必要な分野でのより一層の性能向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施した信号伝達回路の第1の実施例を
示す断面図。
【図2】図1における本発明の信号伝達回路の動作原理
を示す説明図。
【図3】図2の回路における信号波形の伝達状態を示し
た特性図。
【図4】図1における本発明の信号伝送方式の配線の形
状の例を示した説明図。
【図5】従来の信号伝送回路の断面構造を示す断面図。
【図6】図5における従来の信号伝送回路の動作原理を
示す説明図。
【図7】図6の回路における信号波形の伝達状態を示し
た特性図。
【図8】図6の回路において切り替え電流を減らした場
合の信号波形の伝達状態を示した特性図。
【符号の説明】
111…配線基板、112,113…半導体チップ、1
14…終端抵抗体、115,116…配線導体、11
7,118,119…スルーホール、120…はんだバ
ンプ、121…ピン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号を出力する第1の回路と、前記第1の
    回路からの信号を入力する第2の回路と、前記第1の回
    路および前記第2の回路を接続する第1の配線部材と、
    前記第1の配線部材に接続される終端抵抗とを具備する
    信号伝送回路において、前記第1の回路と前記第1の配
    線部材間に、前記第1の回路からの信号波形を変化させ
    る第2の配線部材を有することを特徴とした信号伝送回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第2の配線部材
    は、前記第1の配線部材と異なる特性インピーダンスを
    有する信号伝送回路。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記第2の配線部材は
    その特性インピーダンスが徐々に増加もしくは減少して
    いる配線である信号伝送回路。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記第2の配線部材の
    幅,厚さ,電源導体との間隔の少なくとも一つを徐々に
    増加もしくは減少させることによって、特性インピーダ
    ンスを変化させる信号伝送回路。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、前記
    第2の配線部材は、その長さが前記第1の回路から出力
    される信号の立ち上がりもしくは立ち下がりの時間及
    び、前記第2の配線を信号が伝送される時間とに基づい
    て定められる信号伝送回路。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記第2の配線部材
    は、前記第1の配線部材より大きい電気抵抗を有する信
    号伝送回路。
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