JPH06212965A - エンジンの排気ドレン中和装置 - Google Patents
エンジンの排気ドレン中和装置Info
- Publication number
- JPH06212965A JPH06212965A JP460693A JP460693A JPH06212965A JP H06212965 A JPH06212965 A JP H06212965A JP 460693 A JP460693 A JP 460693A JP 460693 A JP460693 A JP 460693A JP H06212965 A JPH06212965 A JP H06212965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support cylinder
- passage
- exhaust drain
- engine
- neutralizing agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エンジンの排気ドレンの中和装置の従来の課題
を解決する。 【構成】排気ドレンの入口３及び出口４を設けた箱体１
の下部に排気ドレンの通路５を構成し、箱体の上部から
前記通路側に底のない支持筒６を突出させて設けると共
に、この支持筒内に中和剤の複数の塊１１を積み重ねて
装填し、支持筒の下端と通路間には、中和剤よりも狭い
隙間７を形成している。 【効果】 排気ドレン中に含まれる微量のオイルやカーボンを
除去するためにフィルタを必要とせず、低コストであ
る。 長期間使用しても中和能力が落ちず、定期的に
中和剤を充填するだけで連続的に使用ができる。 中
和剤は必要量しか消費されないので経済的である。
フィルタが必要でなく、また中和剤の交換も不要である
ので、廃棄物が出ない。
を解決する。 【構成】排気ドレンの入口３及び出口４を設けた箱体１
の下部に排気ドレンの通路５を構成し、箱体の上部から
前記通路側に底のない支持筒６を突出させて設けると共
に、この支持筒内に中和剤の複数の塊１１を積み重ねて
装填し、支持筒の下端と通路間には、中和剤よりも狭い
隙間７を形成している。 【効果】 排気ドレン中に含まれる微量のオイルやカーボンを
除去するためにフィルタを必要とせず、低コストであ
る。 長期間使用しても中和能力が落ちず、定期的に
中和剤を充填するだけで連続的に使用ができる。 中
和剤は必要量しか消費されないので経済的である。
フィルタが必要でなく、また中和剤の交換も不要である
ので、廃棄物が出ない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの排気ドレン中
和装置に関するものである。
和装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】エンジンは燃焼により排気ガスと排気ド
レンを生成し、この排気ドレンは酸性である。この排気
ドレンを直接排水すると、排水管等が鉄性のものでは腐
食を促進するため、排水に先立って中和する必要があ
る。そこで従来は、図２に示すように、中和剤としての
石灰石ａを充填した箱体ｂ内にエンジンｃからの排気ド
レンを通して中和し、その後に排水している。
レンを生成し、この排気ドレンは酸性である。この排気
ドレンを直接排水すると、排水管等が鉄性のものでは腐
食を促進するため、排水に先立って中和する必要があ
る。そこで従来は、図２に示すように、中和剤としての
石灰石ａを充填した箱体ｂ内にエンジンｃからの排気ド
レンを通して中和し、その後に排水している。
【０００３】この際、排気ドレンには微量のオイルやカ
ーボンが含まれており、このままでは石灰石ａの表面に
付着して中和能力が著しく落ちてしまうので、石灰石ａ
よりも上流側にフィルタｄを設置している。
ーボンが含まれており、このままでは石灰石ａの表面に
付着して中和能力が著しく落ちてしまうので、石灰石ａ
よりも上流側にフィルタｄを設置している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の中和装
置では、次のような課題がある。 フィルタが必要であるため、コスト高である。 フィルタを設置してはいても長期間の使用では石灰
石の表面にオイルやカーボンの汚れが付着して中和能力
が著しく落ちてしまうので、この場合にはフィルタと石
灰石を交換しなければならず、取り出したフィルタと石
灰石は廃棄物として捨てざるを得ない。 本発明はこのような従来の中和装置の課題を解決するこ
とを目的とするものである。
置では、次のような課題がある。 フィルタが必要であるため、コスト高である。 フィルタを設置してはいても長期間の使用では石灰
石の表面にオイルやカーボンの汚れが付着して中和能力
が著しく落ちてしまうので、この場合にはフィルタと石
灰石を交換しなければならず、取り出したフィルタと石
灰石は廃棄物として捨てざるを得ない。 本発明はこのような従来の中和装置の課題を解決するこ
とを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、排気ドレンの入口及び出口を設け
た箱体の下部に排気ドレンの通路を構成し、箱体の上部
から前記通路側に底のない支持筒を突出させて設けると
共に、この支持筒内に中和剤の複数の塊を積み重ねて装
填し、支持筒の下端と通路間には、中和剤よりも狭い隙
間を形成したエンジンの排気ドレン中和装置を提案す
る。
ために、本発明では、排気ドレンの入口及び出口を設け
た箱体の下部に排気ドレンの通路を構成し、箱体の上部
から前記通路側に底のない支持筒を突出させて設けると
共に、この支持筒内に中和剤の複数の塊を積み重ねて装
填し、支持筒の下端と通路間には、中和剤よりも狭い隙
間を形成したエンジンの排気ドレン中和装置を提案す
る。
【０００６】そして本発明では、以上の構成において、
中和剤は、タブレット状の塊の消石灰とすること、また
通路は入口から出口側に傾斜させることを提案する。
中和剤は、タブレット状の塊の消石灰とすること、また
通路は入口から出口側に傾斜させることを提案する。
【０００７】
【作用】エンジンの排気ドレンは入口から箱体内に入
り、そして通路を流れて出口から箱体の外部に流出す
る。
り、そして通路を流れて出口から箱体の外部に流出す
る。
【０００８】一方、支持筒内に積み重ねて装填している
中和剤の塊のうち、最も下側のものは支持筒の下端から
突出し、通路上に接触して支持されている。
中和剤の塊のうち、最も下側のものは支持筒の下端から
突出し、通路上に接触して支持されている。
【０００９】従って上述したように通路を流れる排気ド
レンは中和剤の塊と接触して反応し、中和剤を溶解する
と共に自体は中和されて、含まれているオイルやカーボ
ンと共に下流側に流れ、出口から流出する。排気ドレン
に含まれているオイルやカーボンは排気ドレンと共に流
出してしまい、中和剤の塊の個所に残留しないので、中
和剤の塊による中和能力は劣化しない。従って中和剤の
塊の上流側にフィルタを設置する必要はない。
レンは中和剤の塊と接触して反応し、中和剤を溶解する
と共に自体は中和されて、含まれているオイルやカーボ
ンと共に下流側に流れ、出口から流出する。排気ドレン
に含まれているオイルやカーボンは排気ドレンと共に流
出してしまい、中和剤の塊の個所に残留しないので、中
和剤の塊による中和能力は劣化しない。従って中和剤の
塊の上流側にフィルタを設置する必要はない。
【００１０】このようにして最も下側の中和剤の塊が排
気ドレンに溶解されて次第に小さくなるにつれて、上側
に積み重ねられている中和剤の塊が次第に下降して行
き、そして最も下側のものが溶けてなくなると次の塊が
通路に当接する。従って、中和剤の塊による排気ドレン
の中和作用は積み重ねられている中和剤の塊がなくなる
まで行われ、支持筒の上部から中和剤の塊を補充するこ
とにより連続的な中和処理を行うことができる。
気ドレンに溶解されて次第に小さくなるにつれて、上側
に積み重ねられている中和剤の塊が次第に下降して行
き、そして最も下側のものが溶けてなくなると次の塊が
通路に当接する。従って、中和剤の塊による排気ドレン
の中和作用は積み重ねられている中和剤の塊がなくなる
まで行われ、支持筒の上部から中和剤の塊を補充するこ
とにより連続的な中和処理を行うことができる。
【００１１】
【実施例】次に本発明の実施例を図１について説明す
る。符号１は箱体で、上部の一側にエンジン２からの排
気ドレンの入口３、下部の他側に出口４を設けている。
そして箱体１の下部には上記一側から他側方向に傾斜し
ている通路５を設けている。
る。符号１は箱体で、上部の一側にエンジン２からの排
気ドレンの入口３、下部の他側に出口４を設けている。
そして箱体１の下部には上記一側から他側方向に傾斜し
ている通路５を設けている。
【００１２】箱体１の上部から通路５側に底のない支持
筒６を突出させて設けており、この支持筒６の下端は、
通路５の傾斜に合わせて斜めに形成している。このた
め、支持筒６の下端と通路５間には等しい隙間７が形成
されている。また支持筒６の上端にはキャップ８が装着
されている。
筒６を突出させて設けており、この支持筒６の下端は、
通路５の傾斜に合わせて斜めに形成している。このた
め、支持筒６の下端と通路５間には等しい隙間７が形成
されている。また支持筒６の上端にはキャップ８が装着
されている。
【００１３】一方、箱体１には、支持筒６の下端と通路
５の隙間７の上流側に至るまで上部から仕切板９を設置
していて、入口３から箱体１内に流入した排気ドレンを
全て、上記隙間７の上流側に対応する通路５に流す構成
としている。また箱体１の横側には排気ドレンと共に箱
体１内に流入した排気の逃がし穴１０を設けている。
５の隙間７の上流側に至るまで上部から仕切板９を設置
していて、入口３から箱体１内に流入した排気ドレンを
全て、上記隙間７の上流側に対応する通路５に流す構成
としている。また箱体１の横側には排気ドレンと共に箱
体１内に流入した排気の逃がし穴１０を設けている。
【００１４】以上の構成においてキャップ８を外して支
持筒６内に中和剤の塊１１を積み重ねて装填すると、最
も下側の塊１１は隙間７から抜け出ずに通路５に接触し
て支持され、上述した中和動作を行う。
持筒６内に中和剤の塊１１を積み重ねて装填すると、最
も下側の塊１１は隙間７から抜け出ずに通路５に接触し
て支持され、上述した中和動作を行う。
【００１５】中和剤の塊１１の形状は、図に示すように
形状の揃ったタブレット状とする他、不定形の塊とする
こともできる。また中和剤は消石灰とセメントを混合し
て溶解性の遅いものとしているが、必ずしもこれに限定
されるものではない。
形状の揃ったタブレット状とする他、不定形の塊とする
こともできる。また中和剤は消石灰とセメントを混合し
て溶解性の遅いものとしているが、必ずしもこれに限定
されるものではない。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、次のよ
うな効果がある。 排気ドレン中に含まれる微量のオイルやカーボンを
除去するためにフィルタを必要とせず、低コストであ
る。 長期間使用しても中和能力が落ちず、定期的に中和
剤を充填するだけで連続的に使用ができる。 中和剤は必要量しか消費されないので経済的であ
る。 フィルタが必要でなく、また中和剤の交換も不要で
あるので、廃棄物が出ない。
うな効果がある。 排気ドレン中に含まれる微量のオイルやカーボンを
除去するためにフィルタを必要とせず、低コストであ
る。 長期間使用しても中和能力が落ちず、定期的に中和
剤を充填するだけで連続的に使用ができる。 中和剤は必要量しか消費されないので経済的であ
る。 フィルタが必要でなく、また中和剤の交換も不要で
あるので、廃棄物が出ない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る中和装置の実施例を示す縦断説明
図である。
図である。
【図２】従来の中和装置の構成を示す説明図である。
１ 箱体 ２ エンジン ３ 入口 ４ 出口 ５ 通路 ６ 支持筒 ７ 隙間 ８ キャップ ９ 仕切板 １０ 逃がし穴 １１ 塊
Claims (3)
- 【請求項１】 排気ドレンの入口及び出口を設けた箱体
の下部に排気ドレンの通路を構成し、箱体の上部から前
記通路側に底のない支持筒を突出させて設けると共に、
この支持筒内に中和剤の複数の塊を積み重ねて装填し、
支持筒の下端と通路間には、中和剤よりも狭い隙間を形
成したことを特徴とするエンジンの排気ドレン中和装置 - 【請求項２】 請求項１の中和剤は、タブレット状の塊
の消石灰としたことを特徴とするエンジンの排気ドレン
中和装置 - 【請求項３】 請求項１の通路は入口から出口側に傾斜
させていることを特徴とするエンジンの排気ドレン中和
装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP460693A JPH06212965A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | エンジンの排気ドレン中和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP460693A JPH06212965A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | エンジンの排気ドレン中和装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06212965A true JPH06212965A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11588709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP460693A Pending JPH06212965A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | エンジンの排気ドレン中和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06212965A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102617A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Noritz Corp | ドレイン処理装置およびこれを備えた給湯装置 |
| EP1748161A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-01-31 | Sanyo Electric Co., Ltd | Engine exhaust treatment apparatus and engine driving type heat pump apparatus using the same |
| JP2008290048A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Gastar Corp | ドレン中和器 |
| JP2012166161A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Panasonic Corp | 中和タンク及び燃料電池システム |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP460693A patent/JPH06212965A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102617A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Noritz Corp | ドレイン処理装置およびこれを備えた給湯装置 |
| EP1748161A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-01-31 | Sanyo Electric Co., Ltd | Engine exhaust treatment apparatus and engine driving type heat pump apparatus using the same |
| CN100419247C (zh) * | 2005-07-29 | 2008-09-17 | 三洋电机株式会社 | 发动机排气处理装置及发动机驱动式热泵装置 |
| JP2008290048A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Gastar Corp | ドレン中和器 |
| JP2012166161A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Panasonic Corp | 中和タンク及び燃料電池システム |
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