JPH06213407A - ボイラ - Google Patents

ボイラ

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JPH06213407A
JPH06213407A JP2373693A JP2373693A JPH06213407A JP H06213407 A JPH06213407 A JP H06213407A JP 2373693 A JP2373693 A JP 2373693A JP 2373693 A JP2373693 A JP 2373693A JP H06213407 A JPH06213407 A JP H06213407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reheater
flow passage
superheater
flow path
heat transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2373693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ozawa
政弘 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2373693A priority Critical patent/JPH06213407A/ja
Publication of JPH06213407A publication Critical patent/JPH06213407A/ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下側の再熱器の収熱を向上させる。 【構成】 ボイラの後部伝熱部5を過熱器流路9と再熱
器流路10に仕切る垂直な仕切壁8の下部を再熱器流路
10側へ曲げて、再熱器流路10下部に流路縮小部26
を形成することにより、再熱器流路10下部の流路縮小
部26における燃焼ガス4の流速が上昇されるので、流
路縮小部26に設けられた再熱器34の収熱を向上する
ことができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5・図6は、従来のボイラを示すもの
であり、図5中、1はボイラ本体、2はボイラ本体1の
火炉、3は火炉2に設けられたバーナ、4はバーナ3に
よる燃焼の結果発生された燃焼ガス、5は火炉2の出側
に接続された後部伝熱部、6は後部伝熱部5に接続され
た排ガスダクト、7は排ガスダクト6から排出される排
ガスである。
【0003】そして、8は後部伝熱部5を過熱器流路9
と再熱器流路10に仕切る垂直な仕切壁、11,12,
13は過熱器流路9に設けられた過熱器、14,15,
16は再熱器流路10に設けられた再熱器、17,18
は過熱器流路9と再熱器流路10の出側にそれぞれ設け
られたダンパ、19はダンパ17,18の出側に設けら
れた節炭器である。
【0004】又、図6中、20は複数の伝熱管をフィン
でつなぎ合せて成る伝熱管パネル、21は伝熱管パネル
20の端部に形成された、伝熱管のみから成るスクリー
ン管部、22は多数設けられたヘッダ、23は過熱器1
1,12の間や過熱器11〜13とヘッダ22との間、
或いは、再熱器14〜16間や再熱器14〜16とヘッ
ダ22との間を連結する連結管、24は仕切壁8に過熱
器11〜13や再熱器14〜16を支持させるための支
持金具である。
【0005】そして、火炉2でバーナ3により燃料を燃
焼させると、燃焼の結果発生された燃焼ガス4は、火炉
2を通って後部伝熱部5へと流れ、後部伝熱部5で仕切
壁8によって仕切られた過熱器流路9と再熱器流路10
に分岐され、過熱器流路9と再熱器流路10を通って両
者の出側で合流された後、排ガス7として排ガスダクト
6から排出される。
【0006】途中、燃焼ガス4は、火炉2を構成する伝
熱管や、過熱器流路9に設けられた過熱器11〜13
や、再熱器流路10に設けられた再熱器14〜16や、
過熱器11〜13及び再熱器14〜16の出側に設けら
れた節炭器19の内部を流れるボイラ水や蒸気を、加熱
或いは過熱するのに利用される。
【0007】そして、過熱器流路9に設けられた過熱器
11〜13の蒸気温度は、図示しないスプレー装置によ
るスプレー量によって制御され、再熱器流路10に設け
られた再熱器14〜16の蒸気温度は、ダンパ17,1
8を用いて燃焼ガス4の再熱器流路10への分配量を調
整することによって制御される。
【0008】又、過熱器11〜13及び再熱器14〜1
6は、これらを構成する多数の伝熱管が、支持金具24
を介して仕切壁8に支持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボイラには、以下のような問題があった。
【0010】即ち、再熱器14〜16の蒸気温度は、ダ
ンパ17,18を用いて燃焼ガス4の再熱器流路10へ
の分配量を調整することにより制御していたが、再熱器
流路10では、再熱器14,15,16により順に熱交
換されて燃焼ガス4の温度が低下して行くに従い、燃焼
ガス4の流速が低下するので、下側の再熱器16の収熱
が他の再熱器14,15に比べて極端に悪くなるという
問題があった。
【0011】又、仕切壁8には、過熱器11〜13や再
熱器14〜16を構成する多数の伝熱管を、支持させる
ための支持金具24を多数取付けなければならないので
構造が複雑になるという問題があった。
【0012】本発明は、上述の実情に鑑み、下側の再熱
器の収熱を向上し得るようにしたボイラを提供すること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、火炉
の出側に後部伝熱部を備え、該後部伝熱部を垂直な仕切
壁により過熱器流路と再熱器流路に仕切ったボイラにお
いて、前記仕切壁のガス下流側に再熱器流路側へ曲がる
屈曲壁部を設けて、再熱器流路のガス下流側に流路縮小
部を形成し、該流路縮小部にも再熱器を設けたことを特
徴とするボイラにかかるものである。
【0014】請求項2の発明は、仕切壁に形成した屈曲
壁部の上下に連続する垂直壁部から垂直上方或いは下方
へ、過熱器流路に設けられた過熱器や再熱器流路に設け
られた再熱器を支持する支持管を延設した請求項1記載
のボイラにかかるものである。
【0015】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0016】後部伝熱部を過熱器流路と再熱器流路に仕
切る垂直な仕切壁のガス下流側を再熱器流路側へ曲げ
て、再熱器流路のガス下流側に流路縮小部を形成するこ
とにより、再熱器流路のガス下流側の流路縮小部におけ
る燃焼ガスの流速が上昇されるので、流路縮小部に設け
られた再熱器の収熱を向上することができる。
【0017】又、仕切壁に形成した屈曲壁部の上下に連
続する垂直壁部から垂直上方或いは下方へ支持管を延設
することにより、過熱器流路に設けられた過熱器や再熱
器流路に設けられた再熱器を直接支持することが可能と
なり、仕切壁に支持させるための支持金物の必要数を減
少することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0019】図1〜図3は、本発明の第一の実施例であ
る。
【0020】図中、4はボイラ本体で発生した燃焼ガ
ス、5はボイラ本体の後部伝熱部、8は後部伝熱部5を
過熱器流路9と再熱器流路10に仕切る仕切壁、11,
12は過熱器流路9に設けられた過熱器、14,15は
再熱器流路10に設けられた再熱器、17,18は過熱
器流路9と再熱器流路10の出側に設けられたダンパで
ある。
【0021】又、20は伝熱管パネル、21は伝熱管パ
ネル20の端部に形成されたスクリーン管部、22は多
数設けられたヘッダ、23は過熱器11,12の間や過
熱器11〜13とヘッダ22との間、或いは、再熱器1
4〜16間や再熱器14〜16とヘッダ22との間を連
結する連結管、24は仕切壁8に過熱器11〜13や再
熱器14〜16を支持させるための支持金具である。
【0022】そして、前記仕切壁8のガス下流側(下
部)に、下流側へ進むに従い再熱器流路10へ近付く屈
曲壁部25を形成することにより、再熱器流路10の下
流部に、上流部に比べて流路断面積が小さくなる流路縮
小部26を形成すると同時に、過熱器流路9の下流部
に、上流部に比べて流路断面積が大きくなる流路拡大部
27を形成する。
【0023】更に、再熱器流路10下流部の流路縮小部
26に再熱器34を設けると共に、過熱器流路9下流部
の流路拡大部27に上下方向の管ピッチを他の過熱器1
1,12よりも狭くした過熱器または節炭器35を設け
る。
【0024】上記仕切壁8における屈曲壁部25の上下
に連続する垂直壁部28,29を構成する伝熱管30
を、図2に示すように、数本おきに垂直上方或いは下方
へ立上げ或いは立下げて支持管31,32とし、該支持
管31,32に、図3に示すように、過熱器35や再熱
器14,15を支持するための支持部材33を取付け
る。
【0025】尚、図2・図3中、36は伝熱管30の間
を接続するフィン、37は過熱器35や再熱器14,1
5を構成する多数の伝熱管である。
【0026】次に、作動について説明する。
【0027】火炉で発生した燃焼ガスが後部伝熱部5へ
流入し、後部伝熱部5の過熱器流路9及び再熱器流路1
0に入って、過熱器流路9に設けられた過熱器11,1
2,35及び再熱器流路10に設けられた再熱器14,
15,34を加熱する過程、及び、再熱器14,15,
34における蒸気温度制御を、ダンパ17,18を用い
て再熱器流路10への燃焼ガス4の分配量を調整するこ
とにより行う過程については図5・図6と同様なので説
明を省略する。
【0028】再熱器流路10では、再熱器14,15に
より熱交換されて燃焼ガス4の温度が低下して行くに従
い、燃焼ガス4の流速が低下するので、下側の再熱器3
4の収熱が他の再熱器14,15に比べて極端に悪くな
るおそれがあるが、本発明では、再熱器流路10のガス
下流側に流路縮小部26を形成し、流路断面積を上流部
に比べて小さくすることにより、燃焼ガス4の流速が高
められるため、流路縮小部26において必要な流速が確
保され、よって下部の再熱器34の収熱が改善され、向
上される。
【0029】又、再熱器流路10下流部に流路縮小部2
6を形成したことに伴い、過熱器流路9下流部に流路拡
大部27が形成され、過熱器11,12により熱交換さ
れて温度が低下するに従い流速が低下された燃焼ガス4
が、流路拡大部27で更に流速を低下されることとなる
が、過熱器流路9側では、燃焼ガス4の流量調整による
蒸気温度制御を行っていないため特に大きな問題とはな
らず、又、流路拡大部27で燃焼ガス4の流速が大幅に
減少されることにより、逆に、流速が過大となって悪影
響を及ぼすおそれがなくなり、且つ、流路拡大部27に
比較的広い取付空間が得られるので、上下方向の管ピッ
チを他の過熱器11,12よりも狭くした、即ち、伝熱
管を通常よりも密に配置した過熱器または節炭器35を
設けて、積極的に燃焼ガス4の流速上昇を図ることが可
能となり、これによって、流速上昇による収熱の改善、
及び、管ピッチを狭くすることによるスペース効率の向
上を得ることができる。
【0030】更に、支持管31,32に図3に示すよう
な支持部材33を取付け、支持部材33によって過熱器
または節炭器35や再熱器14,15を構成する多数の
伝熱管37を支持させるようにしたので、仕切壁8に取
付ける支持金具24の必要数が大幅に減少され、且つ、
過熱器または節炭器35や再熱器14,15の支持を容
易に行うことができる。
【0031】図4は、本発明の第二の実施例であり、火
炉2の真上に後部伝熱部5を備えたボイラに適用した以
外は上記実施例と同様の構成を備えており、同様の作用
効果を得ることができる。
【0032】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、下流側の再熱器の収熱を向上することができ、
請求項2の発明によれば、過熱器、節炭器や再熱器を仕
切壁に支持させるための支持金物の必要数を減少するこ
とができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の概略部分側面図であ
る。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2の支持管により過熱器、節炭器や再熱器を
構成する伝熱管を支持した状態を示す図である。
【図4】本発明の第二の実施例の概略部分側面図であ
る。
【図5】従来のボイラの概略全体側面図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【符号の説明】 1 ボイラ本体 2 火炉 5 後部伝熱部 8 仕切壁 9 過熱器流路 10 再熱器流路 11,12 過熱器 14,15,34 再熱器 25 屈曲壁部 26 流路縮小部 27 流路拡大部 28,29 垂直壁部 31,32 支持管 35 過熱器または節炭器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火炉の出側に後部伝熱部を備え、該後部
    伝熱部を垂直な仕切壁により過熱器流路と再熱器流路に
    仕切ったボイラにおいて、前記仕切壁のガス下流側に再
    熱器流路側へ曲がる屈曲壁部を設けて、再熱器流路のガ
    ス下流側に流路縮小部を形成し、該流路縮小部にも再熱
    器を設けたことを特徴とするボイラ。
  2. 【請求項2】 仕切壁に形成した屈曲壁部の上下に連続
    する垂直壁部から垂直上方或いは下方へ、過熱器流路に
    設けられた過熱器や再熱器流路に設けられた再熱器を支
    持する支持管を延設した請求項1記載のボイラ。
JP2373693A 1993-01-19 1993-01-19 ボイラ Pending JPH06213407A (ja)

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JP2373693A JPH06213407A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 ボイラ

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JP2373693A JPH06213407A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 ボイラ

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JPH06213407A true JPH06213407A (ja) 1994-08-02

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JP2373693A Pending JPH06213407A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 ボイラ

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