JPH06209204A - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
- Publication number
- JPH06209204A JPH06209204A JP1927693A JP1927693A JPH06209204A JP H06209204 A JPH06209204 A JP H06209204A JP 1927693 A JP1927693 A JP 1927693A JP 1927693 A JP1927693 A JP 1927693A JP H06209204 A JPH06209204 A JP H06209204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- rod
- shaped
- housing
- shaped antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Support Of Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 引出し型棒状アンテナが装備された携帯電話
等の携帯用無線機で通話を行う際に、棒状アンテナを無
線機筺体に収納したままで送受信できるエリアを拡大す
る。 【構成】 棒状アンテナ1を筺体2内に引込んだとき頭
部のつまみ10が当接して所定の長さL1 だけ筺体の外
側に出た状態で停止させる絶縁性ストッパ9と、アンテ
ナ1の下部が挿入されるアース電位の金属製パイプ6と
を設け、パイプ6の上端縁7からアンテナ頭部までの長
さL3 が約λ/4になるようにしてアンテナを引込んだ
ときの放射効率の低下を少なくした。
等の携帯用無線機で通話を行う際に、棒状アンテナを無
線機筺体に収納したままで送受信できるエリアを拡大す
る。 【構成】 棒状アンテナ1を筺体2内に引込んだとき頭
部のつまみ10が当接して所定の長さL1 だけ筺体の外
側に出た状態で停止させる絶縁性ストッパ9と、アンテ
ナ1の下部が挿入されるアース電位の金属製パイプ6と
を設け、パイプ6の上端縁7からアンテナ頭部までの長
さL3 が約λ/4になるようにしてアンテナを引込んだ
ときの放射効率の低下を少なくした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用無線機のアンテ
ナ装置に関するものである。
ナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯用無線機、例えば、携帯用
ラジオやトランシーバ等に装備されているアンテナは伸
縮自在の構造である。このような携帯用無線機のアンテ
ナは、通信を行わない時は筺体内に引込めて収納し、通
信を行う時引き出して用いられる。しかし、最近では公
衆通信の分野において、自動車電話,携帯電話,無線呼
出し等が実用化されている。これらのシステムにおける
携帯用無線機(移動機)のアンテナは小型でアンテナ利
得の大きい構成のものが用いられ、例えば、自動車電話
用には垂直偏波で無指向性が容易に得られるホイップ,
スリーブ等の棒状アンテナが主として用いられている。
また、携帯無線機用には、板状逆F形または微小ループ
等の小型アンテナを用いることにより、無線機筺体への
内蔵を実現している。
ラジオやトランシーバ等に装備されているアンテナは伸
縮自在の構造である。このような携帯用無線機のアンテ
ナは、通信を行わない時は筺体内に引込めて収納し、通
信を行う時引き出して用いられる。しかし、最近では公
衆通信の分野において、自動車電話,携帯電話,無線呼
出し等が実用化されている。これらのシステムにおける
携帯用無線機(移動機)のアンテナは小型でアンテナ利
得の大きい構成のものが用いられ、例えば、自動車電話
用には垂直偏波で無指向性が容易に得られるホイップ,
スリーブ等の棒状アンテナが主として用いられている。
また、携帯無線機用には、板状逆F形または微小ループ
等の小型アンテナを用いることにより、無線機筺体への
内蔵を実現している。
【0003】しかし、携帯電話機の場合、移動機の回路
部品の小形化に対するアンテナの小形化が遅れており、
内蔵アンテナだけでは送信の放射電力及び受信感度が不
足するため、引出し,引込み可能な棒状アンテナ(ロッ
ドアンテナ)が併用されている。図3は従来の移動機の
アンテナ部分を示す部分断面側面図である。図3におい
て、1は移動機の筺体2に取付けられた引出し,引込み
自在の棒状アンテナである。移動機がそのゾーンの基地
局に近い位置にいるときは、棒状アンテナ1を筺体2内
に引込めて無線機回路3を内蔵アンテナ11にスイッチ
Sを切替え接続して通信を行い、基地局から離れた位置
では、棒状アンテナ1を引出してスイッチSを切替え無
線機回路3に接続して通信を行う。4は筺体2の内壁に
設けられたアース板である。棒状アンテナ1を筺体2内
に引込んで収納したときこのアース板4によって棒状ア
ンテナ1のインピーダンスが変化し、無線機回路3との
インピーダンス不整合損失が大きくなり棒状アンテナ1
による送受信が不能になる。そのため棒状アンテナ1を
筺体内に収納したときは、アース板4によるインピーダ
ンス不整合を改善するため内蔵アンテナ11への切替え
によって送受信が行われる。
部品の小形化に対するアンテナの小形化が遅れており、
内蔵アンテナだけでは送信の放射電力及び受信感度が不
足するため、引出し,引込み可能な棒状アンテナ(ロッ
ドアンテナ)が併用されている。図3は従来の移動機の
アンテナ部分を示す部分断面側面図である。図3におい
て、1は移動機の筺体2に取付けられた引出し,引込み
自在の棒状アンテナである。移動機がそのゾーンの基地
局に近い位置にいるときは、棒状アンテナ1を筺体2内
に引込めて無線機回路3を内蔵アンテナ11にスイッチ
Sを切替え接続して通信を行い、基地局から離れた位置
では、棒状アンテナ1を引出してスイッチSを切替え無
線機回路3に接続して通信を行う。4は筺体2の内壁に
設けられたアース板である。棒状アンテナ1を筺体2内
に引込んで収納したときこのアース板4によって棒状ア
ンテナ1のインピーダンスが変化し、無線機回路3との
インピーダンス不整合損失が大きくなり棒状アンテナ1
による送受信が不能になる。そのため棒状アンテナ1を
筺体内に収納したときは、アース板4によるインピーダ
ンス不整合を改善するため内蔵アンテナ11への切替え
によって送受信が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基地局を有する移動通
信では、基地局の電波の到達する地帯(ゾーン)内の移
動機が基地局を介して他の移動機あるいは公衆回線の電
話機と通信を行うように構成されている。例えば、携帯
電話の場合、移動機(携帯電話機)をポケットあるいは
かばん等に入れて携行するときは、アンテナを引込めて
待ち受け状態にしておき、着呼音によって電話がかかっ
てきたことを知り、移動機を取り出し、アンテナを引出
して通話を開始する。
信では、基地局の電波の到達する地帯(ゾーン)内の移
動機が基地局を介して他の移動機あるいは公衆回線の電
話機と通信を行うように構成されている。例えば、携帯
電話の場合、移動機(携帯電話機)をポケットあるいは
かばん等に入れて携行するときは、アンテナを引込めて
待ち受け状態にしておき、着呼音によって電話がかかっ
てきたことを知り、移動機を取り出し、アンテナを引出
して通話を開始する。
【0005】このように、基地局から移動機への下り回
線の電波は、ゾーン内の移動機がアンテナを引込めた状
態あるいは内蔵アンテナでも十分に受信することができ
るが、移動機から基地局への上り回線では、移動機が基
地局の近くにいるときは通話可能な送信出力を出すこと
ができるが、基地局から離れたゾーンの周辺地域では送
信出力が十分でなくアンテナを引出して通話する必要が
ある。いいかえれば、上り回線のサービスエリアは下り
回線のサービスエリア(ゾーン)より小さいのが実状で
ある。
線の電波は、ゾーン内の移動機がアンテナを引込めた状
態あるいは内蔵アンテナでも十分に受信することができ
るが、移動機から基地局への上り回線では、移動機が基
地局の近くにいるときは通話可能な送信出力を出すこと
ができるが、基地局から離れたゾーンの周辺地域では送
信出力が十分でなくアンテナを引出して通話する必要が
ある。いいかえれば、上り回線のサービスエリアは下り
回線のサービスエリア(ゾーン)より小さいのが実状で
ある。
【0006】一方、携帯電話機の使用者からみれば、使
い勝手の点から突起物となる引出しアンテナがなく内蔵
アンテナが理想的であるが、放射効率のよい内蔵アンテ
ナがまだ実用化されていない。このような実状から、ア
ンテナを引込めた状態での上り回線サービスエリアが広
い携帯電話機が望まれ、携帯電話機の評価を比較する要
素にもなっている。
い勝手の点から突起物となる引出しアンテナがなく内蔵
アンテナが理想的であるが、放射効率のよい内蔵アンテ
ナがまだ実用化されていない。このような実状から、ア
ンテナを引込めた状態での上り回線サービスエリアが広
い携帯電話機が望まれ、携帯電話機の評価を比較する要
素にもなっている。
【0007】以上のように、従来の携帯用無線機では、
放射効率のよい内蔵アンテナがなく、引出し型アンテナ
と内蔵アンテナが装備されているため、無線機の全容積
のうちアンテナの実装容積の占める割合が大きく小形化
に対する大きな問題点となっている。さらに、内蔵アン
テナを実装しない場合、引出し引込み自在のアンテナを
引込んで筺体内に収納したとき、アンテナの放射効率が
大幅に低下して送受信ができなくなる場合があるという
欠点がある。
放射効率のよい内蔵アンテナがなく、引出し型アンテナ
と内蔵アンテナが装備されているため、無線機の全容積
のうちアンテナの実装容積の占める割合が大きく小形化
に対する大きな問題点となっている。さらに、内蔵アン
テナを実装しない場合、引出し引込み自在のアンテナを
引込んで筺体内に収納したとき、アンテナの放射効率が
大幅に低下して送受信ができなくなる場合があるという
欠点がある。
【0008】本発明の目的は、内蔵アンテナをなくして
無線機の小形化を図り、引出し引込み自在のアンテナを
引込んで無線機の筺体に収納したときも、大幅なアンテ
ナ利得の低下が少ない携帯用無線機のアンテナ装置を提
供することにある。
無線機の小形化を図り、引出し引込み自在のアンテナを
引込んで無線機の筺体に収納したときも、大幅なアンテ
ナ利得の低下が少ない携帯用無線機のアンテナ装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ装置
は、携帯用無線機の筐体上部のアンテナ貫通口を貫通し
て装備された引出し引込み自在のアンテナ装置におい
て、頭部に引出し用つまみが設けられた棒状アンテナ
と、該棒状アンテナを前記筐体内に引込んだとき該アン
テナの上部が所定の長さだけ前記筐体の外側に出た状態
で前記つまみが当接して停止するように前記アンテナ貫
通口の外側に設けられた電気的絶縁製ストッパと、前記
棒状アンテナを前記筐体内に引込んだとき該アンテナの
下部が挿入され前記ストッパによって停止した状態の該
棒状アンテナの頭部から挿入端までの長さが約λ/4と
なるように配置されたアース電位の金属製パイプとを備
えたことを特徴とするものである。
は、携帯用無線機の筐体上部のアンテナ貫通口を貫通し
て装備された引出し引込み自在のアンテナ装置におい
て、頭部に引出し用つまみが設けられた棒状アンテナ
と、該棒状アンテナを前記筐体内に引込んだとき該アン
テナの上部が所定の長さだけ前記筐体の外側に出た状態
で前記つまみが当接して停止するように前記アンテナ貫
通口の外側に設けられた電気的絶縁製ストッパと、前記
棒状アンテナを前記筐体内に引込んだとき該アンテナの
下部が挿入され前記ストッパによって停止した状態の該
棒状アンテナの頭部から挿入端までの長さが約λ/4と
なるように配置されたアース電位の金属製パイプとを備
えたことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す側面図である。
図1において、1〜4は図3の従来の部分と同じ部分を
示す。5はローディングコイル、6は例えば、銅等の金
属パイプ、7は金属パイプ6の上端部、8はアンテナ給
電点、9は絶縁物で形成されたストッパ、10はつまみ
である。金属パイプ6はアース板4と同じアース電位で
ある。
図1において、1〜4は図3の従来の部分と同じ部分を
示す。5はローディングコイル、6は例えば、銅等の金
属パイプ、7は金属パイプ6の上端部、8はアンテナ給
電点、9は絶縁物で形成されたストッパ、10はつまみ
である。金属パイプ6はアース板4と同じアース電位で
ある。
【0011】図1は(A)は棒状アンテナ1を無線機の
筺体2から最大に引出した状態を示す側面図である。
(B)は棒状アンテナ1を筺体2内に引込んで収納した
状態を示す側面図であり、棒状アンテナ1を引込んだと
き棒状アンテナ1の下端部分が金属パイプ6の中に挿入
され、棒状アンテナ1の頭部つまみ10がストッパ9の
上端部に当接した位置で停止する。本発明の主要な特徴
は、棒状アンテナ1を引込み収納したとき、ストッパ9
によって棒状アンテナ1の上部の長さL1 の部分がアー
ス面4より外に出ていることと、棒状アンテナ1の下部
の長さL2 の部分がアース電位の金属パイプ6に挿入さ
れ、その上端部7から棒状アンテナ1の頭部までの長さ
L3 がほぼλ/4になるようにしたことである。
筺体2から最大に引出した状態を示す側面図である。
(B)は棒状アンテナ1を筺体2内に引込んで収納した
状態を示す側面図であり、棒状アンテナ1を引込んだと
き棒状アンテナ1の下端部分が金属パイプ6の中に挿入
され、棒状アンテナ1の頭部つまみ10がストッパ9の
上端部に当接した位置で停止する。本発明の主要な特徴
は、棒状アンテナ1を引込み収納したとき、ストッパ9
によって棒状アンテナ1の上部の長さL1 の部分がアー
ス面4より外に出ていることと、棒状アンテナ1の下部
の長さL2 の部分がアース電位の金属パイプ6に挿入さ
れ、その上端部7から棒状アンテナ1の頭部までの長さ
L3 がほぼλ/4になるようにしたことである。
【0012】次に、本発明の作用について説明する。無
線機回路3(信号源)からローディングコイル5を通し
てアンテナ1をみたときのインピーダンスZA は、信号
源の出力インピーダンスに等しいことが要求され、アン
テナ引出し時にインピーダンス整合がとられている。従
来の装置ではアンテナ収納時にアンテナインピーダンス
が変化して不整合状態となってアンテナの放射効率が大
幅に低下する。これに対して本発明はアンテナ収納時
に、アンテナ1の上端部分が外側に残り、下端部分が銅
パイプ6の中に挿入されて交流的にアース電位になるた
め、アンテナ引出し時に比べてインピーダンスの変化が
極めて小さい。
線機回路3(信号源)からローディングコイル5を通し
てアンテナ1をみたときのインピーダンスZA は、信号
源の出力インピーダンスに等しいことが要求され、アン
テナ引出し時にインピーダンス整合がとられている。従
来の装置ではアンテナ収納時にアンテナインピーダンス
が変化して不整合状態となってアンテナの放射効率が大
幅に低下する。これに対して本発明はアンテナ収納時
に、アンテナ1の上端部分が外側に残り、下端部分が銅
パイプ6の中に挿入されて交流的にアース電位になるた
め、アンテナ引出し時に比べてインピーダンスの変化が
極めて小さい。
【0013】一般的に、λ/4線路の先端を短絡する
と、反対側からその線路をみたときのインピーダンスZ
A は次式で示される。
と、反対側からその線路をみたときのインピーダンスZ
A は次式で示される。
【数1】 ここでLは線路長、λは波長を示す。L=λ/4とする
と、インピーダンスZAは無限大となる。即ち、全反射
するためλ/4線路に進行する波は全て反射されること
になる。図1の銅パイプ6の長さあるいは長さ方向の配
置位置を調整することで、銅パイプ6の上端縁7が終端
点となり、給電点8からアンテナ下部とみたときのイン
ピーダンスが大きくなってアンテナ下部へ進行する電波
が全反射しアンテナ上部へ導かれて効率的な電波の放射
が行われるようにすることができる。
と、インピーダンスZAは無限大となる。即ち、全反射
するためλ/4線路に進行する波は全て反射されること
になる。図1の銅パイプ6の長さあるいは長さ方向の配
置位置を調整することで、銅パイプ6の上端縁7が終端
点となり、給電点8からアンテナ下部とみたときのイン
ピーダンスが大きくなってアンテナ下部へ進行する電波
が全反射しアンテナ上部へ導かれて効率的な電波の放射
が行われるようにすることができる。
【0014】実際の例によれば、アンテナ収納時の銅パ
イプ6の上端部7から頭部までの長さL3 をλ/4にし
たとき最大のアンテナ利得が得られた。800MHz帯
の周波数で波長λが約33cm、λ/4が約8cmのと
き、棒状アンテナ1のアース板4から頭部までの長さL
1 は、ストッパ9によって決められるが、本実験では約
25mmで良好な結果が得られた。この長さL1 は無線
機の突起物になるので、使い勝手を考慮して実験的に求
められた必要最小限の長さに設定される。一方、銅パイ
プ6の長さは約70mmに設定され、その内径は棒状ア
ンテナ1の下方部分がゆるやかに挿入できる程度でよ
く、棒状アンテナ1が挿入されたとき銅パイプ6との間
の浮遊容量によりアース電位になり、銅パイプ6の上端
部7がアンテナの終端点となる。
イプ6の上端部7から頭部までの長さL3 をλ/4にし
たとき最大のアンテナ利得が得られた。800MHz帯
の周波数で波長λが約33cm、λ/4が約8cmのと
き、棒状アンテナ1のアース板4から頭部までの長さL
1 は、ストッパ9によって決められるが、本実験では約
25mmで良好な結果が得られた。この長さL1 は無線
機の突起物になるので、使い勝手を考慮して実験的に求
められた必要最小限の長さに設定される。一方、銅パイ
プ6の長さは約70mmに設定され、その内径は棒状ア
ンテナ1の下方部分がゆるやかに挿入できる程度でよ
く、棒状アンテナ1が挿入されたとき銅パイプ6との間
の浮遊容量によりアース電位になり、銅パイプ6の上端
部7がアンテナの終端点となる。
【0015】図2はアンテナ放射の水平面パターンを示
すアンテナ指向図である。最も外側の実測値aは棒状ア
ンテナ1を引き出したときの特性を示す。実測値bは従
来の構成における棒状アンテナ1の収納時の特性であ
り、特性aに対してピーク値で約13dBその他の方向
については13dB以上の大幅な劣化がみられる。これ
に対して、実測値cは本発明の構成における棒状アンテ
ナ1の収納時の特性であり、特性aに対する劣化量は全
方向について僅かに約5dBであり、従来に比べて著し
く改善されていることが明らかである。図からも明らか
なように、本発明によるアンテナ利得改善量は、ピーク
値で8dB、平均利得で約16dBである。この改善量
を送信電力に換算するとピーク値で6.3倍、平均値で
40倍に相当する。
すアンテナ指向図である。最も外側の実測値aは棒状ア
ンテナ1を引き出したときの特性を示す。実測値bは従
来の構成における棒状アンテナ1の収納時の特性であ
り、特性aに対してピーク値で約13dBその他の方向
については13dB以上の大幅な劣化がみられる。これ
に対して、実測値cは本発明の構成における棒状アンテ
ナ1の収納時の特性であり、特性aに対する劣化量は全
方向について僅かに約5dBであり、従来に比べて著し
く改善されていることが明らかである。図からも明らか
なように、本発明によるアンテナ利得改善量は、ピーク
値で8dB、平均利得で約16dBである。この改善量
を送信電力に換算するとピーク値で6.3倍、平均値で
40倍に相当する。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、内蔵アンテナが不要になって無線機
の小形化に大きく寄与することができる。さらに、アン
テナを収納した状態での上り回線のサービスエリアが拡
大され、使い勝手の改善効果が極めて大きい。
施することにより、内蔵アンテナが不要になって無線機
の小形化に大きく寄与することができる。さらに、アン
テナを収納した状態での上り回線のサービスエリアが拡
大され、使い勝手の改善効果が極めて大きい。
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】アンテナ指向特性例図である。
【図3】従来のアンテナの側面図である。
1 棒状アンテナ 2 無線機筺体 3 無線機回路 4 アース板 5 ローディングコイル 6 金属パイプ 7 上端部 8 給電点 9 ストッパ 10 つまみ 11 内蔵アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 金見 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 携帯用無線機の筐体上部のアンテナ貫通
口を貫通して装備された引出し引込み自在のアンテナ装
置において、 頭部に引出し用つまみが設けられた棒状アンテナと、 該棒状アンテナを前記筐体内に引込んだとき該アンテナ
の上部が所定の長さだけ前記筐体の外側に出た状態で前
記つまみが当接して停止するように前記アンテナ貫通口
の外側に設けられた電気的絶縁製ストッパと、 前記棒状アンテナを前記筐体内に引込んだとき該アンテ
ナの下部が挿入され前記ストッパによって停止した状態
の該棒状アンテナの頭部から挿入端までの長さが約λ/
4となるように配置されたアース電位の金属製パイプと
を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1927693A JPH06209204A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1927693A JPH06209204A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06209204A true JPH06209204A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11994929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1927693A Pending JPH06209204A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06209204A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002069442A1 (fr) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Antenne d'emetteur-recepteur portable |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP1927693A patent/JPH06209204A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002069442A1 (fr) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Antenne d'emetteur-recepteur portable |
US7006045B2 (en) | 2001-02-26 | 2006-02-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Portable transceiver antenna |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3902234B2 (ja) | 2重帯域アンテナ | |
US6307511B1 (en) | Portable electronic communication device with multi-band antenna system | |
KR100299299B1 (ko) | 휴대 통신장비용 안테나 장치 | |
JPH0738316A (ja) | 携帯電話機用伸縮形アンテナ | |
US6442400B1 (en) | Portable electronic communication device with dual-band antenna system | |
JP3523670B2 (ja) | 携帯電話機用の挿脱自在形広帯域アンテナ | |
HU206793B (en) | Telescopic aerial for battery-type portable two-way set | |
JP2002094311A (ja) | アンテナ装置及び携帯型無線端末 | |
JPH04314201A (ja) | アンテナ装置 | |
US6229489B1 (en) | Retractable dual-band antenna system with parallel resonant trap | |
JP3515559B2 (ja) | 多周波用アンテナ | |
JPH06204908A (ja) | 無線機用アンテナ | |
GB2347560A (en) | Radio apparatus | |
JP2003347815A (ja) | 携帯無線機 | |
JP3244300B2 (ja) | 無線電話装置 | |
JP3159595B2 (ja) | コードレス電話機 | |
JPH0458603A (ja) | 非接地型極超短波アンテナ | |
JP3230841B2 (ja) | 可変長ホイップアンテナ | |
JPH06209204A (ja) | アンテナ装置 | |
JPH11274840A (ja) | アンテナ装置 | |
JP3267871B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JPH05102717A (ja) | 無線電話用伸縮アンテナ装置 | |
JP2000077921A (ja) | 携帯無線機用のアンテナ | |
JP4318605B2 (ja) | 折り畳み式携帯電話機 | |
JP2989450B2 (ja) | 携帯無線機用のアンテナ |