JPH0621566Y2 - 連続遠心機のシール部冷却構造 - Google Patents
連続遠心機のシール部冷却構造Info
- Publication number
- JPH0621566Y2 JPH0621566Y2 JP9410789U JP9410789U JPH0621566Y2 JP H0621566 Y2 JPH0621566 Y2 JP H0621566Y2 JP 9410789 U JP9410789 U JP 9410789U JP 9410789 U JP9410789 U JP 9410789U JP H0621566 Y2 JPH0621566 Y2 JP H0621566Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- sample
- fixed
- rotary
- fixed seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、試料を連続的に流し遠心分離する連続遠心機
のシール部に関するものである。
のシール部に関するものである。
第2図に従来のシール部の断面図を示す。連続遠心機に
おいては、試料を連続的に流しながら分離するため、遠
心機上下の試料出し入れ部は固定シール13と回転軸1
2に分かれ、試料が洩れない様お互いが接触している。
おいては、試料を連続的に流しながら分離するため、遠
心機上下の試料出し入れ部は固定シール13と回転軸1
2に分かれ、試料が洩れない様お互いが接触している。
ここで、シール接触面9は回転に伴ない摩擦熱が発生
し、接触面内中心穴を通過する試料は高温状態にさらさ
れ温度が上昇する。
し、接触面内中心穴を通過する試料は高温状態にさらさ
れ温度が上昇する。
このため、従来はシール接触面の発熱を押えるため、固
定シール保持部10を固定シール冷却部11にて冷却し
ていた。しかし、この方法だと冷却部がシール接触面9
より離れており冷却効果が少なく、シール接触面9での
試料温度上昇を防ぐことができなかった。また、通常回
転シール材質としては、ポリイミド樹脂等の低摩擦係
数、耐摩耗性が良好なものが使用されるが、接触面の温
度が上昇すると、摩耗量が大きくなる欠点があった。
定シール保持部10を固定シール冷却部11にて冷却し
ていた。しかし、この方法だと冷却部がシール接触面9
より離れており冷却効果が少なく、シール接触面9での
試料温度上昇を防ぐことができなかった。また、通常回
転シール材質としては、ポリイミド樹脂等の低摩擦係
数、耐摩耗性が良好なものが使用されるが、接触面の温
度が上昇すると、摩耗量が大きくなる欠点があった。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、シ
ール部での試料温度上昇を押さえることである。
ール部での試料温度上昇を押さえることである。
本考案は、回転シール部と固定シール部のシール接触面
に発生する温度上昇を防ぐため、発熱部に最も近い場所
に冷却水を流す様、形状を工夫したものである。
に発生する温度上昇を防ぐため、発熱部に最も近い場所
に冷却水を流す様、形状を工夫したものである。
第3図に遠心分離機の全体構造断面図を示す。試料は遠
心機上部又は、下部より注入され、固定シール1、回転
シール7、上部回転軸15又は、下部回転軸16を通過
し、ロータ14にて遠心分離され系外へ連続的に排出さ
れる。第1図に本考案になるシール部拡大断面図を示
す。固定シール1をシールボディ2に圧入する。その際
固定シール冷却部6を設ける様にする。回転シール7が
高速回転するに伴ない、シール接触面9は摩擦熱を発生
するが、冷却水パイプ3を経由し固定シール冷却部6に
ある冷却水が固定シール1を冷却するため、シール接触
面9の摩擦熱を押えることができ、試料の温度上昇を防
ぐことができる。
心機上部又は、下部より注入され、固定シール1、回転
シール7、上部回転軸15又は、下部回転軸16を通過
し、ロータ14にて遠心分離され系外へ連続的に排出さ
れる。第1図に本考案になるシール部拡大断面図を示
す。固定シール1をシールボディ2に圧入する。その際
固定シール冷却部6を設ける様にする。回転シール7が
高速回転するに伴ない、シール接触面9は摩擦熱を発生
するが、冷却水パイプ3を経由し固定シール冷却部6に
ある冷却水が固定シール1を冷却するため、シール接触
面9の摩擦熱を押えることができ、試料の温度上昇を防
ぐことができる。
本考案によれば、上下シール部での温度上昇が防げるた
め、試料の温度上昇による影響をなくすことができる。
また、回転シール部材の摩耗量も減らすことができ、交
換寿命を長くすることができる。
め、試料の温度上昇による影響をなくすことができる。
また、回転シール部材の摩耗量も減らすことができ、交
換寿命を長くすることができる。
第1図は本考案になるシール部の一実施例を示す拡大断
面図、第2図は従来のシール部の拡大断面図、第3図は
遠心分離機の全体構造断面図である。 図において、1は固定シール、2はシールボディ、3は
冷却水パイプ、4は試料パイプ、5はOリング、6は固
定シール冷却部、7は回転シール、8は回転シール保持
部、9はシール接触面、10は固定シール保持部、11
は固定シール冷却部、12は回転軸、13は固定シール
(従来)、14はロータ、15は上部回転軸、16は下
部回転軸、17は軸受、18はプーリ、19はベルト、
20はモータである。
面図、第2図は従来のシール部の拡大断面図、第3図は
遠心分離機の全体構造断面図である。 図において、1は固定シール、2はシールボディ、3は
冷却水パイプ、4は試料パイプ、5はOリング、6は固
定シール冷却部、7は回転シール、8は回転シール保持
部、9はシール接触面、10は固定シール保持部、11
は固定シール冷却部、12は回転軸、13は固定シール
(従来)、14はロータ、15は上部回転軸、16は下
部回転軸、17は軸受、18はプーリ、19はベルト、
20はモータである。
Claims (1)
- 【請求項1】試料を分離する長円筒ロータ、ロータの両
端に固定され中心部に試料通過穴を有する長円筒より細
い2本の回転軸、および前記回転軸両端に試料の出し入
れを行なう回転シールと固定シールから成る連続遠心機
において前記固定シール内に、冷却水を通過させる様に
空間を設け、且つ試料と冷却水が接触しない構造とした
ことを特徴とする、連続遠心機のシール部冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9410789U JPH0621566Y2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 連続遠心機のシール部冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9410789U JPH0621566Y2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 連続遠心機のシール部冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0334847U JPH0334847U (ja) | 1991-04-05 |
JPH0621566Y2 true JPH0621566Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31643449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9410789U Expired - Lifetime JPH0621566Y2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 連続遠心機のシール部冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621566Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4539070B2 (ja) * | 2003-10-17 | 2010-09-08 | 日立工機株式会社 | 遠心分離機 |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP9410789U patent/JPH0621566Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0334847U (ja) | 1991-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3723029A (en) | Cooling water pump for automobiles | |
US5783886A (en) | Spindle motor having magnetic bearing | |
GB1139984A (en) | An electrically driven fan | |
JPH0621566Y2 (ja) | 連続遠心機のシール部冷却構造 | |
TWI257456B (en) | Bearing unit and rotation and drive device | |
US3604769A (en) | Temperature-controlled spindle for centrifuges and similar apparatus | |
JPS58102819A (ja) | テイルテイングパツド軸受 | |
JPH07332353A (ja) | 動圧軸受 | |
CN100371616C (zh) | 轴承单元以及使用该轴承单元的旋转驱动装置 | |
KR100224533B1 (ko) | 회전축이 함께 회전하는 스핀들 모터의 자기 베어링 | |
US4098457A (en) | Friction producing stator pad for an air driven centrifuge | |
JP2544421B2 (ja) | 対向方向にかつ相並んで回転する二つのロ―タシステムのための駆動兼支承装置 | |
JPS63158317A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JPH11275807A (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0446095Y2 (ja) | ||
SU1511495A1 (ru) | Шарова передача | |
JPS61189316A (ja) | 軸受の防振装置 | |
JPH0536104B2 (ja) | ||
JP3708263B2 (ja) | 小型電動機 | |
JPH08163819A (ja) | 動圧流体軸受手段を備えたモータ | |
JPH07269488A (ja) | 超電導ポンプ | |
JPH0236799Y2 (ja) | ||
JPS6252216A (ja) | 動圧形フオイル軸受 | |
SU1218198A1 (ru) | Охлаждаемый ленточный тормоз | |
JP2771447B2 (ja) | 磁気ディスク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |