JPH06207672A - 多層シリンダ・ヘッド・ガスケット - Google Patents
多層シリンダ・ヘッド・ガスケットInfo
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- JPH06207672A JPH06207672A JP5248520A JP24852093A JPH06207672A JP H06207672 A JPH06207672 A JP H06207672A JP 5248520 A JP5248520 A JP 5248520A JP 24852093 A JP24852093 A JP 24852093A JP H06207672 A JPH06207672 A JP H06207672A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/08—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
- F16J15/0818—Flat gaskets
- F16J15/0825—Flat gaskets laminated
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
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- F16J15/0818—Flat gaskets
- F16J2015/085—Flat gaskets without fold over
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
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- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
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- F16J15/0818—Flat gaskets
- F16J2015/0856—Flat gaskets with a non-metallic coating or strip
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
- Y10S277/935—Seal made of a particular material
- Y10S277/944—Elastomer or plastic
- Y10S277/945—Containing fluorine
- Y10S277/946—PTFE
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種のガスケット部品の厚さをシムによつて
調節して、最適の負荷つりあいをシール間に得ることに
より、不充分な密封応力及びガスケット破損のような問
題を減少させることにある。 【構成】 デュアル・コーティング・システム（ｄｕａ
ｌ ｃｏａｔｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）を内燃機関のシリ
ンダ・ヘッド・ガスケット２０に対して利用する。平滑
な高温コーティング３５を燃焼シール２８に位置させる
が、エラストマー質のコーティング４２を流体流れ用の
穴２４に位置させる。これ等のコーティングが、任意特
定の１つの層に選択的に付着させられなければならない
が、又はこの層から選択的に遮蔽させられなければなら
ないことのないように、これ等のコーティングを、板３
２，３４の全側面に付着させる。
調節して、最適の負荷つりあいをシール間に得ることに
より、不充分な密封応力及びガスケット破損のような問
題を減少させることにある。 【構成】 デュアル・コーティング・システム（ｄｕａ
ｌ ｃｏａｔｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）を内燃機関のシリ
ンダ・ヘッド・ガスケット２０に対して利用する。平滑
な高温コーティング３５を燃焼シール２８に位置させる
が、エラストマー質のコーティング４２を流体流れ用の
穴２４に位置させる。これ等のコーティングが、任意特
定の１つの層に選択的に付着させられなければならない
が、又はこの層から選択的に遮蔽させられなければなら
ないことのないように、これ等のコーティングを、板３
２，３４の全側面に付着させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多層ガスケットの改良
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】ガスケットは、互いに組合う機械部品間
のシールとして使用されることが多い。普通の一適用例
は、内燃機関のエンジン・ブロックとシリンダ・ヘッド
との間にガスケットが配置される。シリンダ・ヘッド・
ガスケットは、典型的にはシリンダ穴のまわりに延び
て、シリンダ穴内に高温の燃焼ガスを維持する燃焼シー
ル（ｃｏｍｂｕｓｔｉｏｎ ｓｅａｌ）を提供する。同
時に、シリンダ・ヘッド・ガスケットは又、冷却剤のよ
うな流体流用の穴と油用の穴とを密封して、流体と油と
の所望しない混合を防止する。さらに、このようなシリ
ンダ・ヘッド・ガスケットは、シリンダ・ヘッドとエン
ジン・ブロックとを連結するボルトのまわりの領域を密
封することによつて、漏洩を防止する。シリンダ・ヘッ
ド・ガスケットは、機械部品のボルトによる連結からの
負荷を支え、この負荷によつてシールを形成する。
のシールとして使用されることが多い。普通の一適用例
は、内燃機関のエンジン・ブロックとシリンダ・ヘッド
との間にガスケットが配置される。シリンダ・ヘッド・
ガスケットは、典型的にはシリンダ穴のまわりに延び
て、シリンダ穴内に高温の燃焼ガスを維持する燃焼シー
ル（ｃｏｍｂｕｓｔｉｏｎ ｓｅａｌ）を提供する。同
時に、シリンダ・ヘッド・ガスケットは又、冷却剤のよ
うな流体流用の穴と油用の穴とを密封して、流体と油と
の所望しない混合を防止する。さらに、このようなシリ
ンダ・ヘッド・ガスケットは、シリンダ・ヘッドとエン
ジン・ブロックとを連結するボルトのまわりの領域を密
封することによつて、漏洩を防止する。シリンダ・ヘッ
ド・ガスケットは、機械部品のボルトによる連結からの
負荷を支え、この負荷によつてシールを形成する。
【０００３】内燃機関の環境において信頼できるように
作用するために、ガスケットは、シリンダ穴のまわりの
フレッチング腐食、熱及び機械応力から生ずる摩耗に抵
抗しなければならない。したがつて、低摩擦係数を持ち
つるつるの（ｓｌｉｐｐｅｒｙ）平滑な（ｌｕｂｒｉｃ
ｏｕｓ）高温コーティング（ｃｏａｔｉｎｇ）を持ち、
各シリンダ穴を囲むガスケット部分を保護することが望
ましい。しかし同時に、ガスケットは、流体流用の穴の
まわりに有効な流体シールを確保しなければならない。
したがつて流体流用の穴を囲むガスケット部分に施され
たエラストマー質のコーティングを持つことも望まし
い。単一のガスケットにおいてこれ等の目的を達成する
ことは困難であつた。特にその理由は、エラストマー質
のコーティングは、シリンダ穴を囲むガスケット部分か
ら遠ざかるように間隔を置くことが望ましいからであ
る。
作用するために、ガスケットは、シリンダ穴のまわりの
フレッチング腐食、熱及び機械応力から生ずる摩耗に抵
抗しなければならない。したがつて、低摩擦係数を持ち
つるつるの（ｓｌｉｐｐｅｒｙ）平滑な（ｌｕｂｒｉｃ
ｏｕｓ）高温コーティング（ｃｏａｔｉｎｇ）を持ち、
各シリンダ穴を囲むガスケット部分を保護することが望
ましい。しかし同時に、ガスケットは、流体流用の穴の
まわりに有効な流体シールを確保しなければならない。
したがつて流体流用の穴を囲むガスケット部分に施され
たエラストマー質のコーティングを持つことも望まし
い。単一のガスケットにおいてこれ等の目的を達成する
ことは困難であつた。特にその理由は、エラストマー質
のコーティングは、シリンダ穴を囲むガスケット部分か
ら遠ざかるように間隔を置くことが望ましいからであ
る。
【０００４】前記したように付着されたコーティングを
持つ多層金属ガスケットが開発された。このようなガス
ケットは、作ることが困難であり、かつ高価であつた。
典型的には、このようなガスケットの層は、板取り（ｂ
ｌａｎｋｉｎｇ）によつて作られ、特定の層の一側面の
残余の部分に選択的に付着させられるか、又は残余の部
分に選択的に遮蔽されたコーティングによつて形成され
た。各層に、遮蔽的かつ選択的に付着される保護コーテ
ィングを設けることが困難なために、このようなガスケ
ットの有効性が制限された。
持つ多層金属ガスケットが開発された。このようなガス
ケットは、作ることが困難であり、かつ高価であつた。
典型的には、このようなガスケットの層は、板取り（ｂ
ｌａｎｋｉｎｇ）によつて作られ、特定の層の一側面の
残余の部分に選択的に付着させられるか、又は残余の部
分に選択的に遮蔽されたコーティングによつて形成され
た。各層に、遮蔽的かつ選択的に付着される保護コーテ
ィングを設けることが困難なために、このようなガスケ
ットの有効性が制限された。
【０００５】又高温コーティングとエラストマー質のコ
ーティングとを備えた別別の板を利用することも知られ
ている。この場合エラストマー質のコーティングを持つ
板は、シリンダ穴から間隔を置いている。このようなガ
スケットの各種の部分の厚さが変化していることによつ
て、各種のシール間に望ましくない負荷のつりあいを生
ずることにより、ガスケットの破損の原因となる不充分
な密封応力のような問題を引き起こすことになる。
ーティングとを備えた別別の板を利用することも知られ
ている。この場合エラストマー質のコーティングを持つ
板は、シリンダ穴から間隔を置いている。このようなガ
スケットの各種の部分の厚さが変化していることによつ
て、各種のシール間に望ましくない負荷のつりあいを生
ずることにより、ガスケットの破損の原因となる不充分
な密封応力のような問題を引き起こすことになる。
【０００６】要するに、機械的な制限及び費用によつ
て、特定の場所において実施するのに必要であるシール
性質に依存する特徴が変化することにより、多層ガスケ
ットを提供する可能性が限定された。
て、特定の場所において実施するのに必要であるシール
性質に依存する特徴が変化することにより、多層ガスケ
ットを提供する可能性が限定された。
【０００７】
【発明の要約】内燃機関用の開示された多層ガスケット
は、ガスケットの層を形成する複数の金属板を備えてい
る。登録商標Ｔｅｆｒｏｎの名称で販売されている。ポ
リテトラフルオルエチレン（ＰＴＦＥ）又は二硫化モリ
ブデンのような平滑な高温コーティングが、燃焼シール
に配置された第１の金属板上に配置される。エラストマ
ー質のコーテイングが、流体流れの領域のまわりの第２
の金属板上にに配置される。このエラストマー質のコー
テイングは、シリンダ・ヘッドとエンジン・ブロックと
の組合う表面に合致し、有効な流体シールを確保する。
エラストマー質のコーティングが、高温の燃焼ガスに露
出させられないように、エラストマー質のコーティング
を持つ金属板の形状を定める。
は、ガスケットの層を形成する複数の金属板を備えてい
る。登録商標Ｔｅｆｒｏｎの名称で販売されている。ポ
リテトラフルオルエチレン（ＰＴＦＥ）又は二硫化モリ
ブデンのような平滑な高温コーティングが、燃焼シール
に配置された第１の金属板上に配置される。エラストマ
ー質のコーテイングが、流体流れの領域のまわりの第２
の金属板上にに配置される。このエラストマー質のコー
テイングは、シリンダ・ヘッドとエンジン・ブロックと
の組合う表面に合致し、有効な流体シールを確保する。
エラストマー質のコーティングが、高温の燃焼ガスに露
出させられないように、エラストマー質のコーティング
を持つ金属板の形状を定める。
【０００８】各コーティングが、任意の１つの特定の金
属板に付着させられるか又は、この特定の金属板から遮
蔽されなければならないことのないように、各別の金属
板を形成する。この代りに、金属板の全側面にコーティ
ングを施すすなわち付着させてもよい。このことは従来
の方法に比べて大きい製造費用の節約を意味する。又エ
ラストマー質のコーティングを持つ層は、シリンダ穴ま
で延びないと言う事実を補償して燃焼シールと流体シー
ルとの間の最適の負荷つりあいを得るために、シム（ｓ
ｈｉｍ）を少なくともシリンダ穴のまわりに位置させ
る。このことによつて、従来の多層ガスケットに生じる
不充分な密封又はガスケットの損傷の問題を取除くこと
ができる。
属板に付着させられるか又は、この特定の金属板から遮
蔽されなければならないことのないように、各別の金属
板を形成する。この代りに、金属板の全側面にコーティ
ングを施すすなわち付着させてもよい。このことは従来
の方法に比べて大きい製造費用の節約を意味する。又エ
ラストマー質のコーティングを持つ層は、シリンダ穴ま
で延びないと言う事実を補償して燃焼シールと流体シー
ルとの間の最適の負荷つりあいを得るために、シム（ｓ
ｈｉｍ）を少なくともシリンダ穴のまわりに位置させ
る。このことによつて、従来の多層ガスケットに生じる
不充分な密封又はガスケットの損傷の問題を取除くこと
ができる。
【０００９】本発明のその他の目的は、添付図面に関す
る以下の説明で最も良く理解できる。
る以下の説明で最も良く理解できる。
【００１０】
【実施例】図１に示すシリンダ・ヘッド・ガスケット２
０は、シリンダ穴２２と、流体流れ用の穴２４と、リベ
ット２６とを備えている。シリンダ・ヘッド・ガスケッ
ト２０は、シリンダ穴２２のまわりの燃焼シール（ｃｏ
ｍｂｕｓｔｉｏｎ ｓｅａｌ）と、流体流れ用の穴２４
のまわりの流体流れシールすなわち流体シール（ｆｌｕ
ｉｄ ｓｅａｌ）とを提供する。
０は、シリンダ穴２２と、流体流れ用の穴２４と、リベ
ット２６とを備えている。シリンダ・ヘッド・ガスケッ
ト２０は、シリンダ穴２２のまわりの燃焼シール（ｃｏ
ｍｂｕｓｔｉｏｎ ｓｅａｌ）と、流体流れ用の穴２４
のまわりの流体流れシールすなわち流体シール（ｆｌｕ
ｉｄ ｓｅａｌ）とを提供する。
【００１１】図２に示すように、シリンダ・ヘッド・ガ
スケット２０は、燃焼シール２８と、流体シール３０と
を備えている。シリンダ・ヘッド・ガスケット２０は、
２つの基板３２と、２つの外部板３４とを備えている。
スケット２０は、燃焼シール２８と、流体シール３０と
を備えている。シリンダ・ヘッド・ガスケット２０は、
２つの基板３２と、２つの外部板３４とを備えている。
【００１２】基板３２は、ガスケット全体を貫いて延
び、側面３６，３８上に平滑な（ｌｕｂｒｉｃｏｕｓ）
高温コーティング（ｈｉｇｈ ｔｅｍｐｅｒａｔｕｒｅ
ｃｏａｔｉｎｇ）３５を備えている。高温コーティン
グ３５は、両側面３６，３８上に設けられているけれど
も、一方の側部だけの上に高温コーティングを設けて
も、許容できる成果を得ることができる。高温コーティ
ング３５を、側面３６，３８の全表面に付着させてもよ
い。できれば、登録商標Ｔｅｆｌｏｎの名称で販売され
ているポリテトラフルオルエチレン（ＰＴＦＥ）又は二
硫化モリブデンのようなコーティングを使用して、摩
擦、フレッチング腐食を減少させ、密封性を向上させ
る。燃焼シール２８において高度に望ましいこの高温コ
ーティングは、しかし流体流れ用の穴２４においては有
効ではない。完全に機械的なビード４０を、シリンダ穴
２２に隣接して基板３２に形成する。このビード４０は
高温コーティング３５を備えている。シリンダ・ヘッド
・ガスケット２０が、機械的部品と一緒にボルト締めに
よつて締めつけられるときに、負荷は、最初にビード４
０に加えられ、ビード４０は、組合う機関部品上のシリ
ンダ・ヘッド・ガスケット２０の圧力を増加させると共
に燃焼シール２８の順応性すなわちなじみやすさ（ｃｏ
ｎｆｏｒｍａｂｉｌｉｔｙ）及び復元率（ｒｅｃｏｖｅ
ｒｙ）を向上させる。
び、側面３６，３８上に平滑な（ｌｕｂｒｉｃｏｕｓ）
高温コーティング（ｈｉｇｈ ｔｅｍｐｅｒａｔｕｒｅ
ｃｏａｔｉｎｇ）３５を備えている。高温コーティン
グ３５は、両側面３６，３８上に設けられているけれど
も、一方の側部だけの上に高温コーティングを設けて
も、許容できる成果を得ることができる。高温コーティ
ング３５を、側面３６，３８の全表面に付着させてもよ
い。できれば、登録商標Ｔｅｆｌｏｎの名称で販売され
ているポリテトラフルオルエチレン（ＰＴＦＥ）又は二
硫化モリブデンのようなコーティングを使用して、摩
擦、フレッチング腐食を減少させ、密封性を向上させ
る。燃焼シール２８において高度に望ましいこの高温コ
ーティングは、しかし流体流れ用の穴２４においては有
効ではない。完全に機械的なビード４０を、シリンダ穴
２２に隣接して基板３２に形成する。このビード４０は
高温コーティング３５を備えている。シリンダ・ヘッド
・ガスケット２０が、機械的部品と一緒にボルト締めに
よつて締めつけられるときに、負荷は、最初にビード４
０に加えられ、ビード４０は、組合う機関部品上のシリ
ンダ・ヘッド・ガスケット２０の圧力を増加させると共
に燃焼シール２８の順応性すなわちなじみやすさ（ｃｏ
ｎｆｏｒｍａｂｉｌｉｔｙ）及び復元率（ｒｅｃｏｖｅ
ｒｙ）を向上させる。
【００１３】各外部板３４を、基板３２の外部の側面３
６に隣接して位置させる。外部板３４は、流体流れ用の
穴２４のまわりに配置され、少なくとも外部の側面４４
上にエラストマー質のコーティング４２を備えている。
シリンダ・ヘッド・ガスケット２０が締めつけられると
きに、エラストマー質のコーティング４２は、シリンダ
・ヘッド又はエンジン・ブロックのいずれかと表面接触
状態になる。エラストマー質のコーティング４２を、外
部の側面４４の全表面に付着させてもよい。エラストマ
ー質のコーティング４２は、有効な流体シールを確保す
るのに役立つ。
６に隣接して位置させる。外部板３４は、流体流れ用の
穴２４のまわりに配置され、少なくとも外部の側面４４
上にエラストマー質のコーティング４２を備えている。
シリンダ・ヘッド・ガスケット２０が締めつけられると
きに、エラストマー質のコーティング４２は、シリンダ
・ヘッド又はエンジン・ブロックのいずれかと表面接触
状態になる。エラストマー質のコーティング４２を、外
部の側面４４の全表面に付着させてもよい。エラストマ
ー質のコーティング４２は、有効な流体シールを確保す
るのに役立つ。
【００１４】流体シール３０を提供するために、機械的
なビード４５を、流体流れ用の穴２４に隣接して基板３
２と外部板３４との両方に形成する。ビード４５は、エ
ラストマー質のコーティング４２を備えている。しかし
流体シール３０に対してシリンダ・ヘッド・ガスケット
と組合う機関部品との間に低い圧力又は応力が一般に必
要とされるから、部分的なビードが例示されている。ビ
ード４０のような完全なビードを又使用してもよい。
なビード４５を、流体流れ用の穴２４に隣接して基板３
２と外部板３４との両方に形成する。ビード４５は、エ
ラストマー質のコーティング４２を備えている。しかし
流体シール３０に対してシリンダ・ヘッド・ガスケット
と組合う機関部品との間に低い圧力又は応力が一般に必
要とされるから、部分的なビードが例示されている。ビ
ード４０のような完全なビードを又使用してもよい。
【００１５】シム４６を、各シリンダ穴２２のまわりの
周辺に位置させる。機関の周囲の剛性に関連して、燃焼
シールと流体シールとの間の最適の負荷つりあいを得る
ように、シムの厚さを調節する。燃焼シール２８の積み
重ねの厚さすなわち全厚さを、流体シール３０の積み重
ね（ｓｔａｃｋ−ｕｐ）の厚さより大きくしてもよい。
部分的に厚さの変化する多層ガスケットを使用すること
により生ずるかもしれない（シムを使用しないために）
不充分な密封応力及び起こりうるガスケット破損のよう
な問題をシム４６が減少させる。
周辺に位置させる。機関の周囲の剛性に関連して、燃焼
シールと流体シールとの間の最適の負荷つりあいを得る
ように、シムの厚さを調節する。燃焼シール２８の積み
重ねの厚さすなわち全厚さを、流体シール３０の積み重
ね（ｓｔａｃｋ−ｕｐ）の厚さより大きくしてもよい。
部分的に厚さの変化する多層ガスケットを使用すること
により生ずるかもしれない（シムを使用しないために）
不充分な密封応力及び起こりうるガスケット破損のよう
な問題をシム４６が減少させる。
【００１６】できれば基板３２及び外部板３４を、１／
２ハードから全ハード（ＦｕｌｌＨａｒｄ）のテンパー
範囲で３０１又は３０４ステンレス鋼で作る。若干の環
境のもとでは、低炭素鋼で基板３２を作り、疲労破壊を
最小にすると共に初期の形態を維持することが望ましい
かもしれない。基板３２及び外部板３４の厚さは０．２
５ｍｍ（０．０１０インチ）が好適である。ＰＴＦＥの
コーティングは、典型的には０．０１０ないし０．０２
０ｍｍ（０．０００４ないし０．０００８インチ）の厚
さであるが、ニトリル−ブタジエンゴムのゴム・コーテ
ィングは、約０．０２５ｍｍ（０．００１インチ）の厚
さである。シム４６を、低炭素鋼又はステンレス鋼で形
成するのが好適であるが、重クロム酸亜鉛（Ｚｉｎｃ
Ｄｉｃｈｒｏｍａｔｅ）を含ませてもよい。一例におい
ては、シム４６の好適な厚さは０．６ｍｍ（０．０２４
インチ）である。
２ハードから全ハード（ＦｕｌｌＨａｒｄ）のテンパー
範囲で３０１又は３０４ステンレス鋼で作る。若干の環
境のもとでは、低炭素鋼で基板３２を作り、疲労破壊を
最小にすると共に初期の形態を維持することが望ましい
かもしれない。基板３２及び外部板３４の厚さは０．２
５ｍｍ（０．０１０インチ）が好適である。ＰＴＦＥの
コーティングは、典型的には０．０１０ないし０．０２
０ｍｍ（０．０００４ないし０．０００８インチ）の厚
さであるが、ニトリル−ブタジエンゴムのゴム・コーテ
ィングは、約０．０２５ｍｍ（０．００１インチ）の厚
さである。シム４６を、低炭素鋼又はステンレス鋼で形
成するのが好適であるが、重クロム酸亜鉛（Ｚｉｎｃ
Ｄｉｃｈｒｏｍａｔｅ）を含ませてもよい。一例におい
ては、シム４６の好適な厚さは０．６ｍｍ（０．０２４
インチ）である。
【００１７】図３は、従来知られた幾つかの手段を使用
しているが、ガスケット・エレメントを固定する一方法
を示す。この断面において、リベット２６は、適当な配
置で基板３２とシム４６とを固定する。外部板３４は、
リベット２６に隣接する領域において打ち抜かれる。他
のよく知られた締結装置を使用して、基板３２を他のガ
スケット・エレメントに固定することができる。
しているが、ガスケット・エレメントを固定する一方法
を示す。この断面において、リベット２６は、適当な配
置で基板３２とシム４６とを固定する。外部板３４は、
リベット２６に隣接する領域において打ち抜かれる。他
のよく知られた締結装置を使用して、基板３２を他のガ
スケット・エレメントに固定することができる。
【００１８】図４に、本発明の他の実施例を示す。この
実施例は、燃焼シール４８と、流体シール５０と、基板
５２と、外部板５４と、シム５６とを備えている。平滑
な高温コーティング５８を、基板５２の両側面６０，６
１上に使用できるが、エラストマー質のコーティング６
２を、外部板５４の少なくとも外部の側面上に使用でき
る。完全なビード６６を、図２に示すように、外向きに
延ばすのとは反対に内向きに延ばす。外部板５４を、燃
焼シール４８に隣接する領域において、図２に示すよう
な接触点とは異なるように基板５２に接触状態に配置す
る。部分的なビード６８は、図２に示す部分的なビード
４５に類似しているが、燃焼シールの方に向うよりもむ
しろ、燃焼シールから遠ざかる向きに外方に延びる。
実施例は、燃焼シール４８と、流体シール５０と、基板
５２と、外部板５４と、シム５６とを備えている。平滑
な高温コーティング５８を、基板５２の両側面６０，６
１上に使用できるが、エラストマー質のコーティング６
２を、外部板５４の少なくとも外部の側面上に使用でき
る。完全なビード６６を、図２に示すように、外向きに
延ばすのとは反対に内向きに延ばす。外部板５４を、燃
焼シール４８に隣接する領域において、図２に示すよう
な接触点とは異なるように基板５２に接触状態に配置す
る。部分的なビード６８は、図２に示す部分的なビード
４５に類似しているが、燃焼シールの方に向うよりもむ
しろ、燃焼シールから遠ざかる向きに外方に延びる。
【００１９】各実施例において、コーティングを、板の
少なくとも一方の全側面に選択的に付着させることがで
きる。次いで板と層とを、所望の場所でコーティングが
露出されるように位置を定める。このことにより、製造
費用を非常に減少させることができる。その理由は、コ
ーティングを板の一部分に選択的に付着させ、他の部分
を遮蔽してコーティングを付着させないようにする必要
がないからである。
少なくとも一方の全側面に選択的に付着させることがで
きる。次いで板と層とを、所望の場所でコーティングが
露出されるように位置を定める。このことにより、製造
費用を非常に減少させることができる。その理由は、コ
ーティングを板の一部分に選択的に付着させ、他の部分
を遮蔽してコーティングを付着させないようにする必要
がないからである。
【００２０】好適な実施例を説明した。しかし本発明の
教旨内で若干の変型を行なうことができるのは、当業者
に明らかである。たとえば、特定の位置に一層多くの板
を持つことが望ましい。機能的な（ｆｕｎｃｔｉｏｎａ
ｌ）層を付加することにより層当りの変形量を減少させ
ることによつて疲労破壊を減少させることができる。同
様に、特定の応用に対しては一層少ない板を設けること
が好適であるが、単一の板を、２つの型式のコーティン
グを持つように形成することによつて、シリンダ・ヘッ
ド・ガスケットの一部分の一層以上の層に相当させるこ
とができる。層を少なくすることによつて、付加的な費
用節約ができる。特許請求の範囲は本発明の真実の範囲
及び内容を決定するために、考慮されるべきである。
教旨内で若干の変型を行なうことができるのは、当業者
に明らかである。たとえば、特定の位置に一層多くの板
を持つことが望ましい。機能的な（ｆｕｎｃｔｉｏｎａ
ｌ）層を付加することにより層当りの変形量を減少させ
ることによつて疲労破壊を減少させることができる。同
様に、特定の応用に対しては一層少ない板を設けること
が好適であるが、単一の板を、２つの型式のコーティン
グを持つように形成することによつて、シリンダ・ヘッ
ド・ガスケットの一部分の一層以上の層に相当させるこ
とができる。層を少なくすることによつて、付加的な費
用節約ができる。特許請求の範囲は本発明の真実の範囲
及び内容を決定するために、考慮されるべきである。
【図１】本発明によるガスケットの一部分の平面図であ
る。
る。
【図２】図１の２−２線に沿う本発明の第１実施例の断
面図である。
面図である。
【図３】図１の３−３線に沿う本発明の第１実施例の断
面図である。
面図である。
【図４】本発明の第２実施例の断面図である。
２０ シリンダ・ヘッド・ガスケット ２２ シリンダ穴 ２４ 流体流れ用の穴 ２８ 燃焼シール ３０ 流体シール ３２ 基板 ３４ 外部板 ３５ 高温コーティング ４０ ビード ４２ エラストマー質のコーティング
Claims (11)
- 【請求項１】 内燃機関のシリンダ・ヘッド・ガスケッ
トにおいて、 前記シリンダ・ヘッド・ガスケットの層を形成する複数
の金属板と、 前記金属板に選択的に形成された第１及び第２の組の穴
と、 前記シリンダ・ヘッド・ガスケットが締めつけられると
きに、前記第１の組の穴のまわりを密封して、この第１
の組の穴を確実に密封するように、前記金属板のうちの
第１の金属板の一側面に設けた第１の高温コーティング
と、 前記シリンダ・ヘッド・ガスケットが締めつけられると
きに、前記第２の組の穴のまわりを密封して、この第２
の組の穴を確実に密封するように、前記金属板のうちの
第２の金属板の一側面に設けられた第２のエラストマー
質のコーティングと、 ２つの前記金属板の間に選択的に配置され、前記第１の
組の穴を囲むシムと、を備え、 前記第２の金属板が、前記第１の組の穴から間隔を置く
ように、前記第２の金属板を形成し、 前記第１の高温コーティングの外面を、前記シリンダ・
ヘッド・ガスケットが締めつけられるときに、表面接触
するのに適するようにし、 前記第２のエラストマー質のコーティングの外面を、前
記シリンダ・ヘッド・ガスケットが締めつけられるとき
に、表面接触するのに適するようにして成る、シリンダ
・ヘッド・ガスケット。 - 【請求項２】 前記第１及び第２の金属板と、前記シム
とを大体において平らにしかつ互いに平行にし、前記第
１の金属板にビードを形成し、このビードを、前記第１
及び第２の金属板に平行な面内の前記シムの上方に位置
させ、前記第２の金属板を、前記面内の前記ビードから
間隔を置いて位置させた、請求項１のシリンダ・ヘッド
・ガスケット。 - 【請求項３】 少なくとも１つのシリンダ穴と、少なく
とも１つの流体穴とを持つ、内燃機関のシリンダ・ヘッ
ド・ガスケットにおいて、 ２つの金属基板と、 ２つの金属外部板と、 少なくとも１つの完全なビードと、 基部ビードと、 シムと、を備え、 前記各金属基板に、少なくとも１つの外部の側面を設
け、この外部の側面の表面領域の大部分を、平滑な高温
コーティングにより被覆し、 前記各金属外部板に、少なくとも１つの外部の側面を設
け、この外部の側面の表面領域の大部分を、エラストマ
ー質のコーティングにより被覆し、前記各金属外部板
を、前記金属基板の１つの外部の側面に隣接させ、 前記完全なビードを、前記シリンダ・ヘッド・ガスケッ
トが締めつけられるときに、負荷が最初に前記各完全な
ビードに加えられるように、前記シリンダ穴に隣接して
前記金属基板に形成し、 前記基部ビードを、前記シリンダ・ヘッド・ガスケット
が締めつけられるときに、負荷が最初に前記基部ビード
に加えられるように、前記流体穴に隣接して前記金属基
板と前記金属外部板とに形成し、 前記シムを、前記シリンダ穴に隣接して前記金属基板の
内部の側面間に配置して成る、シリンダ・ヘッド・ガス
ケット。 - 【請求項４】 前記平滑な高温コーティングが、ポリテ
トラフルオルエチレンから成る、請求項３のシリンダ・
ヘッド・ガスケット。 - 【請求項５】 前記エラストマー質のコーティングが、
ゴムから成る、請求項４のシリンダ・ヘッド・ガスケッ
ト。 - 【請求項６】 前記金属基板と前記金属外部板とを、ス
テンレス鋼で形成した、請求項３のシリンダ・ヘッド・
ガスケット。 - 【請求項７】 内燃機関のシリンダ・ヘッド・ガスケッ
トにおいて、 第１及び第２の組の穴を持つ少なくとも１つの板と、 この板の一方の側面上に設けられ、前記第１の組の穴を
囲み、シリンダ・ヘッドのまわりに燃焼シールを提供す
るのに適する、外部の平滑な第１の高温コーティング
と、 前記少なくとも１つの板の他方の側面上に設けられ、前
記第２の組の穴を囲み、機関の組合う表面に合致して有
効な流体シールを確保するように、流体シール穴に位置
させられるのに適する、外部のエラストマー質の第２の
コーティングと、 前記第１の組の穴のまわりに選択的
に配置されたシムと、を備え、 前記第２のコーティングを、前記第１の組の穴から間隔
を置いて位置させ、 前記第１及び第２のコーティングを、前記板の各側面の
大部分に付着させて成る、シリンダ・ヘッド・ガスケッ
ト。 - 【請求項８】 前記平滑な第１の高温コーティングが、
ポリテトラフルオルエチレンから成る、請求項７のシリ
ンダ・ヘッド・ガスケット。 - 【請求項９】 前記エラストマー質の第２のコーティン
グがゴムから成る、請求項７のシリンダ・ヘッド・ガス
ケット。 - 【請求項１０】 少なくとも２つの前記板を備え、前記
一方の側面と前記他方の側面とが別別の板上に形成され
た、請求項７のシリンダ・ヘッド・ガスケット。 - 【請求項１１】 前記一方の側面と、前記他方の側面
と、前記シムとを大体において平らにしかつ互いに平行
にし、前記一方の側面にビードを設け、このビードを、
前記一方の側面と前記他方の側面とに平行な面内の前記
シムの上方に位置させ、前記他方の側面を、前記平行な
面内の前記ビードから間隔を置いて位置させた、請求項
１０のシリンダ・ヘッド・ガスケット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/943,667 US5277434A (en) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | Multiple layer cylinder head gasket |
| US943667 | 1997-10-03 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207672A true JPH06207672A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=25480059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5248520A Pending JPH06207672A (ja) | 1992-09-11 | 1993-09-10 | 多層シリンダ・ヘッド・ガスケット |
Country Status (5)
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|---|---|
| US (1) | US5277434A (ja) |
| JP (1) | JPH06207672A (ja) |
| CA (1) | CA2105932A1 (ja) |
| DE (1) | DE4330780A1 (ja) |
| MX (1) | MX9305568A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1065417A2 (en) | 1999-06-30 | 2001-01-03 | Nippon Gasket Co., Ltd. | Metal gaskets |
| JP2015523511A (ja) * | 2012-06-01 | 2015-08-13 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 金属ガスケット |
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| JPH08121596A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-14 | Nok Corp | ガスケット |
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- 1993-09-10 DE DE4330780A patent/DE4330780A1/de not_active Withdrawn
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