JPH06207868A - 咬合力診断装置 - Google Patents
咬合力診断装置Info
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- JPH06207868A JPH06207868A JP5017803A JP1780393A JPH06207868A JP H06207868 A JPH06207868 A JP H06207868A JP 5017803 A JP5017803 A JP 5017803A JP 1780393 A JP1780393 A JP 1780393A JP H06207868 A JPH06207868 A JP H06207868A
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Abstract
断シートに記録された歯型をスキャナで読取り画像処理
を行って診断結果や診断資料を出力する場合に、咬合力
診断シートの種類や画像処理の種類等を人手により入力
することを不要にし、操作を簡単にする。 【構成】 咬合力診断シートに固着されこの咬合力診断
シートの種類を判別するためのマークが付されたホルダ
と、このホルダ付きの咬合力診断シートに記録された歯
型およびホルダーに付したマークを読取るスキャナと、
マークに基づいて予め決めた画像処理を行う画像処理手
段と、この画像処理手段による処理結果を表示する表示
手段と、画像処理の結果をプリント出力するプリンタと
を備える。マークは、咬合力診断シートの大きさや、ワ
ックス層の有無を示すものとしたり、患者の氏名などの
IDマークでもよい。
Description
水層で覆った咬合圧診断シートを用いて歯の咬み合わせ
状態を診断する咬合圧診断装置に関するものである。
わせの状態を診断するために、従来よりカーボン紙が広
く用いられている。このカーボン紙は、患者の上下の歯
の間に挿入され、この状態で患者が強く咬み合わせるこ
とにより、上下の歯が接触した部分だけにカーボンを付
着させるものである。歯科医はこのカーボンが付着した
位置や面積から患者の咬み合わせ状態を診断するもので
ある。
法は上下の歯が当たっていることを検出するだけであ
り、歯の圧力すなわち咬合圧を検出することはできな
い。このためカーボンの付着状態から咬合圧を予測しな
ければならず、強く咬んでいるか弱く咬んでいるかなど
の咬合状況の診断が不正確になり易く治療方針を正しく
決めるのが困難であるという問題があった。
着させるために、上下の歯をカチカチと複数回当てる必
要があったり、顎を左右にずらして歯のカーボン紙接触
部分を歯先でこすったりすることが必要であった。
が不明確なため、歯科医は患者の口腔内を覗き、カーボ
ン紙の位置を確認しながら作業を行わなければならな
い。このため作業性が悪いという問題があった。
で覆った咬合力診断シートを用いることを提案した(特
願平4−302975号)。また咬合力と共に歯列弓の
咬み合わせ状態も同時に診断できるように感圧シートの
少くとも一方の面にワックス層を積層し歯型をワックス
層に写し取ることも提案した(特願平4−302976
号)。さらにこの咬合力診断シートをスキャナで読取り
コンピュータによる画像処理を行って診断結果あるいは
種々の診断資料を得ることも提案している(特願平4−
302977号、同4−302978号等)。
に対して複数の大きさのものが使い分けられ、またワッ
クス層が無いものや片面あるいは両面にワックス層を積
層したものもある。このように咬合力診断シートは大き
さやワックス層の有無などにより複数の種類がある。こ
のためコンピュータ処理を行う場合にはスキャナで読取
る範囲を指定したり、ワックス層の有無による画像処理
の種類等を指定する必要が生じる。このため操作が面倒
であった。
ものであり、感圧シートの両面を防水層で覆った咬合力
診断シートをスキャナで読取り画像処理を行って診断結
果や診断資料を出力する場合に、咬合力診断シートの種
類や画像処理の種類等を人手により入力することを不要
にし、操作を簡単にすることができる咬合力診断装置を
提供することを目的とする。
の両面を防水層で覆った咬合力診断シートに記録された
歯型を読取って咬合力診断を行う咬合力診断装置におい
て、前記咬合力診断シートに固着されこの咬合力診断シ
ートの種類を判別するためのマークが付されたホルダ
と、このホルダ付きの咬合力診断シートに記録された歯
型および前記ホルダーに付したマークを読取るスキャナ
と、前記マークに基づいて予め決めた画像処理を行う画
像処理手段と、この画像処理手段による処理結果を表示
する表示手段と、画像処理の結果をプリント出力するプ
リンタとを備えることを特徴とする咬合力診断装置によ
り達成される。
の大きさを示すものであったり、ワックス層の有無を示
すものとする。ここに患者の氏名などのIDマークを用
いてもよく、このIDマークの内容(例えば氏名)を表
示手段やプリンタに出力させるようにしてもよい。濃度
基準値を示すマークであってもよい。
収納してスキャナに着脱できるようにすれば、咬合力診
断シートの位置決めが正確で操作性が良い。表示手段と
スキャナとプリンタとを上から下へ順に重ねるように配
置すればコンパクトで操作性も良くなる。この場合咬合
力診断シートは前歯側を手前にしてスキャナにセット
し、表示手段やプリント出力には上段に上顎の歯列弓を
∩型に表示し、下段に下顎の歯列弓を∪型に表示させる
のが望ましい。
リント出力させれば、治療前・後のプリント出力結果を
重ねて対比することにより治療の結果を確認し易くな
る。この透明プリント用紙は、紙だけでなく、プラスチ
ックフィルムなどの樹脂製のシートを含む。
平面図、図2はその構造を示すための断面図、図3はこ
のシートに装着するホルダの展開図、図4はその組立手
順の説明図、図5はホルダーの装着状態を示す図、図6
は図5におけるVI−VI線断面図である。
脂製支持体であり、例えば25μmの厚さのPET(ホ
リエチレンテレフタレート)のフィルムが用いられる。
12は顕色剤塗布層であり、酸性白土(モンモリナイ
ト)硫酸処理物をカセイソーダを含む水に分散した液を
支持体10の一方の面(表面)に塗布し乾燥させること
により形成されたものである。
発色剤塗布層であり、1−フェニル−1−キシリルエタ
ン等の発色剤をオイルに溶解しマイクロカプセル化した
ものを塗布したものである。ここにマイクロカプセルは
いろいろな強度に調整され、圧力に応じて破壊されるマ
イクロカプセルが変化する。圧力によりマイクロカプセ
ルが破壊されると、中の発色剤が顕色剤にオイルと共に
吸収され発色する。この実施例では赤色に発色する。こ
の発色の濃度は圧力の増加と共にほぼ直線的に濃くな
る。
2と、発色剤塗布層14とで感圧シート15が形成さ
れ、この感圧シート15は図1に破線で示すように略馬
蹄型に切り抜かれる。この形状は人間の歯列弓の形状に
ほぼ沿うように決められ、外周縁が略馬蹄型であればよ
く、内側の凹状の切込みは無くてもよい。
と同じPETのフィルム、例えば16μmの透明フィル
ムで形成される。この裏防水層16の片面には粘着タイ
プ糊が塗布され接着剤層18が形成されている。この裏
防水層16は接着剤層18によって支持体10の裏面
(顕色剤塗布層12と反対の面)に接着される。
様に16μmの透明なPETフィルムで形成される。こ
の表防水層20は発色剤塗布層14の上に重ねられ、支
持体10の外周に沿って裏防水層16の接着剤層18に
接着される。この場合両防水層16と20の間は十分に
減圧し真空にしておくのが望ましい。
2、発色剤塗布層14の積層体15を防水層16、20
で覆い、馬蹄型の積層体15の外側に沿って周縁を接着
する。そして積層体15の外周に防水層16、20が互
いに接着する間隔を残して外形が切り抜かれる。この結
果、略馬蹄型の感圧シート22が形成される。この感圧
シート22は、裏防水層16と表防水層20とで密封さ
れることになる。このため耐水性が向上し口腔内でだ液
が付いても発色性に影響が全くなくなり、信頼性が増
す。
に接着されているから、裏防水層16が支持体10に対
して剥離したり移動したりしない。従ってこの裏防水層
16に周辺が接着固定された表防水層20も支持体10
に対して移動しなくなる。
馬蹄型の感圧シート22は、その片面にワックス層24
が形成される。このワックス層24は歯科用パラフィン
ワックス(JIS−T−6502)を例えば0.35±
0.03mmの厚さに均一に塗布したものである。このワ
ックス層24は、感圧シート22の発色の色と補色関係
に近い色に着色されたものが望ましく、この実施例では
青緑のものが用いられる。
な合成樹脂フィルム25が貼り付けられる。このフィル
ム25は、例えば食品包装用ラップフィルムとして市販
されている厚さ数μmの薄くしなやかなフィルムを用い
ることができる。このフィルム25は通常ポリ塩化ビニ
リデンなどの基材に、脂肪酸誘導体などの柔軟剤や、エ
ポキシ化植物油などの安定剤などを添加したものであ
る。
に直接接着し、ワックス層24自身の粘着力によって固
定することができる。なおこのフィルム25はその外周
がワックス層24の外周縁より僅かに内側に入るように
作られ、感圧シート22の外形形状とほぼ同じ形状とす
るのが望ましい。換言すればワックス層24の外周縁
が、感圧シート22およびフィルム25の外周縁より僅
かに外側へ突出している。このようにワックス層24に
フィルム25を貼り付けることにより咬合力診断シート
26が完成する。
うにして厚紙製のホルダー28に固定される。このホル
ダー28は図3に示すように、略Y字状に形成された上
板部30および下板部32とを一体に形成したものであ
り、それらの基部30a、32aに設けた折り線34で
折り曲げることにより上板部30を下板部32に重ねる
ことが可能となっている。
a、32aから二又状に分岐するアーム部30b、32
bは、前記咬合力診断シート26の略半円弧状の外周縁
にほぼ沿うように湾曲している。
力診断シート26に固定される。すなわち、下板部32
のアーム部32bに咬合力診断シート26の外周縁を位
置合せして載せ、折り線34で上板部30を下板部32
の上に折り返す。そして上板部30のアーム部30bを
下板部32のアーム部32bに重ね押圧すればよい。
を持つから、咬合力診断シート26の周縁が両アーム部
30b、32b間に挟まれて加圧されると、ワックス層
24が流動し図6に示すように両アーム部30b、32
bに密着する。この結果両アーム部30b、32bはワ
ックス層24により互いに接着されることになり、ホル
ダー28と咬合力診断シート26とは一体化する。
8の基部30a、32aをつかんで患者の開いた口の中
に入れられ、上顎歯列上部へ均一に当たるように装着さ
れる。そして患者が静かに咬むことにより、上下の歯間
に加わる圧力がフィルム25を介してワックス層24に
加わり歯列弓の全体の歯形形状がワックス層24に凹凸
となって記録される。
歯形形状に追随して容易に変形し、ワックス層24に形
成される歯形に影響を及ぼすことがない。また同時に上
下の歯間に加わる圧力が感圧シート22に加わり、この
圧力が加わる場所だけがこの圧力の大きさに応じた濃度
に発色する。この実施例では赤色に発色する。
図、図8はこれをホルダー28に固定した場合に図5の
VI−VI線相当位置で断面した断面図である。
クス層24、24Aを積層し、これらの表面にそれぞれ
フィルム25、25Aを貼り付けたものである。この実
施例によれば上顎と下顎の歯列の噛み合わせを別々にワ
ックス層24、24Aに記録することができる。
た濃度の発色が記録され、ワックス層24(24A)に
歯型が記録された咬合力診断シート26(26A)は、
患者の口から取出され、本発明に係る咬合力診断装置に
より咬合力診断が行われる。
の機能ブロック図、図11は咬合力診断シート26を収
納するカセットの側面図、図12は平面図、図13は図
12におけるXIII−XIII線断面図、図14はカセットの
分解斜視図、図15はスキャナの内部構造を示す側面
図、図16は動作流れ図、図17はプリント出力例を示
す図である。
り線34で折って上板部30と下板部32とを重ねた状
態で貫通する位置決め用小孔36、36が形成されてい
る。またこの基部30a、32aには図5に示すような
種々のマーク38、40を付しておくのが望ましい。例
えば上板部30のアーム部30bと基部30aとの集合
部付近に、十字型のマーク38を付しておけば患者の前
歯の中央付近にこのマーク38を位置合せすることによ
り、咬合力診断シート26の挿入位置を正しく確認し易
くすることができる。また患者識別のIDマーク40を
付しておけば診察後の咬合力診断シート26の整理や管
理に便利である。
ようにバーコード42を付しておき、シート26の寸法
や種類あるいは表裏・左右などを後記スキャナ54で自
動で判別できるようにしてもよい。またスキャナ54の
読取り特性に基づいて濃度リファレンス44を付してお
いてもよい。さらに診断を実施した日付を付しておいて
もよい。
り、その上部に表示手段としてのCRT52が、その下
にスキャナ54が、最下部にプリンタ56が収容され、
これらスキャナ54およびプリンタ56は筐体50の前
面から操作可能になっている。スキャナ54は透明なカ
セット58に収納した咬合力診断シート26の両面の画
像を読取る上下一対のカラースキャナ54A、54Bを
持つ。
に、開閉可能な上下一対の透明板60、62を備え、そ
の間にホルダー28付きの咬合力診断シート26を挟む
ものである。すなわち下の透明板62の一端には、取手
部材64が他端にはヒンジ部材66が固着され、上の透
明板60はこのヒンジ部材66に回動自在に枢着されて
いる。
けた位置決め用小孔36、36に係合する位置決め用突
起68、68が突設されている。ホルダー28はこの突
起68、68に位置決めされ両透明板60、62間に挟
まれて保持される。ここに両透明板60、62の間隔は
咬合力診断シート26のワックス層24(24A)に記
録された歯型を押しつぶすことなくシート26を保持で
きるように設定される。
するスキャナ54の挿入口70に挿入され、スキャナ5
4内の所定位置に位置決めされる。ここにカセット58
は、咬合力診断シート26のホルダー28が手前にな
り、かつ上顎の歯列弓を記録した面が上になるように上
下の向きを確認して挿入される。
は、図15に示すようにカセット58の上下面に沿って
移動する第1のミラー箱72(72A、72B)と、こ
の第1のミラー箱72と同方向へ半分の速度で移動する
第2のミラー箱74(74A、74B)と、スキャナ5
4のケース76に固定されたレンズ78(78A、78
B)およびCCDラインセンサ80(80A、80B)
とを備える。
カセット58の透明板60、62を通して第1のミラー
箱72、第2のミラー箱74に導かれ、さらにレンズ7
8によりラインセンサ80に結像される。このように第
1、第2のミラー箱72、74を移動させることにより
咬合力診断シート26の上下両面の画像を同時に読取る
ことができる。この光学系は焦点深度が大きく、咬合力
診断シート26のワックス層24に形成された凹凸を持
つ歯型も良好に読取ることができる。
像処理手段としてのCPU82(図10)に読込まれ、
所定の画像処理を受けてメモリ84に記憶される。この
画像処理の内容はキーボード86から指示される。そし
て処理結果はCRT52に表示され、またプリンタ56
にプリント出力される。プリンタ56は透明なプリント
用紙88にサーマルヘッド90により画像出力するもの
である。
を輪郭強調処理、平均化処理等の種々の空間フィルタリ
ング処理を行い、感圧シート22の発色濃度Dに対する
圧力Pすなわち咬合力を所定のPD特性曲線を用いて演
算する。
からキーボード86で選択される任意の1つの演算を行
う。例えば次のような演算を行う。(1) 咬合力の分布を
求める。(2) 咬合力の左右前後のバランスを求める。
(3) XY軸で仕切られた各領域ごとの咬合力のXY分布
を求める。(4) 咬合力の大きさに応じた高さが変わる山
を描いてその分布を3次元表示する。(5) 咬合力の中心
(重心)を求める。(6)咬合力の所定範囲内における平
均圧を求める、等である。
説明する。まず患者が咬んだ咬合力診断シート26をカ
セット58にセットし、上顎の歯型を記録した面を上に
してスキャナ54の挿入口70に挿入する(ステップ1
00)。するとスキャナ54はIDマーク40や他のマ
ーク42、44を読取る(ステップ102)。CPU8
2ではIDマーク40などから患者の氏名を判読し、ま
たシート26の大きさ・種類・診断日などを判別してメ
モリ84に記録する(ステップ104)。
取るべき画像範囲を決め(ステップ106)。この範囲
をワックス層24の有無に応じて2回または1回スキャ
ンする(ステップ108)。例えばワックス層24があ
る面に対しては1回目のスキャンによりワックス層24
に記録された凹凸による歯型の画像を読取り、2回目の
スキャンにより感圧シート22に記録された咬合力を示
す画像を読取る。なおワックス層24の有無はマーク4
2によるシート26の種類を判別することにより知るこ
とができる。
てメモリ84に記憶される(ステップ110)。
112)。この濃度Dに対する圧力Pすなわち咬合力が
PD特性曲線を用いて求められる(ステップ114)。
求めた咬合力は、圧力の大きさに対応する色に階調変換
され(ステップ116)、メモリ84に記憶される(ス
テップ118)。
処理のモードを選択する(ステップ120)。選択され
たモードの演算を行い(ステップ122)、その結果は
CRT52やプリンタ56に出力される(ステップ12
4、126)。例えば咬合圧分布演算モードを選択すれ
ば、図17に示すような画像がCRT52およびプリン
タ56に出力される。
上顎の歯列弓の咬合力が∩型に表示され、これに対向し
て下段に下顎の歯列弓の咬合力が∪型に表示される。こ
のように咬合力診断シート26を図12に示す向きにカ
セット58にセットし、上顎の記録をした面を上にして
スキャナ54に挿入すれば、患者の口腔内を看る時と一
致した配置となって上下の歯列弓の咬合力分布が表示さ
れる。このため診察時と同じ感覚で表示されることにな
り、診断し易くなる。
下顎に対して別々に求められ、それぞれGU 、GL で表
示されている。また前記IDマーク40から読込んだ患
者の氏名Nや、他のマークなどから読込んだ診断日など
が表示される。さらに読込んだ濃度リファレンス44に
基づいてカラー濃度スケールSが表示される。
診断シートに固着したホルダーにマークを付しておき、
スキャナでこのマークを読取ることにより咬合力診断シ
ートの種類を判別するから、シートの種類を人手で入力
することなく確実に行い、画像処理の内容を自動で判別
でき、人手による操作を少なくして操作を簡単にするこ
とができる。
を決めるようにすれば、不要な画像範囲を読んだり画像
処理する必要が無くなり、ノイズが減り処理速度が速く
なる(請求項2)。マークはワックス層の有無を示すよ
うにすれば、ワックス層の有無に対応した処理が自動で
行える(請求項3)。ホルダーに患者のIDマークを付
しておき、その内容を出力するようにすれば、出力結果
と患者とを間違えるおそれがない(請求項4)。また濃
度基準値を示すマーク(濃度リファレンス)をホルダー
に付しておけば、濃度判別による咬合力の判断を一層正
確に行えるようになる(請求項5)。
納してスキャナに前面から着脱できるようにすれば、シ
ートが歯に咬まれて湾曲したり変形してもカセットによ
りその湾曲や変形を矯正して平坦に保持した状態で画像
を読取ることができる。このため画像の読取りが正確に
なる(請求項6)。
リンタを順に配置すれば、前面からこれらを操作する際
に操作し易く、これらが相互に障害とならず都合が良い
(請求項7)。またシートは前歯側を手前にしてスキャ
ナにセットし、表示手段やプリンタには上段に上顎の歯
列弓を∩型に下段に下顎の歯列弓を∪型に対向して表示
するようにすれば、患者の口腔内を看る際の配列に近似
することになり、診察がし易くなる(請求項8)。
リント出力するようにすれば、治療前後の出力結果を重
ねて看ることにより治療の効果を容易に比較して確認す
ることができる(請求項9)。
Claims (9)
- 【請求項1】 感圧シートの両面を防水層で覆った咬合
力診断シートに記録された歯型を読取って咬合力診断を
行う咬合力診断装置において、前記咬合力診断シートに
固着されこの咬合力診断シートの種類を判別するための
マークが付されたホルダと、このホルダ付きの咬合力診
断シートに記録された歯型および前記ホルダーに付した
マークを読取るスキャナと、前記マークに基づいて予め
決めた画像処理を行う画像処理手段と、この画像処理手
段による処理結果を表示する表示手段と、画像処理の結
果をプリント出力するプリンタとを備えることを特徴と
する咬合力診断装置。 - 【請求項2】 マークは咬合力診断シートの大きさを示
し、画像処理手段はこのマークが示す所定範囲の画像処
理を行う請求項1の咬合力診断装置。 - 【請求項3】 マークは、咬合力診断シートに積層され
たワックス層の有無を示し、画像処理手段は感圧シート
から咬合力を検出すると共にワックス層から歯型を検出
する請求項1または2の咬合力診断装置。 - 【請求項4】 ホルダーには患者を識別するためのID
マークが付され、スキャナはこのIDマークを読取り、
表示手段およびプリンタにこのIDマークの内容が出力
されるようにした請求項1〜3のいずれかの咬合力診断
装置。 - 【請求項5】 ホルダーには濃度基準値を示すマークが
付されている請求項1〜4のいずれかの咬合力診断装
置。 - 【請求項6】 ホルダーが固着された咬合力診断シート
は、透明なカセットに収納され、このカセットが前記ス
キャナに前面から着脱される請求項1の咬合力診断装
置。 - 【請求項7】 表示手段の下方にスキャナおよびプリン
タが順に配列され、これらスキャナおよびプリンタは前
面から操作可能にされると共に、全体が一体化されてい
る請求項1または6の咬合力診断装置。 - 【請求項8】 咬合力診断シートは前歯側を手前に奥歯
側を奥にしてスキャナにセットされ、表示手段には上段
に上顎の歯列弓が∩型に表示され下段に下顎の歯列弓が
∪型に表示される請求項1または6または7の咬合力診
断装置。 - 【請求項9】 プリンタは透明プリント用紙にプリント
出力する請求項1〜8のいずれかの咬合力診断装置。
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