JPH06215278A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JPH06215278A
JPH06215278A JP515993A JP515993A JPH06215278A JP H06215278 A JPH06215278 A JP H06215278A JP 515993 A JP515993 A JP 515993A JP 515993 A JP515993 A JP 515993A JP H06215278 A JPH06215278 A JP H06215278A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 警戒区域内を煙で充満させて、当該警戒区域
へ侵入する侵入者の視界を制限させる事によって、当該
侵入者の行動の自由を奪い、金銭或いは貴重品等に対す
る盗難破壊行為を防止する際に、当該警戒区域内が過度
の煙で充満されることを防止することにより、侵入者の
早期確認及び早期捕捉を可能にする機動性にも優れた盗
難防止装置を提供することを目的とする。 【構成】 警戒区域内やその周辺に設けられた移動物体
検知手段31,32、これら移動物体検知手段の出力に
応答して警戒区域内に煙を噴出する発煙手段4、及びこ
れら各手段を制御する制御手段5とから構成され、この
制御手段が、上記発煙手段から噴出される煙の噴出経過
時間を計時する計時手段と、この計時手段の出力信号に
より当該煙の噴出量を減少させる手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難防止装置に関する
ものであり、更に詳しくは、特定の警戒区域内に侵入し
た侵入者の視界を妨げて、当該侵入者の行動の自由を奪
う事により盗難防止を図る事の出来る盗難防止装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の屋内に於ける金銭或いは、
貴重品等に対する盗難破壊行為防止の為の対策として、
例えば所定の警戒区域内に於いて、人間或いは他の動物
等の移動体が侵入した場合に、当該警戒区域内の所定の
位置に設定された適宜の検出手段により当該移動体の侵
入を検知して、当該警戒区域内に催涙ガス、或いは嫌臭
性ガスを放出して、侵入者が当該警戒区域内に止まって
いられない様な状況を作りだして、その行動を諦めさ
せ、当該警戒区域内から早期に退散させる事によって、
当該盗難或いは破壊行為を未然に防止する方法が提案さ
れている。
【0003】然しながら、係る催涙ガス、或いは嫌臭性
ガスは、人体に対する悪影響があると同時に、当該警戒
区域内に特定の悪臭を残す事になり、警戒モードを解除
した後に、当該区域内に入る人に対して、嫌悪感を与え
ると共に、当該警戒区域内に貴重品等の展示物が存在し
ている場合には、該催涙ガス、或いは嫌臭性ガスを構成
する成分が付着して、当該展示品を汚染させたり変質さ
せてしまうと言う問題もあり、実用化されていなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願出願人は、
係る従来技術を解決するために、特願平4−31687
7号において、当該警戒区域内に移動物体等の侵入者が
存在している場合に、当該警戒区域内を煙で充満させ、
当該侵入者の視界を制限させる事により、当該侵入者の
行動の自由を奪い、金銭或いは、貴重品等に対する盗難
破壊行為を防止する事の出来る盗難防止装置を案出し
た。
【0005】当該盗難防止装置は、当該侵入者の侵入
時、短時間で当該警戒区域内を煙で充満させて当該侵入
者の視界を制限し、侵入者による盗難破壊行為を防止さ
せることができるが、当該侵入者の視界を制限した後も
当該煙が継続的に発煙されるために、当該警戒区域内が
過度に煙で充満され、当該侵入者を捕捉する際に、当該
区域内の視界が晴れるまでの時間が長くなり、当該侵入
者の早期確認及び早期捕捉のための機動性が損なわれる
といった不都合があった。そのために本発明は、当該警
戒区域内で移動物体等の侵入者を検知したときに発煙を
開始すると共に、当該警戒区域内に送出される発煙量を
制御できる盗難防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、その一形態として、移動物体検
知手段、該移動物体検知手段の出力に応答して警戒区域
内に煙を噴出する発煙手段、及び前記各手段を制御する
制御手段とを備えて構成されている盗難防止装置であっ
て、当該制御手段が、上記発煙手段から噴出される煙の
噴出経過時間を計時する計時手段と、該計時手段の出力
信号により煙の噴出量を減少させる手段とを備えている
盗難防止装置を採用する。また他の形態としては、移動
物体検知手段、該移動物体検知手段の出力に応答して警
戒区域内に煙を噴出する発煙手段、及び前記各手段を制
御する制御手段とを備えて構成されている盗難防止装置
であって、上記制御手段が、当該警戒区域内に噴出され
た煙の濃度を検出する濃度検出手段と、濃度検出手段の
出力信号により当該煙の噴出量を調整する手段とを備え
た盗難防止装置を採用する。
【0007】
【作用】本発明に係る盗難防止装置は、上記した様な技
術構成を有しているので、該移動物体検知手段が移動物
体を検知したとき、該発煙手段が、人体に対しては実質
的に無害な例えばアルコールを主成分とする発煙物質を
加熱により気化させて煙を発生させ、これにより警戒区
域内を当該煙で充満させることで該侵入者の視界を制約
させて、当該警戒区域内の侵入者を行動不可能な状態に
陥らせる。その際、該制御手段は当該発煙手段に対し、
当該煙の発煙経過時間に沿って発煙量を減少させるか、
あるいは当該警戒区域内の煙濃度に応じて発煙量を増減
させることにより、当該警戒区域内における過度の発煙
を抑え、侵入者の捕捉の際、当該警戒区域内に充満され
た煙が少しでも早く晴れるようにすることで、最終的に
当該侵入者の早期確認及び早期逮捕に繋げる事が可能と
なる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る盗難防止装置の具体例
を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
に係る盗難防止装置の一具体例の構成を説明する図であ
り、図中、警戒区域1内やその周囲に設けられた移動物
体検知手段31〜32、該移動物体検知手段の出力に応
答して、当該警戒区域1内に煙を噴出する発煙手段4及
び前記各手段を制御する制御手段5とを備えて構成され
ている盗難防止装置10が示されている。
【0009】本発明に係る当該警戒区域1内には、例え
ば、金庫、現金自動支払い器、貴金属等の高価商品、絵
画、彫刻等の展示美術品等の警戒対象物が配置された区
域2が設けられており、又当然ながら、当該警戒区域1
には、移動物体である人間、或いは動物等の出入口8と
窓91〜93が設けられており、当該出入口8と窓91
〜93には、従来公知の盗難防止用のセンサ、即ち、警
戒モードに於いて、当該出入口8或いは窓91から93
の何れかが開閉された場合、或いは当該出入口8或いは
窓91から93のいずれかの少なくとも一部が破壊され
た場合に、侵入者の侵入が有ったと判断して、当該警戒
区域1から遠隔の地若しくは近接した場所に設けられた
制御手段5にその情報を伝達し、警報器11を駆動させ
る様に構成したものを設置しておく事が望ましい。
【0010】つまり、本発明に於いては、当該警戒区域
1内に移動物体が侵入した事を当該移動物体検知手段3
1、32が感知してその情報を該制御手段5に伝達し、
当該制御手段5から、所定の発煙手段4を駆動させる駆
動信号を当該発煙手段4に伝達して、当該発煙手段4か
ら煙を発生させるものである。
【0011】本発明に於いて使用される該移動物体検知
手段31、32の個数及びその配置位置は、特に限定さ
れるものでは無いが、少なくとも一つであって、当該警
戒区域1内を死角のない状態で、侵入者の検出が行なえ
る様な体制をとる事が出来る様に、適宜の移動物体検知
手段31、32の個数と配列位置を設定する事が可能で
ある。また、当該移動物体検知手段31、32そのもの
の構成も特定されるものではなく、超音波、赤外線、レ
ーザ、磁力線等の媒体を使用して構成された従来公知の
物体検出装置を使用する事が可能である。
【0012】更に、本発明に係る該盗難防止装置に於い
ては、上記した移動物体検知手段31、32と該出入口
8或いは窓91〜93等に設けられた公知の盗難防止検
知センサ33、34、35、36等と連動して作動する
様に構成されていても良く、具体的には、例えば、当該
盗難防止検知センサ33、34、35、36の少なくと
も一つと該移動物体検知手段31、32の少なくとも一
つが、侵入者の存在を検知した情報を出力した場合に後
述する当該発煙手段4を作動させる様に構成したもので
有っても良い。
【0013】更に、本発明に於いて使用される当該発煙
手段4は、従来使用された催涙ガス、或いは嫌臭性ガス
に変えて、人体に対して悪影響がなく、悪臭が当該警戒
区域1内に残留する事がなく、更に、急速に発煙して当
該警戒区域1内が煙で充満するものである事が望まし
く、また、当該煙は、その濃度が高く、該警戒区域内の
侵入者の視界を完全に妨害出来、それによって、当該侵
入者が当該警戒区域1内に於いて、被警戒対象物を破壊
したり、持ち運びする様な行為の実行を不可能にさせる
ものである事が望ましい。更に、本発明において、移動
物体検知手段31,32を警戒区域1の周囲に配置する
ことにより警戒区域1に接近する侵入者を検知し、該移
動物体検知手段が当該警戒区域1に接近する侵入者を検
知したとき、予め警戒区域内を煙で充満させるようにし
てもよい。
【0014】本発明に係る当該発煙手段に使用される発
煙成分としては、アルコール成分を主体とするものであ
る事が好ましく、具体的には、二価アルコール系成分に
より構成されているものである事が望ましい。本発明に
於いて好適な気化により効率的に発煙を行なえる発煙物
質の例としては、例えば、トリプロピレングリコール、
プロピレングリコール、1─3ブタンジオール及び水等
を適宜に混在させたものである。
【0015】上記した発煙物質を用いることによって、
約200℃近辺の温度に昇温させる事により短時間で気
化して必要な濃度の煙を発生させる事が出来、然も、係
る発煙物質は、灯油や鉱物質等の石油成分を含有してい
ないので不快な臭いとか刺激臭がなく、従って人体に対
する悪影響は全くない。又、温度を低下させた場合で
も、当該成分の析出不純物等が滞留して有害物質を噴霧
すると言う問題もない。
【0016】図2は、本発明に於いて使用される当該発
煙手段4の一具体例構成の概略を示している。当該発煙
手段4は、その本体内部に当該発煙物質としての液体を
格納しておく格納部42が設けられており、当該格納部
42からパルス駆動型の送液ポンプ49によって吸い上
げられた当該発煙物質が、セラミックヒータ等の適宜の
加熱体46で構成された加熱領域47に注入され、そこ
で気化発煙が行なわれる構成となっている。
【0017】当該加熱体46は、電熱等の適宜の加熱手
段48で加熱されているものである。気化発煙した当該
発煙物質は、適宜のノズル部43から吹出口を通過して
当該警戒区域内に噴出されるが、好ましくは、当該ノズ
ルの上後部にファン44等を設け、更にファン44の前
部には下向きルーバ45を設ける。該ルーバ45は左
右、上下に変更可能である。当該発煙した煙は、軽い
為、すぐに上空に浮き上がろうとするが、ファン44か
らの風がルーバ45を通じて下向に吹く為、吹き出した
直後には下向きに吹き出させる様にして急速に当該警戒
区域1内を充満させる様にする事が望ましい。
【0018】尚、本発明に於いては、移動物体検知手段
31、32が侵入者を発見し、その検出信号に応答して
該制御手段5を介して発煙開始信号が出力された場合
に、直ぐに当該発煙成分を発煙させて、当該警戒区域1
を当該煙で充満させる事が要求されている。従って、該
発煙成分を急速に発煙させる必要があるので、当該発煙
手段4の当該加熱体46は、例えば、警戒状態に設定さ
れた時に起動し、又は電源ONの時に起動し、常に予備
的に加熱しておき、当該発煙開始信号が出力された場合
には、所定の発煙可能温度に順次に昇温して発煙噴射を
実行しえる様に構成されている事が望ましい。つまり、
本発明に於ける当該発煙手段4に於いては、当該発煙成
分を急速に加熱するために当該加熱体46は、常時、所
定の温度にヒートアップされている事が望ましい。その
為、係る加熱体46には、所定の温度センサ、例えばサ
ーミスタを有している事が好ましい。
【0019】図3には、図2の当該発煙手段4のA−A
断面図の構成の概略が示されている。図3においてノズ
ル43は、加熱体46と加熱手段48と共に回転台座4
1にて固定される。従って、回転台座41を左右に回転
することで適宜所望の位置にノズルを設定することが出
来る。又、発煙手段4のノズル43の前面には吹出口を
設けた回転自在の前面部40が配設されている。従っ
て、ノズル43の位置を設定した後には、前面部40を
回動させてノズル43の前面に吹出口が位置する様に設
定する。
【0020】このように設定された当該吹出口から吹き
出される煙は、高温で且つ勢いがあり、例えば侵入者が
煙の吹出しを遮断する意図でノズル43の前面開口部に
ガムテープ等を貼付しても直ぐに剥がれてしまうくらい
に威力があるものである。加えて当該発煙手段4には上
記前面開口部以外にも空隙部(図示せず)が設けられて
おり、たとえ侵入者が何らかの遮蔽物で当該開口部を塞
いだとしても、当該空隙部から煙が吹き出されるように
なっている。従って侵入者による発煙妨害行為は実際上
不可能である。
【0021】本発明に於ける当該発煙手段4は、該警戒
区域1内やその周辺に設けられた複数個の移動物体検知
手段31、32、及び警戒区域1外部或いは当該警戒区
域を構成する領域部に存在する出入口部8若しくは窓類
91〜93に設けられた盗難防止センサ33〜35等か
らの情報が当該制御手段5に取り込まれ、それらの何れ
か若しくはそれらの組み合わせによる演算結果に基づい
て駆動されるものである。
【0022】また、当該発煙手段4は、警戒区域内に設
置された移動物体検知手段3が侵入者の存在を検知しな
くなった場合には、上記制御手段5から発煙動作停止の
信号が伝達され、これにより当該加熱体46への通電が
停止され、送液ポンプの駆動が停止されると共に、上記
ファン44も停止されて当該警戒区域内への該煙の吹出
しが停止されるものである。
【0023】次に、本発明に於ける制御手段5について
図4を用いて説明する。図4において、当該制御手段5
には、検知信号受信部51、加熱体駆動部52、ポンプ
駆動部53、計時部54が備えられている。上記移動物
体検知手段31、32、或いは盗難防止センサ33〜3
5等が侵入者を検知したとき、当該各手段からの検知信
号は検知信号受信部51に入力される。検知信号受信部
51は係る検知信号に基づき、例えば予め設定された制
御プログラム、或いはシーケンスにしたがって状況を判
断する。そして、当該受信部51において異常と断定し
た場合、当該受信部51は、加熱体駆動部52に加熱制
御信号を送り加熱体46を所定温度に昇温させると共
に、ポンプ駆動部53にポンプ起動信号を送り送液ポン
プ49を起動させる。これにより、加熱手段の加熱体に
発煙材料が供給されて当該警戒区域内に煙が送出開始さ
れる。このとき計時部54は、上記ポンプが起動してか
らの継続時間を計時開始する。
【0024】当該計時部54は、予め設定された所定時
間が経過したとき、ポンプ駆動部53にポンプ動作の制
限信号を送り、ポンプ駆動部53におけるポンプ49へ
の駆動信号値を変えてポンプの送液量を減少させ、上記
発煙手段4からの発煙量を制限させる。これにより当該
領域内に過剰な煙が充満することを防止することができ
る。
【0025】本例では、上記受信部51がポンプを起動
すると同時に計時部54がポンプ駆動部53をパルス信
号で制御し、上記所定時間が経過したとき、図5に示す
ように、そのデューティ比を段階的又は連続的に変える
ことによりポンプの駆動電流を変えて発煙物質の送液量
を減少させるものであるが、他にポンプ49から加熱体
46に至る間に弁を設けて、その開度を変えることによ
っても可能である。尚、上記所定時間は、予め設定され
る設計値として、例えば当該警戒区域の容積規模または
形状、或いは発煙物質の特性等から決定されるものであ
る。
【0026】また、上記制御手段5における他の制御形
態としては、当該警戒区域内に煙濃度検知器61を更に
備え、図6に示すように上記検知信号受信部62に接続
し、当該煙濃度検知器61が検知した煙濃度に応じて濃
度制御部63がポンプ駆動部64に制御信号を送り、例
えば上記の如くデューティ比が制御されたポンプ駆動信
号により発煙物質の供給量を調節して当該警戒区域内を
所定の煙濃度にするようにしてもよい。この場合、煙濃
度検知器61は、当該領域内の適宜箇所に設けられ、従
来の光散乱方式の煙センサ、または投光器と受光器とか
らなる赤外線方式の煙センサ、或いは当該警戒区域内の
煙を所定領域に吸引して濃度測定するダクトハウジング
方式の煙センサを用いることができる。好ましくはその
煙濃度が定量的に出力されるアナログ信号方式の煙セン
サであることが好ましい。
【0027】又、本発明に係る当該盗難防止装置に於い
ては、当該警戒区域1内で、侵入者等が検知されると、
当該発煙手段が駆動されて、煙を当該警戒区域内に充満
させると同時に、当該警戒区域1の出入口、窓等を電子
錠等によりロック状態となし、その後、第3者が当該警
戒区域1内に入れない様に構成する事が望ましい。その
為、例えば、発煙中の煙が当該警戒区域1内から漏れだ
して、第3者が火災と誤って判断する場合も考えられる
ので、当該警戒区域1の外回りの適当な位置に、更に該
発煙手段が発煙中である事を表示する発煙表示手段7が
設けられている事が望ましい。
【0028】一方、当該警戒区域1内に閉じ込められた
侵入者は、行動の自由を奪われるので、興奮して或いは
恐怖心から、破壊行動を起こす心配があるので、本発明
に於いては、当該警戒区域内部に適宜の、発煙手段が発
煙中である事を報知する発煙報知手段6を設け、音声情
報によって、発煙手段が発煙中である事を侵入者に知ら
せる様にする事が望ましい。即ち、本発明に於ける当該
発煙報知手段6、および当該発煙表示手段7は何れも音
声情報若しくは画像情報を使用するものである。
【0029】更に、本発明に於ける当該発煙手段は、該
警戒区域内外の何れかに設けられた警報手段と連動して
いるもので有って、中央警戒センター、或いは警察署等
に接続されているもので有ってもよい。
【0030】本実施例においては、便宜上、発煙手段と
制御手段とが分割された形態のものを説明したが、勿
論、両者が一体化された形態であっても構わない。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る盗難防止装置は、上記した
様な技術構成を採用しているので、移動物体検知手段が
移動物体を検知した場合に、該発煙手段が人体に対して
は、実質的に無害なアルコールを主成分とする発煙物質
を加熱により気化させて煙を発生させ、該侵入者の視界
を制約させる適当な濃度の煙で警戒区域内を充満させる
ことで、該侵入者を当該警戒区域内で行動不可能な状態
に陥らせ、最終的には、当該警戒区域内に充満した煙を
少しでも早く晴らすことで、当該侵入者を早期に逮捕に
繋げる事が可能となる。
【0032】又、本盗難防止装置は、ノズル及び吹出口
を有した前面部が回動自在であるので任意の場所に設置
しても使用可能である。更に、ルーバは下向きに設定し
ているので煙が吹出し直後にすぐに上方向へ上がること
なく、下方向に吹き出され、従って警戒区域内において
下から上へと煙が充満することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る盗難防止装置の全体シス
テムの一例を示すブロック図である。
【図2】図2は、本装置に於いて使用される発煙手段の
一構成例を断面的に示したブロック図である。
【図3】図3は、図2のA−A断面を示す断面図であ
る。
【図4】図4は、本装置に於いて使用される制御手段の
一構成例を示すブロック図である。
【図5】図5は、本装置に於けるポンプの経過時間と送
液量との関係を示す図である。
【図6】図6は、本装置に於いて使用されえる制御手段
の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…警戒区域内 2…非警備対象物 31、32…移動物体検知手段 33〜36…出入口、窓部の盗難防止センサー 4…発煙手段 5…制御手段 6…発煙報知手段 7…発煙表示手段 8…出入口部 91〜93…窓部 10…盗難防止装置 11…警報器 40…前面部 41…回転台座 42…発煙物質格納器 43…ノズル 44…ファン 45…ルーバー 46…加熱体 47…加熱領域 48…加熱手段 49…ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体検知手段、該移動物体検知手段
    の出力に応答して警戒区域内に煙を噴出する発煙手段、
    及び前記各手段を制御する制御手段とから構成され、該
    制御手段が、前記発煙手段から噴出される煙の噴出経過
    時間を計時する計時手段と、該計時手段の出力信号によ
    り前記煙の噴出量を減少させる手段とを備えている事を
    特徴とする盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 移動物体検知手段、該移動物体検知手段
    の出力に応答して警戒区域内に煙を噴出する発煙手段、
    及び前記各手段を制御する制御手段とから構成され、該
    制御手段が、前記警戒区域内に噴出された煙の濃度を検
    出する濃度検出手段と、該濃度検出手段の出力信号によ
    り前記煙の噴出量を調整する手段とを備えている事を特
    徴とする盗難防止装置。
JP05005159A 1992-11-26 1993-01-14 盗難防止装置 Expired - Fee Related JP3132937B2 (ja)

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