JPH0621543A - ガスレ−ザ装置 - Google Patents

ガスレ−ザ装置

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JPH0621543A
JPH0621543A JP17844992A JP17844992A JPH0621543A JP H0621543 A JPH0621543 A JP H0621543A JP 17844992 A JP17844992 A JP 17844992A JP 17844992 A JP17844992 A JP 17844992A JP H0621543 A JPH0621543 A JP H0621543A
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JP
Japan
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laser
gas
gas laser
bearing
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP17844992A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Nishio
光弘 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0621543A publication Critical patent/JPH0621543A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は送風ファンを回転自在に支持した軸
受で発生する物質がレ−ザ容器内を循環するガスレ−ザ
媒質に混入するのを防止したガスレ−ザ装置を提供する
ことにある。 【構成】ガスレ−ザ媒質が封入されたレ−ザ容器1と、
このレ−ザ容器内に軸受9を介して回転自在に設けられ
た送風ファン7と、上記軸受を非気密状態で覆ったケ−
シング21と、このケ−シングに一端が連通し他端が上
記レ−ザ容器の内部に連通しているとともに中途部に上
記送風ファンの回転にともない上記軸受で発生する物質
を除去するトラップ23が設けられたガス浄化管22
と、このガス浄化管にその一端から他端に向かって上記
ガスレ−ザ媒質の一部を循環させる循環ポンプ24とを
具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガスレ−ザ媒質を放電
励起してレ−ザ光を発生させるガスレ−ザ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえばエキシマレ−ザやCO2 レ−ザ
などのガスレ−ザ装置においては、レ−ザ出力の向上を
計るために、レ−ザ容器内に封入されたガスレ−ザ媒質
を強制的に循環させるということが行われている。
【0003】図3はガスレ−ザ媒質を強制的に循環させ
るようにした従来のガスレ−ザ装置を示す。すなわち、
同図中1は内部にガスレ−ザ媒質が封入された気密構造
のレ−ザ容器である。このレ−ザ容器1内には一対の電
極2が離間対向して配設されている。
【0004】上記レ−ザ容器1の、上記電極2の長手方
向一端側と他端側とに対向する部分には、それぞれ窓3
が気密に設けられている。一方の窓3と対向する部位に
は高反射ミラ−4が配置され、他方の窓3と対向する部
位には、上記高反射ミラ−4とで光共振器を構成する出
力ミラ−5が配置されている。
【0005】上記一対の電極2は、図示しない高圧電源
に接続されている。これら電極2間に高電圧が印加され
ると、放電が発生する。それによって、一対の電極2間
の放電空間部6においてガスレ−ザ媒質が放電励起され
てレ−ザ光が発生する。上記放電空間部6で発生したレ
−ザ光は上記高反射ミラ−4と出力ミラ−5との間で増
幅され、上記出力ミラ−5側から発振出力される。
【0006】上記レ−ザ容器1内には送風ファン7が設
けられている。この送風ファン7の両端には支軸8が突
設されている。各支軸8はそれぞれ軸受9に回転自在に
支持されている。一方の支軸8は上記レ−ザ容器1の側
壁に、このレ−ザ容器1の気密を損なうことなく設けら
れた磁気カップリング11を介してレ−ザ容器1の外部
に配設されたモ−タ12の回転軸13に連結されてい
る。
【0007】上記モ−タ12が作動して上記送風ファン
7が回転駆動されれば、上記レ−ザ容器1内でガスレ−
ザ媒質が循環させられる。それによって、上記一対の電
極2間の放電空間部6には、放電によって生じた不純物
を含むガスレ−ザ媒質が新鮮なガスレ−ザ媒質に置換さ
れるから、一対の電極2間での放電が安定して点弧さ
れ、レ−ザ出力の低下を招くのが防止されるようになっ
ている。
【0008】ところで、このような構成のガスレ−ザ装
置において、高繰返し運転を行うには、上記放電空間部
6において、先の放電によって生成された不純物をつぎ
の放電が点弧されるまでに除去するために、ガスレ−ザ
媒質を数10m/sの高速度で流すことが要求される。
そのためには、上記送風ファン7を3000〜4000rev /mi
n で回転させなければならない。送風ファン7を高速で
回転させるためには、この送風ファン7の支軸8を回転
自在に支持した軸受9に潤滑油を供給する必要がある。
したがって、上記軸受9には通常、グリ−スが封入され
ている。
【0009】しかしながら、送風ファン7を高速で回転
させ続けると、上記軸受9やグリ−スの温度が上昇する
から、グリ−スの成分が蒸発し、ガスレ−ザ媒質に混入
する。不純物が混入したガスレ−ザ媒質が一対の電極2
間の放電空間部6に供給されると、これら電極2間に点
弧される放電が不安定となる。そのため、ガスレ−ザ媒
質を高速度で循環させても、安定した放電が得られず、
レ−ザ出力の低下を招くということがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は高
繰返し運転によってレ−ザ出力を高めるため、ガスレ−
ザ媒質を高速度で循環させるようにすると、送風ファン
を支持した軸受から発生する物質がガスレ−ザ媒質に混
入するため、電極間での放電が不安定となってレ−ザ出
力の低下を招くということがあった。
【0011】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、軸受で発生する物質がガ
スレ−ザ媒質に混入するのを防止することができるよう
にしたガスレ−ザ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、ガスレ−ザ媒質を放電励起してレ−ザ光
を発生させるガスレ−ザ装置において、上記ガスレ−ザ
媒質が封入されたレ−ザ容器と、このレ−ザ容器内に軸
受を介して回転自在に設けられた送風ファンと、上記軸
受を非気密状態で覆ったケ−シングと、このケ−シング
に一端が連通し他端が上記レ−ザ容器の内部に連通して
いるとともに中途部に上記送風ファンの回転にともない
上記軸受で発生する物質を除去する浄化部が設けられた
ガス浄化管と、このガス浄化管にその一端から他端に向
かって上記ガスレ−ザ媒質の一部をを循環させる循環手
段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成によれば、軸受で発生した物質はガス
レ−ザ媒質の一部とともにガス浄化管に流れて除去さ
れ、レ−ザ容器内を循環することがないから、高繰返し
運転が可能となり、レ−ザ出力を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1を参照して
説明する。なお、図3に示す構成と同一部分には同一記
号を付して説明を省略する。
【0015】この発明のガスレ−ザ装置は、支軸8を支
持した一対の軸受9がそれぞれケ−シング21によって
覆われている。このケ−シング21は上記支軸8の外周
面と対応する部分が非接触状態となっている。つまり、
ケ−シング21は上記軸受8を非気密状態で覆ってい
る。
【0016】上記各ケ−シング21には、レ−ザ容器1
の外部に配置されたガス浄化管22の一端から分岐され
た2本の分岐管22aがそれぞれ接続されている。上記
ガス浄化管22の他端は上記レ−ザ容器1の一端面に接
続され、中途部には上記軸受9で発生するオイルミスト
を除去する浄化部としてのオイルミストトラップ23
と、上記ガス浄化管22に矢印で示す方向の流れを生じ
させる循環ポンプ24とが設けられている。すなわち、
上記循環ポンプ24が作動することで、レ−ザ容器1内
のガスレ−ザ媒質の一部が一対のケ−シング21内から
分岐管22aを介してガス浄化管22に吸引される。そ
して、上記オイルミストトラップ23および循環ポンプ
24を通って上記レ−ザ容器1内へ戻る経路で循環す
る。
【0017】このような構成のガスレ−ザ装置によれ
ば、高繰返し運転をしてレ−ザ出力を高めるために、送
風ファン7を高速で回転させると、この送風ファン7の
支軸8を支持した軸受9の部分の温度が上昇する。それ
によって、上記軸受9の部分に供給されたグリ−スが蒸
発してオイルミストが発生する。上記軸受9から発生し
たオイルミストは、その軸受9がケ−シング21によっ
て覆われているから、レ−ザ容器1内のガスレ−ザ媒質
に混入することがない。
【0018】一方、上記循環ポンプ24が作動すること
で、上記ケ−シング21の内部は負圧に吸引される。そ
れによって、ケ−シング21の内部には、レ−ザ容器1
内のガスレ−ザ媒質の一部が流入し、オイルミストとと
もに分岐管22aからガス浄化管22へと流れる。ガス
浄化管22へ流れたオイルミストを含むガスレ−ザ媒質
は、オイルミストトラップ23を通ることで、オイルミ
ストが除去されて浄化されたのち、循環ポンプ24の吐
出側からレ−ザ容器1内へ戻される。
【0019】したがって、送風ファン7を高速回転させ
ることで軸受9からオイルミストが発生しても、そのオ
イルミストがレ−ザ容器1内のガスレ−ザ媒質に混入す
ることがないから、一対の電極2間の放電が不安定とな
ってレ−ザ出力が低下するのを防止できる。
【0020】なお、上記一実施例ではガス浄化管22の
中途部に、循環手段としての循環ポンプ24を設けた
が、図2に示すように、支軸8のケ−シング21によっ
て覆われる部分の外周面に循環ポンプ24´を形成する
複数の羽根31を設けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、レ−ザ容
器内に設けられる送風ファンを回転自在に支持した軸受
をケ−シングで覆い、このケ−シングにガス浄化管の一
端を接続し、他端を上記レ−ザ容器に接続するととも
に、中途部に上記軸受で発生する物質を除去する浄化部
を設け、上記ガス浄化管にその一端から他端に向かって
上記ガスレ−ザ媒質の一部を循環させるようにした。
【0022】そのため、送風ファンを高速で回転させる
ことで、上記軸受で不純物が発生しても、その物質がが
レ−ザ容器内を循環するガスレ−ザ媒質に混入すること
がないから、高繰り返し運転時に、上記物質によって放
電が不安定となって、レ−ザ出力が低下するのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のガスレ−ザ装置を示す全
体の構成図。
【図2】この発明の他の実施例を示す循環ポンプの一部
の拡大図。
【図3】従来のガスレ−ザ装置の構成図。
【符号の説明】
1…レ−ザ容器、7…送風ファン、9…軸受、21…ケ
−シング、22…ガス浄化管、23…オイルミストトラ
ップ(浄化部)、24…循環ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスレ−ザ媒質を放電励起してレ−ザ光
    を発生させるガスレ−ザ装置において、上記ガスレ−ザ
    媒質が封入されたレ−ザ容器と、このレ−ザ容器内に軸
    受を介して回転自在に設けられた送風ファンと、上記軸
    受を非気密状態で覆ったケ−シングと、このケ−シング
    に一端が連通し他端が上記レ−ザ容器の内部に連通して
    いるとともに中途部に上記送風ファンの回転にともない
    上記軸受で発生する物質を除去する浄化部が設けられた
    ガス浄化管と、このガス浄化管にその一端から他端に向
    かって上記ガスレ−ザ媒質の一部を循環させる循環手段
    とを具備したことを特徴とするガスレ−ザ装置。
JP17844992A 1992-07-06 1992-07-06 ガスレ−ザ装置 Pending JPH0621543A (ja)

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JP17844992A JPH0621543A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ガスレ−ザ装置

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JP17844992A JPH0621543A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ガスレ−ザ装置

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ID=16048718

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JP17844992A Pending JPH0621543A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ガスレ−ザ装置

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Cited By (5)

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