JPH06213987A - ヨークシールドの温度保持装置およびそれを用いた磁石装置 - Google Patents

ヨークシールドの温度保持装置およびそれを用いた磁石装置

Info

Publication number
JPH06213987A
JPH06213987A JP5005472A JP547293A JPH06213987A JP H06213987 A JPH06213987 A JP H06213987A JP 5005472 A JP5005472 A JP 5005472A JP 547293 A JP547293 A JP 547293A JP H06213987 A JPH06213987 A JP H06213987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
shield
refrigerant
yoke
yoke shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5005472A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Nogami
和人 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5005472A priority Critical patent/JPH06213987A/ja
Publication of JPH06213987A publication Critical patent/JPH06213987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影室内の温度変化に対して寸法や磁化率の
変化が少なく、その結果、共鳴周波数の追跡技術を必要
としなくてすむヨークシールドの温度保持装置を提供す
ること。 【構成】 磁気共鳴イメージング装置に用いられる主磁
石1の漏洩磁場を低減するための磁性体製ヨークシール
ド2の温度調節装置であって、ヨークシールド2に配設
された内部に冷媒を通すパイプ4と、前記冷媒の温度を
一定に保つための手段14と、この冷媒を前記パイプに
供給し循環させる手段7とを具備すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に用いられる主磁石の漏洩磁場を低減するための磁
性体製ヨークシールドの温度調節装置であって、撮影室
内の温度が変化してもヨークシールドの温度を所定値に
保持する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置に用いられる
磁石装置として、本出願人による特願昭63−5263
1号(特開平1−227407)に示されるようなセル
フシールド型磁石が既に提案されている。このセルフシ
ールド型磁石は、主に磁性体である鉄を用いたヨークシ
ールドを主磁石の外側に配置することで漏洩磁場の拡が
りを抑えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
主磁石が超電導磁石のヨークシールドに用いられていた
鉄などの磁性体は撮影室内の変動に伴い、その寸法や磁
化率が変化するため、撮影領域内の磁場強度も微妙に変
化する。更に、それが高じてくると水素などの核種の共
鳴周波数が変化するため共鳴周波数の追跡技術が必要と
なるという問題点があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、撮影室内の温度変化に対して寸法や
磁化率の変化が少なく、その結果、共鳴周波数の追跡技
術を必要としなくてすむヨークシールドの温度保持装置
およびそれを用いた磁石装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ヨークシールドの温度保持装置およびそ
れを用いた磁石装置の構成を以下のようにした。即ち、
磁気共鳴イメージング装置に用いられる主磁石の漏洩磁
場を低減するための磁性体製ヨークシールドの温度調節
装置であって、ヨークシールドに配設された内部に冷媒
を通すパイプと、前記冷媒の温度を一定に保つための手
段と、この冷媒を前記パイプに供給し循環させる手段と
を具備することを特徴とする。
【0006】また、このヨークシールドの温度保持装置
において、前記冷媒の温度を一定に保つための手段とし
て昇温用のヒータと冷却用の熱交換器を有し、冷媒の温
度を所定の値に維持するため前記ヒータと熱交換器を作
動させるための制御器を具備することを特徴とする。
【0007】さらに、このヨークシールドの温度保持装
置を用いる磁石装置であって、静磁場を発生する主磁石
と、該主磁石の外側に設けられ、主磁石の漏洩磁場をシ
ールドする磁性体ヨークシールドとを有することを特徴
とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ヨークシールドに配設され
たパイプ内を通る冷媒の温度が所定の値に維持されるの
で撮影室内の温度変化に対して寸法や磁化率の変化が少
なく、その結果、目的とする核種の共鳴周波数の大幅な
ずれを生ぜしめることなく、RFパルス出力の微小な変
動調節をするのみで撮像することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図1はヨークシールドに冷媒を通すため
の第1実施例である。図1(a)はその斜視図であり、
図1(b)はそのA部の破断断面図である。図中の符号
1は磁気共鳴イメージング装置に用いられる超電導磁石
などからなる主磁石であり、この主磁石1の外側に超電
導磁石からの漏洩磁場を低減するために鉄などの磁性体
からなるヨークシールド2が配置されている。このヨー
クシールド2の下部には支持部材3(図中では3a,3
b,3cが示されている。)が設けられており、その内
部にはヨークシールド2の軸方向に蛇行するように冷媒
を流すためのパイプ4が配設されている。図1(a)に
おいては、パイプ4は破線で示されており、図1(b)
にヨークシールド2の内部に配設されているパイプ4の
拡大図が示されている。
【0010】図2はヨークシールドに冷媒を通すための
第2実施例であり、ヨークシールド部分のみが示されて
いる。図2(a)はその斜視図であり、図2(b)はそ
のB部の破断断面図である。この実施例では、ヨークシ
ールド2の周方向外側面に螺旋状に冷媒を流すためパイ
プ4を配設するための溝5が設けられている。図2
(b)にその拡大図が示されており、パイプ4は溝5の
中に矢印方向に挿入されて図2(a)に示すような形状
になる。また、この実施例ではヨークシールド2の周方
向外側面に螺旋状に冷媒を流すため溝5が設けられてい
るが周方向内側面に設けてもよいし、外側面および内側
面の双方に設けるようにしてもよい。
【0011】なお、第1および第2の実施例に共通して
いえることだがパイプ4を配設するための形状は軸方向
に蛇行するもの、周方向に螺旋状のものに限定されるも
のではない。そして、パイプ4の材質としては、冷媒の
種類により選定する必要があるが熱伝導性の良いもの、
例えば、銅などが好ましい。
【0012】図3は冷媒供給とその温度調整を説明する
ための図であり、図3(a)は冷媒供給系を示し、図3
(b)は冷媒の温度調節系を示す。図3(a)におい
て、冷媒は冷媒貯蔵槽6からポンプ7によってヨークシ
ールド2に配設されたパイプ4に供給され循環するよう
になっている。冷媒貯蔵槽6内の冷媒は図3(b)に示
される温度調整系によって所定の値に維持される。いま
冷媒として水を選択した場合で説明する。水槽6の中に
は温度センサー8と冷却用パイプ9と昇温ヒータ10が
配設されている。冷却用パイプ9内にはフロン等の冷媒
が封入されており、コンプレッサー11と熱交換器12
および冷却用ファン13とでフロン冷却系を形成してい
る。そして、温度センサー8からの検出値は制御器14
に入力されて、この検出値に応じて、前記昇温ヒータ1
0および冷却用ファン13に接続された電源15と前記
コンプレッサー11とを制御して冷媒である水の冷却お
よび昇温を行って水の温度を所定の値に維持するように
している。なお、ポンプ16は攪拌用のもので冷媒であ
る水の攪拌をして速やかに所定の値になるようにしてい
る。
【0013】この実施例では冷媒である水の温度を25
℃(誤差として±1.0℃)になるように維持している
が、この値は適宜選択できるものであり、結露防止の観
点から20℃以上30℃以下の範囲で所定の値を決める
のが望ましい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影室内の温度が変動しても鉄などの磁性体からなるヨー
クシールドの寸法や磁化率の変化が少なく、その結果、
目的とする核種の共鳴周波数の大幅なずれを生ぜしめる
ことがないので共鳴周波数の追跡技術を必要としなくて
すみ、RFパルス出力の微小な変動調節をするのみで撮
像することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヨークシールドに冷媒を通すための第1実施例
である。
【図2】ヨークシールドに冷媒を通すための第2実施例
である。
【図3】冷媒供給とその温度調節を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 主磁石 2 磁性体製ヨークシールド 3 支持部材 4 パイプ 5 溝 6 冷媒貯蔵槽(水槽) 7 冷媒循環用ポンプ 8 温度センサー 9 冷却用パイプ 10 昇温ヒータ 11 コンプレッサー 12 熱交換器 13 冷却用ファン 14 制御器 15 電源 16 攪拌用ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8825−4C A61B 5/05 360 8825−4C 362 9219−2J G01N 24/06 8203−2G G01R 33/22 S

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気共鳴イメージング装置に用いられる
    主磁石の漏洩磁場を低減するための磁性体製ヨークシー
    ルドの温度調節装置であって、ヨークシールドに配設さ
    れた内部に冷媒を通すパイプと、前記冷媒の温度を一定
    に保つための手段と、この冷媒を前記パイプに供給し循
    環させる手段とを具備することを特徴とするヨークシー
    ルドの温度保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記冷媒の温度を一
    定に保つための手段として昇温用のヒータと冷却用の熱
    交換器を有し、冷媒の温度を所定の値に維持するため前
    記ヒータと熱交換器を作動させるための制御器を具備す
    ることを特徴とするヨークシールドの温度保持装置。
  3. 【請求項3】 静磁場を発生する主磁石と、該主磁石の
    外側に設けられ、主磁石の漏洩磁場をシールドする磁性
    体ヨークシールドと、請求項1のヨークシールドの温度
    保持装置とを有することを特徴とする磁石装置。
JP5005472A 1993-01-18 1993-01-18 ヨークシールドの温度保持装置およびそれを用いた磁石装置 Pending JPH06213987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5005472A JPH06213987A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 ヨークシールドの温度保持装置およびそれを用いた磁石装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5005472A JPH06213987A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 ヨークシールドの温度保持装置およびそれを用いた磁石装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213987A true JPH06213987A (ja) 1994-08-05

Family

ID=11612191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5005472A Pending JPH06213987A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 ヨークシールドの温度保持装置およびそれを用いた磁石装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06213987A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006122594A1 (en) * 2005-05-18 2006-11-23 Siemens Magnet Technology Ltd Apparatus and method for installing cooling tubes on a cooled former
JP2012039092A (ja) * 2010-06-30 2012-02-23 General Electric Co <Ge> マグネットアセンブリ及びマグネットアセンブリの温度制御のための方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006122594A1 (en) * 2005-05-18 2006-11-23 Siemens Magnet Technology Ltd Apparatus and method for installing cooling tubes on a cooled former
JP2012039092A (ja) * 2010-06-30 2012-02-23 General Electric Co <Ge> マグネットアセンブリ及びマグネットアセンブリの温度制御のための方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4719438B2 (ja) 円筒状のmriシステム内のmri患者ボアに対する能動的冷却のための装置
US6297634B1 (en) MRI magnetic field generator
JP4691350B2 (ja) 超伝導磁石用の低渦電流極低温剤回路
US20090120615A1 (en) Thermal management system for cooling a heat generating component of a magnetic resonance imaging apparatus
JP2007330656A (ja) Mri装置用キャビネット
JP4549734B2 (ja) 最適化させたx線管冷却デバイス
EP0207526B1 (en) Method and apparatus for controlling liquid metal flow
JPH06213987A (ja) ヨークシールドの温度保持装置およびそれを用いた磁石装置
JP2012011060A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
EP0509844A1 (en) Apparatus for cooling electronic equipment
JP4330477B2 (ja) 傾斜磁場コイル及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置
US4870838A (en) Cryostat
JP6649949B2 (ja) 組み合わされたシムとボアの冷却アッセンブリ
Pavlov et al. A combined 3He-4He dilution refrigerator
JP2645346B2 (ja) 低温物性試験装置
JP2020528305A5 (ja)
JP3633967B2 (ja) 誘導発熱ローラ装置
JP2010104479A (ja) 核磁気共鳴イメージング装置
JP3112292B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
CN221860647U (zh) 磁共振系统以及用于磁共振系统的冷却系统
JP4694678B2 (ja) 磁場発生装置および磁気共鳴撮影装置
JPS6363446A (ja) 磁気共鳴イメ−ジング装置
JP2005074066A5 (ja)
JPS6198246A (ja) 電磁石装置
JPH039731B2 (ja)