JPH0620468Y2 - 2重筒コップ - Google Patents
2重筒コップInfo
- Publication number
- JPH0620468Y2 JPH0620468Y2 JP40711990U JP40711990U JPH0620468Y2 JP H0620468 Y2 JPH0620468 Y2 JP H0620468Y2 JP 40711990 U JP40711990 U JP 40711990U JP 40711990 U JP40711990 U JP 40711990U JP H0620468 Y2 JPH0620468 Y2 JP H0620468Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- inner cylinder
- outer cylinder
- step portion
- cup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Table Devices Or Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内外2重の構造を有する
コップに関するものである。
コップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】2重構造を有するコップは実公昭38−
8829号等に見られるように周知であり、一般に保
温、保冷性を有する。しかしこの種従来の2重コップで
は、温度差により内外両筒内で結露した水滴が中にたま
って汚れるとか、汚れたときに洗浄ができないなどの欠
点がある。
8829号等に見られるように周知であり、一般に保
温、保冷性を有する。しかしこの種従来の2重コップで
は、温度差により内外両筒内で結露した水滴が中にたま
って汚れるとか、汚れたときに洗浄ができないなどの欠
点がある。
【0003】これに対し実公昭54−3389号のもの
は、内外容器が上端鍔縁と称する開口縁で密着嵌合した
構造を有し、内外容器の分離、清掃は可能なようである
が、内容器が鍔縁の密着嵌合だけで保たれるため、コッ
プとしての強度が不足し、構造上不可欠の襞に汚れがた
まり不衛生になり易い問題もある。
は、内外容器が上端鍔縁と称する開口縁で密着嵌合した
構造を有し、内外容器の分離、清掃は可能なようである
が、内容器が鍔縁の密着嵌合だけで保たれるため、コッ
プとしての強度が不足し、構造上不可欠の襞に汚れがた
まり不衛生になり易い問題もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところは内筒と外筒
とが安定な嵌合状態にあり、かつ別々に分離することが
容易であり、使用に際して内筒に付着した水滴の影響な
どを受けないようにすることである。
みなされたもので、その課題とするところは内筒と外筒
とが安定な嵌合状態にあり、かつ別々に分離することが
容易であり、使用に際して内筒に付着した水滴の影響な
どを受けないようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、有底の筒状体からなり、開口1近くの部分に
半径方向外方へ突出した段部2を有する内筒3と、この
内筒3を差込み可能な有底の筒状体からなり、差込み時
に前記段部2に上端4が係止したときに、側面と底面は
夫々内筒3の側面と底面との間に隙間5を保って一体化
される外筒6と、外筒底面に着脱可能に設けられる底蓋
7とから構成され、外筒6の下部内面に、内筒3の外面
と嵌合してこれを保持する複数個の保持片8を設け、外
筒底面に液抜き孔9を設けるという手段を講じたもので
ある。
本考案は、有底の筒状体からなり、開口1近くの部分に
半径方向外方へ突出した段部2を有する内筒3と、この
内筒3を差込み可能な有底の筒状体からなり、差込み時
に前記段部2に上端4が係止したときに、側面と底面は
夫々内筒3の側面と底面との間に隙間5を保って一体化
される外筒6と、外筒底面に着脱可能に設けられる底蓋
7とから構成され、外筒6の下部内面に、内筒3の外面
と嵌合してこれを保持する複数個の保持片8を設け、外
筒底面に液抜き孔9を設けるという手段を講じたもので
ある。
【0006】前記内筒3は外筒6内へ挿込むと、下部が
複数個の保持片8に嵌合し、段部2に外筒上端4が係止
して両筒3、6を一体化させる。飲用には外筒6を持つ
が、飲料の温度は隙間5で断熱されて外部に全く伝わら
ない。冷飲料により内筒外面に結露を生じても、これは
液抜き孔9より伝い落ち、コップをあおった際外部へ出
ることがない。
複数個の保持片8に嵌合し、段部2に外筒上端4が係止
して両筒3、6を一体化させる。飲用には外筒6を持つ
が、飲料の温度は隙間5で断熱されて外部に全く伝わら
ない。冷飲料により内筒外面に結露を生じても、これは
液抜き孔9より伝い落ち、コップをあおった際外部へ出
ることがない。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して説明する。内筒3は下部
が細い所謂コップ形の筒状体からなり、上端は半径方向
外方へ径を拡大した大径の開口部1とされ、その外周下
部が段部2となっている。
が細い所謂コップ形の筒状体からなり、上端は半径方向
外方へ径を拡大した大径の開口部1とされ、その外周下
部が段部2となっている。
【0008】外筒6は、段部2より下の内筒3を余裕を
もって挿込むことができるように、内筒よりも一回り大
型のコップ形を呈し、下部内面に、内筒3の外面を押え
るようにそれと嵌合する複数個の保持片8が内方へ突出
して設けられている。該保持片8は内筒3が下へ押込ま
れるほどきつく嵌合するよう下部程内方へ向って突出し
ている。
もって挿込むことができるように、内筒よりも一回り大
型のコップ形を呈し、下部内面に、内筒3の外面を押え
るようにそれと嵌合する複数個の保持片8が内方へ突出
して設けられている。該保持片8は内筒3が下へ押込ま
れるほどきつく嵌合するよう下部程内方へ向って突出し
ている。
【0009】外筒6の上端4は段部2と係止する。実施
例の段部2が傾斜を有するため外筒上端4もこれに適合
した傾斜に形成され、両傾斜間に弾性リング10が介装
される。該リング10は、内筒段部2に密接に接触する
傾斜した内面11と、外筒上端4に密接に接触する傾斜
した外面12とからなり、内筒6の緩衝材及びシール材
として機能する。
例の段部2が傾斜を有するため外筒上端4もこれに適合
した傾斜に形成され、両傾斜間に弾性リング10が介装
される。該リング10は、内筒段部2に密接に接触する
傾斜した内面11と、外筒上端4に密接に接触する傾斜
した外面12とからなり、内筒6の緩衝材及びシール材
として機能する。
【0010】外筒6は底面中央に開口した液抜き孔9を
有する。内筒3を外筒6内へ挿込んだときに、両筒3、
6間に隙間5が形成され、該隙間5は液抜き孔9より下
へ通じる。13は液抜き孔9へ水滴を導く曲面を示す。
有する。内筒3を外筒6内へ挿込んだときに、両筒3、
6間に隙間5が形成され、該隙間5は液抜き孔9より下
へ通じる。13は液抜き孔9へ水滴を導く曲面を示す。
【0011】底蓋7は外筒6の下面を塞ぐために着脱容
易に取付けられる。14は外筒下端小径部に形成された
複数個の係合突起、15はそれと係合する係合爪で、底
蓋立上り部の内周面に形成されている。該突起14、係
合爪15の一方又は双方には一方へ傾斜した係合面1
6、17が形成され、底蓋7をねじ込むような操作で底
蓋上縁18が外筒6の小径部基端19に圧接して固定さ
れる。
易に取付けられる。14は外筒下端小径部に形成された
複数個の係合突起、15はそれと係合する係合爪で、底
蓋立上り部の内周面に形成されている。該突起14、係
合爪15の一方又は双方には一方へ傾斜した係合面1
6、17が形成され、底蓋7をねじ込むような操作で底
蓋上縁18が外筒6の小径部基端19に圧接して固定さ
れる。
【0012】上記構成中の内筒3はガラス製でも良い
が、外筒6及び底蓋7は合成樹脂製とする。各材の透
明、不透明、着色の有無は任意に決められるが、本考案
のものは無色透明としても十分な美しさを保持できる。
が、外筒6及び底蓋7は合成樹脂製とする。各材の透
明、不透明、着色の有無は任意に決められるが、本考案
のものは無色透明としても十分な美しさを保持できる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成されかつ、作用
するものであるから、内筒3と外筒6とが一体に嵌合係
止するので安定して使用することができ、液体の冷熱に
より手が冷やされたり加熱されたりせず、保温性に優
れ、冷飲料により結露を生じても隙間5内を伝って底蓋
7へ落ち、外部にたれることがないから快適な飲用が可
能になり、しかも分解容易であるから使用により汚れて
もすぐに清浄化できる等顕著な効果を奏する。
するものであるから、内筒3と外筒6とが一体に嵌合係
止するので安定して使用することができ、液体の冷熱に
より手が冷やされたり加熱されたりせず、保温性に優
れ、冷飲料により結露を生じても隙間5内を伝って底蓋
7へ落ち、外部にたれることがないから快適な飲用が可
能になり、しかも分解容易であるから使用により汚れて
もすぐに清浄化できる等顕著な効果を奏する。
【図1】実施例の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】斜視図である。
【図5】底部側面図である。
1 開口 2 段部 3 内筒 4 上端 5 隙間 6 外筒 7 底蓋 8 保持片 9 液抜き孔
Claims (2)
- 【請求項1】 有底の筒状体からなり、開口1近くの部
分に半径方向外方へ突出した段部2を有する内筒3と、
この内筒3を挿込み可能な有底の筒状体からなり、挿込
み時に前記段部2に上端4が係止したときに、側面と底
面は夫々内筒3の側面と底面との間に隙間5を保って一
体化される外筒6と、外筒底面に着脱可能に設けられる
底蓋7とから構成され、外筒6の下部内面に、内筒3の
外面と嵌合してこれを保持する複数個の保持片8を設
け、外筒底面に液抜き孔9を設けたことを特徴とする2
重筒コップ。 - 【請求項2】 内筒3の段部2と、外筒6の上端4との
間に介在し、それらに弾力的に接する弾性リング10を
有する請求項第1項記載の2重筒コップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40711990U JPH0620468Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 2重筒コップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40711990U JPH0620468Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 2重筒コップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493671U JPH0493671U (ja) | 1992-08-14 |
JPH0620468Y2 true JPH0620468Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31884099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40711990U Expired - Lifetime JPH0620468Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 2重筒コップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620468Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101198092B1 (ko) * | 2010-08-13 | 2012-11-09 | 손진산 | 음료용 용기 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5116356B2 (ja) * | 2007-05-08 | 2013-01-09 | ハリオグラス株式会社 | 飲食用カップ |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP40711990U patent/JPH0620468Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101198092B1 (ko) * | 2010-08-13 | 2012-11-09 | 손진산 | 음료용 용기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493671U (ja) | 1992-08-14 |
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