JPH06208645A - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JPH06208645A
JPH06208645A JP5002182A JP218293A JPH06208645A JP H06208645 A JPH06208645 A JP H06208645A JP 5002182 A JP5002182 A JP 5002182A JP 218293 A JP218293 A JP 218293A JP H06208645 A JPH06208645 A JP H06208645A
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JP5002182A
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Inventor
Morio Nihonmatsu
盛男 二本松
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 認識が不可能な文字を原画像のまま回転、拡
大若しくは縮小して表示部にていっぱいに表示すること
でオペレータにとり見易く、後の処理を迅速に行い得る
文字認識装置を提供することを目的とする。 【構成】 文字認識装置1には、供給部3が備わり郵便
物Pを装置内へと供給する。ここで供給された郵便物P
は、読取部5にて宛名情報の内容の認識が行われる。こ
こで宛名情報の内容が認識されない場合、この郵便物P
の画像は表示部11のディスプレイに表示される。この
ディスプレイへの表示の際、回転拡大縮小部9では表示
されるべき画像がディスプレイ画面を満すように画像を
回転、拡大若しくは縮小等の変換をしてオペレータにと
って見易いように表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば読取不能な郵便
物記載の宛名情報を読取り、認識する文字認識装置に係
わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、文字認識をする装置として例えば
特開平3ー161889号公報記載の電子辞書がある。
この電子辞書は、英文を読取った後に読取結果に基づい
て翻訳しこの翻訳結果を出力するものである。この電子
辞書は、英文を光学的に読取る光学的読取部を備え、こ
の光学的読取部は、前処理部と接続されている。
【0003】前処理部では光学的読取部から入力するア
ナログ信号を2値信号へと変換し平滑、ノイズ除去等の
処理を行うものである。この前処理部と接続して認識制
御部が備わっている。
【0004】認識制御部は、認識辞書と接続され、この
認識辞書に格納されているアルファベットの標準パター
ンに基づいて前処理部から出力されるデジタル信号に対
応する文字の同定を行うものである。この同定の際、認
識制御部は接続する座標変換部を用いる。この座標変換
部は、文字を正規な方向とは逆に読み取った場合に文字
の座標データを上下逆変換し、正規な読取データに変換
するものである。この認識制御部と接続して検索制御部
が接続されている。
【0005】この検索制御部は、意味辞書と接続され、
この意味辞書に記憶されている英単語に対応する日本語
の意味、発音記号、関連する文法、この単語を用いた文
例、同意語、反意語等の日本語情報等から認識制御部か
ら出力される英語に対応する日本語の検索を行う。この
検索制御部と接続して表示部が備わっている。表示部
は、検索制御部からの信号に基づいた表示をする部分で
あり、認識制御部で認識された単語と検索制御部で翻訳
された日本語情報とを表示する。
【0006】このような電子辞書では、光学的読取部に
て光学的に上下逆に読取った被翻訳文字を座標変換部に
て上下逆になるように変換する。このため、同一の操作
によって英文を翻訳することができ、装置を扱い易くで
きる。
【0007】しかしながら、このような電子辞書は、文
字の同定が成されない場合については何等考慮されてい
ない。つまり、光学的読取部にて上下逆に文字を読取っ
た場合に、たとえオペレータが座標の変換を指示しても
英文の認識が成されないため、表示部における表示は成
されない。また更に文字の同定が成された場合ではオペ
レータにとって見易いサイズに変換する技術が開示され
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の文字を認識する装置、例えば電子辞書では、文字の同
定が成されない場合について考慮されていない。つま
り、光学的読取部にて上下逆に文字を読取った場合にた
とえオペレータが座標の変換を指示しても認識が成され
ないため表示部における表示は成されない。また更に文
字の同定が成された場合であっても、オペレータにとっ
て見易いサイズに変換する技術が開示されていない。
【0009】そこで、本発明は上記欠点を排除し、認識
が不可能な文字を少なくとも読取画像のまま表示部に応
じたサイズに変換して表示することでオペレータにとっ
て見易く、後の処理を迅速に行い得る文字認識装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる文字認識装置は、情報が記載される
紙葉類を供給する供給手段を備えている。この供給手段
によって供給される上記紙葉類に記載された情報を読取
手段は読取ってその情報の書式及び内容を認識する。上
記読取手段によって上記情報の内容が認識されない場
合、表示手段は上記情報を表示する。上記表示手段によ
る表示時、サイズ変換手段は、上記読取手段によって上
記情報の書式が認識されたとき、上記情報の書式に基い
て上記情報のうち少なくともサイズを上記表示手段の表
示サイズに応じて変換して上記表示手段に供給すること
を特徴とする文字認識装置である。
【0011】
【作用】本発明の文字認識装置では、装置内に情報が記
載される紙葉類が供給された後に、情報は読取られ、情
報の書式及び内容が認識される。ここで、情報の内容が
認識されない場合にはこの情報は表示手段にて表示され
るが、情報の書式が認識された時に、上記した情報の書
式に基いて上記情報のうち少なくともサイズを上記表示
手段に応じて変換し、この表示手段に供給する。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係わる一実施例を図面を参照
して詳細に説明する。まず、図2のブロック構成図を参
照して本発明の文字認識装置の構成を説明する。
【0013】文字認識装置1には、供給部3が備わって
いる。この供給部3は、郵便物Pを装置内部へと供給す
るものであるが、ここで郵便物Pは一通づつ取り出され
て下段へと搬送される。
【0014】供給部3と隣接して読取部5が配置されて
いる。この読取部5は、光電変換部等を備えており、供
給部3から供給される郵便物Pに対して光を照射した
後、郵便物Pからの反射光をラインセンサ等によって受
光する。受光した後、光電変換等の各種処理を行い、文
字認識を行うものである。なお、本実施例において文字
認識は、宛名が記載される宛名領域内記載の宛名情報に
ついて行う。また、本実施例でいうところの宛名領域
は、郵便物Pに郵便番号記載のため設けられる赤枠中の
情報、つまり郵便番号は含めないが、この設定は変更可
能である。読取部5は、文字認識を行った後に各種信号
を出力する。この読取部5について詳細は後述する。
【0015】読取部5には画像メモリ7が接続されてい
る。画像メモリ7は、読取部5から出力される画像信号
を一旦格納し、後述する回転拡大縮小部に対してこの画
像を出力するものである。
【0016】更に読取部5には回転拡大縮小部9が接続
されている。この回転拡大縮小部9は画像メモリ7とも
接続されている。この回転拡大縮小部9は、画像メモリ
7から入力する郵便物Pの画像を読取部5から入力する
信号に基いて回転、拡大若しくは縮小させる。そしてオ
ペレータにとって見易い大きさ及び向きに変換して、後
述する表示部のディスプレイにて表示せしめるものであ
る。この回転拡大縮小部9での動作について詳細は後述
する。
【0017】回転拡大縮小部9には表示部11が接続さ
れている。表示部11は、図示しないが、ディスプレイ
及び中央処理装置(以下、CPUと記述する。)等から
なっており、回転拡大縮小部9にて変換された画像を表
示するものである。なお、この表示は、CPUに予め定
められているフォーマットに沿ってディスプレイにてな
される。この表示フォーマットについては後述する。次
に、図3のブロック構成図を参照して読取部5の構成を
説明する。
【0018】読取部5にはまず光電変換部13が備わっ
ている。この光電変換部13は、郵便物Pへと光を照射
した後、反射光を受光してこの反射光を電気信号へと変
換するものである。
【0019】この光電変換部13は、画像メモリ15及
び宛名領域検出切出部17と接続されている。画像メモ
リ15は、光電変換部13で電気信号に変換された画像
を一旦格納するメモリである。また、宛名領域検出切出
部17は、光電変換部13にて電気信号へと変換された
郵便物Pの画像情報から宛名領域を検出し、切出すもの
である。
【0020】この宛名領域検出切出部17には行検出切
出部19が接続されている。行検出切出部19は、複数
の文字列が文字記載方向に平行に並んでいるという仮定
から宛名領域検出切出部17にて切出された宛名領域か
ら行の検出及び切出しを行う。宛名行の検出は、本実施
例では斜影法に基づき斜影パターンを計算することで行
う。
【0021】行検出切出部19には文字検出切出部21
が接続されている。文字検出切出部21は、行検出切出
部19にて検出された行が形成される方向と垂直な方向
への斜影パターンと文字の推定ピッチから文字を検出し
て切出すものである。
【0022】この文字検出切出部21には文字認識部2
3が接続されている。文字認識部23は文字辞書25を
備えており、文字検出切出部21にて切出された文字が
認識されるべき候補を挙げるものである。この文字認識
部23では、1文字につき文字辞書25を参照して、例
えば10種類の候補を認識の度合いによって重み付けを
して挙げる。
【0023】この文字認識部23には宛名認識部27が
接続されている。宛名認識部27は宛名辞書29を備え
ており、文字認識部23で文字の候補として挙げられた
もののうち、宛名辞書29からの宛名情報を参照して宛
名として正しい候補を選択し宛名情報の内容を認識する
ものである。
【0024】ここで読取部5は、郵便物P記載の宛名情
報の内容が認識される場合には、画像メモリ7及び回転
拡大縮小部9へと信号を出力しない。郵便物P記載の宛
名情報の内容が認識されない時、場合に応じて接続して
いる画像メモリ7及び回転拡大縮小部9へと各種情報を
出力する。本実施例では、宛名情報の内容が認識されず
且つ宛名領域も認識不可能である場合には、画像メモリ
15から郵便物Pの全画像を画像メモリ7に対して、
又、宛名認識部27から郵便物Pの全画像のサイズを回
転拡大縮小部9に対して出力する。また、宛名情報の内
容は認識されないが、宛名領域が認識される場合には、
宛名領域検出切出部17で検出された郵便物Pの宛名領
域に対応する領域を画像メモリ15から選択的に画像メ
モリ7に対して出力する。また、宛名領域の認識の条
件、つまり宛名の方向、宛名が縦書きか横書きかの書
式、宛名領域の位置及びサイズを宛名認識部27から回
転拡大縮小部9へと出力する。
【0025】次に、図4及び図5を参照して郵便物Pと
表示部11に備わるディスプレイでの表示画面について
詳細に説明する。図4は本実施例の、郵便物の平面図、
図5は本実施例の、表示部に備わるディスプレイの表示
画面の表示フォーマットの図である。
【0026】図4に示すように、郵便物P全面の縦方向
及び横方向を予めpwとplとによって規定している。
また、pwとplとの2方向に沿って郵便物Pの宛名領
域31が、rwとrlとで規定されている。このpw、
pl、rw及びrlについては、読取部5にて郵便物P
の全画像のサイズ若しくは宛名領域のサイズとして長さ
が把握される。
【0027】表示部11に備わるディスプレイの表示画
面は、図5に示すように宛名画像表示領域33のみが表
示されるようになっている。宛名画像表示領域33に
は、宛名情報の内容が認識されなくても宛名領域が認識
された郵便物Pであると、宛名領域31のみを図のよう
に表示する。ここでは、文字が横書きであるため画像を
回転させ、更に宛名画像表示領域33を宛名で満たすよ
うに表示する。また、宛名領域が認識不可能である場
合、郵便物Pの全面の情報を表示する。
【0028】次に、図1、図4及び図5を参照して回転
拡大縮小部9での変換動作を説明する。図1は、本実施
例の回転拡大縮小部の変換動作を示すフローチャートの
図である。
【0029】まず、回転拡大縮小部9に入力する情報の
うち宛名領域に係わる情報、つまり宛名の記載方向、縦
書きか横書きかの書式、宛名領域の位置及びサイズの情
報であるが、これらが送信されているか否かの判断がな
される(ステップ1)。尚、これらの情報は前述した通
り読取部5から入力する。
【0030】この後、宛名領域31の検出の有無が判断
される(ステップ2)。この判断基準としては、ステッ
プ1で判断されるべき情報全てが入力する場合に宛名領
域31が検出されたと判断する。
【0031】ステップ2にて宛名領域31の検出が成功
すると、次にステップ1にて入力した情報から郵便物P
の書式が縦書きか横書きかの判断がなされる(ステップ
3)。
【0032】ステップ3にて郵便物Pの書式が横書きで
あると判断された場合、まず読取った郵便物Pの宛名領
域31記載の文字が右向きか否かの判断がなされる(ス
テップ4)。ここで右向きと判断されるものは、例えば
図4で示したような郵便物Pが読取られる場合である。
【0033】ステップ4にて右向きでないと判断された
郵便物Pについて、次に読取った郵便物Pの宛名領域3
1記載の文字は左向きか否かの判断がなされる(ステッ
プ5)。これは、図4で示す郵便物Pの上下が逆になっ
た状態で読取られる場合である。
【0034】ステップ5にて左向きでないと判断された
郵便物Pについて、次に読取った郵便物Pの宛名領域3
1記載の文字は反対向きか否かの判断がなされる(ステ
ップ6)。ここでいう反対向きというのは、図4で示す
郵便物Pの短手方向に宛名の行が形成され且つ郵便物P
が上下逆に読み取られた場合である。
【0035】ステップ6にて反対向きでないと判断され
た郵便物Pについて宛名領域31の画像の拡大若しくは
縮小が行われる。ここでの拡大若しくは縮小時の倍率
は、sw/rw倍である(ステップ7)。尚、sw及び
rwについては図4及び図5を参照して説明した通りで
ある。
【0036】ステップ7にて拡大若しくは縮小された宛
名領域の画像を宛名画像表示領域33にて表示する(ス
テップ8)。このステップ8によって宛名領域31は方
向が揃えられ、且つ宛名領域で満すように宛名画像表示
領域33に表示される。これによってオペレータにとっ
て見易くなる。この後、再びステップ1に戻り別の郵便
物Pについて処理をする。
【0037】尚、ステップ6での判断によって郵便物P
が反対向きであると判断された場合、宛名領域31の画
像を180度回転させる(ステップ9)。この回転動作
は、例えばアフィン変換によって行う。この後、更に前
述したステップ7にてsw/rw倍に変換され処理され
る。また、ステップ5での判断によって郵便物Pが左向
きであると判断された場合、宛名領域31の画像を90
度左回転させる(ステップ10)。
【0038】このステップ10にて90度左回転した宛
名領域31の画像は拡大若しくは縮小が行われる。ここ
での拡大若しくは縮小時の倍率は、sw/rl倍である
(ステップ11)。尚、sw及びrlについては図4及
び図5を参照して説明した通りである。この後、ステッ
プ8へと進み、宛名画像表示領域33にて宛名領域31
の画像が表示される。
【0039】また、ステップ4での判断によって郵便物
Pが右向きであると判断された場合、宛名領域31の画
像を90度右回転させる(ステップ12)。このステッ
プ12にて90度右回転した宛名領域31の画像はステ
ップ11にて拡大若しくは縮小され、次いでステップ8
にて宛名画像表示領域33にて表示される。
【0040】ステップ3にて郵便物Pの書式が縦書きで
あると判断された場合、読取った郵便物Pの宛名領域3
1の画像が反対向きか否かの判断がなされる(ステップ
13)。ここでいう反対向きとは、図4で示す郵便物P
の長手方向に宛名の行が縦書きにて記載されてはいるも
のの、上下方向が逆に読取られた場合である。
【0041】ステップ13にて反対向きでないと判断さ
れた郵便物Pについて宛名領域31の画像の拡大若しく
は縮小が行われる。ここでの拡大若しくは縮小時の倍率
は、sl/rl倍である(ステップ14)。尚、sl及
びrlについては図4及び図5を参照して説明した通り
である。次いでステップ8にて宛名画像表示領域33に
て表示される。
【0042】尚、ステップ13での判断によって郵便物
Pが反対向きであると判断された場合、宛名領域31の
画像を180度回転させる(ステップ15)。次いでス
テップ14にて宛名領域31の画像がsl/rl倍に変
換され、ステップ8によって宛名画像表示領域33にて
表示される。ステップ2にて宛名領域31の検出が失敗
した場合、郵便物P全面の情報と宛名画像表示領域33
とのサイズの比較がなされる。すなわち、sw/pw>
sl/plであるか否かの判断がなされる(ステップ1
6)。尚、pw及びplについては図4を参照して説明
した通りである。
【0043】ステップ16にてsw/pw>sl/pl
と判断された郵便物Pについて、郵便物P全面の画像の
拡大若しくは縮小が行われる。ここでの拡大若しくは縮
小時の倍率は、sl/pl倍である(ステップ17)。
【0044】ステップ17にて拡大若しくは縮小された
郵便物P全面の画像を宛名画像表示領域33にて表示す
る(ステップ18)。このステップ18によって、宛名
領域31が検出されない郵便物P全面の画像が宛名画像
表示領域33に満ちるように表示されるため、オペレー
タにとって見易い。この後、再びステップ1に戻り別の
郵便物Pについて処理をする。
【0045】尚、ステップ16にてsw/pw>sl/
plでないと判断された郵便物Pについて、郵便物P全
面の画像の拡大若しくは縮小が行われる。ここでの拡大
若しくは縮小時の倍率は、sw/pw倍である(ステッ
プ19)。ステップ19にて拡大若しくは縮小された郵
便物P全面の画像はステップ18にて宛名画像表示領域
33にて表示される。
【0046】次に第2の実施例として、このような文字
認識装置を用いた郵便物区分装置の説明をする。尚、同
一の構成の箇所には同一の符号を付して詳細な説明は省
略する。
【0047】ここで説明する郵便物区分装置は、郵便物
記載の宛名情報を読取り認識し、この宛名情報に基づい
て郵便物を区分するが、この際に宛名情報の文字認識が
なされない郵便物についてオペレータによる宛名の手入
力が可能なものである。まず、図6のブロック構成図を
参照して第2の実施例の、郵便物区分装置59の構成を
説明する。
【0048】供給部3には読取部5´が接続されてい
る。供給部3については第1の実施例の通りであるが、
読取部5´は読取部5とは若干構成が異なっており、出
力する信号として画像の信号及び宛名領域31に係わる
信号だけでなく、住所コード、シリアルナンバー及びリ
ジェクト信号が含まれる。住所コードは、各々の宛名に
対応して予め定められているコードである。シリアルナ
ンバーは、通し番号にて郵便物P各々に対して付与され
る番号である。リジェクト信号は、宛名情報が認識され
ない郵便物Pに対応して出力する信号である。
【0049】読取部5´には遅延パス35が接続されて
いる。この遅延パス35は、長い搬送路によって形成さ
れており、読取部5´で読取りがなされた郵便物Pの後
段への搬送を遅延せしめる。
【0050】この遅延パス35には、バーコードプリン
タ37(以下、BCP37と称呼する。)が接続されて
いる。BCP37は、遅延パス35にて搬送された郵便
物Pに対してバーコードを記録するものである。ここで
記録されるバーコードは、前述した住所コードと対応す
るものである。この住所コードは、BCP37と接続す
る読取部5´から入力する。このバーコードの記録方法
については、郵便物Pに直接印字をする方法や郵便物P
にバーコードが印字されたシールを添着する方法等が考
えられる。また、このバーコードの記録の位置について
は、宛名領域31を外れた位置とする。
【0051】BCP37にはバーコードリーダ39(以
下、BCR39と称呼する。)が接続されている。BC
R39は、前述したBCP37によって記録されたバー
コードを読取るものであり、光源と受光素子とを有して
いる。なお、ここで読取られるバーコードは、前述した
住所コードであり、この住所コードの情報は、後述する
区分部における郵便物Pを区分するための情報となる。
【0052】BCR39と接続して区分部41が設置さ
れている。区分部41は、BCR39での読取結果に応
じて郵便物Pを配達先別に区分するものである。この区
分部41は、図示しないが各々の配達先に対応して複数
の区分箱を備えており、この区分箱にて郵便物Pは区分
される。
【0053】読取部5´には更にビデオコーディングデ
スク43(以下、VCD43と称呼する。)が接続され
ている。このVCD43は、詳細は後述するが前述した
第1の実施例での画像メモリ7、回転拡大縮小部9や表
示部11等を備えており、読取部5´にて宛名情報の内
容の認識が不可能である郵便物Pの情報を前述した表示
部11に備わるディスプレイにて表示し、更に図示しな
いオペレータが住所コードを入力するものである。次
に、図7のブロック構成図を参照して第2の実施例の、
読取部5´の構成を説明する。
【0054】読取部5´では、まず図3を参照して第1
の実施例で述べた宛名認識部27の作用と宛名認識部2
7´の作用が異なる。第2の実施例では、第1の実施例
での宛名認識部27の作用に加えてBCP37に対し
て、郵便物相互の区別をつけるために読取りの可否に係
わらず郵便物Pに対応してシリアルナンバーを出力す
る。また、宛名情報の内容が認識されなかった場合にの
みVCD43に対してもこのシリアルナンバーを出力す
る。このシリアルナンバーによって、対応する郵便物P
へとBCP37における住所コードの記録や添着が正確
になされる。また、正規の郵便物Pに対応してVCD4
3からの住所コードの入力が成される。
【0055】宛名認識部27´は、宛名情報の内容が認
識されるときにはVCD43へと信号を出力することな
く、後述する宛名住所コード変換部に対して内容が認識
された宛名情報を出力する。
【0056】宛名認識部27´には、宛名住所コード変
換部45が接続されている。この宛名住所コード変換部
45は、住所コードデータベース47を備えており、住
所コードデータベース47を参照して宛名認識部27´
から出力される宛名を住所コードに変換するものであ
る。この変換のため、住所コードデータベース47に
は、各地名と対応した住所コードが格納されている。
【0057】この宛名住所コード変換部45は、前述し
たBCP37に対して信号を出力する。この信号は、宛
名情報が認識される郵便物Pの場合は、宛名住所コード
変換部45で変換された住所コードと各々の郵便物Pと
対応をとるための前述した宛名認識部27´より入力し
たシリアルナンバーとである。更に宛名情報の内容が認
識不可能である郵便物Pの場合は、各々の郵便物Pとの
対応をとるためのシリアルナンバーと宛名情報の内容の
認識がなされなかった旨のリジェクト信号とである。次
に図8のブロック構成図を参照してVCD43の構成を
説明する。VCD43には、前述した画像メモリ7、回
転拡大縮小部9及び表示部11が配置されている。これ
らについては第1の実施例で述べたとおりである。
【0058】回転拡大縮小部9及び表示部11と接続し
て入力部49が配置されている。入力部49は、宛名情
報の入力及び回転拡大縮小部9での画像の変換指示を行
う端末であり、ここではキーボードやマウス等でなって
いる。この入力部49での入力は、オペレータが表示部
11に備わるディスプレイを参照して行う。ここで入力
された宛名情報は、表示部11へと送信される。表示部
11では、この入力に応じて宛名情報を新規に若しくは
変更して表示する。このディスプレイの表示フォーマッ
トについては後述する。ここで入力された宛名情報は、
一方で後述するコーディング部へと送信される。更に、
回転拡大縮小部9に対しては読取部5にて宛名情報の内
容が認識不可能であり且つ宛名領域が認識不可能である
郵便物Pの表示の際の変換を指示する。つまり、宛名領
域が認識不可能な郵便物Pであると、郵便物Pの上下方
向が逆に表示される場合もある。このような場合に対処
して、オペレータが入力部49から表示部11で表示さ
れる画像の回転を指示することにより画像の回転がなさ
れ、上下方向が揃った形での表示が実行される。また、
この入力部49からは、画像の拡大若しくは縮小を行わ
せることも可能である。
【0059】入力部49にはコーディング部51が接続
されている。コーディング部51は、更に住所コードデ
ータベース53と接続されており、この住所コードデー
タベース53には、前述した住所コードデータベース4
7に格納されている住所コードと等しい住所コードが格
納されている。コーディング部51は、入力部49にて
入力される宛名情報を住所コードデータベース53を参
照して住所コードに変換して出力するものである。この
住所コードは、前述したBCP37に対して出力される
が、この住所コードは、前述した読取部5から入力され
たシリアルナンバーによって郵便物Pと1対1に対応づ
けられており、リジェクト信号に伴い、対応する郵便物
PにBCP37により記録される。
【0060】次に図9を参照して表示部11に備わるデ
ィスプレイでの表示画面について詳細に説明する。図9
は、第2の実施例の、表示部に備わるディスプレイの表
示フォーマットの図である。
【0061】ここでのディスプレイの表示画面は、第1
の実施例と異なり宛名画像表示領域33、入力宛名表示
領域55及び宛名候補表示領域57の3つの領域に分割
される。
【0062】入力宛名表示領域55は、入力部49にて
入力する宛名情報を表示する領域である。ここで入力さ
れた宛名には、前述したように予め定められている対応
する住所コードが付される。
【0063】宛名候補表示領域57は、入力部49で入
力すべき宛名候補が階層的に表示される領域である。こ
の領域を参照してオペレータはキーボードでの入力若し
くはマウスによる宛名の入力を行う。尚、ここでの表示
方法は図示されるように例えば“川崎市”と入力部49
から入力すると、それに続く川崎市内の区名が宛名候補
表示領域57に表示される。
【0064】以上のような構成でなる郵便物区分装置の
作用を以下に述べると、郵便物Pは供給部3から供給さ
れる。この郵便物Pは読取部5´にて宛名が記載される
宛名領域内の読取りがなされる。ここでの読取りは、ま
ず光電変換部13にて郵便物Pに対して光を照射し、そ
の郵便物Pからの反射光を受光する。この後に反射光を
光電変換し電気信号を生成する。この光電変換部13に
て変換された電気信号は、一方で画像メモリ15にて一
旦格納される。また、一方で宛名領域検出切出部17に
入力し宛名領域が検出され、切出される。この後、切出
された宛名領域から更に行検出切出部19にて行を検出
し切出す。この行検出及び切出しの後、文字検出切出部
21にて文字を検出し切出す。切出した後、文字認識部
23にて文字を認識し、重み付けをした複数の候補を挙
げる。この文字認識は、文字辞書25を参照して行う。
この後、宛名認識部27´にて宛名辞書を参照して文字
認識部23にて挙げられた候補から選択的に宛名を認識
する。この宛名の認識は、住所コードデータベース47
を参照して行い、宛名情報の内容が認識された場合に
は、宛名と対応する住所コードをBCP37へ出力す
る。一方、この宛名認識部27´は、認識の可否に関わ
らずBCP37へと各郵便物Pと対応したシリアルナン
バーを出力する。読取部5において宛名情報の内容が認
識され、住所コードが出力された郵便物Pについては、
VCD43にて画像が表示されることなく遅延パス35
へと搬送される。遅延パス35の通過後、BCP37に
て読取部5から出力された住所コードを、シリアルナン
バーにて対応づけられた郵便物Pを確認しつつ郵便物P
へと記録する。この住所コードは次段に備わるBCR3
9にて読取られ、この情報によって郵便物Pは、区分部
41にて区分される。
【0065】読取部5において住所コードが出力されな
い郵便物P、つまり宛名情報の内容が認識できない郵便
物Pについては、読取部5からVCD43に対してシリ
アルナンバー及び宛名領域31に係わる情報が出力され
る。これら情報のうち宛名領域31に係わる情報を用い
て回転拡大縮小部9では、画像の回転、拡大若しくは縮
小等の変換を行うが、これについては第1の実施例にて
図1を参照して説明した通りである。
【0066】こうして変換された宛名情報は、表示部1
1に備わるディスプレイの宛名画像表示領域33に表示
される。オペレータは、ディスプレイに表示された画像
を参照し、入力部49で宛名情報を入力する。この入力
される宛名情報は、住所データベース53を参照してコ
ーディング部51にて住所コードに変換される。この住
所コードはBCP37へと出力される。一方、郵便物P
は遅延パス35を通過してBCP37に搬送されるが、
読取部5からBCP37に対して出力されるリジェクト
信号に基き、シリアルナンバーと対応する郵便物Pへと
住所コードを記録する。住所コードは、次段に備わるB
CR39にて読取られ、この情報によって郵便物Pは、
区分部41にて区分される。
【0067】このような文字認識装置1やこの文字認識
装置1を搭載した郵便物区分装置59では、上述したよ
うに宛名情報の内容が認識できない郵便物Pについて表
示部11の宛名画像表示領域33に回転、拡大若しくは
縮小して満ちるように表示する。このため、郵便物P記
載の宛名を用いて何らかの作業、例えば第2の実施例で
述べた宛名情報を入力してコーディングをする場合、オ
ペレータにとり宛名が見易くなり、引いては郵便物Pの
処理が迅速に行える。
【0068】尚、本発明は上述した実施例にのみ限定さ
れるものではない。例えば、第1及び第2の実施例で
は、表示部にて郵便物の全画像や宛名領域を表示する際
に回転する場合もあるが、その回転を90度や180度
だけでなく、例えば45度にする等各種変更可能であ
る。このように本発明は要旨を変更しない範囲で種々変
更可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置によって情報の内容が認識できない紙葉類の情報を
オペレータにとって見易く表示することで処理を迅速に
行い得る文字認識装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の、回転拡大縮小部の調整動作を
示すフローチャートの図である。
【図2】第1の実施例の、文字認識装置のブロック構成
図である。
【図3】第1の実施例の、読取部のブロック構成図であ
る。
【図4】第1の実施例の、郵便物の平面図である。
【図5】第1の実施例の、表示部に備わるディスプレイ
の表示画面の表示フォーマットの図である。
【図6】第2の実施例の、郵便物区分装置のブロック構
成図である。
【図7】第2の実施例の、読取部のブロック構成図であ
る。
【図8】第2の実施例の、VCDのブロック構成図であ
る。
【図9】第2の実施例の、表示部に備わるディスプレイ
の表示画面の表示フォーマットの図である。
【符号の説明】
1 文字認識装置 5 読取部 7 画像メモリ 9 回転拡大縮小部 11 表示部 15 画像メモリ 27 宛名認識部 31 宛名領域 33 宛名画像表示部 59 郵便物区分装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記載される紙葉類を供給する供給
    手段と、 この供給手段によって供給される前記紙葉類に記載され
    た情報を読取り、その情報の書式及び内容を認識する読
    取手段と、 この読取手段によって前記情報の内容が認識されない場
    合、前記情報を表示する表示手段と、 この表示手段による表示時、前記読取手段によって前記
    情報の書式が認識されたとき、前記情報の書式に基いて
    前記情報のうち少なくともサイズを前記表示手段の表示
    サイズに応じて変換し、前記表示手段に供給するサイズ
    変換手段と、 からなることを特徴とする文字認識装置。
JP5002182A 1993-01-11 1993-01-11 文字認識装置 Pending JPH06208645A (ja)

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JP5002182A JPH06208645A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 文字認識装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002189983A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Toshiba Corp 文字認識装置と配達物処理装置
WO2018037520A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 株式会社Pfu モバイル端末、画像処理方法、および、プログラム

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JP2002189983A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Toshiba Corp 文字認識装置と配達物処理装置
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