JP2606657B2 - 放電励起エキシマレーザ装置 - Google Patents

放電励起エキシマレーザ装置

Info

Publication number
JP2606657B2
JP2606657B2 JP5280979A JP28097993A JP2606657B2 JP 2606657 B2 JP2606657 B2 JP 2606657B2 JP 5280979 A JP5280979 A JP 5280979A JP 28097993 A JP28097993 A JP 28097993A JP 2606657 B2 JP2606657 B2 JP 2606657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
bearing
fan
discharge
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5280979A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07135363A (ja
Inventor
隆志 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5280979A priority Critical patent/JP2606657B2/ja
Publication of JPH07135363A publication Critical patent/JPH07135363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606657B2 publication Critical patent/JP2606657B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電励起エキシマレー
ザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放電励起エキシマレーザの長寿命化の課
題の一つとして、放電により発生するダストがベアリン
グ内に混入することによるベアリングの劣化がある。従
来、これを防ぐために、電気集塵器等のダスト除去部に
よりクリーンにしたレーザガスをベアリングへ吹き付け
ることにより、ベアリングの劣化を抑制していた。従来
の放電励起エキシマレーザ装置については、米国特許5
027366に詳細に記述されている。従来の放電励起
エキシマレーザ装置の断面図を図5に示す。パルスガス
レーザとしてのこの放電励起エキシマレーザ装置は、レ
ーザ管21、対向する一対のレーザミラー2、絶縁体2
3、放電電極24、レーザファン25、フランジ26、
シャフト27、ベアリング28、ガス流路29、電気集
塵器30を有しており図示のごとく配置している。この
放電励起エキシマレーザ装置は、レーザファン25によ
り、放電によりしたダストを含むレーザガスを電気集塵
器30に導入し、クリーンにしたレーザガスをガス流路
29を通してベアリング28に吹き付けることにより、
ベアリング28へのダストの混入を防ぎ、かつベアリン
グ28自体の劣化も抑制していた。
【0003】他にダストを除去する装置が、特開平3−
129790号公報や特開昭63−7682号公報に記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の放電励起エ
キシマレーザ装置においては、電気集塵器等の特別な装
置と、ガス流路とを必要とするため、装置が複雑化する
とともにコストの上昇を招くという欠点がある。
【0005】本発明の目的は上述した欠点を解決し、装
置の複雑化を招くことなく、ベアリング部へのダストの
混入を防ぐことができる放電励起エキシマレーザ装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の構成の放
電励起エキシマレーザ装置は、レーザ光を取り出すため
のレーザミラーと、レーザガスを封入するレーザ管及び
絶縁体と、光の誘導放出を可能にする放電を確保するた
めの放電電極と、前記放電電極間に高速のガス流を作り
出すためのレーザファンと、前記レーザファンを支持す
るためのベアリング部と、前記レーザファンを回転させ
るためのモータ及びカップリング部とを含んで成る放電
励起エキシマレーザ装置において、前記ベアリング部が
前記レーザファンのシャフトを支持するベアリングと前
記ベアリングを支持するためのハウジングとにより構成
され、前記ハウジングにはフィルタを備えたガス導入口
が設けられ、前記ガス導入口を通して前記ハウジング内
部から外部へのレーザガスの流れを形成するために、前
記ベアリング部側からみて前記レーザファンの回転方向
と逆向きの螺旋状の溝を表面に形成したガス排出部が前
記レーザファンと前記ベアリングの間のシャフトに配置
されたことを特徴とする
【0007】本発明の第二の構成の放電励起エキシマレ
ーザ装置は、レーザ光を取り出すためのレーザミラー
と、レーザガスを封入するレーザ管及び絶縁体と、光の
誘導放出を可能にする放電を確保するための放電電極
と、前記放電電極間に高速のガス流を作り出すためのレ
ーザファンと、前記レーザファンを支持するためのベア
リング部と、前記レーザファンを回転させるためのモー
タ及びカップリング部とを含んで成る放電励起エキシマ
レーザ装置において、前記ベアリング部が前記レーザフ
ァンのシャフトを支持するベアリングと前記ベアリング
を支持するためのハウジングとにより構成され、前記ハ
ウジングにはフィルターを備えたガス導入口が設けら
れ、前記ガス導入口を通して前記ハウジング内部から外
部へ流れるレーザガスを形成するために前記レーザファ
ンの両側の一部に軸流ファン部を形成したことを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明の第一の構成の放電励起エキシマレーザ
装置においては、ベアリング部に螺旋状の溝を形成した
ガス排出部を設けたことにより、フィルターを通してク
リーンなガスによりベアリング内部を満たすことが可能
となり、複雑な装置を必要とすることなく、放電により
発生するダストの混入を抑制することが出来る。
【0009】本発明の第二の構成の放電励起エキシマレ
ーザ装置においては、レーザファンの両側に軸流ファン
部を設けたことにより、フィルターを通してクリーンな
ガスによりベアリング内部を満たすことが可能となり、
複雑な装置を必要とすることなく、放電により発生する
ダストの混入を抑制することが出来る。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の第一の実施例の放電励起エキシマ
レーザ装置の断面図である。図2は、図1のベアリング
部6を詳細に示す断面図である。図3はガス排出部15
を詳細に示す斜視図である。図4は、本発明の第二の実
施例の放電励起エキシマレーザ装置におけるベアリング
部及びレーザファンを詳細に示す部分断面図である。
【0011】図1に示す放電励起エキシマレーザ装置
は、レーザガスを封入するレーザ管1と、レーザ光を取
り出すための対向する一対のレーザミラー2と、絶縁体
3と、光の誘導放出を可能とする放電を確保するための
放電電極4と、放電電極4の電極間に高速のガス流を作
り出すためのレーザファン5と、レーザファン5を支持
するベアリング部6と、レーザファン5を回転させるた
めのモータ8及びカップリング部8を有する。
【0012】図2に示すように、ベアリング部6は、レ
ーザファン5のシャフト10を支持するベアリング11
と、ベアリング11を支持するハウジング12とにより
構成される。ハウジング12には、フィルタ13を備え
たガス導入口14が設けられており、ベアリング部6と
レーザファン5の間のシャフト10部分には、シャフト
10を囲むようにガス排出部15が設けられている。ガ
ス排出部15の表面の一例としては図3に示すように、
ベアリング部6側からみて、レーザファン5の回転と逆
向きに螺旋状の溝16が形成されている。これにより、
ガス導入口14に備えられたフィルタ13を通して、ベ
れアリング部6内部から外部へ流れるレーザガス流を形
成することが可能となる。
【0013】この第一の実施例による放電励起エキシマ
レーザにおいては、ベアリング部6に螺旋状の溝を複数
形成したガス排出部16を設けることにより、フィルタ
ー13を通してクリーンなガスをベアリング内部を満た
すことが可能となり、放電により発生するダストの混入
を著しく抑制することが出来る。
【0014】図4に示す第二の実施例の放電励起エキシ
マレーザ装置は、フィルター13を通してハウジング1
2内部から外部へレーザガスを流すために、レーザファ
ン5aの両側の一部に軸流ファン部17を設けてある。
【0015】この第の実施例の放電励起エキシマレー
ザにおいては、レーザファン5aの両側の一部に形成し
た軸流ファン部17により、フィルター13を通してク
リーンなガスによりベアリング内部を満たすことが可能
となり、放電により発生するダストの混入を著しく抑制
することが出来る。
【0016】
【発明の効果】以上延べたように本発明によれば、レー
ザファンのシャフトを支持するベアリングを保持するハ
ウジング内にレーザガスを導入し、かつガス排出部もし
くはレーザファンにレーザガスを外部に排出する溝もし
くは軸流ファン部(遠心ファン)を設けることにより、
複雑な装置を必要とすることなく、クリーンなガスを常
時ベアリング内部に満たすことが可能となり、ベアリン
グ部へのダストの混入を防いでベアリング部の劣化を著
しく抑制することが可能となって長寿命の放電励起エキ
シマレーザ装置を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の放電励起エキシマレー
ザ装置の断面図である。
【図2】図1のベアリング部6を詳細に示す断面図であ
る。
【図3】図2のガス排出部15を詳細に示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第二の実施例のベアリング部及びレー
ザファンの部分を詳細に示す部分断面図である。
【図5】従来の放電励起エキシマレーザ装置を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 レーザ管 2 レーザミラー 3 絶縁体 4 放電電極 5,5a レーザファン 6 ベアリング部 7 カップリング部 8 モータ 9 フランジ 10 シャフト 11 ベアリング 12 ハウジング 13 フィルター 14 ガス導入口 15 ガス排出部 16 溝 17 軸流ファン部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザを取り出すためのレーザミラー
    と、レーザガスを封入するレーザ管及び絶縁体と、光の
    誘導放出を可能にする放電を確保するための放電電極
    と、前記放電電極間に高速のガス流を作り出すためのレ
    ーザファンと、前記レーザファンを支持するためのベア
    リング部と、前記レーザファンを回転させるためのモー
    タ及びカップリング部とを含んで成る放電励起エキシマ
    レーザ装置において、前記ベアリング部が前記レーザフ
    ァンのシャフトを支持するベアリングと前記ベアリング
    を支持するためのハウジングとにより構成され、前記ハ
    ウジングにはフィルタを備えたガス導入口が設けられ、
    前記ガス導入口を通して前記ハウジング内部から外部へ
    のレーザガスの流れを形成するために、前記ベアリング
    部側からみて前記レーザファンの回転方向と逆向きの螺
    旋状の溝を表面に形成したガス排出部が前記レーザファ
    ンと前記ベアリングの間のシャフトに配置されたことを
    特徴とする放電励起エキシマレーザ装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光を取り出すためのレーザミラー
    と、レーザガスを封入するレーザ管及び絶縁体と、光の
    誘導放出を可能にする放電を確保するための放電電極
    と、前記放電電極間に高速のガス流を作り出すためのレ
    ーザファンと、前記レーザファンを支持するためのベア
    リング部と、前記レーザファンを回転させるためのモー
    タ及びカップリング部とを含んで成る放電励起エキシマ
    レーザ装置において、前記ベアリング部が前記レーザフ
    ァンのシャフトを支持するベアリングと前記ベアリング
    を支持するためのハウジングとにより構成され、前記ハ
    ウジングにはフィルターを備えたガス導入口が設けら
    れ、前記ガス導入口を通して前記ハウジング内部から外
    部へ流れるレーザガスを形成するために前記レーザファ
    ンの両側の一部に軸流ファン部を形成したことを特徴と
    する放電励起エキシマレーザ装置。
JP5280979A 1993-11-10 1993-11-10 放電励起エキシマレーザ装置 Expired - Fee Related JP2606657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5280979A JP2606657B2 (ja) 1993-11-10 1993-11-10 放電励起エキシマレーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5280979A JP2606657B2 (ja) 1993-11-10 1993-11-10 放電励起エキシマレーザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07135363A JPH07135363A (ja) 1995-05-23
JP2606657B2 true JP2606657B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=17632567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5280979A Expired - Fee Related JP2606657B2 (ja) 1993-11-10 1993-11-10 放電励起エキシマレーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606657B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102574710B1 (ko) * 2021-12-08 2023-09-06 김동민 레이저 모듈 어셈블리

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5027366A (en) 1988-01-15 1991-06-25 Cymer Laser Technologies Compact excimer laser

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04359644A (ja) * 1990-12-28 1992-12-11 Toshiba Lighting & Technol Corp ブラシレスモータ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5027366A (en) 1988-01-15 1991-06-25 Cymer Laser Technologies Compact excimer laser

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07135363A (ja) 1995-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5023884A (en) Compact excimer laser
US5028826A (en) Fan arrangement for a vehicular AC generator
US5048041A (en) Compact excimer laser
CA2325722A1 (fr) Dispositif de ventilation et moteur electrique de traction ferroviaire equipe d'un tel dispositif
CA1188782A (en) Axial flow laser apparatus
US5029177A (en) Compact excimer laser
JPH06101596B2 (ja) クロスフロ−型レ−ザ装置
JP2606657B2 (ja) 放電励起エキシマレーザ装置
JPH08247093A (ja) 遠心送風機のファンブレード
US5027366A (en) Compact excimer laser
US5018162A (en) Compact excimer laser
US5018161A (en) Compact excimer laser
US5033055A (en) Compact excimer laser
EP0697761A1 (en) Air-cooled motor
JP2004104955A (ja) 車両用交流発電機
JPH0621543A (ja) ガスレ−ザ装置
US20050083985A1 (en) Turbo-blower for laser medium gas
JPH06237029A (ja) 放電励起エキシマレーザ装置
JPS5879786A (ja) 炭酸ガスレ−ザ装置
JP3888504B2 (ja) 電動送風機および電気掃除機
JPH0227903B2 (ja)
EP1128499B1 (en) A gas laser
JPS60178681A (ja) ガスレ−ザ装置
JP2997606B2 (ja) 狭帯域化エキシマレーザー装置
GB2293282A (en) Reducing cooling load in a vacuum cleaner motor

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961224

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees