JPH062108B2 - コ−ヒ−ミル - Google Patents

コ−ヒ−ミル

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JPH062108B2
JPH062108B2 JP60081773A JP8177385A JPH062108B2 JP H062108 B2 JPH062108 B2 JP H062108B2 JP 60081773 A JP60081773 A JP 60081773A JP 8177385 A JP8177385 A JP 8177385A JP H062108 B2 JPH062108 B2 JP H062108B2
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mill
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coffee
circuit
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隆保 成田
誠郎 下村
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、モータによって駆動されるミル機構、特には
粉砕ケース内のコーヒー豆を粉砕すると共にその粉砕に
より生成されたコーヒー粉を順次収容ケースに収容する
ようにしたミル機構を備えて成るコーヒーミルに関す
る。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来より、この種のコーヒーミルにあっては、機械式或
は電子式のタイマによってミル機構駆動用のモータの通
電時間即ちミル時間を制御するように構成されている。
斯様な構成とした場合、粉砕ケース内のコーヒー豆が全
て粉砕されるまでの時間並びに生成されたコーヒー粉が
全て収容ケースに収容されるまでの時間は、ミルしよう
とするコーヒー豆の量,種類,鮮度,焙煎状態,保存状
態等により大きく変動するものであり、従ってタイマに
よるミル時間のセット操作毎に使用者がそのセット時間
を考慮しなければならない。ところが、そのタイマのセ
ット時間を最適に設定することは実際には極めて困難
で、このためモータの運転時間が不足して粉砕ケース内
にコーヒー豆或はコーヒー粉が残置されたり、この逆に
運転時間が過大となって無駄な電力を消費する等の問題
点があった。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、粉砕ケース内で生成したコーヒー粉を順次収容ケ
ースに収容するようにして成るミル機構によるミル時間
を、その粉砕ケースに収納されたコーヒー豆の量,種
類,鮮度,焙煎状態,保存状態等に応じた最適な時間と
なるように自動的に制御できて、前記粉砕ケース内にコ
ーヒー豆或はコーヒー粉が残置されたり、モータの通電
時間が過大となって無駄な電力を消費する虞をなくし
得、以て誰にでも熟練を要さずして極めて容易且つ適正
に使用でき、さらには上記の如きミル時間の自動制御を
モータの特性の如何等に拘らず常に正確に行ない得る等
の効果を奏するコーヒーミルを提供するにある。
[発明の概要] 本発明は上記目的を達成するために、粉砕ケース内のコ
ーヒー豆を粉砕すると共にその粉砕により生成されたコ
ーヒー粉を順次収容ケースに収容するようにしたミル機
構を設けて成るコーヒーミルにおいて、ミル動作が完了
するまでの最大所要時間に対応させて予め設定された基
準時間値を記憶して成る基準時間値記憶部並びに実際の
ミル動作時間をカウントするカウント手段と、電源投入
後に最初に行なわれるミル動作時において前記カウント
手段がカウントしたミル動作時間が前記基準時間値に達
したときにミル機構駆動用のモータの負荷電流を記憶す
ると共に、2回目以降のミル動作時にはモータの負荷電
流値が上記記憶手段に記憶した電流値と所定の関係にな
ったときにミル動作を自動的に停止させるようにしたも
のであり、これによって、粉砕ケース内に収納されたコ
ーヒー豆が全て粉砕されて収容ケースに収容された時点
でモータに対する通電が自動的に停止されるようにした
ものである。
[発明の実施例] 以下、本発明をコーヒーメーカーに適用した一実施例に
ついて説明する。
コーヒーメーカーの全体構成及び要部の構成を示す第4
図及び第5図において、1はコーヒーメーカー本体で、
これの図示左側部にカートリッジ式の貯水タンク2が設
けられ、右側下部に加熱台3が設けられている。この加
熱台3内にはヒータ(第1図に符号27を付して示す)
と図示しない加熱管とから成る周知の湯生成機構が設け
られており、貯水タンク2内の水が前記加熱管内に供給
されて熱湯化される。4は加熱台3上に載置されたボト
ル、5はボトル4の上方に配置された収容ケースたるカ
ップ状の抽出器で、これはその上端外周部に形成した引
掛孔部6(第5図参照)をコーヒーメーカー本体1に立
上り状に形成した突片7(第5図参照)に差込むことに
よりこれに着脱可能に装着されている。斯かる抽出器5
の底部には抽出口8が形成されていると共に、この抽出
口8を開閉する弁装置9が設けられている。この弁装置
9は、抽出器5をコーヒーメーカー本体1に装着したと
きに、ボトル4に被せたボトル蓋4aに当接して開放さ
れた状態となる。10はコーヒーメーカー本体1に抽出
器5の図示左側部に位置して配設された縦軸形のモータ
で、このモータ10の上方部にはケース装着部11が形
成されている。12はケース装着部11に着脱可能に装
着された粉砕ケースで、これの内底部にはモータ10に
より回転駆動される粉砕体13が設けられ、以てこれら
によってミル機構14が構成されている。上記粉砕ケー
ス12の右側部には多数の微細孔を形成することにより
粉フィルタ部12a(第5図参照)が設けられており、
この粉フィルタ部12aが抽出器5の上面開口部に臨ん
でいる。15は粉フィルタ部12aからのコーヒー粉を
抽出器5内に導くためのフード部で、これの一端部が粉
フィルタ部12aの上部及び両側部を包囲し、他端部が
抽出部5の上面開口部の中央部付近に伸びている。この
フード部15は下方程粉砕ケース12から離反する略円
弧状に形成されていると共に、上面部に筒状の湯受部1
6が一体に形成され、この湯受部16の内側領域に複数
の注湯孔17が形成されている。18は抽出器5の上面
開口部のうちフード部15の外側部分を覆う蓋部で、こ
れの下面には抽出器5の上端内周部に挿入される筒状部
19が一体に形成されている。そして、抽出器5内に収
納した紙フィルタ20の上端部が抽出器5と筒状部19
との間に挟み込まれて保持されるようになっている。以
上のように構成したフード部15及び蓋部18は粉砕ケ
ース12に一体に設けられている。尚、21は湯受部1
6の上方を回動可能に設けた給湯口体で、前述した湯生
成機構の加熱管で生成された湯がこの給湯口体21から
湯受部16内に吐出される。22は粉砕ケースの上面部
に着脱可能に被せたキヤップである。
斯様な構成のコーヒーメーカーによってコーヒー液を抽
出するには、まず、粉砕ケース12内に人数分のコーヒ
ー豆を収納すると共に、貯水タンク2内に所定量の水を
収容し、第4図に示す状態にセットする。そして、モー
タ10に通電すると、ミル機構14が駆動されて粉砕体
13によるコーヒー豆の粉砕即ちミル動作が開始され
る。これにより、生成されたコーヒー粉は粉フィルタ部
12aの微細孔以下の粒度になったところで遠心力によ
り粉フィルタ部12aから飛び出す。飛び出したコーヒ
ー粉は、円弧状のフード部15に案内されつつ抽出器5
内の紙フィルタ20上に落下する。この場合、粉砕ケー
ス12内で生成されたコーヒー粉を抽出器5内に導き入
れる作用をなすフード部15は構造が極めて簡単で且つ
粉砕ケース12と抽出器5とを略最短距離で結んでいる
ため、このフード部15に付着して抽出器5内に回収さ
れないコーヒー粉の量は少なくなり、コーヒー粉の回収
率が高くなる。また、抽出器5の上面開口部のうちフー
ド部15の外側部分は蓋部18にて覆われているため、
粉砕体13の回転により粉砕ケース12内で生起された
風が抽出器5内に吹き込んでも、この風により抽出器5
内のコーヒー粉が抽出器5外に吹き飛ばされることは蓋
部18により阻止される。このようにして全てのコーヒ
ー豆を粉砕した後、湯生成機構のヒータ27(第3図参
照)に通電すると、貯水タンク2内の水が順次熱湯化さ
れて給湯口体21から湯受部16内に吐出され、注湯孔
17からフード部15内を通して紙フィルタ20上のコ
ーヒー粉に滴下される。滴下された熱湯はコーヒー粉に
浸透してコーヒー粉からコーヒーのエキスを抽出し、紙
フィルタ20により濾過されて抽出口8からボトル4内
にコーヒー液として滴下し貯溜されるものであり、斯様
にしてドリップ動作が行なわれる。
第1図には上記コーヒーメーカー内に設けられる制御装
置の回路構成が示されており、以下これについて述べ
る。但し、第1図の回路構成においてブロック的に示す
各部分の機能を、必要に応じてマイクロコンピュータの
プログラムによって得るようにしても良いことは勿論で
ある。さて、商用交流電源23の両端に前記モータ10
及びスイッチ手段たるモータ駆動スイッチ24が直列に
接続されており、このモータ10の通電路にはその負荷
電流を検出するための電流検出器たる変流器25が介在
されている。また、電源23の両端には前記加熱台3の
温度を検知するサーモスタット26,前記ヒータ27,
温度ヒューズ28及びヒータ駆動スイッチ29の直列回
路が接続されている。30は電源23から降圧トランス
31を介して給電される直流電源回路で、その出力ライ
ンLa,Lbから以下に述べる各回路部に電源が与えら
れるようになっている。
即ち、32はコンデンサ33,抵抗34より成る同期手
段たる微分回路で、これは電源投入毎に同期信号たる初
期化用パルスPを出力する。35はトランス31の二
次側出力波形を矩形波に整形して電源周波数に同期した
同期パルスPを出力する波形整形回路、36はこの波
形整形回路35の出力を分周して例えば1Hzのクロッ
クパルスPを発生する分周回路である。前記変流器2
5の二次側出力は、ダイオード37,コンデンサ38,
サンプリング用抵抗39及びA−D変換器40より成る
電流検出回路41に与えられるようになっており、この
電流検出回路41からはモータ10の負荷電流を示すデ
ジタル値の検出信号Saが出力される。42はモータ駆
動回路で、これは「1」信号が入力されたときに前記モ
ータ駆動スイッチ24をオンさせ、「0」信号が入力さ
れたときにそのモータ駆動スイッチ24をオフさせる。
43はヒータ駆動回路で、これは「1」信号が入力され
たときに前記ヒータ駆動スイッチ29をオンさせ、
「0」信号が入力されたときにそのヒータ駆動スイッチ
29をオフさせる。44は前記コーヒーメーカー本体1
に設けられたミル運転開始用スイッチたるスタートスイ
ッチ、45は同じくコーヒーメーカー本体1に設けられ
たストップスイッチであり、これらがオンされた各場合
には、夫々からスタートパルスP及びストップパルス
が出力される。46はR−Sフリップフロップ、4
7〜50はOR回路、51〜53はAND回路、54は
インバータである。55,56はトランスファゲート
で、これらはゲート端子に「1」信号を受けた状態時の
み導通状態を呈し、ゲート端子に「0」信号を受けたと
きには信号の通過を遮断する。57,58はトリガ回路
で、これらは入力信号が「0」から「1」に立上がった
ときに夫々トリガパルスPを出力する。59は遅延回
路で、これは入力された信号を若干時間(例えば0.1
秒程度)遅延させて出力する。60はカウント手段たる
カウンタで、61は補助カウント手段たるカウンタで、
これらは各クロック端子CKに夫々に対応したトランス
ファゲート55,56を介して入力される前記クロック
パルスPをカウントすると共に、リセット端子Rに対
する入力が立上がったときにカウント値が零にリセット
されるように構成されており、出力端子Qから各カウン
ト内容を示す数値信号Sm,Snを夫々出力する。62
〜65は比較回路で、入力端子Aに対する入力値と入力
端子Bに対する入力値とを比較し、A≧Bの状態時に
「1」信号を出力し、A<Bの状態時に「0」信号を出
力する。66は記憶手段たる記憶回路で、トリガ端子T
にトリガパルスPが加えられたときのみ入力端子Mに
対する入力デジタル値(この場合電流検出回路41から
の検出信号Sa)を記憶すると共に、その記憶内容に対
応した数値信号Sxを出力端子Qから出力するものであ
り、その記憶内容を次にトリガパルスPが与えられる
まで保持する。尚、この記憶回路66は、そのリセット
端子Rに対する入力が立上がったときに記憶内容を初期
化するように構成されている。67は加算回路で、入力
端子X,Yに対する各入力値を加算し、その加算結果を
出力端子Zから数値信号Szとして出力する。
68〜71は定数記憶部で、これらには以下に述べる各
定数が記憶されている。即ち、本実施例のように、粉砕
ケース12内のコーヒー豆を粉砕されたものから順次抽
出器5に収容する構成のミル機構14により前述したよ
うなミル動作を行なう場合、モータ10に流れる負荷電
流は、第2図に示すように通電開始後0.1〜0.2秒
で一旦最大値を呈し且つ1〜2秒経過したときに定常状
態に安定すると共に、この後においても粉砕ケース12
内にてコーヒー豆の粉砕動作が行なわれている状態で
は、その粉砕の進行及び生成されたコーヒー豆が順次抽
出器5に移されるのに応じて徐々に低下し(第2図に
「I」で示す期間)、その後粉砕ケース12内のコーヒ
ー豆が全て粉砕されたとき以降比較的急峻に低下し(第
2図に「II」で示す期間)、且つ生成されたコーヒー粉
の全てが粉砕ケース12から吹き飛ばされたとき、換言
すればモータ10が無負荷状態(ここでいう無負荷状態
とは粉砕ケース12が空の状態を指す)になったときに
一定電流値に安定するようになる。このような現象のう
ち、モータ10の通電開始後にその負荷電流が一旦最大
値まで上昇する現象は突入電流によるものであるから一
般的なコーヒーミルにおいても起きる現象であるが、モ
ータ10の定常負荷電流が徐々に下がる現象並びにこの
後比較的急峻に低下した後に一定値に安定する現象は、
本実施例によるミル機構14に特徴的に発生する現象で
ある。そして、モータ10の負荷電流が低下して一定値
に安定する時期(ミル動作終了時期)は、粉砕ケース1
2内に収納されたコーヒー豆の量に応じて大きく変化す
るものであり、コーヒー豆の量が多い程負荷電流が一定
値に安定する時期が遅くなる。勿論、斯様なモータ10
の負荷電流の変化特性は、コーヒー豆の量に限らず、コ
ーヒー豆の種類,鮮度,焙煎状態,保存状態によっても
異なるのであるが、何れにしても最終的には一定電流値
に落着くものである。しかして、定数記憶部68には、
モータ10の負荷電流がその通電開始後に定常状態に安
定するまでの時間以上の例えば2(秒)に相当した定数
が記憶されている。また、基準時間値記憶部たる定数記
憶部69には基準時間値として例えば20(秒)に相当
した定数が記憶され、定数記憶部70には補償値たる例
えば2(秒)に相当した定数が記憶され、定数記憶部7
1には補正電流値たる例えば0.1(アンペア)に相当
した定数が夫々記憶されている。
そして、本実施例では、分周回路36,モータ駆動回路
42,R−Sフリップフロップ46,OR回路47〜5
0,AND回路51,52,インバータ54,トランス
ファゲート55,56,トリガ回路57,カウンタ6
0,61,比較回路62〜65,加算回路67,定数記
憶部68〜71により制御手段72が構成されている。
続いて、上記第1図の電気的構成の作用について第3図
のタイミングチャートも参照しながら説明する。尚、第
3図は第1図中の各部の出力波形を示すものであり、抵
抗39の両端電圧Va(モータ10の負荷電流を示
す),微分回路32,スタートスイッチ44,R−Sフ
リップフロップ46,ストップスイッチ45,比較回路
63,62,65,AND回路51,遅延回路59,比
較回路64,OR回路50,AND回路52,53の各
出力が夫々の符号に対応して示されている。さて、コー
ヒー液を抽出する場合には、まず前にも述べたように粉
砕ケース12内にコーヒー豆を収納すると共に貯水タン
ク2内に水を供給して第4図の状態にセットし、この状
態で電源を投入する。すると、この電源投入時刻t
(第3図参照)において微分回路32から初期化用パ
ルスPが出力され、この初期化用パルスPによって
R−Sフリップフロップ46がリセットされると共に、
カウンタ60,61のカウント内容並びに記憶回路66
の記憶内容が初期化される。
このように電源を投入した後に、時刻tにてスタート
スイッチ44をオン操作すると、スタートパルスP
出力されるため、R−Sフリップフロップ46がセット
されてその出力端子Qから「1」信号が出力される。こ
のため、トランスファゲート55が導通状態を呈して、
カウンタ60が分周回路36からの1秒毎のクロックパ
ルスPをカウントするようになり、従ってそのカウン
タ60が出力する数値信号Smは時刻tからの経過時
間に対応したものとなる。尚、カウンタ60,61は、
前述したように電源投入時において初期化されるもので
あるが、上記のようにR−Sフリップフロップ46から
「1」信号が出力されたときにおいてもトリガ回路57
からのトリガパルスPを受けて初期化されるものであ
り、これにより連続してコーヒー抽出動作を実行する場
合において、その都度電源を再投入する必要がないよう
にしている。さて、カウンタ61がリセットされた状態
では、その出力即ち数値信号Snは零であるから、比較
回路64にあっては、その入力端子A,Bの各入力がA
<B(A=0(カウンタ61からの数値信号Sn),B
=2(定数記憶部70に記憶された定数))となって
「0」信号を出力するようになる。また、このときには
同様にリセット状態にあるカウンタ60の出力即ち数値
信号Smも零であるから、比較回路63においても、そ
の入力端子A,Bの各入力がA<B(A=0(数値信号
Sm),B=20(定数記憶部69に記憶された定数即
ち基準時間値))となって「0」信号を出力するように
なる。このためOR回路50から「0」信号が出力され
てインバータ54が「1」信号を出力するようになり、
AND回路55がこの「1」信号及び前記R−Sフリッ
プフロップ46からの「1」信号を受けてモータ駆動回
路42に「1」信号を与えるようになる。従って、モー
タ駆動回路42によってモータ駆動スイッチ24がオン
され、これに応じてモータ10に通電されてミル機構1
4が駆動開始される。このミル動作開始後に2秒が経過
した時刻tに至ってカウンタ60のカウント値が2秒
相当値に達すると、比較回路62の各入力値がA≧Bと
なってこれから「1」信号が出力されるため、この
「1」信号を受けたAND回路51が比較回路65から
の信号の通過を許容するようになる。即ちAND回路5
1は、モータ10の駆動に応じたミル動作開始後におい
て、そのモータ10の負荷電流が定常状態に安定したと
きに初めて比較回路65からの信号の通過を許容するよ
うになる。しかして、斯様にミル動作が行なわれると、
そのミル動作の進行に応じてモータ10の負荷電流ひい
てはその負荷電流に相当したデジタル値の検出信号Sa
が次第に減少するようになる。このとき、記憶回路66
は、前述したように電源の投入に応じて初期化されてい
て、零に対応した数値信号Sxを出力しており、この数
値信号Sxに定数記憶部71に記憶された定数(0.1
アンペアに相当)を加算する加算回路67が、0.1ア
ンペアに相当した数値信号Szを出力する。このとき、
モータ10の無負荷電流値は0.1アンペアより十分に
大きいものであり、従って、モータ10の負荷電流値が
前述のように低下したとしても検出信号Saが数値信号
Szと等しくなるまで下がるとことがなく、比較回路6
5の入力端子A,Bの各入力がA<Bのまま保持され、
その比較回路65は「0」信号を出力した状態に保持さ
れる。しかして、斯様にミル動作が開始されてから20
秒(定数記憶部69に記憶された定数に相当)が経過し
た時刻tに至ると、比較回路63の各入力値がA=B
の関係になってその比較回路63から「1」信号が出力
されるため、この「1」信号を受けたトリガ回路58が
トリガパルスPを出力するようになり、このトリガパ
ルスPをトリガ端子Tに受けた記憶回路66が時刻t
における検出信号Saを記憶するようになる。この場
合、定数記憶部69に記憶された20秒に相当した定数
(基準時間値)は、ミル動作が完了するまでの最大所要
時間に対応して定められたものであるから、ミル動作開
始後に上記記憶定数に対応した20秒が経過した時刻t
においては、粉砕ケース12内のコーヒー豆が全て抽
出器5に吹飛ばされてその粉砕ケース12内が空になっ
た状態にある。従って、時刻tにおいて記憶回路66
に記憶された検出信号Saは、モータ10の無負荷駆動
時における定常状態での負荷電流値に相当するようにな
る。一方、時刻tから遅延回路59による遅延時間が
経過した時刻tに至ると、前記比較回路63からの
「1」信号がOR回路50に与えられる。すると、この
OR回路50から「1」信号が出力されてインバータ5
4の出力が「0」信号に反転し、以てAND回路52が
「0」信号を出力するようになるため、この「0」信号
を受けたモータ駆動回路42がモータ駆動スイッチ24
をオフさせ、これによりモータ10が断電されてミル動
作が自動的に終了される。そして、これと同時にAND
回路53の両入力端子にR−Sフリップフロップ46及
びOR回路50からの各「1」信号が与えられるため、
そのAND回路53からの「1」信号を受けたヒータ駆
動回路43がヒータ駆動スイッチ29をオンさせ、これ
に応じてヒータ27に通電されてドリップ動作が開始さ
れる。斯かるドリップ動作が終了した後は、加熱台3の
温度が上昇してサーモスタット26がオフし、これ以降
はヒータ27がそのサーモスタット26により制御され
るという保温動作が行なわれる。
尚、この後に時刻tにてストップスイッチ45がオン
操作されると、これからストップパルスPが出力され
て、R−Sフリップフロップ46がリセットされると共
にカウンタ60,61が初期化されるため、特にR−S
フリップフロップ46のリセットに応じてAND回路5
3の出力が「0」信号に反転してヒータ駆動回路43が
ヒータ駆動スイッチ29をオフさせるようになり、以て
前記保温動作が停止されるようになる。
さて、斯様にして第1回目のコーヒー液の抽出を行なっ
た後、引続いて2回目以降のコーヒー液抽出を行なうと
きにも、前述同様に粉砕ケース12及び貯水タンク2に
夫々コーヒー豆及び水を収納した状態でスタートスイッ
チ44をオン操作する(時刻t)。すると、前記同様
にミル動作が開始されると共に、2秒後の時刻tにて
比較回路62から「1」信号が出力されるようになり、
この「1」信号を受けたAND回路51が比較回路65
からの信号の通過を許容するようになる。この後には、
ミル動作の進行に応じて検出信号Saが次第に減少する
ようになるが、この場合、記憶回路66には前記第1回
目のミル動作時においてモータ10の無負荷駆動時の負
荷電流値に相当した数値信号Sx(換言すれば粉砕ケー
ス12内のコーヒー豆が全て粉砕且つ吹き飛ばされてそ
の粉砕ケース12内が空になった状態での検出信号S
a)が記憶されており、加算回路67にあっては、この
記憶回路66からの数値信号Sxに対して定数記憶部7
1に記憶された定数(0.1アンペア)を加算し、その
加算結果を数値信号Szとして出力している。従って、
モータ10の負荷電流値がミル動作の進行に応じて低下
し、以て検出信号Saが数値信号Szと等しくなるまで
下がると(時刻t)、比較回路65の入力端子A,B
の各入力がA≧Bの関係となって、その比較回路65か
ら「1」信号が出力される。すると、その「1」信号が
ANDゲート回路51を通過してトランスファゲート5
6のゲート端子に与えられるため、カウンタ61がクロ
ックパルスPのカウント動作を開始するようになる。
斯かるカウンタ61のカウント値が2秒相当値に達した
時刻tに至ると、比較回路64の入力値がA≧Bの関
係になってその比較回路64から「1」信号が出力され
る。すると、OR回路50から「1」信号が出力されて
インバータ54の出力が「0」信号に反転し、以て前述
同様にモータ駆動回路42がモータ駆動スイッチ24を
オフさせ、これによりモータ10が断電されてミル動作
が自動的に終了される。そして、これ以降は前述同様に
ドリップ動作並びに保温動作が順次行なわれると共に、
ストップスイッチ45のオン操作に応じて保温動作が停
止されるようになる。
上記した本実施例によれば、ミル機構14によりミル動
作を行なう場合に、1回目のミル動作については予めミ
ル動作が完了するまでの最大所要時間に対応させて記憶
した基準時間値に対応した時間(本実施例では20秒)
だけミル動作を行なって、そのミル動作終了時における
モータ10の負荷電流値(即ちモータ10の無負荷駆動
状態での負荷電流値)を記憶回路66にて記憶し、2回
目以降のミル動作時においてはモータ10の負荷電流値
が上記記憶電流値と所定の関係(実際には記憶電流値に
補正電流値(0.1アンペア)を加算した値と等しくな
ったとき)、換言すれば粉砕ケース12内のコーヒー豆
が全て粉砕且つ吹き飛ばされてその粉砕ケース12内が
空になったときに自動的にミル動作を終了させる構成と
したから、そのミル時間を、コーヒー豆の量,種類,鮮
度,焙煎状態,保存状態等の如何に拘らず常に最適な時
間とすることができ、以て粉砕ケース12内に従来のよ
うにコーヒー豆或はコーヒー粉が残置されたり、ミル動
作時間が過大となって無駄な電力を消費する虞がなくな
るものである。しかも、この場合、ミル動作時における
モータ10の負荷電流値が記憶回路66の記憶電流値と
所定の関係になったときに直ちにミル動作を終了させる
のではなく、上記所定の関係になってから2秒が経過し
たときに初めてミル動作を終了させる構成としたから、
粉砕ケース12内で生成されたコーヒー粉を確実に抽出
器5へ吹き飛ばすことができるものである。勿論、上記
ミル動作はスタートスイッチ44を操作するだけで自動
的に行なわれるものであるから、全く初めて使用する者
であっても熟練を要さずして極めて容易に使用すること
ができる。さらに、上記のようにミル動作時におけるモ
ータ10の負荷電流値が予め記憶した無負荷駆動状態時
における負荷電流値と所定の関係になったときにミル動
作を終了させることができる構成とした場合、モータ1
0の特性ばらつきの如何に拘らず、常に粉砕ケース12
内が空になったときに正確にミル動作を終了させること
ができるものである。
尚、上記実施例において、加算回路67及び定数記憶部
71は、電源電圧の変動に起因してミル動作時における
モータ10の負荷電流値が記憶回路66の記憶電流値ま
で下がらない場合の対策として設け、以て動作の安定化
を図ったものであるが、これは必要に応じて設ければ良
く、或は加算回路67に代えて記憶回路66の記憶電流
値に所定の係数を乗算する乗算回路を設ける構成として
もよい。また、前述したように粉砕ケース12内で生成
されたコーヒー粉を確実に抽出器5へ確実に吹き飛ばす
ために設けられたOR回路49,トランスファゲート5
6,カウンタ61,比較回路64及び定数記憶部70は
必要に応じて設ければ良い。さらに本実施例では、モー
タ10の電源投入時における突入電流の影響を抑止する
ために比較回路60,比較回路62,定数記憶部68等
を設けるようにしたが、これらは特に設ける必要はない
ものである。加えて上記実施例において、よりきめの細
かい制御を行なうためにクロックパルスPの周期を早
めても良く、或は各定数記憶部68〜71に記憶する定
数を適宜に変更しても良いことは勿論である。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定
されるものではなく、例えばコーヒーミル単体に適用し
ても良い等、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができるものである。
[発明の効果] 本発明によれば以上の説明によって明らかなように、粉
砕ケース内で生成したコーヒ粉を順次収容ケースに収容
するようにしたミル機構を備えたコーヒーミルにおい
て、ミル機構によるミル時間を、その粉砕ケースに収納
されたコーヒー豆の量,種類,鮮度,焙煎状態,保存状
態等に応じた最適な時間となるように自動的に制御する
ことができて、前記粉砕ケース内にコーヒー豆或はコー
ヒー粉が残置されたり、モータの通電時間が過大となっ
て無駄な電力を消費する虞をなくし得、以て誰にでも熟
練を要さずして極めて容易且つ適正に使用でき、しかも
このようなミル時間の自動制御をモータの特性の如何等
に拘らず常に正確に行ない得るという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は電気的
構成のブロック図、第2図はモータの負荷電流の変化特
性図、第3図は作用説明用のタイムチャート、第4図は
コーヒーメーカー全体を一部破断して示す側面図、第5
図は同コーヒーメーカーの要部の分解斜視図である。 図中、1はコーヒーメーカー本体、5は抽出器(収容ケ
ース)、10はモータ、12は粉砕ケース、14はミル
機構、24はモータ駆動用スイッチ(スイッチ手段)、
25は変流器(電流検出器)、27はヒータ、29はヒ
ータ駆動スイッチ、41は電流検出回路、42はモータ
駆動回路、43はヒータ駆動回路、44はスタートスイ
ッチ(ミル運転開始用スイッチ)、45はストップスイ
ッチ、60はカウンタ(カウント手段)、61はカウン
タ(補助カウント手段)、66は記憶回路(記憶手
段)、71は定数記憶部(基準時間値記憶部)、72は
制御手段を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕ケース内のコーヒー豆を粉砕すると共
    にその粉砕により生成されたコーヒー粉を順次収容ケー
    スに収容するようにしたミル機構と、このミル機構駆動
    用のモータと、このモータを通断電制御するためのスイ
    ッチ手段と、前記モータの負荷電流を検出する電流検出
    器と、ミル動作が完了するまでの最大所要時間に対応さ
    せて予め設定された基準時間値を記憶して成る基準時間
    値記憶部と、実際のミル動作時間をカウントするカウン
    ト手段と、このカウント手段のカウント値が前記基準時
    間値に達したときにおける前記電流検出器の検出電流値
    を記憶する記憶手段と、ミル運転開始用スイッチの操作
    に応じて前記スイッチ手段をオンさせて前記モータに通
    電開始させると共にこの後に前記基準時間値に相当した
    時間が経過したとき若しくは前記電流検出器による検出
    電流値が前記記憶手段の記憶電流値に対し所定の関係に
    なったことに基づいてそのスイッチ手段をオフさせてモ
    ータを断電する制御手段とを備えたことを特徴とするコ
    ーヒーミル。
  2. 【請求項2】制御手段は、電流検出器による検出電流値
    が記憶手段の記憶電流値より所定の補正電流値だけ大き
    くなったときにスイッチ手段をオフさせるように構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のコーヒーミル。
  3. 【請求項3】制御手段は電流検出器による検出電流値が
    記憶手段の記憶電流値に対し所定の関係になった時点か
    らカウント動作を開始する補助カウント手段を有し、こ
    の補助カウント手段のカウント値が予め設定された補償
    値に達したときにスイッチ手段をオフさせるように構成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載のコーヒーミル。
JP60081773A 1985-04-17 1985-04-17 コ−ヒ−ミル Expired - Lifetime JPH062108B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016514978A (ja) * 2013-05-16 2016-05-26 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 粉砕機を作動させる方法

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JP2016514978A (ja) * 2013-05-16 2016-05-26 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 粉砕機を作動させる方法

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