JPH062059Y2 - ギヤ軸支装置 - Google Patents

ギヤ軸支装置

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JPH062059Y2
JPH062059Y2 JP1988117856U JP11785688U JPH062059Y2 JP H062059 Y2 JPH062059 Y2 JP H062059Y2 JP 1988117856 U JP1988117856 U JP 1988117856U JP 11785688 U JP11785688 U JP 11785688U JP H062059 Y2 JPH062059 Y2 JP H062059Y2
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JP
Japan
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gear
shaft support
gear shaft
shaft
force
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JP1988117856U
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JPH0240145U (ja
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信夫 世良
誠 高橋
忠志 安斎
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ギヤ軸支装置に係り、例えば音響機器、情
報機器等に適している伝達力が小さく小径のギヤの軸支
装置に関する。
(従来の技術) 従来装置を斜視図で第9図に、その要部平面図を第10
図に、第10図の要部縦断面図を第11図に、夫々示し
た。
上図は、ディスクプレーヤの光ピックアップ駆動機構1
におけるものであり、光ピックアップ2を備えている移
動体3を、モータ4により駆動されるウオーム5、ウオ
ームホイール6、及び、ギヤ7(ウオームホイール6と
一体)、ギヤ8及び、ギヤ9(ギヤ8と一体)、ギヤ1
0、ラック11の夫々の噛合いによって駆動する構造で
ある。
ギヤ10、ウオームホイール6、ギヤ7と、ギヤ8、ギ
ヤ9を夫々、回転自在に遊嵌しているギヤ軸12と13
は、下部12a,13aをシャーシ14へ、カシメ等の
手段によって取付け、ギヤ軸12,13の頭部12b,
13bは、板ばね39によって支持する。
板ばね39には、頭部12b,13bを挿通できる大径
孔16とギヤ軸12,13を挿通できる小径孔17を連
通したダルマ孔18と、ダルマ孔18の附近を下向きに
凹設した凹部19及び、孔20が形成される。
ギヤ10、ウオームホイール6、等を組込んだギヤ軸1
2,13の首部12c,13cに板ばね39の大径孔1
6,16を挿通して頭部12b,13bを大径孔16,
16の上方へ突出させ、板ばね39を横へ移動して小径
孔17,17をギヤ軸12,13に挿通すると、首部1
2c,13cの上面は凹部19,19の下面に、首部1
2c,13cの上面は凹部19の周囲の板ばね39に、
夫々、圧接され、この圧接力と首部12c,13cの嵌
合により板ばね39とギヤ軸12,13は相互に固定さ
れる。
配線基板21とモータ4等の間の配線材22は、上記ギ
ヤ10等の側方を引通している。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来装置は次の欠点がある。
(1)ギヤ10とギヤ9、ギヤ7とギヤ8の噛合いによる
回転反力がギヤ軸12,13に作用するとき、板ばね3
9との上記圧接力によって首部12c,13cが支えら
れているので、ギヤ軸12,13は傾斜し勝ちで、この
ため、ギヤ10とラック11の噛合いが不安定で不確実
である。
(2)ギヤ10、ギヤ9、等の駆動部が露出しているの
で、配線材22に接触する恐れがあり、ギヤ10等のカ
バーを別に設ける必要がある。
この考案は、従来装置のかかる欠点を解消するために提
案されたものであり、ギヤ軸の傾斜を防ぐことができて
駆動部もカバーできる構成の簡易なギヤ軸支装置を得る
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案のギヤ軸支装置は、 互いに噛合う一対のギヤの軸支板に、ギヤ軸の頭部を挿
通できる挿通孔と、ギヤ軸を横移動できる長孔が互いに
連通形成され、長孔の長手方向は、ギヤの回転反力によ
る移動力よりも摩擦抵抗力が大であるように回転反力の
方向に対し傾斜していることを特徴とする。
軸支板は、上記ギヤの上部端面を覆う大きさに形成すれ
ば、カバーも兼ねることになる。
(作用) 組込作業は、ギヤ軸の頭部に軸支板の挿通孔を挿通し、
軸支板を横移動してギヤ軸に長孔を挿し入れ、軸支板を
シャーシに固定することにより完了する。
ギヤの回転反力が作用すると、この回転反力による移動
力よりも、回転反力の長孔長手方向分力による摩擦抵抗
力が大きくなるように、長孔の長手方向は回転反力の方
向に対し傾斜しているので、ギヤ軸の軸支板に対する位
置は変らず、ギヤ軸は安定して固定される。
軸支板を、ギヤの上部端面を覆う大きさに形成している
ので、ギヤカバーを別個に設ける必要が無い。
(実施例) 次にこの考案の実施例を図に基いて説明する。第1図に
全体斜視図を示した。
前記従来装置と同一構造の部材については、同一符号で
示し、構造の説明は省略した。
軸支板23は、取付部24と立設部25、軸支部26と
を有する側面視略 形とし、ギヤ10、ピニオン9等の駆動部の側方と上方
を、立設部25と軸支部26とでカバーできる大きさと
している。
軸支部26には、第2図にギヤ軸12の軸支部分を例と
して分解斜視図で示したように、頭部12bを挿通でき
る挿通孔27と、首部12cを横移動できる長孔28を
互いに連通して形成し、長孔28の長手方向は、ギヤ1
0とギヤ9、ギヤ7とギヤ8の噛合による回転反力Fの
方向に対し傾斜角αだけ傾斜させるものとする。
即ち、回転反力Fは、長孔28の長手方向の分力F1
長手方向に直角方向の分力F2とに分解され、分力F1
ギヤ軸12を移動させようとし、分力F2は、移動力に
対して抵抗する摩擦抵抗力を発生させる(第3図)。
傾斜角αは、移動力よりも摩擦抵抗力がやや大きくなる
角度以上に設定している。
これにより、回転反力に伴う分力F1は、ギヤ軸12,
13を横移動させることは無い。
軸支部26に、割り溝29を入れて残部を折り曲げて線
材ホルダ30に形成し、軸支部26の上面に取付けた配
線基板21から他部材へ引通される配線材22は、軸支
部26の上面い沿わせて線材ホルダ30により挟んでい
るので、配線材22はギヤ10,9等に接触せず、軸支
部26はギヤ10等の保護カバー及び、配線材22のホ
ルダとしても役立つことになった。
取付部24は、基準ピン31と32及び、取付ねじ33
によってシャーシ14に固定される。
第4図に第2実施例を斜視図で、ギヤ10の軸支部分を
第5図に縦断正面図で、夫々、示した。
ギヤ軸42と43の夫々の小径の頭部42a,43aが
密嵌できる軸孔44と45を、軸支部26に設け、頭部
42a,43aの下端部は、軸支部26の下面に当接さ
せる。
頭部42aが外れないように、第6図の如く、軸支部2
6の上面との間に、止め輪46を嵌着してもよい。
第7図に第3実施例の斜視図を、第8図にその要部縦断
正面図を、夫々示した。
ウオームホイール6とこれに一体のギヤ47を支持する
ギヤ軸48は、下部48aをシャーシ14の軸孔49へ
遊嵌してギヤ47に対し止め輪50により抜け止めと
し、頭部48bは軸支板51の軸支部52の軸孔53へ
遊嵌したものであり、軸支板51の取付部54をシャー
シ14に取付けると、ギヤ軸48の取付けも完了する。
軸支部52は、ウオーム5、ウオームホイール6等の上
方を覆う形に作られている。
上記各実施例は、図示例の光ピックアップ駆動機構のほ
か、小型ギヤによる各種駆動機構に、支障無く適用でき
る。
(考案の効果) この考案に係るギヤ軸支装置は上述のように、互いに噛
合う一対のギヤの軸支板に、ギヤ軸の頭部を挿通できる
挿通孔と、ギヤ軸を横移動できる長孔が互いに連通形成
され、長孔の長手方向は、ギヤの回転反力による移動力
よりも摩擦抵抗力が大であるように回転反力の方向に対
し傾斜しているので、回転反力がギヤ軸に作用してギヤ
軸を長孔に沿い移動させようとしても、回転反力の長孔
直角方向分力による摩擦抵抗力により、上記移動は阻止
される。
従って、ギヤ軸は所定位置に安定して静止し固定され
る。
挿通孔をギヤ軸の頭部に挿通し、長孔に沿って軸支板を
横移動すると云うわづかな操作により、容易にギヤ軸を
固定できる。
軸支板を、ギヤの上部端面を覆う大きさに形成したの
で、配線材は、この軸支板上をまとまり良く引通すこと
ができ、ギヤカバー等を別個に設ける必要も無くなり、
低コストとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図まではこの考案の実施例を示し、第1
図,第4図,第7図はこの考案の夫々の実施例を示す斜
視図、第2図は第1図の要部分解斜視図、第3図は第1
図の要部平面図、第5図と第6図は第4図の夫々要部縦
断正面図、第8図は第7図の要部縦断正面図、第9図は
従来装置の斜視図、第10図は第9図の要部平面図、第
11図は第10図の要部縦断正面図である。 2…光ピックアップ、3…移動体、4…モータ、5…ウ
オーム、6…ウオームホイール、7,8,9,10,4
7…ギヤ、11…ラック、12,13,42,43,4
8…ギヤ軸、12a,13a,48a…下部、12b,
13b,42a,43a,48b…頭部、12c,13
c…首部、21…プリント基板、22…配線材、23,
51…軸支板、24,54…取付部、25…立設部、2
6,52…軸支部、27…挿通孔、28…長孔、29…
割り溝、30…配線ホルダ、31,32…基準ピン、3
3…取付ねじ、44,45,53…軸孔、46…止め
輪。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに噛合う一対のギヤの軸支板に、ギヤ
    軸の頭部を挿通できる挿通孔と、ギヤ軸を横移動できる
    長孔が互いに連通形成され、長孔の長手方向は、ギヤの
    回転反力による移動力よりも摩擦抵抗力が大であるよう
    に回転反力の方向に対し傾斜していることを特徴とする
    ギヤ軸支装置。
  2. 【請求項2】軸支板は、上記ギヤの上部端面を覆うこと
    ができる大きさであることを特徴とする請求項1記載の
    ギヤ軸支装置。
JP1988117856U 1988-09-09 1988-09-09 ギヤ軸支装置 Expired - Lifetime JPH062059Y2 (ja)

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JP1988117856U JPH062059Y2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 ギヤ軸支装置

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JP1988117856U JPH062059Y2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 ギヤ軸支装置

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Publication Number Publication Date
JPH0240145U JPH0240145U (ja) 1990-03-19
JPH062059Y2 true JPH062059Y2 (ja) 1994-01-19

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ID=31361684

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JPH089475Y2 (ja) * 1990-10-17 1996-03-21 ティアツク株式会社 ウォームギヤ機構
JPH06240732A (ja) * 1993-02-19 1994-08-30 Inax Corp 水洗便器

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JPH0240145U (ja) 1990-03-19

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