JPH06203088A - 状態遷移図からのタイムチャート生成装置 - Google Patents

状態遷移図からのタイムチャート生成装置

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JPH06203088A
JPH06203088A JP4348701A JP34870192A JPH06203088A JP H06203088 A JPH06203088 A JP H06203088A JP 4348701 A JP4348701 A JP 4348701A JP 34870192 A JP34870192 A JP 34870192A JP H06203088 A JPH06203088 A JP H06203088A
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JP
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time chart
state transition
state
transition diagram
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JP4348701A
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English (en)
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Mikako Arami
美香子 荒見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 状態遷移図に基づいてタイムチャートを自動
的に生成する、状態遷移図からのタイムチャート生成装
置を提供する。 【構成】 キーボード11及びマウス12からから状態
遷移図が入力されると、経路選択部22が生成対象経路
として状態遷移図中の遷移経路の全部又は一部を選択す
る。次に、属性選択部23が生成対象経路に含まれる属
性の全部又は一部を生成対象属性として選択する。続い
て、属性変化調査部24が生成対象経路における生成対
象属性値の変化を抽出し、生成部25が抽出された前記
変化に基づいてモード指定部26によって指定された種
類のタイムチャートを生成し、表示装置14がそのタイ
ムチャートを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、状態遷移図に基づいて
タイムチャートを自動的に生成する、状態遷移図からの
タイムチャート生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ソフトウェアやハードウェア
など各種システムの設計・保守において、いわゆる状態
遷移図が用いられている。ここで状態遷移図とは、シス
テムにおける各状態を多角形あるいは円形などのノード
で表し、各状態間の遷移を矢印などのアークで表した図
表である。この状態遷移図によれば、システムの複雑な
動作を単純な構造の図形で視覚化し、一見して把握容易
に表現することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この状態遷
移図を大規模なシステムについて作成すると、各状態の
内容が複雑化したり、状態遷移図全体が大規模化し、シ
ステムの全体的な状態変化の把握が困難になる場合が多
い。特に、各状態が、その状態を特徴付ける属性を持
ち、この属性の内容である属性値の変化にしたがって状
態が遷移していくような状態遷移図の場合、各属性値ご
との変化状況や属性同士の相互関係を理解することは困
難である。
【0004】ここで、各属性値の変化状況や相互関係の
理解には、いわゆるタイムチャートを用いることも考え
られる。ここで、タイムチャートとは、1又は2以上の
値の変化を時間経過に沿って表現した図表である。すな
わち、このタイムチャートを前記状態遷移図に基づいて
作成すれば、状態遷移図に含まれる複数の属性値の変化
を同一の時間軸で表現できるので、各属性値間における
変化のタイミングや変化の相互関係を表すことができ
る。
【0005】しかしながら、従来は、状態遷移図からタ
イムチャートを自動的に生成する装置や方法は存在して
いなかった。このため、状態遷移図からタイムチャート
を得るためには、状態遷移図から手作業でタイムチャー
トを作成する煩雑な作業を余儀無くされていた。この結
果、システムの設計や保守の効率や信頼性の向上が困難
であった。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、状態
遷移図に基づいてタイムチャートを自動的に生成する、
状態遷移図からのタイムチャート生成装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、請求項1の状態遷移図からのタイムチャート生成装
置は、複数の状態に遷移し属性を有するシステムについ
て前記各状態における前記属性の属性値及び前記各状態
間の遷移を表す状態遷移図を入力するための入力手段
と、前記状態遷移図中の遷移経路における前記属性値の
変化を抽出する属性変化抽出手段と、抽出された前記変
化に基づいて前記属性値の変化を表すタイムチャートを
生成する生成手段と、前記タイムチャートを出力する出
力手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
状態遷移図からのタイムチャート生成装置において、前
記遷移経路の全部又は一部を前記タイムチャートの生成
対象となる生成対象経路として選択するための経路選択
手段を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
状態遷移図からのタイムチャート生成装置において、前
記遷移経路に含まれる前記属性の全部又は一部を前記タ
イムチャート生成の対象となる生成対象属性として選択
するための属性選択手段を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
状態遷移図からのタイムチャート生成装置において、複
数種類のタイムチャートから前記生成の対象となるタイ
ムチャートの種類を指定するための指定手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】上記のような構成を有する本発明は、次のよう
な作用を有する。すなわち、請求項1の発明では、前記
入力手段から前記状態遷移図が入力されると、前記属性
変化抽出手段が、前記遷移経路における前記属性値の変
化を抽出し、前記生成手段が、抽出された前記変化に基
づいてタイムチャートを生成し、前記出力手段が前記タ
イムチャートを出力する。
【0012】また、請求項2の発明では、前記経路選択
手段が自動的に又はユーザの指示にしたがって、前記状
態遷移図中の遷移経路の全部又は一部を前記生成対象経
路として選択するので、ユーザの利用目的に合致した遷
移経路に関する、分かりやすいタイムチャートが生成さ
れる。
【0013】また、請求項3の発明では、前記属性選択
手段が自動的に又はユーザの指示にしたがって、前記遷
移経路に含まれる前記属性の全部又は一部を前記生成対
象属性として選択するので、ユーザの利用目的に合致し
た合致した属性に関する、分かりやすいタイムチャート
を生成することができる。
【0014】また、請求項4の発明では、前記指定手段
が自動的に又はユーザの指示にしたがって、前記生成の
対象となるタイムチャートの種類を指定するので、ユー
ザの利用目的に合致した種類の、分かりやすいタイムチ
ャートを生成することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例として、状態遷移図
からのタイムチャート生成装置(以下、「本装置」とい
う。)について、図面に従って具体的に説明する。
【0016】なお、本装置はコンピュータ上に実現され
るもので、本装置の各機能は、プログラムの形式で表現
された所定の手順でコンピュータを動作させることによ
って実現されている。したがって、以下、本装置の各機
能を有する仮想的回路ブロックを想定して本装置を説明
する。
【0017】(1)実施例の構成…図1 [概略的構成]本装置は、図1(本装置の構成図)に示
すように、状態遷移図などの情報を入力するためのキー
ボード11及びマウス12(前記入力手段に相当するも
の)と、入力された状態遷移図からタイムチャートを生
成して出力する処理部13とを有している。また、本装
置は、生成されたタイムチャートなどの情報を表示する
表示装置14(前記出力手段に相当するもの)と、I/
O制御回路15と、状態遷移図などの情報を保存するた
めの外部記憶装置16とを有している。
【0018】このうち、処理部13は、状態遷移図の入
力動作を制御する状態遷移図入力部21と、入力された
状態遷移図中の遷移経路から、所定の手順によって、タ
イムチャート生成の対象となる生成対象経路を選択する
経路選択部22とを有している。また、処理部13は、
前記生成対象経路に含まれる属性から、所定の手順によ
って、タイムチャート生成の対象となる生成対象属性を
選択する属性選択部23と、前記生成対象経路における
前記生成対象属性の属性値の変化を調査して抽出する属
性変化調査部24(前記属性変化抽出手段に相当するも
の)とを有している。
【0019】また、処理部13は、抽出された属性値の
変化に基づいて所定の種類のタイムチャートを生成する
生成部25(前記生成手段に相当するもの)と、前記経
路の選択の手順・前記属性の選択の手順・前記タイムチ
ャートの種類を指定するためのモード指定部26と、図
示しないメインメモリ上に設けられたワークエリアとを
有する。
【0020】なお、上記各部のうち、モード指定部26
は前記指定手段に相当する他、前記経路選択部22と共
に前記経路選択手段を、前記属性選択部23と共に前記
属性選択手段を、それぞれ構成している。
【0021】次に、上記各部のうち、モード指定部26
の役割について説明する。
【0022】[モード指定部]タイムチャート表示は、
状態遷移図に含まれる複数の状態遷移のうち、特定の状
態遷移の組み合わせからなる遷移経路に基づいて行われ
る。これに対して、状態遷移図中には、通常、実行時の
条件に応じて複数の経路から選択される非決定的な部分
が存在する。このため、タイムチャート表示における遷
移経路も一意に決定することはできず、何通りもの遷移
経路から特定の場合を選択する必要がある。本装置は、
このような経路を選択する手順として、次に示すような
複数の手順を内蔵している。
【0023】初期状態から始めて、最も短い経路を自
動的に選択する。 初期状態から始めて、最も長い経路を自動的に選択す
る。 初期状態から始めて、ランダムに任意の経路を自動的
に選択する。 本装置が全ての経路を提示し、その中からユーザが選
択する。 本装置が、状態遷移図と、その中の非決定的な経路部
分を呈示し、ユーザが、その非決定的な経路部分におけ
る具体的分岐方向を指定する。 なお、以上の各手順のうち、本装置が経路を選択する場
合は、無限ループとなる経路は排除され、選択されな
い。
【0024】経路選択部22は、上記のうち一の手順に
したがって生成対象経路の選択を行うが、ユーザは、モ
ード指定部26を通じて、この際の手順をあらかじめ指
定しておく。このとき、経路選択の手順を毎回ユーザが
自ら選択するように指定しておくこともできるし、装置
がデフォルト(ユーザが積極的に選択しない場合に自動
選択される標準設定)を選択するように指定しておくこ
とも可能である。また、装置が起動時に有するシステム
デフォルトを、ユーザが指定するユーザデフォルトに変
更することもできる。
【0025】ユーザによる選択が指定されている場合、
ユーザには、タイムチャート生成前に、生成するタイム
チャートの種類を入力する機会が与えられる。一方、デ
フォルトが指定されている場合は、予め指定されている
システムデフォルトやユーザデフォルトの手順が自動的
に選択される。なお、デフォルトで設定されている手順
がユーザの決定を要する場合、本装置は、ユーザに決定
を要求し、ユーザが決定を終了するまで待機する。
【0026】また、モード指定部26は、属性選択部2
3による生成対象属性選択の手順を指定する役割をも有
する。すなわち、本装置は、生成対象属性選択の手順
も、次のように複数内蔵している。
【0027】生成対象経路に登場する全属性を選択す
る。 生成対象経路に登場する属性のうち、変化の生じた属
性だけを自動的に選択する。 本装置が生成対象経路に登場する全属性を提示し、そ
の中からユーザが選択する。 本装置が生成対象経路に登場する属性のうち変化の生
じた属性だけを呈示し、その中からユーザが選択する。 ユーザが属性を直接入力し、指定する。 なお、以上の手順のうち、「ユーザが属性を直接入力
し、指定する。」において、ユーザが誤って、実際には
生成対象経路に登場しない属性を入力した場合は、登場
しない属性であった旨を本装置からのメッセージとして
表示し、その入力は無効となる。
【0028】そして、ユーザは、前記生成対象経路の場
合と同様、生成対象属性の選択手順も、モード指定部2
6を通じてあらかじめ指定しておくことができる。この
場合も、ユーザによる選択・システムデフォルト・ユー
ザデフォルトを自由に指定することができる。
【0029】同様に、ユーザは、生成されるタイムチャ
ートの種類についても、モード指定部26を通じ、本装
置内蔵の複数の表現形式の中から、デフォルトや生成毎
の選択を指定することができる。
【0030】(2)実施例の作用及び効果…図2〜図9 次に、上記のような構成を有する本装置における、状態
遷移図からのタイムチャート表示について、実例を挙げ
て説明する。ここで、図2は、あるシステムの動作をモ
デル化した状態遷移図の実例である。このシステムは、
マシンA並びにマシンBと、前記両マシンA,Bの作業
終了を検出するセンサと、異常時に鳴動するアラーム
と、このシステム全体を制御する制御回路とを有してい
る。このうち、各マシンA,Bは、共に静止状態・通常
作業モード・高速作業モードの3種類の状態を有し、そ
れぞれ、静止状態から通常作業モードへ移行させるボタ
ンa,bを備えている。
【0031】静止状態から通常作業モードへの移行は、
両マシンA,Bそれぞれ独立に行われるので、各マシン
A,Bにそれぞれ設けられたボタンa,bは、どちらを
先に押してもよく、ボタンa又はbを押されたマシンA
又はBが独立して通常作業モードへ移行する。但し、両
マシンA,Bにおける高速作業モードへの移行は、通常
作業モードからのみ行うことができ、両マシンA,B
は、通常作業モードにおいて前記制御回路から所定の信
号が送信されると、2台同時に高速作業モードへ移行す
る。各マシンA,Bは、前記センサが作業終了を検出す
ると、同時に静止状態へ移行する。
【0032】図2に示した状態遷移図は、このシステム
の動作を表現したものである。この状態遷移図では、円
形の各ノードはシステムの異なった各状態1〜7を表
し、各ノードを結ぶ矢印型のアークは、前記各状態1〜
7間で生じ得る遷移を表している。なお、状態は、矢印
型アークの指し示す方向のみに遷移することができる。
【0033】このような状態遷移図では、一般に、各ノ
ードは、その状態を特徴付ける属性と、その内容である
属性値を有する。例えば、図2の状態遷移図に登場する
属性は「マシンA」、「マシンB」、「センサ」、「ア
ラーム」であり、これら各属性の状態1における属性値
は、それぞれ、「静止」、「静止」、「OFF」、「O
FF」である。次に、このような状態遷移図に基づいた
タイムチャート表示の手順を説明する。
【0034】[準備段階]まず、ユーザは、状態遷移図
のタイムチャートへの変換に先立って、モード指定部2
6を通じ、生成対象経路選択の手順・生成対象属性選択
の手順・生成すべきタイムチャートの種類を指定してお
く。なお、本装置は、上記のように経路や属性の選択手
順又はタイムチャートの種類の決定を要求する場合以外
でも、処理中にユーザによる決定が必要となった場合、
ユーザに対する決定要求を表示装置に表示し、ユーザは
これに対する決定をキーボード11及びマウス12を通
じて入力する。
【0035】[状態遷移図の入力]まず、ユーザは、キ
ーボード11やマウス12を用いて、状態遷移図の内容
を示すデータを本装置に入力する。このときの入力動作
は、状態遷移図入力部21によって制御される。ここ
で、一般に、状態遷移図の内容を規定するには、各状態
における属性値の状況に関するデータと、各状態間の遷
移に関するデータが必要である。このうち、各遷移のデ
ータは、遷移(エッジ)の入力端(入エッジ)と出力端
(出エッジ)がどの状態にリンクしているかというリン
ク状況を含む必要があり、また、エッジを識別するラベ
ル名を含めることができる。
【0036】このような入力データのフォーマットとし
ては各種のものが考えられるが、入力データは、各状態
を一義的に規定するもので、状態遷移図の形式で表現可
能なものでなければならない。例えば、図3は状態遷移
図の内容を示す入力データの一例である。この入力デー
タでは、各状態ごとに、状態の識別番号1〜7と、その
状態における属性値と、その状態がリンクする入力側エ
ッジ(入エッジ)と、その状態がリンクする出力側エッ
ジ(出エッジ)が表現されている。
【0037】また、図4〜6は、状態遷移図の内容を示
す入力データの他の一例である。これらの図では、前記
図3において単一の表で表現していた情報が、各状態に
おける属性の値(図4)、エッジ毎の状態とのリンク状
況(図5)、各エッジのラベル(図6)に分けて表現さ
れている。なお、このように入力された状態遷移図のデ
ータは経路選択部22に送られる。
【0038】次に、経路選択部22は、所定の手順によ
って、状態遷移図のデータからタイムチャート生成の対
象となる生成対象経路のデータを抽出する。例えば、図
7は、経路選択部22において本装置によるランダムな
経路の自動選択の手順を示すフローチャートである。こ
の手順では、まず、システムの初期状態が経路選択の基
準となる現状態とされ(ステップ71)、この現状態か
ら遷移可能な遷移可能状態が調べられ、ピックアップさ
れる(ステップ72)。次に、無限ループ状の経路選択
を防止するため、この遷移可能状態から、当該手順にお
いてすでに過去に遷移したことがある状態が除去される
(ステップ73)。
【0039】続いて、除去されずに残った遷移可能状態
の有無が判断され(ステップ74)、遷移可能状態があ
れば、その遷移可能状態の中から、乱数などの選択手段
を用いて遷移後の次状態が適当に一つ選ばれ、現状態か
らこの次状態へのアーク(遷移)が生成対象経路に追加
される(ステップ75)。さらに、このときの現状態が
過去に遷移した状態に追加されたうえ、ステップ75に
おいて選択された次状態が現状態とされ(ステップ7
6)、ステップ72からの動作が繰り返される。なお、
前記ステップ74において遷移可能状態が残っていない
ときは、その生成対象経路は完結したこととなるから、
経路選択の手順は終了する。
【0040】なお、図8の状態遷移図は、図2の状態遷
移図から上記のような手順によって選択された生成対象
経路を示すもので、この図では、選択された生成対象経
路が太いアークで示されている。このように抽出された
生成対象経路のデータは属性選択部23に送られ、属性
選択部23は送られた生成対象経路のデータの中から所
定の手順によってタイムチャート生成の対象となる生成
対象属性を選択し、選択された生成対象属性に関するデ
ータは属性変化調査部24に送られる。
【0041】続いて、属性変化調査部24は、送られた
生成対象属性に関するデータから、生成対象属性の属性
値を前記生成対象経路に沿って順番に抽出する。ここ
で、図9は、本装置による属性変化調査の手順を示すフ
ローチャートである。この手順では、まず、選択された
属性の中から、乱数などの選択手段を用いて属性が一つ
選択され、この属性が属性変化調査の対象となる現属性
とされる(ステップ901)。なお、このとき、すべて
の生成対象属性について調査が終了しているため該当属
性が存在しないときは、前記ワークエリア上の現属性を
格納する記憶領域には、現属性は「存在しない」旨のコ
ード(ヌル)が格納される。ステップ901に続いては
この現属性の有無が判断され(ステップ902)、現属
性が選択されていないために存在しないときは、属性変
化の調査は終了する。
【0042】一方、ステップ902において現属性が存
在するときは、まず、システムの初期状態がその属性の
変化調査の対象である現状態とされ(ステップ90
3)、続いて、現属性におけるその現状態での現属性値
が調べられる(ステップ904)。このとき、現属性値
の記載が前記入力データ中で省略されているため不明な
場合は(ステップ905)、その状態の直前の状態であ
る前状態における属性値が現属性の値とされ(ステップ
906)、現状態と現属性値が属性値変化に関するデー
タとして記録される(ステップ907)。次に、現状態
を前記前状態とし、現状態よりも先の遷移経路(パス)
に沿って、次に現状態となるべき状態が調査される(ス
テップ908)。
【0043】なお、このとき、その現属性の登場する経
路の終端に到達しているためにその属性の登場する次の
状態が存在しないときは、前記ワークエリア上の次の状
態を格納する記憶領域には、次の状態は「存在しない」
旨のコード(ヌル)が格納される。続いて、次の状態の
有無が判断され(ステップ909)、次の状態があれ
ば、現属性の登場する経路の終端には到達していないの
で、次の状態が現状態とされた上(ステップ910)、
さらにステップ904からの手順が繰り返される。な
お、ステップ909において、次の状態が存在しないと
きは、現属性の登場する経路の終端に到達し、現属性の
変化調査は終了していることとなるので、次の現属性の
選択(ステップ901)からの手順が再び実行される。
【0044】ここで、図10は、図8の状態遷移図から
上記のような手順によって調査・抽出された属性「マシ
ンA」の変化を示す図である(破線および網かけノード
部分は除く)。以上のように調査された生成対象属性の
属性値変化に関するデータは、生成部25に送られ、生
成部25は、このデータに基づいて、所定の種類のタイ
ムチャートの画像を生成する。このように生成されたタ
イムチャートの画像は表示装置に表示される。
【0045】ここで、図11は、図2の状態遷移図から
以上のように生成・表示されたタイムチャートの一例で
あり、登場する属性のうち、変化の生じた属性のみを本
装置が自動選択し、各属性値の変化をグラフの高低で表
したものである。このタイムチャートでは、図2に示し
た状態遷移図において変化していない属性「アラーム」
が除かれている。また、図12は、図2の状態遷移図か
ら本実施例によって生成されたタイムチャートの他の一
例であり、図8に示した生成対象経路に登場する全属性
について、各属性値を線種の相違で表したタイムチャー
トである。
【0046】なお、このように生成されたタイムチャー
トは、外部記憶装置16に保存しておくことができる。
また、すでに選択された生成対象経路や生成対象属性を
ユーザが変更したい場合は、変更の対象となる選択段階
に戻って、それ以降の操作を繰り返せばよい。
【0047】以上のように、本実施例によれば、状態遷
移図に基づいてタイムチャートを自動的に生成する、状
態遷移図からのタイムチャート生成装置を提供すること
ができる。このため、状態遷移図から手作業でタイムチ
ャートを作成する煩雑な作業を行うことなく、各属性値
ごとの変化状況や属性同士の相互関係を容易に理解する
ことが可能となるので、システムの設計や保守の効率や
信頼性の向上を図ることができる。
【0048】特に、本実施例では、ユーザがモード指定
部26及び経路選択部22によって、状態遷移図中の遷
移経路の全部又は一部を生成対象経路として選択できる
ので、ユーザの利用目的に合致した遷移経路に関する、
分かりやすいタイムチャートが生成される。
【0049】また、本実施例では、ユーザがモード指定
部26及び属性選択部23によって、生成対象経路に含
まれる前記属性の全部又は一部を生成対象属性として選
択できるので、ユーザの利用目的に合致した合致した属
性に関する、分かりやすいタイムチャートを生成するこ
とができる。
【0050】また、本実施例では、ユーザがモード指定
部26によって、生成の対象となるタイムチャートの種
類を指定できるので、ユーザの利用目的に合致した種類
の、分かりやすいタイムチャートを生成することができ
る。
【0051】(3)他の実施例 なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、次のような他の実施例を包含する。例えば、前記属
性選択手段や前記指定手段を設けるか否かは自由であ
る。また、上記実施例の状態遷移図からのタイムチャー
ト生成装置はコンピュータ上に実現されているが、その
機能の全部又は一部は専用の回路上に実現してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、状態遷
移図に基づいてタイムチャートを自動的に生成する、状
態遷移図からのタイムチャート生成装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の、状態遷移図からのタイムチ
ャート生成装置の構成図。
【図2】同実施例における状態遷移図の実例。
【図3】同実施例における入力データの一例。
【図4】同実施例における入力データの他の一例(各状
態における属性の値)。
【図5】同実施例における入力データの他の一例(エッ
ジ毎の状態とリンク状況)。
【図6】同実施例における入力データの他の一例(各エ
ッジのラベル)。
【図7】同実施例における生成対象経路選択の手順の一
例について、その内容を示すフローチャート。
【図8】同実施例において、図2に示した状態遷移図か
ら選択された生成対象経路を示す状態遷移図。
【図9】同実施例における属性変化調査の手順の内容を
示すフローチャート。
【図10】同実施例において、図8に示した表示選択経
路における属性「マシンA」の変化を示す状態遷移図。
【図11】同実施例において生成・表示されたタイムチ
ャートの一例。
【図12】同実施例において生成・表示されたタイムチ
ャートの他の一例。
【符号の説明】
1〜7:状態遷移図における状態 11:キーボード 12:マウス 13:処理部 14:表示装置 15:I/O制御回路 16:外部記憶装置 21:状態遷移図入力部 22:経路選択部 23:属性選択部 24:属性変化調査部 25:生成部 S:手順の各ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の状態に遷移し属性を有するシステ
    ムについて前記各状態における前記属性の属性値及び前
    記各状態間の遷移を表す、状態遷移図を入力するための
    入力手段と、 前記状態遷移図中の遷移経路における前記属性値の変化
    を抽出する属性変化抽出手段と、 抽出された前記変化に基づいて前記属性値の変化を表す
    タイムチャートを生成する生成手段と、 前記タイムチャートを出力する出力手段とを備えたこと
    を特徴とする状態遷移図からのタイムチャート生成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記遷移経路の全部又は一部を前記タイ
    ムチャートの生成対象となる生成対象経路として選択す
    るための経路選択手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の状態遷移図からのタイムチャート生成装置。
  3. 【請求項3】 前記遷移経路に含まれる前記属性の全部
    又は一部を前記タイムチャート生成の対象となる生成対
    象属性として選択するための属性選択手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の状態遷移図からのタイムチ
    ャート生成装置。
  4. 【請求項4】 複数種類のタイムチャートから前記生成
    の対象となるタイムチャートの種類を指定するための指
    定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の状態遷
    移図からのタイムチャート生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008112277A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Mitsubishi Electric Corp タイミングチャート生成装置

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JP2008112277A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Mitsubishi Electric Corp タイミングチャート生成装置

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