JPH06208677A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

自動販売機の商品収納装置

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JPH06208677A
JPH06208677A JP27078993A JP27078993A JPH06208677A JP H06208677 A JPH06208677 A JP H06208677A JP 27078993 A JP27078993 A JP 27078993A JP 27078993 A JP27078993 A JP 27078993A JP H06208677 A JPH06208677 A JP H06208677A
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JP
Japan
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product
hollow drum
opening
merchandise
storage device
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Application number
JP27078993A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Ohashi
恒雄 大橋
Akio Yokota
章夫 横田
Yutaka Matsumoto
裕 松本
Kimitaka Takano
公孝 高野
Hiroshi Imamura
浩志 今村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品の払出し機能を損なうことなく、商品の
収容率を向上させることができる自動販売機の商品収納
装置運搬を提供することを目的とする。 【構成】 下端部に商品払出口7を有して、円筒状の商
品Aを横向き横倒し状態で多数収納する筐体2と、筐体
2の下部に収容され、収納された商品Aの長さ方向に平
行な水平軸線廻りに回転可能な中空ドラム4とを備え、
中空ドラム4は、上側に収納された商品Aの落下を阻止
可能な径を有すると共に、外周面に1つの商品Aが横向
き横倒し状態で中空ドラム4の内外に出入り可能な開口
11を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶ジュースや缶コーヒ
ーなどの円筒状の商品を多数収納しておくと共に、収納
した商品を販売指令に基づき適宜、払い出す自動販売機
の商品収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の商品を販売する自動販売機の商
品収納装置として、いわゆるサーペンタイン型の商品収
納ラックが、ごく一般的に用いられている。この商品収
納ラックは、カーブラックと呼ばれる波形の商品通路に
商品を一列に積み重ねて収納すると共に、販売指令に基
づき最下位の商品から順に外部に払い出す構造になって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の商品
収納装置では、商品を一列に、かつカーブを描かせて収
納するようにしているので、商品通路内および隣接する
商品通路間にデッドスベースが生じ易く、商品の収容
率、すなわち商品収納装置の収納容積(断面積)に対す
る商品の占有容積(断面積)の割合が、どうしても低く
なりがちであった。しかも、近年のように径の太い缶と
細い缶とのいずれをも収容できるような構造のもので
は、商品通路を常に太い缶用に設計しておく必要があ
り、より一層商品の収容率が低下する傾向にあった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、商品の払出し機能を損なうことなく、
商品の収容率を向上させることができる自動販売機の商
品収納装置を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、下端部に商品払出口を有して、円筒状の商品を
横向き横倒し状態で多数収納する筐体と、筐体の下部に
収容され、収納された商品の長さ方向に平行な水平軸線
廻りに回転可能な中空ドラムとを備え、中空ドラムは、
上側に収納された商品の落下を阻止可能な径を有すると
共に、外周面に1つの商品が横向き横倒し状態で中空ド
ラム内外に出入り可能な開口を有していることを特徴と
する。
【0006】また、前記中空ドラムは開口及び該開口に
対応して収納室を複数設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】筐体の下部に収容された中空ドラムが、上側に
収納された商品の落下を阻止可能な径を有しているの
で、筐体内に投入された商品は中空ドラムの上側の空間
に、横向き横倒しの状態で筐体の奥行きいっぱいに積み
重なるように収納される。中空ドラムが回転してその開
口を収納している上側空間に臨むと、商品がその開口か
ら中空ドラム内に落下しその内部に取り込まれる。次い
で、中空ドラムを更に回転させてその開口を下側の商品
払出口に臨ませると、中空ドラム内の商品は商品払出口
に落下し、外部に払い出される。
【0008】このように、商品は中空ドラムの上側の筐
体内に単純に積み重なるようにしてまとめて収納される
ので、収納スペースに無駄な空間が生ずることがなく、
また、商品の径に影響なく最大限の収納が可能になる。
さらに、商品の径に対応させた通路構造などを採る必要
が無く、汎用性の高いものとすることができる。
【0009】一方、商品を払い出す場合には、中空ドラ
ムの開口は下を向いており、中空ドラムは上側に収納さ
れた商品の落下を阻止できるので、払い出すべき商品以
外の商品が誤って商品払出口に払い出されることがな
い。さらに、商品を充填する場合、商品が中空ドラム上
に乗るようになっているので、投入された商品が横向き
横倒し状態になり易く、その際に中空ドラムを往復回転
させるようにすれば、より一層、商品が横向き横倒し状
態になり易くなる。しかも、中空ドラムの回転は、積み
重なった商品を揺り動かすように作用するので、充填の
際はもとより販売の際にも、商品のブリッジによる詰ま
りや、商品間の無駄な隙間を埋めることができる。
【0010】さらに、開口及び収納室を複数設けること
により、商品を販売待機位置に送出する時間を短くする
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係る自動販売機の商品収納装置について説明する。
この商品収納装置は、缶ジュースや缶コーヒーなどの商
品を販売する自動販売機に適用したものであり、この商
品収納装置を横に複数個並べることにより、複数種の商
品を販売可能な、自動販売機の商品収納庫が構成され
る。図1はこの商品収納装置の概略の構成を表した全体
斜視図であり、図2はその裁断側面図であり、図3はそ
の裁断正面図である。
【0012】これら図1ないし図3に示すように、商品
収納装置1は、縦長の筐体2と、筐体2の上端部前面に
形成された商品投入口3と、筐体2の下部に収容された
中空ドラム4と、中空ドラム4の下側に前後に振り分け
て配設したモータ5および払出し装置6と、筐体2の下
端中央部に形成された商品払出口7とで構成されてい
る。中空ドラム4と払出し装置6とは、モータ5により
連動して駆動され、商品投入口3から投入された商品A
は中空ドラム4の上側の空間に収納された後、中空ドラ
ム4に取り込まれて商品払出口7側に回転搬送され、払
出し装置6により外部に1個ずつ払い出される。
【0013】筐体2は、収納する(販売する)商品Aの
うち、缶丈が最大の商品Aに合わせた幅を有すると共
に、縦に十分な高さを有して構成されている。筐体2の
上端部の前面には商品投入口3が形成されており、商品
投入口3から筐体2内に投入された商品Aは、中空ドラ
ム4の上側空間に横向き横倒しの水平姿勢で積み重ねら
れるようにして収容される。筐体2の内部には、中空ド
ラム4の前後位置から中空ドラム4に沿って下方に延び
る湾曲壁部8aと、鉛直壁部8aの下端から屈曲して鉛
直下方に延びる鉛直壁部8bと、鉛直壁部8bの下端か
ら筐体2の下端まで斜めに延びる斜壁部8cとから成る
前後一対の隔壁8,8が設けられいてる。前側の隔壁8
により仕切られた前部空間にはモータ5が収容され、後
側の隔壁8により仕切られた後部空間には払出し装置6
の主要部が収容されている。一方、両隔壁8,8の両鉛
直壁部8b,8b間の空間には、次に販売される商品A
を待機させると共に、その商品Aを払い出す商品払出口
7が形成されている。また、両隔壁8,8の各湾曲壁部
8aは、回転する中空ドラム4の開口11(後述する)
がこの部分に臨んだときに、中空ドラム4内の商品Aが
落下しないように開口11を閉塞する開口11の蓋的な
機能を有している。
【0014】中空ドラム4は、中空円筒状のドラム本体
12と、ドラム本体12を筐体2の側壁2aに回転自在
に支持するドラム軸13と、ドラム本体12の一方の端
部に設けられた歯車14とで構成されている。ドラム本
体12は、商品Aと同様の水平姿勢で筐体2内にほぼ隙
間無く収容されており、上側に収納された商品Aの落下
を阻止できる径および長さを有している。また、ドラム
本体12の外周面には、1個の商品Aが水平姿勢(横向
き横倒し状態)で、中空ドラム4の内外に出入り可能な
開口11が形成されており、ドラム本体12が回転し
て、この開口11が上側の空間に臨んだときに、収納さ
れている商品Aが開口11から中空ドラム4内に落とし
込まれ(取り込まれ)、開口11が下側の空間、すなわ
ち商品払出口7に臨んだときに、中空ドラム4内の商品
Aが開口11から商品払出口7に落とし込まれるように
なっている。
【0015】モータ5は、ステッピングモータなどのD
Cモータで構成され、図外の制御装置により所定のステ
ッピング数、正逆に回転される。モータ5の駆動軸5a
には、出力歯車9が固定されており、この出力歯車9に
中空ドラム4の歯車14が噛み合い、中空ドラム4が正
逆回転される一方、中空ドラム4の歯車14を介して払
出し装置6も連動されるようになっている。
【0016】払出し装置6は、商品払出口7に臨んで次
に販売する商品Aを待機させると共に、販売指令により
下方に回動して商品Aを払い出す払出規制部材21と、
払出規制部材21を回動させるクランク機構22と、待
機状態にある払出規制部材21が商品Aの重さで回動し
ないようにこれを保持するカム機構23と、中空ドラム
4に連動してクランク機構22を作動させる入力歯車2
4とで構成されている。入力歯車24は中空ドラム4の
歯車14に噛み合っており、モータ5の動力により中空
ドラム4に連動して、払出規制部材21を回動させる。
【0017】払出規制部材21は、中間の軸部31と、
軸部31から後方に延びる後部アーム32および前方に
延びる前部アーム33と、前部アーム33の先端に設け
た規制板本体34とから成り、軸部31で筐体2内の支
持フレーム10(図3参照)に回動自在に支持されてい
る。規制板本体34は、商品払出口7に臨んで次に販売
する商品Aを保持する制止位置と、この状態から、商品
Aを払い出すべく図示反時計方向に回動して商品払出口
7から退避する退避位置との間で回動され、また、軸部
31に巻回した巻バネ35により時計方向に付製されて
いる。後部アーム32の後端には、直角に折れ曲がった
ピン状の係合部32aが形成されており、払出規制部材
21は、この係合部32aでクランク機構22に係合さ
れている。
【0018】クランク機構22は、支持フレーム10に
回動自在に支持された回転軸41と、回転軸41の一方
の端部に固定されたクランクアーム42と、クランクア
ーム42の先端に突設したクランクピン43と、このク
ランクピン43に回転自在に軸支されたリンク44とか
ら成り、リンク44に形成した長孔44aに払出規制部
材21の後部アーム32の係合部32aが移動自在に係
合されている。一方、回転軸41の他方の端部には、入
力歯車24が固定されており、この入力歯車24の回転
により、回転軸41を介してクランクアーム42が回転
され、この回転に伴ってリンク44が長孔44aを中心
に上下動しながら揺動される。この上下動により、払出
規制部材21がその軸部31を中心に巻ばね35に抗し
て回動される。
【0019】カム機構23は、クランク機構22の回転
軸41に固定された扇形の板カム51と、板カム51に
係合して揺動されるストッパ52とで構成されている。
ストッパ52の上端は支持フレーム10に揺動自在に取
り付けられ、下端は払出規制部材21の後部アーム32
の係合部32aに当接して払出規制部材21の回動を規
制する規制位置と、この規制を解除する解除位置との間
で揺動されるようになっている。
【0020】すなわち、開口11と商品払出口7とが合
致する位置まで中空ドラム4が回転すると、払出規制部
材21が制止位置に回動され、中空ドラム4から規制板
本体34上に次に販売する商品Aが導入されると共に、
カム機構23のストッパ52が働いて払出規制部材21
を制止位置に保持する。次に、開口11が商品払出口7
から外れる位置まで中空ドラム4が回転すると、中空ド
ラム4自身が次に販売する商品Aを規制板本体34上に
残して、他の商品をすくい込むように作用し、同時に払
出規制部材21が退避位置に回動される。この状態で
は、ストッパ52が払出規制部材21から外れており、
規制板本体34上の商品Aは外部に払い出される。な
お、図2中の符号25は、次に販売する商品Aが規制板
本体34上に待機しているか否かを検出する検出スイッ
チである。
【0021】ここで、図4および図5を参照して、商品
Aの充填から払い出しに至る商品収納装置1の一連の動
作について説明する。先ず、商品Aを充填する場合に
は、作業者が商品投入口3から商品Aを横向き横倒しの
姿勢で投入するわけであるが、その際、中空ドラム4を
往復回転させて、投入された商品Aを揺り動かしながら
その姿勢を適正姿勢に修正すると共に、商品Aのブリッ
ジが生じないようにする。また、ある程度商品Aを充填
したところで、中空ドラム4をその開口11が上側を向
く位置まで回転させて、商品Aを中空ドラム4内にも充
填した後、開口11が下側を向く位置まで回転させて、
次に販売する商品Aを商品払出口7に待機させる。この
ようにして、筐体2の内部に商品Aを最大限に充填し、
商品Aの充填作業を完了する。(図4(a)参照)。
【0022】商品購入者が選択ボタンを押すことにより
制御装置に販売指令が入力され、制御装置によりモータ
5が所定のステップ数、回転され、商品Aが1個払い出
される。すなわち、モータ5が回転して、中空ドラム4
が時計方向に回転し始めると、中空ドラム4の開口11
が隔壁8により徐々に閉塞されてゆき、中空ドラム4内
の他の商品Aの落下が阻止されると共に、ストッパ52
が解除され、払出規制部材21が退避位置に徐々に回動
される(図4(b)参照)。開口11が隔壁8に完全に
閉塞された位置まで中空ドラム4が回転すると、払出し
規制部材21が退避位置まで移動して、商品Aが落下し
払い出される(図4(c)参照)。商品Aが払い出され
ると、モータ5が逆転して中空ドラム4は元の位置に復
帰する。この状態では、次に販売する商品Aが商品払出
口7に待機している状態になる(図4(a)参照)。以
上の動作を繰り返して、中空ドラム4内の商品Aが無く
なると、検出スイッチ25がこの状態を検出する。
【0023】この検出に基づいてモータ5が正転して、
今度は中空ドラム4を時計方向に一回転させる。すなわ
ち、中空ドラム4を、その開口11が横向き(図5
(b)参照)から上向き(図5(e)参照)になるよう
に回転させて、筐体2内に収納されている商品Aに臨ま
せ、商品Aを中空ドラム4内に取り込む(図5(f)参
照)。このようにして、複数個の商品Aを内部に取り込
んだ中空ドラム4が、その開口が下を向く元の位置に復
帰すると、最初の図4(a)の状態となる。なお、図示
の符号36は、払出規制部材21が制止位置からオーバ
ーランするのを規制するサブストッパである。
【0024】次に、図6および図7に基づいて、第2実
施例について説明する。この実施例では、中空ドラム4
内に、その開口11の縁部から径方向に延びる隔板15
が設けられている。このため、中空ドラム4内の商品A
は、1個ずつ順に開口11から商品払出口7に導かれ
る。したがって、商品Aが開口11の縁部でブリッジし
て、払い出し不能になる状態が防止される。この実施例
でも、第1実施例と同様の作動により、商品Aの取り込
みと払い出しが行われる。すなわち、販売指令に基づい
て、図6(a)、(b)および(c)の順で商品Aの払
い出しが行われ、図7(a)、(b)および(c)の順
で商品Aの中空ドラム4への取り込みが行われる。
【0025】次に図8,図9,図10に基づいて、第3
の実施例について説明する。この実施例では、中空ドラ
ム4の開口11をドラム軸13に対して、対称となる位
置の2ヶ所に設け、開口11a、開口11bとしてい
る。そして、一方の開口11aの縁部からドラム軸13
を通って、直径方向である他方の開口11bの縁部に延
びる隔板16が設けられている。したがって、中空ドラ
ム4は、2つの収納室17,18に分割されている。
【0026】商品収納装置1の一連の動作について説明
する。まず、中空ドラム4が反時計方向に回転して、開
口11aが上側を向くと、商品Aが中空ドラム4の収納
室17に充填される(図8(a)参照)。そして、収納
室18には商品Aが収納されていないので、開口11b
が商品払出口7に対向位置したとしても、商品が収納室
18から払い出されず前述した検知スイッチが商品の無
しを検出しており、中空ドラム4は矢印Bの方向に回転
する。そして、開口11aが商品払出口7に対向位置す
ると収納部17に収納された商品Aが商品払出口7に払
い出される。商品払出口7は、下部に規制板本体34が
閉塞位置しているので、商品Aは、商品払出口7に待機
するとともに検知スイッチにより商品の待機を検知す
る。更に、開口11bは、上側を向くので、商品Aが中
空ドラム4の収納室18に充填される(図8(b)参
照)。商品の販売指令が生じると矢印Bの方向に中空ド
ラム4が回転し、開口11aが隔壁8に完全に閉塞され
ると、規制板本体34が開放して商品Aが払い出される
(図8(c)参照)。商品Aが払い出された後、中空ド
ラム4が矢印Cの方向に回転し、規制板本体34を閉塞
位置させ、収納室17内の商品Aを商品払出口7に待機
させ検知スイッチにより商品の待機を検知する(図9
(d)参照)。さらに商品の販売指令が生じると矢印B
の方向に中空ドラム4が回転し、開口11aが隔壁8に
完全に閉塞されると、規制板本体34が開放して商品A
が払い出される(図9(e)参照)。商品Aが払い出さ
れた後、中空ドラム4が矢印Cの方向に回転し、規制板
本体34を閉塞位置させ、収納室17内の商品Aを商品
払出口7に待機させ検知スイッチにより商品の待機を検
知する(図9(f)参照)。つぎに商品の販売指令が生
じると矢印Bの方向に中空ドラム4が回転し、開口11
aが隔壁8に完全に閉塞されると、規制板本体34が開
放して商品Aが払い出される(図10(g)参照)。商
品Aが払い出された後、中空ドラム4が矢印Cの方向に
回転し、規制板本体34を閉塞位置させ、開口11aが
商品払出口7と対向位置するが収納室17内には商品A
が残っていないので商品Aは商品払出口7に払い出され
ず、検知スイッチは商品の無を検知する(図8(a)と
同様の状態となる)。すると、中空ドラム4は矢印Bの
方向に回転する。そして、開口11bが商品払出口7に
対向位置すると収納部18に収納された商品Aが商品払
出口7に払い出される。以下上記と同様に動作する。
【0027】よって、中空ドラム4は常に一方の収納室
に商品Aを収納しているので、他方の収納室が空になっ
たとしても、中空ドラム4を180度回転させることに
より、商品Aを待機位置に位置させることができ、販売
待機時間を短くすることができる。第3の実施例におい
て、開口及び収納室を中空ドラム4の軸13の対称とな
る位置の2カ所に設けたが、開口及び収納室を対称とな
らない位置や複数カ所に設けても良い。
【0028】以上のようにこれらの実施例によれば、中
空ドラム4上および中空ドラム4内に商品Aが積み重な
るようにまとめて収容されるので、筐体2の内部に商品
通路などを形成する必要がなく、内部装置のスペースを
除く筐体2の内部スペースをすべて商品Aの収納スペー
スとすることができ、太缶、細缶の種別に関係なく商品
Aの収容本数を最大限にすることができる。また、太缶
用と細缶用とを区別する必要がないので、汎用性に富ん
だ商品収納装置1とすることができる。
【0029】さらに、中空ドラム4の回転により、中空
ドラム4上の商品Aを中空ドラム4に取り込んだ後、商
品払出口7に払い出すようにしているので、商品Aの払
い出し機能が損なわれることがなく、一方で、中空ドラ
ム4の回転を利用して、商品Aを適正姿勢に修正すると
共に、商品Aのブリッジによる詰まりを防止することが
できる。
【0030】なお、中空ドラムの運転方法は上記実施例
に限定されるものではなく、例えば、常に一方向に回転
させて商品の取り込みと払い出しを行うようにしてもよ
いし、商品を1個取り込んでは、1個払い出すような往
復回転でもよい。また、これとは別に、収容された商品
のブリッジを検出したときに回転させる構成を採っても
よい。
【0031】一方、本実施例では、開口から中空ドラム
内に複数個の商品を取り込むようにしているが、中空ド
ラムの開口を有底に構成して商品を1個ずつ取り込むよ
うにしてもよく、さらには、このような有底の開口を中
空ドラムの周方向に複数形成してもよい。前者にあって
は、商品を中空ドラムに1個ずつ取り込み商品払出口に
1個ずつ払い出すことができ、後者にあっては、中空ド
ラムを所定の角度回転させるだけで、商品の取り込みと
払い出しとを同時に行うことができる。また、いずれに
あっても、実施例のような払出し機構を省略することが
でき、払出し機構のスペース分、商品の収納本数を増や
すことができる。しかも、モータの制御を簡単なものと
することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の自動販売機の商品
収納装置によれば、筐体の下部に中空ドラムを収容し、
中空ドラムの上に商品を収納するようにしているので、
商品を単純に積み重ねて収納できる。したがって、商品
の径に関係なく、かつ無駄なスペースを生ずることな
く、筐体の商品収納スペースに対して最大限の収納が可
能になり、商品の収容率と汎用性とを向上させることが
できる。
【0033】また、中空ドラムは商品の落下を阻止でき
る径を有しており、商品を中空ドラムの回転により中空
ドラム内に取り込んだ後、払い出すようにしているの
で、払い出すべき商品以外の商品が誤って商品払出口に
払い出されることがなく、払い出しの機能が損われるこ
とがない。しかも、中空ドラムの回転により常に、収納
した商品が揺り動かされる構造になっているので、特段
の装置を必要とすることなく、投入された商品を適正姿
勢に修正できると共に、商品のブリッジによる詰まりを
防止できる効果を有する。
【0034】さらに、開口及び収納室を複数設けたこと
により、商品を商品払出口に送出するのに必要な時間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動販売機の商品収
納装置の外観斜視図である。
【図2】商品収納装置の裁断側面図である。
【図3】商品収納装置の裁断正面図である。
【図4】商品収納装置の商品払出し動作を表した動作説
明図である。
【図5】商品収納装置の商品取込み動作を表した動作説
明図である。
【図6】第2実施例の商品収納装置の商品払出し動作を
表した動作説明図である。
【図7】第2実施例の商品収納装置の商品取込み動作を
表した動作説明図である。
【図8】第3実施例の商品収納装置の商品払出し動作を
表した動作説明図である。
【図9】第3実施例の商品収納装置の商品払出し動作を
表した動作説明図である。
【図10】第3実施例の商品収納装置の商品払出し動作
を表した動作説明図である。
【符号の説明】 1 商品収納装置 2 筐体 4 中空ドラム 7 商品払出口 11 開口 11a,11b 開口 17,18 収納室 A 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 公孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 今村 浩志 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に商品払出口を有して、円筒状の
    商品を横向き横倒し状態で多数収納する筐体と、 当該筐体の下部に収容され、収納された商品の長さ方向
    に平行な水平軸廻りに回転可能な中空ドラムとを備え、 前記中空ドラムは、上側に収納された商品の落下を阻止
    可能な径を有すると共に、外周面に1つの商品が前記横
    向き横倒し状態で当該中空ドラム内外に出入り可能な開
    口を有していることを特徴とする自動販売機の商品収納
    装置。
  2. 【請求項2】 下端部に商品払出口を有して、円筒状の
    商品を横向き横倒し状態で多数収納する筐体と、 当該筐体の下部に収容され、収納された商品の長さ方向
    に平行な水平軸廻りに回転可能な中空ドラムとを備え、 前記中空ドラムは、上側に収納された商品の落下を阻止
    可能な径を有すると共に、外周面に1つの商品が前記横
    向き横倒し状態で当該中空ドラム内外に出入り可能な開
    口を複数有し、該開口に対応して複数の収納室を有して
    いることを特徴とする自動販売機の商品収納装置。
JP27078993A 1992-10-30 1993-10-28 自動販売機の商品収納装置 Pending JPH06208677A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2377767A (en) * 2001-05-22 2003-01-22 Abb Patent Gmbh Method of operating a valve actuator to avoid pressure surges
WO2012100317A1 (en) * 2011-01-26 2012-08-02 Beaver Machine Corporation Vending apparatus having drum dispensing means

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