JPH06213678A - 測定信号を誘導生成するためのピックアップ - Google Patents

測定信号を誘導生成するためのピックアップ

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JPH06213678A
JPH06213678A JP4240040A JP24004092A JPH06213678A JP H06213678 A JPH06213678 A JP H06213678A JP 4240040 A JP4240040 A JP 4240040A JP 24004092 A JP24004092 A JP 24004092A JP H06213678 A JPH06213678 A JP H06213678A
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pickup
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pickup according
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02BPREPARING GRAIN FOR MILLING; REFINING GRANULAR FRUIT TO COMMERCIAL PRODUCTS BY WORKING THE SURFACE
    • B02B1/00Preparing grain for milling or like processes
    • B02B1/04Wet treatment, e.g. washing, wetting, softening

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  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 最大限簡単な構造で低コストかつ高精度の誘
導型ピックアップを提供する。 【構成】 回転式ピックアップまたはセンサは、磁束案
内手段2を有し、この磁束案内手段2は、2つの同形の
コアシェル4、4と、プリント配線板の形で、励磁コイ
ル7および測定コイルを配置したキャリヤ・ボードまた
はプレート部材5とを包含する。2つのコアシェル4、
4の各々は、2つの中空の半円筒体を包含し、これらの
半円筒体は、互いに一体に連結してあり、異なった半径
を有し、これらの半円筒体の軸線および縁が一致し、外
方に湾曲した半円筒形の壁面8、9が互いに反対方向に
向くように配置してある。キャリヤ・プレート部材5
は、螺旋形状であり、中央開口部18を密接に取り囲ん
でいる励磁コイル7を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲の請求
項1の前文部分に記載した種類のピックアップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の位置ピックアップまたは位置セ
ンサは、電気信号を発生し、この電気信号によって、2
つの物体間の連続的または間歇的な相対運動をモニタま
たは追跡し、それを測定し、任意の瞬間に、2つの物体
のうちの一方の物体の他方の物体に対する瞬間的な位置
について利用できる情報を得ることができるようになっ
ている。
【0003】1つの形態として、線形式ピックアップま
たはセンサがあり、たとえば、機械フレーム構造に対し
て変位可能な機械キャリッジの移動量または瞬間的な位
置あるいはこれら両方を検知し、高精度の制御を行うよ
うになっている。その目的のためには、キャリッジが高
速で移動しているときでもキャリッジの瞬間位置につい
て情報を提供する信号を絶えず発生する必要がある。
【0004】別の形態としては、回転する物体の瞬間的
な角度位置、たとえば、電動機のロータの、ステータに
対する瞬間角度位置あるいは互いに対して回転する2つ
の物体の回転角度、たとえば、経緯儀の望遠鏡の方位角
または垂直角を測定するための回転式ピックアップまた
はセンサがある。
【0005】回転式ピックアップは、同じように用い
て、自動車の車輪の角度位置または回転速度を測定した
り、気化器の蝶型弁の瞬間角度位置を測定したりするこ
とができる。
【0006】本明細書の冒頭部分で述べた種類の線形式
ピックアップは、ドイツ国特許明細書第25 11 683 号、
第26 17 624 号に見出すことができる。これら公知の
ピックアップは、各々、強磁性磁束案内手段を包含し、
この磁束案内手段が2つの細長い矩形の扁平なプレート
を有し、これらのプレートが互いに平行に配置してあっ
て間にエアギャップを形成している。矩形の2つの短片
のうちの一方で、これらのプレートはそれらの平面に対
して直角に延びる分岐部によって連結され、U字形の横
断面を構成している。分岐部は、励磁コイルを貫いて延
びており、この励磁コイルに交流を通電すると、磁束が
発生し、この磁束がエアギャップを横切る環状に閉じた
経路をたどり、エアギャップ内にほぼ均質な磁界を発生
するようになっている。
【0007】磁束案内手段は、2つの相対的に移動する
物体の一方に連結してあり、他方の物体には、測定コイ
ル装置が連結してある。この測定コイル装置は、プリン
ト配線回路の形をしており、2つの測定コイルを有す
る。各測定コイルは、複数の巻き線を包含し、各巻き線
がそれぞれ表面要素を取り巻いている。
【0008】このように形成された表面要素は、種々の
寸法のものであり、互いに綴じ合わせた状態で配置され
ている。この配置は、概して、モニタすべき移動方向に
延び、最大幅を構成する細長い測定コイル形態を与え
る。測定コイルのキャリヤ・ボードは、磁束案内手段の
2つのプレートの間に平行に配置される。磁束方向にお
ける、プレート間のエアギャップの互いに対向して一致
した配置の壁面の、キャリヤ・ボード、したがって、測
定コイル上への突出は、ほぼ矩形の通過面を構成し、こ
の通過面の長手方向が、測定コイル装置全体を横切って
移動方向に対して直角になり、その幅は、移動方向にお
いて、最大移動幅よりもかなり短くなっている。ギャッ
プを横切る磁束の主要部分は、上記の通過面において測
定コイル装置を通過するが、かなりの漏洩磁束部分も生
じる可能性がある。これは、純粋に幾何学的に構成され
た通過面の外側に延び、少なくとも部分的に、測定コイ
ル装置の表面要素も通過する。
【0009】モニタしようとしている2つの物体のうち
の一方が他方の物体に対して移動する場合、通過面が測
定コイル装置の表面要素上で変位し、それによって、個
々の巻き線を通過する磁束が変化し、測定コイルがそれ
ぞれ振幅の変化する電気出力信号を発生する。測定コイ
ルで発生した出力交流電圧信号は整流されて測定信号と
なる。この測定信号の大きさは、一方の物体がとる、他
方の物体に対する瞬間的な位置を表わす。中央位置と組
み合ったゼロ電位に対して対称的である測定信号を生成
するために、2つの測定コイルは互いに鏡像の関係で配
置され、2つの物体の移動時、通過面の、一方の測定コ
イルとのオーバーラップ状態を脱した部分が他方の測定
コイルとのオーバーラップ状態に移行し、この状況にお
いて、2つの測定コイルに供給された電圧の差が、モニ
タしようとしている移動範囲のできるだけ大きな部分に
わたってできるだけ正確に線形をたどることになる。別
の出力信号特性を達成する形態の場合には、理論的に選
定した形態によって予め決定される特性ラインを全移動
範囲にわたってできるだけ正確に維持することが望まし
い。
【0010】さらに、2つの測定コイル信号によって発
生した電圧の差を生成する段階は、測定信号から付加的
な干渉値を除去することも意図している。
【0011】しかしながら、これら両技術は、現在のと
ころ、まだまだ未熟である。たとえば、ドイツ国特許明
細書第25 11 683 号から容易にわかるように、装置が達
成しようとしている測定信号特性の線形形態は、2つの
分岐部分に接近するとき鋭い点で終らず、丸い点で終
る。また、実務において、ゼロ通過部分で、このような
装置の特性は線形に延びず、S字状に変形することがわ
かった。このような非線形性はピックアップまたはセン
サの出力側に配置された電子回路によって部分的に補正
できるが、付加的な構造が必要となり、コストの増大に
通じる。 さらに、公知の差生成段階によって得られる
測定信号が、なお、より重要な干渉信号成分を含み、こ
れは差生成操作によって除去することはできない。 こ
れに対して、本発明の目的は、最大限簡単な構造で低コ
ストである、本明細書の冒頭部分に記載した種類の誘導
型ピックアップまたはセンサを提供することにあり、こ
のピックアップまたはセンサで生成することのできる測
定信号は、できるだけ大きな移動範囲にわたって最大限
の精度をもって構造特性形態をたどり、特に、干渉信号
成分を持たない。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成すべく、
本発明は、特許請求の範囲の請求項1に記載のピックア
ップを提供する。
【0013】このピックアップは、次の発見に基づいて
いる。 a)従来技術によるピックアップまたはセンサの場合に
測定信号になお存在する干渉信号成分は、性質が乗法的
であり、ほぼ均一にされる2つの信号に関して指数生成
でなければ除去できない。 b)もしこの指数生成操作を、たとえば、ドイツ国特許
明細書第26 17 624 号による装置によって供給されるよ
うな2つの電圧U4 、U5 の合計および差を用いて、よ
り進んだ形態で行おうとする場合には、付加的な成分が
再び完全に有効となる。
【0014】
【作用】したがって、本発明によれば、指数生成操作
は、2つの中間信号によって行われ、これらの中間信号
の各々は、1つまたはそれ以上の電圧差を含み、同じ要
領で付加的な干渉値が得られる。これらの中間信号を生
成するために、本発明は、常に、少なくとも2つの電圧
差、たとえば、ΔU1 およびΔU2 の生成を行い、これ
らの電圧差から、たとえば、ΔU1 /ΔU2 またはΔU
1 /(ΔU1 −ΔU2 )またはΔU1 /(ΔU1 +ΔU
2 )または(ΔU1 −ΔU2 )/(ΔU1 +ΔU2 )な
どの指数を生成し、測定信号として使用することができ
る。この場合、これらの指数が、線形に変化する分子と
一定の分母を有すると特に有利である。これは、線形の
測定信号形態を与え、ゼロで割ることがあり得ないから
である。測定コイル装置の形態に依存して、これらの指
数は、 あるいは、これらの指数に対応する表現は、好ましい特
性を有する。
【0015】特に有利な方法では、本発明に従って中間
信号および測定信号を生成するための少なくとも2つの
差信号は、少なくとも2つのグループの表面要素を包含
する測定コイル装置によって達成され得る。これらの表
面要素は、移動方向または変位方向において互いに変位
した状態で配置してあり、各グループは、2つの表面要
素を有し、これらの表面要素の上を、磁束案内手段によ
って構成された通過面が通過する。一方のグループの表
面要素を囲む測定コイル巻き線の電圧を用いてΔU1
生成し、他方のグループの表面要素がΔU2 を生成す
る。移動方向において2つのグループを変位させて配置
することによって、ΔU1 およびΔU2 は測定しようと
している位置に依存して異なった値を有する。
【0016】上記の形態を線形とするためには、表面要
素および通過面を幾何学的に互いに類似したものとし、
特に、長辺が互いにかつ変位方向に対してほぼ平行に延
び、短辺が変位方向に対して直角に延びる細長い四辺形
であると好ましい。また、これらの表面要素および通過
面は、特に回転式ピックアップまたはセンサにおいて有
利なように、モニタしようとしている動きの回転軸線に
関して同心に配置した部分円形リングの形をしている。
ここで、「長辺」なる用語は、互いに同心に配置した場
合に「平行」である内外の周縁円弧部分を意味し、「短
辺」とは、変位方向に対して直角に半径方向に延びる縁
を意味する。
【0017】差信号のエラーを防ぎ、また、それに伴っ
て、測定信号が1グループの表面要素間に位置する表面
領域によって生じるのを防ぐために、これらの表面要素
は、移動方向に対して直角に延びる少なくとも1つの共
通縁部分を有する。この縁部分は、相互に電気的に接続
され、2つの表面要素を取り囲む2つの測定コイル巻き
線に属する縁導体、あるいは、一方の測定コイル巻き線
に属し、また、他方の測定コイル巻き線に属し、磁束の
方向で見て、小さい間隔で連続的に一致した状態で配置
した2つの縁導体によって形成される。
【0018】これら両方の場合において、本装置では、
縁部分を越えて通過面が変位すると、一方の表面要素を
出た各磁束線は、それぞれ他方の表面要素を必ず通らな
ければならない。
【0019】各グループの2つの表面要素が互いに補い
合って完全な円形リングを構成する半円形のリングの形
をしている回転式ピックアップまたはセンサの場合、こ
の種類の縁領域が2つあり、これらの縁領域は、上記の
設計形態の両方で好ましい。
【0020】2つの表面要素を共通の測定コイル巻き線
で取り囲んだ場合、特に高精度で干渉信号のない差信号
を生成することができる。線形式ピックアップまたはセ
ンサの場合、2つの表面要素を互いに分離する縁領域
は、一対の接続導体によって形成され、これらの接続導
体は、好ましくは、変位方向に対して直角に延び、所望
の差電圧ΔU1 、ΔU2 を直接取り込むことができる。
回転式ピックアップまたはセンサでは、これに加えて、
分離用の分岐部分も設けてあり、これは、半径方向に延
びる接続導体に対して直径方向に対向した関係にあり、
周方向に延び、円形に閉じた縁導体に電気的に接続、固
定した半径方向に延びる導体部部分によって形成される
か、あるいは、前記縁導体への電気接続を制御可能なオ
ン/オフ・スイッチによって開閉できる。
【0021】この制御可能なオン/オフ・スイッチは、
測定コイル装置をキャリヤ・ボードまたはプレート部材
上に2つだけの導体トラック平面をもって設けることが
でき、変位方向において相互に変位した状態で配置した
2つ以上のグループを有し、各グループが2つの表面要
素を包含し、これらの表面要素がオン/オフ・スイッチ
の開閉によって通過面の変位に依存して選択的に付勢、
消勢され得るという利点を与える。これを行う手順で
は、2つのグループの表面要素を常に付勢し、変位方向
において前部および後部にある通過面の縁がこれらのグ
ループの縁領域からより大きな間隔で位置し、差信号Δ
1 、ΔU2 を発生することができる。こうして、全測
定範囲にわたって、通過面(単数または複数)の縁が表
面要素の縁領域に接近するときに必ず生じる非線形性の
ない差信号、中間信号および測定信号を得ることができ
る。
【0022】本発明によるピックアップまたはセンサの
これらおよび他の有利な進歩は、特許請求の範囲に定義
してある。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図面に関連してより詳しく説
明する。図1、2に示す回転式ピックアップまたはセン
サは、磁束案内手段2を有し、この磁束案内手段2は、
2つの同形のコアシェル4、4と、プリント配線板の形
で、励磁コイル7および測定コイル(図1には図示せ
ず)を配置したキャリヤ・ボードまたはプレート部材5
とを包含する。測定コイルについては、図3〜6を参照
しながら後の詳しく説明する。
【0024】2つのコアシェル4、4の各々は、2つの
中空の半円筒体を包含し、これらの半円筒体は、互いに
一体に連結してあり、異なった半径を有し、これらの半
円筒体の軸線および縁(それぞれの半円筒体の直径に沿
って延びる)が一致し、外方に湾曲した半円筒形の壁面
8、9が互いに反対方向に向くように配置してある。
【0025】2つの半円筒体の各々は、一端を、端壁1
0、11で閉ざされている。これらの端壁の形状は半円
筒形の横断面に正確に一致している。2つの端壁10、
11は、同じ軸線方向厚さを有し、交換可能である。端
壁10、11と反対側の端で、半円筒形の壁8、9は自
由端面12、13を有し、これらの端面の各々は、円形
リングの半分の形となっている。半円筒形の壁8、9と
同じ方向で端壁10、11からは、中央配置の一体に連
結した突起15が延びており、この突起の軸線方向高さ
は、半円筒形の壁8、9の高さよりも大きい。同心の内
径孔16が、突起15を貫いて長手方向に延びており、
この内径孔は、2つの物体がまわりを回転する軸を受け
入れるようになっている。これらの物体の相対的な位置
をモニタし、測定することになっている。組み立て状態
において、2つのコアシェル4、4は、相互に固定さ
れ、突起15、15の自由端面17、17が互いに係合
し、内径孔16、16が互いに整合し、半円筒形の壁
8、8および9、9それぞれの端面12、12および1
3、13が互いに隔たった状態で配置され、間にギャッ
プ20、21を構成する。
【0026】キャリヤ・プレート部材5は、中央開口部
18を有する円板の形をしており、その直径は、突起1
5、15の外形よりも幾分大きくなっている。キャリヤ
・プレート部材5の外形は、2つの大きい方の半円筒形
の壁8、8の直径よりも幾分大きい。
【0027】図2でわかるように、キャリヤ・プレート
部材5は、2つの突起15、15がその中央開口部18
を貫いて延びるように配置してあり、ギャップ20、2
1を貫いて延びているコアシェル4、4の端壁10、1
1に対して平行に延びている。
【0028】図1の上方側で、キャリヤ・プレート部材
5は、螺旋形状であり、中央開口部18を密接に取り囲
んでいる励磁コイル7を有する。プリント配線板の形を
している励磁コイルの代わりに、ワイヤを巻いた円筒形
コイルをこの領域に配置してもよい。
【0029】作動にあたって、キャリヤ・プレート部材
5は、回転運動をモニタし、測定しようとしている2つ
の物体(図示せず)のうちの一方の物体に回転しないよ
うに連結し、2つのコアシェル4、4から形成した磁束
案内手段2は、他方の物体に回転しないように連結す
る。
【0030】励磁コイル7の発生した磁束は、ほぼ同じ
リラクタンスを有する2つのほぼ対称的な、環状に閉じ
た経路を与えられる。測定経路として作用する、これら
の経路のうちの1つは、より大きな半径を有する2つの
端面10、10によって2つの突起15、15を貫き、
半円筒形の壁8、8を貫き、これら半円筒形の壁間に囲
まれたギャップ20上を延び、この経路をたどる磁束
は、キャリヤ・プレート部材5上に配置した測定コイル
を通ることができる。2つの経路のうちの他方の経路
は、より小さい半径の端壁11、11、半円筒形の壁
9、9およびギャップ21によって突起15、15を貫
いて延びる。この経路の領域にはなんら測定コイルは設
けられていない。逆に、この経路は、測定コイル装置を
通過する磁束を移送する補正経路として作用し、全磁束
を対称的に分割することによって、精度および特性忠実
度を改善することができる。しかしながら、経費の増大
を許せるならば、たとえば、第3の円形に閉じた導体を
使用してもよいのであれば、補正経路を測定経路として
用いてもよい。
【0031】特に図2でわかるように、より小さい半径
を有する半円筒形の壁9、9は、ほとんど閉じたスクリ
ーニング装置を構成する。このスクリーニング装置の外
側に、ほんの弱い漏洩磁場が生じる。このことは、瞬間
的な相対角度位置によって、半円筒形の壁9、9の側、
したがって、磁束案内手段2の外側に位置する測定コイ
ルの部分が励磁コイル7から来る非常に小さい漏洩磁束
にのみさらされるということを意味する。
【0032】図1の上方コアシェルに概略的に示すよう
に、2つの磁束線22、23が半径方向に延び、次い
で、下方に曲がり、半径方向領域で互いに密接して延
び、一方の磁束線23が小さい半径の半円筒形の壁9を
貫いて垂直部分として延び、他方の磁束線22が大きい
半径の半円筒形の壁8を貫いて延びる。明らかなよう
に、これら2つの磁束線はこれらの異なった経路をたど
り、互いに乱されることがない。換言すれば、従来技術
と異なり、磁束案内手段2の自由端面27、28に沿っ
てほとんど漏洩磁束線が通らないので、回転方向に依存
して前か後になるギャップ縁25、26のところにほと
んど磁場変形現象がない。
【0033】上述した回転式ピックアップまたはセンサ
は、高度の対称性を持つということによって、また、磁
束案内手段2の、励磁コイルを通過し、2つの突起1
5、15によって形成される部分がなんらエアギャップ
を持たないという事実によって区別される。その結果、
外部磁場は、リラクタンスのレベルが低いので、常に突
起15、15を通過し、測定コイル装置から離して維持
される。図1、2に示すように、回転式ピックアップの
ための磁束案内手段2と共に、図3〜5に示す測定コイ
ル装置30、50、80のうちの任意のものを用いるこ
とができる。これらの測定コイル装置は、異なった特性
によってそれぞれ他の使用状況にとって特に有利であ
る。
【0034】図3〜6に示す共通の概念は、回転式ピッ
クアップまたはセンサの回転軸線に対して平行な平面図
で測定コイル装置を示しており、磁束案内手段2の上方
コアシェル4、キャリヤ・プレート部材5および励磁コ
イル7の輪郭は省略してある。下方のコアシェル4につ
いては、突起15の端面17の外形、小さい半径の半円
筒形の壁9の端面13および大きい半径の半円筒形の壁
8の端面12のみを示している。最後に述べた端面12
は、対向して一致した他方のコアシェル4の端面12と
共に、周囲方向における測定コイル装置の表面要素に対
する回転運動の際に変位する通過面を構成する。
【0035】端面12、13、17の円は、これらの表
面を通過する磁束を概略的に示しており、それぞれ、端
面12、13を通って観察者から離れる方向に延び、突
起15の端面17を通って観察者に向かう方向に磁束が
延びる瞬間を示している。図3〜6において導体または
導体部分が実線で示してあるかぎりにおいて、これらは
キャリヤ・プレート部材5の、観察者に向かった側に配
置してあり、破線で示す導体または導体部分は、キャリ
ヤ・プレート部材5の下側に配置してある。導体トラッ
クがキャリヤ・プレート部材の片側から反対側に変化す
るポイントは、頂および底で延びる部分が電気的に接続
してある場合、厚みの増大が点線で示してある。実線お
よび破線の導体とらっく部分は、図示を明瞭にするため
にのみ、小さい間隔で平行な状態に示してある。実際に
は、これらの導体トラック部分は、図3〜6で見た方向
において互いに重なって一致した状態で延びている。測
定コイル捲回部の出力端子およびスイッチおよび増幅器
への接続部は、概略的にのみ示してあり、任意適当な形
態をとり得る。
【0036】図1に示す測定コイル装置30は、外側の
閉じた円形の導体31を包含し、これは、回転軸線に対
して同心に配置してあり、端面12の外側半径よりも幾
分大きい半径を有する。また、この測定コイル装置30
は、2つの内側の閉じた円形の導体32、33を包含
し、これらの導体は、同じ寸法であり、互いに前後方向
に一致した状態で配置してあり、回転軸線と同心であ
る。これらの導体32、33の半径は、端面12の内側
半径よりも幾分小さいが、端面13の外側半径よりは大
きくなっている。
【0037】外側の円形導体31は、半径方向に延びる
導体部分34によって内側の円形導体32に電気的に接
続してあり、それとは180度変位して、すなわち、直
径方向に対向して、接続導体35が内側の円形導体32
に電気的に接続してあり、下方の導体トラック平面にお
いて半径方向外方に延びている。これに関連して上方導
体トラック平面上に配置した外側の円形導体31とは電
気的に絶縁されており、この円形導体31は、上方導体
トラック平面において接続導体35と一致した状態で半
径方向外方へ最初に延びる接続導体36に電気的に接続
してある。さらなる漏洩磁束が認められないことが確実
な半径方向の間隔のところでのみ、2つの接続導体3
5、36は互いに離れる方向に延び、接続接点37、3
8のためのスペースを与える。
【0038】導体31、32、34、35は、第1グル
ープの2つの表面要素40、41を取り囲んでおり、各
表面要素は、半円形のリングの形をしており、互いに密
接していて互いに補い合って完全な円形のリングを形成
する。これらのリングは、導体部分34、35によって
形成された分離用分岐部分によって互いに分離されてい
る。2つの表面要素40、41は、端面12によって構
成される通過面に幾何学的に類似しており、周方向、こ
こでは、変位方向とおなじ方向、より正確には、180
度にわたって延びている。変位方向に対して直角の方向
において、表面要素40、41は、通過面よりも大きな
寸法となっており、その結果、2つの端面12、12
(図2参照)によって形成されるギャップ20の半径方
向の内外縁のところで横切る漏洩磁束が、完全に表面要
素40、41内にできるだけ測定可能な成分を残す。
【0039】たとえば、先行ドイツ国公開出願(DE−
OS)第41 13 745 号に記載されているような類似の装
置と比較した場合の、表面要素40、41によって形成
された測定コイル装置についての本質的な差異は、本発
明では、内側の円形導体32だけでなく、外側の円形導
体31も完全に閉じているということである。 接続導
体35が外方に延びるところで外側導体31が分離し、
その2つの自由端のそれぞれが特定の導体と共に外方に
延びている装置では、3つの接続導体の間で、交流電圧
W1 、W2 を取り出すことができることは明らかであろ
う。これらの交流電圧の振幅は、表面要素40、41を
通る磁束の位置依存の大きさに依存する。
【0040】図3に示す端面12の位置では、2つの電
圧W1 、W2 は等しい大きさとなっている。90度にわ
たる回転運動の後、それによって、端面12は、そこか
ら発する磁束がなお表面要素40を通過する範囲まで上
方に動き、例外として端縁25、26のところの漏洩成
分のみがある状態で、表面要素に供給された電圧W
1 は、その最大値をとり、表面要素41に供給された電
圧W2 はその最小値をとるが、正確にはゼロに等しくな
い。これは、上記の漏洩磁束のためである。
【0041】逆に、反対方向に90度にわたって回転運
動した後、電圧W1 はその最大値に達し、電圧W2 はそ
の最小値に達する。180度にわたる回転運動、電圧W
1 、W2 は再び等しくなる。これら2つの電圧の差が形
成しようとする場合、すなわち、ΔW=W1 −W2 であ
る場合、図示位置では、この電圧差はゼロとなり、90
度にわたる2つの上記の回転運動の場合、それぞれ、正
負の極端な値となり、180度にわたる回転運動後、値
はゼロとなる。これらの値の間では、交流電圧ΔWにつ
いての包絡線はほぼ三角形となり、これはゼロを通過す
る領域で非常に良好な線形性を与えるが、端面12の2
つの端縁25、26が分離用分岐部分34または接続導
体35に接近する度合いが増すにつれて三角形の頂点領
域で徐々に悪くなる。これは、漏洩磁場がそれぞれこれ
らの縁25、26をたどり、この位置で端面12によっ
て覆われていない隣接した表面要素40または41に流
れる漏洩磁場の比率は端縁25または26と導体34ま
たは35の間の角度間隔の減少につれて増大する。
【0042】驚くべきことには、導体31が上述したよ
うに中断されず、図3に示すように完全に閉じていると
き、2つの接続導体35、36の間には出力信号ΔU1
があり、これは、正確に上記の差信号ΔWの形状とな
り、それに比べて振幅は減少する。差信号ΔWと同様
に、信号ΔU1 は、すべての付加的な干渉の影響を排除
した性質を有する。この影響は、中断した外側の導体3
1を持つ上記の構成では、2つの部分電圧W1 、W2
等しく伴われる。
【0043】さらに、図3において接続部または端子3
7、38で取り込まれ得る差信号ΔU1 は、2つの別々
に生成された電圧W1 、W2 から形成された差信号ΔW
よりかなり小さい干渉値によって影響されるという極め
て驚くべき利点を与える。これは、また、たとえば、閉
じた導体のループ31、32、33内を必然的に流れる
短絡電流は、特に、ゼロを通過することに関して、線形
化効果および対称化効果の両方を持つためでもある。そ
の結果、差信号ΔU1 は、本発明に従って利用されて実
際の測定信号を生成する第1の中間信号を生成すべく用
いるのに非常に良く適している。
【0044】本発明に従って中間信号を誘導するのに必
要な第2の差信号ΔU2 は、第2グループの表面要素4
2、43によって得られる。これらの表面要素は、表面
要素40、41と同じ形をしており、半径方向において
表面要素40、41と一致した状態で配置してあるが、
周方向において90度転回している。第2グループの表
面要素42、43は、半径方向において、内外の円形の
導体31、33によって構成され、2つの円形導体3
1、33を相互に電気的に接続する導体部分44と、横
切り点で電気的に絶縁されている外側の円形導体31を
越えて半径方向外方へ、電気的に接続された内側の円形
導体33から延びる接続導体45とによって互いに分離
されている。この接続導体45は、分離用分岐部分44
に対して直径方向に対向した状態で配置してある。これ
と一致した状態で最初は接続導体46が延びており、こ
の接続導体46は、外側の円形導体31に電気的に接続
している。さらに幾分外方へ半径方向には、2つの接続
導体45、46はもはや一致した状態で延びておらず、
第2の差電圧ΔU2 が取り込まれ得る接続接点47、4
8のところで終っている。
【0045】2つのグループの表面要素40、41およ
び42、43が同一の構造となっているので、ΔU1
関する上記の説明は、同じ要領で、電圧ΔU2 に適用で
きる。唯一の差異は、ΔU2 もΔU1 に対して90度変
位させられていることである。
【0046】2つの差信号ΔU1 、ΔU2 は、実際の測
定信号を指数として生成する中間信号を生成するため
に、本発明に従って使用される。これらの中間信号は、
たとえば、差信号ΔU1 、ΔU2 そのものであり得る
が、このように生成された測定信号ΔU1 /ΔU2 に関
して非線形形態となる。したがって、差ΔU1 −ΔU2
および和ΔU1 +ΔU2 は、好ましくは、中間信号とし
て作用し、その結果、測定信号は次の形態となる。 (ΔU1 −ΔU2 )/(ΔU1 +ΔU2 ) (1)
【0047】これは、分母が一定であるため、線形であ
る。ΔU1 がΔU2 に等しくなる状況では、ゼロを割る
ことはできないから計算不能となる。こうして生成され
た測定信号は、加法値ばかりでなく乗法値もなく、従来
技術では得られなかった測定精度、特性忠実度および特
性対称性を与える。
【0048】ここで、図3に示す実施例の場合、差信号
ΔU1 、ΔU2 に関して極めて正確な線形が<360度
の角度範囲についてのみ達成され得ることに注目された
い。
【0049】信号ΔW=W1 −W2 の関して既に述べた
ように、本装置は、また、信号ΔU1 、ΔU2 につい
て、角度範囲2αも与える。この角度範囲は、分離用分
岐部分34、35または接続導体35、45に対して対
称的であり、その中の信号ΔU1 、ΔU2 は、それぞ
れ、明らかに得られるが、その形態は、導体33、44
および35、45のうちの1つに接近する端縁25、2
6のうちの1つの正比例して増大する程度まで線形性か
ら逸脱する。線形性に対する要求レベルが高ければ高い
だけ、もはや線形測定信号を生成するのに使用できない
ほど角度範囲2αが大きくなるはずである。もし線形性
に対する要求が低い場合、たとえば、α=15°の値が
確実に充分であるが、高い精度を求める場合には、α=
30°、あるいは、α=45°すら選ばなければならな
い。
【0050】一般的に言って、図3に示す構成は、それ
ぞれ90°〜2αの4つの互いに別個の測定範囲を利用
できるようにする。各測定範囲は、線形性に対する要求
レベルが低い場合には60°をカバーする。非常に高い
精度の場合、破線49aから破線49bまで時計方向に
延びる測定範囲しか用いることができないが、多くの場
合、これで充分である。
【0051】高精度と共により大きな測定角度をカバー
したい場合、図3に示す表面要素の3つまたは4つのグ
ループを提供し、これらのグループを互いに対して60
°または45°にわたって変位した状態で配置すること
ができる。この構成は、3つまたは4つの異なった信号
を提供するが、中間信号と指数を生成する上記の操作の
ための所定の時点でこのうちの2つのグループのみを用
いられる。これらの信号は、表面要素のグループからの
2つの異なった信号であり、通過面の端縁25、26
が、当該の瞬間に、分離用分岐部分あるいは出力導体か
らのより大きい角度間隔にある。
【0052】各々が120°〜2αの測定範囲にわたっ
てそれ相当の線形の異なった信号を供給する3つのグル
ープの表面要素の場合、αが30°より大きくてはいけ
ない場合には360°の全範囲をカバーすることが適当
な切り換えによって可能となる。この切り換え操作にお
いて、閉じた導体るうぷによって達成され、単純な差生
成によっては達成され得ない絶対対称性が特別な利点の
概念である。
【0053】αが45°に等しくなければならない線形
性についての要求がある場合、これはそれぞれ45°を
通して互いに対して変位している上記種類の4つのグル
ープの表面要素で達成できる。しかしながら、これら固
定配線設計形態は、2つの導体トラック平面では、もは
や実施され得ないということに注目されたい。導体トラ
ック平面の数が多ければ多いほど、種々のグループの表
面要素が半径方向に整合させられなければならない調節
精度に関する問題が大きくなる。
【0054】これらの困難を回避するために、図4に示
す解決策を採用することができる。この解決策では、そ
れぞれ2つの表面要素を有する4つのグループの形成の
ために2つの導体トラック平面を用いており、また、各
表面要素は180°にわたって延びている。この目的の
ために、1つの導体トラック平面から別の導体トラック
平面に繰り返し変化する閉じた円形の外側導体31なら
びに2つの閉じた円形の内側導体32、33(導体31
と同様に、同じ参照符号で示す上記の導体に寸法、配置
で正確に一致する)に加えて、測定コイル装置50も、
それぞれ45°の角度間隔で配置した8つの半径方向に
延びる導体部分51〜58を有し、これらの導体部分
は、互いに対向した状態で対となって配置される。
【0055】導体部分51〜58は、2つの内側の導体
32、33の一方または他方と交互に電気的に接続して
ある。しかしながら、外側の円形の導体31を横切る点
で、これらの導体部分は外側の円形導体31から電気的
に絶縁されている。導体部分51〜58の各々に関連し
て、最初半径方向に延び、外側の円形導体31に電気的
に接続する導体部分61〜68が、それぞれの他の導体
トラック平面内で一致した状態で外方に延びている。半
径方向の漏洩磁場がほとんど衰退する半径方向の間隔の
ところで、導体部分61〜68は対応する導体部分51
〜58との一致した関係から外れる。導体部分61〜6
4は、対応した導体部分51〜54と一緒に、対の接続
接点70〜73のところで終っており、導体部分65〜
68は、それぞれの制御可能なオン/オフ・スイッチ7
4〜77によって対応する導体部分55〜58に接続し
てある。
【0056】したがって、図3に関連して既に説明した
ように、対の導体部分51、61〜54、64が接続導
体を形成する一方で、それにたして直径方向に対向した
状態で配置されている対の導体部分55、65〜58、
68は、切り換え可能な分離用分岐部分を形成し、これ
らの分岐部分は、対応したオン/オフ・スイッチ74〜
77が閉じたとき、互いに分離し、その表面要素領域は
周方向において密接して隣接し、同じグループの異なっ
た表面要素に属する。スイッチ74〜77が開いたと
き、それぞれに対応した導体部分55〜58には分離分
岐効果はなく、それに隣接する表面要素領域は同じ表面
要素に属するようになっている。
【0057】作動にあたって、常に、4つのオン/オフ
・スイッチ55〜58のうち2つのオン/オフ・スイッ
チが閉じており、他の2つは開いている。どのスイッチ
が開き、閉じるかは、端面12によって構成される通過
面の位置および移動方向に依存する。
【0058】たとえば、通過面が図4に示す位置から反
時計方向に進むものと仮定したならば、オン/オフ・ス
イッチ75、76が閉ざされ、それに対応した分離用分
岐部分56、57が有効となる。これらの分離用分岐部
分の各々が外側の円形導体31および2つの内側の円形
導体32、33のうちの一方に電気的に接続されたと
き、2つのグループの表面要素が形成され、これらが半
径方向に整列し、変位方向において45°にわたって互
いに対して変位している。
【0059】一方のグループの表面要素は、それぞれ1
80°をカバーする、すなわち、円形りんぐの半分の形
をした2つの表面要素を包含する。これらの表面要素
は、分離用分岐部分56から対の接続導体52、62ま
で延びる。他方のグループは、分離用分岐部分56から
対の接続導体53、63まで延びる半円形の表面要素を
含む。対応する対の接続接点71、72のところで、差
電圧ΔU1 、ΔU2 が、45°の移動範囲に対して取り
込まれる。この場合、端面12の端縁25は図示の位置
から、そのときに作動していない導体部分55まで移動
し、同時に、対向した位置の端縁26はそのときに作動
していない導体部分51まで移動する。今述べた、45
°にわたって延びる回転運動の一方の分岐位置におい
て、端縁25、26は、それぞれ、最も密接して「機能
する」分離用分岐部分56、57から90°、45°の
角度間隔にある。他方の分岐位置において、これらの間
隔は、それぞれ、90°、45°となり、したがって、
45°の値より小さくなることは決してない。
【0060】端面12の端縁25が「不作動の」導体部
分55を越えてさらに反時計方向に移動した場合、スイ
ッチ75が直ちに開き、スイッチ77が直ちに閉じる。
スイッチ75の開放は、端縁25が次の隣接した「作動
中の」分離用分岐部分に対して、45°の角度間隔より
も小さい距離のところに配置してあるために、必要であ
る。スイッチ77の閉鎖は、新たに作動状態にされた分
離用分岐部分58からの端縁26の角度間隔が45°よ
りも大きいための可能である。この新しいスイッチ位置
において、差信号が接続接点対72、73で取り込まれ
る。
【0061】連続的な回転運動時、対応する切り換え動
作は、「活動中の」分離用分岐部分に関して、また、差
信号ΔU1 、ΔU2 を取り込むために用いられる対の接
続接点に関して、行われる。360°にわたる両方向に
おいて回転運動を追跡し、測定することができ、そこで
用いると仮定した必須の縁間隔角α=45°より短い距
離はない。
【0062】これに関連して、2つの差信号が2つのグ
ループの表面要素で取り込まれ、一方のグループの表面
要素が互いに補い合ってそれぞれ完全な円形のリングを
形成するという原理が観察される。これらの表面要素
は、一方では、内外の円形導体を相互接続する半径方向
に延びる分離用分岐部分によって互いに分離され、他方
では、それぞれ差電圧が生じる直径方向に対向した対の
接続導体によって分離されている。このように形成され
た2つのグループは、互いに対して45°にわたって変
位しており、2つの差信号を供給する。これらの差信号
は、互いに対して「移相」されており、上記の方法で中
間信号、指数生成操作のために用いられる。
【0063】図3に関連して説明した実施例に関する本
質的な差異は、グループの表面要素の角度位置が必ず一
定であるということである。逆に、この場合、表面要素
のグループは、オン/オフ・スイッチ74〜77の開閉
によって、通過面と「一緒に移動する」ことができる。
通過面のこの「移動」は、端縁25、26のうちの一方
の端縁と、最も密接した有効な分離用分岐部分または最
も密接した有効な接続導体の間の角度間隔が決して45
°未満とならないように制御される。したがって、この
システムは、2つの導体トラック平面を持つ測定コイル
装置50を提供し、この測定コイル装置は、大きな角度
αに一致する測定信号について直線性および対称性に関
して高度の要求レベルを満足する。
【0064】指数生成操作に必要な2つの差信号は、任
意の時点で同時に取り込み、別の処理を行ってはならな
い。逆に、これらの差信号は、単チャンネル手順によっ
て連続的に取り込み、さらなる処理を行っても良い。こ
うして生成した誘導信号のうちの一方は、常に中間段階
に置かれ、最終的には、他方の信号が共通のさらなる処
理のために同じ形で利用できる。この目的に適した測定
コイル装置50′が、図5に示してあり、これは、2つ
の内側の円形導体のうちの一方、たとえば、導体33を
省略できるという利点を与える。次に、残りの内側の円
形導体32′がすべての導体部分51′〜58′、すな
わち、特に、導体部分52′、54′、56′、58′
に接続される。この場合、導体部分51′〜58′は、
円形導体32′と同じ導体トラック平面に配置されてお
り、一方、外側の円形導体31′は他の導体トラック平
面にある。この設計形態は特に簡単な構造を与える。
要求レベルが幾分低いとき、60°の角度間隔でほんの
3つの切り換え可能な分離用分岐部分と、直径方向に対
向した3対の接続導体とを提供するに充分である。2つ
の導体トラック平面とそれ相当の少数のスイッチのみを
必要とする装置では、縁間隔をα=30°に位置するこ
とができる。
【0065】図4、5に示す構成は、測定信号の無変化
性に関して、それぞれ、円形導体31、32、33また
は31′、32′に流れる短絡電流を安定化するという
利点を与える。しかしながら、この場合、これらの電流
のために、互いに組み合わさってそれぞれのグループを
形成する表面要素を取り囲む測定こいる捲回部における
経路抵抗が等しくなければならず、しかも、精度が高く
なければならないということは了解されたい。これは、
測定こいるを形成するプリント配線板を導体トラックの
幅、厚みに関して非常に正確な形態とするか、あるい
は、たとえば各セグメントにおいて過剰に低い抵抗の導
体トラック領域の幅を縮小することによって後に補正す
ることによって達成され得る。しかしながら、これは非
常に高価であるということは了解されたい。図5に示す
ように、円形に閉じた導体31′、32′の各々に最初
から図5において誇張して示す2つの互いに対向した配
置の中断部を設け、これらの中断部の各々を抵抗器7
8、78′および79、79′によって架橋するとかな
り有利である。それぞれの導体31′および32′内で
互いに直列に接続した抵抗器78、78′および79、
79′は、それぞれ、所望の測定精度をもって等しい大
きさで、導体トラックの抵抗の差に比べて高い抵抗値で
なければならないが、180°あたり1つだけでなけれ
ばならない。導体トラック抵抗値に関する差が、たとえ
ば1mΩ〜2mΩである場合、1:104の精度の場
合、10Ω〜20Ωの抵抗値を選ぶと充分である。これ
に関連して、正確な抵抗値は、重要な考慮要件ではな
い。必要なのは、それぞれの対の抵抗器78、78′お
よび79、79′が正確に1:104 に一致する抵抗値
を持たなければならないということだけである。外側の
円形導体31′における直径方向に対向する中断部を架
橋する抵抗器78、78′は、図5に示す形態と異な
り、内側の円形導体32′の抵抗器79、79′とは別
のコイル・セグメントに配置することができる。しかし
ながら、図5に示す構成は、端面17の領域を同心に取
り囲み、プリント配線板の形をした測定こいると同じプ
リント配線板上に設け得る励磁コイル(図示せず)の接
続部または端子を、平面の変化なしに、抵抗器の下方へ
外方に通過させ得るために、好ましい。
【0066】今述べた費用を避けるために、語るべき価
値のある電流が測定コイル巻き線に流れていない測定コ
イル装置を用いると有利であるかも知れない。図6は、
6つの部分的な環状の表面要素81〜86を包含する測
定コイル装置80を示している。表面要素の各々は、6
0°の角度にわたって延びており、同じ内外の半径とな
っている。この内外の半径は、それぞれ、端面12(こ
こでも通過面を構成する)の内外の半径よりも幾分小さ
いか、幾分大きい。
【0067】表面要素81〜86は、互いに補い合って
回転軸線に関して同心に配置した完全な円形のリングを
提供するように相互に隣接した状態で配置してある。各
表面要素81〜86は、それ自体の測定コイル捲回部に
よって取り囲まれており、それ自体の対になった接続導
体88〜93を有する。各測定コイル捲回部は、一部、
上方の導体トラック平面内に位置し、一部、下方導体ト
ラック平面内に位置しており、周方向において互いに隣
接する各2つの表面要素(たとえば、表面要素81、8
6)の共通縁領域が2つの半径方向に延びる縁導体9
6、97によって形成される。これらの縁導体は、図6
に並んで示してあるが、実際には、上下に正確に一致し
た状態で配置してある。
【0068】表面要素81、82、83の測定コイル捲
回部の対になった接続導体88、89、90のそれぞれ
の接続導体は、システム・アースに接続してあり、他方
の接続導体は、それぞれ直径方向に対向した表面要素8
4、85、86の測定コイル捲回部の接続導体の一方に
接続してある。この接続モードは、相互に配線された測
定コイル捲回部が、それぞれのアース接続部から表面要
素84、85、86の測定コイル捲回部の「自由」接続
部に行くときに互いに反対の方向に延びるように選ばれ
る。
【0069】これらの「自由」接続部の各々は、3つの
インピーダンス・コンバータ95、96、97のうちの
1つに接続され、これらのインピーダンス・コンバータ
は、同時に、前置増幅器としても作用し得る。インピー
ダンス・コンバータ95、96、97の出力ラインは、
一方では、制御可能なスイッチ94の3つの入力接点に
通じている。このスイッチ94は、3つのインピーダン
ス・コンバータ出力のうちの一方あるいは他方を一対の
出力端子98に接続する3つの異なった位置を占めるこ
とができる。他方、インピーダンス・コンバータ95〜
97の出力ラインは、3つの制御可能なオン/オフ・ス
イッチ99、100、101に通じており、各オン/オ
フ・スイッチは、抵抗器102、103、104と直列
に接続している。インピーダンス・コンバータ95〜9
7による高抵抗タッピングのために、測定コイル捲回部
には極めて低い電流のみが流れるだけであり、その結
果、測定コイル・ループの異なった低レベルの抵抗値が
測定結果に影響することはない。
【0070】抵抗器102〜104の、スイッチ99〜
101から遠い方の端子は、相互に接続してあり、差動
増幅器106の「マイナス」入力部に接続してある。こ
の差動増幅器106の出力部は、抵抗器107によって
「マイナス」入力部に戻される負のフィードバックを有
し、一対の出力端子108に接続してある。演算増幅器
106の「プラス」入力部はシステム・アースに接続し
てある。
【0071】この実施例でも、通過面の各角度位置に対
して、2グループの表面要素が設けられ、これらの表面
要素は、互いに対して角度的に変位しており、それらの
縁導体は、端面12の端縁25、26から臨界角αより
下に決して低下しない角度間隔にある。図示構成では、
6つの表面要素があり、角度αは30度である。適当に
設計、配置、相互接続した8つの表面要素の場合には、
αの値を45°とすることもできる。
【0072】図6に示す実施例では、通過面の図示位置
において、一方のグループは、表面要素81、82、8
3を包含し、これらの表面要素は、互いに補足し合って
半円形のリングを形成する。さらに、このグループは、
表面要素84、85、86を包含し、これらの表面要素
は、対応する半円形のリングを形成する。他方のグルー
プは、互いに補い合って半円形のリングを形成する表面
要素82、83、84と、対応する半円形のリングを形
成する表面要素85、86、81とを包含する。
【0073】今、2つのグループの表面要素の出力電圧
を考慮したならば、まず、図6に示す配線構成とは無関
係に、以下の差電圧を生成することができる。 ΔU1 =U81+U82+U83−(U84+U85+U86) ΔU2 =U82+U83+U84−(U85+U86+U81
【0074】明らかに、端面12の端縁25、26は、
表面要素85、86および82、83のそれぞれの間に
おいて縁に直接配置される。しかしながら、上記の差電
圧は、これらの表面要素の測定コイル捲回部によって発
生する電圧の合計のみを含み、ここで生じる漏洩磁場効
果はなんら影響なしに留まる。この状況を考えたときに
有効な縁領域は、表面要素83、84および86、81
(第1グループ)の間と、表面要素84、85および8
1、82(第2グループ)の間にある。しかしながら、
図示位置では、端縁25、26は、少なくともこれら4
つの縁領域から60°の角度間隔にあり、その結果、時
計方向およびその反対方向の両方において30°にわた
って変位することができ、しかも、角度値が最小角度間
隔α=30°より下に低下することはない。したがっ
て、上記の表面要素の組み合わせの場合、移動範囲は6
0°であり、2つの差信号ΔU1 、ΔU2 の線形性レベ
ルは、最小角度間隔α=30°に対応する要求を満足す
る。
【0075】今、次の式 (ΔU1 +ΔU2 )/(ΔU1 −ΔU2 ) (2) が成り立つとして、互いに反対の符号を持つ同一の電圧
を削除すると、次の式が得られる。 (2U82+2U83−2U85−2U86)/(2U81−2U84) =(U82−U85)+(U83−U86)/(U81−U84) (3)
【0076】正確には、最後の式で生じた3つの電圧差
は、図6に示す固定配線構造によって生成され、インピ
ーダンス・コンバータ96〜97の出力で利用できるも
のである。通過面の任意の位置について、必要な線形性
を持つ中間信号は、3つの電圧差U82−U85、U83−U
86、U81−U84から生成され、これらの中間信号から、
測定信号を表わす種々の指数が生成される。そのいずれ
の場合も、他の2つの電圧差が分子に中間信号を生成
し、第3の電圧差が分母に中間信号を生成する。
【0077】スイッチ94、99〜101の図示位置に
おいて、中間信号を生成する電圧差U81−U84派、対の
出力端子98のところで利用でき、電圧差U82−U85
83−U86は、抵抗ネットワーク102〜108および
フィードバック抵抗器107を有する差動増幅器106
によって合算され、式(3)の分子の中間信号を対の出
力端子108のところで取り込むことができる。インピ
ーダンス・コンバータ95〜97および差動増幅器のゲ
イン・ファクタは、互いに整合し、式(3)の右辺の指
数が、回路装置(図示せず)によって対の出力端子9
8、108のところで中間信号から直ちに生成され得
る。
【0078】したがって、この場合も、スイッチ94、
99〜100を適当に操作することによって、図4、5
に関連して先に説明したように、通過面と「一緒に移動
する」表面要素のグループをシミュレートすることがで
きる。この場合も、上記の中間信号から生成された測定
信号は、加法的な干渉値が差生成操作によって排除さ
れ、乗法的な干渉現象の影響が指数生成操作によって排
除されたものとなる。
【0079】ここでわかるように、式(3)の右辺にお
いて指数の分母を生成する電圧差U81−U84は、通過面
の、図示位置から一方向への30°にわたる変位の際、
一定に留まり、一方、U82−U85、U83−U86は対向し
た状態で線形に変化する。ここで、再び、所望の線形形
態を持つ測定信号を得ることができる。測定コイル装置
80は、最小数の制御可能なスイッチでよく、また、よ
り小さい分解能を与えるという点で区別される。
【0080】図7、8は、コア111およびヨーク11
2を包含する強磁性材料の磁束案内手段を包含する誘導
型線形ピックアップまたはセンサ110を示す。
【0081】コア111は、細長い矩形の四辺形の形を
している。その1つの平らな辺には2つの溝114、1
15が設けてあり、これらの溝は、コアの全長にわたっ
て長手方向の縁に対して平行に延び、かつ、コア111
の約5分の4の厚さまで直角に下方に延びている。溝1
14、115の存在により、コア111は3つの分岐部
117、118、119を有するE字形の横断面となっ
ている。これらの分岐部は、図7では上向きとなってお
り、すべてほぼ同じ幅となっており、この幅は、また、
溝114、115のそれぞれの幅にほぼ等しい。図6に
示してない励磁コイル120が外側分岐部の1つ117
のまわりに捲回してある。他の外側の分岐部119の頂
部には、測定コイル装置125を有するキャリヤ・ボー
ドまたはプレート部材122が装着してあり、この測定
コイル装置は、分岐部119の頂面と、分岐部118、
119を互いに分離している溝114の主要部分を覆っ
て横方向に延びている。
【0082】コア111は、2つの物体(図示せず)の
うちの一方に装着され、これらの物体の相対的な位置あ
るいは移動を検出し、測定することになっている。ヨー
ク112は他方の物体に固定されており、その輪郭が図
6に鎖線で示してある。
【0083】コア111とヨーク112の間の動きは、
図6に複頭矢印Fで示す方向に生じる。この方向におい
て、ヨーク112は、かなりの長さを持ち、検出し、測
定することのできる最大の移動幅を構成している。
【0084】ヨーク112は、ほぼ矩形のプレート12
6の形をしており、これは、移動方向に細長くなってお
り、その幅は、移動方向に対して横方向において、コア
111の幅に等しくなっている。平行六面体の突起12
7、128、129がヨーク・プレート126からコア
111に向かって突出している。
【0085】突起129は、ヨーク112の全長にわた
って延びており、移動方向に対して横方向において、コ
ア111の外側分岐部117の幅に等しい幅となってい
る。したがって、コア111に対するヨーク112の位
置と無関係に、突起129の、コアに向かっている表面
部分は、コア111の分岐部117の、ヨークに向いた
表面と常に一致して対向した状態で配置される。これら
2つの表面は、間にギャップ130を構成しており、こ
のギャップは、コア111とヨーク112の間の摩擦無
し運動を許すように作用する。ギャップ130の幅は、
できるだけ小さくして漏洩磁場を減らさなければならな
い。
【0086】本装置は、複数の同じ寸法の突起127を
包含し、これらの突起は、移動方向に平行に続く列状に
配置してあり、移動方向において互いに整合している。
移動方向における間隔は、その長さに等しく、この長さ
は、この方向における測定コイル装置125の長さの3
分の1より幾分大きくなっている。
【0087】突起127の列は、移動方向に対して横方
向に配置してあり、これらの突起127の、コア111
に向いた表面は、コア111の中間分岐部118の、ヨ
ークに向いた表面に対向して配置してあり、ギャップ1
32を構成している。これらのギャップのところには、
測定コイル装置125の部分はまったくない。
【0088】突起128は、突起127とそっくり同じ
寸法、配置であるが、移動方向において変位させてあ
り、それぞれの突起127の間の開口部に対向して位置
し、2つの突起127の間の間隔を突起128が架橋す
るか、あるいは、その逆となっている。
【0089】移動方向に対して横方向において、突起1
28の列は、コア111に向いた突起128の表面がコ
ア111の外側分岐部119の、ヨークに向いた表面に
対向して配置され、間にギャップ134を形成し、この
領域に、測定コイル装置125が設置されるように配置
してある。
【0090】したがって、磁束案内手段は、複数の環状
に閉じた測定経路および複数の環状に閉じた補正経路に
沿って励磁コイル120から発する磁束を案内する。
【0091】これら両方の経路は、まず、外側分岐部1
17から出、ギャップ130を横切り、突起129およ
びプレート126を通って延びている。そこで分割さ
れ、補正経路は、このとき中間分岐部118の頂面と対
向して配置してある突起127を通って下方へ延び、ギ
ャップ132を横切り、中間分岐部118を通り、溝1
15の下を通って外側分岐部117に戻る。
【0092】それに対して、測定経路は、このとき外側
分岐部119の頂面に対向して位置した突起128を通
り、ギャップ134を通って測定コイル装置125を通
過し、次に溝114、115の下を通って外側分岐部1
17に戻る。このとき考えなければならない重要な点
は、溝114、115、分岐部117、118、119
および突起127、128、129の上記の寸法によ
り、すべての測定経路のリラクタンスがすべての補正経
路のリラクタンスに等しく、ギャップ132、134を
形成しているリラクタンスの合計がギャップ130のそ
れにほぼ等しいことである。
【0093】図7の測定コイル装置125は、3つの連
続した導体136、137、138を包含し、これらの
導体が変位方向Fに延び、これらの導体のうち、図7に
おいて「下方の」導体、すなわち、導体136が2つの
導体トラック平面の間で繰り返し切り換わり、すべての
表面要素の測定コイル捲回部の一構成要素となる。図7
において「上方の」導体である2つの連続した導体13
7、138は、並んで示してあるが、実際には、互いに
平行に延びる部分において上下に重なって一致した状態
で配置してある。これらの導体も、複数の表面要素の測
定コイル捲回部に属する。
【0094】変位方向Fに対して直角に、12本の境界
導体140〜151が延びており、これらの境界導体
は、2つの連続導体137、138のうちの一方に交互
に電気接続、固定されており、横断点のところに導電接
続を生じさせることなく、「下方の」連続導体136を
越えて「下向きに」延びている。変位方向において、縁
導体140〜151は、互いから等しい間隔で隔たって
おり、この間隔は、通過面128の長さの4分の1に等
しい。
【0095】図7で「下方の」導体であり、長手方向に
延びる導体136から出発して、12本の接続導体15
4〜165が12本の境界導体140〜151に対して
平行に延びている。接続導体154〜165は、導体1
36に電気接続、固定されており、少なくとも表面要素
の付近で、それぞれ対応した境界導体140〜154と
一致した状態で延びている。
【0096】図7において測定コイル装置25の左右に
配置してあり、対になった縁導体を構成する8対の導体
140、154;141、155;142、156;1
43、157;148、162;149、163;15
0、164;151、165のうちの各対が制御可能な
オン/オフ・スイッチ(図示せず)の端子に接続してあ
る。このオン/オフ・スイッチによって、それぞれの対
の2つの導体の電気的な接続が生じたり、遮断されたり
する。
【0097】中間の4対の導体144、158;14
5、158;146、160;147、161は、差電
圧ΔU1 、ΔU2 を取り込むことのできる接続導体の対
を構成する。
【0098】今述べた測定コイル装置125は、それぞ
れ回転式ピックアップまたはセンサのための、図4、5
に示す測定コイル装置50、50′に均等な線形式のも
のを表わしていおり、互いに補い合って完全な円形のリ
ングを形成する表面要素のグループが切り換え可能な分
離用分岐部分54〜58に沿って切り開き、まっすぐに
位置させた状態で示してある。この場合、分離用分岐部
分54〜58は、切り換え可能な「左側」、「右側」の
縁導体140〜143、148〜151となる。
【0099】したがって、この構成も、4つのグループ
の表面要素を包含し、これらの表面要素が、変位方向F
において互いに通過面128の長さの4分の1だけ変位
した状態で配置されている。それぞれのグループに属す
る2つの表面要素は、それぞれ、変位方向Fにおいて互
いに密接しており、それらの共通の縁領域がそれぞれの
接続導体144〜147によって形成される。以下の表
からわかるように、3つの境界導体すなわち縁導体は、
常に、或るグループの表面要素を結合するそれぞれの対
の表面要素を取り囲んでいる。 「左側」 「右側」 縁導体 接続導体 縁導体 第1グループ 140 144 148 第2グループ 141 145 149 第3グループ 142 146 150 第4グループ 143 147 151
【0100】図4、5に関連して先に述べたように、こ
の構成では、4グループの表面要素のうちの2グループ
は、対応したスイッチの閉鎖によって常に「付勢」され
ており、他の2つのグループは消勢されたままである。
中間信号を生成するのに必要な電圧差ΔU1 、ΔU
2 は、「付勢」グループの接続導体のところで取り込ま
れ得る。
【0101】この場合、「付勢」グループの表面要素
は、通過面128と「一緒に動く」ことができ、それぞ
れの有効通過面(単数または複数)128の「左側」、
「右側」縁とそれぞれのグループの表面要素の有効縁導
体の間に最小の間隔(上記の角度αに対応する)が常に
維持され、大きさに依存して、取り込まれた電圧差ΔU
1 、ΔU2 の非常に良好な線形性を与えると共に、それ
から形成された中間信号および測定信号の非常に良好な
線形性を与える。
【0102】通過面と一緒の付勢グループの表面要素の
「動き」が図9に示してあり、ここには、通過面128
の4つの位置が例示してあり、ΔU1 、ΔU2 の絶対値
は、等しく、正しい符号をつけた差はぜろになる。これ
に関連して、「有効」縁、接続導体のみがそれぞれの位
置で示してあり、有効グループの表面要素をより明瞭に
理解することができるようにしてある。それぞれの閉じ
たオン/オフ・スイッチは、簡単なライン接続によって
概略的に表わしてある。
【0103】中間の通過面128について、4つの「ゼ
ロ」位置のそれぞれに対称的に、矢印Sで示すように
「左」または「右」に向かう変位範囲があり、ここで
は、最も接近した有効縁導体に対する間隔は、通過面1
28の長さの4分の1に等しい最小間隔以上となってい
る。Sで示す変位範囲(各「ゼロ」位置からアクセスで
きる)は、全体で、通過面の長さの4分の1に等しい長
さとなっている。
【0104】図9に示す4つのゼロ位置のそれぞれにつ
いて、「補足的な」ゼロ位置があり、この場合、図示し
た3つの通過面128は通過面長さだけ変位しており、
2つの連続した通過面の間で、図9に示す開口部を覆っ
ている。これら4つの「補足的な」位置において、図9
に示すと同じスイッチは閉ざされており、差電圧Δ
1 、ΔU2 は、同じ接続導体のところで取り込まれ
る。
【0105】したがって、全体的に、8つのゼロ位置が
あり、それにより、通過面長の±1/8の線形性範囲を
カバーし、非常に高い要求を満たすことができる。全体
として、変位は、2つの通過面の長さにわたり、完全な
期間長をカバーしなければならないので、全測定範囲が
なんらギャップなしにカバーされ得る。
【0106】回転式ピックアップについて先に述べた場
合と同様に、3グループだけの表面要素を設け、線形性
に関する要求レベルが低いときに、それぞれを、通過面
の長さの3分の1だけ互いに変位させることができる。
【0107】上記の線形ピックアップの場合、2つの通
過面の長さ分だけ変位した後に同じ差信号が得られる。
それによって生じる不確実性は、たとえば、通過面の長
さまたは間隔あるいはこれらの両方をカバーすべき全移
動長にわたって変え、上記の表面要素が一定の出力信号
を供給する期間内で不規則なピッチまたは分布によって
接続導体位置依存差信号を取り込むことのできる付加的
な表面要素を設けることによって排除することができ
る。
【0108】図8、9に示す線形式ピックアップ測定コ
イル装置の場合、「左側」、「右側」の縁導体が「一緒
に動く」ように作動させなければならないスイッチの電
流抵抗は、閉じた状態で測定コイル捲回部の直列抵抗と
直列であり、測定コイル捲回部で発生した短絡電流はそ
こを通って流れる。測定結果が影響を受けることはない
ので、これらのスイッチは、できるだけ低く、あるい
は、極めて小さい差のみが存在する、または、これら両
方の電流抵抗を持たなければならない。特に、現時点で
利用できるような半導体スイッチを用いたい場合には、
その要求は満たされることがないか、あるいは、かなり
の出費を覚悟しなければならない。これらの問題を避け
るためには、線形のピックアップまたはセンサ、すなわ
ち、図6に示す回転式ピックアップまたはセンサの例に
対応する線形の測定コイル装置を用いることと望まし
い。これについては、図10、11に示す実施例に関連
して説明する。
【0109】この実施例は、磁気回路を閉じているヨー
クの、コアに対する位置を図7〜9の実施例について考
えられるように正しく定めることができない使用状況の
ときに適している。したがって、たとえば、垂直方向に
配置した円筒形のバーをフロートに連結し、タンク内の
液面に応じてそれがフロートと共に垂直方向に上下動す
るタンク内液面インジケータが知られている。しかしな
がら、このような構成では、このようなバーは、長手方
向に変位に関してのみ案内され、長手軸線のまわりには
自由に回転できる。
【0110】図10、11に示す実施例においては、こ
のようなバー201が誘導型線形ピックアップまたはセ
ンサ200のヨーク202の形をしており、このヨーク
は、高い透磁性の材料で作られた複数のリング204を
支持している。これらのリングは、すべて、同じ軸線方
向の長さを有し、互いに軸線方向間隔で配置されてお
り、これらの軸線方向間隔は、リング204の軸線方向
長さに等しい最小値からバー201の一端から段階的に
増大する。この配置において、バー201それ自体は、
非強磁性材料で作ってあってもよい。しかしながら、好
ましくは、リング204はバー201と一体に形成さ
れ、強磁性材料の円筒形のバーに溝205を形成し、バ
ーの直径をリングの外形に一致させ、溝205の軸線方
向長さが間隔205を構成するようにする。滑らかな連
続した表面を得るために、溝205に、低透磁性の任意
適当な材料を充填してもよい。
【0111】図7、8に示す実施例と同様に、誘導型線
形センサまたはピックアップ200のコア208は、2
つの溝212、214を有する細長い平行六面体の形を
している。これらの溝は、長手方向に延びており、コア
208の、ヨーク202に向いた表面に形成される。コ
ア208のこの面は、バー201に関して同軸に配置さ
れた円筒体の周面の一部となっており、コア208とヨ
ーク202の間の相対的な移動に必要なギャップを均一
にかつできるだけ狭く保つことができる。 図7、8に
示す構造との差異は、励磁コイル216がE字形横断面
のコア208の中間分岐部218に巻き付けてあり、2
つの外側分岐部219、220が、それぞれ、測定経路
または補正経路を構成しており、或る特別の測定コイル
装置222、224がヨーク202に対して分岐部を形
成しているギャップの領域に配置してある。磁気リラク
タンスに関して対称性(重要である)を与えるために、
2つの外側の分岐部219、220の幅は、同じであ
り、中間分岐部218の幅のほぼ半分となっている。コ
アのこの形態は、対称性を得るための最良の形態であ
る。
【0112】測定コイル装置222、224が、図11
に概略的に示してあり、それぞれ、プリント配線回路の
形をしている。図11は、導体トラック形態のみを示し
ている。この場合も、実線で示す導体トラック部分は、
回路板(図示せず)の、観察者に向いた側に配置してあ
り、破線で示す導体トラックは、観察者と反対の側に延
びている。導体トラックが電気的に接続された状態で回
路板の片側から反対側に変わる通過点は、点線で拡大表
示してある。ここで考慮すべき重要なことは、異なった
表面上に密接に平行に並んだ状態で配置しているように
示す導体トラック部分が、実際には、回路板の両側にお
いて互いに上下に重なって一致した状態で配置されてい
るということである。
【0113】図7の測定コイル装置は図4、5に示す回
転式ピックアップ測定コイルの線形態様となっている
が、測定コイル装置222、224の各々は、図6に示
す回転式ピックアップ構造に一致しており、その差異
は、装置の測定経路をカバーしている6つの表面要素8
1〜85の代わりに、8つの表面要素231〜238が
設けてあり、これらが細長い矩形体となっており、長手
軸線が変位方向(矢印F)に対して直角に延びるように
寸法付け、並んで配置されており、この変位方向におい
て、リング204のうちの1つのリングの軸線方向長さ
の2倍に等しい測定経路の「期間」のみをカバーしてい
るということである。2つの測定コイル222、224
の各々において、理想的な条件下では測定の目的には充
分である8つの表面要素231〜238に隣接してさら
に4つの同じ配置の表面要素239〜242が設けてあ
る。これの意味は後により詳しく説明する。
【0114】表面要素231〜242の各々は、それ自
体の対の端子251〜262を有するそれ自体の測定コ
イル捲回部によって囲まれており、一部、上方導体トラ
ック平面に配置され、一部、下方の平面に配置されてお
り、変位方向において隣接する各2つの表面要素の共通
縁領域が、変位方向に対して直角方向に延び、図11に
並んで示してある2つの縁導体によって形成されている
が、実際には、上下に一致した状態で配置してある。こ
れは、例示した表面要素235、236の縁導体24
4、245に関して適応するばかりでなく、他のすべて
の対の縁導体に関しても同様に適用できる。
【0115】測定コイル捲回部で誘導された電圧は、対
の接続導体251〜262のところで高い抵抗で取り込
まれ、低抵抗直列抵抗器はなんの影響も受けない。した
がって、導体トラック抵抗器における差は測定結果に影
響を与えることがない。 この場合も、差信号ΔU1
ΔU2 を生成する目的のために、測定コイル捲回部の出
力電圧は、図6に示す測定コイル装置に関連して先に説
明したように、合算される。
【0116】たとえば、次の式が適用される。 ΔU1=U231 +U232 +U233 +U234 −(U235 +U
236 +U237 +U238 ) ΔU2=U232 +U233 +U234 +U235 −(U236 +U
237 +U238 +U231 ) ここで、電圧U236 〜U238 は、常に合算され、リング
204の軸線方向縁で生じる漏洩磁場が差電圧ΔU1
ΔU2 の線形形態に影響を与えないようにしている。
【0117】上記の式(2)に対応する指数が生成され
た場合、式(3)と同様に、次の式が得られる。 (U232 −U236 )+(U233 −U237 )/(U234
238 )/(U231 −U235
【0118】ここでも、リング204の1つによって定
められる通過面の、測定コイル装置222または224
に対する任意の位置について、必要な線形性を有する中
間信号が、これら4つの電圧差から生成され、これらの
中間信号から、測定信号を表わす種々の指数が生成さ
れ、それぞれにおいて、他の3つの電圧差が分子を形成
し、第4の電圧差が分母を形成する。
【0119】上記のポイントは、上記の構造と異なり、
すべての溝205が同じ軸線方向長さであるときにも適
用できる。この場合、測定コイル装置の一方222また
は224のみが必要である。明らかなように、このよう
な構成は、リング204のうちの、正確に測定コイル装
置の領域にある1つのリングの瞬間位置を正確に再現す
る微小測定値しか生成できない。しかしながら、リング
204を1つだけ設けるということもできない。
【0120】後者のファクタを検出できるようにするた
め、図10、11に示す実施例では、リング204の間
隔の上記の変化によってコーディングが行われ、第2の
測定コイル装置224が補正経路に配置され、その測定
コイルは、第1の測定コイル装置222の測定コイルに
対して移動方向において2つのリングの長さ分だけ、す
なわち、8つの表面要素の幅分だけ変位した状態に配置
される。この第2の測定コイル装置224も、第1測定
コイル装置222のところのリング204に隣接したリ
ング204の、第2の測定コイル装置224に関する正
確な位置を表わす微小測定値を生成することができる。
【0121】しかしながら、相互に隣接したリング20
4のすべての間隔が異なっているので、2つの測定コイ
ル装置222、224によって生成し得る微小測定値が
異なるばかりでなく、各対の相互隣接したリング204
について異なった差を伴う。
【0122】したがって、2つの微小測定値の比較か
ら、コア208の位置を、ヨーク202の全長にわたっ
てヨーク202に関して明瞭に定めることができる粗測
定値を得ることができる。
【0123】これを達成するために、ヨーク202に関
してコア208の理想的な調整を仮定すると、1つのグ
ループの測定コイルが長手方向において他のグループに
正確に隣接するように配置した「外側」の8つの表面要
素231〜238があれば、測定コイル装置222、2
24の各々において充分である。しかしながら、コア2
08または測定コイル装置222、224あるいはこれ
ら両方の長手軸線がヨーク202の長手軸線に対して傾
いている場合には、まれに、リング204の縁で1つの
測定コイル装置222の最後の表面要素238を越えて
移動する漏洩磁場線が他方の測定コイル装置224の第
1表面要素231に直ちに流入しない(または、その
逆)ということが起きる。この現象が測定精度および線
形性に悪影響を与えるのを防ぐために、2つの測定コイ
ル装置を重なり合った状態に配置することが望ましく、
これは4つのさらに別の表面要素239〜248によっ
て達成される。
【0124】各場合において4つの付加的な表面要素の
別の利点は、リング204の相対移動が測定コイル装置
内で新しい表面要素に繰り返し切り換えることによって
より長い期間にわたって追跡され、測定され、対毎に変
わる隣り合ったリング204の間隔にもかかわらず、1
つの測定コイル装置222または224によって生成さ
れる微小測定値が常に正確に他方の測定コイル装置のそ
れに追従することが確保されるということである。
【0125】異なった測定コイル捲回部を異なった時点
で用いて差信号を生成する上述のすべての実施例におい
て、スイッチまたは切り換え装置を組み合わせて、それ
ぞれの測定コイル装置の出力側に接続された回路構造の
入力段階を形成し、測定コイル信号を評価し、測定値を
確認できるマルチプレクサとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】有利な回転式ピックアップの機械的構造の展開
図である。
【図2】第1図の回転式ピックアップの、II−II線
に沿った断面図である。
【図3】図1、2の回転式ピックアップの測定コイル装
置を示す図であり、2つのグループの表面要素が互いに
90°にわたって変位している状態を示す図である。
【図4】図1、2の回転式ピックアップの測定コイル装
置を示す図であり、4つのグループの表面要素が互いに
45°に変位し、制御可能なスイッチによって付勢、消
勢される状態を示す図である。
【図5】図4に示す測定コイル装置に対応する、単チャ
ンネル信号処理のための測定コイル装置を示す図であ
る。
【図6】図1、2の回転式ピックアップのための測定コ
イル装置を示し、6つの表面要素が互いに隣接し、それ
ぞれが60°にわたって延び、中間信号を生成するため
の対応した回路装置を備える状態を示す図である。
【図7】有利な線形式ピックアップまたはセンサの概略
平面図である。
【図8】図7の線形式ピックアップの、VIII−VI
II線に沿った断面図である。
【図9】図7の測定コイル装置からの4つの部分の概略
図であり、通過面の種々の位置に依存して異なった信号
を生成する状態を示す図である。
【図10】別の線形式ピックアップまたはセンサの簡略
斜視図である。
【図11】図10に線形式ピックアップのコアの概略拡
大底面図である。
【符号の説明】
1・・・回転式ピックアップまたはセンサ 2・・・磁束案内手段 4・・・コアシェル 5・・・キャリヤ・プレート部材 7・・・励磁コイル 8・・・半円筒形の壁 9・・・半円筒形の壁 10,11・・・端壁 12,13・・・端面 15・・・突起 16・・・内径孔 17・・・端面 18・・・中央開口部 20,21・・・ギャップ 22,23・・・磁束線 25,26・・・ギャップ 27,28・・・端面 30・・・測定コイル装置 32,33・・・内側円形導体 34・・・導体部分 36・・・接続導体 37,38・・・接続接点 40,41・・・表面要素 44・・・分離用分岐部分 45,46・・・接続導体 47,48・・・接続接点 50・・・測定コイル装置 51,52,53,54,55,56,57,58,5
9,60,61,62,63,64,65,66,6
7,68・・・導体部分 70,71,72,73・・・接続接点 74,75,76,77・・・オン/オフ・スイッチ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの相対的に移動可能な物体のうちの
    一方の物体の占める、他方の物体に対する位置を再現す
    る測定信号を誘導生成するピックアップであって、交流
    を通電したときに磁束を発生する少なくとも1つの励磁
    コイルと、測定信号を誘導する電圧を取り込むことので
    きる測定コイル装置と、励磁コイルの発生した磁束を環
    状に閉じた経路(測定経路)に沿って移送し、磁束の少
    なくとも一部が測定コイル装置を通り、測定コイル装置
    で取り込まれ得る電圧の少なくとも一部が2つの物体の
    うちの一方の物体の他方の物体に対する移動量に依存し
    て変化するようにする強磁性材料の磁束案内手段とを包
    含するピックアップにおいて、測定信号が2つの中間信
    号の指数として生成され、少なくとも一方の中間信号が
    2つの物体のうちの一方の物体の、他方の物体に対する
    瞬間的な位置に依存し、また、中間信号の各々が、測定
    コイル装置(30;50;80;125)が供給する電
    圧の差(ΔU1 、ΔU2 )を含むことを特徴とするピッ
    クアップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のピックアップにおいて、
    測定経路が少なくとも1つのギャップ(121;13
    4)を有し、このギャップの領域で、捲回部によって囲
    まれている表面要素(40、41、42、43;81〜
    86)をギャップ(21;134)を横切る磁束の部分
    が通過し得るように測定コイル装置(30;50;8
    0;125)が位置しており、前記通過磁束部分が2つ
    の物体のうちの一方の物体の、他方の物体に対する移動
    量に依存して変化することを特徴とするピックアップ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のピックアップにおいて、
    励磁コイル(7;120)の発生した磁束のための磁束
    案内手段(4、4;111、112)が、測定コイル装
    置(30;50;80;125)を通して磁束を移送
    し、少なくとも1つのギャップ(21;132)を有す
    る少なくとも1つの別の環状に閉じた経路(補正経路)
    を決定することを特徴とするピックアップ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のピックアップ
    において、測定コイル装置(30;50;80;12
    5)の表面要素(40、41、42、43;81〜8
    6)が、各々、単一の測定コイル捲回部によって囲まれ
    ておりかつほぼ共通の表面内に配置されており、ギャッ
    プ(21;134)を横切る磁束の方向におけるギャッ
    プ壁(12、12)の表面要素(40、41、42、4
    3;81〜86)の表面への突出が、2つの物体のうち
    の一方の物体の他方の物体に対する移動量に依存する変
    位方向において表面要素に対して変位できる通過面を形
    成しており、表面要素(40、41、42、43;81
    〜86)が相互に組み合わさって少なくとも2つのぐる
    うぷを形成し、これらのグループが変位方向において互
    いに変位した状態で配置され、各グループが変位方向に
    おいて互いに結合した少なくとも2つの表面要素を包含
    し、2つの中間信号の生成のために必要な一方の電圧差
    (U1 、U2 )が一方のグループから誘導され、他方の
    電圧差が他方のグループから誘導されることを特徴とす
    るピックアップ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のピックアップにおいて、
    表面要素(40、41、42、43;81〜86)およ
    び前記少なくとも1つの通過面が幾何学的に互いに類似
    しており、長辺が互いにかつ変位方向に対してほぼ平行
    に延び、短辺が変位方向に対して直角に延びる細長い四
    辺形となっていることを特徴とするピックアップ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のピックアップにおいて、
    表面要素(40、41、42、43;81〜86)が、
    変位方向に対して直角な方向において通過面よりも大き
    な寸法となっていることを特徴とするピックアップ。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のピックアップに
    おいて、或るグループを形成する表面要素(40、4
    1、42、43;81〜86)が、変位方向に対してほ
    ぼ直角に延びる少なくとも1つの共通縁部分を有するこ
    とを特徴とするピックアップ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のピックアップにおいて、
    相互に隣接した辺に沿って延び、変位方向に延びる2つ
    の隣り合った表面要素(40、41、42、43)が、
    それぞれ、両表面要素(40、41、42、43)の測
    定コイル捲回部に属する連続した導体(31、32、3
    3)であり、前記表面要素(40、41、42、43)
    の共通縁部分が、導体(34、35、44、45;51
    〜58)によって構成してあり、この導体が、変位方向
    に対して横方向に延びており、かつ、2つの連続した導
    体(32、33)のうちの少なくとも一方に電気的に接
    続、固定してあることを特徴とするピックアップ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のピックアップにおいて、
    横方向に延びる導体(34、44)が、第2の連続した
    導体(31)に電気的に接続、固定した固定配線分岐部
    の形となっていることを特徴とするピックアップ。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のピックアップにおい
    て、横方向の延びる導体(55、56、57、58)
    が、制御可能なオン/オフ・スイッチ(74、75、7
    6、77)によって第2の連続した導体(31)に接続
    した切り換え可能な分離分岐部として形成してあること
    を特徴とするピックアップ。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のピックアップにおい
    て、横方向に延びる導体(35、45;51、52、5
    3、54)が、電気的な接続なしに第2の連続した導体
    (31)を横切って延びる接続導体として形成してある
    ことを特徴とするピックアップ。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のうちのいずれか1
    つに記載のピックアップにおいて、異なったグループに
    属する表面要素(40、42および41、43)が、共
    通して、変位方向に延びる少なくとも1つの導体(3
    1、32、33)を有することを特徴とするピックアッ
    プ。
  13. 【請求項13】 請求項7記載のピックアップにおい
    て、共通縁部分が2つの導体(96、97)によって形
    成してあり、これらの導体が、表面要素(81〜86)
    を通過し得る磁束の方向に見て、小さい間隔を置いて前
    後に並んで一致していることを特徴とするピックアッ
    プ。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のピックアップにおい
    て、複数の表面要素(81〜86)が設けてあり、これ
    らの表面要素が、変位方向に連続して配置してあり、共
    通縁部分で互いに結合しており、種々の表面要素(81
    〜86)を囲む測定コイル捲回部が、互いに独立した導
    体によって形成してあり、種々の測定コイル捲回部の出
    力電圧(U81〜U86)が互いに組み合わさって交互に中
    間信号を発生することができることを特徴とするピック
    アップ。
  15. 【請求項15】 請求項2〜14のうちいずれか1つに
    記載のピックアップにおいて、回転式となっており、表
    面要素(40、41、42、43;81〜86)が、2
    つの物体のうちの一方の物体の他方の物体に対する移動
    の回転軸線に対してほぼ直角に延びる平面に配置してあ
    り、表面要素(40、41、42、43;81〜86)
    および通過面が回転軸線に対して同心に配置した円形リ
    ングの一部の形をしていることを特徴とするピックアッ
    プ。
  16. 【請求項16】 請求項8〜11、15のうちいずれか
    1つに記載のピックアップにおいて、表面要素(40、
    41、42、43)が、半径方向外側で、共通の円形の
    閉じた導体(31)によって構成され、半径方向内側
    で、2つの円形に閉じた導体(32、33)によって構
    成されており、これら2つの円形に閉じた導体(32、
    33)が、表面要素(40、41、42、43)を通過
    し得る磁束の方向において前後方向に一致した状態で小
    さい間隔をもって配置してあることを特徴とするピック
    アップ。
  17. 【請求項17】 請求項8〜11、15のうちいずれか
    1つに記載のピックアップにおいて、表面要素が、半径
    方向内側で、共通の円形に閉じた導体によって構成さ
    れ、半径方向外側で、2つの円形に閉じた導体によって
    構成されており、これら2つの円形に閉じた導体(3
    2、33)が、表面要素を通過し得る磁束の方向におい
    て前後方向に一致した状態で小さい間隔をもって配置し
    てあることを特徴とするピックアップ。
  18. 【請求項18】 請求項16または17に記載のピック
    アップにおいて、表面要素の各グループ(40、41お
    よび42、43)が、2つの表面要素を包含し、これら
    の表面要素が、円形リングの半分の形をしており、互い
    に補足し合って閉じた円形のリングを構成することを特
    徴とするピックアップ。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のピックアップにおい
    て、2つのグループの表面要素が設けてあり、これらの
    グループが180度にわたって互いに変位した状態で配
    置してあり、2つの中間信号がこれらの表面要素の接続
    導体のところで取り込まれることを特徴とするピックア
    ップ。
  20. 【請求項20】 請求項18記載のピックアップにおい
    て、3つのグループの表面要素が設けてあり、これらの
    グループが120度にわたって互いに変位した状態で配
    置してあり、2つの中間信号が、それぞれ、2つのグル
    ープの接続導体のところで取り込まれ、共通の縁部分が
    部分円形通過面の端からより大きな角度間隔で隔たって
    いることを特徴とするピックアップ。
  21. 【請求項21】 請求項16または17記載のピックア
    ップにおいて、円形リングの一部の形をした複数の表面
    要素が設けてあり、これらの表面要素が互いに補い合っ
    て完全な円形のリングを構成し、常に2つの半径方向に
    延びる導体(51、55;52、56;53、57;5
    4、59)が直径方向に対向して配置してあり、それぞ
    れ1つの導体が切り換え可能な分岐部を形成し、他方が
    接続導体を形成することを特徴とするピックアップ。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のピックアップにおい
    て、8つの表面要素部分が設けてあり、各表面要素部分
    が45度にわたって延びており、また、横方向に延びる
    導体部分(51〜58)が2つの一致した円形導体(3
    2、33)のそれぞれに交互に電気的に接続、固定して
    あることを特徴とするピックアップ。
  23. 【請求項23】 請求項14および15に記載のピック
    アップにおいて、円形リングの一部の形をした偶数の表
    面要素(81〜86)が設けてあり、これらの表面要素
    が互いに補い合って完全な円形のリングを形成し、2つ
    の互いに対向して配置した表面要素(81、84;8
    2、85;83、86)の各々の測定コイル捲回部の接
    続導体(88、91;89,92;90、93)が相互
    に固定配線してあってそれぞれの電圧の差(U81
    84;U82〜U85;U83〜U86)を生成するようになっ
    ており、また、制御可能なスイッチ装置(94、99、
    100、101)が設けてあり、このスイッチ装置によ
    って、電圧差を交互に用いて通過面の瞬間位置に依存し
    て中間信号を生成することを特徴とするピックアップ。
  24. 【請求項24】 請求項2〜14記載のピックアップに
    おいて、線形式であり、表面要素が、2つの物体のうち
    の一方の物体の他方の物体に対する移動方向に対してほ
    ぼ平行に延びる平面に配置してあり、少なくとも1つの
    通過面および表面要素が、移動方向に延びる細長い長方
    形であることを特徴とするピックアップ。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のピックアップにおい
    て、磁束案内手段(111、112)が、2つの物体の
    うちの一方の物体の他方の物体に対する移動範囲を通過
    する際に、移動方向において互いに隔たった複数の通過
    面が表面要素上に連続的に変位させられるような形態と
    なっていることを特徴とするピックアップ。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のピックアップにおい
    て、通過面が、等しい長さとなっており、変位方向に等
    しい間隔で隔たっており、これらの長さと間隔が等しい
    大きさであることを特徴とするピックアップ。
  27. 【請求項27】 請求項25記載のピックアップにおい
    て、請求項24〜26のうちいずれか1つに記載のピッ
    クアップにおいて、種々のグループの、変位方向に平行
    に延びる側の表面要素が、共通の連続した導体によって
    構成され、また、変位方向に対して平行な反対側で、2
    つの連続した導体によって構成してあり、これら2つの
    連続した導体が、表面要素を通過し得る磁束の方向にお
    いて前後に一致して小さな間隔で位置することを特徴と
    するピックアップ。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のピックアップにおい
    て、表面要素の各グループが、細長い長方形の形の2つ
    の表面要素を包含し、これらの表面要素が変位方向にお
    いて共通の縁領域のところで互いに結合しており、それ
    ぞれの長さが通過面の長さに等しいことを特徴とするピ
    ックアップ。
  29. 【請求項29】 請求項28記載のピックアップにおい
    て、1つのグループの表面要素が、表通縁領域と反対側
    に位置する端縁のところで、変位方向に対して横方向に
    延びる導体によって構成され、この導体が、変位方向に
    延びる連続した導体のうちの一方に電気的に接続、固定
    されており、また、制御可能なオン/オフ・スイッチに
    よって、変位方向に延びる別の連続導体に接続すること
    ができるようになっていることを特徴とするピックアッ
    プ。
  30. 【請求項30】 請求項29記載のピックアップにおい
    て、4つのグループの表面要素が設けてあり、これらの
    グループが、それぞれ、変位方向において、通過面の長
    さの指数分だけ互いに変位しており、これのグループの
    うち、端縁が変位方向において通過面の前縁または後縁
    からより大きい間隔で隔たっている2つのグループを用
    いて対応したオン/オフ・スイッチを閉じることによっ
    て中間信号を形成するのに必要な電圧差(ΔU1 、ΔU
    2 )を生成することを特徴とするピックアップ。
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