JPH0621083Y2 - オ−ディオ機器 - Google Patents
オ−ディオ機器Info
- Publication number
- JPH0621083Y2 JPH0621083Y2 JP9667787U JP9667787U JPH0621083Y2 JP H0621083 Y2 JPH0621083 Y2 JP H0621083Y2 JP 9667787 U JP9667787 U JP 9667787U JP 9667787 U JP9667787 U JP 9667787U JP H0621083 Y2 JPH0621083 Y2 JP H0621083Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- capacitor
- high frequency
- input
- audio signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ラジオ付きヘッドフォンステレオのように、
音声出力段にパワーICが設けられたオーディオ機器に
係り、詳しくは、前記パワーICを含む音声出力部の回
路構成に関する。
音声出力段にパワーICが設けられたオーディオ機器に
係り、詳しくは、前記パワーICを含む音声出力部の回
路構成に関する。
<従来の技術> ラジオ付きヘッドフォンステレオのようなオーディオ機
器では、第2図に示すように、音声出力段に増幅器とし
て動作するパワーIC10が設けられ、このパワーIC10
に対して、AM放送もしくはFM放送の復調音声信号、
あるいは磁気テープの再生音声信号が、それぞれ対応す
る抵抗20,30を通じて選択的に入力されるようになって
いる。
器では、第2図に示すように、音声出力段に増幅器とし
て動作するパワーIC10が設けられ、このパワーIC10
に対して、AM放送もしくはFM放送の復調音声信号、
あるいは磁気テープの再生音声信号が、それぞれ対応す
る抵抗20,30を通じて選択的に入力されるようになって
いる。
ところで、前記パワーIC10には、外部への電磁波の漏
洩を抑制し局間ノイズの発生を防止するための外付け用
端子40が設けられたものがある。
洩を抑制し局間ノイズの発生を防止するための外付け用
端子40が設けられたものがある。
このようなパワーIC10では、外付け用端子40に100pF
程度のコンデンサ50が外付けされ、該コンデンサ50を介
して外付け用端子40が接地されている。
程度のコンデンサ50が外付けされ、該コンデンサ50を介
して外付け用端子40が接地されている。
<考案が解決しようとする問題点> パワーICにおいて、これを構成するトランジスタ等の
素子特性上、必然的に起こる高域異常増幅による電磁波
漏洩の影響を受けるのは、AM復調を行なうAM放送受
信時の選局中であるが、上記のように、入力信号源にか
かわらず常時、外付け用端子40がコンデンサ50を介して
接地されているパワーIC10では、これに入力する音声
信号が、AM放送の復調音声信号のように高域周波数成
分(具体的には10KHz程度以上の周波数成分)を含まな
いものである場合は、音質の点では特に問題を生じない
が、入力する音声信号が、高域周波数成分を含んでいる
と、この高域周波数成分が前記コンデンサ50によりカッ
トされることになり、高域での歪率が悪化し、音質が劣
化する、という問題がある。
素子特性上、必然的に起こる高域異常増幅による電磁波
漏洩の影響を受けるのは、AM復調を行なうAM放送受
信時の選局中であるが、上記のように、入力信号源にか
かわらず常時、外付け用端子40がコンデンサ50を介して
接地されているパワーIC10では、これに入力する音声
信号が、AM放送の復調音声信号のように高域周波数成
分(具体的には10KHz程度以上の周波数成分)を含まな
いものである場合は、音質の点では特に問題を生じない
が、入力する音声信号が、高域周波数成分を含んでいる
と、この高域周波数成分が前記コンデンサ50によりカッ
トされることになり、高域での歪率が悪化し、音質が劣
化する、という問題がある。
すなわち、AM放送の復調音声信号は、100〜3KHz程度
の比較的に低い帯域に含まれるもので、コンデンサでカ
ットされるような高域周波数成分を含まないから、この
ような音声信号が前記のパワーICに入力する場合、該
パワーICにおいて歪率が悪化することはない。
の比較的に低い帯域に含まれるもので、コンデンサでカ
ットされるような高域周波数成分を含まないから、この
ような音声信号が前記のパワーICに入力する場合、該
パワーICにおいて歪率が悪化することはない。
これに対して、FM放送の復調音声信号は、50〜15KHz
の帯域に含まれるものであり、また、磁気テープの再生
音声信号は、70〜10KHzの帯域に含まれものであり、い
ずれも10KHz程度の周波数を越える高域成分を含んでい
る。このような音声信号が前記のパワーICに入力する
と、その高域周波数成分がコンデンサによりカットされ
るため、高域での歪率が悪化し、音質が劣化する。
の帯域に含まれるものであり、また、磁気テープの再生
音声信号は、70〜10KHzの帯域に含まれものであり、い
ずれも10KHz程度の周波数を越える高域成分を含んでい
る。このような音声信号が前記のパワーICに入力する
と、その高域周波数成分がコンデンサによりカットされ
るため、高域での歪率が悪化し、音質が劣化する。
本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、AM放送の受信時には、パワーICからの電磁波の
漏洩を抑制し、FM放送の受信時や磁気テープの再生時
には、高域での歪率の悪化を抑制し音質の劣化を防止す
ることを目的とする。
て、AM放送の受信時には、パワーICからの電磁波の
漏洩を抑制し、FM放送の受信時や磁気テープの再生時
には、高域での歪率の悪化を抑制し音質の劣化を防止す
ることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記の目的を達成するために、音声出力段に
パワーICを設けたオーディオ機器において、前記パワ
ーICの電磁波漏洩抑制用の端子を所定容量のコンデン
サを介して接地するとともに、このコンデンサには、前
記パワーICに対する入力をAMチューナ側へ切り換え
る切換動作に関連して閉成し、他の入力ソース側への切
換に関連して開成する開閉手段を直列に接続したもので
ある。
パワーICを設けたオーディオ機器において、前記パワ
ーICの電磁波漏洩抑制用の端子を所定容量のコンデン
サを介して接地するとともに、このコンデンサには、前
記パワーICに対する入力をAMチューナ側へ切り換え
る切換動作に関連して閉成し、他の入力ソース側への切
換に関連して開成する開閉手段を直列に接続したもので
ある。
<作用> 上記構成によれば、AM放送の受信時には、パワーIC
への入力をAMチューナ側に切り換えることに関連して
開閉手段が閉成し、この開閉手段とコンデンサとを介し
てパワーICの電磁波漏洩抑制用の端子が接地され、電
磁波の外部への漏洩が抑制される。
への入力をAMチューナ側に切り換えることに関連して
開閉手段が閉成し、この開閉手段とコンデンサとを介し
てパワーICの電磁波漏洩抑制用の端子が接地され、電
磁波の外部への漏洩が抑制される。
FM放送の受信時や磁気テープの再生時には、パワーI
Cへの入力をFMチューナや磁気テープのプレーヤ側に
切り換えることに関連して、開閉手段が開成し、前記端
子を開放する。そのため、FM放送の復調音声信号や磁
気テープの再生音声信号に含まれる高域周波数成分がコ
ンデンサによりカットされるようなことがなく、したが
って、高域での歪率の悪化が抑制され、音質の劣化が防
止される。
Cへの入力をFMチューナや磁気テープのプレーヤ側に
切り換えることに関連して、開閉手段が開成し、前記端
子を開放する。そのため、FM放送の復調音声信号や磁
気テープの再生音声信号に含まれる高域周波数成分がコ
ンデンサによりカットされるようなことがなく、したが
って、高域での歪率の悪化が抑制され、音質の劣化が防
止される。
<実施例> 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は、本考案の一実施例に係るオーディオ機器の音
声出力段の回路構成を示している。
声出力段の回路構成を示している。
この実施例のオーディオ機器は、音声出力段に増幅器と
して作用するパワーIC1が設けられている。このパワ
ーIC1の入力側には、切換スイッチ2の複数(図示例
では3個)の接点2a,2b,2cを介して、AMチューナ、F
Mチューナ、もしくは磁気テープのプレーヤが接続され
るようになっている。パワーIC1の出力はヘッドフォ
ン等の音声出力部に供給される。3はAMもしくはFM
チューナに対応する入力側の抵抗、4はプレーヤに対応
する入力側の抵抗である。
して作用するパワーIC1が設けられている。このパワ
ーIC1の入力側には、切換スイッチ2の複数(図示例
では3個)の接点2a,2b,2cを介して、AMチューナ、F
Mチューナ、もしくは磁気テープのプレーヤが接続され
るようになっている。パワーIC1の出力はヘッドフォ
ン等の音声出力部に供給される。3はAMもしくはFM
チューナに対応する入力側の抵抗、4はプレーヤに対応
する入力側の抵抗である。
前記パワーIC1には、電磁波の漏洩を抑制するための
外付け用端子5が予め設けられている。この外付け用端
子5には、100pF程度のコンデンサ6と開閉スイッチ7
とが直列に接続されており、外付け用端子5は、コンデ
ンサ6と開閉スイッチ7とを介して接地されるようにな
っている。開閉スイッチ7は、前記切換スイッチ2の切
換動作に関連して開閉動作するもので、AMチューナ側
の接点2aの閉成に伴なって閉成し、FMチューナ側もし
くは磁気テープのプレーヤ側の接点2b,2cの閉成に伴な
って開成するようになっている。
外付け用端子5が予め設けられている。この外付け用端
子5には、100pF程度のコンデンサ6と開閉スイッチ7
とが直列に接続されており、外付け用端子5は、コンデ
ンサ6と開閉スイッチ7とを介して接地されるようにな
っている。開閉スイッチ7は、前記切換スイッチ2の切
換動作に関連して開閉動作するもので、AMチューナ側
の接点2aの閉成に伴なって閉成し、FMチューナ側もし
くは磁気テープのプレーヤ側の接点2b,2cの閉成に伴な
って開成するようになっている。
上記構成において、切換スイッチ2のAMチューナ側の
接点2aを閉じると、この動作に関連して、開閉スイッチ
7が閉じ、パワーIC1の外付け用端子5がこの開閉ス
イッチ7とコンデンサ6とを介して接地される。これに
よって、パワーIC1からの電磁波の漏洩が抑制され
る。このとき、コンデンサ6は、入力音声信号の10KHz
を越える高域周波数成分をカットすることになるが、A
M放送の復調信号には、10KHzを越える高域周波数成分
が含まれないから、歪率悪化の問題は生じない。
接点2aを閉じると、この動作に関連して、開閉スイッチ
7が閉じ、パワーIC1の外付け用端子5がこの開閉ス
イッチ7とコンデンサ6とを介して接地される。これに
よって、パワーIC1からの電磁波の漏洩が抑制され
る。このとき、コンデンサ6は、入力音声信号の10KHz
を越える高域周波数成分をカットすることになるが、A
M放送の復調信号には、10KHzを越える高域周波数成分
が含まれないから、歪率悪化の問題は生じない。
これに対して、切換スイッチ2のFMチューナ側接点2
b、もしくは磁気テーププレーヤ側の接点2cを閉じる
と、この動作に関連して開閉スイッチ7が開き、外付け
用端子5が開放される。そのため、FM放送の復調音声
信号や磁気テープの再生音声信号に含まれる高域周波数
成分がコンデンサ6によりカットされることがない。
b、もしくは磁気テーププレーヤ側の接点2cを閉じる
と、この動作に関連して開閉スイッチ7が開き、外付け
用端子5が開放される。そのため、FM放送の復調音声
信号や磁気テープの再生音声信号に含まれる高域周波数
成分がコンデンサ6によりカットされることがない。
<考案の効果> 以上のように、本考案によれば、AM受信時にのみ、パ
ワーICの電磁波漏洩抑制用の端子がコンデンサを介し
て接地されることになり、電磁波の外部への漏洩が抑制
され、FM受信時もしくは磁気テープの再生時のよう
に、コンデンサでカットされるような高域周波数成分を
含む音声信号が入力する場合には、パワーICの前記端
子が開放されるから、FMの復調音声信号や磁気テープ
の再生音声信号の高域での歪率の悪化が防止され、音質
の劣化が生じない。
ワーICの電磁波漏洩抑制用の端子がコンデンサを介し
て接地されることになり、電磁波の外部への漏洩が抑制
され、FM受信時もしくは磁気テープの再生時のよう
に、コンデンサでカットされるような高域周波数成分を
含む音声信号が入力する場合には、パワーICの前記端
子が開放されるから、FMの復調音声信号や磁気テープ
の再生音声信号の高域での歪率の悪化が防止され、音質
の劣化が生じない。
第1図は本考案の一実施例の回路図、第2図は従来例の
回路図である。 1…パワーIC、2…切換スイッチ、5…電磁波漏洩防
止用の端子、6…コンデンサ、7…開閉スイッチ(開閉
手段)。
回路図である。 1…パワーIC、2…切換スイッチ、5…電磁波漏洩防
止用の端子、6…コンデンサ、7…開閉スイッチ(開閉
手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】音声出力段にパワーICを設けたオーディ
オ機器において、 前記パワーICの電磁波漏洩抑制用の端子を所定容量の
コンデンサを介して接地するとともに、このコンデンサ
には、前記パワーICに対する入力をAMチューナ側へ
切り換える切換動作に関連して閉成し、他の入力ソース
側への切換に関連して開成する開閉手段を直列に接続し
たことを特徴とするオーディオ機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9667787U JPH0621083Y2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | オ−ディオ機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9667787U JPH0621083Y2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | オ−ディオ機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS645264U JPS645264U (ja) | 1989-01-12 |
JPH0621083Y2 true JPH0621083Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31321733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9667787U Expired - Lifetime JPH0621083Y2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | オ−ディオ機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621083Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0545458A (ja) * | 1991-08-20 | 1993-02-23 | Matsushita Electric Works Ltd | 超音波距離測定装置 |
-
1987
- 1987-06-24 JP JP9667787U patent/JPH0621083Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS645264U (ja) | 1989-01-12 |
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