JPH0620640U - カーテンウォールの断熱構造 - Google Patents
カーテンウォールの断熱構造Info
- Publication number
- JPH0620640U JPH0620640U JP3988192U JP3988192U JPH0620640U JP H0620640 U JPH0620640 U JP H0620640U JP 3988192 U JP3988192 U JP 3988192U JP 3988192 U JP3988192 U JP 3988192U JP H0620640 U JPH0620640 U JP H0620640U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- heat insulating
- curtain wall
- frame
- shoji
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- Pending
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Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 カーテンウォールを断熱化して冷暖房負荷の
軽減を図る。 【構成】 ユニット5,5間の環状ガスケットaの位置
を断熱化ラインとし、可動障子13部の障子枠材は環状
ガスケットaに面する位置で断熱樹脂dを介して構成
し、可動障子13はガラスを挟持する外部フレームと内
部フレームとに分離してこの間のガラス四周に対応する
位置で断熱樹脂dを介して一体化し、内部フレームとユ
ニットフレーム間に生じる障子13可動のための隙間に
はゴム様弾性材で密封して構成される。 【効果】 外部側ガラスと室内側ガラスとの間にその前
後空間を断熱する連続様壁面構造体が構成されるから、
カーテンウォールの断熱化が万全で冷暖房負荷の軽減が
図られる。そして、断熱化樹脂に対してユニットのガラ
スその他の荷重がかからないために変形や強度低下が予
防され、品質と強度を長期にわたり維持するので、外部
面構造体の脱落等の危険性がない。
軽減を図る。 【構成】 ユニット5,5間の環状ガスケットaの位置
を断熱化ラインとし、可動障子13部の障子枠材は環状
ガスケットaに面する位置で断熱樹脂dを介して構成
し、可動障子13はガラスを挟持する外部フレームと内
部フレームとに分離してこの間のガラス四周に対応する
位置で断熱樹脂dを介して一体化し、内部フレームとユ
ニットフレーム間に生じる障子13可動のための隙間に
はゴム様弾性材で密封して構成される。 【効果】 外部側ガラスと室内側ガラスとの間にその前
後空間を断熱する連続様壁面構造体が構成されるから、
カーテンウォールの断熱化が万全で冷暖房負荷の軽減が
図られる。そして、断熱化樹脂に対してユニットのガラ
スその他の荷重がかからないために変形や強度低下が予
防され、品質と強度を長期にわたり維持するので、外部
面構造体の脱落等の危険性がない。
Description
【0001】
本考案は、カーテンウォールを断熱化して冷暖房負荷の軽減を図ることができ るようにしたカーテンウォールの断熱構造に関するものである。
【0002】
従来のカーテンウォールの断熱構造は、(1) 外部面ガラスの端部四周に対応す る位置のカーテンウォール構成材を樹脂を介して一体化したアルミ形材により構 成していた。
【0003】 (2) また、外部面のガラスが単板の場合、ガラスを経て伝わる熱が外部側ガラ スと室内側ガラスとの空間に滞留するため、外部側ガラスと室内側ガラスとの間 に亘るカーテンウォールの構成材にはゴム様断熱材等で被覆して、熱がこの構成 材に伝わらないようにする必要があった。
【0004】 (3) 外部側のガラス荷重その他ユニットの荷重がガラス四周の断熱樹脂に長期 に亘って載荷されたままであり、該樹脂に長期間荷重がかかった状態では経年変 化や耐候性等により変形して外部面構造体が脱落する危険性が内在している等の 安全性の確保に欠ける難点があった。
【0005】
本考案は、外部側ガラスと室内側ガラスとの間にその前後空間を断熱する連続 様壁面構造体を配備することにより、断熱化に万全を期すると共に断熱化樹脂に ユニットのガラス他の荷重がかからないような構造としたカーテンウォールの断 熱構造を得ようとするものである。
【0006】
本考案は、上記の如き観点に鑑みてなされたものであって、ユニット間の環状 ガスケットの位置を断熱化ラインとし、可動障子部における障子枠材は環状ガス ケットに面する位置で断熱樹脂を介して構成してガラスを支持するユニットフレ ーム等からの熱伝導を遮断し、可動障子はガラスを挟持する外部フレームと内部 フレーム(框材)とに分離してこの間のガラス四周に対応する位置で断熱樹脂を 介して一体化した障子框材とすることにより内外ガラス間の熱伝達を防ぎ、室内 側に面する内部フレームには外気熱が伝わらない構造とし、可動障子にはガラス を通過する熱を防ぐために複層ガラスを使用し、可動障子の内部フレームとユニ ットフレーム間に生じる障子可動のための隙間(クリアランス)にはゴム様弾性 材で密封して漏気を防ぎ、可動部が嵌殺し窓になっている場合には前記隙間はな く複層ガラスをグレージングガスケットで挟み、ガラス荷重その他の荷重が断熱 化樹脂に載荷されないようにガラス開口部の下段のスパンドレル部において、断 熱化樹脂で分割されているマリオン(方立又は竪材)の外部側位置でブラケット とマリオンをボルト・ナットで固定し、このブラケットの他端を建物の構造体に 締結することによって外部側ガラス等の荷重を断熱化樹脂に載荷することなく構 造体で支持され、このブラケットは断熱材で被覆して直接外気にさらされないよ うにしたカーテンウォールの断熱構造を提供しようとするものである。
【0007】
以下、本考案一実施例の構造を図面を参照しながら作用と共に説明する。 所謂ユニットカーテンウォール1はフレーム2を四角に枠組みして建築外壁3 に取り付けて構成される。
【0008】 外部に面するガラス4はユニット5の上辺6と下辺7とで挟持する所謂ガラス 二辺支持のカーテンウォールとされている。
【0009】 外部に面するガラス4の相隣る横部即ちガラスの縦辺8は互いのガラス4をシ ール材eで水気密的に接着して、従来のようなカーテンウォールユニットのアル ミ形材が外部面に露出しない構成としてある。
【0010】 上記によりガラス、風圧等の荷重はガラス4を挟持する上下のユニット構成材 (無目材)9が支持するように構成されている。
【0011】 外部側ガラス4の室内に面する表面が結露しないようにするため、外部側ガラ ス4と室内側ガラス10との間の空間11には外気圧を導いている。
【0012】 上記により断熱性能が阻害されないように室内側には複層ガラス12を入れて 構成されている。
【0013】 次に、室内側に可動障子13を入れた開口部14について図2を参照しながら 説明する。ガラス4を挟持する上と下の無目9、9は上下ユニットの突合せ部の 環状ガスケットaと同一線上で断熱樹脂bにより断熱化し、アルミ形材の熱伝導 を遮断している。
【0014】 可動障子13は気密ゴムcと断熱樹脂dで気密的に封止されている。そして、 該可動障子13には複層ガラス12が嵌め込まれている。
【0015】 そして、室内側に可動障子13を入れた横断面図である図3により説明する。 外部側ガラス相互はシール材eで気水密的に密封し、アルミ形材は外部に露
出 していないように構成されている。
出 していないように構成されている。
【0016】 四辺を回る環状ガスケットfの裏面に断熱樹脂gを配して四周を回るようにし てある。
【0017】 可動障子13部は図2における説明と同じ構造とされている。
【0018】 図3に於て、左側のフレーム15はカーテンウォールのスパンドレル(腰)部 の横断を描いたものであり、これについて説明する。 外部側ガラス4と室内側の耐火ボード16間に室内側からブラケット17を延 在させて、断熱樹脂で被覆してボルト・ナット18でユニットフレーム材を締結 している。
【0019】 室内側には耐火ボード16を使用して開口部14の可動障子13の複層ガラス 12に相当する断熱構造としてある。
【0020】
本考案は、以上の説明により明らかなように、本考案の構造によれば、外部側 ガラスと室内側ガラスとの間にその前後空間を断熱する連続様壁面構造体が構成 されるから、カーテンウォールの断熱化が万全であり、それによって冷暖房負荷 の軽減が図られる。そして、断熱化樹脂に対してユニットのガラスその他の荷重 がかからないために変形や強度低下が予防され、当初の品質と強度を長期にわた り維持するので、外部面構造体の脱落等の危険性がない等、安全性の極めて高い カーテンウォールである。
【図1】本考案一実施例を使用した建物の外観図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】本考案の他の開口部が嵌殺し窓の場合の縦断面
図である。
図である。
【図5】本考案の他の開口部が嵌殺し窓の場合の横断面
図である。
図である。
1 ユニットカーテンウォール 2 フレーム 3 建築外壁 4 ガラス二辺支持のカーテンウォール 5 ユニット 6 ユニット5の上辺 7 ユニット5の下辺 8 ガラスの縦辺 9 ユニット構成材(目無材) 10 室内側ガラス 11 空間 12 複層ガラス 13 可動障子 14 開口部 15 フレーム 16 耐火ボード 17 ブラケット 18 ボルト・ナット a 環状ガスケット b 断熱樹脂 c 気密ゴム d 断熱樹脂 e シール材 f 環状ガスケット g 断熱樹脂
Claims (5)
- 【請求項1】 ユニット間の環状ガスケットの位置を断
熱化ラインとし、可動障子部における障子枠材は環状ガ
スケットに面する位置で断熱樹脂を介して構成し、可動
障子はガラスを挟持する外部フレームと内部フレームと
に分離してこの間のガラス四周に対応する位置で断熱樹
脂を介して一体化し、内部フレームとユニットフレーム
間に生じる障子可動のための隙間にはゴム様弾性材で密
封してなることを特徴とするカーテンウォールの断熱構
造。 - 【請求項2】 可動障子にはガラスを通過する熱を防ぐ
ために複層ガラスを使用した請求項1記載のカーテンウ
ォールの断熱構造。 - 【請求項3】 可動部が嵌殺し窓になっている場合には
複層ガラスをグレージングガスケットで挟んだ請求項1
記載のカーテンウォールの断熱構造。 - 【請求項4】 ガラス開口部の下段のスパンドレル部に
おいて、断熱化樹脂で分割されているマリオンの外部側
位置でブラケットとマリオンをボルト・ナットで固定
し、このブラケットの他端を建物の構造体に締結した請
求項1乃至3のいずれかのカーテンウォールの断熱構
造。 - 【請求項5】 前記ブラケットは断熱材で被覆した請求
項4記載のカーテンウォールの断熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3988192U JPH0620640U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | カーテンウォールの断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3988192U JPH0620640U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | カーテンウォールの断熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620640U true JPH0620640U (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=12565329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3988192U Pending JPH0620640U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | カーテンウォールの断熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620640U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018526553A (ja) * | 2015-07-30 | 2018-09-13 | ジーエイエイチシー コンプレックス ウィンドウズ カンパニー リミテッドGahc Complex Windows Co.,Ltd. | カーテンウォール二重外被システム建具及びその施工方法 |
CN114813543A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-07-29 | 山东沃赛新材料科技有限公司 | 玻璃幕墙用硅酮胶的耐候性现场检测装置及方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62296038A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-23 | 日本軽金属株式会社 | 断熱カ−テンウオ−ル |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP3988192U patent/JPH0620640U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62296038A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-23 | 日本軽金属株式会社 | 断熱カ−テンウオ−ル |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018526553A (ja) * | 2015-07-30 | 2018-09-13 | ジーエイエイチシー コンプレックス ウィンドウズ カンパニー リミテッドGahc Complex Windows Co.,Ltd. | カーテンウォール二重外被システム建具及びその施工方法 |
CN114813543A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-07-29 | 山东沃赛新材料科技有限公司 | 玻璃幕墙用硅酮胶的耐候性现场检测装置及方法 |
CN114813543B (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-20 | 山东沃赛新材料科技有限公司 | 玻璃幕墙用硅酮胶的耐候性现场检测装置及方法 |
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