JPH06209769A - ラットリンパ節細胞を用いた雑種細胞の作製 - Google Patents
ラットリンパ節細胞を用いた雑種細胞の作製Info
- Publication number
- JPH06209769A JPH06209769A JP5039205A JP3920593A JPH06209769A JP H06209769 A JPH06209769 A JP H06209769A JP 5039205 A JP5039205 A JP 5039205A JP 3920593 A JP3920593 A JP 3920593A JP H06209769 A JPH06209769 A JP H06209769A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rat
- producing
- monoclonal antibody
- lymph node
- cells
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は,ラットモノクローナル抗体を産生
する雑種細胞の作製に関するものである。 【構成】ラット後肢足の裏に抗原を注射した場合に肥大
するリンパ節の細胞をラットモノクローナル抗体を産生
する雑種細胞の作製に用いる。
する雑種細胞の作製に関するものである。 【構成】ラット後肢足の裏に抗原を注射した場合に肥大
するリンパ節の細胞をラットモノクローナル抗体を産生
する雑種細胞の作製に用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,ラットモノクローナ
ル抗体産生する雑種細胞の起源として,ラット後肢足の
裏に抗原を注射した場合に肥大するリンパ節の細胞を用
いることに関するものである。本発明の方法により目的
とするラットモノクローナル抗体を産生する雑種細胞を
高い頻度で作製することができる。
ル抗体産生する雑種細胞の起源として,ラット後肢足の
裏に抗原を注射した場合に肥大するリンパ節の細胞を用
いることに関するものである。本発明の方法により目的
とするラットモノクローナル抗体を産生する雑種細胞を
高い頻度で作製することができる。
【0002】
【従来の技術】ラットモノクローナル抗体を産生する雑
種細胞を作製するには,従来は抗原を注射したラットの
脾臓細胞を細胞融合に用いていた。しかし,目的とする
モノクローナル抗体を産生する雑種細胞のできる頻度が
低かった。そのためラットモノクローナル抗体の利用は
マウスモノクローナル抗体に比べかなり限られている。
種細胞を作製するには,従来は抗原を注射したラットの
脾臓細胞を細胞融合に用いていた。しかし,目的とする
モノクローナル抗体を産生する雑種細胞のできる頻度が
低かった。そのためラットモノクローナル抗体の利用は
マウスモノクローナル抗体に比べかなり限られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラットモノクローナル
抗体の利用を進めるためには,抗体を産生する雑種細胞
を効率よく作製する方法を必要としていた。本発明はそ
れを解決したものである。
抗体の利用を進めるためには,抗体を産生する雑種細胞
を効率よく作製する方法を必要としていた。本発明はそ
れを解決したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】ラット後肢足の裏に抗原
を注射すると膝窩,そけい,および腸骨リンパ節が肥大
する。これらの肥大したリンパ節の細胞を細胞融合に用
いるものである。
を注射すると膝窩,そけい,および腸骨リンパ節が肥大
する。これらの肥大したリンパ節の細胞を細胞融合に用
いるものである。
【0005】
【作用】これらのリンパ節には抗原によって感作された
抗体産生細胞が多数存在しているため,これらを用いて
細胞融合を行なうと,目的とするモノクローナル抗体を
産生する雑種細胞を高い頻度で得ることができる。
抗体産生細胞が多数存在しているため,これらを用いて
細胞融合を行なうと,目的とするモノクローナル抗体を
産生する雑種細胞を高い頻度で得ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施方法とその実験結果を,例をあ
げて説明する。蛋白質であるラットIV型コラーゲンの
球状ドメインを抗原の例として,免疫賦活剤とともにラ
ット後肢足の裏に注射し,3週間後に肥大したリンパ節
の細胞を用いてマウス骨髄腫細胞と細胞融合を行なっ
た。10日後の分折でマイクロプレートウエル384個
のうち目的とするモノクローナル抗体を産生しているウ
エルは122ウエルで31.8%であった。従来の方法
であるラット腹腔に抗原を注射し脾臓の細胞を用いた方
法では,10日後の分折でマイクロプレートウエル38
4個のうち目的とするモノクローナル抗体を産生してい
るウエルは1ウエルで0.3%であった。このように本
発明の方法を用いた場合,目的とする雑種細胞のできる
頻度か従来の方法に比べ著しく高いことがわかる。
げて説明する。蛋白質であるラットIV型コラーゲンの
球状ドメインを抗原の例として,免疫賦活剤とともにラ
ット後肢足の裏に注射し,3週間後に肥大したリンパ節
の細胞を用いてマウス骨髄腫細胞と細胞融合を行なっ
た。10日後の分折でマイクロプレートウエル384個
のうち目的とするモノクローナル抗体を産生しているウ
エルは122ウエルで31.8%であった。従来の方法
であるラット腹腔に抗原を注射し脾臓の細胞を用いた方
法では,10日後の分折でマイクロプレートウエル38
4個のうち目的とするモノクローナル抗体を産生してい
るウエルは1ウエルで0.3%であった。このように本
発明の方法を用いた場合,目的とする雑種細胞のできる
頻度か従来の方法に比べ著しく高いことがわかる。
【0007】
【発明の効果】以上のとおり,目的とするラットモノク
ローナル抗体を産生する雑種細胞のできる頻度が高いこ
とから本発明はラットモノクローナル抗体の作製におい
て役立つものである。
ローナル抗体を産生する雑種細胞のできる頻度が高いこ
とから本発明はラットモノクローナル抗体の作製におい
て役立つものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/08 C12R 1:91)
Claims (1)
- 【請求項1】ラット後肢足の裏に抗原を注射した場合,
リンパ節が肥大する。このリンパ節細胞を用いてのモノ
クローナル抗体を産生する雑種細胞の作製。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039205A JPH06209769A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | ラットリンパ節細胞を用いた雑種細胞の作製 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039205A JPH06209769A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | ラットリンパ節細胞を用いた雑種細胞の作製 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06209769A true JPH06209769A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12546635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5039205A Pending JPH06209769A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | ラットリンパ節細胞を用いた雑種細胞の作製 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06209769A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021006212A1 (ja) | 2019-07-08 | 2021-01-14 | テルモ株式会社 | ハイブリドーマおよびその製造方法、並びにモノクローナル抗体およびその製造方法 |
WO2021100715A1 (ja) * | 2019-11-18 | 2021-05-27 | 住友化学株式会社 | 抗体の作製方法 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP5039205A patent/JPH06209769A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021006212A1 (ja) | 2019-07-08 | 2021-01-14 | テルモ株式会社 | ハイブリドーマおよびその製造方法、並びにモノクローナル抗体およびその製造方法 |
WO2021100715A1 (ja) * | 2019-11-18 | 2021-05-27 | 住友化学株式会社 | 抗体の作製方法 |
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