JPH06205822A - 芳香剤及び香りの調節法 - Google Patents

芳香剤及び香りの調節法

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JPH06205822A
JPH06205822A JP3039326A JP3932691A JPH06205822A JP H06205822 A JPH06205822 A JP H06205822A JP 3039326 A JP3039326 A JP 3039326A JP 3932691 A JP3932691 A JP 3932691A JP H06205822 A JPH06205822 A JP H06205822A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 香料の放出を簡単に調節できる芳香剤及び香
りの調節法を開発する。 【構成】 溶液状態においてpHに依存して溶解性が変
化する素材で被覆された香料を含有する溶液の液性をp
H調節物で変化させて、香料の放出量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アロマテラピー(芳香
療法)などに有効に利用できる芳香剤及び香りの調節法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
過密かつ複雑化した現代社会において、ストレスの付加
による人体への悪影響が取りざたされている。このよう
な状況下、生活空間を快適にするアメニティ対策に関す
る研究やその関連物質の開発、更には悪臭公害対策に至
るまで、様々な研究が行われるようになってきた。特
に、香りは人間の生理や心理に大きく影響を与えるもの
で、ハーブ、ポプリ、フィトンチッド(森林浴)等の効
果を利用したアロマテラピー(芳香療法)は、ストレス
等の精神医学を中心に香料学、化学等の種々の分野で研
究が盛んになってきている。
【0003】そこで、アロマテラピー等に利用できる香
料製品の開発が進んでいるが、香りは放散の調節が難し
く、このため、香りの放散の微妙な調節が課題となって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、溶液状態に
おけるpHに依存して溶解性が変化し得る素材で香料を
被覆し、その溶液のpHを変化させた場合、被覆素材の
溶解性が変わり、香料の放出量が容易に調節されて、香
りの微妙な調節が可能になること、しかもこの場合、香
料、被覆素材の種類や使用量、pH調節物の添加速度を
変えることで、香りの放出度合いを種々に変えたり、経
時で異なる香りを与えることも可能となり、かかる香り
の調節法は、アロマテラピー等に有効に利用できること
を知見し、本発明をなすに至った。
【0005】従って、本発明は、溶液状態においてpH
に依存して溶解性が変化する素材で被覆された香料と、
pH調節物とを含有してなることを特徴とする芳香剤、
及び溶液状態においてpHに依存して溶解性が変化する
素材で被覆された香料を含有する溶液の液性をpH調節
物で変化させて、香料の放出量を調節することを特徴と
する香りの調節法を提供する。
【0006】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の芳香剤に使用する香料としては、芳香を出す任意の
香料を用いることができ、例えば天然の動植物を供給源
とし、それらに含まれる有香成分を水蒸気蒸留,抽出等
の物理化学的処理により取り出した天然香料、石炭,石
油,天然ガス,油脂等の資源から誘導された化学物質
や、天然香料,単離香料などに酸化,還元,縮合,加水
分解,置換,付加,転移等の任意の化学反応を与えて製
造される香料などが挙げられる。このような香料として
具体的には、じゃ香,霊猫香,海猫香,龍涎香等の動物
性香料、ビャクダン油,ネロリ油,ベンガモット油,レ
モン油,ラベンダー油,ヒリップ油,セージ油,ローズ
マリー油,ペパーミント油,ユーカリ油,ベルベナ油,
シトロネラ油,カヤブテ油,サルビア油,クローブ油,
ベージル油,カモミル油,サンダルウッド油,コスタス
油,ラブダナム油,ブローム抽出液,カロット種抽出
液,ジャスミン抽出液,ミモサ抽出液,ナルシサス抽出
液,オリバニューム抽出液,ローズ抽出液等の植物性香
料、アセトフェノン、ジメチルインダン誘導体,ナフタ
レン誘導体,アリルカプレート,α−アミルシンナミッ
クアルデヒド,アネソール,アニスアルデヒド,ベンジ
ルアセテート,ベンジルアルコール,ベンジルプロピイ
オネート,ボルネオール,ブチルアセテート,ブチルブ
チレート,カンフル,カルボーネ,シンナミルアセテー
ト,シンナミルアルコール,シトラルシトロネロール,
クミンアルデヒド,シクラメルアルデヒド,シクロペン
タンデカノライド,デカノール,エチルブチレート,エ
チルカプレート,エチルシンナメート,エチルバニリ
ン,エチルブラッシレート,オイゲノール,ゲラニオー
ル,ヘキセノール,α−ヘキシルシンナミックアルデヒ
ド,ヒドロキシシトロネラール,インドール,イソアミ
ルアセテート,イソアミルイソバレレート,イソオイゲ
ノール,リナロール,リナリルアセテート,p−メチル
アセトフェノン,メチルアンスラニレート,メチルジヒ
ドロジャスモネート,メチルオイゲノール,メチル−β
−ナフトールケトン,メチルフェニルカルビニルアセテ
ート,ムスクケトール,ムスクキシロール,2,6−ノ
ナディノール,γ−ノナラクトン,フェニルアセトアル
デヒドジメチルアセテート,β−フェニルエチルアルコ
ール,3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール,γ
−ウンデカラクトン,ウンデセナール,バニリン等の化
学物質などが例示される。なお、これら香料は1種類を
単独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0007】更に、香料の配合量は芳香剤全体の0.0
1〜50%(重量%、以下同様)、特に0.1〜30%
とすることが好ましい。
【0008】次いで、上記香料を被覆する素材は、溶液
状態においてpHに依存して溶解性が変化するもので、
例えば中性又は中性付近では溶解しないが、液性を酸性
又はアルカリ性にすると溶解する素材等である。このよ
うな被覆素材として具体的には、アミノアルキルメタク
リレートコポリマー,メタアクリル酸コポリマー,ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート,ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート,
カルボキシメチルエチルセルロース,酢酸フタル酸セル
ロース等の腸溶性コーティング剤(アルカリ性で溶
解)、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート
等の胃溶性コーティング材(酸性で溶解)などが例示さ
れる。なお、上記被覆素材による香料の被覆は通常の方
法で行うことができる。
【0009】上記被覆素材の使用量は、0.5〜30
%、特に3〜15%とすることが好ましく、0.5%に
満たないと十分な膜厚を形成することができず、水に入
れるとすぐ崩壊する場合があり、30%を超えると香り
の放出が著しく遅れる場合がある。
【0010】また、本発明に使用するpH調節物は、前
記被覆素材の溶解性を変化させるためのものである。こ
のpH調節物には、任意の酸性調節物質又はアルカリ性
調節物質やこれらの混合物を使用することができ、例え
ば酸性調節物質としては塩酸,硫酸,ホウ酸,ケイ酸等
の鉱酸、ギ酸,クエン酸,トリクロロ酢酸,トリフルオ
ロ酢酸,安息香酸,フマール酸,酒石酸等の有機カルボ
ン酸、メタンスルホン酸,ベンゼンスルホン酸,p−ト
ルエンスルホン酸,メシチレンスルホン酸,ナフタレン
スルホン酸等のスルホン酸類などが挙げられる。また、
アルカリ性調節物質としては、ナトリウム,カリウム等
のアルカリ金属塩、カルシウム,マグネシウム等のアル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩等、例えば、塩化ナト
リウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸ナトリウム,ホウ
砂,硫酸ナトリウム,硫化カリウム,硫化ナトリウム,
セスキ炭酸ナトリウム,酸化カルシウム,硝酸カリウ
ム,硝酸ナトリウム,硝酸カルシウム,硫酸アルミニウ
ム,炭酸マグネシウム,チオ硫酸ナトリウム,ポリリン
酸ナトリウム,炭酸カルシウム,リン酸水素カルシウ
ム,臭化カリウム,塩化カルシウム,塩化アンモニウ
ム,硫酸鉄,重質炭酸マグネシウム,リン酸ナトリウ
ム,チオ硫酸ナトリウム等や、トリメチルアミン,トリ
エチルアミン,トリブチルアミン,ピリジン,N,N−
ジメチルアニリン,N−メチルピペリジン,N−メチル
モルホリン,ジエチルアミン,シクロヘキシルアミン,
プロカイン,ジベンジルアミン,N−ベンジル−β−フ
ェネチルアミン,1−エフェナミン,N,N’−ジベン
ジルエチレンジアミン等の含窒素有機化合物などを挙げ
ることができる。また、アルカリ性調節物質として炭酸
塩を上述した有機酸と共に使用すると、芳香剤を発泡状
として調製することも可能である。
【0011】このpH調節物の配合量は、香りの放出速
度、時間等に応じて適宜増減することができる。
【0012】本発明の芳香剤には、上記必須成分以外に
その他の成分として本発明の効果を妨げない範囲で任意
成分を配合することができる。任意成分としては、例え
ば糖類,界面活性剤,油脂類、高分子化合物等が挙げら
れる。また、溶媒を使用する場合は、水、エタノール等
のアルコール類などが好ましく使用される。
【0013】本発明の芳香剤は、上述した被覆素材で被
覆された香料及びpH調節物等を配合してなるもので、
使用時に各成分を溶液中で混合できる状態であれば、未
使用時には種々の形態に調製し、保存することができ
る。例えば全成分を混合して固形状の単一形態に調製し
たり、あるいは被覆素材で被覆された香料とpH調節物
とを別々に固形状にするか前者を固形状、後者を溶液状
にするなど両者を別々の2形態に調製することが可能で
ある。具体的には、本発明の芳香剤を単一形態に調製す
る場合は、常法に従い、丸剤、錠剤(発泡状も含む)、
カプセル剤等の任意の固形剤に製剤して用時溶解式の芳
香剤などに調製することができる。また、2形態に調製
する場合には、常法に従って被覆素材で被覆された香料
を丸剤、錠剤、カプセル剤等の任意の固形剤とし、pH
調節物を液剤として製剤し、使用時に必要に応じて溶媒
を添加し、両者を溶液中で混合させる用時混合式の芳香
剤などとして用いることができる。
【0014】上記芳香剤においては、香料を溶液状態に
おけるpHに依存して溶解性が変化し得る素材で被覆
し、この被覆素材で被覆された香料を含有する溶液の液
性をpH調節物で変化させることで、被覆された香料の
香りの放出を調節できるものである。
【0015】この場合、上記溶液にpH調節物を徐々に
添加して液性を次第に変化させると、香りの放出を微妙
に調節することが可能であり、例えばpH調節物の添加
をマイクロポンプ等の機械で制御したり、pH調節物を
除放性の素材、具体的にはエチルセルロース等でコーテ
ィングするなどの手段が好適に用いられる。
【0016】更に、上記芳香剤に複数の香料を使用する
と、経時で異なる香りを楽しむことができる。具体的に
は、所望のpHで上記被覆素材で被覆された香料から香
りが速やかに放出されて通常の速効性を示す香料と、香
りの放出が制御される香料とを併用し、溶液のpHを経
時的に変化させるなどの方法が例示される。
【0017】また、上記芳香剤に生理機能に影響を与え
る香料を使用し、上述のように香りの放出を調節して経
時的に相反する作用又は相乗的な作用を有する香りを放
出させることにより、心身症の治療、アロマテラピー療
法等に応用できる。例えば覚醒用香料−睡眠用香料,食
欲促進香料−食欲制御香料等を配合した芳香剤が挙げら
れ、これら芳香剤は生理機能を香りにより制御すること
も可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、機械等を使用しなくて
も液性を変化させるだけで香料の香りの放出性を調節で
き、コスト的に安価で、かつ、使用場所等を選ばないた
め応用範囲が広いという利点を有する。更に、pH調節
物の添加を徐々に行ったり、所望のpHで香りの放出性
の異なる複数の香料を使用すると、経時でそれぞれ香り
を微妙に調節したり、異なる香りを楽しむこともでき
る。従って、本発明の芳香剤及び香りの調節法は、アロ
マテラピー、生活環境の改善などに多大な貢献をなすも
のである。
【0019】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の例において部はいずれも重量
部である。
【0020】[実施例1] 〈発泡錠組成〉 重炭酸ナトリウム 48 部 クエン酸 40 硫酸ナトリウム 5 ポリエチレングリコール6000 1 d−リモネン 6乳糖 5 計 105部 〈腸溶性コーティング液組成〉 オイドラギットS100(レムファーム社) 100部 ポリエチレングリコール6000 10 タルク 30エタノール 1500 計 1640部 〈pH調整錠組成〉 ホウ砂 20部メチルセルロース 10 計 30部 上記発泡錠処方に従い、d−リモネン6部を重炭酸ナト
リウム48部に吸着させた後、クエン酸40部、硫酸ナ
トリウム5部、ポリエチレングリコール6000を1
部、無水乳糖5部を添加、混合した。この混合物を打錠
機にて2.5t/cm2の打錠圧で打錠し、直径10m
m、500mg/錠の錠剤を得た。得られた錠剤の片面
を残し、他面をシリコーンゴムで被覆した後、残りの面
を上記処方の腸溶性コーティング液を使用してオイドラ
ギットでコーティングし、図1に示す放出遅延型発泡錠
を得た。なお、図中1は錠剤、2はシリコーンゴム層、
3はオイドラギット層である。
【0021】また、上記処方に従いホウ砂20部、メチ
ルセルロース10部を混合打錠し、直径10mm、30
0mg/錠のpH調整錠を得た。
【0022】次いで、得られた放出遅延型発泡錠とpH
調整錠を図2に示す放出実験装置を用いてスプリット−
トラップ法により評価した。この場合、放出性評価は2
5℃の条件で行い、図2の放出実験装置は、エアーポン
プ4からのエアー流量を流量計5により10cm3/m
inに調整し、このエアーをエアー流入管6を通して試
験容器7(表面積63.6cm2)内にいれた25ミリ
リットルの試料溶液8中に流入させ、更に、この試料溶
液から放出されたベンジルアセテートをエアー流出管9
を通し、抽出液としてアセトンが入った抽出容器10内
へ流出させ、気相中へ放出させるものである。この評価
の結果、図3に示すように放出遅延型発泡錠から遅延型
のd−リモネンの放出パターンが得られた。なお、気相
中へ放出されたd−リモネンはガスクロマトグラフィー
(GC)で下記条件により定量した。 〈GC分析条件〉 カラム: HiCap CBP1−S25−050(島
津製作所社製) 検出器: 水素炎イオン化検出器(島津製作所社製) 昇温速度: 4℃/min カラム温度: 70〜220℃ 流速: N2,a2kg/cm2 Direct Injection
【0023】[実施例2] 上記発泡錠Aの処方に従い、d−リモネン6部を重炭酸
ナトリウム48部に吸着させた後、クエン酸40部、硫
酸ナトリウム5部、プロピレングリコール1部、無水乳
糖15部を添加、混合した。混合物を打錠機にて2.5
t/cm2の打錠圧で打錠し、直径10mm、500m
g/錠の錠剤を得た。更に、実施例1と同様に腸溶性コ
ーティング液及びシリコーンゴムで被覆し、放出遅延型
発泡錠Aを得た。
【0024】更に、上記発泡錠Bの処方に従い、上記発
泡錠Aと同様に操作して打錠し、500mg/錠の発泡
錠Bを得た。なお、発泡錠Bは腸溶性コーティングは施
さなかった。
【0025】また、上記処方に従いホウ砂10部、メチ
ルセルロース10部を混合打錠し、直径10mm、30
0mg/錠のpH調整錠を得た。
【0026】得られた放出遅延型発泡錠A、発泡錠B及
びpH調整錠を図2の放出実験装置に投入して評価し
た。その結果、図4に示すようなベンジルアセテートの
速放とd−リモネンの遅延放出のパターンを得た。
【0027】[実施例3]実施例1と同様の発泡錠を打
錠した後、ハイコーター(フロイント社製)を使用して
実施例1と同様の腸溶性コーティング液をスプレーコー
ティングし、582mg/錠の腸溶性コーティング錠を
得た。
【0028】上記実施例及び比較例の結果から、本発明
により芳香成分を含む発泡錠からの芳香成分の放出を遅
延化することが可能であり、また、使用する被覆素材の
高分子化合物の種類やコーティング量、pH調整錠の処
方や組成比を変えることで遅延時間や放出速度をコント
ロールすることが可能であることが認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】放出遅延型発泡錠の断面図である。
【図2】香料放出実験装置の説明図である。
【図3】実施例1の放出遅延型発泡錠からのd−リモネ
ンのpH変化に伴う放出挙動を示すグラフである。
【図4】実施例2の放出遅延型発泡錠Aからのd−リモ
ネン及び発泡錠BからのpH変化に伴うベンジルアセテ
ートの放出挙動を示すグラフである。
【符号の説明】
1 発泡錠 2 シリコーンゴム層 3 腸溶性コーティング層(オイドラギッド層) 4 エアーポンプ 5 流量計 6 エアー流入管 7 試験容器 8 試料溶液 9 エアー流出管 10 抽出容器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液状態においてpHに依存して溶解性
    が変化する素材で被覆された香料と、pH調節物とを含
    有してなることを特徴とする芳香剤。
  2. 【請求項2】 溶解状態においてpHに依存して溶解性
    が変化する素材で被覆された香料を含有する溶液の液性
    をpH調節物で変化させて、香料の放出量を調節するこ
    とを特徴とする香りの調節法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536255A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 フィズ, インコーポレイテッド 吸入療法のための組成物および使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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