JPH06211994A - 活性炭素繊維を用いた成形素材、その成形物及びその製造方法 - Google Patents

活性炭素繊維を用いた成形素材、その成形物及びその製造方法

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JPH06211994A
JPH06211994A JP2082893A JP2082893A JPH06211994A JP H06211994 A JPH06211994 A JP H06211994A JP 2082893 A JP2082893 A JP 2082893A JP 2082893 A JP2082893 A JP 2082893A JP H06211994 A JPH06211994 A JP H06211994A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比表面積や吸着能力などの活性炭素繊維(A
CF)本来の活性を殆ど損なうことなく、液体や気体に
対し適度な透過性を発揮して圧力損失がなく、自由に成
形加工でき、成形素材やその成形物の取扱い時に黒粉の
発生が極めて少なく、成形物に成形したときの強度が優
れている、成形素材、その成形品、及びその製造方法を
提供する。 【構成】 活性炭素繊維と、フィブリル化性ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)とを混合状態で剪断応力
を与えることにより、PTFEのフィブリルが生じ、相
互の活性炭素繊維がポリテトラフルオロエチレンのフィ
ブリルで結合されて全体が網目構造の多孔質体を形成し
ている吸着材用成形素材を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性炭素繊維(以下、
ACFと略す)を用いた成形素材に関し、詳しくは、吸
着材に成形された場合にガスの圧力損失が少なく、取扱
い時に黒粉発生が少なく、該成形素材を用いて成形され
た成形体表面は平滑性に優れ、該成形素材は任意の形状
に成形することができる特徴を有するACFを用いた成
形素材に関する。さらに本発明は、吸着材用成形素材、
電気二重層コンデンサの電極材料用成形素材に好適な特
徴を有するACFを用いた成形素材に関する。
【0002】
【従来の技術】活性炭は粉末又は粒状が主体となってお
り、近年、繊維状であるACFが開発されている。この
ACFは、外表面積が大きいことから吸着速度が速く、
単位重量当りの吸着容量において粒状炭より優れている
ことで知られている。このACFは、繊維状であるため
粉末又は粒状のものに比べて比較的、加工性に優れてお
り、ACF単独であるいは他の繊維と共にフエルト、織
物として、あるいは木材パルプ、合成パルプ等と混抄し
紙状等のシート状にして利用することが知られている。
例えば、ACFのフエルトはACFの繊維相互を絡ませ
て作製されており、またACFの紙は、紙の取扱い性を
改善するために、ポリエステルの繊維等の合成パルプと
ACFを一緒に漉いて抄造して製造されていた。
【0003】一方、粉末または粒状活性炭は成形体とす
ることが困難であり、成形体はハニカム状、ウレタンに
添着したもの等がある。また近年、活性炭粉末にフィブ
リル化性のフッ素樹脂を配合した活性炭シートが、特開
平3−122008号公報、特開平3−228813号
公報、特開平3−228814号公報により知られてい
る。これらの方法によれば、ポリテトラフルオロエチレ
ン(以下、PTFEという)をフィブリル化して網目構
造を形成させ、その網目構造に活性炭の粒子を採り込ま
せることにより、活性炭表面をコーティングすることな
く活性を保持させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のACF
のシート状物は、ACF自体が嵩高いことから充填密度
が低く、ACFのシート状物の充填密度は0.1g/c
3 前後であった。このように、ACFを成形すると充
填密度が低く嵩高くなるという欠点があった。さらに、
繊維強度が低く、脆いために、シート状物とした場合に
おいても繊維が折れて微粉末化し黒粉として脱落しやす
いという欠点があった。
【0005】ACFを抄紙した紙においては、吸着能力
を高めるためACFの含有率が高いことが望まれるが、
ACFの含有率を上げると黒粉の発生量が増大し、紙の
強度も低下するためACFの含有率は70〜80重量%
が限界であった。ACFを使用した他の吸着素材とし
て、ACFと有機合成繊維のミクロフィブリル化繊維と
を混抄したシート状フィルター(特開平3−20210
8号公報参照)が知られているが、このシート状フィル
ターは、ACFとミクロフィブリル化繊維とを予め混合
し、次いで抄紙するもので基本的には混抄紙であり、汎
用加工性に欠けるものであった。
【0006】一方、前記従来の粉末活性炭をフィブリル
化性のフッ素樹脂を配合してシート状にしたものは、粉
末活性炭をシートに加工する際に粉末活性炭の充填密度
が急激に上がり、製造される活性炭シートの充填密度は
高くなり、そのために成形された吸着材シートに圧力損
失が大きくなるという不都合が発生するので、そのよう
な不都合を除去するために活性炭シートにおける充填密
度を下げるようコントロールするための特別な手段が必
要であった。
【0007】例えば、特開平3−228813号公報に
記載の粉末活性炭を用いた活性炭シートは、粉末活性炭
をフィブリル化性のフッ素樹脂及び易水溶性の無機塩粉
体をアルコール系混練助剤とともに混練し、成形し、次
いで無機塩を溶出することにより、充填密度を低下させ
るものである。該公報によれば、このような易水溶性の
無機塩粉体を添加して製造した成形体の嵩密度(充填密
度と同義)は0.35g/ccであること、このような
処理をしないと嵩密度が高くなり、圧力損失が大きくな
ることが示されている。
【0008】さらに、特開平3−228814号公報に
記載の粉末活性炭を用いた活性炭シートは、抄紙法によ
り製造されたシートをさらに温度250℃以上、圧力1
0kg/cm2 以上の熱圧処理することが、活性炭シー
トの充填密度を低下させるために必須であった。該公報
によれば、このようにして製造された活性炭シートの嵩
密度(充填密度と同義)は概ね0.5g/cm3 未満で
あり、このような熱圧処理を行なわないで製造したシー
トの嵩密度は0.65g/cm3 であり、圧力損失も大
きいことが示されている。
【0009】上記これらの充填密度を低下させる工程で
は活性炭に塩や樹脂による汚染が生じやすく、得られる
成形物の多孔性にも限界があった。そこで本発明は以上
述べた従来技術の問題を解決し、本発明の成形素材を成
形体にしても、吸着材として使用したときに圧力損失が
小さく、しかもACF本来の活性を殆ど失うことなく、
成形素材やその成形物の取扱い時に黒粉の発生が極めて
少なく、粉末状活性炭を用いて製造した活性炭シートの
製造のように充填密度を低下させるために特別な手段を
用いる必要がなく、任意の形状に自由に加工でき汎用加
工性に優れた、ACFを用いた成形素材を提供するこ
と、その成形素材を用いた成形物を提供すること及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るために、本発明は、次の(1)〜(3)の発明とし、
各々の発明は次の構成要件を備えている。 (1)相互のACFがPTFEのフィブリルで結合され
ている成形素材。 (2)前記(1)に記載の成形素材を用いて成形された
成形物。
【0011】(3)ACFとフィブリル化性PTFEに
対し、混合状態で剪断応力を与えることを特徴とする成
形素材の製造方法。 本発明の成形素材によれば、比表面積や吸着能力など、
ACF本来の活性を少しも損なうことなく、しかも自由
に成形加工でき、液体や気体に対し適度な透過性を発揮
するとともに、強度的にも優れた成形物をACFを用い
て実現することができる。
【0012】本発明の成形素材を用いて成形されたAC
F吸着材等の成形物は、多孔を形成するための特殊な工
程を必要とせず、そのままで多孔性であり、この成形物
を吸着材とした場合には圧力損失の低いものとすること
ができる。本発明において「ACF」とは、通常の意味
で用いられるACFを意味し、有機繊維を不融化、炭素
化、賦活処理によって、多孔質の炭素繊維としたもので
ある。
【0013】このようなACFは、原料の種類によっ
て、ポリアクリロニトリル系(以下、PAN系と略
す)、フェノール系、ピッチ系、レーヨン系等のACF
に分類されるが、ACFであればいずれの種類に対して
も本発明は好適に適用できる。ACFのなかでは、最も
高い強度を持ち汎用性に富むPAN系ACFが本発明に
は特に好ましい。
【0014】このようなPAN系ACFの製造法は、例
えば、特開昭51−137694号公報による方法を使
用することができる。本発明において「フィブリル化性
PTFE」とは、剪断応力を与えることにより直径1μ
m以下の極めて微細なフィブリルを生ずることのできる
特種のPTFEである。例えば、乳化重合によって得ら
れる公知の高分子量のPTFEのホモポリマーがフィブ
リル化性PTFEに相当し、三井・デュポンフロロケミ
カル社から防塵添加剤として市販されているテフロンK
10−J(商品名、三井・デュポンフロロケミカル社
製)およびテフロンK20−J(商品名、三井・デュポ
ンフロロケミカル社製)が、本発明の目的のために好適
に使用される。ここにテフロンK10−J(商品名、三
井・デュポンフロロケミカル社製)とは平均粒径500
μmの粉末であり、テフロンK20−J(商品名、三井
・デュポンフロロケミカル社製)とは平均粒径0.2μ
mの水性懸濁液である。このように、ACFと均一に混
合することができる分散性のよい微粒子からなるフィブ
リル化性PTFEを用いることが重要である。
【0015】本発明において「結合」とは、ACFがフ
ィブリルによって、絡まれた状態で一体性を有している
状態をいう。図1に本発明の成形素材の走査型電子顕微
鏡写真を示す。図1の走査型電子顕微鏡写真中の矢印1
で示した繊維がACFであり、矢印2で示した相互のA
CFを絡めて結合している微細なフィブリルがPTFE
からなるフィブリルである。図1の走査型電子顕微鏡写
真から分かるように、ACFが蜘蛛の糸のようなPTF
Eのフィブリルによって、相互に結合されている状態が
明瞭に認識できる。また、ACFの表面の殆どの部分は
露出しており、PTFEがACF表面のごく一部に付着
しているのみであるので、ACFの吸着活性等の活性は
殆ど失われないことが理解される。
【0016】すなわち、相互のACFがPTFEのフィ
ブリルで結合されている本発明の成形素材の場合、上記
の従来の粉末状活性炭成形物と比較して次の長所が得ら
れる。 ACF自体が細い繊維状であるためフィブリル化した
PTFEとともに網目構造を形成しやすく、より多孔質
の、流体の透過性のよい成形素材となる。
【0017】ACFの繊維形状や繊維長さの調整によ
り透過性に関係する嵩高さや充填密度などの調整が容易
である。 本発明の成形素材は、ACF自体が繊維であるため
に、この成形素材を用いて成形した成形物に補強効果を
与え、強度の高い吸着材を製造することができる。
【0018】本発明の成形素材を用いて成形した吸着
材は、ACFの脱落が生じにくく、黒粉の発生もなく、
使用感も快適である。 本発明において「成形素材」とは、一次的な意味では、
剪断応力を付与された状態の不定形成形素材を意味す
る。また、二次的な意味では、この成形素材を成形して
定形性を付与した、例えば、シート、ハニカム等の定形
成形素材を意味し、その後、必要に応じて、切断、打ち
抜き等の成形加工が可能なものを意味し、具体的にはシ
ート状吸着材等を意味する。
【0019】本発明の成形素材は、通常の熱可塑性樹脂
と全く同様の方法によって任意形態の吸着材として容易
に成形できる。成形操作は20〜320℃にて行なうこ
とが好ましい。20℃未満では可塑性がなく成形が困難
であり、320℃を越えるとPTFEの網目構造が保持
できないからである。賦形性や取扱性の面からは80〜
200℃が特に好ましい。
【0020】本発明の成形素材は、加熱下にローラー等
で圧延しシート状に加工できる。ローラーでの圧延は剪
断応力をかける作用があるため、フィブリルの形成とA
CF相互の絡み合いを促進し比較的高強度の成形物が容
易に得られるうえ、ごく薄いシートとすれば吸着材の体
積あたりの外表面積が大きくなり吸着材として有利であ
る。
【0021】また、本発明のシート状形態の成形素材は
型で打ち抜いたり、切ったりすることもできるため汎用
性に富む。一方、本発明の成形素材は、シート以外の形
態に加工することも容易であり、本発明の成形素材を型
に充填し、加熱加圧して成形物を得ることもできる。型
への成形物の充填には、押出機を用いてもよいが、任意
の形状に打ち抜いたシートを積層してもよく、ペレット
状に加工した成形物を充填してもよい。成形品の形状と
しては、錠剤形、ハニカム形や筒形などいかなる形態の
ものでもよい。押出機を用いてひも状やパイプ状、テー
プ状に成形することも可能である。繊維状に成形した成
形物を絡ませて毛玉状にして使用してもよい。
【0022】本発明の成形素材を用いて成形されたAC
F成形品の充填密度(成形物内の空隙を含めた密度)
は、従来のACFを用いた製品の充填密度である0.1
g/cm3 前後を0.3g/cm3 以上へと高めること
ができ、しかもACFの表面が殆ど覆われていないため
に吸着活性がよく保たれており、しかも多孔を形成して
いるのでその適度な気体や液体の透過性とあいまって、
小さな体積で高い吸着能力を発揮する。さらに、成形品
とした場合に表面の平滑性が良く、薄膜や微小形状への
加工性に優れ、柔軟でハウジングへの密着性がよい。ま
た、ACFとPTFEよりなる成形素材を成形して製造
された吸着材は、耐熱性、耐薬品性に優れている。
【0023】したがって、小型高性能が要求される電子
機器の素材として有利である。特に、成形体とした場合
の表面が平滑であり、しかも高度に多孔質であるため
に、電気二重層コンデンサーの電極材用成形素材として
好適である。また、電気機器の内部に吸着材を設置し、
内部に浸入する外気の腐食性成分を吸着して除去し、電
気回路を保護する電気機器内設用吸着材としても、電気
回路に付着してショートを引き起こす黒粉の発生がない
ため、安心して用いることができる。
【0024】本発明の成形素材の製造は、ACFとフィ
ブリル化性PTFEとを混合し、剪断応力を与えること
によって得られる。本発明の成形素材におけるACFの
平均の繊維長は、繊維直径の5倍以上であることが好ま
しい。これは、繊維直径の5倍未満になると、成形物に
対するACFの補強効果が失われ、また成形物における
充填密度の増大を招き、吸着材として用いた場合の圧力
損失の低下効果が損なわれるからである。
【0025】また、本発明の成形素材を電子材料として
用いる場合には、導電性を向上させるために、ACFと
導電性粉末や導電性繊維の混合物を用いて成形素材を作
製してもよい。その導電性粉末としては金属粉末や金属
繊維でもよいが黒鉛やカーボンブラック、炭素繊維や黒
鉛繊維などの炭素系導電材料もその耐薬品性から好まし
い。ACFに対する導電性粉末や導電性繊維の割合は、
要求される電気特性に照らして任意に決められるが、導
電性粉末、導電性繊維においては、その平均の粒子径ま
たは繊維径は50μm以下であることが好ましい。これ
以上では、フィブリルの長さに対し、粒子径や繊維系が
大きすぎ、充分な結合ができにくいためである。
【0026】本発明において、ACFに加えられるフィ
ブリル化性PTFEの量は、0.5〜50重量%が好適
である。その理由は、フィブリル化性PTFEの量が
0.5重量%未満では、ACF相互の結着が弱く、充分
な賦形性が得られないからであり、50重量%を越える
と充填密度が及び圧力損失が高くなり、一方吸着能力は
低下するからである。
【0027】ACFとフィブリル化性PTFEの混合
は、フィブリル化性PTFEの粒子が集合し、塊を作ら
ないように50℃以下、好ましくは20℃以下において
行なうとよい。混合には、湿式混合または乾式混合があ
るがいずれの方法を用いてもよい。湿式混合の場合に
は、水中に所定量のACFとフィブリル化性PTFEを
加え均一に混合するまでよく攪拌する。このとき、水中
に不純物が混入すると、ACF表面に不純物が吸着され
吸着活性が低下するので清浄な水を用いることが望まし
い。分散媒として、フィブリル化性PTFEが不溶な水
以外の無機溶媒や有機溶媒を用いることも可能である
が、ACFの汚染や変性を招きやすく、人体に対して有
害なものも多く、避けることが好ましい。湿式混合で
は、混合の終了後に乾燥を行なう。乾燥は、水を用いた
場合は80〜120℃にて行なうのがよく、剪断応力を
かける際の余熱を兼ねることができる。
【0028】乾式混合の場合は、ACFとフィブリル化
性PTFEを直接所定量混ぜ合わせ、均一になるまで攪
拌するだけでよい。均一に混合されたACFとフィブリ
ル化性PTFEとは、次いで剪断応力が与えられる。こ
こで、剪断応力とは剪断作用をACFとフィブリル化性
PTFEに加えるのに必要な力のことであり、剪断作用
とは、ACFとフィブリル化性PTFEの群内の速度分
布によって、ACFとフィブリル化性PTFEが密着し
た状態で擦り合わされる作用をいう。ACFとフィブリ
ル化性PTFEの混合物に剪断応力を与えると、フィブ
リル化性PTFEがフィブリル化され、ACFがPTF
Eのフィブリルによって結合する。
【0029】剪断応力を与える際、加熱することは、フ
ィブリルの生成を容易にし、ACFの細粉化の防止に対
して有効である。好ましくは、320℃以下、より好ま
しくは80〜200℃が好適であり、これによりフィブ
リル化が速やかに進行する。320℃以上では軟化した
フィブリル繊維の切断が生じやすくなり、結合の状態が
できにくい。
【0030】上記混合物に剪断応力を加えるために用い
られる装置は、乾式または湿式で「粉砕」、「混合」、
「攪拌」、「練り合わせ」、「圧縮」等の各作業を同時
に行なうことのできる装置であればよい。例えば、最も
簡便には乳鉢も用いられる。工業的には自動乳鉢、スク
リューニーダー、ボールミル、ロールミル、回転羽根付
き攪拌機などが好適に使用される。また、ローラーによ
る延伸や、押出機の使用は、剪断応力の付与とともに成
形をも促進するため効果的である。
【0031】さらに、ノズルからの噴出を利用し、上記
混合物を激しい流体の乱流中を通過させフィブリル化を
促進してもよい。ACFとフィブリル化性PTFEの上
記混合物に適度な剪断応力が加えられ、PTFEのフィ
ブリルが生成し始めると、まず凝集しやすくなり湿った
ようにみえ、次いでマシュマロ状あるいは粘土状になり
可塑性を有する成形素材となる。剪断応力は、可塑性が
生じるまで加えれば充分である。
【0032】処理時間は、攪拌や混合の条件にもよる
が、通常数十分以下で充分である。また、PTFEの繊
維網目構造は個々のACFによって異なり、絡み合いに
適したACFの繊維径や長さや形状において発達しやす
く、これがために、ACFを混合の前に適宜切断してお
くこともできる。PTFEのフィブリル化と同時にAC
Fの最適繊維長やその分布までの破砕を行なってもよ
い。
【0033】
【実施例】本発明の実施例において示した、各種特性の
測定方法は次の通りである。 (引張り強力)シード状吸着材を幅2cm、長さ6cm
の短冊型に切り、ゲージ間距離5cm、引張り速度3c
m/分の引張り試験機(東洋測器(株)製、TENSI
LON−UTM III)を用いて測定した。
【0034】(比表面積)窒素吸着によるBET法によ
り測定した。 (メチレンブルー吸着量)シート状吸着材を直径16m
mの円盤型に打ち抜き、フィルターケースに充填し、定
量ポンプにより0.03ml/secにて300重量p
pmのメチレンブルー溶液を200ml通過させた。
【0035】通過前後のメチレンブルーの濃度は、検水
を蒸留水にて50倍に希釈して665nmでの吸光度を
求め、これを検量線により濃度に変換する方法により測
定した。吸着前後の濃度差から、メチレンブルーの吸着
量を決定した。 (ベンゼン飽和吸着量)JIS K−1474の活性炭
試験法に準じ、ベンゼン濃度は1/10飽和度、試料重
量は各3g、測定温度は25℃とした。
【0036】(飽和水分吸着量)25℃において相対湿
度80%のデシケーター中にシート状吸着材を放置し、
その水分の飽和吸着量を調べた。 (圧力損失)シート状吸着材を直径10mmの円形に打
ち抜き、フィルターケースに充填し、乾燥空気を流して
流量が0.2リットル/分での圧力損失を測定した。
【0037】(黒粉発生量)シート状吸着材を1cm角
に切り出し、1gになるように枚数を揃え、300ml
のカチオン系界面活性剤(ドデシルスルホン酸ナトリウ
ム)0.1重量%を含む水中で30分間攪拌した。攪拌
後の水からシート状吸着材を除いた後、水を濾紙で濾過
してシート状吸着材から脱落した黒粉を捕集し、その質
量を測定した。結果は、シート状吸着材1g当りの黒粉
発生量mg、すなわちmg/gを単位として表示した。
【0038】〔実施例1〕PAN系ACFとしてファイ
ンガードFC300(商品名、東邦レーヨン(株)製、
平均繊維直径8μm、比表面積830m2 /g)をヘン
シルミキサーにて平均繊維長150μmのミルドファイ
バーとし、その9.80重量部を容器にとり水を加えて
ペースト状とした。これにPTFE水性懸濁液としてテ
フロンK20−J(商品名、三井・デュポンフロロケミ
カル社製、平均粒子系0.2μm)をPTFE換算で
0.20重量部加えてよく攪拌した。
【0039】次いで、この混合物を、120℃で完全に
乾燥させた。乾燥後の混合物を、120℃に保温したロ
ールミルにかけ、剪断応力を与えたところ、数分後より
部分的に凝集をはじめ、やがて粘土状となった成形素材
を得た。さらに、この成形素材を120℃に保温した延
伸ローラーにより圧延して厚さ約0.2mmのシート状
吸着材とした。このものは、充填密度0.4g/cm3
で、ACFを98重量%、PTFEを2重量%含むシー
ト状吸着材である。
【0040】得られた、本実施例1のシート状吸着材を
走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本実施例1の平
均の繊維直径は8μm、繊維長さは50〜100μmで
あった。比較例として、本実施例1に準じた条件で、P
TFEを2重量%含有する粉末状活性炭である特選白鷺
(商品名、武田薬品(株)製、比表面積1000m2
g、平均粒子径30μm)を原料として用いて、厚さ約
0.25mmの充填密度0.7g/cm3 のシート状吸
着材を製造した。
【0041】このようにして得られた、本実施例1及び
比較例の各シート状吸着材の諸性能を次の表1に示す。
【0042】
【表1】 表1によれば、本実施例1の成形素材を用いて成形され
たシート状吸着材は、原料であるACFに極めて近い吸
着能力を発揮することがわかる。また、本実施例1のシ
ート状吸着材は比較例のものに比べて、引張り強力が約
1.7倍高く、圧力損失が約4分の1程度と低く、黒粉
発生量も低く、優れた特性を有することがわかる。
【0043】図2に、本実施例1によって得られたシー
ト状吸着材の表面の走査型電子顕微鏡写真を示し、図3
に同じくその断面の走査型電子顕微鏡写真を示す。図4
に比較例の粉末状活性炭とPTFEを用いて成形したシ
ート状吸着材の表面の走査型電子顕微鏡写真を示し、図
5に同じくその断面の走査型電子顕微鏡写真を示す。
【0044】〔実施例2〕本実施例2はACFに対する
PTFEの混合量を変化させて得た成形素材を用いて成
形したシート状吸着材についてのものである。前記実施
例1に準じて各種のシート状吸着材を成形し、その諸特
性を測定した。その結果を次の表2及び表3に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】 前記表2及び表3によれば、本発明の成形素材であるシ
ート状吸着材はPTFE含有率0.5〜50重量%にお
いて、成形が可能で実用に充分な強度を持ち、かつ比表
面積、ベンゼン吸着量、及び水分吸着量が高く保たれて
いることがわかる。シート状吸着材としての吸着能力
は、PTFE含有率の増大に伴い低下するが、これは相
対的にACF含有率が低下したためであって、ACF含
有率100重量%あたりに換算し統一して比較すると、
ACFとしての能力の低下はいずれも軽微なものであ
る。このように、本発明の成形素材であるシート状吸着
材ではPTFEの添加量の増加によってもACFの活性
がよく保たれている。このことは、前記図1の本発明の
成形素材の走査型電子顕微鏡写真の説明でもしたよう
に、PTFEの添加によっても、ACFの表面が覆われ
ることなく、吸着性能には殆ど変化がないことを示して
いる。
【0047】また、本発明の成形素材であるシート状吸
着材は黒粉の発生もなく取扱性にも優れていた。 〔実施例3〕本実施例3は、前記実施例1及び実施例2
に使用したACFに比べて繊維長の長いものを使用した
成形素材にかかるものである。
【0048】即ち、平均繊維長5mmのPAN系ACF
であるファインガードFC300(商品名、東邦レーヨ
ン(株)製、平均繊維直径8μm)のチョップ10g
を、PTFE濃度3重量%の水性懸濁液(三井・デュポ
ンフロロケミカル社製、テフロンK20−Jを水で希釈
したもの)1リットルに分散させよく攪拌した。1時間
後、ACFを取り出し、よく絞った後乾燥させてしっと
りとした綿状の繊維塊を得た。これを120℃に加熱し
た延伸ローラーで繰り返し延伸したところ、PTFEを
3重量%含有した充填密度0.3g/cm3 、厚さ1.
5mmのマット状の長繊維のACFよりなる成形物を得
た。成形による平均繊維長の変化はごくわずかであっ
た。
【0049】原料としたACFの比表面積が830m2
/gであるのに対し、このマットの比表面積は790m
2 /gであり高い比表面積を保っていた。得られたマッ
トの引張り強力は130gであった。このような流体の
透過性のよい長繊維よりなるマットは、粉末状活性炭か
らは得ることができないものである。図6に本実施例3
で得られたマットの表面の走査型電子顕微鏡写真を示
す。
【0050】〔実施例4〕前記実施例1で製造した成形
素材を、150℃に保温した型に充填し、3kgf/c
2 の圧力を1時間加え、ハニカム状の吸着材を得た。
このものに、ベンゼンを1/10飽和度の濃度で含む乾
燥空気を流通させたところ、1時間後のベンゼン吸着量
は20重量%であり、吸着材として充分な能力を示し
た。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、 (1)本発明の成形素材は、ACF自体が細い繊維状で
あるためフィブリル化したPTFEとともに網目構造を
形成しやすいので、より多孔質の、流体の透過性のよい
吸着材として有利な成形素材となる。
【0052】(2)本発明の成形素材は、ACFの繊維
形状や繊維長さを調整することにより透過性に関係する
嵩高さや充填密度などの調整が容易である。 (3)本発明の成形素材は、ACF自体が繊維であるた
めにこの成形素材を用いて成形した成形物に補強効果を
与え、強度の高い成形物を製造することができる。
【0053】(4)本発明の成形素材、及びその成形素
材を用いて成形した成形物は、ACFの脱落が生じにく
く、黒粉の発生もないので、取り扱いやすく、また使用
感も快適である。 (5)本発明の成形素材であるシート状物は、充填密度
0.3〜0.7g/cm3 とすることができ、従来のA
CFのフエルト又は紙等のACFのシート状物の充填密
度0.1g/cm3 前後に比べて高くすることができ、
しかも高度に多孔質であるので、圧力損失を増大させず
に、成形物をコンパクトにすることができる。
【0054】(6)本発明の成形素材を用いて成形した
成形物の表面は平滑であり、しかも高度に多孔質である
ので、本発明の成形物は電気2重層コンデンサーの電極
に有用である。また、電気機器の内部に吸着材を設置
し、内部に浸入する外気の腐食性成分を吸着して除去
し、電気回路を保護する電気機器内設用吸着材として
も、電気回路に付着してショートを引き起こす黒粉の発
生がないため、安心して用いることができる。
【0055】(7)本発明の成形素材は、任意の形状の
成形物の成形が可能で、例えば、紙のような薄いものか
ら、成形素材を型に充填し加熱加圧して成形物を得るこ
ともでき、成形品の形状としては、錠剤形、ハニカム形
や筒形、ひも状やパイプ状、テープ状等に成形可能であ
り、粉末状活性炭に比べてその利用範囲が広範囲とな
る。また実用上の強度も十分なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形素材の走査型電子顕微鏡写真であ
り、フィブリル化して生じたPTFEのフィブリル繊維
がACFと網目構造をつくり、ACF同士を結合してい
ることがわかる。
【図2】実施例1によって得られたシート状吸着材の表
面の走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】実施例1によって得られたシート状吸着材の断
面の走査型電子顕微鏡写真である。
【図4】比較例の粉末状活性炭とPTFEを用いて成形
したシート状吸着材の表面の走査型電子顕微鏡写真であ
る。
【図5】比較例の粉末状活性炭とPTFEを用いて成形
したシート状吸着材の断面の走査型電子顕微鏡写真であ
る。
【図6】実施例3で得られたマットの表面の走査型電子
顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 ACF 2 PTFEのフィブリル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形素材の繊維の形状を示す走査型電
子顕微鏡写真であり、フィブリル化して生じたPTFE
のフィブリル繊維がACFと網目構造をつくり、ACF
同士を結合していることがわかる。
【図2】実施例1によって得られたシート状吸着材の表
面の繊維の形状を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】実施例1によって得られたシート状吸着材の断
面の繊維の形状を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図4】比較例の粉末状活性炭とPTFEを用いて成形
したシート状吸着材の表面の粒子構造を示す走査型電子
顕微鏡写真である。
【図5】比較例の粉末状活性炭とPTFEを用いて成形
したシート状吸着材の断面の粒子構造を示す走査型電子
顕微鏡写真である。
【図6】実施例3で得られたマットの表面の繊維の形状
を示す走査型電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】 1 ACF 2 PTFEのフィブリル
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 13/12 13/50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互の活性炭素繊維がポリテトラフルオ
    ロエチレンのフィブリルで結合されている成形素材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の成形素材を用いて成形さ
    れた成形物。
  3. 【請求項3】 活性炭素繊維とフィブリル化性ポリテト
    ラフルオロエチレンに対し、混合状態で剪断応力を与え
    ることを特徴とする成形素材の製造方法。
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