JPH06215728A - 一次イオンビーム調整技法 - Google Patents
一次イオンビーム調整技法Info
- Publication number
- JPH06215728A JPH06215728A JP5005618A JP561893A JPH06215728A JP H06215728 A JPH06215728 A JP H06215728A JP 5005618 A JP5005618 A JP 5005618A JP 561893 A JP561893 A JP 561893A JP H06215728 A JPH06215728 A JP H06215728A
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- JP
- Japan
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- ion beam
- primary ion
- adjusted
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- Pending
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】二次イオン光学系が最適軌道に設定されたSI
MS装置において、定量的な測定結果が得られるよう最
適な一次イオンビームが調整出来る技法を提供するこ
と。 【構成】二次イオン光学系のセクタ電場とセクタ磁場と
の間に全二次イオンモニタを設置して全二次イオンモニ
タ援用制限視野法を採用しているSIMS装置におい
て、蛍光膜下地(金属薄板,ウェハ,絶縁板,測定対象
試料)の表面の一部に蛍光膜を形成させる。 【効果】本発明によれば、TIM援用制限視野法にて最
適に調整された二次イオン軌道上に試料の分析位置を調
整後、その位置にて一次イオンビームを最適に調整出来
ることで、定量的な測定結果が得られるという効果があ
る。
MS装置において、定量的な測定結果が得られるよう最
適な一次イオンビームが調整出来る技法を提供するこ
と。 【構成】二次イオン光学系のセクタ電場とセクタ磁場と
の間に全二次イオンモニタを設置して全二次イオンモニ
タ援用制限視野法を採用しているSIMS装置におい
て、蛍光膜下地(金属薄板,ウェハ,絶縁板,測定対象
試料)の表面の一部に蛍光膜を形成させる。 【効果】本発明によれば、TIM援用制限視野法にて最
適に調整された二次イオン軌道上に試料の分析位置を調
整後、その位置にて一次イオンビームを最適に調整出来
ることで、定量的な測定結果が得られるという効果があ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SIMS装置において
全二次イオンモニタ(Total Ion Monitor,TIM )援用
制限視野法により最適軌道に設定された二次イオン光学
系に対し一次イオンビームを最適なイオンビームに調整
出来ることで、信頼性あるデータを得るに好適な技法に
関する。
全二次イオンモニタ(Total Ion Monitor,TIM )援用
制限視野法により最適軌道に設定された二次イオン光学
系に対し一次イオンビームを最適なイオンビームに調整
出来ることで、信頼性あるデータを得るに好適な技法に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を説明する上での参考文献 H.Tamura,Y.Ikebe,H.Toita,H.Hirose and H.Shichi;Sev
enth Int. Conferenceon SIMS,903(1989)。
enth Int. Conferenceon SIMS,903(1989)。
【0003】従来法を図2,図3及び図4にて説明す
る。一次イオンビーム調整用としての蛍光板1及び複数
個の測定対象試料4をサンプルホルダ5に取り付けた場
合の問題点として、次の点が指摘できる。蛍光板1と試
料4が試料支持台6に置かれサンプルカバー7の裏面高
さまで螺子方式8で持ち上げられ固定されるが、サンプ
ルカバー7(厚み;0.1mm )の過去の経歴や試料支持
台螺子8による力の掛け具合及び蛍光板1や試料4の表
面の凹凸等により個々が異なる高さ(Z方向)で取り付
けられる、更にサンプルホルダ5へ取り付けられた場所
(X及びY方向)にもより、個々の表面と引き出し電極
20との間の電界分布が変化し一次イオン18及び二次
イオン29の軌道が変わる。その結果、一次イオンビー
ム18が蛍光板1の位置で最適イオンビーム{図3−
(a)}に調整されても、最適な二次イオン軌道29上
に調整された測定対象試料4の位置においては、蛍光板
1で観察する限り図3−(b)の様にビーム形状の歪,
ビーム径の広がり及びビーム位置のずれ等を引き起こし
ている。その結果、従来法ではサンプルホルダ5の別々
の位置に取り付けられた測定対象試料4の分析位置に対
しての最適な一次イオンビームの調整は不可能であっ
た。それ故、得られた測定結果に対しても信頼性がなか
った。
る。一次イオンビーム調整用としての蛍光板1及び複数
個の測定対象試料4をサンプルホルダ5に取り付けた場
合の問題点として、次の点が指摘できる。蛍光板1と試
料4が試料支持台6に置かれサンプルカバー7の裏面高
さまで螺子方式8で持ち上げられ固定されるが、サンプ
ルカバー7(厚み;0.1mm )の過去の経歴や試料支持
台螺子8による力の掛け具合及び蛍光板1や試料4の表
面の凹凸等により個々が異なる高さ(Z方向)で取り付
けられる、更にサンプルホルダ5へ取り付けられた場所
(X及びY方向)にもより、個々の表面と引き出し電極
20との間の電界分布が変化し一次イオン18及び二次
イオン29の軌道が変わる。その結果、一次イオンビー
ム18が蛍光板1の位置で最適イオンビーム{図3−
(a)}に調整されても、最適な二次イオン軌道29上
に調整された測定対象試料4の位置においては、蛍光板
1で観察する限り図3−(b)の様にビーム形状の歪,
ビーム径の広がり及びビーム位置のずれ等を引き起こし
ている。その結果、従来法ではサンプルホルダ5の別々
の位置に取り付けられた測定対象試料4の分析位置に対
しての最適な一次イオンビームの調整は不可能であっ
た。それ故、得られた測定結果に対しても信頼性がなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】TIMを備えたSIM
S装置において、TIM援用制限視野法で最適に調整さ
れた二次イオン軌道に対して、測定対象試料の分析位置
は測定のつどTIM援用制限視野法にて調整されなけれ
ばならない。本調整により調整前に設定された最適な一
次イオンビームはビーム形状の歪,ビーム径の広がり及
びビーム位置のずれ等を引き起こす。その結果、測定結
果に信憑性がなかった。
S装置において、TIM援用制限視野法で最適に調整さ
れた二次イオン軌道に対して、測定対象試料の分析位置
は測定のつどTIM援用制限視野法にて調整されなけれ
ばならない。本調整により調整前に設定された最適な一
次イオンビームはビーム形状の歪,ビーム径の広がり及
びビーム位置のずれ等を引き起こす。その結果、測定結
果に信憑性がなかった。
【0005】本発明は、測定対象試料の分析位置をTI
M援用制限視野法にて調整した後、その位置で一次イオ
ンビームのビーム形状歪及びビーム径広がりを補正し、
更にビーム位置ずれを再設定することで、信頼性ある測
定結果を得る一次イオンビーム調整技法に関する。
M援用制限視野法にて調整した後、その位置で一次イオ
ンビームのビーム形状歪及びビーム径広がりを補正し、
更にビーム位置ずれを再設定することで、信頼性ある測
定結果を得る一次イオンビーム調整技法に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】測定対象試料の分析位置
をTIM援用制限視野法にて調整した後、その位置で一
次イオンビームのビーム形状歪及びビーム径広がりを補
正し、更にビーム位置ずれを再設定をするため、次の手
段を用いた。
をTIM援用制限視野法にて調整した後、その位置で一
次イオンビームのビーム形状歪及びビーム径広がりを補
正し、更にビーム位置ずれを再設定をするため、次の手
段を用いた。
【0007】1)一次イオンビーム調整用として、蛍光
膜下地としてのCuやSUS等の金属薄板又はSiやG
aAs等のウェハ又はセラミックスやガラス等の絶縁板
又は測定対象試料等の表面の一部に蛍光膜を形成する。
膜下地としてのCuやSUS等の金属薄板又はSiやG
aAs等のウェハ又はセラミックスやガラス等の絶縁板
又は測定対象試料等の表面の一部に蛍光膜を形成する。
【0008】2)1)項で作製した蛍光板をサンプルホ
ルダに固定して、蛍光膜下地(金属面又はウェハ面又は
絶縁面又は測定対象試料面)に一次イオンビームを照射
し、最適に調整された二次イオン軌道に対してTIM援
用制限視野法にて試料の分析位置を調整する。
ルダに固定して、蛍光膜下地(金属面又はウェハ面又は
絶縁面又は測定対象試料面)に一次イオンビームを照射
し、最適に調整された二次イオン軌道に対してTIM援
用制限視野法にて試料の分析位置を調整する。
【0009】3)分析位置を調整後、蛍光膜上で一次イ
オンビームを観察し、分析位置調整により生じたビーム
形状歪及びビーム径広がりを補正し、更にビーム位置ず
れを再設定することで、最適一次イオンビームが調整出
来る。
オンビームを観察し、分析位置調整により生じたビーム
形状歪及びビーム径広がりを補正し、更にビーム位置ず
れを再設定することで、最適一次イオンビームが調整出
来る。
【0010】
【作用】上記手段を採用することにより、各種試料の分
析面が最適に調整された二次イオン軌道上に位置し、そ
の位置で最適な一次イオンビームが照射出来るという作
用がある。
析面が最適に調整された二次イオン軌道上に位置し、そ
の位置で最適な一次イオンビームが照射出来るという作
用がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2,図3
及び図4にて説明する。本実施例に用いたSIMS装置
はイオン源としてディオプラズマトロンイオン源9,表
面電離型イオン源10及び液体金属イオン源11の3種
類を搭載している。一次イオン光学系は一次イオン質量
分離器12,質量分離スリット13,コンデンサレンズ
14,偏向電極15及び対物レンズ16より構成されて
いる。試料室17にはサンプルホルダ5、更に一次イオ
ンビーム18の位置をモニターする光学顕微鏡のクロス
目盛19,二次イオン光学系は引き出し電極20,投射
レンズ21,偏向電極22,出射スリット(制限視野ス
リット)23,セクタ電場24,TIM(トータルイオ
ンモニタ;TIMスリット25,シンチレータ26,ホ
トマルチプライア27で構成)及びセクタ磁場28等か
ら構成されている。
及び図4にて説明する。本実施例に用いたSIMS装置
はイオン源としてディオプラズマトロンイオン源9,表
面電離型イオン源10及び液体金属イオン源11の3種
類を搭載している。一次イオン光学系は一次イオン質量
分離器12,質量分離スリット13,コンデンサレンズ
14,偏向電極15及び対物レンズ16より構成されて
いる。試料室17にはサンプルホルダ5、更に一次イオ
ンビーム18の位置をモニターする光学顕微鏡のクロス
目盛19,二次イオン光学系は引き出し電極20,投射
レンズ21,偏向電極22,出射スリット(制限視野ス
リット)23,セクタ電場24,TIM(トータルイオ
ンモニタ;TIMスリット25,シンチレータ26,ホ
トマルチプライア27で構成)及びセクタ磁場28等か
ら構成されている。
【0012】次に装置の動作原理について説明する。各
イオン源より放出された一次イオンビーム18はコンデ
ンサレンズ14及び対物レンズ16で収束され、偏向電
極15で偏向走査されながら試料4の表面を照射する。
試料4はサンプルホルダ5に取り付けられ、X(可動範
囲:0〜30mm),Y(可動範囲:0〜50mm),Z
(可動範囲:0〜4mm)及びTilt(可動範囲:0〜45
°)の各方向に移動可能で、一次イオンビーム18が試
料表面の分析面を選択的に照射できる。但し、分析面観
察時は試料4を平面(Tilt;0°)に設定し、分析時は
試料4を45°(Tilt;45°)に傾斜させる。分析面
から放出された二次イオン29は引き出し電極20で引
き出され投射レンズ21により制限視野スリット23上
にフォーカスされ、更にビーム29の中央部のみが制限
視野スリット23を通過する。その後、セクタ電場24
で偏向及びエネルギー分離されTIMスリット25を通
りセクタ磁場28にて質量分離後検出される。一方、T
IMスリット23孔周辺に流入した二次イオン29はT
IM電流として検出されシンチレータ26及びホトマル
チプライア27を経てCRT30で制限視野像(TIM
像)として観察される。尚、測定対象試料4を測定する
前に装置の二次イオン軌道29はSiウェハ等の標準試
料を用いてTIM援用制限視野法にて最適軌道に調整さ
れている。
イオン源より放出された一次イオンビーム18はコンデ
ンサレンズ14及び対物レンズ16で収束され、偏向電
極15で偏向走査されながら試料4の表面を照射する。
試料4はサンプルホルダ5に取り付けられ、X(可動範
囲:0〜30mm),Y(可動範囲:0〜50mm),Z
(可動範囲:0〜4mm)及びTilt(可動範囲:0〜45
°)の各方向に移動可能で、一次イオンビーム18が試
料表面の分析面を選択的に照射できる。但し、分析面観
察時は試料4を平面(Tilt;0°)に設定し、分析時は
試料4を45°(Tilt;45°)に傾斜させる。分析面
から放出された二次イオン29は引き出し電極20で引
き出され投射レンズ21により制限視野スリット23上
にフォーカスされ、更にビーム29の中央部のみが制限
視野スリット23を通過する。その後、セクタ電場24
で偏向及びエネルギー分離されTIMスリット25を通
りセクタ磁場28にて質量分離後検出される。一方、T
IMスリット23孔周辺に流入した二次イオン29はT
IM電流として検出されシンチレータ26及びホトマル
チプライア27を経てCRT30で制限視野像(TIM
像)として観察される。尚、測定対象試料4を測定する
前に装置の二次イオン軌道29はSiウェハ等の標準試
料を用いてTIM援用制限視野法にて最適軌道に調整さ
れている。
【0013】蛍光膜下地2としてCuやSUS等の金属
薄板又はSiやGaAs等のウェハ又はセラミックスや
ガラス等の絶縁板又は測定対象試料4等の表面の一部に
蛍光膜3を形成した一次イオンビーム調整用蛍光板1及
び複数個の測定対象試料4をサンプルホルダ5に取り付
けた後、蛍光膜下地2(金属面又はウェハ面又は絶縁面
又は測定対象試料面)に一次イオンビーム18を照射
し、最適に調整された二次イオン軌道29上にTIM援
用制限視野法にて試料の分析位置を調整する。この位置
において一次イオンビーム18を蛍光膜3で観察し、位
置調整で生じたビーム形状歪及びビーム径広がりを対物
レンズ16で補正し、更にビーム位置がずれたぶんクロ
ス目盛19を再設定することで、その位置における最適
な一次イオンビーム18を調整する。
薄板又はSiやGaAs等のウェハ又はセラミックスや
ガラス等の絶縁板又は測定対象試料4等の表面の一部に
蛍光膜3を形成した一次イオンビーム調整用蛍光板1及
び複数個の測定対象試料4をサンプルホルダ5に取り付
けた後、蛍光膜下地2(金属面又はウェハ面又は絶縁面
又は測定対象試料面)に一次イオンビーム18を照射
し、最適に調整された二次イオン軌道29上にTIM援
用制限視野法にて試料の分析位置を調整する。この位置
において一次イオンビーム18を蛍光膜3で観察し、位
置調整で生じたビーム形状歪及びビーム径広がりを対物
レンズ16で補正し、更にビーム位置がずれたぶんクロ
ス目盛19を再設定することで、その位置における最適
な一次イオンビーム18を調整する。
【0014】本実施例によれば、サンプルホルダの経
歴、試料のサンプルホルダへの取り付け方及び取り付け
位置等に無関係に最適な一次イオンビームが設定出来る
ということで、信頼性ある測定結果が得られるという効
果がある。
歴、試料のサンプルホルダへの取り付け方及び取り付け
位置等に無関係に最適な一次イオンビームが設定出来る
ということで、信頼性ある測定結果が得られるという効
果がある。
【0015】本応用例として、全ての測定対象試料4の
表面の一部に蛍光膜3を形成すれば測定のつど最適な一
次イオンビーム18が調整出来る。
表面の一部に蛍光膜3を形成すれば測定のつど最適な一
次イオンビーム18が調整出来る。
【0016】本応用例によれば、サンプルホルダの経
歴,試料のサンプルホルダへの取り付け方及び取り付け
位置等に全く無関係に最適な一次イオンビームが設定出
来ることで、より信頼性ある測定結果が得られるという
効果がある。
歴,試料のサンプルホルダへの取り付け方及び取り付け
位置等に全く無関係に最適な一次イオンビームが設定出
来ることで、より信頼性ある測定結果が得られるという
効果がある。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、最適に調整された二次
イオン軌道上にTIM援用制限視野法にて試料の分析位
置を調整後、その位置にて最適な一次イオンビームが調
整出来ることで、定量的な測定結果が得られるという効
果がある。
イオン軌道上にTIM援用制限視野法にて試料の分析位
置を調整後、その位置にて最適な一次イオンビームが調
整出来ることで、定量的な測定結果が得られるという効
果がある。
【図1】最適な一次イオンビームが調整出来る蛍光板を
示す図である。
示す図である。
【図2】蛍光板及び測定対象試料を取り付けた状態のサ
ンプルホルダを示す図である。
ンプルホルダを示す図である。
【図3】蛍光板で観察できる一次イオンビームを示す図
である。
である。
【図4】本実施例に使用したSIMS装置及び試料室の
サンプルホルダ部分を示す図である。
サンプルホルダ部分を示す図である。
1…一次イオンビーム調整用蛍光板、2…蛍光膜下地、
3…蛍光膜、4…測定対象試料、5…サンプルホルダ、
6…試料支持台、7…サンプルカバー、8…試料支持台
螺子、9…ディオプラズマトロンイオン源、10…表面
電離型イオン源、11…液体金属イオン源、12…一次
イオン質量分離器、13…質量分離スリット、14…コ
ンデンサレンズ、15…偏向電極、16…対物レンズ、
17…試料室、18…一次イオンビーム、19…光学顕
微鏡のクロス目盛、20…引き出し電極、21…投射レ
ンズ、22…偏向電極、23…出射スリット(制限視野
スリット)、24…セクタ電場、25…TIMスリッ
ト、26…シンチレータ、27…ホトマルチプライア、
28…セクタ磁場、29…二次イオンビーム、30…C
RT。
3…蛍光膜、4…測定対象試料、5…サンプルホルダ、
6…試料支持台、7…サンプルカバー、8…試料支持台
螺子、9…ディオプラズマトロンイオン源、10…表面
電離型イオン源、11…液体金属イオン源、12…一次
イオン質量分離器、13…質量分離スリット、14…コ
ンデンサレンズ、15…偏向電極、16…対物レンズ、
17…試料室、18…一次イオンビーム、19…光学顕
微鏡のクロス目盛、20…引き出し電極、21…投射レ
ンズ、22…偏向電極、23…出射スリット(制限視野
スリット)、24…セクタ電場、25…TIMスリッ
ト、26…シンチレータ、27…ホトマルチプライア、
28…セクタ磁場、29…二次イオンビーム、30…C
RT。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住谷 弘幸 茨城県勝田市堀口字長久保832番地2 日 立計測エンジニアリング株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】二次イオン光学系のセクタ電場とセクタ磁
場との間に全二次イオンモニタを設置して、全二次イオ
ンモニタ援用制限視野法を採用しているSIMS装置に
おいて、最適軌道に設定された二次イオン光学系に対し
最適な一次イオンビームが調整出来るようにしたことを
特徴とする一次イオンビーム調整技法。 - 【請求項2】請求項1において、測定対象試料表面の凹
凸や試料のサンプルホルダへの取り付け位置による一次
イオンビームの乱れを最適なイオンビームに調整出来る
ことを特徴とする一次イオンビーム調整技法。 - 【請求項3】請求項1又は2において、個々の測定対象
試料の位置による一次イオンビーム径の変化や歪みを補
正し、更にイオンビーム位置を再設定出来ることを特徴
とする一次イオンビーム調整技法。 - 【請求項4】請求項1,2又は3において、CuやSU
S等の金属薄板又はSiやGaAs等のウェハ又はセラ
ミックスやガラス等の絶縁板又は測定対象試料等の表面
の一部に蛍光膜を形成することを特徴とする一次イオン
ビーム調整技法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005618A JPH06215728A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 一次イオンビーム調整技法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005618A JPH06215728A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 一次イオンビーム調整技法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06215728A true JPH06215728A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11616173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5005618A Pending JPH06215728A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 一次イオンビーム調整技法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06215728A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101465389B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2014-11-25 | 성균관대학교산학협력단 | 알루미늄 합금 조성물, 이를 포함하는 관통저항성이 향상된 알루미늄 압출 튜브와 핀 재 및 이로 구성된 열교환기 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP5005618A patent/JPH06215728A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101465389B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2014-11-25 | 성균관대학교산학협력단 | 알루미늄 합금 조성물, 이를 포함하는 관통저항성이 향상된 알루미늄 압출 튜브와 핀 재 및 이로 구성된 열교환기 |
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