JPH06205818A - 血液バッグ放射線照射装置 - Google Patents
血液バッグ放射線照射装置Info
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- JPH06205818A JPH06205818A JP5001712A JP171293A JPH06205818A JP H06205818 A JPH06205818 A JP H06205818A JP 5001712 A JP5001712 A JP 5001712A JP 171293 A JP171293 A JP 171293A JP H06205818 A JPH06205818 A JP H06205818A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 GVHD(移植片対宿主病)発症予防のため
の血液バッグの放射線照射処理の効率の大幅な向上を図
る。 【構成】 各々血液バッグ14が1又は複数載置された
複数のトレイ15を放射線照射毎に順次放射線照射位置
に送り込んで、血液バッグをトレイ単位で連続して放射
線照射させる血液バッグ連続放射線照射用搬送機構12
…を設ける。
の血液バッグの放射線照射処理の効率の大幅な向上を図
る。 【構成】 各々血液バッグ14が1又は複数載置された
複数のトレイ15を放射線照射毎に順次放射線照射位置
に送り込んで、血液バッグをトレイ単位で連続して放射
線照射させる血液バッグ連続放射線照射用搬送機構12
…を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液バッグを連続して
大量に放射線照射処理可能とした血液バッグ放射線照射
装置に関するものである。
大量に放射線照射処理可能とした血液バッグ放射線照射
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、輸血によるGVHD(Graft Vers
us Host Disease:移植片対宿主病)の発症が問題とな
っている。この予防には、輸血前の血液(血液成分(赤
血球,血小板など)毎に分離し、血液保存袋に封入した
血液製剤を含む。本明細書において同じ。)に適宜線量
のX線、γ線、電子線などの放射線、例えば15〜50
グレイ(1500〜5000ラド)のX線を照射するこ
とが有効であるとされ、現在普及しつつある。なお、一
部の血液製剤(血小板など)には紫外線の照射も有効と
されており、本明細書において放射線というときはこれ
を含むものとする。 ところでこのような血液への放射
線照射は、通常、血液をその保存用の袋(これを輸血用
血液保存袋という。血液製剤保存袋を含む。本明細書に
おいて同じ。)に入れた状態で血液バッグ放射線照射装
置を用いて行われる。照射される放射線としては、一般
にX線が用いられる。
us Host Disease:移植片対宿主病)の発症が問題とな
っている。この予防には、輸血前の血液(血液成分(赤
血球,血小板など)毎に分離し、血液保存袋に封入した
血液製剤を含む。本明細書において同じ。)に適宜線量
のX線、γ線、電子線などの放射線、例えば15〜50
グレイ(1500〜5000ラド)のX線を照射するこ
とが有効であるとされ、現在普及しつつある。なお、一
部の血液製剤(血小板など)には紫外線の照射も有効と
されており、本明細書において放射線というときはこれ
を含むものとする。 ところでこのような血液への放射
線照射は、通常、血液をその保存用の袋(これを輸血用
血液保存袋という。血液製剤保存袋を含む。本明細書に
おいて同じ。)に入れた状態で血液バッグ放射線照射装
置を用いて行われる。照射される放射線としては、一般
にX線が用いられる。
【0003】従来のこの種のX線照射装置は、図9,図
10に示すように、装置筐体91内の上部又は上,下
部、ここでは上,下部にX線管装置92,93を配置す
ると共に、X線照射野中央部に血液バッグ(輸血用血液
注入済みの輸血用血液保存袋をいう。本明細書において
同じ。)を置くテーブル94を配置し、ここにX線を照
射するように構成されている。
10に示すように、装置筐体91内の上部又は上,下
部、ここでは上,下部にX線管装置92,93を配置す
ると共に、X線照射野中央部に血液バッグ(輸血用血液
注入済みの輸血用血液保存袋をいう。本明細書において
同じ。)を置くテーブル94を配置し、ここにX線を照
射するように構成されている。
【0004】この場合、装置筐体91全体はX線遮蔽構
造で、外部へのX線漏洩を防いでいる。また、前記テー
ブル94は血液バッグを出し入れするために装置筐体9
1前面にスライドして引き出せる構造である。
造で、外部へのX線漏洩を防いでいる。また、前記テー
ブル94は血液バッグを出し入れするために装置筐体9
1前面にスライドして引き出せる構造である。
【0005】なお、図9,図10において、95は線量
計、96は操作盤、97は動作表示灯である。
計、96は操作盤、97は動作表示灯である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、大
量の血液バッグをX線照射処理する場合、1回のX線照
射毎に作業者が照射済み血液バッグを装置から取り出
し、未照射の血液バッグを装置に入れるという作業を繰
り返さなければならず、処理効率が著しく劣るという問
題点があった。
量の血液バッグをX線照射処理する場合、1回のX線照
射毎に作業者が照射済み血液バッグを装置から取り出
し、未照射の血液バッグを装置に入れるという作業を繰
り返さなければならず、処理効率が著しく劣るという問
題点があった。
【0007】本発明の目的は、血液バッグを連続して大
量に放射線照射処理可能で、処理効率が著しく向上する
血液バッグ放射線照射装置を提供することにある。
量に放射線照射処理可能で、処理効率が著しく向上する
血液バッグ放射線照射装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、血液バッグ
に放射線を照射する血液バッグ放射線照射装置におい
て、各々前記血液バッグが1又は複数載置された複数の
トレイを放射線照射毎に順次放射線照射位置に送り込ん
で、血液バッグをトレイ単位で連続して放射線照射させ
る血液バッグ連続放射線照射用搬送機構を設けることに
より達成される。
に放射線を照射する血液バッグ放射線照射装置におい
て、各々前記血液バッグが1又は複数載置された複数の
トレイを放射線照射毎に順次放射線照射位置に送り込ん
で、血液バッグをトレイ単位で連続して放射線照射させ
る血液バッグ連続放射線照射用搬送機構を設けることに
より達成される。
【0009】
【作用】血液バッグ連続放射線照射用搬送機構は、各々
血液バッグが1又は複数載置された複数のトレイを放射
線照射毎に順次放射線照射位置に送り込み、血液バッグ
をトレイ単位で連続して放射線照射する。これにより、
人手を介することなく連続して大量の血液バッグの放射
線照射処理ができ、処理効率を著しく向上させる。
血液バッグが1又は複数載置された複数のトレイを放射
線照射毎に順次放射線照射位置に送り込み、血液バッグ
をトレイ単位で連続して放射線照射する。これにより、
人手を介することなく連続して大量の血液バッグの放射
線照射処理ができ、処理効率を著しく向上させる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、本発明装置の概略を図1〜図6を参照しつ
つ説明する。
する。まず、本発明装置の概略を図1〜図6を参照しつ
つ説明する。
【0011】図1は本発明による血液バッグ放射線照射
装置の一実施例を放射線照射装置本体、ここではX線照
射装置本体の正面側から示す図、図2は図1の平面図、
図3は図1中の血液バッグ連続放射線(ここではX線)
照射用搬送機構本体のみをその正面側(図1の右側面)
から示す図である。
装置の一実施例を放射線照射装置本体、ここではX線照
射装置本体の正面側から示す図、図2は図1の平面図、
図3は図1中の血液バッグ連続放射線(ここではX線)
照射用搬送機構本体のみをその正面側(図1の右側面)
から示す図である。
【0012】また、図4は400mlの血液バッグを7
個載置したトレイの一例を示す平面図である。図5,図
6は各々前記X線照射用搬送機構本体のトレイ搬送部を
取り出して示す斜視図で、図5は休止状態を、図6は搬
送時の状態を、各々示す。
個載置したトレイの一例を示す平面図である。図5,図
6は各々前記X線照射用搬送機構本体のトレイ搬送部を
取り出して示す斜視図で、図5は休止状態を、図6は搬
送時の状態を、各々示す。
【0013】これらの図において、11はX線照射装置
本体(以下、照射装置本体という)、12は血液バッグ
連続X線照射用搬送機構本体(以下、搬送機構本体とい
う)である。
本体(以下、照射装置本体という)、12は血液バッグ
連続X線照射用搬送機構本体(以下、搬送機構本体とい
う)である。
【0014】照射装置本体11は、X線遮蔽構造の筐体
13内の上部又は上,下部にX線管装置(図示せず)が
配置されると共に、X線照射野中央部に血液バッグ14
が載置されたトレイ15を位置させるテーブル16を備
え、ここにX線を照射するように構成されている。
13内の上部又は上,下部にX線管装置(図示せず)が
配置されると共に、X線照射野中央部に血液バッグ14
が載置されたトレイ15を位置させるテーブル16を備
え、ここにX線を照射するように構成されている。
【0015】搬送機構本体12は、照射装置本体11に
あるトレイ搬出,入機構(図示せず)とで、血液バッグ
連続X線照射用搬送機構を構成している。
あるトレイ搬出,入機構(図示せず)とで、血液バッグ
連続X線照射用搬送機構を構成している。
【0016】17(171〜1710)は搬送機構本体
12の棚で、各棚171〜1710には各々400ml
の血液バッグ14が7個載置されたトレイ15が置かれ
ている。
12の棚で、各棚171〜1710には各々400ml
の血液バッグ14が7個載置されたトレイ15が置かれ
ている。
【0017】18はマットスイッチで、照射装置本体1
1、搬送機構本体12の動作範囲に相当する床面19の
領域(図2中、斜線を付した領域)に敷設し、作業者が
その範囲に立ち入っているときは、照射装置本体11、
搬送機構本体12が動作しないようにインターロックを
かけるものである。
1、搬送機構本体12の動作範囲に相当する床面19の
領域(図2中、斜線を付した領域)に敷設し、作業者が
その範囲に立ち入っているときは、照射装置本体11、
搬送機構本体12が動作しないようにインターロックを
かけるものである。
【0018】20は安全扉で、照射装置本体11、搬送
機構本体12の動作範囲に作業者が入れないようにする
もので、この安全扉20が開けられたときは照射装置本
体11、搬送機構本体12が動作しないようにインター
ロックがかけられている。
機構本体12の動作範囲に作業者が入れないようにする
もので、この安全扉20が開けられたときは照射装置本
体11、搬送機構本体12が動作しないようにインター
ロックがかけられている。
【0019】21は、搬送機構本体12及び照射装置本
体11間においてトレイ15を搬送するトレイ搬送部
で、図5,図6に示すように、上下動レール22(22
a〜22c)を備え、このレール22に付設されたブロ
ック23に受台支持部24が取り付けられ、この受台支
持部24が上下動(矢印イ参照)をする。受台支持部2
4(24a,24b)には、スライドレール25(25
a,25b)を介してトレイ15を載せる受台26が取
り付けられている。
体11間においてトレイ15を搬送するトレイ搬送部
で、図5,図6に示すように、上下動レール22(22
a〜22c)を備え、このレール22に付設されたブロ
ック23に受台支持部24が取り付けられ、この受台支
持部24が上下動(矢印イ参照)をする。受台支持部2
4(24a,24b)には、スライドレール25(25
a,25b)を介してトレイ15を載せる受台26が取
り付けられている。
【0020】この受台26の下部にはラック27が取り
付けられ、受台支持部24に取り付けられた受台駆動モ
ータ28とこの受台駆動モータ28に取り付けられた歯
車29により受台26を矢印ロ方向に駆動させる。すな
わち受台駆動モータ28は、受台26を前後させ、トレ
イ15を、テーブル16位置に搬送したり搬送機構本体
12の棚17に戻したりするものである。
付けられ、受台支持部24に取り付けられた受台駆動モ
ータ28とこの受台駆動モータ28に取り付けられた歯
車29により受台26を矢印ロ方向に駆動させる。すな
わち受台駆動モータ28は、受台26を前後させ、トレ
イ15を、テーブル16位置に搬送したり搬送機構本体
12の棚17に戻したりするものである。
【0021】上述構成の本発明装置は、次のように動作
する。 a)照射装置本体11の電源をONし、血液バッグ14
の概略の厚さに対応する盤面スイッチ(図示せず)を選
択する。 b)照射線量値を上記盤面スイッチで選択する。 c)1個のトレイ15に400mlの血液バッグ14を
7個置き(図4参照)、搬送機構本体12の棚17にセ
ットする。棚17は10段(171〜1710)ある。
する。 a)照射装置本体11の電源をONし、血液バッグ14
の概略の厚さに対応する盤面スイッチ(図示せず)を選
択する。 b)照射線量値を上記盤面スイッチで選択する。 c)1個のトレイ15に400mlの血液バッグ14を
7個置き(図4参照)、搬送機構本体12の棚17にセ
ットする。棚17は10段(171〜1710)ある。
【0022】d)安全扉20を引き出し、開始スイッチ
(図示せず)を押す。 e)照射装置本体11のテーブル16が搬出される。 f)トレイ搬送部21が搬送機構本体12の最上段の棚
171にセットされたトレイ15を載せ、照射装置本体
11のテーブル16上に移動後、下降する。
(図示せず)を押す。 e)照射装置本体11のテーブル16が搬出される。 f)トレイ搬送部21が搬送機構本体12の最上段の棚
171にセットされたトレイ15を載せ、照射装置本体
11のテーブル16上に移動後、下降する。
【0023】g)トレイ15をテーブル16の上にセッ
トすると、トレイ搬送部21は退避する。 h)トレイ15が照射装置本体11に搬入され、X線が
照射される。 i)照射線量値に到達すると、X線が停止し、トレイ1
5が照射装置本体11より搬出される。
トすると、トレイ搬送部21は退避する。 h)トレイ15が照射装置本体11に搬入され、X線が
照射される。 i)照射線量値に到達すると、X線が停止し、トレイ1
5が照射装置本体11より搬出される。
【0024】j)トレイ搬送部21が照射装置本体11
のテーブル16上に移動し、トレイ15を載せて上昇
後、搬送機構本体12の最上段の棚171にトレイ15
を収納する。 k)トレイ搬送部21が1段下がり、棚172にセット
されたトレイ15を載せ、照射装置本体11のテーブル
16上に移動後、下降する。上記g)〜k)を5回繰り
返す。
のテーブル16上に移動し、トレイ15を載せて上昇
後、搬送機構本体12の最上段の棚171にトレイ15
を収納する。 k)トレイ搬送部21が1段下がり、棚172にセット
されたトレイ15を載せ、照射装置本体11のテーブル
16上に移動後、下降する。上記g)〜k)を5回繰り
返す。
【0025】照射装置本体11のテーブル16より下に
セットされたトレイ15の場合は、以下のように動作す
る。 l)照射装置本体11のテーブル16が搬入する。 m)トレイ搬送部21が棚177にセットされたトレイ
15を載せ、照射装置本体11のテーブル16上に移動
後、上昇する。 n)照射装置本体11のテーブル16が搬出され、トレ
イ搬送部21が下降する。
セットされたトレイ15の場合は、以下のように動作す
る。 l)照射装置本体11のテーブル16が搬入する。 m)トレイ搬送部21が棚177にセットされたトレイ
15を載せ、照射装置本体11のテーブル16上に移動
後、上昇する。 n)照射装置本体11のテーブル16が搬出され、トレ
イ搬送部21が下降する。
【0026】p)トレイ15をテーブル16の上にセッ
トすると、トレイ搬送部21は退避する。 q)トレイ15が照射装置本体11に搬入され、X線が
照射される。 r)照射線量値に到達すると、X線が停止し、トレイ1
5が照射装置本体11より搬出される。
トすると、トレイ搬送部21は退避する。 q)トレイ15が照射装置本体11に搬入され、X線が
照射される。 r)照射線量値に到達すると、X線が停止し、トレイ1
5が照射装置本体11より搬出される。
【0027】s)トレイ搬送部21が照射装置本体11
のテーブル16上に移動し、トレイ15を載せて上昇す
る。 t)照射装置本体11のテーブル16が搬入する。 u)トレイ搬送部21が下降し、棚177にトレイ15
を収納する。
のテーブル16上に移動し、トレイ15を載せて上昇す
る。 t)照射装置本体11のテーブル16が搬入する。 u)トレイ搬送部21が下降し、棚177にトレイ15
を収納する。
【0028】v)トレイ搬送部21が1段下がり、棚1
78にセットされたトレイ15を載せ、照射装置本体1
1のテーブル16上に移動後、上昇する。上記m)〜
v)を3回繰り返す。
78にセットされたトレイ15を載せ、照射装置本体1
1のテーブル16上に移動後、上昇する。上記m)〜
v)を3回繰り返す。
【0029】w)10個のトレイ15(7×10個の血
液バッグ14)のX線照射が完了すると、トレイ搬送部
21が最上段に移動し、照射完了表示灯が点灯する。 x)照射装置本体11の電源をOFFし、安全扉20を
収納する。 y)作業者は、トレイ15(X線照射済みの血液バッグ
14)を棚17(171〜1710)より取り出す。
液バッグ14)のX線照射が完了すると、トレイ搬送部
21が最上段に移動し、照射完了表示灯が点灯する。 x)照射装置本体11の電源をOFFし、安全扉20を
収納する。 y)作業者は、トレイ15(X線照射済みの血液バッグ
14)を棚17(171〜1710)より取り出す。
【0030】なお本実施例では、搬送機構本体12は構
造的にアタッチメントとして構成されており、照射装置
本体11のみの単独使用も可能になされている。また、
線量計、操作盤、動作表示灯など、図示省略されている
が、従来装置と同様に備えられている。
造的にアタッチメントとして構成されており、照射装置
本体11のみの単独使用も可能になされている。また、
線量計、操作盤、動作表示灯など、図示省略されている
が、従来装置と同様に備えられている。
【0031】次に、本発明装置の具体例を図7及び図8
を併用して説明する。図7は本発明装置の具体例を示す
ブロック図、図8は同上装置の動作説明のためのタイム
チャートである。
を併用して説明する。図7は本発明装置の具体例を示す
ブロック図、図8は同上装置の動作説明のためのタイム
チャートである。
【0032】これらの図において、70は照射装置本体
11のテーブル16の制御部(テーブル制御部)、71
は搬送機構本体12の制御部(搬送機構本体制御部)で
ある。
11のテーブル16の制御部(テーブル制御部)、71
は搬送機構本体12の制御部(搬送機構本体制御部)で
ある。
【0033】また、72はテーブル搬入位置検出器で、
照射装置本体11のテーブル16が照射装置本体11内
に搬入されたことを検出し、X線を照射可能とする。7
3はテーブル搬出位置検出器で、照射装置本体11のテ
ーブル16が照射装置本体11外に搬出されたことを検
出し、トレイ搬送部21の受台26を動作可能とする。
74は安全扉20の開閉状態を検出する安全扉検出器、
75は照射装置本体11のテーブル16を駆動させるテ
ーブル駆動モータである。
照射装置本体11のテーブル16が照射装置本体11内
に搬入されたことを検出し、X線を照射可能とする。7
3はテーブル搬出位置検出器で、照射装置本体11のテ
ーブル16が照射装置本体11外に搬出されたことを検
出し、トレイ搬送部21の受台26を動作可能とする。
74は安全扉20の開閉状態を検出する安全扉検出器、
75は照射装置本体11のテーブル16を駆動させるテ
ーブル駆動モータである。
【0034】76は受台26(トレイ15)が照射装置
本体11のテーブル16位置になったことを検出する受
台前進位置検出器、77は受台26がトレイ15を棚1
7に戻したときの位置を検出する受台後退位置検出器で
ある。78は受台退避位置検出器で、受台26がトレイ
15をテーブル16に置いてテーブル16が照射装置本
体11に搬入されるときに、受台26とぶつからない位
置に受台26が退避したことを検出する。
本体11のテーブル16位置になったことを検出する受
台前進位置検出器、77は受台26がトレイ15を棚1
7に戻したときの位置を検出する受台後退位置検出器で
ある。78は受台退避位置検出器で、受台26がトレイ
15をテーブル16に置いてテーブル16が照射装置本
体11に搬入されるときに、受台26とぶつからない位
置に受台26が退避したことを検出する。
【0035】79(791〜7910)は受台26がト
レイ15を搬送するためにセットされた棚17の上下位
置を検出する棚位置検出器である。80は持上げ位置検
出器で、受台26がテーブル16より下にセットされた
トレイ15を搬送する時に、受台26に載せられたトレ
イ15が照射装置本体11のテーブル16搬出時に、テ
ーブル16とぶつからない位置で待機していることを検
出する。
レイ15を搬送するためにセットされた棚17の上下位
置を検出する棚位置検出器である。80は持上げ位置検
出器で、受台26がテーブル16より下にセットされた
トレイ15を搬送する時に、受台26に載せられたトレ
イ15が照射装置本体11のテーブル16搬出時に、テ
ーブル16とぶつからない位置で待機していることを検
出する。
【0036】81は照射装置本体11のテーブル16に
トレイ15を置いたことを検出するテーブル位置検出
器、82は各棚17に置かれたトレイ15を受台26が
搬送できるように受台26(受台支持部24)を上下さ
せる受台支持部上下動モータである。
トレイ15を置いたことを検出するテーブル位置検出
器、82は各棚17に置かれたトレイ15を受台26が
搬送できるように受台26(受台支持部24)を上下さ
せる受台支持部上下動モータである。
【0037】なお、83はX線制御部、84は高電圧発
生装置、85は上方からのX線照射用のX線管装置、8
6は下方からのX線照射用のX線管装置で、従来装置で
用いられているものと同様である。その他、図7,図8
において、図1〜図6と同一又は相当部分には同一符号
を付した。
生装置、85は上方からのX線照射用のX線管装置、8
6は下方からのX線照射用のX線管装置で、従来装置で
用いられているものと同様である。その他、図7,図8
において、図1〜図6と同一又は相当部分には同一符号
を付した。
【0038】上述例による本発明装置は、次のように動
作する。 1)開始スイッチ(図示せず)を押すと、テーブル駆動
モータ75が動作し、照射装置本体11のテーブル16
が照射装置本体11外に搬出される。 2)テーブル搬出位置検出器73がテーブル16の搬出
を検出すると、テーブル駆動モータ75の動作を停止さ
せる。
作する。 1)開始スイッチ(図示せず)を押すと、テーブル駆動
モータ75が動作し、照射装置本体11のテーブル16
が照射装置本体11外に搬出される。 2)テーブル搬出位置検出器73がテーブル16の搬出
を検出すると、テーブル駆動モータ75の動作を停止さ
せる。
【0039】3)受台駆動モータ28が駆動し、トレイ
15を載せた受台16を前進させる。 4)受台16が照射装置本体11のテーブル16の真上
にくると、受台前進位置検出器76が動作し、受台駆動
モータ28を停止させる。 5)受台支持部上下動モータ82が動作し、受台支持部
24,トレイ15を載せた受台16を下降させる。 6)トレイ15がテーブル16に置かれる高さに受台2
6がくると、テーブル位置検出器81が動作し、受台支
持部上下動モータ82を停止させる。
15を載せた受台16を前進させる。 4)受台16が照射装置本体11のテーブル16の真上
にくると、受台前進位置検出器76が動作し、受台駆動
モータ28を停止させる。 5)受台支持部上下動モータ82が動作し、受台支持部
24,トレイ15を載せた受台16を下降させる。 6)トレイ15がテーブル16に置かれる高さに受台2
6がくると、テーブル位置検出器81が動作し、受台支
持部上下動モータ82を停止させる。
【0040】7)受台駆動モータ28が動作し、受台2
6が後退し、テーブル16にトレイ15が置かれる。 8)受台26が退避位置にくると、受台退避位置検出器
78が動作し、受台駆動モータ28を停止させる。 9)テーブル駆動モータ75が動作し、照射装置本体1
1のテーブル16を照射装置本体11内に搬入する。
6が後退し、テーブル16にトレイ15が置かれる。 8)受台26が退避位置にくると、受台退避位置検出器
78が動作し、受台駆動モータ28を停止させる。 9)テーブル駆動モータ75が動作し、照射装置本体1
1のテーブル16を照射装置本体11内に搬入する。
【0041】10)テーブル搬入位置検出器72が動作
すると、テーブル駆動モータ75を停止させ、X線を照
射する。X線照射が終了すると、テーブル駆動モータ7
5が動作し、照射装置本体11のテーブル16が照射装
置本体11の外に搬出される。 11)テーブル搬出位置検出器73が動作すると、テー
ブル駆動モータ75を停止させる。
すると、テーブル駆動モータ75を停止させ、X線を照
射する。X線照射が終了すると、テーブル駆動モータ7
5が動作し、照射装置本体11のテーブル16が照射装
置本体11の外に搬出される。 11)テーブル搬出位置検出器73が動作すると、テー
ブル駆動モータ75を停止させる。
【0042】12)受台駆動モータ28が動作し、受台
26がテーブル16上にあるトレイ15を取るために前
進する。 13)テーブル16上にあるトレイ15の位置に受台2
6がくると、受台前進位置検出器76が動作し、受台駆
動モータ28を停止させる。 14)受台支持部上下動モータ82が動作し、受台支持
部24、トレイ15を載せた受台26を上昇させる。
26がテーブル16上にあるトレイ15を取るために前
進する。 13)テーブル16上にあるトレイ15の位置に受台2
6がくると、受台前進位置検出器76が動作し、受台駆
動モータ28を停止させる。 14)受台支持部上下動モータ82が動作し、受台支持
部24、トレイ15を載せた受台26を上昇させる。
【0043】15)受台支持部24が棚17の位置にく
ると、棚位置検出器10が動作し、受台支持部上下動モ
ータ82を停止させる。 16)受台駆動モータ28が動作し、トレイ15を載せ
た受台26を後退させる。 17)トレイ15が棚17に載る位置に受台26がくる
と、受台後退位置検出器77が動作し、受台駆動モータ
28を停止させる。
ると、棚位置検出器10が動作し、受台支持部上下動モ
ータ82を停止させる。 16)受台駆動モータ28が動作し、トレイ15を載せ
た受台26を後退させる。 17)トレイ15が棚17に載る位置に受台26がくる
と、受台後退位置検出器77が動作し、受台駆動モータ
28を停止させる。
【0044】以下、棚17位置に応じて同様の動作を繰
り返し、全て(10個)のトレイ15(7×10個の血
液バッグ14)のX線照射が行われる。
り返し、全て(10個)のトレイ15(7×10個の血
液バッグ14)のX線照射が行われる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々血液バッグが1又は複数載置された複数のトレイを放
射線照射毎に順次放射線照射位置に送り込むことによ
り、血液バッグをトレイ単位で連続して放射線照射させ
る血液バッグ連続放射線照射用搬送機構を設けたので、
血液バッグを連続して大量に放射線照射処理でき、処理
効率を著しく向上させることができるという効果があ
る。
々血液バッグが1又は複数載置された複数のトレイを放
射線照射毎に順次放射線照射位置に送り込むことによ
り、血液バッグをトレイ単位で連続して放射線照射させ
る血液バッグ連続放射線照射用搬送機構を設けたので、
血液バッグを連続して大量に放射線照射処理でき、処理
効率を著しく向上させることができるという効果があ
る。
【図1】本発明装置の一実施例をX線照射装置本体の正
面側から示す図である。
面側から示す図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1中の血液バッグ連続X線照射用搬送機構本
体をその正面側から示す図である。
体をその正面側から示す図である。
【図4】血液バッグを7個載置したトレイの一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図5】X線照射用搬送機構本体のトレイ搬送部を取り
出して示す斜視図である。
出して示す斜視図である。
【図6】X線照射用搬送機構本体のトレイ搬送部を取り
出して示す斜視図である。
出して示す斜視図である。
【図7】本発明装置の具体例を示すブロック図である。
【図8】同上装置の動作説明のためのタイムチャートで
ある。
ある。
【図9】従来装置を示す正面図である。
【図10】同じく側面図である。
11 X線照射装置本体(照射装置本体) 12 血液バッグ連続X線照射用搬送機構本体(搬送
機構本体) 13 筐体 14 血液バッグ 15 トレイ 16 テーブル 17(171〜1710) 棚 18 マットスイッチ 19 床面 20 安全扉 21 トレイ搬送部 22(22a〜22c) 上下動レール 23 ブロック 24(24a,24b) 受台支持部 25(25a,25b) スライドレール 26 受台 27 ラック 28 受台駆動モータ 29 歯車
機構本体) 13 筐体 14 血液バッグ 15 トレイ 16 テーブル 17(171〜1710) 棚 18 マットスイッチ 19 床面 20 安全扉 21 トレイ搬送部 22(22a〜22c) 上下動レール 23 ブロック 24(24a,24b) 受台支持部 25(25a,25b) スライドレール 26 受台 27 ラック 28 受台駆動モータ 29 歯車
Claims (1)
- 【請求項1】 血液バッグに放射線を照射する血液バッ
グ放射線照射装置において、各々前記血液バッグが1又
は複数載置された複数のトレイを放射線照射毎に順次放
射線照射位置に送り込んで、血液バッグをトレイ単位で
連続して放射線照射させる血液バッグ連続放射線照射用
搬送機構を具備することを特徴とする血液バッグ放射線
照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5001712A JPH06205818A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 血液バッグ放射線照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5001712A JPH06205818A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 血液バッグ放射線照射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205818A true JPH06205818A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11509173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5001712A Pending JPH06205818A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 血液バッグ放射線照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06205818A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132723A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Hitachi Medical Corp | 放射線照射装置 |
EP2266522A1 (en) * | 1996-05-13 | 2010-12-29 | B. Braun Medical, Inc. | Flexible, multiple-compartment drug container and method of making |
WO2020130574A1 (ko) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 한국원자력의학원 | 단일 혈액백 x선 조사기 |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP5001712A patent/JPH06205818A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2266522A1 (en) * | 1996-05-13 | 2010-12-29 | B. Braun Medical, Inc. | Flexible, multiple-compartment drug container and method of making |
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WO2020130574A1 (ko) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 한국원자력의학원 | 단일 혈액백 x선 조사기 |
KR20200076366A (ko) * | 2018-12-19 | 2020-06-29 | 한국원자력의학원 | 단일 혈액백 x선 조사기 |
CN113226391A (zh) * | 2018-12-19 | 2021-08-06 | 韩国原子力医学院 | 用于单个血袋的x射线照射器 |
EP3900753A4 (en) * | 2018-12-19 | 2022-09-07 | Korea Institute of Radiological & Medical Sciences | X-RAY IRRADIATOR FOR INDIVIDUAL BLOOD BAGS |
US11938232B2 (en) | 2018-12-19 | 2024-03-26 | Korea Institute Of Radiological & Medical Sciences | X-ray irradiator for single blood bags |
CN113226391B (zh) * | 2018-12-19 | 2024-04-02 | 韩国原子力医学院 | 用于单个血袋的x射线照射器 |
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