JPH062148B2 - 歯科治療用装置 - Google Patents

歯科治療用装置

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JPH062148B2
JPH062148B2 JP62333225A JP33322587A JPH062148B2 JP H062148 B2 JPH062148 B2 JP H062148B2 JP 62333225 A JP62333225 A JP 62333225A JP 33322587 A JP33322587 A JP 33322587A JP H062148 B2 JPH062148 B2 JP H062148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、歯科治療に用いて好適な歯科治療用装置に
関する。
[従来技術] 周知のように、歯科医院等には歯科治療用装置が設置さ
れている。
第4図は従来の一般的な歯科治療用装置の外観構成を示
す斜視図である。この図において、1は歯科治療用いす
(以下、いすという)である。いす1は、背もたれ部1
aと脚の支持部(以下、フットレストという)1bとが
前後に連動して移動する機構を有するとともに着座部が
上下に移動する機構を有する。これらの機構は図示せぬ
操作スイッチにより図示せぬ油圧シリンダの弁を開閉す
ることで行なわれる。2はうがい用のスピットンであ
り、うがい水をコップCPに注水する。3は患者の口腔
内を照明するための照明器具支持装置(以下、支持装置
という)であり、手動で上下および水平方向へ移動可能
な照明器具3aを有している。4は治療器具等(図示
略)を置くテーブルであり、水平方向に回動自在な元ア
ーム4aと、上下に移動自在なバランスアーム4bとに
より支持されている。5は治療用の補助器具を置くアシ
スタントハンガであり、手動で水平方向に移動できるよ
うになっている。
次に、上述した構成において、いす1、スピットン2、
照明器具3a、テーブル4およびアシスタントハンガ5
は各々、治療前および治療中に医師または看護婦等によ
って別個に操作される。ここで、治療に際しての操作に
ついて説明する。
まず、患者をいす1に着座させた後、治療する歯
(以下、患部という)に合わせた最適な位置となるよう
に同いす1の背もたれ部1aおよびフットレスト1bの
位置を調整するとともに、いす1の上下位置を調整す
る。次いで、いす1の位置を調整した後、テーブル4を
患者の胸元まで移動させる。次いで、患部に照明が当た
るように照明器具3aを移動させる。次いで、アシスタ
ントハンガ5を患者の頭部左側近傍に移動させる。以上
の設定後に治療が行なわれる。なお、テーブル4、照明
器具3aおよびアシスタントハンガ5の位置の設定順は
任意である。
続いて、治療中に患者にうがいをさせる場合は、ま
ず、テーブル4を患者に当たらない位置に移動する。次
いで、照明器具3aの位置を患者に当たらないように上
方へ移動させる。次いで、アシスタントハンガ5を患者
から離す。そして、うがいができる程度の位置までいす
1を戻す。以上の設定を行った後にうがいを行なわせ
る。そして、うがい終了後にはで示した過程を繰り返
して治療を再開する。なお、治療終了後は、テーブル
4、照明器具3aおよびアシスタントハンガ5各々をい
す1から離した後、いす1の背もたれ部1aおよびフッ
トレスト1bの位置を患者が着座する前に戻す。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した歯科治療用装置は、これを構成す
る、いす1、スピットン2、照明器具3a、テーブル4
およびアシスタントハンガ5をそれぞれ別個に操作する
ようになっているため、操作が面倒であるという問題が
ある。特に、上述したように患者にうがいをさせる場合
などにおいては、照明器具3a、テーブル4およびアシ
スタントハンガ5をいす1の移動に邪魔にならない程度
に移動させてから、うがいができる位置までいす1を戻
し、さらに、うがい終了後に再度治療位置まで各機器を
移動させという操作を行わなければならない。また、医
師または看護婦等は、各機器を操作する毎にこれらに手
を触れることになるので、触れた後には手を消毒し直さ
なければならず、衛生面でも極めて不合理であった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、操
作の簡略化と衛生面での合理化を図ることができる歯科
治療用装置を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記問題点を解決するために、少なくと
も、第1の可動部を有する歯科治療用いすと、第2の可
動部を有する治療用ユニットとを具備して成る歯科治療
用装置において、 前記第1の可動部の位置を検出する第1の位置検出手段
と、 前記第2の可動部の位置を検出する第2の位置検出手段
と、 前記第1および第2の位置検出手段から出力される第1
および第2の位置データ値をそれぞれ記憶する記憶手段
と、 前記第1および第2の位置データ値の記憶をそれぞれ前
記記憶手段に指示する記憶指示手段と、 前記第1の位置検出手段から出力される第1の位置デー
タ値を参照し、この値が前記記憶手段に記憶されている
第1の位置データ値に一致するように前記第1の可動部
を駆動する第1の駆動制御手段と、 前記第2の位置検出手段から出力される第2の位置デー
タ値を参照し、この値が前記記憶手段に記憶されている
第2の位置データ値に一致するように前記第2の可動部
を駆動する第2の駆動制御手段とを具備したことを特徴
とする。
[作用] この発明によれば、第1の位置検出手段は、第1の可動
部の位置を検出し、第2の位置検出手段は、第2の可動
部の位置を検出する。そして、記憶指示手段は、第1お
よび第2の位置検出手段から出力される第1および第2
の位置データ値の記憶をそれぞれ指示すると、記憶手段
は、該第1および第2の位置データ値をそれぞれ記憶す
る。さらに、第1の駆動制御手段は、第1の位置検出手
段から出力される第1の位置データ値を参照し、この値
が記憶手段に記憶されている第1の位置データ値に一致
するように第1の可動部を駆動し、第2の駆動制御手段
は、第2の位置検出手段から出力される第2の位置デー
タ値を参照し、この値が前記記憶手段に記憶されている
第2の位置データ値に一致するように第2の可動部を駆
動する。
これにより、例えば、次のような場合における各機器
(歯科治療用いす、および患者の口腔内を照らす照明器
具、治療用器具を置くテーブルを有する小ユニット、ス
ピットン、アシスタントハンガ等の治療用ユニット)の
位置を各々記憶させることで、患者がいすに着座する時
から治療およびうがいに至るまでの各機器の位置を自動
的に設定することができる。
患者の着座前。
患者がうがいを行う場合。
治療を行う場合。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例の外観構成を示す斜視図で
ある。この図において、6はいすであり、前述したいす
1と同様に背もたれ6aとフットレスト6bとを前後に
連動して移動させる機構と、背もたれ6aとフットレス
ト6bとを含めた着座部を上下に移動させる機構とを有
する。これらの機構は駆動制御部11d(後述する)か
ら供給される制御信号CSにより動作するようになって
いる。7はいす6を支持する基台であり、床面8に設置
されている。9はスピットンであり、上記駆動制御部1
1dより供給される制御信号CSによりコップCPへ注
水を行う。10は照明器具、10aは照明器具10を支
持する支持装置であり、上記駆動制御部11dから供給
される制御信号CSにより照明器具10を上下および水
平方向へ移動させる機構を有している。11は小ユニッ
トであり、下部には元アーム11aおよび先アーム11
b(第2図参照)を有し、上部には治療器具を置くため
のテーブル11cが設けられている。元アーム11aお
よび先アーム11bは上記駆動制御部11dから供給さ
れる制御信号CSにより水平方向に移動するとともに、
該制御信号CSの無供給時には手動で移動できるように
なっている。また、テーブル11cは上記駆動制御部1
1dから供給される制御信号CSにより上下方向の移動
および水平方向の回転を行うとともに、該制御信号CS
の無供給時には水平方向の回転のみを手動で行うようこ
とができるようになっている。小ユニット11内には上
記した駆動制御部11dが設けられている。また、テー
ブル11cの上面には記憶指示スイッチ部12a,12
b(第2図参照)が設けられている。駆動制御部11d
および記憶指示スイッチ12a,12bの詳細は後述す
る。第1図に示す、13は治療用補助器具を置くための
アシスタントハンガであり、駆動制御部11dから供給
される制御信号CSにより水平方向に移動するととも
に、該制御信号CSの無給時には手動で移動できるよう
になっている。
続いて、第3図は同実施例の電気的構成を示すブロック
図である。
この図において、いす6は、背もたれ6aおよびフット
レスト6bとを動作させる駆動部20、駆動制御部11
dとの信号の授受を行うインターフェース回路21、背
もたれ6aの傾斜角度を検出するポテンショメータPT
1および着座部の上下位置を検出するポテンショメータ
PT2を有している。駆動部20は図示せぬ油圧シリン
ダの弁の開閉を行って背もたれ6aおよびフットレスト
6bとを動作させるとともに着座部を上下に移動させ
る。スピットン9は、給水部22、駆動制御部11dと
の信号の授受を行うインタフェース回路23を有してい
る。支持装置10aは、照明器具10を移動させる駆動
部24、駆動制御部11dとの信号の授受の行うインタ
フェース回路25および照明器具10の上下移動を検出
するポテンショメータPT3、水平位置を検出するポテ
ンショメータPT4を有している。駆動部24は図示せ
ぬエアシリンダの弁の開閉を行って照明器具10を上下
および水平方向へ移動させる。また、駆動部24には駆
動制御部11dより供給される信号により、照明器具1
0を点灯させる機能も有している。小ユニット11は、
同ユニット11を水平方向に移動させる元アーム11a
と先アーム11bを駆動する駆動部26、駆動制御部1
1dとの信号の授受を行うインタフェース回路27、元
アーム11aと先アーム11bとの角度を検出するポテ
ンショメータPT5、テーブル11cの上下位置を検出
するポテンショメータPT6およびテーブル11cの回
転角度を検出するポテンショメータPT7を有してい
る。上記した駆動部26は、図示せぬエアシリンダの弁
の開閉を行って元アーム11aおよび先アーム11bの
駆動、テーブル11cの上下移動および水平方向の回転
を行う。記憶指示スイッチ部12aおよび12bは、い
す6、スピットン9、照明器具10、小ユニット11、
テーブル11cおよびアシスタントハンガ13の動作を
指示する指示信号DSを駆動制御部11dに供給するも
のであり、押釦スイッチ等により構成されている。ここ
で、記憶指示スイッチ部12a,12bの詳細を述べ
る。
まず、記憶指示スイッチ部12aにおいて、S1は給水
用スイッチであり、これを押すことによりコップCPに
うがい水が注入される。S2はリンシングリターンスイ
ッチ、S3はリターンスイッチである。リンシングリタ
ーンスイッチS2およびリターンスイッチS3の機能につ
いては後述する。S4はリクラインダウンスイッチであ
り、これを押し続けることにより、いす6の背もたれ部
6aが後方へ徐々に移動するとともにフットレスト6d
が上方へ徐々に移動する。S5はリクラインアップスイ
ッチであり、これを押し続けることにより背もたれ部6
aが前方へ徐々に移動するとともにフットレスト6bが
後方へ移動する。S6はリフトダウンスイッチであり、
これを押し続けることにより、いす6の着座部が徐々に
下方へ移動すとにより、いす6の着座部が徐々に下方へ
移動する。S7はリフトアップスイッチであり、これを
押し続けることにより、いす6の着座部が徐々に上方へ
移動する。S8はテーブルダウンスイッチであり、これ
を押し続けることによりテーブル11cが徐々に下方へ
移動する。S8はテーブルアップスイッチであり、これ
を押し続けることによりテーブル11cが徐々に上方へ
移動する。S10はストップスイッチであり、これを押す
ことにより、いす6、支持装置10a、小ユニット11
とテーブル11cおよびアシスタントハンガ13の動作
が停止する。
次に、記憶指示スイッチ部12bにおいて、S11〜S13
は各々メモリスイッチであり、いす6、支持装置10
a、小ユニット11とテーブル11cおよびアシスタン
トハンガ13の設定位置を記憶するものである。メモリ
スイッチS11〜S13を各々押すことにより、その記憶内
容にしたがって、いす6、支持装置10a、小ユニット
11とテーブル11cおよびアシスタントハンガ13が
所定の位置に移動する。上述したリターンスイッチ
3、リンシングリターンスイッチS2およびメモリスイ
ッチS11〜S13の機能を有効にする場合は、第2図に示
すセットスイッチS14を使用する(詳細は後述する)。
アシスタントハンガ13は、駆動部29、駆動制御部1
1cとの信号の授受を行うインタフェース回路30およ
び同ハンガ13の水平方向の回転角度を検出するポテン
ショメータPT8を有している。駆動制御部11aは、
上述した記憶指示スイッチ部12a,12b各々から出
力される指示信号DSに基づいて、いす6、スピットン
9、支持装置10a、小ユニット11とテーブル11c
およびアシスタントハンガ13の各駆動部へ制御信号C
Sを供給するものであり、その内部には図示せぬCPU
(セントラルプロセシングユニット)、RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)お
よびインタフェース回路を有している。当該ROMに
は、いす6、スピットン9、支持装置10a、小ユニッ
ト11とテーブル11cおよびアシスタントハンガ13
の各々を制御を行うプログラムが書き込まれている。
次に、上記構成の動作について説明する。
なお、動作の説明おいて、いす6、支持装置10a、小
ユニット11とテーブル11cおよびアシスタントハン
ガ13の各々を手動操作で位置決めを行う場合の一例
と、自動操作で行う場合の一例とについて説明する。
(I)手動操作の一例。
いす6を手動で操作する場合には、記憶指示スイッチ
部12aのスイッチS4〜S7のうちから所望とするもの
を選択してこれを押す。この場合、いずれかのスイッチ
が押されると、押されたスイッチの出力が駆動制御部1
1dへ供給される。そして、同制御部11dは入力した
スイッチ出力に基づいた制御信号CSをいす6内のイン
ターフェース回路21を介して駆動部20へ供給する。
そして駆動部20は供給された制御信号CSに基づいて
油圧シリンダの弁を開閉し、背もたれ6aおよびフット
レスト6bの移動または着座部の上下移動を行う。例え
ば、リクライニングダウンスイッチS4が連続して押さ
れると、この間、背もたれ6aが徐々に後方へ移動し、
フットレスト6bが徐々に上方へ移動する。
次に、うがい水を出すには、記憶指示スイッチ部12
aのスイッチS1を押す。スイッチS1が押されると、こ
のスイッチ出力が駆動制御部11dへ供給される。そし
て、同制御部11dは入力したスイッチ出力に基づいた
制御信号CSをスピットン9内のインターフェース回路
23を介して給水部22へ供給する。これにより、給水
部22はうがい水を送出する。この場合、給水部22に
はタイマ回路(図示略)が設けられており、うがい水の
送出時間はこのタイマ回路により制御される。
次に、照明器具10を移動させる場合は、この照明器
具10を把持して所望とする位置に移動させる。
次に、アシスタントハンガ13を移動させる場合は、
このアシスタントハンガ13を把持して所望とする位置
に移動させる。
次に、小ユニット11の水平方向への移動は、同ユニ
ット11またはテーブル11c等を把持して所望の位置
まで移動させる。テーブル11cの上下移動はスイッチ
8,S9を選択してこれを押す。この場合、いずれかの
スイッチが押されると、押されたスイッチの出力が駆動
制御部11dへ供給される。そして、駆動制御部11d
は入力したスイッチ出力に基づいた制御信号CSをイン
タフェース回路27を介して駆動部26へ供給する。駆
動部26は、供給された制御信号CSに基づいてエアシ
リンダの弁を開閉し、テーブル11cを上方または下方
へ移動させる。例えば、テーブルダウンスイッチS8
押されると、テーブル11cが徐々に下方へ移動する。
(II)自動操作の一例。
まず、上述したマニュアル操作で、いす6、照明器具
10、小ユニット11とテーブル11cおよびアシスタ
ントハンガ13各々を患者がいす6に着座する際の最適
な位置に設定する。この場合、いす6は、患者が楽に座
れるように背もたれ6aを少し後方へ傾ける。また、照
明器具10、小ユニット11とテーブル11cおよびア
シスタントハンガ13は各々患者に当たらない位置に設
定する。以下、この状態をファーストポジションとい
う。
ファーストポジションの設定後、セットスイッチS
14(ON)→リターンスイッチS3→セットスッチS14
(OFF)の順序で各種スイッチを押す。
この場合、リターンスイッチS3が押されると、 駆動制御部11dは直ちに、いす6内のポテンショメー
タPT1,PT2、支持装置10a内のポテンショメータ
PT3,PT4、小ユニット11内のポテンショメータP
5〜PT7およびアシスタントハンガ13内のペチンシ
ョメータPT8の各値(位置データ)を読み込み、これ
らの値をRAMに書き込む。これにより、スイットS3
にファーストポシションの状態が記憶される。
次に、ファーストポシションの記憶後、治療ポジショ
ンの設定を行う。
まず、リフトアップスイッチS7を押して着座部を治療
に最適な位置まで上昇させる。次いで、リクライニング
ウンスイッチS4を押して、治療に最適な位置までいす
6の背もたれ6aを傾斜させるとともにフットレスト6
bを上方へ移動させる。次いで、照明器具10を手動に
て治療に最適な位置(略患者の顔面上方)まで移動す
る。次いで、小ユニット11を手動にて患者の右体側に
近付ける。そして、テーブルアップスイッチS9を押し
てテーブル11cを上方へ移動させ、患者の胸の高さに
設定する。次いで、テーブル11cを手動にて回転させ
て患者の胸元まで移動する。次いで、アシスタントハン
ガ13を手動にて患者の頭部付近まで移動する。以上に
より治療ポジションが設定される。
治療ポジションの設定後、セットスイッチS14(ON)
→メモリスイッチS11→セットスイッチS14(OFF)
の順序で各種スイッチを押す。この場合、メモリスイッ
チS11が押されると、上記同様に駆動制御部11dは直
ちに、ポテンショメータPT1〜PT8の各種を読み込
み、これらの値をRAMに書き込む。以上により治療ポ
ジションの状態が記憶される。
次に、治療ポジションの記憶後、うがいポジションの
設定を行う。
まず、照明器具10を患者の顔面上方の最高位置まで移
動させ、テーブル11cをファーストポジションにて設
定した位置に戻す。次いで、アシスタントハンガ13を
患者およびいす6に当たらない程度(治療ポジション設
定時の位置からファーストポジション設定時の位置へ向
けて略30°)に移動させる。次いで、リクライニング
アップスイッチS5を押して、いす6の背もたれ6aを
上記治療ポジション設定時の位置から患者がスピット9
に対して容易にうがいができる位置まで前方へ移動させ
る。この場合、フットレスト6bは下方へ移動する。以
上により、うがいポジションが設定される。なお、うが
いポジションでは、テーブル11cの回転、照明器具1
0の上昇およびアシスタントハンガ13の回転のみを行
うようにしたので、治療を再開する場合には単時間で元
の治療ポジションへ復帰させることができる。
うがいポジションの設定後、セットスイッチS14(O
N)→リンシングリターンスイッチS2→セットスイッ
チS14(OFF)の順序で各種スイッチを押す。この場
合、リンシングリターンスイッチS2が押されると、上
記同様に駆動制御部11dは、直ちにポテンショメータ
PT1〜PT8の各値を読み込み、これらの値をRAMに
書き込む。以上によりうがいポジションの状態が記憶さ
れる。
次に、ファーストポジション、治療ポジションおよびう
がいポジションを記憶させた後、リターンスイッチ
3、リンシングリターンスイッチS2、メモリスイッチ
11のうち所望とするスイッチを押すことにより、いす
6、支持装置10a、小ユニット11、テーブル11c
およびアシスタントハンガ13各々の可動部が所定の位
置に自動的に設定される。
ここで、一般式な治療過程について説明する。なお、上
記装置はファーストポジションの状態になっているもの
とする。
まず、患者をいす6に着座させた後、ファーストポジシ
ョンから治療ポジションへ移行させるためメモリスイッ
チS11を押す。メモリスイッチS11が押されると、駆動
制御部11dは直ちにポテンショメータPT2の値を読
み出し、この値が予めRAMに書き込まれた治療ポジシ
ョンでの設定値に一致するまで、いす6の着座部を上昇
させる。次いで、いす6の着座部が設定された位置まで
上昇した後、駆動制御部11dはポテンショメータPT
1の値を読み出し、いす6の背もたれ6aを後方へ移動
させ、フットレスト6bを上方へ移動させる。次いで、
背もたれ6aおよびフットレスト6bが設定された位置
まで移動した後、駆動制御部11dはポテンショメータ
PT3〜PT8を各々読み出し、これらの値が上記同様に
RAMに書き込まれた設定値と一致するまで、照明器具
10を患者の顔面上方へ移動させるとともに、アシスタ
ントハンガ13を患者の頭部方向へ水平移動させ、更に
テーブル11cを患者の胸元まで回転させる。この場
合、照明器具10は設定された位置に到達した後点灯す
る。以上により、ファーストポジションの状態から治療
ポジションの状態へ移行する。
続いて患者にうがいをさせるため、リンシングリターン
スイッチS2を押す。リンシングリターンスイッチS2
押されると、駆動制御部11dは、前記同様に直ちに、
ポテンショメータPT3〜PT8の各値を読み出し、RA
Mに予め書き込まれた各設定値に一致するまで照明器具
10を上方へ移動させるとともに、テーブル11cを回
転させて患者の胸元から離なし、更にアシスタントハン
ガ13を患者から離す。次いで、照明器具10、テーブ
ル11c、およびアシスタントハンガ13の移動が終了
した後、駆動制御部11dはポテンシヨメータPT1
読み出し、背もたれ6aを前方へ移動させるとともにフ
ットレスト5bを下方へ移動させる。この場合、照明器
具10は上方へ移動すると同時に消灯する。以上によ
り、うがいポジションが設定され患者がうがいを行う。
続いて、患者がうがいを終了した後、再び治療ポジショ
ンに設定するためメモリスイッチS11を押す。メモリス
イッチS11が押されると、上記同様に、駆動制御部11
dは、いす6の背もたれ6aを後方へ移動するとともに
フットレスト6bを上方へ移動させる。そして、背もた
れ6aおよびフットレスト6bの移動が終了した後、照
明器具10、テーブル11cおよびアシスタントハンガ
13を先ぼとの治療位置まで移動させる。これにより治
療を再開する。この場合、前述したように、うがいポジ
ションは治療ポジションに対してテーブル11cの回
転、照明器具10の上昇およびアシスタントハンガ13
の回転のみ行っているので、メモリスイッチS11を押す
だけで簡単にしかも短時間に元の治療ポジションに移行
する。
続いて、治療が終了した後、リターンスイッチS3を押
す。リターンスイッチS3が押されると、駆動制御部1
1dは。上記同様に照明器具10を上方へ移動させ、テ
ーブル11cを回転させて患者の胸元から離なすととも
に、小ユニット11を患者の体側から離し、アシスタン
トハンガ13を患者から離す。次いで、小ユニット11
とテーブル11c、照明器具10およびアシスタントハ
ンガ13がファーストポジョンまで移動した後、駆動制
御部11dは、いす6の着座部を下降させる。そして、
着座部が降下した後、背もたれ6aを前方へ移動させる
とともにフットレスト5bを下方へ移動させる。これに
より、治療が終了し患者がいす6から離れる。
以上のように、いす6、小ユニット11とテーブル11
c、照明器10およびアシスタントハンガ13の各可動
部の状態を記憶し、この記憶した内容に基づいて当該各
機器の状態を再生するようにしたので、治療前に予め各
機器の状態を記憶させておくことで、スイッチを押すだ
けで治療中に必要な各機器の位置を所望の状態に設定す
ることができる。
また、ファーストポジションから治療ポジションへの移
行およびうがいポジションから治療ポジションへの移行
においては、いす6の動作が終了した後小ユニット11
とテーブル11c、照明器具10およびアシスタントハ
ンガ13各々を移動させ、治療ポジションからうがいポ
ジションへの移行または治療ポジションからファースト
ポジションへの移行においては、小ユニット11とテー
ブル11c、照明器具10およびアシスタントハンガ1
3の動作が終了した後に、いす6を動作させるようにし
たので、これらが患者に当たるような危険性がないので
非常に安全である。また、照明器具10、アシスタント
ハンガ13および小ユニット11の移動、更にテーブル
11cの回転は全てエアシリンダによって行なわれるの
で、これらが移動している最中であっても容易に手で停
めることができる。したがって、患者を押し付けるよう
な危険性がない。
なお、上記実施例においては、治療ポジションを一箇所
しか設定しなかったが、メモリスイッチS12,S13を用
いれば、その他、2箇所の治療ポジションを任意に設定
することがでいる。
また、上記実施例において、照明器具10、小ユニット
11とテーブル11c、アシスタントハンガ13の順で
位置設定したが、設定順は任意で良い。
また、上記実施例において、いす6と、小ユニット11
(テーブル11cを含む)、照明器具10およびアシス
タントハンガ13各々とを別個に動作するようにして患
者への安全性を追及したが、これら小ユニット11、照
明器具10およびアシスタントハンガ13が患者から十
分離れた所で動作する場合には、いす6の動きと連動す
るようにしても良い。例えば、ファーストポジションか
ら治療ポジションへ移行させる場合に、いす6の着座部
を上昇させている間、および、背もたれ6aとフットレ
スト6bとを動作させている間に、照明器具10を水平
方向へ移動させたり、小ユニット11を患者の体側に沿
って平行移動させるなどが考えられる。このように、い
す6の動きに連動させるようにすることで、各ポジショ
ン間の移行時間が短くなり、結果として全体の治療時間
が短くなるという利点が得られる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、歯科治療用いす
および治療用ユニット(患者の口腔内を照らす照明器
具、治療用器具を置くテーブルを有する小ユニット、ス
ピットン、アシスタントハンガ等)の適切な設定位置を
予め記憶させておくことにより、その都度各部の位置設
定を行うことなく、記憶内容の再生動作によって自動的
に位置が設定される。
この結果、歯科治療用いすのみならず、これと治療用ユ
ニットとの相対位置を含む各部の適切な位置設定を簡単
な操作でかつ迅速に行うことができる。
また、患者の口腔内を照らす照明器具、治療用器具を置
くテーブルを有する小ユニット、スピットン、アシスタ
ントハンガ等の治療用ユニットに手を触れることなく、
位置を設定することができるので、極めて衛生的であ
る。これにより、改めて各部を消毒等する必要がなくな
り、衛生面での合理化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による歯科治療用装置の外
観構成を示す側面図、第2図は同実施例の一部の構成を
示す斜視図、第3図は同装置の電気的構成を示すブロッ
ク図、第4図は従来の歯科治療用装置の外観構成を示す
側面図である。 6……歯科治療用いす、6a……背もたれ、 6b……フットレスト(6a,6bは可動部)、 9……スピットン、10……照明器具、 10a……支持装置(可動部)、 11……小ユニット、11a……元アーム、 11b……先アーム、 11c……テーブル(11a,11b,11cは各々可
動部)、 11d……駆動制御部(駆動制御手段および記憶手段を
有する) 12a,12b……記憶指示スイッチ部(記憶指示手
段)、 13……アシスタントハンガ、 20……駆動部、 21……インタフェース回路(20,21はいす6
用)、 24……駆動部、 25……インタフェース回路(24,25は支持装置
用)、 26……駆動部、 27……インタフェース回路(26,27は小ユニット
用)、 29……駆動部、 30……インタフェース回路(29,30はアシスタン
トハンガ用)、 PT1〜PT8……ポテンショメータ(位置検出手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、第1の可動部を有する歯科治
    療用いすと、第2の可動部を有する治療用ユニットとを
    具備して成る歯科治療用装置において、 前記第1の可動部の位置を検出する第1の位置検出手段
    と、 前記第2の可動部の位置を検出する第2の位置検出手段
    と、 前記第1および第2の位置検出手段から出力される第1
    および第2の位置データ値をそれぞれ記憶する記憶手段
    と、 前記第1および第2の位置データ値の記憶をそれぞれ前
    記記憶手段に指示する記憶指示手段と、 前記第1の位置検出手段から出力される第1の位置デー
    タ値を参照し、この値が前記記憶手段に記憶されている
    第1の位置データ値に一致するように前記第1の可動部
    を駆動する第1の駆動制御手段と、 前記第2の位置検出手段から出力される第2の位置デー
    タ値を参照し、この値が前記記憶手段に記憶されている
    第2の位置データ値に一致するように前記第2の可動部
    を駆動する第2の駆動制御手段と を具備したことを特徴とする歯科治療用装置。
  2. 【請求項2】前記治療用ユニットは患者の口腔内を照ら
    す照明器具、治療用器具を置くテーブルを有する小ユニ
    ット、スピットンおよびアシスタントハンガであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の歯科治療用装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1および第2の駆動制御手段は前記
    いすの背もたれを後方へ移動させる場合には該背もたれ
    が予め設定された位置に到達した時に前記治療用ユニッ
    トを移動させ、前記背もたれを前方へ移動させる場合に
    は前記治療用ユニットが予め設定された位置に到達した
    ときに前記背もたれを移動させるようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項、または、第2項いずれか
    の項記載の歯科治療用装置。
  4. 【請求項4】前記治療用ユニットの各第2の可動部にエ
    アシリンダを用いて手動による駆動を可能とし、操作性
    および安全性を向上させたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項、第2項、または、第3項いずれかの項記載
    の歯科治療用装置。
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