JPH06209426A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JPH06209426A
JPH06209426A JP50A JP274893A JPH06209426A JP H06209426 A JPH06209426 A JP H06209426A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 274893 A JP274893 A JP 274893A JP H06209426 A JPH06209426 A JP H06209426A
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JP
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film
image
switch
music
yes
Prior art date
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JP50A
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Katsuyuki Nanba
克行 難波
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生画像に対する演出及びバックグランドミ
ュージックとしての音楽の設定を、使用者の意図に応じ
てマニュアル操作あるいは自動で行なえる。 【構成】 再生画像に対する再生方法、音楽等の設定を
データ入力部19等をマニュアル操作して行なう逐次操
作モードと、再生方法あるいは音楽のいずれか一方の設
定をデータ入力部19等をマニュアル操作して行ない、
この設定内容に合わせて他方を自動的に設定する半自動
モードと、再生方法及び音楽のいずれも自動的に設定す
る全自動モードとを切り換えるモードスイッチ84を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像済みフィルム等の
画像記録媒体に記録されている画像をモニターTVに導
いて再生する画像再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像済みフィルムの各駒の画像を
撮像してビデオ信号に変換し、このビデオ信号をモニタ
ーTVに導くことにより上記フィルム画像を再生するフ
ィルム画像再生装置が提案されている(特開昭59−7
9236号公報)。このフィルム画像再生装置は、使用
者によってマニュアル操作で指示されたトリミング領域
をモニターTVにズーミングして再生するようになって
いる。
【0003】また、現像済みフィルム等に記録されてい
る各画像をモニターTVに再生する際に、各再生画像に
対してフェードイン、フェードアウト、チルティング、
ズーミング、回転等の演出をマニュアル操作で施す画像
再生装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の画像
再生装置にあっては、画像の再生時に各画像毎にズーミ
ング、回転等の演出をマニュアル操作で設定する必要が
あるため、この操作が煩わしいといった問題がある。
【0005】一方、画像再生装置に複数種類の演出を予
め記憶させ、これらの記憶された複数種類の演出から所
定の演出を自動的に選択し、この選択された演出を再生
画像に施すことによって、再生時における演出設定の手
間を省略することが考えられるが、この場合、記憶され
ている演出が再生画像との関連において使用者の意図に
合った演出になるとは限らない。
【0006】本発明は、上記問題を解決するもので、再
生画像に対する演出及びバックグランドミュージックと
しての音楽の設定を、使用者の意図に応じてマニュアル
操作あるいは自動で行なえる画像再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像記録媒体に記録されている画像に演
出を施して再生すると同時に、音楽の再生を施し得る画
像再生装置であって、予め設定された複数種類の演出を
記憶した演出記憶手段と、複数種類の音楽を記憶した音
楽記録媒体と、演出及び音楽を指示する指示データをマ
ニュアル操作で入力する入力手段と、上記複数種類の演
出の内から上記画像に施す演出を指示する演出指示手段
と、上記音楽記録媒体から再生する音楽を指示する音楽
指示手段と、上記入力手段による指示を可能にする第1
の指示モードと、上記演出指示手段及び上記音楽指示手
段の少なくとも一方が再生される画像に対して自動的に
指示を行なう第2の指示モードとを切り換える指示モー
ド切換手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】上記構成の画像再生装置によれば、第1の指示
モードに切り換えられると、マニュアル操作で入力され
た指示データによって指示された演出が画像に施されて
再生され、これと同時に上記入力手段の指示データによ
って指示された音楽が音楽記録媒体から読み出されて再
生される。一方、第2の指示モードに切り換えられる
と、画像に対する演出及び音楽の内、少なくとも一方の
指示が再生される画像に対して自動的に行なわれる。
【0009】
【実施例】図2は、本発明に係るフィルム画像再生装置
の一実施例を示す外観図である。フィルム画像再生装置
1は、ケーブルK1,K2を介してモニターTV2に接
続されており、フィルムカートリッジKTから画像記録
媒体としての現像済みフィルム4(図4参照)を繰り出
し、このフィルム4の各駒の画像をモニターTV2に導
いてモニターTV2の画面3に再生させるとともに、ス
ピーカ5から音楽(バックグランドミュージック)を出
力させるようになっている。
【0010】このフィルム画像再生装置1の前面1aに
は、イジェクトテーブル6、表示部7及び操作部8が配
設されており、図3にその詳細を示す。イジェクトテー
ブル6は、図中、上記前面1aの左側に配設されてお
り、上記前面1aに対して出没すべくスライド可能に構
成されている。そして、イジェクトテーブル6は、上記
フィルムカートリッジKTをフィルム画像再生装置1内
に取り込んで後述するフィルム装填部10に装填させる
ようになっている。
【0011】表示部7は、図中、上記前面1aの右上部
に配設されており、各種情報の表示を行なう表示領域7
1〜77を有している。表示領域71はフィルムカート
リッジKTの装填の有無、再生モード等を表示するもの
である。表示領域72は画像の色調整の状態を表示する
ものである。表示領域73はフィルムの給送状態を表示
するものである。表示領域74は駒番号を表示するもの
である。表示領域75は選択あるいは設定された音楽の
番号を表示するものである。表示領域76はフィルム4
に撮影されている画像の駒番号を全て表示するものであ
る。表示領域77はモニターTV2の画面3に再生され
ている画像のトリミング領域等を枠771で表示するも
のである。
【0012】操作部8は、図中、上記前面1aの左上部
に配設された電源スイッチ80、イジェクトスイッチ8
1及び電源ランプ80aと、上記表示部7の下方に横方
向2列に配列された各種のスイッチ82〜97とから構
成されている。
【0013】電源スイッチ80は、押下(オン)毎にフ
ィルム画像再生装置1の起動と停止とを切り換えるもの
である。イジェクトスイッチ81は、押下(オン)毎に
イジェクトテーブル6をフィルム画像再生装置1の外方
へのスライドによる開成とイジェクトテーブル6をフィ
ルム画像再生装置1内へのスライドによる閉成とを切り
換えるものである。電源ランプ80aはフィルム画像再
生装置1の起動により点灯するものである。
【0014】色調整スイッチ82は再生画像の色調整を
行なわすものである。そして、フィルム画像再生装置1
は、色調整スイッチ82を押下(オン)毎にR,G,B
の順で色調整が可能となり、且つ、ズームダウンスイッ
チ94、ズームアップスイッチ93の操作によって各
R,G,Bの色調整が行なえるようになっている。プロ
グラムスイッチ83は、後述する“プリスキャン処理”
のルーチンでプログラムモードのセット、リセットを切
り換えるものである。モードスイッチ84は、押下(オ
ン)毎に後述する逐次操作モード、マニュアルモード、
半自動モード、自動モードをサイクリックに選択するも
のである。ローテーションスイッチ85は縦向き撮影の
画像を正立させるべく再生画像を回転させるものであ
る。デリートスイッチ86は再生不要な駒の画像を消去
させるものである。クリップスイッチ87は駒の一部分
のみトリミングして再生させるものである。
【0015】巻戻しスイッチ88はフィルム4をフィル
ムカートリッジKT内へ巻き戻すものである。停止スイ
ッチ89は再生動作やフィルム給送等を停止させるもの
である。一時停止スイッチ90は再生画像に施されるパ
ンニング、チルティング等の演出及び音楽の出力を一時
停止させるものである。再生スイッチ91は再生を行な
わすものである。早送りスイッチ92はフィルムカート
リッジKTからのフィルムの繰り出しを早送りで行なわ
すものである。
【0016】ズームアップスイッチ93はモニターTV
2の画面3に表示されているフィルム画像の倍率を上げ
るものである。ズームダウンスイッチ94はモニターT
V2の画面3に表示されているフィルム画像の倍率を下
げるものである。パンニング/チルティングスイッチ9
5は、左右のパンニングスイッチ951及び上下のチル
ティングスイッチ952からなり、モニターTV2の画
面3に表示されているフィルム画像を左右方向へ移動さ
せ(パンニング)、また上下方向へ移動させる(チルテ
ィング)ものである。
【0017】選択スイッチ96は、後述する半自動モー
ドにおいて再生方法をマニュアル操作で設定するか、音
楽をマニュアル操作で設定するかを選択するものであ
る。マルチ画面スイッチ97は、モニターTV2の画面
3を複数の小画面に分割し、これらの各小画面に各駒の
フィルム画像をそれぞれ表示させるか(マルチ画面表
示)、上記画面3に1駒のフィルム画像を表示させるか
(一画面表示)を選択するものである。
【0018】続いて、フィルム装填部10について図4
を用いて説明する。フィルム装填部10は、画像読取部
100、情報読書部101、フィルム給送部102、フ
ィルム検出スイッチ103及び駒位置検出部104を有
している。上記画像読取部100は、光源100a、ミ
ラー100b、像変倍部100c、縦横変換部100d
及び撮像部100eを有している。
【0019】上記光源100aは、蛍光灯、キセノン
管、ハロゲンランプ等の光源で、フィルム給送部102
によってフィルムカートリッジKTから繰り出されたフ
ィルム4に光線を照射するものである。ミラー100b
は、フィルム4を通過した光線を像変倍部100cへ導
くものである。像変倍部100cは、撮影レンズ、絞り
及び測光センサ等からなり、上記測光センサの検出結果
に応じて上記絞りを調整して縦横変換部100dへの光
量を調整するとともに、操作部8の操作に応じて上記撮
影レンズを駆動して変倍するものである。縦横変換部1
00dは、プリズム等からなり、縦向きにして撮影され
た画像を回転させて正立した状態にするためのものであ
る。撮像部100eは、CCD(固体撮像素子)等から
なるエリアイメージセンサから構成されており、縦横変
換部100dを通して導かれた画像を上記測光センサの
検出結果に応じた露出時間で積分し、画像信号(アナロ
グ信号)に変換するものである。
【0020】フィルム4には、記録媒体としての磁気帯
が、例えば下縁部に繰り出し方向に沿って配設され、あ
るいはリード部に配設されている。この磁気帯には、撮
影時に記録された撮影日時、撮影場所、パノラマ撮影、
撮影時のカメラの向き(縦向き、横向き)等の各駒の撮
影情報や、フィルム画像再生装置1での再生時に決定さ
れた再生方法等のデータが記録されるようになってい
る。なお、上記再生方法とは、画像の再生時に当該再生
画像に対してどのような演出を施すか、すなわち当該再
生画像に対する出現方法(フェードイン、フェードアウ
ト)や、表現方法(チルティング、パンニング、ズー
ム)等の施し方を示すものである。
【0021】情報読書部101は、磁気ヘッド101a
等からなり、この磁気ヘッド101aによりフィルム4
の下縁部やリード部に配設されている磁気帯(以下、単
にフィルム4の磁気帯という。)に記録されている各駒
の撮影情報及び再生方法等のデータを読み取るととも
に、再生時に決定した再生方法等のデータをフィルム4
の磁気帯へ記録するものである。また、情報読書部10
1は、メモリを有し、撮影情報、再生方法等のデータを
一時的に記憶するようになっている。なお、上記フィル
ム4の磁気帯へのデータ書き込み及びデータ読み出し
は、フィルム4を巻戻し方向へ所定速度で給送している
状態で行なわれる。
【0022】また、上記撮影情報、再生方法等のデータ
をフィルム4の磁気帯に磁気記録することに代えて、フ
ィルム4の感光部分の隅等に光学的にデータを写し込む
ようにしてもよい。この場合、光学的にデータの読み取
り、ないしはデータの書き込みを行なう手段を用いれば
よい。また、フィルム4の隅部等にデータ内容に応じた
切り欠きを形成させてデータ書き込みを行なうようにし
てもよい。更に、記録媒体は、フィルムカートリッジK
Tに内蔵された半導体メモリ、あるいはICカード等で
あってもよい。
【0023】フィルム給送部102は、駆動モータ、ス
プール102a等を有し、後述する中央制御部22の制
御に応じてフィルム4の給送を行なうものである。な
お、フィルム給送部102は、上記駆動モータが正転し
たときにフィルム4を繰り出し、逆転したときにフィル
ム4を巻き戻すようになっている。フィルム検出スイッ
チ103はフィルムカートリッジKTのフィルム装填部
10への装填を検出するものである。駒位置検出部10
4は、発光素子と受光素子とからなるフォトインターラ
プタを有し、フィルム4の各駒の所定位置に形成された
パーフォレーションを検出するものである。また、図5
に示すように、駒位置検出部104は、その受光素子P
1がパーフォレーションPFを通して発光素子P2から
の光を受光したときに駒KMが撮像部100eの撮像領
域(撮像位置)SRに一致するように配設されている。
また、撮像部100eとしてラインイメージセンサが使
用された場合には、図6に示すように、上記受光素子P
1がパーフォレーションPFを通して発光素子P2から
の光を受光したときに、例えばフィルム4の繰り出し方
向後端位置(撮像位置)が撮像部100eの撮像領域S
R1に一致するようになっている。そして、この状態か
らフィルム4の給送に応じて当該駒KMの画像が撮像部
(ラインイメージセンサ)100eによって走査される
ことにより、駒KMの画像が的確に撮像される。
【0024】次いで、上記フィルム画像再生装置1の制
御系について図1のブロック構成図を用いて説明する。
この制御系は、撮像部100eにより撮像された画像に
対して処理を行なう第1の画像処理部11、演出制御部
12、画像メモリ13,14、第2の画像処理部15、
文字データ挿入部16及びデータ入力部19と、表示部
7の表示を制御する表示制御部17及び表示ドライバ1
8と、バックグランドミュージックとしての音楽を出力
する音楽制御部20及びアンプ21と、操作部8の操作
に応じた動作を行なわすパルス発生部23,24、オア
回路25、アンド回路26及びバッファ回路27と、各
部の制御を行なう中央制御部22とから構成されてい
る。
【0025】上記第1の画像処理部11は、撮像部10
0eからの画像信号(アナログ信号)にAD変換等の処
理を施して演出制御部12へ出力するものである。ま
た、第1の画像処理部11は、中央制御部22からの制
御信号に応じて撮像部100eからの画像信号を圧縮し
て演出制御部12へ出力するようになっている。
【0026】演出制御部12は、第1の画像処理部11
からの画像信号(デジタル信号)を必要に応じて処理し
て画像メモリ13あるいは画像メモリ14に記憶させる
ものである。画像メモリ13は、演出制御部12からの
フィルム4の1駒分の画像信号を記憶するものである。
画像メモリ14は、第1の画像処理部11により圧縮さ
れた各駒の画像信号をマルチ画面表示の配列で記憶する
ものである。また、演出制御部12は、中央制御部22
からの制御信号に応じて画像メモリ13あるいは画像メ
モリ14から読み出した画像信号に後述の処理を施して
第2の画像処理部15へ出力するものである。すなわ
ち、演出制御部12は、複数種類の演出を記憶してお
り、情報読書部101からのデータ及び中央制御部22
からの制御信号に応じて画像メモリ13から読み出した
画像信号に、パンニング、チルティング、ズーミング、
フェードイン、フェードアウト等の種々の演出を施すよ
うになっている。
【0027】第2の画像処理部15は、画像メモリ13
あるいは画像メモリ14から読み出された画像信号を、
例えばNTSC信号に変換して映像出力端子150へ出
力するものである。また、第2の画像処理部15は、文
字データ挿入部16からの撮影日等の文字データを上記
画像信号に重ね合わせるようになっている。映像出力端
子150はケーブルK1を介してモニターTV2に接続
されている。
【0028】文字データ挿入部16は、フィルム4の磁
気帯から読み取られた撮影情報のデータの内から撮影日
時等のデータを文字データとして第2の画像処理部15
へ出力するものである。表示制御部17は、中央制御部
22からの表示信号に応じて表示ドライバ18を介して
表示部7の各表示領域71〜77に各種の表示を行なわ
せるものである。データ入力部19は駒番号等の各種の
データを入力するものである。
【0029】音楽制御部20は、中央制御部22からの
制御信号に応じて音楽記録媒体MBに記録されている複
数の音楽から所定の音楽を抽出し、音声信号としてアン
プ21を介して音声出力端子210へ出力するものであ
る。また、音楽制御部20は、中央制御部22からの制
御信号に応じて音声入力端子200に接続された外部装
置(音楽記録媒体)からの音楽情報を処理して音声出力
端子210へ出力するようになっている。また、音楽制
御部20は、音声入力端子200に接続された外部装置
からの音楽を音楽記録媒体MBへ記憶させるようになっ
ている。音楽記録媒体MBは、フィルムカートリッジK
Tにフィルム4とは別体に配置された磁気テープ、半導
体メモリあるいはICカード等からなり、複数の音楽が
記録されているものである。音声出力端子210はケー
ブルK2を介してモニターTV2に接続されている。な
お、上記音楽記録媒体MBは、フィルム画像再生装置1
に内蔵したメモリであってもよい。
【0030】中央制御部22は、メモリを有しており、
操作部8に対する各操作及び予め記憶されているプログ
ラムに基づいてフィルム画像再生装置1の各部を制御す
るものである。また、中央制御部22は、再生スイッチ
91がオンされたときに上述した駒位置検出部104か
らのパーフォレーションPFの検出結果に基づいて、フ
ィルム4の駒KMが撮像部100eの撮像領域(撮像位
置)SRに一致しているかどうかを判断し、駒KMが撮
像領域SRに一致していると判断したときに当該駒KM
の画像の撮像を開始させるようにしている。また、中央
制御部22は、内蔵メモリに予め設定された複数種類の
再生方法を記憶している。
【0031】パルス発生部23は電源スイッチ80が押
される毎に所定幅のパルスをオア回路25へ出力するも
ので、パルス発生部24はイジェクトスイッチ81が押
される毎に所定幅のパルスをオア回路25へ出力するも
のである。
【0032】オア回路25は、パルス発生部23,24
の少なくとも一方からパルスが入力されると、パルスを
中央制御部22のMFI端子へ出力するものである。そ
して、中央制御部22は、上記オア回路25からパルス
が入力されると、後述する図8のMFI割り込みルーチ
ンを実行する。アンド回路26は、モードスイッチ8
4、巻戻しスイッチ88、停止スイッチ89、一時停止
スイッチ90、再生スイッチ91及び早送りスイッチ9
2のいずれかがオンされると、バッファ回路27へロー
レベルを出力するものである。バッファ回路27は、電
源スイッチ80がオン状態のときのみ上記アンド回路2
6の出力信号を中央制御部22のINTA端子へ出力す
るものである。そして、中央制御部22は、上記バッフ
ァ回路27からローレベルが入力されると、後述する図
13のINTA割り込みルーチンを実行する。
【0033】次に、上記フィルム画像再生装置1の動作
について図7〜図31のフローチャートを用いて説明す
る。図7のフローチャートは、フィルム画像再生装置1
への電源投入時の初期化を示すものである。
【0034】まず、中央制御部22のレジスタ、フラグ
等がリセットされた後、電源スイッチ80がオンかどう
かが判別され(♯1,♯3)、電源スイッチ80がオン
の場合には(♯3でYES)、電源フラグPWFが
“1”にセットされる(♯5)。一方、電源スイッチ8
0がオフの場合には(♯3でNO)、電源フラグPWF
が“0”にリセットされる(♯7)。
【0035】次いで、フィルムカートリッジKTがフィ
ルム装填部10に装填されているかどうかがフィルム検
出スイッチ103の検出結果に基づいて判別され(♯
9)、フィルムカートリッジKTがフィルム装填部10
に装填されている場合には(♯9でYES)、フィルム
検出フラグFIFが“1”にセットされる(♯11)。
一方、フィルムカートリッジKTがフィルム装填部10
にセットされていない場合には(♯9でNO)、フィル
ム検出フラグFIFが“0”にリセットされる(♯1
1)。
【0036】この後、INTA割り込みが許可されてス
リープ状態になる(♯15)。この状態で、電源スイッ
チ80あるいはイジェクトスイッチ81がオンされてパ
ルス発生部23,24の少なくとも一方からのパルスが
オア回路25を介してMFI端子へ入力されたときには
図8のMFI割り込みルーチンが実行される。また、モ
ードスイッチ84、巻戻しスイッチ88、停止スイッチ
89、一時停止スイッチ90、再生スイッチ91及び早
送りスイッチ92のいずれかがオンされてバッファ回路
27からINTA端子へローレベルが入力され、且つ、
割り込みが許可されていると、図16のINTA割り込
みルーチンが実行される。
【0037】続いて、図8のMFI割り込みルーチンに
ついて説明する。まず、フィルムカートリッジKTへの
フィルム4の巻き戻し中かどうかが判別され(♯2
1)、巻き戻し中であれば(♯21でYES)、このフ
ィルム4の巻き戻しが完了するまで待って(♯23)、
♯29へ移行する。
【0038】一方、♯21で巻き戻し中でなければ(♯
21でNO)、フィルム4の磁気帯へ再生方法等のデー
タの書き込み中かどうかが判別され(♯25)、データ
書き込み中であれば(♯25でYES)、このデータ書
き込みが完了するまで待って(♯27)、♯29へ移行
する。
【0039】♯29では、電源スイッチ80が押された
かどうかが判別され、電源スイッチ80が押された場合
には(♯29でYES)、電源フラグPWFが“1”に
セットされているかどうかが判別される(♯31)。電
源フラグPWFがリセットされている場合には(♯31
でNO)、中央制御部22は、フィルム画像再生装置1
を起動すべく電源スイッチ80が押されたと判断する。
そして、電源フラグPWFが“1”にセットされた後
(♯33)、後述する“電源オン処理”のルーチンが実
行される(♯35)。この後、INTA割り込みが許可
される(♯37)。
【0040】一方、♯31で電源フラグPWFが“1”
の場合には(♯31でYES)、中央制御部22は、フ
ィルム画像再生装置1の動作を停止させるために電源ス
イッチ80が押されたと判断する。そして、電源フラグ
PWFがリセットされ(♯39)、後述する“電源オフ
処理”のルーチンが実行された後(♯41)、♯37に
移行する。
【0041】一方、♯29で電源スイッチ80が押され
ていない場合には(♯29でNO)、電源フラグPWF
がリセットされているかどうかが判別される(♯4
3)。そして、電源フラグPWFが“1”の場合には
(♯43でNO)、中央制御部22は、フィルム画像再
生装置1内にフィルムカートリッジKTを装填すべく、
あるいはフィルム画像再生装置1内のフィルムカートリ
ッジKTを取り出すべく、イジェクトスイッチ81が押
されたと判断する。そして、後述する“イジェクト処
理”のルーチンが実行された後(♯49)、後述する
“フィルム装填処理”のルーチンが実行される(♯5
1)。
【0042】一方、♯43で電源フラグPWFがリセッ
トされている場合には(♯43でYES)、フィルム検
出フラグFIFが“1”にセットされているかどうかが
判別され(♯45)、フィルム検出フラグFIFが
“1”の場合には(♯43でYES)、中央制御部22
は、フィルム画像再生装置1が停止している状態でフィ
ルムカートリッジKTを取り出すべく、イジェクトスイ
ッチ81が押されたと判断する。そして、“電源オン処
理”のルーチンが実行され(♯47)、イジェクトテー
ブル6がフィルム画像再生装置1の外方へスライドされ
て開成される。
【0043】一方、♯45でフィルム検出フラグFIF
がリセットされている場合には(♯45でNO)、フィ
ルムカートリッジKTがフィルム装填部10に装填され
ていないので、♯47の処理を行なうことなく♯37に
移行する。
【0044】次に、♯35及び♯47の“電源オン処
理”のルーチンについて図9のフローチャートを用いて
説明する。まず、電源ランプ80aが点灯され、フィル
ム給送部102等の駆動回路が初期化される(♯61,
♯63)。次いで、イジェクトスイッチ81が押された
かどうかが判別される(♯65)。♯35では、電源ス
イッチ80が押されてこのルーチンが実行された場合で
あるため、♯65ではNOとなって♯67に移行する。
【0045】♯67では、フィルム検出フラグFIFが
“1”にセットされているかどうかが判別され、フィル
ム検出フラグFIFが“1”の場合には(♯67でYE
S)、表示部7の表示領域71に“FILM”の文字が
点灯表示され、表示領域74に前回に再生したときの最
終駒の駒番号が表示される(♯69,♯71)。この
後、図8のフローチャートに戻る。一方、上記フィルム
検出フラグFIFがリセットされている場合には(♯6
7でNO)、♯69,♯71の処理を行なうことなく、
図8のフローチャートに戻る。
【0046】一方、♯47において、この“電源オン処
理”のルーチンが実行されるときは、イジェクトスイッ
チ81が押されているので、♯65でYESとなり、♯
73でイジェク動作中であることを表示すべく、上記表
示領域71に“FILM”の文字が点滅表示される(♯
73)。続いて、上記表示領域74の駒番号の表示が消
灯され、フィルム4がフィルムカートリッジKT内に巻
き戻された後にイジェクトテーブル6がフィルム画像再
生装置1の外方にスライドして開成される(♯75,♯
77)。次いで、上記表示領域71の“FILM”の文
字表示が消灯され、フィルム検出フラグFIFがリセッ
トされる(♯79,♯81)。この後、後述する“電源
オフ処理”のルーチンが実行される(♯83)。
【0047】次に、♯41及び♯83の“電源オフ処
理”のルーチンについて図10のフローチャートを用い
て説明する。まず、再生中かどうかが判別され(♯9
1)、再生中の場合には(♯91でYES)、現在再生
されている駒の駒番号(最終再生駒番号)が中央制御部
22に記憶された後、撮像部100eによる撮像が停止
される(♯93,♯95)。次いで、フィルム給送部1
02の駆動が停止される(♯97)。なお、撮像部10
0eとしてラインイメージセンサが用いられている場合
には、フィルム4の給送(走査)動作が停止される。
【0048】一方、♯91で再生中でない場合には(♯
91でNO)、フィルム給送中かどうかが判別され(♯
99)、給送中の場合には(♯99でYES)、♯97
に移行してフィルム給送部102の駆動が停止される。
一方、♯99でフィルム4が停止している場合には(♯
99でNO)、そのまま♯101に移行する。
【0049】♯101では、フィルム検出フラグFIF
が“1”にセットされているかどうかが判別され(♯1
01)、フィルム検出フラグFIFが“1”の場合には
(♯101でYES)、フィルムカートリッジKTがフ
ィルム装填部10に装填されたままであるため、表示部
7の表示領域71に“FILM”の文字が点灯表示さ
れ、この“FILM”の文字以外の表示が消灯される
(♯103,♯105)。この後、図8のフローチャー
トに戻る。
【0050】一方、上記フィルム検出フラグFIFがリ
セットされている場合には(♯101でNO)、中央制
御部22は、フィルムカートリッジKTがフィルム装填
部10に残っていないと判断する。そして、表示部7の
全表示が消灯される(♯107)。
【0051】次に、♯49の“イジェクト処理”のルー
チンについて図11のフローチャートを用いて説明す
る。まず、フィルム検出フラグFIFが“1”にセット
されているかどうかが判別され、フィルム検出フラグF
IFが“1”の場合には(♯111でYES)、再生中
かどうかが判別され(♯113)、再生中の場合には
(♯113でYES)、撮像部100eによる撮像が停
止される(♯115)。なお、撮像部100eがライン
イメージセンサの場合には、♯117でフィルム給送部
102の駆動が停止される。
【0052】一方、♯113で再生中でない場合には
(♯113でNO)、フィルム4が給送中かどうかが判
別され(♯119)、給送中の場合には(♯119でY
ES)、♯117に移行してフィルム給送部102の駆
動が停止される。一方、♯119で給送中でない場合に
は(♯119でNO)、♯121に移行する。
【0053】♯121では、表示部7の表示領域71に
“FILM”の文字が点滅表示される。続いて、表示部
7の表示領域74の駒番号の表示が消灯され、フィルム
4のフィルムカートリッジKT内への巻き戻し後にイジ
ェクトテーブル6が開成され、上記表示領域71の“F
ILM”の文字表示が消灯され、さらに、フィルム検出
フラグFIFがリセットされる(♯123〜♯12
9)。これにより、フィルムカートリッジKTがイジェ
クトテーブル6から取り出し得る。
【0054】一方、♯111でフィルム検出フラグFI
Fがリセットされている場合には(♯111でNO)、
イジェクトテーブル6が開成される(♯131)。これ
により、フィルムカートリッジKTをイジェクトテーブ
ル6にセットし得る。そして、フィルムカートリッジK
Tがイジェクトテーブル6にセットされてイジェクトス
イッチ81が押されると(♯133でYES)、イジェ
クトテーブル6が閉成される(♯135)。この後、図
8のフローチャートに戻る。
【0055】次に、♯51の“フィルム装填処理”のル
ーチンについて図12のフローチャートを用いて説明す
る。ここでは、表示部7の表示領域71に“FILM”
の文字が点灯表示された後(♯141)、フィルム装填
部10に装填されたフィルムカートリッジKTのフィル
ム4が現像済みフィルムであるかどうかが、例えば、フ
ィルムカートリッジKTに設けられたフィルムの現像の
有無を示す爪あるいは指標を不図示の検出手段によって
検出することにより判別される(♯143)。
【0056】そして、フィルム4が現像済みフィルムで
ある場合には(♯143でYES)、駒位置検出部10
4によるパーフォレーションの検出結果に基づいてフィ
ルム4の1駒目が撮像位置になるまでフィルムカートリ
ッジKTから繰り出され(初期ローディング)、このと
きフィルム4のリード部に配設された磁気帯に記録され
ているデータ、例えば当該フィルム4に対して後述する
“プリスキャン処理”が実行されたかどうか等のデータ
が読み取られる(♯145,♯147)。なお、後述す
る“プリスキャン処理”のルーチンが実行された場合に
は、当該実行された旨を示すデータが上記フィルム4の
リード部の磁気帯あるいは不図示のICカード等に記憶
される。
【0057】そして、上記フィルム4のリード部の磁気
帯等に記憶されているデータから、このフィルム4が初
めて再生されるものであると判断した場合には(♯14
9でYES)、後述する“プリスキャン処理”のルーチ
ンが実行される(♯151)。この後、図8のフローチ
ャートに戻る。一方、当該フィルム4が既に再生された
ものである場合には(♯149でNO)、♯151の処
理を行なうことなく、図8のフローチャートに戻る。
【0058】一方、♯143でフィルム4が未現像のフ
ィルムである場合には(♯143でNO)、このフィル
ム4は再生することができないので、不図示のブザーあ
るいは表示部7により再生不可能である旨の警告を行な
う(♯153)。次いで、上述した“イジェクト処理”
のルーチンの先頭へジャンプし(♯155)、この後、
図8のフローチャートに戻る。
【0059】次に、♯151の“プリスキャン処理”の
ルーチンについて図13,図14のフローチャートを用
いて説明する。まず、INTA割り込みが許可され、次
いで表示部7の表示領域71に“PRESCAN”の文
字が点灯表示されて、フィルム給送部102によるフィ
ルム4の給送が開始される(♯161〜♯165)。次
いで、マルチ画面表示を行なうべく、撮像部100eに
よって駒の撮像が行なわれ、フィルム4の磁気帯に記録
されている撮影情報等のデータが読み取られ、このデー
タに応じて上記撮像された駒の画像信号が演出制御部1
2によって処理されて画像メモリ14に記憶される(♯
167〜♯173)。なお、ここでは、マルチ画面表示
のための処理が行なわれているため、駒の画像信号に、
例えば圧縮処理、間引き処理等を施すことにより、処理
時間の短縮を図っている。
【0060】次いで、モードスイッチ84が操作されて
予め自動モードが選択されることにより、後述するレジ
スタMORが“11”となっている場合には(♯175
でYES)、このプリスキャン時の画像の再生方法が自
動的に決定される(♯177)。一方、自動モードが選
択されてなく、上記レジスタMORが“11”以外の場
合には(♯175でNO)、♯177の処理を行なうこ
となく、上記撮像された駒の画像がモニターTV2の画
面3にマルチ画面表示され、更に上記読み取った駒のデ
ータに基づいて上記マルチ画面表示の画像に駒番号が表
示される(♯179,♯181)。
【0061】次に、フィルム4に記録されている全ての
駒がマルチ画面表示されたかどうかが判別され(♯18
3)、未だ表示されていない駒がある場合には(♯18
3でNO)、♯165に戻る。そして、フィルム4の全
ての駒がマルチ画面表示されるまで♯165〜♯181
の処理が繰り返される。一方、全ての駒がマルチ画面表
示されると(♯183でYES)、フィルム給送部10
2によるフィルム4の給送が停止され、上記表示領域7
1の“PRESCAN”の文字表示が消灯される(♯1
85,♯187)。
【0062】続いて、データ入力部19から駒番号が入
力されている場合には(♯189でYES)、マルチ画
面表示の画像の内、上記入力指定された駒番号に対応す
る画像の周囲に枠が表示される(♯191)。次いで、
ローテーションスイッチ85がオンされているかどうか
が判別され(♯193)、ローテーションスイッチ85
がオンの場合には(♯193でYES)、上記入力され
た駒番号に対応する画像が回転され、この駒番号に対応
する画像の回転が指示されたことが情報読書部102に
記憶される(♯195,♯197)。これにより、次回
からの再生時には当該駒の画像が回転された状態で表示
される。この後、♯189に戻り、更にデータ入力部1
9から駒番号が入力されているかどうかが判別される。
【0063】一方、♯193でローテーションスイッチ
85がオフの場合には(♯193でNO)、デリートス
イッチ86がオンされているかどうかが判別され(♯1
99)、デリートスイッチ86がオンの場合には(♯1
99でYES)、上記入力された駒番号に対応する画像
が消去され、この駒番号に対応する画像が消去されたこ
とが情報読書部102に記憶される(♯201,♯20
3)。これにより、次回からの再生時には当該駒の画像
が表示されない。この後、♯189に戻る。
【0064】一方、♯189で駒番号が入力されていな
い場合には(♯189でNO)、後述する“モード処
理”のルーチンでプログラムモードにセットされている
かどうかが判別される(♯205)。そして、プログラ
ムモードにセットされていない場合には(♯205でN
O)、プログラムスイッチ83がオンされたかどうかが
判別され(♯207)、プログラムスイッチ83がオン
の場合には(♯207でYES)、表示部7の表示領域
71に“PROGRAM”の文字が点滅表示される(♯
209)。
【0065】続いて、駒番号が入力されたかどうかの判
別が行なわれ(♯211)、駒番号が入力されると(♯
211でYES)、マルチ画面表示の画像の内、この入
力指定された駒番号に対応する画像の周囲に枠が表示さ
れる(♯213)。次いで、後述する“モード処理”の
ルーチンが実行され(♯215)、上記駒番号の指定さ
れた順番が情報読書部102に記憶される(♯21
7)。これにより、次回からの再生時には上記指定され
た駒番号の順で駒の画像が再生される。
【0066】次に、プログラムスイッチ83がオンされ
たかどうかが判別され(♯219)、プログラムスイッ
チ83がオフの場合には(♯219でNO)、♯211
に戻り、プログラムスイッチ83がオンされるまで♯2
11〜♯217の処理が繰り返される。そして、プログ
ラムスイッチ83がオンされると(♯219でYE
S)、プログラムモードにセットされたことが記憶さ
れ、上記点滅表示中の“PROGRAM”の文字の表示
が点灯に切り換えられる(♯221,♯223)。一
方、♯207でプログラムスイッチ83がオフの場合に
は(♯207でNO)、♯209〜♯223の処理を行
なうことなく、♯225で電源スイッチ80がオンかど
うかが判別され、電源スイッチ80がオフの場合には
(♯225でNO)、図7の“リセット処理”のルーチ
ンに移行する(♯227)。
【0067】一方、♯225で電源スイッチ80がオン
の場合には(♯225でYES)、再生スイッチ91が
オンされたかどうかが判別され(♯229)、再生スイ
ッチ91がオンの場合には(♯229でYES)、フィ
ルム給送部102が駆動されてフィルム4のフィルムカ
ートリッジKT内への巻き戻しが開始され、更に上記情
報読書部102に記憶された内容がフィルム4のリード
部の磁気帯等に書き込まれた後、フィルム4の巻き戻し
が完了したかどうかが判別される(♯231〜♯23
5)。
【0068】そして、フィルム4の巻き戻しが完了する
まで(♯235でNO)、♯231に戻って♯231〜
♯235の処理が繰り返され、フィルム4の巻き戻しが
完了すると(♯235でYES)、フィルム給送部10
2の駆動が停止された後、後述する“再生処理”のルー
チンに移行する(♯237,♯239)。
【0069】一方、♯229で再生スイッチ91がオフ
の場合には(♯229でNO)、♯189に戻る。そし
て、♯189で駒番号の入力がない場合には(♯189
でNO)、♯205に移行し、このとき、上述した♯2
21でプログラムモードにセットされている場合には♯
205でYESとなって♯241に移行する。
【0070】♯241では、プログラムスイッチ83が
オンされたかどうかが判別され、プログラムスイッチ8
3がオンの場合には(♯241でYES)、プログラム
されている内容がリセットされ、上記“PROGRA
M”の文字の表示が消灯される(♯243,♯24
5)。一方、プログラムスイッチ83がオフの場合には
(♯241でNO)、♯243,♯245の処理を行な
うことなく、♯225に移行する。
【0071】このように、フィルム4に対して各駒の再
生の順番の設定、画像の回転及びデリート等の編集を予
め施すことにより、この後、再生する場合にこの編集さ
れた内容で画像の再生を行なうことができる。
【0072】次に、♯215で実行される“モード処
理”のルーチンについて図15のフローチャートを用い
て説明する。なお、レジスタMORが“00”で逐次操
作モードに、“01”でマニュアルモードに、“10”
で半自動モードに、“11”で全自動モードに設定され
るようになっている。
【0073】逐次操作モードは、再生時に音楽の選択や
再生方法、フィルム給送等をデータ入力部19等をマニ
ュアル操作して行なうものである。マニュアルモード
は、データ入力部19等をマニュアル操作して行なわれ
た音楽の選択や再生方法の設定等を記憶し、再生時には
この設定された内容で再生を行なうものである。半自動
モードは、再生方法と音楽のいずれか一方の設定をデー
タ入力部19等を操作して行なうもので、この設定され
た内容に合わせて他方を自動的に設定するようになって
いる。全自動モードは、フィルム画像再生装置1が再生
方法及び音楽のいずれも自動的に設定するものである。
【0074】まず、モードの状態を示す2ビットのレジ
スタMORが“11”あるいは“00”であるかどうか
が判別される(♯251)。レジスタMORが“11”
あるいは“00”の場合には(♯251でYES)、全
自動モードあるいは逐次操作モードであるので、このフ
ローチャートを実行することなく、上述した図13,図
14のフローチャートに戻る。
【0075】一方、レジスタMORが“01”の場合に
は(♯253でYES)、マニュアルモードであるの
で、選択スイッチ96がオンされたかどうかが判別され
(♯255)、選択スイッチ96がオンの場合には(♯
255でYES)、ズームアップスイッチ93、ズーム
ダウンスイッチ94等が操作されて演出方法が設定され
るまで待機し(♯257でNO)、上記演出方法が設定
されると(♯257でYES)、この設定された演出方
法のデータがフィルム4の磁気帯あるいはフィルム画像
再生装置1の内蔵メモリに記録される(♯259)。
【0076】次に、予め設定された所定駒数毎に音楽を
設定して音楽の演奏時間と再生にかかる時間とを一致さ
せるべく、上記所定駒数だけ演出方法が設定されたかど
うかが判別され(♯261)、演出方法が設定された駒
数が上記所定駒数未満の場合には(♯261でNO)、
音楽設定が行なわれることなく、図13,図14のフロ
ーチャートに戻る。
【0077】一方、所定駒数だけ演出方法が設定された
場合には(♯261でYES)、データ入力部19等が
マニュアル操作されて音楽が設定されるまで待機し(♯
263でNO)、音楽が設定されると(♯263でYE
S)、この設定された音楽の情報(データ)がフィルム
4の磁気帯等へ記録される(♯265)。なお、上記音
楽は、音楽記録媒体MBに記録されている音楽の内から
選択してもよく、音声入力端子200から入力される音
楽を選択してもよい。
【0078】一方、♯253でレジスタMORが“1
0”の場合には(♯253でNO)、半自動モードであ
るので、選択スイッチ96がオンされたかどうかが判別
され(♯267)、選択スイッチ96がオンの場合には
(♯267でYES)、演出方法をマニュアル操作で設
定するモードが選択されたので、演出方法が設定される
まで待機し(♯269でNO)、演出方法が設定される
と(♯269でYES)、この設定された演出方法が記
憶される(♯271)。
【0079】次いで、演出方法が設定された駒数が所定
駒数未満の場合には(♯273でNO)、音楽設定が行
なわれることなく、図13,図14のフローチャートに
戻り、所定駒数だけ演出方法が設定された場合には(♯
273でYES)、上記設定された演出方法に応じた音
楽が音楽記録媒体MB等に記録されている音楽の内から
自動的に選択され、この設定された音楽の情報がフィル
ム4の磁気帯へ記録される(♯275,♯277)。
【0080】一方、♯267で選択スイッチ96がオフ
の場合には(♯267でNO)、音楽をマニュアル操作
で設定するモードが選択された場合があるので、データ
入力部19等がマニュアル操作されて音楽が設定される
まで♯279及び♯267のループで待機する(♯27
9でNO)。そして、音楽が設定されると(♯279で
YES)、この設定された音楽に応じた演出方法が自動
的に設定され、この設定された音楽がフィルム4の磁気
帯へ記憶される(♯281,♯283)。
【0081】次に、モードスイッチ84、巻戻しスイッ
チ88、停止スイッチ89、一時停止スイッチ90、再
生スイッチ91及び早送りスイッチ92のいずれかがオ
ンされたときに実行される図16のINTA割り込みル
ーチンについて説明する。
【0082】モードスイッチ84がオンされた場合には
(♯291でYES)、後述する“モード設定処理”の
ルーチンが実行される(♯293)。次いで、INTA
割り込みが許可される(♯295)。
【0083】一方、早送りスイッチ92がオンされた場
合には(♯297でYES)、後述する“早送り処理”
のルーチンが実行される(♯299)。巻戻しスイッチ
88がオンされた場合には(♯301でYES)、後述
する“巻戻し処理”のルーチンが実行される(♯30
3)。再生スイッチ91がオンされた場合には(♯30
5でYES)、後述する“再生処理”のルーチンが実行
される(♯307)。一時停止スイッチ90がオンされ
た場合には(♯309でYES)、後述する“一時停止
処理”のルーチンが実行される(♯311)。停止スイ
ッチ89がオンされた場合には(♯313でYES)、
後述する“停止処理”のルーチンが実行される(♯31
5)。
【0084】次に、♯293の“モード設定処理”のル
ーチンについて図17のフローチャートを用いて説明す
る。表示部7の表示領域71のモードに関する表示
(“MANUAL”,“SEMIAUTO”,“AUT
O”の文字)が消灯され、レジスタMORがインクリメ
ントされる(♯321,♯323)。このインクリメン
トにより、上記レジスタMORが“00”になった場合
には(♯325でYES)、逐次操作モードに設定され
(♯327)、再生時に再生方法の設定や音楽選択のマ
ニュアル操作での設定が可能になる。
【0085】一方、レジスタMORが“01”になった
場合には(♯329でYES)、マニュアルモードに設
定され、表示部7の表示領域71に“MANUAL”の
文字が点灯表示される(♯331,♯333)。これに
より、再生方法の設定や音楽選択のマニュアル操作での
設定が可能になる。そして、再生時にはこの設定された
内容で再生が行なわれる。
【0086】一方、上記レジスタMORが“10”にな
った場合には(♯335でYES)、半自動モードに設
定され、上記表示領域71に“SEMIAUTO”の文
字が点灯表示される(♯337,♯339)。これによ
り、再生方法と音楽のいずれか一方のマニュアル操作で
の設定が可能になるとともに、この設定に合わせて他方
が自動的に設定される。
【0087】一方、♯335でレジスタMORが“1
0”以外の場合には(♯335でNO)、上記レジスタ
MORは“11”となるので、全自動モードに設定さ
れ、上記表示領域71に“AUTO”の文字が点灯表示
される(♯341,♯343)。これにより、再生方法
及び音楽が自動的に設定される。
【0088】このように、モードスイッチ84を押すこ
とにより、逐次操作モード、マニュアルモード、半自動
モード、全自動モードを切り換えることができるので、
用途や好みに応じて各モードを使い分けることができ
る。例えば、各駒の画像をゆっくりと鑑賞したい場合に
は、逐次操作モードを設定すればよい。また、再生方法
及びそれに付随する音楽を使用者の好みに応じて設定し
たい場合には、マニュアルモードを設定すればよい。再
生方法あるいは音楽のいずれか一方のみ使用者の好みに
応じて設定したい場合には、半自動モードを設定すれば
よい。再生方法及び音楽を自動的に設定させたい場合に
は、自動モードを設定すればよい。
【0089】次に、♯299の“早送り処理”のルーチ
ンについて図18,図19のフローチャートを用いて説
明する。INTA割り込みが許可された後、フィルム4
が給送中かどうかか判別され(♯351,♯353)、
フィルム給送中の場合には(♯353でYES)、フィ
ルム給送部102の駆動が停止される(♯355)。
【0090】次いで、フィルム4の画像が再生中かどう
かか判別され(♯357)、再生中の場合には(♯35
7でYES)、フィルム4を1駒だけ早送りで巻き上げ
るべく、フィルム給送部102が駆動され、表示部7の
表示領域73に早送りを示すシンボルマークが点灯表示
される(♯359,♯361)。
【0091】そして、1駒の巻き上げが完了するまで待
機し(♯363でNO)、1駒の巻き上げが完了すると
(♯363でYES)、フィルム給送部102の駆動が
停止され、上記表示領域73の表示が消灯される(♯3
65,♯367)。この後、後述する“再生処理”のル
ーチンに移行する(♯369)。
【0092】一方、♯357で再生中ではない場合(♯
357でNO)、フィルム4の磁気帯へのデータ書き込
み中かどうかが判別され(♯371)、データ書き込み
中であれば(♯371でYES)、このデータ書き込み
が継続される(♯373でNO)。このデータ書き込み
が完了すると(♯373でYES)、予め設定された時
間が経過したかどうかを検出するタイマTがリセットさ
れてスタートし、次いで上記表示領域73の早送りを示
すシンボルマークが点滅表示される(♯375,♯37
7)。なお、♯371でデータ書き込み中でなければ
(♯371でNO)、直ちに♯375へ移行する。
【0093】次いで、上記タイマTがカウントアップし
たかどうかが判別され、タイマTがカウント中であれば
(♯379でNO)、駒番号が入力されたかどうかが判
別され(♯381)、駒番号が入力されていない場合に
は(♯381でNO)、♯377に戻ってタイマTがカ
ウントアップするか、あるいは駒番号が入力されるまで
♯377〜♯381のループの処理が繰り返される。
【0094】そして、タイマTのカウント中に駒番号が
入力されると(♯381でYES)、当該駒番号が中央
制御部22のメモリに記憶され、当該駒番号が表示部7
の表示領域74に表示され、当該駒番号の駒までフィル
ム4を巻き上げるのに必要なフィルム給送量Kが演算さ
れる(♯383〜♯387)。一方、駒番号が入力され
ることなく、上記タイマTがカウントアップした場合に
は(♯379でYES)、♯381〜♯387の処理を
行なうことなく、♯389に移行する。
【0095】♯389では、上記表示領域73に早送り
を示すシンボルマークが点灯表示され、当該駒番号の駒
までフィルム4を巻き上げるべく、フィルム給送部10
2が駆動され、更にフィルム4の給送量がフィルム給送
部102の駆動モータの回転数等に基づいて検出される
(♯389〜♯393)。
【0096】そして、フィルム4の給送量が上記フィル
ム給送量Kに達したかどうかが判別され(♯395)、
フィルム4の給送量が上記フィルム給送量Kに達してい
なければ(♯395でNO)、フィルム4が最終駒(フ
ィルムエンド)まで巻き上げられたかどうかが判別され
(♯397)、フィルムエンドまで巻き上げられていな
ければ(♯397でNO)、停止スイッチ89、再生ス
イッチ91等がオンされてINTA割り込みがかかった
かどうかが判別される(♯399)。そして、INTA
割り込みがかかった場合には(♯399でYES)、上
述した図16のINTA割り込み処理のルーチンに戻
る。一方、INTA割り込みがない場合には(♯399
でNO)、♯395に戻る。
【0097】一方、フィルム4の給送量が上記フィルム
給送量Kに達すると(♯395でYES)、フィルム給
送部102の駆動が停止され、上記表示領域73の表示
が消灯する(♯401,♯403)。この後、後述する
“再生処理”のルーチンに移行する(♯405)。
【0098】一方、フィルム4がフィルムエンドまで巻
き上げられると(♯397でYES)、フィルム給送部
102の駆動が停止され、上記表示領域73の表示が消
灯され、後述する“巻戻し処理”のルーチンに移行する
(♯407〜♯411)。
【0099】次に、♯303の“巻戻し処理”のルーチ
ンについて図20,図21のフローチャートを用いて説
明する。まず、INTA割り込みが許可された後、フィ
ルム4がフィルムエンドまで給送されたかどうかが判別
され(♯421,♯423)、フィルム4がフィルムエ
ンドまで給送されていると(♯423でYES)、表示
部7の表示領域73に巻き戻しを示すシンボルマークが
点灯表示され、フィルム4を巻き戻すべく、フィルム給
送部102が駆動される(♯425,♯427)。次い
で、停止スイッチ89等がオンされてINTA割り込み
がかかるまで待機し(♯429でNO)、INTA割り
込みがかかると(♯429でYES)、図16のINT
A割り込み処理のルーチンに戻る。
【0100】一方、フィルム4がフィルムエンドまで給
送されていない場合には(♯423でNO)、フィルム
4が給送中かどうかか判別され(♯431)、フィルム
給送中の場合には(♯431でYES)、フィルム給送
部102の駆動が停止される(♯433)。一方、給送
中でなければ(♯431でNO)、♯433の処理を行
なうことなく、♯435に移行する。
【0101】♯435では、フィルム4の画像が再生中
かどうかが判別され、再生中の場合には(♯435でY
ES)、フィルム4を1駒だけ巻き戻すべく、フィルム
給送部102が駆動され、表示部7の表示領域73に巻
き戻しを示すシンボルマークが点灯表示される(♯43
7,♯439)。そして、1駒の巻き戻しが完了すると
(♯441でYES)、フィルム給送部102の駆動が
停止され、上記表示領域73の表示が消灯する(♯44
3,♯445)。この後、後述する“再生処理”のルー
チンに移行する(♯447)。
【0102】一方、♯435で再生中でない場合には
(♯435でNO)、フィルム4の磁気帯へのデータ書
き込み中かどうかか判別され(♯449)、データ書き
込み中であれば(♯449でYES)、このデータ書き
込みが継続され(♯451でNO)、データ書き込みが
完了すると(♯451でYES)、タイマTがリセット
されてスタートし、更に上記表示領域73の巻き戻しを
示すシンボルマークが点滅表示される(♯453,♯4
55)。
【0103】次いで、上記タイマTがカウントアップし
たかどうかが判別され(♯457)、タイマTがカウン
ト中であれば(♯457でNO)、駒番号が入力された
かどうかが判別され(♯459)、駒番号が入力されて
いない場合には(♯459でNO)、♯455に戻り、
上記タイマTがカウントアップするか、あるいは駒番号
が入力されるまで♯455〜♯459のループの処理が
繰り返される。
【0104】そして、上記タイマTのカウント中に駒番
号が入力されると(♯459でYES)、当該駒番号が
中央制御部22の内蔵メモリに記憶され、当該駒番号が
表示部7の表示領域74に表示され、当該駒番号の駒ま
でフィルム4を巻き戻すのに必要なフィルム給送量Kが
演算される(♯461〜♯465)。一方、駒番号が入
力されることなく、タイマTがカウントアップした場合
には(♯457でYES)、♯467に移行する。
【0105】♯467では、上記表示領域73に巻き戻
しを示すシンボルマークが点灯表示され、次いで当該駒
番号の駒までフィルム4を巻き戻すべく、フィルム給送
部102が駆動され、更にフィルム4の給送量がフィル
ム給送部102の駆動モータの回転数等に基づいて検出
される(♯469〜♯471)。
【0106】続いて、フィルム4の給送量が上記フィル
ム給送量Kに達したかどうかが判別され(♯473)、
フィルム4の給送量がフィルム給送量Kに達していない
場合には(♯473でNO)、フィルム4がリード部を
残してフィルムカートリッジKT内に巻き戻されたかど
うかが判別される(♯475)。そして、フィルム4が
未だフィルムカートリッジKT内に巻き戻されていない
場合には(♯475でNO)、停止スイッチ89等がオ
ンされてINTA割り込みがかかったかどうかが判別さ
れ(♯477)、INTA割り込みがかかった場合には
(♯477でYES)、上述した図16のINTA割り
込み処理のルーチンに戻る。一方、INTA割り込みが
ない場合には(♯477でNO)、♯473に戻る。
【0107】そして、♯473でフィルム4の給送量が
フィルム給送量Kに達すると(♯473でYES)、フ
ィルム給送部102の駆動が停止され、上記表示領域7
3の表示が消灯する(♯479,♯481)。この後、
後述する“再生処理”のルーチンに移行する(♯48
3)。
【0108】一方、♯475でフィルム4がリード部を
残してフィルムカートリッジKT内に巻き戻された場合
には(♯475でYES)、フィルム4のリード部の磁
気帯あるいはフィルムカートリッジKTに配設されたメ
モリに、当該フィルム4が1度再生されたという情報、
音楽情報、色補正情報等のデータが記録される(♯48
5)。次いで、フィルム給送部102の駆動が停止さ
れ、上記表示領域73の表示が消灯され、図7の“リセ
ット処理”のルーチンに移行する(♯487〜♯49
1)。
【0109】次に、♯307の“再生処理”のルーチン
について図22,図23のフローチャートを用いて説明
する。まず、フィルム4が給送中かどうかが判別され
(♯501)、フィルム給送中の場合には(♯501で
YES)、フィルム給送部102の駆動が停止され(♯
503)、停止している場合には(♯501でNO)、
♯503の処理がスキップされる。次いで、フィルム位
置検出部104によるパーフォレーションPFの検出結
果に基づいて、フィルム4の駒が撮像部100eの撮像
領域(撮像位置)SRに一致しているかどうかが判別さ
れる(♯505)。ここで、フィルム4の駒が上記撮像
領域SRからずれている場合には(♯505でNO)、
後述する“位置決め処理”のルーチンが実行されてフィ
ルム4の駒が上記撮像領域SRに位置決めされる(♯5
07)。一方、駒が撮像領域SRに一致している場合に
は(♯505でYES)、♯507の処理がスキップさ
れる。
【0110】♯509では、上述した図13,図14の
“プリスキャン処理”のルーチンでプログラムモードが
セットされたかどうかが判別され、プログラムモードが
セットされている場合には(♯509でYES)、上記
“プリスキャン処理”のルーチンで指定された駒番号の
順番に沿って画像を再生すべく、上記指定駒番号の内、
先頭の駒番号が中央制御部22の内蔵メモリから読み出
される(♯511)。
【0111】次いで、現在の駒位置から上記読み出され
た駒番号の駒までフィルム4を給送すべく、フィルム給
送部102が駆動され(♯513)、当該駒番号の駒が
上記撮像領域SRに一致するまで(♯515でNO)、
フィルム4が給送され、当該駒番号の駒が撮像領域SR
に一致すると(♯515でYES)、当該駒の駒番号が
表示部7の表示領域74に表示される(♯517)。
【0112】一方、♯509でプログラムモードがセッ
トされていなければ(♯509でNO)、現在の駒位置
から順に画像を再生すべく、♯511〜♯517の処理
を行なうことなく、♯519に移行する。
【0113】♯519では、レジスタMORが“00”
かどうかが判別され、レジスタMORが“00”の場合
には(♯519でYES)、すなわち、逐次操作モード
の場合には、まず、INTA割り込みが禁止され、次い
で、現在の駒位置の駒のデータがフィルム4の磁気帯か
ら読み出され、更に当該駒が撮像部100eによって撮
像され、上記撮像された駒の画像が演出制御部12によ
って信号処理されて画像メモリ13に記憶される(♯5
23〜♯527)。
【0114】ここで、INTA割り込みが許可に戻さ
れ、次いで、後述する“再生状態切換処理”のルーチン
が実行される(♯529,♯531)。この後、停止ス
イッチ89等がオンされてINTA割り込みがかかるま
で♯531及び♯533のループの処理が行なわれ、I
NTA割り込みがかかると(♯533でYES)、図1
6のINTA割り込みのフローチャートに戻る。
【0115】一方、上記レジスタMORが“00”以外
の場合には(♯519でNO)、まず、INTA割り込
みが禁止され、次いで、当該駒番号の駒のデータがフィ
ルム4の磁気帯から読み出され、更に当該駒番号の駒が
撮像部100eによって撮像され、上記撮像された駒の
画像が演出制御部12によって信号処理されて画像メモ
リ13に記憶される(♯535〜♯541)。
【0116】続いて、上記レジスタMORが“11”か
どうかが判別され、レジスタMORが“11”の場合
(♯543でYES)、すなわち、全自動モードの場合
には、プログラムモードがセットされているかどうかが
判別され(♯545)、プログラムモードがセットされ
ていると(♯545でYES)、上記“プリスキャン処
理”のルーチンで設定された演出方法が変更される(♯
547)。すなわち、全自動モードの場合、フィルム4
の駒数等に応じて演出方法及び音楽が自動的に設定され
るが、プログラムモードがセットされている場合には、
再生する駒数が上記“プリスキャン処理”のルーチンで
設定された内容によって決まることになる。従って、フ
ィルム4の駒数で再生方法を設定すると、音楽の演奏時
間が再生時間よりも長くなり過ぎることが生じる。この
ため、全自動モードで、且つプログラムモードがセット
されている場合には、再生駒数に対応して、例えば再生
時間が長くなるように設定し、これに合わせて演出方法
を変更するようにしている。
【0117】一方、♯543でレジスタMORが“1
1”以外の場合(♯543でNO)、あるいは♯545
でプログラムモードがセットされていなければ(♯54
5でNO)、♯547の演出方法の変更を行なうことな
く♯549に移行する。♯549ではINTA割り込み
が許可に戻され、この後、上述した図14の“モード処
理”のルーチンで設定された音楽の再生が開始される
(♯551)。
【0118】次いで、上記画像メモリ13に記憶されて
いる駒が演出を施されて再生され(♯553)、この演
出が終了するまで再生が行なわれる(♯553及び♯5
55のループ)。そして、上記演出が終了すると(♯5
55でYES)、♯557でプログラムモードがセット
されているかどうかが判別され、プログラムモードがセ
ットされている場合には(♯557でYES)、♯51
1に戻って指定された駒番号の内の次の駒番号が読み出
される。
【0119】一方、♯557でプログラムモードがセッ
トされていなければ(♯557でNO)、全駒の再生が
終了したかどうかが判別され(♯559)、再生されて
いない駒がある場合には(♯559でNO)、フィルム
位置検出部104によるフィルム4のパーフォレーショ
ンPFの検出結果に基づいて、次の駒が上記撮像領域S
Rに一致するまでフィルム4が給送される(♯56
1)。
【0120】一方、♯559で全ての駒に対する再生が
終了した場合には(♯559でYES)、音楽の再生が
停止された後、上述した“巻戻し処理”のルーチンが実
行される(♯563,♯565)。
【0121】このように、駒と撮像領域SRとを位置合
わせした後に撮像を開始しているので、駒と駒との間の
ブランク領域がモニターTV2の画面3に表示された
り、再生画像が途切れたりすることが防止され、適正な
再生画像を得ることができる。
【0122】なお、このルーチンでは、全自動モードに
設定されている場合のみ(♯543でYES)、♯54
7で演出方法を変更したが、この場合に限らず、半自動
モードに設定され、且つ、マニュアル設定で音楽が選択
された場合にも演出方法を変更し得るようにしてもよ
い。
【0123】次に、♯507の“位置決め処理”のルー
チンについて図24のフローチャートを用いて説明す
る。なお、駆動モータは正転でフィルム4が繰り出さ
れ、逆転でフィルム4が巻き戻されるものとする。
【0124】まず、駒位置検出部104の受光素子がパ
ーフォレーションを通して発光素子からの光を受光した
かどうかが判別され(♯571)、例えば図5に示すよ
うに、受光素子P1が受光している場合には(♯571
でYES)、駒が撮像領域に一致しているので、♯57
3以降の処理を行なうことなく、図22,図23のフロ
ーチャートに戻る。
【0125】一方、受光素子P1が受光状態でなければ
(♯571でNO)、再生スイッチ91がフィルム給送
部102の駆動モータの正転中にオンされたものかどう
かが判別される(♯573)。そして、再生スイッチ9
1が上記駆動モータの逆転中にオンされた場合には(♯
573でNO)、上記駆動モータを正転に切り換えてフ
ィルム4を繰り出す(♯575)。一方、再生スイッチ
91が上記駆動モータの正転中にオンされた場合には
(♯573でYES)、上記駆動モータをそのまま正転
させてフィルム4を繰り出す(♯577)。
【0126】この後、上記受光素子P1が受光状態に変
化したかどうかが判別され(♯579)、受光素子P1
が受光状態に変化していなければ(♯579でNO)、
♯573に戻ってフィルム4の繰り出しを継続させる。
一方、受光素子P1が受光状態に変化した場合には(♯
579でYES)、フィルム給送部102の駆動モータ
を停止させて(♯581)、図22,図23のフローチ
ャートに戻る。
【0127】なお、フィルム4の駒を撮像部100eの
撮像領域SRに位置決めする方法としては、図24の方
法に限られるものではなく、例えば撮影時に各駒の所定
位置にマークを写し込み、このマークを検出して位置決
めを行なうようにしてもよい。また、フィルム4の磁気
帯に記録されているデータを読み取ってこのデータに基
づいて位置決めを行なうようにしてもよい。
【0128】次に、♯531の“再生状態切換処理”の
ルーチンについて図25〜図28のフローチャートを用
いて説明する。まず、♯525で撮像された駒の画像が
再生される(♯601)。次いで、ズームダウンスイッ
チ94あるいはズームアップスイッチ93がオンされた
かどうかが判別され(♯603)、ズームダウンスイッ
チ94あるいはズームアップスイッチ93がオンの場合
には(♯603でYES)、♯525で撮像された駒が
像変倍部100cによって光学的にズームダウンあるい
はズームアップされながら撮像が繰り返されて再生され
る。なお、演出制御部12の画像処理によってズームダ
ウンあるいはズームアップしてもよい。次に、モニター
TV2の画面3に表示されている駒の領域が表示部7の
表示領域77に表示される(♯605,♯607)。
【0129】この後、ズームダウンスイッチ94及びズ
ームアップスイッチ93が共にオフになるまで♯605
〜♯609のループの処理が繰り返され、ズームダウン
スイッチ94及びズームアップスイッチ93が共にオフ
になると(♯609でYES)、このズームダウンスイ
ッチ94、ズームアップスイッチ93のオフ時のズーム
の倍率データが情報読書部101に記憶される(♯61
1)。この後、リターンする。なお、このズームの倍率
データをフィルム4の磁気帯に直接記録するようにして
もよい。
【0130】一方、♯603でズームダウンスイッチ9
4及びズームアップスイッチ93が共にオフの場合には
(♯603でNO)、パンニングスイッチ951がオン
されたかどうかが判別され(♯613)、パンニングス
イッチ951がオンの場合には(♯613でYES)、
像変倍部100cによって当該駒の画像を拡大し、更に
フィルム給送部102によってフィルム4を給送しなが
ら当該駒の撮像を繰り返し行なうことにより、あるいは
演出制御部12の画像処理によってパンニングが行なわ
れる。次に、モニターTV2の画面3に表示されている
駒の領域が上記表示領域77に表示される(♯615,
♯617)。
【0131】この後、パンニングスイッチ951がオフ
になるまで♯615〜♯619のループの処理が繰り返
され、パンニングスイッチ951がオフになると(♯6
19でYES)、♯611で上記設定されたパンニング
のデータが情報読書部101等に記憶される。
【0132】一方、♯613でパンニングスイッチ95
1がオフの場合には(♯613でNO)、チルティング
スイッチ952がオンされたかどうかが判別され(♯6
21)、チルティングスイッチ952がオンの場合には
(♯621でYES)、像変倍部100cによって当該
駒の画像を拡大するとともに、縦横変換部100dによ
り当該駒の画像を回転して正立状態にし、更に不図示の
フィルム移動手段によってフィルム4を上下方向に移動
させながら当該駒の撮像を繰り返すことにより、あるい
は演出制御部12の画像処理によってチルティングが行
なわれる。次に、モニターTV2の画面3に表示されて
いる駒の領域が上記表示領域77に表示される(♯62
3,♯625)。この後、チルティングスイッチ952
がオフになるまで♯623〜♯627のループの処理が
繰り返され、チルティングスイッチ952がオフになる
と(♯627でYES)、♯611で上記設定されたチ
ルティングのデータが情報読書部101等に記憶され
る。
【0133】一方、♯621でチルティングスイッチ9
52がオフの場合には(♯621でNO)、ローテーシ
ョンスイッチ85がオンされたかどうかが判別され(♯
629)、ローテーションスイッチ85がオンの場合に
は(♯629でYES)、上記縦横変換部100dによ
ってフィルム4の画像を回転して撮像することにより、
あるいは演出制御部12の画像処理によって画像の回転
が行なわれる(♯631)。この後、ローテーションス
イッチ85がオフになるまで♯631及び♯633のル
ープの処理が繰り返され、ローテーションスイッチ85
がオフになると(♯633でYES)、♯611で上記
設定された画像回転のデータが情報読書部101等に記
憶される。
【0134】一方、♯629でローテーションスイッチ
85がオフの場合には(♯629でNO)、デリートス
イッチ86がオンされたかどうかが判別され(♯63
5)、デリートスイッチ86がオンの場合には(♯63
5でYES)、当該駒が既に消去を指示されている駒か
どうかが判別され(♯637)、当該駒が既に消去を指
示されている場合(画像非表示状態)には(♯637で
YES)、消去の指示が解除されたとしてデリートスイ
ッチ86がオフになるのを待って(♯639でYE
S)、当該駒の撮像が行なわれ、この撮像された駒の画
像が演出制御部12によって信号処理されて再生される
(♯641〜♯645)。この後、♯611で上記消去
の指示が解除されたことを示すデータが情報読書部10
1等に記憶される。
【0135】一方、♯637で上記当該駒が消去を指示
されていない場合には(♯637でNO)、上記当該画
像を消去すべく、画像メモリ13からのデータの読み出
しが停止され、デリートスイッチ86がオフになるのを
待って(♯649でYES)、♯611で当該駒の消去
の指示が行なわれたことを示すデータが情報読書部10
1等に記憶される。
【0136】一方、♯635でデリートスイッチ86が
オフの場合には(♯635でNO)、クリップスイッチ
87がオンされたかどうかが判別される(♯651)。
クリップスイッチ87がオンの場合には(♯651でY
ES)、データ入力部19等が操作されてトリミング領
域が指定されるのを待って(♯653でYES)、演出
制御部12の画像処理によって当該トリミング領域のみ
再生され、更に当該トリミング領域が上記表示領域77
に、例えば図3の枠771のように表示される(♯65
5,♯657)。この後、クリップスイッチ87がオフ
になるまで♯653〜♯659のループの処理が繰り返
され、クリップスイッチ87がオフになると(♯659
でYES)、♯611で上記トリミング領域を示すデー
タが情報読書部101等に記憶される。
【0137】一方、♯651でクリップスイッチ87が
オフの場合には(♯651でNO)、色調整スイッチ8
2がオンされたかどうかが判別され(♯661)、色調
整スイッチ82がオンの場合には(♯661でYE
S)、再生画像の色調整が行なわれる(♯663)。こ
の後、色調整スイッチ82がオフになるまで♯663及
び♯665のループの処理が繰り返され、色調整スイッ
チ82がオフになると(♯665でYES)、♯611
で上記色調整のデータが情報読書部101等に記憶され
る。
【0138】一方、♯661で色調整スイッチ82がオ
フの場合には(♯661でNO)、マルチ画面スイッチ
97がオンされたかどうかが判別され(♯667)、マ
ルチ画面スイッチ97がオフの場合には(♯667でN
O)、♯611に移行する。
【0139】一方、マルチ画面スイッチ97がオンの場
合には(♯667でYES)、画像メモリ13からマル
チ画面用の画像メモリ14へ切り換えられ、画像メモリ
14に記憶されているマルチ画面表示の画像信号が読み
出されてマルチ画面表示が行なわれる(♯669,♯6
71)。次いで、マルチ画面スイッチ97が再びオンさ
れたかどうかが判別され(♯673)、マルチ画面スイ
ッチ97が再びオンの場合には(♯673でYES)、
画像メモリ14から画像メモリ13へ切り換えられ、画
像メモリ13に記憶されている画像が再生される(♯6
75,♯677)。この後、♯611に移行する。
【0140】一方、♯673でマルチ画面スイッチ97
がオフの場合には(♯673でNO)、データ入力部1
9が操作されて駒番号が入力されたかどうかが判別され
(♯679)、駒番号が入力されていない場合には(♯
679でNO)、♯673に戻り、マルチ画面スイッチ
97がオンされるか、あるいは駒番号が入力されるまで
♯673,♯679のループの処理が繰り返される。
【0141】一方、上記駒番号が入力されると(♯67
9でYES)、当該駒番号が中央制御部22のメモリに
記憶され、当該駒番号が表示部7の表示領域74に表示
され、当該駒番号の駒までフィルム4を給送するのに必
要なフィルム給送量Kが演算される。続いて、当該駒番
号の駒までフィルム4を給送すべく、フィルム給送部1
02が駆動され、更にフィルム4の給送量がフィルム給
送部102の駆動モータの回転数等に基づいて検出され
る(♯681〜♯689)。
【0142】そして、フィルム4の給送量がフィルム給
送量Kに達したかどうかが判別され(♯691)、フィ
ルム4の給送量がフィルム給送量Kに達すると(♯69
1でYES)、フィルム給送部102の駆動が停止さ
れ、画像メモリ14から画像メモリ13へ切り換えられ
た後(♯693,♯695)、図22の♯519に移行
する。
【0143】次に、図16の♯311の“一時停止処
理”のルーチンについて図29を用いて説明する。ま
ず、レジスタMORが“00”かどうかが判別され(♯
701)、レジスタMORが“00”以外の場合には
(♯701でNO)、再生中の画像の演出が停止される
(♯703)。一方、レジスタMORが“00”の場合
(♯701でYES)、すなわち逐次操作モードの場合
には、♯703の処理を行なうことなく、INTA割り
込みが許可される(♯705)。次いで、“切換処理”
のルーチンに移行する(♯707)。なお、この“切換
処理”のルーチンは、上述した図25〜図28の“再生
状態切換処理”のルーチンと同様の処理が行なわれるも
のであり、異なる点は♯601の処理を行なわない点で
あるため説明を省略する。この後、INTA割り込みが
かかるまで♯707,♯709のループが繰り返され、
INTA割り込みがかかると(♯709でYES)、図
16のフローチャートに戻る。
【0144】次に、図16の♯315の“停止処理”の
ルーチンについて図30を用いて説明する。まず、フィ
ルム4の磁気帯等へのデータ書き込み中かどうかが判別
され(♯711)、データ書き込み中の場合には(♯7
11でYES)、データ書き込みが継続され(♯713
でNO)、データ書き込みが完了すると(♯713でY
ES)、♯715に移行する。一方、♯711でデータ
書き込み中でなければ(♯711でNO)、♯713の
処理を行なうことなく♯715に移行する。
【0145】♯715では、画像再生中かどうかが判別
され、画像再生中の場合には(♯715でYES)、画
像メモリ13からの画像信号の読み出しが停止される
(♯717)。一方、♯715で画像再生中でなければ
(♯715でNO)、♯717の処理を行なうことなく
♯719に移行する。
【0146】♯719では、フィルム4が給送中かどう
かが判別され、フィルム4が給送中の場合には(♯71
9でYES)、フィルム4の給送が停止される(♯72
1)。一方、♯719でフィルム4が給送中でなければ
(♯719でNO)、♯721の処理を行なうことなく
♯723に移行し、最後に再生した駒の演出方法、駒番
号等のデータが情報読書部101に記憶され、あるいは
フィルム4の磁気帯に記録される(♯723)。これに
より、次回の再生時には、上記最後に再生した駒の画像
から再生されることになる。
【0147】なお、上述した図22,図23の“再生処
理”のルーチンでは、♯521,♯535でINTA割
り込みを禁止した後に♯523,♯537でデータをフ
ィルム4の磁気帯から読み出すようにしたが、INTA
割り込み処理を優先するようにしてもよい。この場合、
♯521,♯535のINTA割り込み禁止に代えて、
図31に示す処理を♯291(図16)の処理を行なう
前に行なう。これにより、“再生処理”のルーチンの実
行中にINTA割り込みを行なうことができる。
【0148】すなわち、まず、フィルム4の画像が撮像
中かどうかが判別され(♯731)、撮像中であれば
(♯731でYES)、当該撮像が停止され、画像メモ
リ13がクリアされる(♯733,♯735)。次い
で、フィルム4の磁気帯等からのデータ読み出し中かど
うかが判別され(♯737)、データ読み出し中であれ
ば(♯737でYES)、当該データ読み出しが停止さ
れ、更に当該データの内容がクリアされる(♯739,
♯741)。
【0149】これにより、図22,図23の“再生処
理”のルーチンでINTA割り込み処理を優先して行な
わせることができる。
【0150】このように、図18の♯371,♯373
あるいは図20の♯449,♯451の処理に示すよう
に、フィルム4の磁気帯へのデータ書き込み中に巻戻し
スイッチ88や早送りスイッチ92が押された場合に
は、このデータ書き込みが完了するまで巻き戻し、早送
り等のフィルム4の給送を行なわないようにしているの
で、フィルム4の磁気帯へ確実にデータを記録すること
ができ、次回のデータ読み出し時において、データの読
み出し不良が生じることがない。
【0151】なお、上記説明では、巻戻し方向へのフィ
ルム給送状態でフィルム4の磁気帯へのデータ書き込み
を行なうようにしているが、フィルム4を停止した状態
で不図示の移動手段により磁気ヘッド101aをフィル
ム4の給送方向に移動させてデータ書き込みを行なうよ
うにしてもよい。
【0152】また、上記説明では、画像記録媒体として
現像済みフィルム4を示したが、画像記録媒体は、これ
に限られるものではなく、画像信号をデジタル信号に変
換して記録する磁気ディスク、磁気テープ等であっても
よく、あるいは光ディスク(CD)等であってもよい。
【0153】
【発明の効果】本発明は、演出及び音楽をマニュアル操
作で指示する第1の指示モードと、演出及び音楽の少な
くとも一方を自動的に設定する第2の指示モードとを切
り換えることができるので、使用者の意図に合った指示
モードの使い分けを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム画像再生装置の制御系を示すブロック
構成図である。
【図2】本発明に係るフィルム画像再生装置の一実施例
を示す外観図である。
【図3】フィルム画像再生装置の前面を示す正面図であ
る。
【図4】フィルム画像再生装置のフィルム装填部を示す
斜視図である。
【図5】駒位置検出部とフィルムのパーフォレーション
と撮像部の撮像領域との関係を示すイメージ図である。
【図6】撮像部としてラインイメージセンサを用いた場
合の駒位置検出部とフィルムのパーフォレーションと撮
像部の撮像領域との関係を示すイメージ図である。
【図7】フィルム画像再生装置の初期化を行なうフロー
チャートである。
【図8】電源スイッチ、イジェクトスイッチが押された
ときに実行されるMFI割り込みルーチンを示すフロー
チャートである。
【図9】“電源オン処理”のルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図10】“電源オフ処理”のルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図11】“イジェクト処理”のルーチンを示すフロー
チャートである。
【図12】“フィルム装填処理”のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図13】“プリスキャン処理”のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図14】“プリスキャン処理”のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図15】“モード処理”のルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図16】所定のスイッチがオンされたときに実行され
るINTA割り込みルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図17】“モード設定処理”のルーチンを示すフロー
チャートである。
【図18】“早送り処理”のルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図19】“早送り処理”のルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図20】“巻戻し処理”のルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図21】“巻戻し処理”のルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図22】“再生処理”のルーチンを示すフローチャー
トである。
【図23】“再生処理”のルーチンを示すフローチャー
トである。
【図24】“位置決め処理”のルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図25】“再生状態切換処理”のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図26】“再生状態切換処理”のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図27】“再生状態切換処理”のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図28】“再生状態切換処理”のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図29】“一時停止処理”のルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図30】“停止処理”のルーチンを示すフローチャー
トである。
【図31】“再生処理”のルーチンの実行中であっても
INTA割り込みを許可させるために追加するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 フィルム画像再生装置 1a フィルム画像再生装置の前面 2 モニターTV 3 モニターTVの画面 4 現像済みフィルム 5 スピーカ 6 イジェクトテーブル 7 表示部 8 操作部 10 フィルム装填部 11 第1の画像処理部 12 演出制御部 13,14 画像メモリ 15 第2の画像処理部 16 文字データ挿入部 17 表示制御部 18 表示ドライバ 19 データ入力部 20 音楽制御部 21 アンプ 22 中央制御部 23,24 状態検出部 25 オア回路 26 アンド回路 27 バッファ回路 100 画像読取部 101 情報読書部 102 フィルム給送部 103 フィルム検出スイッチ 104 駒位置検出部 100a 光源 100b ミラー 100c 像変倍部 100d 縦横変換部 100e 撮像部 K1,K2 ケーブル KT フィルムカートリッジ MB 音楽記録媒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録媒体に記録されている画像に演
    出を施して再生すると同時に、音楽の再生を施し得る画
    像再生装置であって、予め設定された複数種類の演出を
    記憶した演出記憶手段と、複数種類の音楽を記憶した音
    楽記録媒体と、演出及び音楽を指示する指示データをマ
    ニュアル操作で入力する入力手段と、上記複数種類の演
    出の内から上記画像に施す演出を指示する演出指示手段
    と、上記音楽記録媒体から再生する音楽を指示する音楽
    指示手段と、上記入力手段による指示を可能にする第1
    の指示モードと、上記演出指示手段及び上記音楽指示手
    段の少なくとも一方が再生される画像に対して自動的に
    指示を行なう第2の指示モードとを切り換える指示モー
    ド切換手段とを備えたことを特徴とする画像再生装置。
JP50A 1993-01-11 1993-01-11 画像再生装置 Pending JPH06209426A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06209426A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 画像再生装置
US08/179,034 US5541644A (en) 1993-01-11 1994-01-06 Image reproducing apparatus
US08/649,500 US5652618A (en) 1993-01-11 1996-05-17 Image reproducing apparatus
US08/972,947 US5861912A (en) 1993-01-11 1997-11-19 Image reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP50A JPH06209426A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 画像再生装置

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