JPH06209897A - 内視鏡システム - Google Patents

内視鏡システム

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JPH06209897A
JPH06209897A JP5005354A JP535493A JPH06209897A JP H06209897 A JPH06209897 A JP H06209897A JP 5005354 A JP5005354 A JP 5005354A JP 535493 A JP535493 A JP 535493A JP H06209897 A JPH06209897 A JP H06209897A
Authority
JP
Japan
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endoscope
sheath
videoscope
fiberscope
eyepiece
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Withdrawn
Application number
JP5005354A
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English (en)
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Yasuto Kura
康人 倉
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06209897A publication Critical patent/JPH06209897A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファイバスコープに装着する内視鏡用シース
と、ビデオスコープに装着する内視鏡用シースとを取り
違えて誤装着する事態を未然に防ぐことができる内視鏡
システムを提供する。 【構成】 ビデオスコープ31の操作部32の手元側の
部分の形状を、ファイバスコープの接眼部とほぼ同形状
に形成し、この部分に複数のスイッチ33,34などを
配置してスイッチ部35としている。すなわち、ファイ
バスコープとビデオスコープ31とは、内視鏡用シース
を装着する部分、つまり挿入部,操作部,接眼部などの
外観形状を同一とし、この際には、ファイバスコープと
ビデオスコープ31は、それぞれの観察窓や照明窓を同
一位置に設け、さらに、これらの挿入部の外径もほぼ等
しく形成している。そして、内視鏡用シースは、これら
のスコープに共通に使用できる形状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡を装脱可能に被
覆する内視鏡用シースを使用可能な内視鏡システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡を介して患者から患者へ病原菌等
が感染するのを防止するために、該内視鏡に被覆して使
用する内視鏡用シースは、従来より種々提案されてい
て、例えば特公平2−54734号公報にその一例が開
示されている。該公報に記載される内視鏡用シースは、
チューブ形状の部材の先端部に透明な先端カバーを設け
たものである。そして、この内視鏡用シースは、内視鏡
の少なくとも挿入部に着脱自在となっていて、使用時に
該内視鏡を被覆し、使用後に取り外し、1回の使用毎に
新しいものに交換することにより、内視鏡の汚染による
患者間の感染を防止するものである。
【0003】また、内視鏡用シースの他の例としては、
米国特許4825850号に、挿入部だけでなく、操作
部も被覆するものが記載されている。
【0004】前述のような内視鏡用シースは、内視鏡先
端の観察窓や照明窓を被覆する部分には透明部が形成さ
れていて、内視鏡の照明窓から射出された照明光が、該
照明窓を被覆するシース先端の透明部を介して被写体を
照明し、この被写体光束が観察窓を被覆する該シース先
端の透明部を介して、内視鏡の観察窓から観察光学系を
経て観察されるようになっている。
【0005】そして、前述のような構成において、シー
スの照明窓を被覆する透明部分から射出する照明光が、
該シースを介して観察窓側に入射する等の事態を防ぎ、
フレアやゴーストといった光学上の不具合を起こして観
察不能とならないようにするために、該シースの観察窓
被覆部と照明窓被覆部との間に不透明部分を設けて光漏
れを防いでいる。
【0006】また、前記内視鏡用シースの、操作部を被
覆する部分には、接眼被覆部を設けてファイバスコープ
の接眼部を間隙なく被覆し、あるいは露出することによ
り、観察性能を損なわないようにしている。
【0007】一方、内視鏡には、ファイバスコープとビ
デオスコープがあり、例えばファイバスコープでは装置
の簡便さという利点を有しているのに対し、ビデオスコ
ープでは複数の観察者により観察できることで診断効率
が向上するといった、それぞれのメリットを有してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ファイバス
コープとビデオスコープとを比べた場合には、ファイバ
スコープは接眼部を有するのに対し、ビデオスコープは
一般的には接眼部を有さず、これにより外観形状が大き
く異なるものとなっている。このため、同一の内視鏡用
シースを装着するのは不可能であり、それぞれに対応し
た複数の種類の内視鏡用シースが必要であった。そのた
め、使用者が装着すべきシースを取り違えて装着してし
まい、シースが破損したり不完全装着となったりするこ
とがあった。またシースの種類が複数であるために、該
シースを装着することが煩雑となり、使用者がシース取
り付けを行わないなどにより、感染防止できない虞があ
る。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、ファイバスコープに装着する内視鏡用シース
と、ビデオスコープに装着する内視鏡用シースとを取り
違えて誤装着する事態を未然に防ぐことができる内視鏡
システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明による内視鏡システムは、ファ
イバスコープと、このファイバスコープとほぼ同一の外
観形状を有するビデオスコープと、前記ファイバスコー
プと前記ビデオスコープとに共通に使用できる内視鏡用
シースとを具備している。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1,図2は本発明の第1実施例に係り、図1は
内視鏡用シースを装着したファイバスコープを示す一部
断面を含む側面図、図2はビデオスコープの操作部の一
部を示す側面図である。
【0012】ファイバスコープ1は、患者の体内等に挿
入される細長の挿入部2を有していて、この挿入部2の
手元側に、該ファイバスコープ1を手などで把持する把
持部を兼ねた操作部3が設けられている。
【0013】前記挿入部2の先端部4には観察窓11が
設けられていて、この手元側内方には該観察窓11を介
して被写体等を観察するための対物光学系12が内設さ
れている。この対物光学系12の焦点面には、イメージ
ガイド13の一端が配設され、これにより被写体像を手
元側に伝送するようになっている。また、該挿入部2に
は、照明用のファイバ14が挿通されており、前記先端
部4に設けられている照明窓15を介して照明光を照射
し、被写体を照明するようになっている。
【0014】前記操作部3には、挿入部2の図示しない
湾曲部を湾曲操作するためのアングルノブ(図示せず)
が設けられ、また、前記イメージガイド13により伝送
された被写体像を観察するための接眼光学系16と接眼
窓17を有する接眼部5が設けられている。
【0015】また、この操作部3は、その手元側側面か
らユニバーサルコード6を延設している。このユニバー
サルコード6には、前記挿入部2の先端部4まで設けら
れている照明用ファイバ14の他端部が内設されてい
る。そして、このユニバーサルコード6の先端部にはコ
ネクタ6aが設けられ、このコネクタ6aを図示しない
光源装置に接続することにより、照明光を供給するよう
になっている。
【0016】このようなファイバスコープ1には、患者
間の感染を防止するために、少なくとも挿入部2,操作
部3,接眼部5を被覆する内視鏡用シース7が取り付け
られるようになっている。
【0017】この内視鏡用シース7は、その先端部にシ
ース観察窓21が設けられていて、ファイバスコープ1
の前記対物光学系12の光軸上に位置するよう配設され
ている。そして、このシース観察窓21の周囲には、照
明光の侵入を防ぐためのリング状の不透明部24が設け
られている。さらに該内視鏡用シース7には、シース照
明窓22が設けられ、ファイバスコープ1の前記照明窓
15の前方に位置するように配設されている。一方、該
内視鏡用シース7の手元側には、前記接眼窓17に対応
する位置にシース接眼窓23が設けられている。
【0018】そして、光源装置により供給された照明光
は、照明用ファイバ14によりユニバーサルコード6か
ら操作部3,挿入部2を介して内視鏡照明窓15,シー
ス照明窓22から照射されて被写体を照明し、この照明
された被写体の光像は、該シース観察窓21,内視鏡の
観察窓11,対物光学系12,イメージガイド13を経
て、接眼部5の接眼光学系16,接眼窓17,シース接
眼窓23を通り、術者に観察されるようになっている。
【0019】このような内視鏡用シース7は、1人の患
者に対して使用するごとに取り外ずして交換し、別の患
者に使用する際には、新しい内視鏡用シースを装着して
ファイバスコープ1を使用するようになっている。
【0020】周知のようにビデオスコープは、ファイバ
スコープ1とほぼ同様に構成されているが、観察像の伝
送をイメージガイド13により行うのではなく、信号線
を介して電気信号により行っている。すなわち、対物光
学系により結像させた像をCCD等の撮像素子により光
電変換し、電気信号を伝送して図示しないビデオプロセ
ッサにより信号処理を行った後、モニタ等で観察するよ
うになっている。そのため、肉眼観察用の接眼部が不要
であるので、従来のビデオスコープ101では、図11
に示すように、この接眼部に対応する位置に、代わりに
前記ビデオプロセッサを制御するための複数のスイッチ
102,103,104などを有するスイッチ部105
を設けるのが一般的な配置である。
【0021】このビデオスコープ101のスイッチ部1
05は、スイッチの操作性に主眼をおいて形状を決定す
るために、前記ファイバスコープ1の接眼部5とは異な
る形状となっている。そのため、ファイバスコープ1用
の内視鏡用シース7をビデオスコープ101に使用しよ
うとしても、該スイッチ部105にまで被覆して取り付
けることはできないので、ビデオスコープ101に取り
付けるには、前記ファイバスコープ1用の内視鏡用シー
ス7とは異なるビデオスコープ用の内視鏡用シースが必
要となる。
【0022】このように内視鏡用シース7が複数種類必
要となると、誤装着により、内視鏡用シース7が破損し
たり、あるいは不完全装着となったりして、感染防止が
できなくなる虞がある。
【0023】そこでこの第1実施例では、図2に示すよ
うに、ビデオスコープ31の操作部32の手元側の部分
の形状を、前記ファイバスコープ1の接眼部5とほぼ同
形状に形成し、この部分に複数のスイッチ33,34な
どを配置してスイッチ部35としている。すなわち、フ
ァイバスコープ1とビデオスコープ31とは、内視鏡用
シース7を装着する部分、つまり挿入部2,操作部3,
接眼部5などの外観形状を同一としている。この際に
は、ファイバスコープ1とビデオスコープ31は、それ
ぞれの観察窓11や照明窓15を同一位置に設けてい
て、また、これらの挿入部2の外径もほぼ等しく形成さ
れていることはいうまでもない。
【0024】このように構成された第1実施例によれ
ば、ファイバスコープ1とビデオスコープ31の外観形
状を一致させたために、内視鏡用シース7が共通で使用
できるようになり、ファイバスコープ用のシースとビデ
オスコープ用のシースを取り違えて装着するような事故
を、未然に防止することができる効果を有している。
【0025】図3,図4は本発明の第2実施例に係り、
図3は内視鏡用シースの先端部を示す斜視図、図4は前
記図3に示した内視鏡用シースを装着する内視鏡の先端
を示す正面図である。この第2実施例は、前述の第1実
施例とほぼ同様であるので、異なる部部のみを説明す
る。図示のごとく、内視鏡用シース7には、内視鏡先端
部4を被覆するシース先端部8が設けられている。
【0026】このシース先端部8は、照明窓15から射
出される照明光、および観察窓11より観察される被写
体光束が損なわれることのないように、透明な材料で形
成されている。そして、照明窓15から射出された照明
光が観察窓11に入射してフレアやゴーストなどを起こ
すのを防止するために、シース観察窓21の周囲にリン
グ状の不透明部24を形成して不用な光が入射するのを
防止している。
【0027】さらに該内視鏡用シース7にはU字状のチ
ャンネル切欠25が設けられていて、内視鏡用シース7
を内視鏡に被覆後にチャンネルを取り付けた際、そのチ
ャンネル端を収納するようになっている。
【0028】このような内視鏡用シース7は、図4に示
すような内視鏡に装着される。図4(A)に示す内視鏡
27と、図4(B)に示す内視鏡28とはほぼ同じ外径
であるが、内視鏡27に設けられているチャンネルを配
設するためのU字形のチャンネル溝29aは、大きな処
置具などでも挿通できるように大きく形成されている。
そして、これに伴って挿入部の外径が大きくなることが
ないように、観察窓11aを小さく形成している。
【0029】一方、内視鏡28は、観察性能を向上する
ために観察窓11bを大きく形成したものである。そし
て、これに伴って挿入部の外径が大きくなることがない
ように、チャンネル溝29bは小さく形成されていて、
小さな処置具しか挿通することができない。また、前記
観察窓11bの大型化に伴って、照明窓15もやや大き
く形成されている。
【0030】このとき、内視鏡用シース7は、チャンネ
ル切欠25を内視鏡27のチャンネル溝29aに対応す
るような大きさに形成し、またシース観察窓21を内視
鏡28の観察窓11bに対応するような大きさに形成し
ている。
【0031】すなわち、内視鏡27,内視鏡28におい
て、シース観察窓21を、内視鏡27の観察窓11a
も、内視鏡18の観察窓11bも被覆できる大きさに形
成し、チャンネル切欠25を、内視鏡27のチャンネル
溝29aにも、内視鏡18のチャンネル溝29bにも対
応できる大きさに形成している。そして、照明窓15
は、前記シース先端部8の不透明部24の外側のチャン
ネル切欠25を除いた範囲内に位置している。
【0032】従って内視鏡用シース7を内視鏡27に装
着した場合、シース観察窓21は必ず内視鏡27の観察
窓11aより大きくなるため、観察性能が損なわれるこ
とはない。そして、照明窓15が不透明部24の外側に
位置することから、照明窓15から射出された照明光は
不透明部24によって遮光されて観察窓11に入射する
ことはないため、観察性能を損なうことはない。
【0033】また、内視鏡用シース7を内視鏡28に装
着した場合、チャンネル溝29はチャンネル切欠25の
切欠き範囲内に位置することから、チャンネル溝29に
取り付けたチャンネルはチャンネル切欠25によって妨
げられることはない。
【0034】このような第2実施例によれば、ほぼ同一
外径で観察窓,照明窓,チャンネル溝の配置を同一にし
たことにより、1種類の内視鏡用シースで複数の形状を
有する内視鏡、より詳しくは、異なるチャンネル径を有
する内視鏡、もしくは異なる径の観察窓を有する内視鏡
に対応することが可能となる。このように内視鏡用シー
スの共通化ができるという効果を有する。
【0035】図5は、前述のような内視鏡用シースを装
着したビデオスコープをCCU(カメラコントロールユ
ニット)に接続して、モニタを介して観察するよう構成
した内視鏡システムの一例を示す、一部断面を含むブロ
ック図である。このビデオスコープは、ハイビジョンビ
デオスコープ41であり、挿入部の先端部にハイビジョ
ンCCD42を内蔵していて、ユニバーサルコード6の
コネクタ6aをCCU43に接続している。そして、前
記ハイビジョンCCD42より得られた例えば病変部の
画像は、ハイビジョン信号としてハイビジョンビデオス
コープ41内を経由し、前記CCU43に伝送される。
このCCU43に入力されたハイビジョン信号は、ハイ
ビジョン信号処理部44において、画像中心はそのまま
で画像の両側をカットして、出画画像のアスペクト比が
3:4となるように処理される。
【0036】このカット処理されたハイビジョン信号
は、ハイビジョン用フレームメモリー45とNTSC用
フレームメモリー46にそれぞれ入力される。ハイビジ
ョン用フレームメモリ45に送られた信号は、データコ
ントローラ47から出力される患者の名前や検査日付等
のデータをスーパインポーズされ、ハイビジョン用エン
コーダ48から、ハイビジョン信号がハイビジョンモニ
タ51に出力される。
【0037】このとき、ハイビジョン信号処理部44で
カットされた信号部には、前記データコントローラ47
からのデータが示され、一方、病変部の画像は前記3:
4のアスペクト比で示される。
【0038】また、NTSC用フレームメモリー46に
送られた信号は、該NTSC用フレームメモリー46で
ハイビジョン信号からNTSC信号への変換が行われ、
画像の両側をカットした、アスペクト比3:4のNTS
C信号が得られる。この信号は、NTSC用エンコーダ
49に転送され、データコントローラ47からのデータ
がスーパインポーズされたNTSC信号が、NTSCモ
ニター52に出力される。
【0039】また、NTSC用エンコーダ49からの出
力は、NTSCVTR(NTSCビデオテープレコー
ダ)53,NTSCビデオプリンター54などのNTS
C用のデバイスにも出力され、記録やプリントアウトな
どを行うこともできるようになっている。
【0040】この図5に示すような構成によれば、NT
SC出力で使用していたNTSCVTR53やNTSC
ビデオプリンター54がそのまま使用でき、またそれ程
高精細である必要のないパラメディカル用のモニターも
従来のNTSCモニター52がそのまま使用できるの
で、高精細な観察のできるハイビジョン内視鏡システム
を安価に提供できる。
【0041】なお、ハイビジョン出力においてはあまり
重要視されない両側をカットしてその部分にデータ画面
を設けているだけなので、出画画面はアスペクト比3:
4になっているが、高精細な観察性能を損なうことはな
い。
【0042】ところで、YAGレーザー焼灼を行うと、
組織の燃焼などにより煙が発生するが、この煙は視野の
妨げとなり、レーザー誤照射の虞があり望ましくない。
このような不具合を解決するために、処置具挿通チャン
ネル62に吸引ポンプ69を接続し、煙を吸引除去しす
るものは、従来より種々提案されている。しかしなが
ら、このような従来例では、操作者が吸引ポンプを操作
していたため、術者の操作する手間が増してしまい、こ
れにより手術などの効率が低下する問題点があった。こ
のような問題点を解決する技術手段を図6を参照して説
明する。
【0043】図6は、レーザー手段を有する内視鏡シス
テムの構成を示す一部断面を含むブロック図である。ビ
デオスコープ61は、処置具挿通チャンネル62にレー
ザープローブ63が挿通できるようになっていて、YA
Gレーザーを照射して病変部の焼灼が行える。撮像光学
系64にはカットフィルタ65が設けられていて、照射
したYAGレーザー光が体組織等で反射して該撮像光学
系64に入射した際に、光量オーバーして調光が効かな
くなり画面が白トビする等の不具合を防止するために、
YAGレーザー光の入射をカットするようになってい
る。
【0044】また、撮像光学系64に対応して設けられ
ているCCDとは別に、レーザー検知CCD66が設け
てられていて、このレーザー検知CCD66には前記カ
ットフィルタ65は設けられていない。
【0045】前述のように、レーザープローブ63より
YAGレーザー光を照射すると、反射によりレーザー検
知CCD66に入射して、光量が調光できない程にオー
バーする。この光量オーバーをCCU68で検知し、吸
引ポンプ69を駆動させ、処置具挿通チャンネル62か
ら吸引を行い煙を除去する。レーザーの照射が終了する
と、光量オーバーが解消され、CCU68が吸引ポンプ
69を停止して、吸引が終了する。
【0046】この図6に示した構成によれば、レーザー
照射時に自動的に吸引を行うので、術者が操作する必要
がないため、操作性が向上し、ひいては手術などの効率
が向上する。また、レーザー装置のスイッチと吸引ポン
プとを同期させなくてもよいので、各種レーザー装置と
の組合せが可能となる。さらに、吸引のオン・オフが自
動的に行われるため、過剰な吸引を防止できる。特に気
管支で使用する際には、過吸引による酸素量低下を防止
できるという効果を有する。
【0047】次に、図7は、前記図6に示した構成の他
の例を示す内視鏡先端部の断面図である。この図7に示
す構成は、前記図6に示した構成とほぼ同様であるの
で、異なる部分のみを説明する。このビデオスコープ7
1は、前記図6に示したものから、レーザー検知CCD
66を省いたものである。
【0048】また、YAGカットフィルタ72は、前記
図6で用いられているカットフィルタ65とは異なり、
図8に示すように、中央部でYAGレーザー光をカット
し、その周辺部分でのみ光を透過するようになってい
る。
【0049】撮像光学系64に入射したYAGレーザー
光は、YAGカットフィルタ72により、中央部のみカ
ットされ、周辺部ではカットされずにCCDに入光し、
光量がオーバーする。この光量オーバーをCCU68で
検知して、吸引ポンプ69を作動させ、また該吸引ポン
プの停止も行う。
【0050】この図7に示した構成は、前記図6に示し
た構成とほぼ同様の効果を有するとともに、従来の内視
鏡とYAGカットフィルタのみが異なるだけなので、小
変更ですむという利点を有する。なお、前記図6および
図7に示したレーザー装置は、YAGレーザーを用いて
いるが、これに限らないことはいうまでもない。
【0051】図9は、レーザー手段を有する内視鏡シス
テムの構成を示す一部断面を含むブロック図である。ビ
デオスコープ81は、処置具挿通チャンネル62を介し
てレーザープローブ63を挿入し、レーザー装置82に
よりレーザー焼灼治療ができるようになっている。さら
に該ビデオスコープ81の処置具挿通チャンネル62に
は、吸引ポンプ69も接続されている。
【0052】ビデオスコープ81の操作部に設けられた
スイッチ83は、2段階スイッチであり、軽い押し込み
で吸引ポンプ69が、深い押し込みで吸引ポンプ69お
よびレーザー装置82が駆動するように構成されてい
る。
【0053】この図9に示した構成によれば、レーザー
装置82が動作している時は、吸引ポンプ69が必ず作
動しており、レーザー焼灼により発生した煙が吸引除去
されるため、レーザー焼灼時に操作者が必要に応じて吸
引ポンプを操作するなどの必要がないため、操作性が向
上し、ひいては手術などの効率が向上するという効果を
有する。なお、前記スイッチ83の代わりに、レーザー
装置82に接続するフットスイッチなどを用いても良
い。
【0054】図10は、直視光学系と側視光学系の2つ
の対物光学系を有するビデオスコープの先端部を示す断
面図である。ビデオスコープ91は、直視光学系92と
側視光学系93の2つの対物光学系と、これに対応する
観察窓92a,93aをそれぞれ有する内視鏡であり、
これらの観察窓92a,93aを洗浄するための送液・
送気するノズル94,95をそれぞれ有している。
【0055】これらノズル94,95には、2つの管路
96,97がそれぞれ接続されているが、挿入部内の充
填率を下げて内臓物の耐性を確保するために、該管路9
6,97は1本にまとまって主管路98となっていて、
この主管路から送水・送気されるようになっている。
【0056】このとき、ノズル94,管路96の管路抵
抗とノズル95,管路97の管路抵抗とが異なると、抵
抗の小さい管路に送水・送気が偏り、直視光学系92,
側視光学系93の一方しか洗浄できない場合がある。こ
のため、ノズル94,管路96とノズル95,管路97
の管路抵抗が略同一となるよう形成した。
【0057】この図10に示したような構成によれば、
挿入部の径を大きくすることなく、直視光学系92およ
び側視光学系93のそれぞれに、同量の送気・送液をし
て洗浄できるという効果を有する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァイバスコープに装着する内視鏡用シースと、ビデオス
コープに装着する内視鏡用シースとを取り違えて誤装着
する事態を未然に防ぐことができる内視鏡システムとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1,図2は本発明の第1実施例に係り、図1
は内視鏡用シースを装着したファイバスコープを示す一
部断面を含む側面図。
【図2】ビデオスコープの操作部の一部を示す側面図。
【図3】図3,図4は本発明の第2実施例に係り、図3
は内視鏡用シースの先端部を示す斜視図。
【図4】前記図3に示した内視鏡用シースを装着する内
視鏡の先端を示す正面図。
【図5】図5は、前述のような内視鏡用シースを装着し
たビデオスコープをCCUに接続して、モニタを介して
観察するよう構成した内視鏡システムの一例を示す、一
部断面を含むブロック図。
【図6】レーザー手段を有する内視鏡システムの構成を
示す、一部断面を含むブロック図。
【図7】前記図6に示した構成の他の例を示す内視鏡の
先端部の断面図。
【図8】前記図7に示したカットフィルタを示す正面
図。
【図9】レーザー手段を有する内視鏡システムの構成を
示す、一部断面を含むブロック図。
【図10】直視光学系と側視光学系の2つの対物光学系
を有するビデオスコープの先端部を示す断面図。
【図11】従来のビデオスコープの操作部の一部を示す
側面図。
【符号の説明】
1…ファイバスコープ 7…内視鏡用シース 27,28…内視鏡 31…ビデオスコープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバスコープと、 このファイバスコープとほぼ同一の外観形状を有するビ
    デオスコープと、 前記ファイバスコープと前記ビデオスコープとに共通に
    使用できる内視鏡用シースと、 を具備したことを特徴とする内視鏡システム。
JP5005354A 1992-11-25 1993-01-14 内視鏡システム Withdrawn JPH06209897A (ja)

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JP5005354A JPH06209897A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 内視鏡システム
US08/600,650 US5879288A (en) 1992-11-25 1996-02-13 Endoscope system including both reusable-type and cover-type endoscopes
US09/154,743 US6110104A (en) 1992-11-25 1998-09-17 Endoscope system having an endoscope capable of being guided into an endoscope cover

Applications Claiming Priority (1)

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JP5005354A JPH06209897A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 内視鏡システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000056132A (ko) * 1999-02-13 2000-09-15 에릭 발리베 내연기관용 배전기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000056132A (ko) * 1999-02-13 2000-09-15 에릭 발리베 내연기관용 배전기

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