JP3250388B2 - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JP3250388B2
JP3250388B2 JP24563894A JP24563894A JP3250388B2 JP 3250388 B2 JP3250388 B2 JP 3250388B2 JP 24563894 A JP24563894 A JP 24563894A JP 24563894 A JP24563894 A JP 24563894A JP 3250388 B2 JP3250388 B2 JP 3250388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム等に記録され
た画像をテレビや紙に再生する画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムなどに記録された画像を再生す
る画像再生装置で、一つの再生領域に複数の画像を並べ
て再生表示する、いわゆるマルチ画像表示があり、マル
チ画像表示における一つの画像表示エリアは、通常の写
真撮影が横位置で撮影されることが多いため、縦より横
の方が長い長方形である横位置撮影画像を基本とするの
が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の長方形
のエリアに縦位置撮影された画像を表示させようとする
と、画像全体を表示させるには縮小する必要が有り内容
が分かりにくくなる。また、等倍で表示させると、見易
くはなるが画像の一部が表示エリア内に入り切らないの
で、主要な被写体部分が切られたり表示されなかったり
して、内容を把握できないことがある。また、パノラマ
フォーマットで撮影された横長画像を通常の表示領域に
表示すると、画像自体が小さく内容が分かりにくいだけ
でなく、パノラマのワイド感がなくなってしまう。
【0004】本発明は、上記の課題を解決し、マルチ画
像表示においても各画像の内容を分かりやすく再生表示
できる画像再生表示を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の装置は、一つの再生表示部に上下左右方向
に等間隔に同一サイズの表示領域を設け、複数の画像を
並べて再生表示する画像再生装置において、それぞれの
画像の縦横の比に応じて、上記複数の表示領域のうちの
1つ又は複数の表示領域を使用するよう切り換えて画像
を表示することを特徴とする。さらに、表示する画像の
縦横の比の情報を入力する入力手段を有することを特徴
とする。表示する画像が縦位置で撮影された画像である
場合、上下に連続した2つの表示領域を使用し、表示す
る画像がパノラマフォーマットで撮影された画像である
場合、連続した2つの表示領域を使用することを特徴と
する。
【0006】
【作用】それぞれの表示領域に表示される画像の縦横の
比に応じて表示領域を1つ又は複数使用するように切り
換える。画像が縦位置で撮影された画像であれば、上下
に連続した2つの表示領域を使用し、パノラマフォーマ
ットで撮影された画像であれば左右あるいは上下に連続
した2つの表示領域を使用して、画像表示が行われる。
【0007】
【実施例】本発明に係る画像再生装置で用いられるフィ
ルムについて、図17にフィルムカートリッジ1からフ
ィルム8を引き出した状態を示し、説明する。各コマF
に対してフィルム8の前端寄りに位置する第1パーフォ
レーション8aとフィルム8の後端寄りに位置する第2
パーフォレーション8bとを、広狭のピッチの繰り返し
で有しており、最初のコマFの先端側には、この関係を
保ってさらに1個のパーフォレーション8cが形成され
ている。また、最終のコマFのパーフォレーション8b
の後端側には、広い方のピッチをそれまでの部分よりも
狭くして、パーフォレーション8dとエンドパーフォレ
ーション8eが形成されている。
【0008】また、図に示すように、フィルム8には上
記の如く各コマF毎に書き込まれた撮影時の情報、例え
ば、日付や撮影条件等の情報が記録された磁気トラック
面J1がフィルム8の長手方向の一端縁に沿って第1、
第2パーフォレーション8a、8bの間に設けられ、各
コマ毎の現像時の情報、例えば、露光条件やプリント枚
数等の情報が記録された磁気トラック面J2が各コマF
に対して磁気トラック面J1の反対側に設けられてい
る。さらに、図に示すようにフィルム8のリーダー8A
には、フィルム8全体の情報や再生条件、光源特性、鑑
賞者が自由に記録可能なタイトル、タイトル画面コマN
o. が記録される磁気トラック面J3が設けられてい
る。
【0009】本発明に係る画像再生装置について、図1
に示す。画像再生装置10はケーブルK1、K2により
モニターTV12に接続されており、再生装置10にセ
ットされたフィルムカートリッジ1のフィルム画像が画
面11から映し出されるようになっている。再生装置1
0の前面左側10aにはフィルムカートリッジ1を再生
装置10の内側に取り込んで装置10内に装填するため
のエジェクタテーブル13、本再生装置10をオン/オ
フするための電源スイッチPWSが設けられている。ま
た、エジェクタテーブル13の右側上方には、各種情報
を表示するための表示部10cが設けられており、表示
部10cの下方には各種スイッチ類10bが上下2列に
配設されている。モニターTV12には、側面にスピー
カ9が設けられており、フィルム画像を画面11に映し
出している間にバックグランドミュージックを出力でき
るようになっている。
【0010】次に、上記再生装置10のブロック構成に
ついて、図2に示し説明する。100は撮像するフィル
ム8に均一光を照射するための光源部で本実施例では蛍
光灯を用いる。101はパーフォレーション検出部で、
フィルム8に設けられた上記パーフォレーション8a、
8b、8c8d,8eを検出して制御装置であるCPU
117に出力すると共に、パーフォレーション間隔を測
るためのタイマーとメモリを有する。102は、CCD
等の撮像素子103に入射する光量を制御するための絞
り制御部である。104はCCD103から出力された
出力信号に対してサンプリング等のアナログ処理を行う
ためのアナログ処理部、105はアナログ処理部104
から出力された信号をRGBデータとして出力するA/
D変換器、106はRGBデータを輝度・色差(Y/
C)信号に変換すると共にγ補正を行うためのプロセス
部、107はプロセス部106からの画像データを記憶
するためのメモリ、108はメモリ107に記憶されて
いる画像を読み取り、ズームやパンニング等の再生方法
を決定するための演算制御部、109は演算制御部10
8により読み出された画像を記憶するためのメモリ、1
10はメモリ109に記憶されている画像をNTSC信
号に変換するためのプロセス部である。
【0011】111はアドレスコントローラでメモリ1
07、109の読み取り/書き込みアドレスを制御す
る。113はフィルムの給送を行うためのフィルム給送
ドライバ、113aはフィルム給送ドライバ113に備
えられているフィルム給送モータ、114は上記各ブロ
ックのタイミング信号を発生するためのタイミングジェ
ネレータ、115は上記エジェクタテーブル13の開閉
動作を行うためのエジェクタドライバ、116は同期信
号発生装置(SSG)、117は本再生装置10全体を
制御するための制御手段CPU、118は第1の磁気部
で、撮影時の情報が記録されている上記トラック面J1
及びJ3の磁気情報を読み取り、再生装置10により決
定された情報を書き込むための磁気ヘッド15bを備え
ている。119は第2の磁気部で、現像時の情報が記録
されている上記トラック面J2の磁気情報を読み取るた
めの磁気ヘッド15aを備えている。120,121
は、それぞれフィルムカートリッジ1のバーコード6を
読み取るためのフォトリフレクタP1,P2である。1
23は本再生装置10のモードを表示したり、撮像され
るべきコマFの状態を表示したり、警告を表示したりす
るための表示装置(LCD)、122はLCD123を
作動させるための表示ドライバ、124は上記各ブロッ
クに電力を供給するための電源部である。
【0012】125はフィルムがカートリッジ内から所
定量給送されているか否かを検知するフィルムローディ
ング検知部で、フィルムが巻き取り軸に巻き付いたこと
を検知するスイッチを備えてもよいし、1コマ目のパー
フォレーションをフォトリフレクタ等を用いて検知する
ようにしてもよい。126は光源である蛍光灯を暖める
ヒーターである。127はフィルムカートリッジ1が装
填されているか否かを検知する装填検知部、128は磁
気部により読み取られた情報及びトラック面に書き込む
情報を記憶すると共にタイトル画像等を記憶しているデ
ータメモリ、129は所定時間装置の動作が行われない
時に自動的に電源を切るAPO(Auto Power Off)のため
のタイマー、130は操作部で各種操作スイッチ類が設
けられており、詳細については図3に示し後述する。1
31はフィルム上に光学的に記録された情報を読み取る
光学情報読取部である。この光学情報は画像の再生領域
を示す情報でフィルムの各コマに対応して各コマの画面
外にLEDでカメラによって写し込まれている。132
は各コマに対応した磁気記録部に記録されている日付や
コマNo. を画像と共に表示するスーパーインポーズ部で
ある。
【0013】上記パーフォレーション検出部101によ
り、フィルム8に設けられたパーフォレーション8a,
8b,8c,8d,8eが検出された時、その検出信号
はCPUによって上記フィルム給送ドライバ113が制
御されるようになっている。また、CCDからの出力信
号により上記光源部100からの光量が測定され、その
測定結果がCPU117にデータ出力された時、CPU
117はそのデータを受けて光源部100の光量を判断
するようになっている。また、A/D変換器105から
のRGB信号はCPU117に入力されホワイトバラン
ス(WB)処理等が行われる。
【0014】次に、図3に示した各種操作スイッチにつ
いて説明する。各スイッチは並列に接続されており、一
端はCPU117に接続され、他端は接地されている。
PWSは本再生装置をオン/オフする電源スイッチ、E
JSは装置に装填されたフィルムカートリッジを取り出
すためのエジェクトスイッチ、PLSは再生スイッチ、
MUSはマルチ画面スイッチ、ROTは画像を回転させ
て表示させるローテーションスイッチ、ZUSは倍率を
大きくするズームアップスイッチ、ZDSは倍率を小さ
くするズームダウンスイッチ、MVSは移動スイッチで
ある。K1S,K2S,K3S,K4Sはカーソルスイ
ッチで各スイッチにはカーソルキーの操作に応じて所定
の方向にカーソルが移動するように割り当てられてい
る。また、移動スイッチの組合せで画像表示位置を移動
させることができる。PSはパノラマ撮影された画像を
後述のパノラマ表示するパノラマスイッチ、VSは縦位
置撮影された画像を後述の縦位置表示するスイッチ、S
WSはフィルム早送りスイッチ、SRSはフィルム巻き
戻しスイッチ、STSはフィルム給送を停止する停止ス
イッチ、ESSはブロック分割を設定する状態に入るた
めのブロック設定スイッチ、BLSはブロック頭出しス
イッチ、BESは上記のブロック分割設定状態を終了す
るブロック分割終了スイッチである。
【0015】図4に、マルチ画面表示におけるメモリ操
作についてのブロック図を示す。プロセス部は各種画像
処理や補正を行う他に、マルチ画面表示のすべてのコマ
の画像データをメモリ107に書き込めるようにするた
めに、間引きにより画像データを縮小する。間引きにつ
いてはCPUの制御に従う。メモリ107はマルチ画面
表示用の縮小画像を予め決められたエリアに撮影順に記
録する。図示の例では36コマの画像を上方左端から撮
影順に記録している。書き込み、読み出しのアドレス制
御はアドレスコントローラ111が行う。演算制御部1
08はCPUからの制御によりメモリ107から読み出
された画像データに対して、縦横変換、倍率変換を行
い、その結果をメモリ109に書き込む。メモリ109
は演算制御部108からの画像データをアドレスコント
ローラ111で指定されたアドレスに記録する。メモリ
109上の画像データは以降の処理でモニタ画面上に表
示される。
【0016】マルチ画面表示の場合、CPUはプロセス
部106とアドレスコントローラ111を制御し、1コ
マ撮影する毎に画像データを圧縮しメモリ107に書き
込む。圧縮はCPUからの指示によりプロセス部で画像
データ間引き処理により行われる。各コマ画像のメモリ
107への書き込みエリアは写真撮影された順序で決定
する。CPUは予め全コマの撮影日時情報を読み出して
おき、撮影毎にメモリ107の書き込み位置をアドレス
コントローラ111に出力する。例えば、36コマフィ
ルムで第1番目に写真撮影されたコマはχ11のエリア
に、第4番目に写真撮影されたコマはχ14に、第36番
目に写真撮影されたコマはχ94のエリアに書き込む。
【0017】また、次のコマの撮像が開始されるまでの
時間を利用し、CPUはメモリ107に書き込んだ最新
コマの画像データをメモリ109へ転送するようアドレ
スコントローラ111を制御する。このとき、写真撮影
順に撮像・出画している場合、メモリ109への書き込
みエリアはモニタ画面の上方左から右へ順次書き込み、
写真撮影順に並ぶようにする。また、写真撮影順とは逆
順に撮像・出画している場合はモニタ画面の下方右から
左へ表示していき、最終的に写真撮影順に並ぶようにす
る。
【0018】本実施例では、モニタ画面上で各画像を見
易くするため、20コマ/画面という制限を設けてい
る。このため撮像コマが20コマを越える場合、上下方
向に1行スクロールし、最初に出画したコマを消去し表
示エリアを空ける。写真撮影順に撮像・出画している場
合は上方にスクロールし、空いた最下行に左から順次出
画する。写真撮影順とは逆に撮像・出画している場合は
下方にスクロールし、空いた最上行に右から順次出画す
る。
【0019】マルチ画面の各コマ表示エリアの形状は、
最も写真撮影回数の多い形状に決めておき、画面を有効
に使えるようにする。例えば、ノーマルフォーマット横
位置撮影が最も撮影枚数が多いと仮定し、ノーマルフォ
ーマット横位置の画像形状でメモリ109の各コマ表示
エリアを決定する。但し、パノラマ写真を上記決められ
たエリア内にコマ全体を表示しようとすると画像が小さ
くなり見づらくなる。そこで、画像を大きく表示し見易
くするためにパノラマ写真を横方向の2コマ分の表示エ
リアを用いて表示する。このためCPUは演算制御部1
08に倍率変換を指定する。このような表示エリアの拡
張は、マルチ画面の順次表示中に行ってもよいし、全コ
マ表示完了後にユーザの指示にしたがって行われるよう
にしてもよい。表示エリアの拡張は、パノラマに限ら
ず、縦位置写真についても応用することができる。縦位
置写真の場合は上下方向に2コマ分の表示エリアを使用
して1つの画像を表示する。縦位置スイッチを設け、縦
位置が指示されるとCPUは演算制御部に倍率変換と縦
横変換を指示する。
【0020】また、パノラマフォーマットで縦位置撮影
された画像にも対応できるように上下方向に3つの連続
した領域を使用して表示する機能を設けてもよい。画像
の縦横比の情報入力手段としては、パノラマスイッチP
S等を設けているが、各フレームに対応する情報記録部
の情報を読み取って自動的に切り換えることもできる。
上記の例は何れも画面に表示する例を示したが、インデ
ックスプリントとして印刷する場合にも適用することが
できる。
【0021】また、各コマの表示エリア内で、画像を任
意の大きさ、位置で出画できるよう、各コマの表示エリ
ア内でのトリミングを可能としている。ユーザがズーム
アップ、ズームダウン、移動の各操作をすることで倍
率、位置情報を入力し、その情報に基づいてCPUはメ
モリ107の指定エリアの画像を読み出すようアドレス
コントローラ111を制御し、演算制御部へは倍率を指
定する。次にメモリ109の書き込みエリアにトリミン
グ画像を書き込むようアドレスコントローラ111を制
御する。
【0022】上述したトリミング機能を利用して撮影に
失敗したフレーム画像など、再生不要なフレームを消去
することもできる。一つの例としては移動キーにより表
示領域外へ画像を移動させることで消去する。他の例と
しては、ズームダウンキーにより画像を縮小させること
で最終的に消去する。消去した画像の表示を復活させた
い場合は、消去の場合の逆の操作をすればよい。つま
り、移動させて消去した場合は、何れかの移動キーを操
作して画像を表示させる。縮小により消去した場合はズ
ームアップキーを操作して拡大することで画像を表示さ
せることができる。このようにすると、消去・復活キー
を専用に設ける必要がなくなる。
【0023】次に、本再生装置にフィルムが装填されて
からのシーケンスを図5に示し、図8にタイトル画面の
表示例を示す。図8において、26はタイトル、27は
撮影日で、これらはフィルムのリード部に記録されてい
る。28はタイトル画像、29はインジケータで本撮像
までの準備時間を示すもので準備が進行するに従ってイ
ンジケータ29表示を減少させる。減少はフレーム情報
の読み取り、露出制御(AE)、自動ホワイトバランス
制御(AWB)の進行に対応している。フィルムが装填
されるとフィルムカートリッジに記録されているコマ数
を読み取り、コマ数情報よりインジケータの進行度合を
計算する(#1)。次に、リード部の情報を読み取り
(#3)、タイトル画面を表示する(#5)と共に、タ
イトル画面とすべきコマが指定されている(記録されて
いる)か否かを判別する(#7)。タイトルコマが指定
されていれば(YES)、指定されたコマまでフィルム
を給送し(#9)、指定コマの情報を読み取り(#1
1)、画像を撮像してタイトル及び撮影日を表示する
(#13,#15)。表示が完了すると1コマ目まで給
送し、#25へ進む。タイトルコマが指定されていない
場合(#7でNO)、自動的に1コマ目をタイトル画像
とすべく1コマ目の情報読み取り、撮像が行われ、タイ
トル画像として表示される(#19,#21,#2
3)。
【0024】なお、タイトル画の指定は不図示のスイッ
チにより画像再生時に指定するようにすればよい。タイ
トル画像指定情報はフィルムの磁気記録部に記録されて
いるので、後から何度でもタイトル画像の変更ができ
る。
【0025】タイトル画が表示されると、インジケータ
が全点灯され、再生のための前処理が開始されたことを
表示する(#25)。そして、各コマ毎に磁気情報の読
み取り(#27)、AE・AWBの処理が行われる(#
29)。パーフォレーションを検知することでコマ数を
カウントし(#31)、所定コマ数の処理が終了するま
で#27に戻り処理を繰り返す(#33でNO)。所定
コマ数の処理が終了すると(#33でYES)、インジ
ケータを1セグメント消灯する(#35)。ここでの所
定コマは、全コマ数より割り出されたインジケータの1
セグメント消灯に対応するコマ数である。そして、全コ
マの前処理が終了したかを判断し(#37)、全コマ処
理が終了していれば、インジケータを全消灯して(#3
9)、フィルムを巻き戻し再生前の準備終了とする(#
41)。
【0026】次に、所望のフレームを選択・表示するフ
レーム選択のシーケンスを図7に示し説明する。まず、
1フレームずつ送りながらフレーム選択するモードが選
択されているか、つまり、フレーム送りキーがONか否
かを判別し(#100)、ONであれば#101へ進
み、1フレーム分フィルムを送る(#101)。フィル
ムの送り方向を指定するための送りキーは順方向と逆方
向の2種類設けられており、何れかの指定された方向に
フィルムを給送し、停止位置はスキャンを開始する位置
に停止させる。そして、フレーム画像を高解像度でスキ
ャン(本スキャン)し電気信号として取り込む(#10
2)。取り込んだ画像を画面に表示する(#103)。
このときの画像は図19に示すように高解像度であるの
で大きく表示される。次に、フレーム送りキーがONさ
れているかを判別し(#104)、ONであれば(YE
S)#105へ進み、OFFであれば(NO)#110
へ進む。フレーム送りキーがONされていると、キーで
指定された方向にフィルムの早送りを開始し(#10
5)、フィルム早送り状態でスキャン(ラフスキャン)
し画像を取り込む(#106)。ここでのスキャンはフ
ィルム早送り状態で行われるので粗いスキャンとなり本
スキャンよりも解像度の低い画像となる。次のステップ
#107では、ラフスキャンで取り込んだ画像を表示す
る。ここでは解像度が低いため表示される画像の大きさ
は小さくなる(図18参照)。#108で、フレーム送
りキーがONされているか、ラフスキャンを継続するの
かを判断する。継続であれば(YES)#106へ戻り
ラフスキャン、表示を繰り返す。継続でなければ(N
O)フィルム早送りを停止する(#109)。このとき
のフィルム停止位置は本スキャンの開始位置で停止さ
せ、#102へ戻り本スキャン、表示を行う。
【0027】フレーム送りキーがOFFである場合(#
100又は#104でNO)、#110へ進む。#11
0では、頭出しキー(ブロック頭出しスイッチBLS)
がオンされているか否かを判断する。頭出しは、予め設
定されているブロックの先頭フレームへ飛び越し選択す
るもので、途中のフレームの画像は表示しなくてもよ
い。本実施例では表示していない。頭出しキーがONさ
れていると(YES)、フィルムの早送りを開始する
(#111)。そして、予め設定されているブロックの
先頭フレームか否かのチェックを行い(#112)、目
的のフレームであれば#113へ進み、そうでない場合
はチェックを繰り返す。#113ではフィルム早送りを
停止する。フィルム停止位置は本スキャンの開始位置で
ある。そして、本スキャンを行って画像を取り込み(#
114)、取り込んだ画像を表示する(#115)。表
示の終了、または、頭出しキーがOFFの場合は#10
0へ戻る。
【0028】また、頭出しの例として日付情報による頭
出しについて図20のフローチャートを参照して説明す
る。ここでは、同じ日付のコマは同じブロックとして扱
っており、日付が切り換わるフレームへ飛び越し選択す
るもので、途中のフレーム画像は表示しなくてもよい。
図7と同じ部分については説明を省略して異なる部分の
み説明する。頭出しキーがオンされているか否かの判断
し(#310)、オンであればフィルムの早送りを開始
する(#311)。そして、日付情報をチェックして日
付が切り換わるか否かを判別している。日付が切り換わ
った場合は#313へ進み、そうでない場合はチェック
を繰り返す。#313ではフィルム早送りを停止する。
フィルム給送停止位置は日付が切り換わったフレームの
本スキャンの開始位置である。そして、本スキャンを行
って画像を取り込み(#314)、取り込んだ画像を表
示する(#315)。表示の終了、または、頭出しキー
がOFFの場合は#100へ戻る。
【0029】次に、前述のフレームの頭出しを行うため
のブロック分割を変更するシーケンスについて図6に、
そのときの画面表示を図16に示す。ブロック分割は、
フレームの頭出しの際に参照され、頭出し操作が行われ
た時、次のブロックの先頭フレームまでフィルムを給送
し本スキャンした画像を出画する。
【0030】図16の例では、3つのブロックに分割さ
れた例で、それぞれのブロックに関する情報は1行にま
とめて表示されている。第1ブロック57の情報は、ブ
ロックの先頭フレームが撮影された日付51、ブロック
の先頭フレーム番号52と画像53、ブロックの最終フ
レーム番号54と画像55を表している。第2ブロック
58、第3ブロック59についても同様の表示がなされ
ている。56はフレーム番号指定・変更用のカーソルで
ある。ブロック分割はフレーム情報の撮影日時情報、そ
の他の情報をもとに所定のブロック数に分割し表示す
る。ユーザが分割を変更する場合はカーソルで変更した
いブロックのフレーム番号を指示し、その番号を変更す
る。このときの小画面もフレーム番号に対応して切り換
えられ、画像を確認しながら分割指定ができるようにす
る。
【0031】シーケンスについて説明すると、ブロック
設定スイッチESSがオンされると本ルーチンが実行さ
れる。#200において、ブロックを変更操作するため
の画面(図16)を表示する。次に、カーソルキーがO
Nされているかチェックし(#210)、ONされてい
るとカーソルキーの操作に従いカーソルを移動させ変更
したいフレーム番号を指定する(#211)。カーソル
移動後、または、カーソルキーが操作されていない場合
は#220へ進み設定キーがONされているかチェック
する。OFFの場合は何もせずに#230へ進む。ON
の場合はフレーム番号設定の処理を行う。設定キーに従
いフレーム番号を増減し(#221)、フレーム番号の
変更に従ってフィルムを給送する(#222)。そし
て、新たに設定されたフレーム番号の画像をラフスキャ
ンし(#223)、画像の表示を行う(#224)。
【0032】次に、#230においてブロック分割終了
キー(スイッチBES)をチェックする。OFFの場合
は#210へ戻って処理を繰り返す。ONの場合は、新
しく設定されたブロック分割の情報をフィルムに更新記
録し、1フレーム表示(図19)に戻り、本シーケンス
を終了する。
【0033】マルチ画面表示の始まりから終了までの表
示過程について、図9、図10、図11に示し説明す
る。マルチ画面スイッチMUSがオンされると処理が開
始される。マルチ画面表示のための撮像はフィルムの巻
き戻し過程で行われるため、最終フレームからの撮像・
表示となる。図9は表示開始時点で最終フレーム[24]が
画面右下から表示された状態である。そして、順次表示
していき、画面一杯の画像(フレーム[24]〜[5]の20
フレーム)が表示された状態が図10である。本実施例
では20フレーム分しか一度に表示できないので、更に
表示するフレームが存在する場合は1ライン下方にスク
ロールし、表示スペースを1ライン分空ける。このと
き、最下行に表示されていたフレーム[24]〜[21]は消え
る。そして、先頭のフレーム[1]まで表示した状態は図
11のようになる。フレーム[1]〜[20]の20フレーム
が左上から順に表示されている。マルチ画面における表
示位置については、ここでは番号順に表示しているがこ
れに限らず、ランダムな位置に表示してもよいし、ある
ルールに従って表示してもよい。また、画面一杯に表示
された状態から更にフレームを表示する場合は、スクロ
ールせずにランダムにあるいは所定のルールに従って重
ね書きして表示してもよい。
【0034】図12に、マルチ画面の各画像表示領域1
51とOSD(On Screen Display)の表示位置152の
関係を示す。OSD表示は、予めメモリに記憶されたパ
ターンを画像に重ねて所定位置に表示することができ
る。本実施例の場合、12行×24列のアドレス位置で
の表示が可能であり、図12の破線で示した区画がOS
Dの表示位置を示す。ところが、各画像毎にフレーム番
号を重ねて表示するような場合、画像とフレーム番号
(OSD表示)のそれぞれの表示ピッチを同一にしなけ
れば見苦しい表示となる。画像の表示ピッチとOSDの
表示ピッチを合せ、モニタによるケラレを考慮し周辺部
に画像を表示しないようにした画像配置を実線で示して
いる。
【0035】次に、図13にマルチ画面表示における縦
位置写真の表示例を示す。表示エリアは横位置撮影され
た画像を前提としているので、図13(a)に示すよう
な縦位置で撮影された写真の全体画像を正立させて表示
した場合、図13(b)に示すように画像が小さくなり
非常に見づらくなる。また、見易さを優先し大きさを変
えないで回転させ縦表示した場合、画像の一部がカット
されるので見たい部分もカットされてしまうおそれもあ
る。この点を考慮して、本実施例では、回転後のズー
ム、パンニング、チルトを可能としユーザが好みの大き
さ、位置を決定できるようにしている。図13(a)の
回転前の画像に対して、回転後にユーザが大きさ、位置
を指示して適度の大きさにトリミング表示した様子を図
13(c)に示す。
【0036】図14には、マルチ画面表示におけるパノ
ラマ写真の表示例を示す。パノラマ写真を通常の写真と
同じエリア内に表示した場合、図14(a)に示すよう
に画像が小さくなり見づらくなると共に、パノラマのワ
イド感が欠けてしまう。そこで本実施例では、図14
(b)に示すように、左右に隣合った2フレーム分のエ
リアを使用して表示するようにし、見易くワイド感のあ
る表示としている。
【0037】図15に縦位置撮影された写真画像を上下
に隣接した2コマ分の表示エリアを使って表示した例を
示す。図15(b)に示すように、縦横変換と倍率変換
(拡大)が行われて表示される。なお、図15(a)に
示す例は、縦横変換のみで等倍表示した例で、出画まで
の速度や画質を優先する場合は等倍で表示するようにし
てもよい。
【0038】図18には、フレームの連続送り、連続戻
し時の表示を示す。フレームの連続送り/戻しでは、高
解像度で撮像していたのでは所望のフレームに達するま
でに時間がかかりすぎてしまう。逆に高速化するために
フレーム画像を表示せずフレーム番号だけを表示する
と、番号だけでの所望フレーム検索となり使い勝手が悪
くなってしまう。本実施例では、早送りしながら撮像を
行い(ラフスキャン)、フレーム番号と小画面を同時に
表示しながらフィルム連続送り/戻しを行う。所望のフ
レームに達し連続送り/戻しを停止させると所望フレー
ムの本スキャンが行われ、高解像度の画像が表示される
(図19参照)。
【0039】図19には、本スキャンによる画像表示の
初期の様子を示す。高解像度で撮像された画像が大きく
表示され、画面左上にフレーム番号、画面下方に撮影日
が表示されている。撮影日は各フレームに対応したフレ
ーム情報としてトラック面J1に記録されている。フレ
ーム番号と撮影日の表示は画像鑑賞の妨げとならないよ
う、フレーム画像出画時だけ表示し所定時間経過後は消
去する。
【0040】
【発明の効果】画像の縦横比に応じて表示領域をいくつ
使用するか切り換えるようにしたので、縦位置撮影され
た画像であれば上下2つの領域を使用して表示され、縮
小されたり一部が切れたりすることがなくなり、内容の
確認が容易になる。また、パノラマフォーマットの画像
であれば、左右あるいは上下の2つの領域を使用して表
示されるので、拡大されて表示され内容の確認が容易に
なると共にパノラマフォーマットの特徴であるワイド感
のある表示ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像再生装置の一実施例の外観図
である。
【図2】本発明に係る画像再生装置のブロック構成図で
ある。
【図3】本発明に係る画像再生装置の操作部のスイッチ
類の説明図である。
【図4】マルチ画面表示におけるメモリ操作を説明する
ブロック図である。
【図5】フィルム装填のフローチャートである。
【図6】ブロック分割のフローチャートである。
【図7】フレーム選択のフローチャートである。
【図8】タイトル画面の表示の一例を示す図である。
【図9】マルチ画面表示の一例で、表示開始時の様子を
示す図である。
【図10】マルチ画面表示の一例で、順次表示していき
画面一杯の画像が表示された時の様子を示す図である。
【図11】マルチ画面表示の一例で、画面一杯の画像が
表示された状態からさらに画像を表示させた時の様子を
示す図である。
【図12】マルチ画面表示の各画像の位置とOSD(On
Screen Display)の表示位置の関係を示す図である。
【図13】マルチ画面表示において、縦位置撮影された
画像の表示例を示す図で、(a)はそのまま表示した状
態を示す図、(b)は回転させて縦に表示した状態を示
す図、(c)は任意の大きさ、位置で表示した状態を示
す図である。
【図14】マルチ画面表示において、パノラマサイズで
撮影された画像の表示例を示す図で、(a)は通常サイ
ズのエリア内に収まるように表示した状態を示す図で、
(b)は2つのエリアを使って表示した状態を示す図で
ある。
【図15】マルチ画面表示において、縦位置撮影された
画像を2つの領域を使用して表示する例を示す図で、
(a)は等倍表示、(b)は拡大表示した状態を示す図
である。
【図16】ブロック分割変更操作をする時の表示画面の
一例を示す図である。
【図17】本発明に係る画像再生装置に適用されるフィ
ルムの構造を示す図である。
【図18】検索再生時の再生画像の一例を示す図であ
る。
【図19】通常の再生画像の一例を示す図である。
【図20】フレーム選択の他の実施例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 画像再生装置 11 画面(再生表示部) 151 画像表示領域(表示領域) PS パノラマスイッチ(入力手段) VS 縦位置スイッチ(入力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 星野 浩一 (56)参考文献 特開 平4−235592(JP,A) 特開 平5−316447(JP,A) 特開 平6−62310(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 G03B 37/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの再生表示部に上下左右方向に等間
    隔に同一サイズの表示領域を設け、複数の画像を並べて
    再生表示する画像再生装置において、 それぞれの画像の縦横の比に応じて、上記複数の表示領
    域のうちの1つ又は複数の表示領域を使用するよう切り
    換えて画像を表示することを特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 表示する画像の縦横の比の情報を入力す
    る入力手段を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像再生装置。
  3. 【請求項3】 表示する画像が縦位置で撮影された画像
    である場合、上下に連続した2つの表示領域を使用する
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の画像
    再生装置。
  4. 【請求項4】 表示する画像がパノラマフォーマットで
    撮影された画像である場合、連続した2つの表示領域を
    使用することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記
    載の画像再生装置。
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