JPH0620402Y2 - ゴルフ靴用靴底 - Google Patents
ゴルフ靴用靴底Info
- Publication number
- JPH0620402Y2 JPH0620402Y2 JP997290U JP997290U JPH0620402Y2 JP H0620402 Y2 JPH0620402 Y2 JP H0620402Y2 JP 997290 U JP997290 U JP 997290U JP 997290 U JP997290 U JP 997290U JP H0620402 Y2 JPH0620402 Y2 JP H0620402Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- embedded
- fixed
- sole
- embedding
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、発泡ＥＶＡをソール部材として使用したゴル
フ靴用靴底に関するものである。
フ靴用靴底に関するものである。
（従来の技術と解決すべき課題） 発泡ＥＶＡは軽量でありクッション性に優れることか
ら、靴底として運動靴分野に多用されているが、ゴル
フ、フィールド競技等において履用されているゴルフ靴
用靴底としては使用されていないのが現状である。
ら、靴底として運動靴分野に多用されているが、ゴル
フ、フィールド競技等において履用されているゴルフ靴
用靴底としては使用されていないのが現状である。
その理由は、鋲の埋設固定が強固にできず、しかも鋲に
よる突き上げが強く履き心地が悪く耐摩耗性に劣ること
にある。
よる突き上げが強く履き心地が悪く耐摩耗性に劣ること
にある。
本考案は鋲の埋設固定を強固にするとともに鋲による突
き上げを解消し、かつ発泡ＥＶＡ使用の耐摩耗性と柔軟
性を良好としたゴルフ靴用靴底を提供することを目的と
している。
き上げを解消し、かつ発泡ＥＶＡ使用の耐摩耗性と柔軟
性を良好としたゴルフ靴用靴底を提供することを目的と
している。
（問題点を解決するための手段） 本考案のゴルフ靴用靴底は、根元部分周囲に鍔を形成し
たセラミックス、超硬部材等の耐摩耗性部材からなる鋲
本体が、周囲にフランジを形成すべくアルミニウム製の
包持体で包持一体とされ、鋲先端を突出させた多数の鋲
主体を、硬質ウレタンからなる前踏部埋設部材又は前踏
部埋設部材と踵部埋設部材の所定位置に、鋲先端を突出
させて埋設し、これら前踏部埋設部材と踵部埋設部材と
を、発泡ＥＶＡからなるソール部材の対応する位置に、
鋲先端突出面を露出させた状態で埋没固着し、靴底の耐
摩耗性を要求する部分に凹凸のあるゴム製の滑止板を埋
設状態に固着したことを特徴としている。
たセラミックス、超硬部材等の耐摩耗性部材からなる鋲
本体が、周囲にフランジを形成すべくアルミニウム製の
包持体で包持一体とされ、鋲先端を突出させた多数の鋲
主体を、硬質ウレタンからなる前踏部埋設部材又は前踏
部埋設部材と踵部埋設部材の所定位置に、鋲先端を突出
させて埋設し、これら前踏部埋設部材と踵部埋設部材と
を、発泡ＥＶＡからなるソール部材の対応する位置に、
鋲先端突出面を露出させた状態で埋没固着し、靴底の耐
摩耗性を要求する部分に凹凸のあるゴム製の滑止板を埋
設状態に固着したことを特徴としている。
尚、耐摩耗性を要求する部分とは、爪先部分と踵後部及
び前踏部の左右縁部をいう。
び前踏部の左右縁部をいう。
（実施例） 次に本考案のゴルフ靴用靴底の実施例を図面に基づいて
説明すると以下の通りである。
説明すると以下の通りである。
第１図は本考案を実施した左足用ゴルフ靴底の底面図、
第２図は第１図のＩ−Ｉ線における拡大断面図であっ
て、根元部分周囲に補強のためのアール１を介して鍔２
を形成したセラミックス製の鋲本体３が、周囲に固定強
固とするための充填孔４の穿設されたフランジ５を形成
すべくアルミニウム製の包持体６で包持一体とされ、鋲
先端を突出させた多数の鋲主体７を、硬質ウレタンから
なる前踏部形状よりも小なる輪郭形状の前踏部埋設部材
８と踵部形状よりも小なる輪郭形状の踵部埋設部材９の
所定位置に、鋲先端を突出させて埋設し、これら前踏部
埋設部材８と踵部埋設部材９とを、発泡ＥＶＡからなる
ソール部材１０の底面の前踏部位置及び踵部位置に、鋲
先端突出面を露出させた状態で埋没固着してなり、爪先
部分と踵後部に、表面を微細凹凸のある滑止面としたゴ
ム製の滑止板１１を埋設状態に固着するとともに、埋設
固着した前踏部埋設部材８と前踏部の外側輪郭で囲まれ
る部分に、鋲先端突出高さより低い多数の突起１２を有
するゴム製の外側滑止板１３を埋設状態で固着した構成
となっており、各部材の境界部分には溝１４が形成され
ている。
第２図は第１図のＩ−Ｉ線における拡大断面図であっ
て、根元部分周囲に補強のためのアール１を介して鍔２
を形成したセラミックス製の鋲本体３が、周囲に固定強
固とするための充填孔４の穿設されたフランジ５を形成
すべくアルミニウム製の包持体６で包持一体とされ、鋲
先端を突出させた多数の鋲主体７を、硬質ウレタンから
なる前踏部形状よりも小なる輪郭形状の前踏部埋設部材
８と踵部形状よりも小なる輪郭形状の踵部埋設部材９の
所定位置に、鋲先端を突出させて埋設し、これら前踏部
埋設部材８と踵部埋設部材９とを、発泡ＥＶＡからなる
ソール部材１０の底面の前踏部位置及び踵部位置に、鋲
先端突出面を露出させた状態で埋没固着してなり、爪先
部分と踵後部に、表面を微細凹凸のある滑止面としたゴ
ム製の滑止板１１を埋設状態に固着するとともに、埋設
固着した前踏部埋設部材８と前踏部の外側輪郭で囲まれ
る部分に、鋲先端突出高さより低い多数の突起１２を有
するゴム製の外側滑止板１３を埋設状態で固着した構成
となっており、各部材の境界部分には溝１４が形成され
ている。
上記靴底は左足用ゴルフ靴底の構成であるが、右足用ゴ
ルフ靴底は、第３図に示すように、埋設固着した前踏部
埋設部材８と前踏部の内側輪郭で囲まれる部分に、鋲先
端突出高さより低い多数の突起１２を有するゴム製の内
側滑止板１５を埋設状態で固着する点を除いて、左足用
ゴルフ靴底と対称に形成するものであって、左足用ゴル
フ靴底と左足用ゴルフ靴底とは非対称となっている。
ルフ靴底は、第３図に示すように、埋設固着した前踏部
埋設部材８と前踏部の内側輪郭で囲まれる部分に、鋲先
端突出高さより低い多数の突起１２を有するゴム製の内
側滑止板１５を埋設状態で固着する点を除いて、左足用
ゴルフ靴底と対称に形成するものであって、左足用ゴル
フ靴底と左足用ゴルフ靴底とは非対称となっている。
尚、上記は右利き用ゴルフ靴用靴底であるが、左利きの
場合には逆となる。
場合には逆となる。
次に上記実施例に係るゴルフ靴用靴底の製造方法につい
て説明すると、鍔２を形成したセラミックク製の鋲本体
３を、鍛造手段によりアルミニウム製の包持体６で包持
一体として、鋲先端を突出させた多数の鋲主体７を製作
し、この鋲主体７を射出成形によるインサート手段によ
り硬質ウレタンからなる前踏部埋設部材８と踵部埋設部
材９を製作するとともに、ゴム製の滑止板１１及び外側
滑止板１３を別に製作する。次にこの前踏部埋設部材８
と踵部埋設部材９及びゴムの滑止板１１と外側滑止板１
３に接着剤を塗布して、これらをソール部材１０用の空
間を形成した金型内にセットし、発泡ＥＶＡを前記空間
に充填して加熱加圧により一体に成形するのである。
て説明すると、鍔２を形成したセラミックク製の鋲本体
３を、鍛造手段によりアルミニウム製の包持体６で包持
一体として、鋲先端を突出させた多数の鋲主体７を製作
し、この鋲主体７を射出成形によるインサート手段によ
り硬質ウレタンからなる前踏部埋設部材８と踵部埋設部
材９を製作するとともに、ゴム製の滑止板１１及び外側
滑止板１３を別に製作する。次にこの前踏部埋設部材８
と踵部埋設部材９及びゴムの滑止板１１と外側滑止板１
３に接着剤を塗布して、これらをソール部材１０用の空
間を形成した金型内にセットし、発泡ＥＶＡを前記空間
に充填して加熱加圧により一体に成形するのである。
（考案の作用効果） 以上説明した本考案に係るゴルフ靴用靴底は、根元部分
周囲に鍔を形成したセラミックス、超硬部材等の耐摩耗
性部材からなる鋲本体を、周囲にフランジを形成すべく
アルミニウム製部材で包持一体として鋲先端を突出させ
た鋲主体としたから、鋲本体が確実かつ強固に包持でき
るとともに、前記鋲主体を、硬質ウレタンからなる前踏
部埋設部材又は前踏部埋設部材と踵部埋設部材の所定位
置に、鋲先端を突出させて埋設したから、鋲主体とこれ
ら前踏部埋設部材と踵部埋設部材との結合も強固なもの
となり、前踏部埋設部材と踵部埋設部材が鋲による突き
上げを阻止し履き心地の良好なゴルフ靴用靴底とするこ
とができる。
周囲に鍔を形成したセラミックス、超硬部材等の耐摩耗
性部材からなる鋲本体を、周囲にフランジを形成すべく
アルミニウム製部材で包持一体として鋲先端を突出させ
た鋲主体としたから、鋲本体が確実かつ強固に包持でき
るとともに、前記鋲主体を、硬質ウレタンからなる前踏
部埋設部材又は前踏部埋設部材と踵部埋設部材の所定位
置に、鋲先端を突出させて埋設したから、鋲主体とこれ
ら前踏部埋設部材と踵部埋設部材との結合も強固なもの
となり、前踏部埋設部材と踵部埋設部材が鋲による突き
上げを阻止し履き心地の良好なゴルフ靴用靴底とするこ
とができる。
しかも、発泡ＥＶＡからなるソール部材の対応する位置
に、前踏部埋設部材と踵部埋設部材とを鋲先端突出面を
露出させた状態で埋没固着したから、前踏部埋設部材と
踵部埋設部材とがソール部材と広い面積にわたって強固
に固着一体化され、かつ靴底面に露出するようになり、
発泡ＥＶＡのソール部材に対する鋲の埋設固定の強化
と、耐摩耗性の向上を図ることができる。
に、前踏部埋設部材と踵部埋設部材とを鋲先端突出面を
露出させた状態で埋没固着したから、前踏部埋設部材と
踵部埋設部材とがソール部材と広い面積にわたって強固
に固着一体化され、かつ靴底面に露出するようになり、
発泡ＥＶＡのソール部材に対する鋲の埋設固定の強化
と、耐摩耗性の向上を図ることができる。
さらに、埋設固着した前踏部埋設部材と前踏部の外側輪
郭で囲まれる部分に、鋲先端突出高さより低い多数の突
起を有するゴム製の外側滑止板を埋設状態で固着した靴
底と、埋設固着した前踏部埋設部材と前踏部の内側輪郭
で囲まれる部分に、鋲先端突出高さより低い多数の突起
を有するゴム製の内側滑止板を埋設状態で固着した靴底
の一対によって左右非対称に形成したから、スウィング
姿勢での安定性が良好となる。
郭で囲まれる部分に、鋲先端突出高さより低い多数の突
起を有するゴム製の外側滑止板を埋設状態で固着した靴
底と、埋設固着した前踏部埋設部材と前踏部の内側輪郭
で囲まれる部分に、鋲先端突出高さより低い多数の突起
を有するゴム製の内側滑止板を埋設状態で固着した靴底
の一対によって左右非対称に形成したから、スウィング
姿勢での安定性が良好となる。
従って本考案によれば、発泡ＥＶＡの利点である軽量性
とクッション性を有効に利用でき、鋲の埋設固定を強固
にするとともに鋲による突き上げを解消し、かつ耐摩耗
性を良好とした発泡ＥＶＡ使用のゴルフ靴用靴底を提供
できる。
とクッション性を有効に利用でき、鋲の埋設固定を強固
にするとともに鋲による突き上げを解消し、かつ耐摩耗
性を良好とした発泡ＥＶＡ使用のゴルフ靴用靴底を提供
できる。
第１図は本考案を実施した左足用ゴルフ靴底の底面図、
第２図は第１図のＩ−Ｉ線における拡大断面図、第３図
は右足用ゴルフ靴底の底面図である。 １……アール、２……鍔 ３……鋲本体、４……充填孔 ５……フランジ、６……包持体 ７……鋲主体、８……前踏部埋設部材 ９……踵部埋設部材、１０……ソール部材 １１……滑止板、１２……突起 １３……外側滑止板、１４……溝 １５……内側滑止板
第２図は第１図のＩ−Ｉ線における拡大断面図、第３図
は右足用ゴルフ靴底の底面図である。 １……アール、２……鍔 ３……鋲本体、４……充填孔 ５……フランジ、６……包持体 ７……鋲主体、８……前踏部埋設部材 ９……踵部埋設部材、１０……ソール部材 １１……滑止板、１２……突起 １３……外側滑止板、１４……溝 １５……内側滑止板
Claims (4)
- 【請求項１】根元部分周囲に鍔２を形成したセラミック
ス、超硬部材等の耐摩耗性部材からなる鋲本体３が、周
囲にフランジ５を形成すべくアルミニウム製の包持体６
で包持一体とされ、鋲先端を突出させた多数の鋲主体７
を、硬質ウレタンからなる前踏部埋設部材８又は前踏部
埋設部材８と踵部埋設部材９の所定位置に、鋲先端を突
出させて埋設し、これら前踏部埋設部材８と踵部埋設部
材９とを、発泡ＥＶＡからなるソール部材１０の対応す
る位置に、鋲先端突出面を露出させた状態で埋没固着
し、靴底の耐摩耗性を要求する部分に凹凸のあるゴム製
の滑止板を埋設状態に固着した一対のゴルフ靴用靴底。 - 【請求項２】滑止板の埋設固定位置が、爪先部分と踵後
部である請求項１記載ゴルフ靴用靴底。 - 【請求項３】滑止板の埋設固定位置が、前踏部の左右縁
部又はいずれか一方である請求項１記載のゴルフ靴用靴
底。 - 【請求項４】根元部分周囲に鍔２を形成したセラミック
ス、超硬部材等の耐摩耗性部材からなる鋲本体３が、周
囲にフランジ５を形成すべくアルミニウム製の包持体６
で包持一体とされ、鋲先端を突出させた多数の鋲主体７
を、硬質ウレタンからなる前踏部埋設部材８又は前踏部
埋設部材８と踵部埋設部材９の所定位置に、鋲先端を突
出させて埋設し、これら前踏部埋設部材８と踵部埋設部
材９とを、発泡ＥＶＡからなるソール部材１０の対応す
る位置に、鋲先端突出面を露出させた状態で埋没固着し
た一対の靴底の一方が、、爪先部分と踵後部に凹凸のあ
るゴム製の滑止板１１が埋設状態に固着され、かつ前記
前踏部埋設部材８と前踏部の外側輪郭で囲まれる部分
に、鋲先端突出高さより低い多数の突起１２を有するゴ
ム製の外側滑止板１３が埋設状態で固着されてなり、一
対の靴底の他方が、爪先部分と踵後部に凹凸のあるゴム
製の滑止板１１が埋設状態に固着され、かつ前記前踏部
埋設部材８と前踏部の内側輪郭で囲まれる部分に、鋲先
端突出高さより低い多数の突起１２を有するゴム製の内
側滑止板１５が埋設状態で固着されたゴルフ靴用靴底。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP997290U JPH0620402Y2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | ゴルフ靴用靴底 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP997290U JPH0620402Y2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | ゴルフ靴用靴底 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03127507U JPH03127507U (ja) | 1991-12-24 |
| JPH0620402Y2 true JPH0620402Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31513556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP997290U Expired - Lifetime JPH0620402Y2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | ゴルフ靴用靴底 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620402Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2899927A1 (en) * | 2013-02-05 | 2014-08-14 | Nike Innovate C.V. | Cleats, cleated sole structures, molds, and molding methods for in-molding articles |
-
1990
- 1990-02-02 JP JP997290U patent/JPH0620402Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03127507U (ja) | 1991-12-24 |
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