JPH10187424A - 図式編集プログラムにおける正誤判定結果表示方式 - Google Patents

図式編集プログラムにおける正誤判定結果表示方式

Info

Publication number
JPH10187424A
JPH10187424A JP35621796A JP35621796A JPH10187424A JP H10187424 A JPH10187424 A JP H10187424A JP 35621796 A JP35621796 A JP 35621796A JP 35621796 A JP35621796 A JP 35621796A JP H10187424 A JPH10187424 A JP H10187424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
information storage
storage means
information
result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35621796A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Kudo
智広 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP35621796A priority Critical patent/JPH10187424A/ja
Publication of JPH10187424A publication Critical patent/JPH10187424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】グラフ構造を表す図式編集プログラムの正誤判
定結果表示方式において、修正作業を行う際のレイアウ
ト変更により節点や辺が移動されても、エラー位置の表
示を正しく保ったままエラーの表示を可能とする方式の
提供。 【解決手段】グラフ構造に関する情報を、論理情報格納
手段、位置情報格納手段、及びエラー情報格納手段とに
分割して格納し、エラーチェック手段によって正誤判定
を行う場合に論理情報格納手段から論理情報のみを参照
し、チェック結果には論理情報に関連する情報のみを示
す。エラー一覧表示からエラーが選択されてエラー位置
を表示する際には、論理情報とどの節点または辺でエラ
ーが生じているかを表すエラー関連情報と節点と辺の位
置情報とを、論理情報格納手段、エラー関連情報格納手
段、位置情報格納手段から取り出した表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図式編集プログラ
ムにおける正誤判定結果表示方式に属し、特に、グラフ
構造として表される図式に対する編集プログラムにおけ
る正誤判定(チェック)結果表示方式に関する。
【0002】
【従来の技術】「図式」とは、ものの関係を一定の規則
にしたがって表すための図であり、代表的なものとし
て、フローチャートなどがある。そして、「図式編集プ
ログラム」とは、このような図式の作成を行うためのコ
ンピュータプログラムをいう。
【0003】図式編集プログラムでは、利用者が作成す
る図式が、図式が従うべき規則に違反しないようにする
必要があり、この目的のため、編集途中の図式に対して
規則が満たされているかどうか(すなわち規則違反があ
るかどうか)を判定し、その結果を、利用者に呈示する
ことで、修正を促すことが行われる。この種の従来技術
として、例えば特開昭63−273938号公報には、
図式プログラム仕様とコンパイルされたエラー情報を同
時に表示させると共に、選択されたエラー情報を図式プ
ログラムエディタ上で表示させることにより、エラー修
正を効率的に行うようにした図式プログラムエディタエ
ラー表示方式が提案されている。
【0004】図17は、上記特開昭63−273938
号公報に提案される表示方式の構成を示す図である。図
17を参照すると、この従来の方式においては、図式プ
ログラム仕様格納装置1202に格納された図式プログ
ラム仕様に対して図式プログラム仕様言語テキスト変換
装置1203でプログラム言語テキストへの変換が行わ
れ、図式プログラム仕様言語テキスト併合装置1205
でプログラム言語テキストと図式プログラムの行の対応
付けがなされ、その結果の正誤をコンパイル装置120
7において判定し、誤り(エラー)があった場合には、
そのエラーの発生内容と図式中の位置がエラー情報格納
装置1208に格納される。
【0005】一方、キーボード入力装置1101で取得
した利用者の入力を、入力データ振り分け装置1103
で振り分け、入力データが編集を指示している場合に
は、図式プログラムエディット装置1201が出力デー
タ編集装置1108および図式プログラム仕様格納装置
1202に図式プログラム仕様1310と1317を生
成する。
【0006】入力データがエラー一覧の表示を指示して
いる場合には、選択エラー情報読み取り装置1104が
エラー情報格納装置1208からエラー情報を取り出
し、これをエラー情報送出装置1105が出力データ編
集装置1108に送出する。
【0007】入力データがエラーの選択を指示している
場合には、図式プログラム仕様内エラー位置判読装置1
106がエラー情報格納装置1208からエラー情報を
取り出し、それを元にエラー位置送出装置1107が図
式プログラムエディット装置1201にエラー位置情報
を送出する。
【0008】出力データ編集装置1108では、図式プ
ログラムエディット装置1201が生成した図式プログ
ラム仕様1317およびエラー情報送出装置1105が
送出したエラー情報テキスト1306を参照して出力デ
ータの編集を行い、テキスト出力装置1109を介して
表示装置1110に表示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図17を参照して説明
した上記従来の方式は、編集対象となる図式プログラム
に対して正誤判定を行い、その結果を利用者の指示によ
って一覧表示することができるとともに、その一覧の中
から利用者が選択したエラーの一項目についてエラーの
発生箇所を図式プログラム中で示すことができる。
【0010】上記従来方式で扱っている図式は、ほとん
ど通常のテキストに構造が近いものであり、エラーの発
生箇所を確定するには、何行目か(さらに必要があれば
該当行の何文字目から何文字目か)を示すだけでよい。
【0011】これに対して、図式として、グラフ構造を
持つものを対象とすることを考える。グラフ構造とは、
数学的にはいくつかの節点の集合とそれらの間を結ぶ辺
の集合とから定義されるもので、例えば、節点の集合
{A,B,C}と、その間の辺の集合{(A,B),
(A,C),(B,C),(C,A)}と、からなるグ
ラフを図示すると、図16(a)に示すようなものとな
る。なお、辺には向きを持つ場合と持たない場合がある
が、以下では、向きを持つ場合のみを考慮する。
【0012】このようなグラフ構造を編集する図式編集
プログラムにおいては、グラフの節点の集合と辺の集合
といった論理的な情報は、正誤判定においては重要な情
報であるが、各節点や辺の位置を表す情報は、直接は関
係がない。
【0013】例えば、図16(a)で表されるグラフ
は、図16(b)で表されるグラフと全く同じであり、
正誤判定という観点からは、同一視できるにも関わら
ず、それぞれの節点の辺の位置は、全く異なっている。
【0014】一方、図式プログラムを利用するに当たっ
て、利用者は正誤判定を行ってエラー一覧を表示させ、
各エラーの発生箇所を確認しつつ修正を行い、すべての
エラーについて修正作業を行い、再び正誤判定を行う、
という作業手順を経ることが多い。
【0015】その際、エラーの発生箇所を確認しつつ修
正を行うためには、エラーの発生箇所を何らかの手段で
利用者に呈示してエラーの修正を行わせる必要がある
が、この修正作業においては、節点や辺の新規追加や削
除、名前などの内容変更とともに、グラフ構造を見やす
くするために、手動もしくは自動により、レイアウトの
変更が起こり、結果として、既存の節点や辺の位置が変
更されることがある。
【0016】このため、上記従来方式を、グラフ構造を
取り扱う図式編集プログラムに適用した場合、エラー発
生位置は、エラー内容とともにエラー情報格納装置12
08に格納されており、図式プログラム仕様内エラー位
置判読装置1106によってエラー位置を取得し、これ
を表示した後で、修正による節点や辺の移動があって
も、その変更は、エラー位置情報に反映されないため、
エラーを修正途中もしくは該当エラーを修正後他のエラ
ーを選択した場合に、正しいエラー位置が示されなくな
る、という問題点を有している。このことは、エラーを
修正しようとする利用者を混乱させる原因となり、操作
性の向上、精度の向上の実現を阻止している。
【0017】したがって、本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、グラフ構造を表す
図式編集プログラムの正誤判定結果表示方式において、
修正作業を行う際のレイアウト変更により節点や辺が移
動されても、エラー位置の表示を正しく保ったまま、エ
ラーの表示を可能とする正誤判定結果表示方式を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の図式編集プログラム正誤判定結果表示方式
は、図式の論理的な構造を格納する論理情報格納手段
と、図式中の各要素の位置に関する情報を格納する位置
情報格納手段と、図式中で選択したエラー項目に対して
誤りが発生している箇所を指し示すエラー関連情報を格
納するエラー関連情報格納手段と、前記論理情報格納手
段から論理情報を取り出して整合性を判定するエラーチ
ェック手段と、エラーチェックの結果を格納するチェッ
ク結果格納手段と、利用者からの入力データを受け取る
入力装置と、入力データを解析し対応する処理を起動す
る入力データ解析手段と、入力データ解析結果を基に前
記論理情報格納手段と前記位置情報格納手段の内容を更
新することで図式の更新を行う図式データ編集手段と、
入力データ解析結果を基に前記チェック結果格納手段か
らチェック結果を取り出しエラー一覧を表示する処理を
行うエラー一覧表示処理手段と、入力データ解析結果を
基にエラー項目のうちどれが選択されたかを判断し前記
チェック結果格納手段からチェック結果を取り出してそ
の結果をエラー関連情報格納手段に反映させるエラー選
択書手段と、図式および付随する情報を出力するための
グラフィック出力機能を備えた出力装置と、前記論理情
報格納手段と前記位置情報格納手段と前記エラー関連情
報格納手段を参照するとともに、前記エラー一覧表示処
理手段からの入力を参照して前記出力装置に対してグラ
フィック描画処理を行うグラフィック描画手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明はその好ましい実施の形態におい
て、図式の論理的な構造を格納する論理情報格納手段
(図1の107)と、図式中の各要素の位置に関する情
報を格納する位置情報格納手段(図1の106)と、図
式中で選択したエラー項目に対して誤りが発生している
箇所を指し示すエラー関連情報を格納するエラー関連情
報格納手段(図1の105)と、前記論理情報格納手段
から論理情報を取り出して整合性を判定するエラーチェ
ック手段(図1の111)と、エラーチェックの結果を
格納するチェック結果格納手段(図1の112)と、利
用者からの入力データを受け取る入力装置(図1の10
3)と、入力データを解析し対応する処理を起動する入
力データ解析手段(図1の104)と、を備えている。
【0020】更に本発明は、その好ましい実施の形態に
おいて、入力データ解析結果を基に前記論理情報格納手
段と前記位置情報格納手段の内容を更新することで図式
の更新を行う図式データ編集手段(図1の108)と、
入力データ解析結果を基にチェック結果格納手段(図1
の112)からチェック結果を取り出しエラー一覧を表
示する処理を行うエラー一覧表示処理手段(図1の10
9)と、入力データ解析結果を基にエラー項目のうちど
れが選択されたかを判断しチェック結果格納手段(図1
の112)からチェック結果を取り出してその結果をエ
ラー関連情報格納手段(図1の105)に反映させるエ
ラー選択処理手段(図1の110)と、図式および付随
する情報を出力するためのグラフィック出力機能を備え
た出力装置(図1の101)と、論理情報格納手段(図
1の107)と位置情報格納手段(図1の106)とエ
ラー関連情報格納手段(図1の105)を参照するとと
もに、エラー一覧表示処理手段(図1の109)からの
入力を参照して、出力装置(図1の101)に対してグ
ラフィック描画処理を行うグラフィック描画手段(図1
の102)と、を備えて構成される。
【0021】グラフ構造に関する情報を、論理情報格納
手段(図1の107)および位置情報格納手段(図1の
106)およびエラー情報格納手段(図1の105)に
分割して格納し、エラーチェック手段(図1の111)
によって正誤判定を行う場合には、論理情報格納手段
(図1の107)から論理情報のみを参照し、チェック
結果には論理情報に関連する情報のみを示す。
【0022】エラー一覧表示からエラーが選択されてエ
ラー位置を表示する際には、論理情報と、どの節点また
は辺でエラーが生じているかを表すエラー関連情報と、
節点と辺の位置情報と、を、論理情報格納手段、エラー
関連情報格納手段、位置情報格納手段から取り出して表
示を行う。
【0023】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について以下に図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【0024】図1を参照すると、本実施例は、出力装置
101、グラフ描画手段102、入力装置103、入力
データ解析手段104、エラー関連情報格納手段10
5、位置情報格納手段106、論理情報格納手段10
7、図式データ編集手段108、エラー一覧表示処理手
段109、エラー選択処理手段110、チェック手段1
11、及びチェック結果格納手段112を備えて構成さ
れる。
【0025】本実施例と、図17に示した従来技術とを
較べると、従来技術におけるキーボード入力装置110
1が入力装置103に対応し、テキストデータ入力装置
1102および入力データ振り分け装置1103が入力
データ解析手段104に対応し、出力装置1110が出
力装置101に対応し、エラー位置送出装置1107お
よび図式プログラム仕様内エラー位置判読装置1106
がエラー選択処理手段110に対応し、選択エラー情報
読み取り装置1104およびエラー情報送出装置110
5がエラー一覧表示処理手段109に対応し、図式プロ
グラム仕様言語テキスト変換装置1203および図式プ
ログラム仕様言語テキスト併合装置1205およびコン
パイル装置1207がエラーチェック手段111に対応
する。
【0026】次に本実施例の動作について説明する。
【0027】入力装置103において、利用者の入力デ
ータを読み込み、入力データ解析手段104によって、
その内容を解析する。
【0028】解析の結果、入力データがグラフ構造の編
集を指示している場合、図式データ編集手段108が、
その入力データを受け取って編集操作を反映するように
位置情報格納手段106および論理情報格納手段107
の内容を更新する。
【0029】入力データがエラー一覧を指示している場
合、エラー一覧表示処理手段109がその入力データを
受け取り、チェック結果格納手段112から正誤判定結
果を取り出し、グラフィック描画手段102にエラー一
覧の情報を送出する。
【0030】入力データがエラー一覧の中からのエラー
の選択を指示している場合、エラー選択処理手段110
が、その入力データを受け取り、チェック結果格納手段
112から、選択したエラーに関する発生箇所の情報を
取り出し、エラー関連情報格納手段105に格納する。
【0031】エラーチェック手段111は、論理情報格
納手段107から、グラフ構造の論理的情報を取り出し
て正誤判定を行い、その判定結果を、チェック結果格納
手段112に格納する。
【0032】一方、グラフィック描画手段102は、エ
ラー関連情報格納手段105および位置情報格納手段1
06および論理情報格納手段107を参照するととも
に、エラー一覧表示処理手段109からの入力を調べ
て、グラフの節点や辺あるいはエラー内容などの座標を
決定して出力装置101に出力する。
【0033】以下に、本発明の実施例を更に詳細に説明
する。
【0034】入力装置103としては、キーボード、及
びマウスなどのポインティングデバイスを考えることが
できる。
【0035】ここで、例えば、マウス操作により節点や
辺の生成・移動などを行うようにし、キーボードに割り
当てられた特殊なキーを押すことによりメニュー一覧表
示を指示するようにし、また別の特殊なキーを押すこと
によりエラー一覧の中からエラーを選択するように取り
決める。
【0036】この場合、入力データ解析手段104の処
理フローは、図2の流れ図に示すようなものとなる。
【0037】図2を参照すると、本実施例における入力
データ解析手段104では、まず、マウスから入力があ
るかどうかを調べ(ステップ2−1)、入力があれば、
編集動作であると判断して、図式データ編集手段108
に入力データを送信し(ステップ2−3)、処理を終了
する。
【0038】もし、マウスからの入力がなく、ステップ
2−1の判定でNOであれば、続いて、キーボードから
の入力があるかどうかを調べ(ステップ2−2)、YE
Sであれば、エラー一覧表示を指示する特殊なキーが押
されているか判定する(ステップ2−4)。
【0039】ステップ2−4の判定でYESであれば、
エラー一覧表示処理手段108に入力データを送信して
(ステップ2−5)、処理を終了する。
【0040】一方、ステップ2−4の判定でNOの場
合、エラー選択を指示する特殊なキーが押されているか
判定し(ステップ2−6)、YESであればエラー選択
処理手段110に入力データを送信し(ステップ2−
7)、処理を終了する。一方、ステップ2−6の判定で
NOであればそのまま処理を終了する。また、ステップ
2−2の判定でNOの場合(キーボードからの入力な
し)、何も処理を行わずそのまま処理を終了する。
【0041】次に本実施例における論理情報格納手段1
07、位置情報格納手段106、エラー関連情報格納手
段105について順次説明する。
【0042】図3は、論理情報格納手段107に格納さ
れる論理情報の格納の仕方の一例を説明するための図で
ある。論理情報格納手段107は、論理情報を、例えば
図3(a)及び図3(b)に示すように、2個の表形式
で持つ。これは、図16に示したグラフ構造に対応する
ものであり、図3(a)では、節点の集合を管理のため
の番号と利用者に見せる(表示する)ための名前(この
場合A,B,C)との対からなる表で表し、図3(b)
では、辺の集合を管理のための番号と辺の開始点を表す
節点の番号、辺の終了点を表す節点の番号とからなる表
で表している。
【0043】位置情報格納手段106は、位置情報を、
例えば図4に示すような表形式で持つ。各節点の位置と
各辺の位置を表す2種類の表からなっており、図4
(a)では、論理情報中の節点の番号と、節点を表す矩
形の左上、及び右下のX座標とY座標からなる表とされ
ており、図4(b)では、論理情報中の辺の番号と、辺
を表す折れ線の各途中の点の番号、および、X座標とY
座標からなる表となっている。
【0044】例えば、No.「101」で表される節点
Aから節点Bへ向う辺は直線であるため、節点Aに接す
る開始点(点の番号は「1」)と、Bに接する終了点
(点の番号は「2」)の2点の情報が、図4(b)に存
在し(保持され)、これに対して、No.「102」で
表される節点Aから節点Cへ向う辺は2回折れ曲がった
折れ線なので、位置を決めるためには4個の点を必要と
し、それに対応して点の番号(点No.)が、「1」か
ら「4」までの情報が、図4(b)の表に存在すること
になる。
【0045】エラー関連情報格納手段105では、エラ
ー関連情報を、図5に示すような表形式で格納する。図
5(a)では、論理情報中の節点の番号とエラー発生の
有無を表すフラグ、図5(b)では、論理情報中の辺の
番号とエラー発生の有無を表すフラグとで構成される表
となっている。
【0046】さて、図式データ編集手段108は、これ
らの各格納手段に対して、例えば、節点の移動操作の場
合、図6に流れ図として示すような処理フローに従い編
集を行う。
【0047】図6を参照すると、図式データ編集手段1
08は、入力データ解析手段104から得られた入力デ
ータを解析して、節点の集合から移動対象となる節点を
決定し(ステップ6−1)、同じく入力データから、該
当節点の移動先を決定し(ステップ6−2)、位置情報
格納手段106中で移動対象となる節点に対応する位置
の部分を更新する(ステップ6−3)。他の操作が加わ
る場合にはそれらの操作に対応する処理がこれと同様に
用意される。
【0048】次に、本発明の一実施例におけるエラーチ
ェック手段111の処理フローを図7に示す。ここでは
正誤判定を行う規則としてN個の項目がある場合を仮定
する。
【0049】図7を参照すると、まず、項目番号を表す
変数iを1とし(ステップ7−1)、i番目の項目に対
して正誤判定を行う(ステップ7−2)。その結果、エ
ラーが発見されたかどうかを調べ(ステップ7−3)、
エラー発見時には、その結果をエラー結果格納手段に格
納する(ステップ7−4)。続いて、変数iを「1」増
加し(ステップ7−5)、ループ制御変数iがN以下で
あるか否かを判定し(ステップ7−6)。N以下の場合
再びステップ7−2に戻り、N以上であれば処理を終了
する。
【0050】ここにおいて、正誤判定のための規則とし
ては、例えば、「節点の名前が設定されていなければな
らない、設定されていないものがあった場合にはエラー
となる」という規則を考えることができる。
【0051】この場合、図7のステップ7−2における
判定において、図8に流れ図として示す処理を行う。す
なわち図8は、図7のステップ7−2の詳細な処理フロ
ーを示す流れ図である。
【0052】まず、論理情報格納手段107から最初の
節点に関する情報を取り出す(ステップ8−1)。続い
て、その情報において節点に名前があるかどうか判定し
(ステップ8−2)、NOの場合(節点に名前がない場
合)にのみエラーとしてその節点の番号を結果に追加す
る(ステップ8−3)。
【0053】次に、論理情報格納手段107にまだ取り
出していない節点があるかどうか調べ(ステップ8−
4)、ステップ8−4の判定結果がYESならば、次の
節点を取り出し(ステップ8−5)、再びステップ8−
2に戻る。一方、ステップ8−4の判定結果がNOなら
ば処理を終了する。
【0054】このエラーの番号(エラーNo.)を、例
えば「23」とし、現在の論理情報格納手段107にお
いて、節点に関する表が、図9に示すようでなものあっ
たとする。この場合、名前がなく、エラーとなるのは、
No.「2」、「4」、「5」の各節点であるので、図
8に示す処理を行った結果、これらがエラー箇所として
残り、例えば、チェック結果格納手段112には、図1
0のように格納される。この表には、エラー項目の番号
とエラー番号(この場合は「23」)とエラーが発生し
た箇所(この場合は節点の番号)が格納されている。
【0055】図11は、本発明の一実施例におけるエラ
ー一覧表示処理手段109の処理フローを示す流れ図で
ある。図11を参照して、エラー一覧表示処理手段10
9のは、まず、チェック結果格納手段112からエラー
に関する情報を全て取り出し(ステップ11−1)、こ
れをそのままグラフィック描画手段102に送出してい
る(ステップ11−2)。
【0056】図12は、本発明の一実施例におけるエラ
ー選択手段110の処理フローを示す流れ図である。図
12を参照すると、エラー選択手段110は、まず、入
力データを解析してどのエラー項目が選択されたかを決
定し(ステップ12−1)、選択された項目に対するチ
ェック結果をチェック結果格納手段112から取り出す
(ステップ12−2)。その結果を参照して、エラー関
連情報格納手段105中の該当する節点もしくは辺に関
する部分のフラグを立てる(ステップ12−3)。
【0057】例えば、チェック結果格納手段112の格
納内容の一例を示す図10において、2番目の項目が選
択された場合には、エラー関連情報格納手段105の中
は、図13に示すようなものとなる。
【0058】図14及び図15は、本発明の一実施例に
おけるグラフィック描画手段1−2の処理フローを示す
流れ図である。なお、図14及び図15は図面作成の都
合で分図されたものである。図14及び図15を参照す
ると、まず、エラー一覧表示処理手段109からエラー
一覧の情報がきているか否かを確認し(ステップ14−
1)、エラー一覧の情報がきている場合、エラー一覧を
表示する(ステップ14−2)。
【0059】続いて、論理情報格納手段107より節点
を任意に選び(ステップ14−3)、位置情報格納手段
106から該当する節点の位置情報を取得し(ステップ
14−4)、これに基づいて節点の描画処理を行う(ス
テップ14−5)。
【0060】その後、エラー関連情報格納手段105を
参照して、該当節点がエラー箇所として指定されている
か否かを調べ(ステップ14−6)、YESのとき、該
当節点がエラー箇所であることを示す表示を行う(ステ
ップ14−7)。この表示方法としては、例えば色を反
転する方法が考えられる。
【0061】引き続いて、すべての節点を描画したか否
かを判断し(ステップ14−8)、NOであれば、再び
ステップ14−3に戻り、全ての節点を描画済みであれ
ば、今度は節点でなく辺について同様の処理を行い(ス
テップ14−9〜ステップ14−14)、全ての辺に対
する処理が終わると処理が終了する。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
編集中のグラフ構造に対してエラーが発見され、その修
正作業中、もしくは、あるエラーを修正後、別のエラー
を選択する場合に、その修正作業によりグラフを構成す
る節点や辺の表示位置が変更された場合にも、エラーの
発生箇所表示そのものに影響がなく、このため、利用者
が常にエラーの発生箇所を確認しながらエラー修正作業
を行うことができる、という効果を奏する。
【0063】その理由は、本発明においては、グラフ構
造に関する情報を、論理情報と位置情報、さらにエラー
関連情報に分け、これらをそれぞれの格納手段に格納し
ておき、チェックの際には、論理情報だけを参照して、
チェック結果を用意し、エラー項目の選択の際には、こ
の結果をエラー関連情報に格納するという、具合に、チ
ェック結果やエラー発生箇所の指定に、位置情報が直接
関与せず、描画の際になって、位置情報を参照するよう
に、構成したことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における入力データ解析手段の
処理フローを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例における論理情報格納手段の
格納内容の一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例における位置情報格納手段の
格納内容の一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例におけるエラー関連情報格納
手段の格納内容の一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例における図式データ編集手段
の処理フローを示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例におけるエラーチェック手段
の処理フローを示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例におけるエラーチェック手段
の処理フローにおける正誤判定処理を示すフローチャー
トである。
【図9】本発明の一実施例を説明するための図であり、
論理情報格納手段の内容の一例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例におけるエラー結果格納手
段の格納内容の一例を示す図である。
【図11】本発明の一実施例におけるエラー一覧表示処
理手段の処理フローを示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例におけるエラー選択処理手
段の処理フローを示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、エラー関連情報格納手段の格納内容の一例を示す図
である。
【図14】本発明の一実施例におけるグラフィック描画
手段の処理フローを示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施例におけるグラフィック描画
手段の処理フローを示すフローチャートである。
【図16】グラフ構造の一例を表す図である。
【図17】従来技術(特開昭63−273938号公
報)の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 出力装置 102 グラフ描画手段 103 入力装置 104 入力データ解析手段 105 エラー関連情報格納手段 106 位置情報格納手段 107 論理情報格納手段 108 図式データ編集手段 109 エラー一覧表示処理手段 110 エラー選択処理手段 111 チェック手段 112 チェック結果格納手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラフ構造を表す図式の編集プログラムの
    正誤判定結果表示方式において、 前記グラフ構造に関する情報について、少なくとも論理
    情報、位置情報にそれぞれ分割して記憶領域に格納し、 前記グラフ構造を表す図式の正誤判定を行う場合には論
    理情報のみを参照して整合性をチェックし、正誤判定結
    果には前記論理情報に関連する情報のみを示し、 エラー位置を表示する段階で、前記論理情報と、どの節
    点及び/又は辺でエラーが生じているかを表すエラー関
    連情報と、前記節点/又は辺の位置情報を表示する、こ
    とを特徴とする図式編集プログラムにおける正誤判定結
    果表示方式。
  2. 【請求項2】図式の論理的な構造を格納する論理情報格
    納手段と、 図式中の各要素の位置に関する情報を格納する位置情報
    格納手段と、 図式中で選択したエラー項目に対して誤りが発生してい
    る箇所を指し示すエラー関連情報を格納するエラー関連
    情報格納手段と、 前記論理情報格納手段から論理情報を取り出して整合性
    を判定するエラーチェック手段と、 エラーチェックの結果を格納するチェック結果格納手段
    と、 利用者からの入力データを受け取る入力装置と、 入力データを解析し対応する処理を起動する入力データ
    解析手段と、 入力データ解析結果を基に前記論理情報格納手段と前記
    位置情報格納手段の内容を更新することで図式の更新を
    行う図式データ編集手段と、 入力データ解析結果を基に前記チェック結果格納手段か
    らチェック結果を取り出しエラー一覧を表示する処理を
    行うエラー一覧表示処理手段と、 入力データ解析結果を基にエラー項目のうちどれが選択
    されたかを判断し前記チェック結果格納手段からチェッ
    ク結果を取り出し該結果をエラー関連情報格納手段に反
    映させるエラー選択書手段と、 図式および付随する情報を出力するためのグラフィック
    出力機能を備えた出力装置と、 前記論理情報格納手段と前記位置情報格納手段と前記エ
    ラー関連情報格納手段を参照するとともに、前記エラー
    一覧表示処理手段からの入力を参照して、前記出力装置
    に対してグラフィック描画処理を行うグラフィック描画
    手段と、 を備えたことを特徴とする図式編集プログラムにおける
    正誤判定結果表示方式。
JP35621796A 1996-12-25 1996-12-25 図式編集プログラムにおける正誤判定結果表示方式 Pending JPH10187424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35621796A JPH10187424A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 図式編集プログラムにおける正誤判定結果表示方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35621796A JPH10187424A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 図式編集プログラムにおける正誤判定結果表示方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10187424A true JPH10187424A (ja) 1998-07-21

Family

ID=18447928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35621796A Pending JPH10187424A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 図式編集プログラムにおける正誤判定結果表示方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10187424A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265089A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Fujitsu Ltd ソフトウェア保守支援プログラム,処理方法および装置
JPWO2006033159A1 (ja) * 2004-09-24 2008-05-15 富士通株式会社 業務モデル図作成支援プログラム、業務モデル図作成支援方法、および業務モデル図作成支援装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006033159A1 (ja) * 2004-09-24 2008-05-15 富士通株式会社 業務モデル図作成支援プログラム、業務モデル図作成支援方法、および業務モデル図作成支援装置
JP4667386B2 (ja) * 2004-09-24 2011-04-13 富士通株式会社 業務モデル図作成支援プログラム、業務モデル図作成支援方法、および業務モデル図作成支援装置
JP2007265089A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Fujitsu Ltd ソフトウェア保守支援プログラム,処理方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7877260B2 (en) Content creation, graphical user interface system and display
JP2694122B2 (ja) ソフトウェア・アプリケーションの自動テスト方法
US20050028089A1 (en) Apparatus and method for generating web site navigations
US5469539A (en) Method for abstracting/detailing structuring elements of system specification information
EP1768034A1 (en) Document processing device and document processing method
EP1744255A1 (en) Document processing device and document processing method
JP2000089944A (ja) 接続ガイドマ―カ表示方法およびシステム、記録媒体
US6407758B1 (en) Screen forming editor
US5907851A (en) Editing nested documents by appointing a portion for insertion with an alternative substitute
JPWO2005098661A1 (ja) 文書処理装置及び文書処理方法
US20090287994A1 (en) Document processing device and document processing method
JP3168829B2 (ja) 検索式作成支援システム
JPH10187424A (ja) 図式編集プログラムにおける正誤判定結果表示方式
US20090237405A1 (en) Data processing apparatus and data processing method
US9547841B2 (en) Deriving overlay information from a user input for a base message schema associated with a node in a message flow
WO2006137564A1 (ja) 文書処理装置
JPH08221417A (ja) 構造化文書の新旧対照編集装置
JPWO2006001391A1 (ja) 文書処理装置および文書処理方法
JPS62197826A (ja) システムフロ−仕様生成方式
US5742750A (en) System and method for automatically inserting and deleting an object in a graphics chart
JP4719743B2 (ja) グラフ処理装置
JPWO2005098659A1 (ja) 文書処理装置及び文書処理方法
US8151242B1 (en) Description support apparatus and method for requisition sheet, and recording medium
JPH0784778A (ja) ソースプログラムの試験項目編集・管理装置
JP2500632B2 (ja) プログラムパタ―ンカストマイズ方式