JPH06216134A - 半導体集積回路用配線およびその抵抗値評価方法 - Google Patents

半導体集積回路用配線およびその抵抗値評価方法

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JPH06216134A
JPH06216134A JP2344493A JP2344493A JPH06216134A JP H06216134 A JPH06216134 A JP H06216134A JP 2344493 A JP2344493 A JP 2344493A JP 2344493 A JP2344493 A JP 2344493A JP H06216134 A JPH06216134 A JP H06216134A
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JP
Japan
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wiring
resistance
resistance value
same
semiconductor integrated
Prior art date
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Pending
Application number
JP2344493A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kanamori
周一 金森
Kazunori Hiraoka
一則 平岡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストレスマイグレーションのみによる配線抵
抗の変動を高精度で測定できるようにする。 【構成】 アルミニウムまたはその合金を含む配線抵抗
R1 と、この配線抵抗R1 と同一の断面構造を有すると
ともにこの配線抵抗R1 よりも幅を広くした参照配線抵
抗R2 とを同一基板上に設け、配線抵抗R1 ,参照配線
抵抗R2 の抵抗値の比と同じ比を有する固定抵抗R3 ,
固定抵抗R4 を加えた4個の抵抗をホィートストンブリ
ッジ接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路用配線
の劣化による抵抗値の変動を高精度に評価する半導体集
積回路用配線およびその抵抗値評価方法に係わり、特に
抵抗素子構成およびその測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路が進歩するにつれて配線
の幅は、サブミクロン領域にまで微細化されるようにな
り、エレクトロマイグレーションやストレスマイグレー
ションによる配線の信頼性が重要な要素になりつつあ
る。最近では、配線の信頼性を向上するためにアルミニ
ウム配線層の下層にTiなどの高融点金属層を敷いた積
層構造が採られるようになった。
【0003】従来では、ストレスマイグレーションによ
る配線層の抵抗値変化は、配線層にエレクトロマイグレ
ーションが生じない程度の微小電流を流し、その両端に
発生する電圧を測定することにより、簡単なオームの法
則を使用して配線抵抗を評価していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ストレスマイグレーシ
ョンは、電流を流さなくてもアルミニウム配線層内に残
留する引っ張り応力の緩和によって断線が生ずる現象で
あり、エレクトロマイグレーションの評価では有効であ
った電流による加速が無効であるために評価に長時間を
要するという問題があった。
【0005】さらに積層構造であるためにアルミニウム
配線層に微小な断線が生じても下地の高融点金属層に電
流が流れるために完全にオープンとはならず、外部で抵
抗変化として観測し難いことも評価を難しくしていた。
【0006】一方、恒温槽中で配線層の抵抗値を直接測
定すると、金属の抵抗値は温度によって変化するために
恒温槽の温度の変化によって抵抗値が変動したり、高温
保管中に生ずるアルミニウムの再結晶や欠陥の緩和によ
って抵抗値が変化するためにストレスマイグレーション
による抵抗値変動を高精度に評価することが困難であっ
た。
【0007】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものでありその目的は、スト
レスマイグレーションのみによる配線抵抗の変動を高精
度で測定できるようにした半導体集積回路用配線および
その抵抗値評価方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による半導体集積回路用配線は、アルミ
ニウムまたはその合金を含む第1の配線要素と、この第
1の配線要素と同一の断面構造を有するとともに少なく
とも第1の配線要素よりも幅を広くした第2の配線要素
とを同一基板上に設け、第1の配線要素,第2の配線要
素の抵抗値の比と同じ比を有する第1の抵抗要素,第2
の抵抗要素を加えた4個の要素をホィートストンブリッ
ジ接続するものである。また、本発明による半導体集積
回路用配線の抵抗値評価方法は、アルミニウムまたはそ
の合金を含む第1の配線要素と、この第1の配線要素と
同一の断面構造を有するとともに少なくとも第1の配線
要素よりも幅が広く、かつストレートマイグレーション
による抵抗値変化が小さくなる幅の第2の配線要素とを
同一温度範囲に近接して配置し、これらの第1の配線要
素,第2の配線要素の抵抗値の比と同じ比を有する第1
の抵抗要素,第2の抵抗要素を加えた4個の要素をホィ
ートストンブリッジ接続し、このホィートストンブリッ
ジ接続された各対向要素の乗除により第1の配線要素の
抵抗値変動を測定するものである。
【0009】
【作用】本発明においては、ストレスマイグレーション
を評価したい第1の配線要素と、同一断面構造をもつ幅
の広い第2の配線要素とを同一基板上または温度が同じ
と見なせる範囲内に近接して配置することにより、スト
レスマイグレーションによる抵抗値変動以外の抵抗変化
が相殺され、純粋な抵抗の経時変化が高精度で測定され
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明による半導体集積回路用配線
およびその抵抗値評価方法を説明するためのホイートス
トンブリッジ回路図を示したものである。同図におい
て、R1 はストレスマイグレーションの評価に供する配
線抵抗、R2 は配線抵抗R1と同一基板上に形成された
参照配線抵抗であり、この参照配線抵抗R2 はストレス
マイグレーションが起こり難いように配線幅を約5倍以
上と十分に太くして形成されている。また、R3 ,R4
は相互に同一材料から形成された固定抵抗であり、これ
らの固定抵抗R3 ,R4 は配線抵抗R1 および参照配線
抵抗R2 と同じ恒温槽内に置いても良いし、相互に同一
温度条件であれば配線抵抗R1 および参照配線抵抗R2
と異なった温度でも良い。
【0011】また、配線抵抗R1 および参照配線抵抗R
2 は、断面構造および材料が同じであるために抵抗温度
係数や高温中での欠陥緩和によって生ずる抵抗変化の割
合が同じとなり、同一恒温槽内に入れることにより、ス
トレスマイグレーションによる抵抗値変動以外の抵抗変
化は相殺され、配線抵抗R1 の抵抗変化は端子A,B間
の電圧変化として観測することができる。
【0012】図1の回路において、配線抵抗R1 ,参照
配線抵抗R2 に流れ込む電流をIとし、固定抵抗R3 ,
固定抵抗R4 とグランドとの間に発生する電圧の差をV
とすれば、 i(R1+R3)=(I−i)(R2+R4) ・・・(1) V=iR3−(I−i)R4 ・・・(2) となる。
【0013】ここでV=0となる条件は R1/R2=R3/R4=k ・・・(3) (1)式,(2)式より V=I×[R2−(R1+R2)(R2+R4)/(R1+R2+R3+R4)] ・・・(4)
【0014】これを配線抵抗R1 で微分して dV/dR1=−I(R2+R4)(R3+R4)/(R1+R2+R3+R4)2 ・・・(5)
【0015】V≒0付近では、(3)式が成り立つの
で、(5)式は dV/dR1=−I/(k+1)(R2/R4+1) ・・・(6)
【0016】すなわちΔを変化分とすれば、 ΔR1=−(k+1)(R2/R4+1)ΔV/I ・・・(7) となり、ΔVを測定することにより、(7)式からΔR
1 を読み取ることができる。
【0017】温度や材料の変化による抵抗変化は、配線
抵抗R1 と参照配線抵抗R2 とでは相互に打ち消し合う
ためにkは一定となり、ΔVにはこれらの影響は含まれ
てこない。したがってストレスマイグレーションによる
純粋な抵抗の経時変化のみを高精度に評価することがで
きる。
【0018】図2は、図1で説明した配線抵抗R1 およ
び参照配線抵抗R2 の一実施例による構成を示す図であ
る。同図において、1はストレスマイグレーション評価
対象である配線抵抗R1 を有する配線、2は配線1と同
一基板上に作製された参照配線抵抗R2 を有する参照配
線である。また、3はパッケージに封じるときに使用す
るボンディングパッドであり、点線の位置で配線1と参
照配線2とを切り離して別々のパッケージに組み立てる
場合である。
【0019】また、図3は、配線1および参照配線2を
同一のパッケージに収容する場合の例を示したものであ
り、電流導入用のボンディングパッド3は共通にでき
る。
【0020】図4は、配線1および参照配線2の配線構
造を示す断面図である。同図において、4は基板、5は
高融点金属層、6はアルミニウムまたはアルミニウム合
金の配線層、7は表面保護膜層である。
【0021】図5(a),(b)は、それぞれ配線1お
よび参照配線2の配線パターンの要部拡大図であり、同
図において、配線幅8は例えば配線1では約0.5μ
m,参照配線2では約3μm程度である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
目的とする抵抗値変動以外の温度や材料による抵抗変化
の外乱要因を除去できるため、信頼性に係わる純粋な抵
抗の経時変化を高精度に測定できる。これにより、従来
長時間を要した積層配線のストレスマイグレーション評
価を短時間に効果的に実施することができ、プロセス開
発のターンアラウンドタイムを短縮できる。また、この
方法は積層配線のみならず、従来からあるアルミニウム
またはアルミニウム合金からなる単層配線のストレスマ
イグレーション評価にも応用することができ、完全断線
に至る以前の断然の兆候を早期に検出できるなどの極め
て優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体集積回路用配線およびその
抵抗値評価方法の一実施例を説明する測定原理の回路図
である。
【図2】配線および参照配線の一実施例による構成を示
す平面図である。
【図3】配線および参照配線の他の実施例による構成を
示す平面図である。
【図4】配線および参照配線の要部拡大断面図である。
【図5】(a)は配線の抵抗パターンの拡大平面図、
(b)は参照配線の抵抗パターンの拡大平面図である。
【符号の説明】 1 配線 2 参照配線 3 ボンディングパッド 4 基板 5 高融点金属層 6 アルミニウムまたはアルミニウム合金の配線層 7 保護膜層 8 配線幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムまたはその合金を含む第1
    の配線要素と、前記第1の配線要素と同一の断面構造を
    有するとともに少なくとも前記第1の配線要素よりも幅
    を広くした第2の配線要素とを同一基板上に設け、前記
    第1の配線要素,第2の配線要素の抵抗値の比と同じ比
    を有する第1の抵抗要素,第2の抵抗要素を加えた4個
    の要素をホィートストンブリッジ接続することを特徴と
    する半導体集積回路用配線。
  2. 【請求項2】 アルミニウムまたはその合金を含む第1
    の配線要素と、前記第1の配線要素と同一の断面構造を
    有するとともに少なくとも前記第1の配線要素よりも幅
    が広く、かつストレートマイグレーションによる抵抗値
    変化が小さくなる幅の第2の配線要素とを同一温度範囲
    に近接して配置し、前記第1の配線要素,第2の配線要
    素の抵抗値の比と同じ比を有する第1の抵抗要素,第2
    の抵抗要素を加えた4個の要素をホィートストンブリッ
    ジ接続し、前記ホィートストンブリッジ接続された各対
    向要素の乗除により前記第1の配線要素の抵抗値変動を
    測定することを特徴とする半導体集積回路用配線の抵抗
    値評価方法。
JP2344493A 1993-01-20 1993-01-20 半導体集積回路用配線およびその抵抗値評価方法 Pending JPH06216134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001080305A2 (en) * 2000-04-17 2001-10-25 Board Of Regents, The University Of Texas System Electromigration early failure distribution in submicron interconnects
EP1215720A2 (en) * 2000-12-13 2002-06-19 Zarlink Semiconductor Limited Integrated circuit test structure

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