JPH06202041A - 偏光照明装置および投射型表示装置 - Google Patents

偏光照明装置および投射型表示装置

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JPH06202041A
JPH06202041A JP5000332A JP33293A JPH06202041A JP H06202041 A JPH06202041 A JP H06202041A JP 5000332 A JP5000332 A JP 5000332A JP 33293 A JP33293 A JP 33293A JP H06202041 A JPH06202041 A JP H06202041A
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JP
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light
polarization
light source
component
reflecting
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JP5000332A
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Inventor
Hiroshi Saruwatari
浩 猿渡
Hideo Yokota
秀夫 横田
Tsunefumi Tanaka
常文 田中
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の利用効率をより向上させる。 【構成】 放物面反射鏡2の焦点位置近傍に配置された
光源1と、光源1からの光束が直接または放物面反射鏡
2を介して入射されるλ/4光学位相板3と、λ/4光
学位相板3から出射される光束のP偏光成分LP を透過
させ、S偏光成分LS を反射させる偏光ビームスプリッ
タ4とを有する。偏光ビームスプリッタ4のS偏光成分
LS が反射して得られる側には、再帰反射面を構成する
コーナーキューブアレイ5が設けられている。コーナー
キューブアレイ5に入射したS偏光成分LS は、入射方
向と平行に反射されて光源1に戻る。光源1に戻ったS
偏光成分LS が再び偏光ビームスプリッタ4に入射され
る際には、λ/4光学位相板3によりP偏光成分LP に
変換され、偏光ビームスプリッタ4を透過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として液晶ライトバ
ルブを用いた投射型表示装置の照明として利用される偏
光照明装置、および該偏光照明装置を有する投射型表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ライトバルブを用いた投射型表示装
置では、液晶ライトバルブの性質上、照明光の偏光方向
が単一方向に揃っていることが求められる。従来、単一
方向成分のみを持つ直線偏光を得るための最も平易な方
法としては、偏光板を利用したものが古くから知られて
いるが、偏光板においては非選択方向成分の偏光は吸収
によって損失する、すなわち一方向の直線偏光成分しか
利用できないため、全光量の2分の1は理論上失われる
ことになり光の利用効率の点であまり望ましくない。そ
こで最近では、光の利用効率を改善する目的で、偏光板
を用いることなく偏光方向を単一方向に揃えることので
きる偏光照明装置を備えた投射型表示装置が提案されて
いる。
【0003】図11は、従来の投射型表示装置の一例の
構成図である。この投射型表示装置は図11に示すよう
に、光源101と、光源101から発せられる光束の一
部を反射する反射鏡102と、光源101からの光束が
直接または反射鏡102を介して入射されるλ/4光学
位相板103と、λ/4光学位相板103を透過した光
束の、P偏光成分LP を通過し、S偏光成分LS を反射
させる偏光ビームスプリッタ104と、偏光ビームスプ
リッタ104を透過したP偏光成分LP を画像信号に応
じて変調する液晶ライトバルブ106と、変調されたP
偏光成分LP のうちその透過軸方向の成分のみを透過す
る偏光板107と、偏光板107を透過するP偏光成分
LP をスクリーン(不図示)に拡大投射する投写レンズ
108とを有する。さらに、偏光ビームスプリッタ10
4のS偏光成分LS が反射して得られる側には再帰反射
面105が設けられる。
【0004】これにより、光源101から発せられ、λ
/4光学位相板103を透過した光束は、偏光ビームス
プリッタ104によりP偏光成分LP とS偏光成分LS
とに分離される。P偏光成分LP は、そのまま偏光ビー
ムスプリッタ104を透過し、液晶ライトバルブ106
を照明する。一方、S偏光成分LS は、偏光ビームスプ
リッタ104で反射され、再帰反射面105で再度反射
された後、偏光ビームスプリッタ104で再び反射され
る。そしてこの反射光はλ/4光学位相板103を介し
て光源101に照射され、さらに反射鏡102で反射さ
れてλ/4光学位相板103に再度入射される。λ/4
光学位相板103に再度入射されたS偏光成分LS はそ
の偏光方向が90°回転されてP偏光成分LP に変換さ
れるため、そのまま偏光ビームスプリッタ104を透過
して液晶ライトバルブ106を照明する。したがって、
液晶ライトバルブ106に入射する光束全てP偏光成分
LP に揃えられ、理論上100%の光利用効率が得られ
ると考えられている。
【0005】また、光の利用効率を改善した他の従来例
としては、図12に示すものが知られている。
【0006】図12に示した投射型表示装置は、光源1
31と、反射鏡132と、光源131から直接または反
射鏡132を介して入射される光束の熱線を吸収または
反射する熱線カットフィルタ141と、熱線カットフィ
ルタ141を透過した光束の、P偏光成分LP を通過
し、S偏光成分LS を反射させる偏光ビームスプリッタ
134とを有し、偏光ビームスプリッタ134の、S偏
光成分LS が反射して得られる側には全反射プリズム1
42が設けられている。S偏光成分LS は、この全反射
プリズム142で直角に反射して、偏光ビームスプリッ
タ134を通過するP偏光成分LP と同一方向に出射さ
れる。全反射プリズム142の出射側にはλ/2光学位
相板143が配置され、全反射プリズム142より出射
されるS偏光成分LS は、λ/2光学位相板143によ
りその偏光方向が90°回転され、P偏光成分LP に変
換される。また、偏光ビームスプリッタ134およびλ
/2光学位相板143の出射側には光路変更用のくさび
型プリズム145が配置され、変更ビームスプリッタ1
34から出射されるP偏光成分LP およびλ/2光学位
相板143で変換されたP偏光成分LP は、それぞれ光
路が変更され、液晶ライトバルブ146の入射側の面上
の点P0 で交差して合成光となる。
【0007】このように、この投射型表示装置では、変
更ビームスプリッタ134で分離されるS偏光成分LS
をP偏光成分LP に変換して偏光ビームスプリッタ13
4を透過するP偏光成分LP と平行に出射させ、両方で
液晶ライトバルブ146を照明することで、光源131
の光の利用効率を向上させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各投射型表示装置のうち、図11に示したものでは、
実際に有限の大きさを持つ光源を用いた場合、光軸近傍
とその周辺部とでは偏光ビームスプリッターに対する入
射角が異なるため、全ての光束が再帰反射面に対して垂
直入射することはない。その結果、鏡面である再帰反射
面に対する入射光と反射光とは同一の光路をとらないた
め、偏光ビームスプリッターで再反射した光は必ずしも
光源位置に再入射する(戻る)わけではなく、実際の光
利用効率は偏光板を利用した場合の2倍までは達しない
という問題点があった。
【0009】一方、図12に示したものでは、光源の像
が投写レンズの瞳面上に結像されるのが最も照明効率が
良いのであるが、見かけ上2つの光源からの光が液晶ラ
イトバルブ面上で交差する2軸の光学系となっているた
めに、投射レンズの瞳の位置では2つの光源が分離して
結像されている。このため、投射レンズは極めて大きな
瞳を有するものが必要となる。これは実際的ではなく、
結果として投影レンズによる光源のけられを生じ、かえ
って光源の光の利用効率を低下させてしまうという問題
点があった。また、2つの偏光成分をくさび形プリズム
で合成するためにはくさび形プリズムと液晶ライトバル
ブとを図12に示した間隔Lだけあける必要があるの
で、光学系が大きくなるという問題点もあった。
【0010】本発明の目的は、光の利用効率をより向上
させる偏光照明装置および該偏光照明装置を備えた投射
型表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の偏光照明装置は、光源と、該光源から発せられ
る光束を反射させる反射手段と、前記光源および前記反
射手段からの入射光束の一方の偏光成分を透過し他方の
偏光成分を反射する偏光分離手段と、前記一方または他
方の偏光成分の入射光束を、該入射光束の入射方向と略
平行に反射させる反射光学手段とを具備することを特徴
とする。
【0012】また、光源と、該光源から発せられる光束
を反射させる第1の反射手段と、前記光源および前記第
1の反射手段からの入射光束の一方の偏光成分を透過し
他方の偏光成分を反射するとともに、前記各偏光成分を
一成分に揃えて第1および第2の光束を被照明領域に向
けて出射する偏光分離手段と、前記光源および前記第1
の反射手段の出射側に設けられ、前記第1および第2の
光束により前記被照明領域を照明するよう該被照明領域
の形状に対応した開口を有する第2の反射手段とを具備
するものであってもよい。
【0013】本発明の投射型表示装置は、光源と、該光
源から発せられる光束を反射させる反射手段と、前記光
源及び前記反射手段からの入射光束の一方の偏光成分を
透過し他方の偏光成分を反射する偏光分離手段と、前記
一方または他方の偏光成分の入射光束を、該入射光束の
入射方向と略平行に反射させる反射光学手段と、投射す
べき像を形成し前記偏光分離手段からの照明光束を入射
する像形成手段と、該像形成手段からの像光束を被投射
側に向けて投射する投射光学手段とを具備することを特
徴とする。
【0014】また、光源と、該光源から発せられる光束
を反射させる第1の反射手段と、前記光源および前記第
1の反射手段からの入射光束の一方の偏光成分を透過し
他方の偏光成分を反射するとともに、前記各偏光成分を
一成分に揃えて第1および第2の光束を出射する偏光分
離手段と、投射すべき像を形成し前記偏光分離手段から
の照明光束を入射する像形成手段と、前記光源および前
記第1の反射手段の出射側に設けられ、前記第1および
第2の光束により前記像形成手段を照明するよう該像形
成手段の被照明領域の形状に対応した開口を有する第2
の反射手段と、前記像形成手段からの2つの光束の光軸
が交差する位置の近傍に瞳を対応させ、該像形成手段か
らの像光束を被投射側に投射する投射光学手段とを具備
するものであってもよい。
【0015】
【作用】上記のとおり構成された請求項1に記載の偏光
照明装置の発明では、光源から発せられた光束は、光源
から直接あるいは反射手段で反射されて偏光分離手段に
入射し、そのうちの一方の偏光成分のみが偏光分離手段
を透過して照明光として利用される。一方、光源から発
せられた光束の他方の偏光成分は、偏光分離手段により
反射され、反射光学手段に入射する。反射光学手段に入
射された他方の偏光成分は、反射光学手段で反射されて
再び偏光分離手段に入射され、偏光分離手段で再反射さ
れる。偏光分離手段で再反射された他方の偏光成分は、
反射手段により光源位置に戻された後、再び偏光分離手
段に入射する。このとき、他方の偏光成分は反射手段で
の反射を繰り返すうちに偏光が乱れているので、偏光分
離手段により再度2つの偏光成分に分離され、偏光分離
手段を透過した偏光成分が照明光として利用される。こ
こで、反射光学手段は、入射光束を入射方向と略平行に
反射されるものであるので、反射光学手段への入射光が
反射光学手段に対して垂直に入射しなくても、反射光学
手段に入射された光束は確実に光源位置に戻される。そ
の結果、偏光分離手段に入射された光束を有効に利用で
き、光の利用効率が向上する。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】(第1実施例)図1は、本発明の偏光照明
装置の第1実施例の構成図である。この偏光照明装置は
図1に示すように、反射手段としての放物面反射鏡2の
焦点位置近傍に配置された、ハロゲンランプ、あるいは
メタルハライドランプ等からなる光源1と、光源1から
の光束が直接または放物面反射鏡2を介して入射される
λ/4光学位相板3と、λ/4光学位相板3から出射さ
れる光束のP偏光成分LP を透過させ、S偏光成分LS
を反射させる作用面(2つの直角プリズムが互いに接着
される斜面に形成される蒸着膜)4aが形成された偏光
分離手段としての偏光ビームスプリッタ4とを有する。
さらに、偏光ビームスプリッタ4のS偏光成分LS が反
射して得られる側には、反射光学手段を構成するコーナ
ーキューブアレイ5が設けられている。
【0018】この偏光照明装置では、光源1から発した
光束は、直接または放物面反射鏡2で反射後、λ/4光
学位相板3を透過する。λ/4光学位相板3から出射し
た光束は、偏光ビームスプリッタ4の作用面4aでその
P偏光成分LP が透過され、S偏光成分LS が反射され
ることにより、P偏光成分LP とS偏光成分LS とに分
離される。
【0019】偏光ビームスプリッタ4の作用面4aで反
射されたS偏光成分LS は、コーナーキューブアレイ5
へ入射する。コーナーキューブアレイ5は、図2に示す
ように立方体の1つの頂点Aと、それに隣接する3つの
頂点B、C、Dとで定められる四面体のコーナーキュー
ブプリズム5aを複数個並べたものであり、入射方向に
関わらず、光束を入射した方向と同一の方向に(平行
に)反射させる働きがある。このため、コーナーキュー
ブアレイ5に入射したS偏光成分LS は、入射光路と平
行に、ほぼ同一の光路をとって偏光ビームスプリッタ4
に再入射する。偏光ビームスプリッタ4に再入射したS
偏光成分LS は再び作用面4aで反射され、λ/4光学
位相板3に再入射する。そして、放物面反射鏡2で反射
した後、光源1に再入射し、再び放物面反射鏡2で反射
してλ/4光学位相板3を透過する。これにより、S偏
光成分LS はその偏光面が90°回転してP偏光成分L
P に変換される。変換されたP偏光成分LP は偏光ビー
ムスプリッタ4の作用面4aをそのまま通過し、偏光ビ
ームスプリッタ4から出射される。
【0020】以上説明したように、反射光学手段として
コーナーキューブアレイ5を用いることで、偏光ビーム
スプリッタ4で反射したS偏光成分LS がコーナーキュ
ーブアレイ5に垂直に入射しなくても、コーナーキュー
ブアレイ5に対する入射光と反射光とは平行でほぼ同一
の光路をとり、偏光ビームスプリッタ4で再反射したS
偏光成分LS は必ず光源1の位置に戻る。その結果、光
源1が有限の大きさを持つものであっても、偏光ビーム
スプリッタ4からは光源1の全光量がP偏光成分LP に
変換されて出射するので、光の利用効率を高めて、投射
光の輝度を向上させることができる。
【0021】次に、本実施例の偏光照明装置を備えた投
射型表示装置について図3を参照して説明する。図3
は、図1に示した偏光照明装置を備えた投射型表示装置
の一実施例の構成図である。
【0022】この投射型表示装置は図3に示すように、
図1に示した偏光照明装置10と、偏光照明装置10の
出射側に設けられて、偏光照明装置10の偏光ビームス
プリッタ4から出射したP偏光成分LP を画像信号に応
じて変調する、像形成手段としての液晶ライトバルブ6
と、変調されたP偏光成分LP のうちその透過軸方向の
成分のみを透過する偏光板7と、偏光板7を透過するP
偏光成分LP を被投射側に配置されたスクリーン(不図
示)に拡大投射する投射光学手段としての投写レンズ8
とを有する。
【0023】光源1から発せられた光束は、偏光ビーム
スプリッタ4でP偏光成分LP とS偏光成分LS とに分
離され、P偏光成分LP は偏光ビームスプリッタ4を透
過して液晶ライトバルブ6を照明する。一方、S偏光成
分LS は、前述したようにコーナーキューブアレイ5お
よび偏光ビームスプリッタ4で反射されて光源1に戻
り、再度偏光ビームスプリッタ4に入射するが、このと
きλ/4光学位相板3によりP偏光成分LP に変換され
ているので、偏光ビームスプリッタ4を透過して液晶ラ
イトバルブ6を照明する。結局、光源1から発せられる
光束は、全てP偏光成分LP に揃えられて液晶ライトバ
ルブ6に入射するため、偏光板7との組み合せにより画
像が形成され、投射レンズ8によりスクリーン(不図
示)上に拡大投影される。
【0024】このように本投射型表示装置では、図1に
示した偏光照明装置により液晶ライトバルブ6を照明す
るので、光源1から発せられる光束をより有効に利用で
き、スクリーン上に拡大投影される画像の明るさを明る
くすることができる。
【0025】本実施例では、放物面反射鏡2と偏光ビー
ムスプリッタ4との間にλ/4光学位相板3を配置した
ものの例を示したが、λ/4光学位相板3はかならずし
も設けなくてもよい。その理由は、S偏光成分LS がコ
ーナーキューブアレイ5で反射されて光源1の位置に戻
り、再度偏光ビームスプリッタ4に入射する際には、曲
面である放物面反射境2での反射が繰り返されることに
より偏光が乱れてP偏光成分Lp に変換されるものもで
てくるためである。
【0026】(第2実施例)図4は、本発明の偏光照明
装置の第2実施例の反射光学手段の構成図である。本実
施例は、反射光学手段として、第1実施例で用いたコー
ナーキューブアレイ5(図1参照)にかえて、凸レンズ
であるキャッツアイレンズ15aの焦点面に高反射率の
反射鏡面15bを設けた、いわゆるキャッツアイ光学系
を用いたものである。その他の構成については第1実施
例のものと同様であるのでその説明は省略する。
【0027】偏光ビームスプリッタ(不図示)で反射さ
れたS偏光成分LS は、キヤッツアイレンズ15aに入
射すると屈折作用を受け、反射鏡面15bで反射され
る。キャッツアイ光学系は、入射した光束を、入射方向
によらずにその方向へ反射させる働きがあるので、反射
鏡面15bで反射したS偏光成分LS は、入射方向によ
らずにその方向と平行な光路をとって偏光ビームスプリ
ッタに再入射する。そして、第1実施例と同様に、偏光
ビームスプリッタに再入射したS偏光成分LS は光源
(不図示)に戻り、偏光方向がP偏光成分LP に変換さ
れて再度偏光ビームスプリッターに入射し、照明光とし
て利用されるので、光利用効率が向上する。
【0028】(第3実施例)図5は、本発明の偏光照明
装置の第3実施例の反射光学手段の構成図である。本実
施例は、反射光学手段として、第1実施例で用いたコー
ナーキューブアレイ5(図1参照)にかえて、収斂作用
を有する複数個の透明球体25aを同一平面上に密着し
て保持するとともに、各透明球体25aの焦点面に反射
鏡面25bを設けたものにより構成したものである。そ
の他の構成については第1実施例のものと同様であるの
で、その説明は省略する。
【0029】偏光ビームスプリッタ(不図示)で反射さ
れたS偏光成分LS は、透明球体25aに入射すると屈
折作用を受け、反射鏡面15bで反射される。このと
き、反射鏡面15bで反射したS偏光成分LS は、入射
した方向によらずにその方向と平行な光路をとって偏光
ビームスプリッタに再入射する。そして、偏光ビームス
プリッタにに再入射したS偏光成分LS が照明光として
利用される原理は、第1実施例および第2実施例と同様
である。
【0030】(第4実施例)図6は、本発明の偏光照明
装置の第4実施例の構成図である。本偏光照明装置は、
ハロゲンランプあるいはメタルハライドランプ等からな
る光源31と、放物面あるいは楕円面あるいは光源31
の大きさを考慮した非球面形状の、第1の反射手段とし
ての反射鏡32と、光源31から直接または反射鏡32
を介して入射される光束の熱線を吸収または反射する熱
線カットフィルタ41と、熱線カットフィルタ41を透
過した光束のP偏光成分LP を通過させ、S偏光成分L
S を反射させる偏光ビームスプリッタ34とを有し、偏
光ビームスプリッタ34の、S偏光成分LS が反射して
得られる側には全反射プリズム42が設けられている。
S偏光成分LS は、この全反射プリズム42で直角に反
射して、偏光ビームスプリッタ34を通過するP偏光成
分LP と同一方向に出射される。全反射プリズム42の
出射側にはλ/2光学位相板43が配置され、全反射プ
リズム42より出射されるS偏光成分LS は、λ/2光
学位相板43によりその偏光方向が90°回転され、P
偏光成分LP に変換される。これら偏光ビームスプリッ
タ34、全反射プリズム42、およびλ/2光学位相板
43により、入射光束の一方の偏光成分を透過し他方の
偏光成分を反射するとともに、各偏光成分を一成分に揃
えて第1および第2の光束を被照明領域に向けて出射す
る偏光分離手段を構成する。
【0031】また、反射鏡32の開口端縁部には、光源
31から直接軸外へ放射される光束の一部を再度光源3
1の方向へ反射させる、第2の反射手段としての再帰反
射鏡44が設けられている。再帰反射鏡44は、光源3
1の近傍に曲率中心がくるように反射鏡32に対向配置
された球面鏡である。再帰反射鏡44の中央部には、図
7に示すように光源31から発せられる光束の光軸上か
ら見て、縦方向が後述する液晶ライトバルブ46(図8
参照)の半分の形状にほぼ一致する矩形状の開口44a
が形成されている。これにより、光源31から発せられ
た光束は全て、開口44aを介して平行光として出射さ
れ、偏光ビームスプリッタ34に入射する。また、光源
31から発せられる光束の光軸上から見た、偏光ビーム
スプリッタ34の断面は、その縦横比が照明する液晶ラ
イトバルブ46(図8参照)の縦横比の1/2となって
おり、合成された矩形光束の断面がこの液晶ライトバル
ブ46の縦横比に一致している。
【0032】以上説明したように、光源31から発せら
れた光束は、再帰反射鏡44の中央部に設けられた矩形
の開口44aを介して、矩形の偏光ビームスプリッタ3
4に入射され、これが全てP偏光成分LP に揃えられて
出射されるため、光源31から発せられる光束の利用効
率を向上させることができる。
【0033】図8は、図6に示した偏光照明装置を備え
た投射型表示装置の一実施例の構成図である。本投射型
表示装置は、図6に示した偏光照明装置50と、偏光照
明装置50の出射側に配置された光路変更用のくさび型
プリズム45と、くさび型プリズム45により光路が偏
光されたP偏光成分LP を画像信号に応じて変調するた
めの、像形成手段としての液晶ライトバルブ46と、変
調されたP偏光成分LP のうちその透過軸方向の成分の
みを透過する偏光板47と、偏光板47を透過するP偏
光成分LP をスクリーン(不図示)に拡大投射する投射
光学手段としての投写レンズ48とを有する。
【0034】これにより、偏光照明装置50の偏光ビー
ムスプリッタ34およびλ/2光学位相板43からそれ
ぞれ出射されたP偏光成分LP は、くさび型プリズム4
5で各々光軸を傾けながら液晶ライトバルブ46を通過
し、偏光板47により変調された画像が投写レンズ48
で投射される。その際、くさび型プリズム45で光軸を
傾けた各々の光束が投写レンズ48の瞳近傍で交差して
スクリーン(不図示)に投射される。その結果、投写レ
ンズ48の瞳を大きくすることなく偏光変換が利用でき
る。
【0035】図9は、図6に示した偏光照明装置を備え
た投射型表示装置の他の実施例の構成図である。本投射
型表示装置は、偏光照明装置50の偏光ビームスプリッ
タ34およびλ/2光学位相板43からそれぞれ出射さ
れたP偏光成分を色分解系により三原色(R、G、B)
に分解し、それを再度合成して投写レンズ58を介して
スクリーン(不図示)に投射するものである。図8に示
したものと同様のくさび型プリズム55、液晶ライトバ
ルブ56、および偏光板57は、それぞれ前記色分解系
により分解された各色毎に配置されており、各液晶ライ
トバルブ56は、三原色各々の画像信号を個別に形成す
るように同期作動する。
【0036】以上説明した本実施例で、偏光ビームスプ
リッタ34を透過するP偏光成分と、λ/2光学位相板
43から出射するP偏光成分成分とでは、それぞれ透過
率が異なるために、投影面上での光量ムラが発生する場
合がある。光量の均一化をはかるために、例えば偏光ビ
ームスプリッタ34に光学薄膜を施し、偏光ビームスプ
リッタ34からの通過光の光量を減少させ、λ/2光学
位相板43からの出射光の光量と一致させることによ
り、投影面上での光量分布を均一化することが可能であ
る。また、くさび型プリズム45、55の各々の分割面
に異なる反射防止膜を施すことでも同一の効果が得られ
る。
【0037】(第5実施例)図10は、本発明の偏光照
明装置の第5実施例の構成図である。この偏光照明装置
は、熱線カットフィルタ71から出射される光束のP偏
光成分LP を透過させ、S偏光成分LS を反射させる作
用面64aを有する偏光ビームスプリッタ64と、一端
が偏光ビムスプリッタ64の作用面64aの一端と互い
に直角に接する、前記透過されるP偏光成分LP を直角
に反射する全反射面72aを有する全反射プリズム72
と、一端が偏光ビームスプリッタ64の作用面64aの
一端と互いに45°の角度で接し、かつ全反射プリズム
72の全反射面72aの一端と接する、前記反射される
S偏光成分LS が入射されるλ/4光学位相板73と、
λ/4光学位相板73に接着されたアルミ蒸着膜または
光学多層膜よりなる反射面を有する反射板73aとを備
えている。偏光ビームスプリッタ64は、図面に垂直な
方向に長手を有した矩形の開口形状となっている。な
お、光源61、反射鏡62、再帰反射鏡74、および熱
線カットフィルタ71は、それぞれ第4実施例のものと
同様のものでよいのでその説明は省略する。
【0038】この偏光照明装置では、光源61から発し
た光束は、再帰反射鏡74の矩形の開口を介して熱線カ
ットフィルタ71に入射され、熱線が吸収または反射さ
れて熱線カットフィルタ71から射出される。このと
き、光源61から軸外へ直接放射される光束は、再帰反
射鏡74により光源61の位置に反射されるので、光源
61からの光束は全て熱線カットフィルタ71に入射さ
れる。熱線カットフィルタ71から出射される光束は、
偏光ビームスプリッタ64の作用面64aでそのP偏光
成分LP が透過され、S偏光成分LS が反射されること
により、P偏光成分LP とS偏光成分LS とに分離され
る。反射されるS偏光成分LS は、λ/4光学位相板7
3に入射し、反射板73aで反射され再びλ/4光学位
相板73を通過することにより、その偏光面が90°回
転してP偏光成分LP に変換される。変換されたP偏光
成分LP は作用面64aをそのまま透過し偏光ビームス
プリッタ64から出射される。一方、透過されるP偏光
成分LP は全反射プリズム72で反射され、前記変換さ
れたP偏光成分LP と平行に全反射プリズム72から出
射される。
【0039】以上説明したように、光源61から発せら
れた光束は全て熱線カットフィルタ71に入射され、さ
らに熱線カットフィルタ71から出射された光束は全て
P偏光成分LP に揃えられて、液晶ライトバルブ(不図
示)の照明光として利用することができるので、光の利
用効率が改善される。また、一つの光線に関しては、全
反射プリズム72から出射されるP偏光成分LP と偏光
ビームスプリッタ64から出射されるP偏光成分LP と
が図示左右対称となる。そのため、光源61の配置のず
れ等により偏光ビームスプリッタ64への入射光束にア
ンバランスが生じても、全反射プリズムから出射される
P偏光成分LP と偏光ビームスプリッタ64から出射さ
れるP偏光成分LP との接合部において照度が急激に変
化することを防止できる。さらに、偏光ビームスプリッ
タ64の作用面64aと、λ/4光学位相板73と、全
反射プリズム72の作用面72aとが前述した角度で接
するように構成されているため、全反射プリズム72か
ら出射されるP偏光成分LP と偏光ビームスプリッタ6
4から出射されるP偏光成分LP との光路長は等しくな
り、非コリメート光を使用した際の照度のアンバランス
の発生を防止することができる。
【0040】また、この偏光照明装置では、偏光ビーム
スプリッタ64への入射光束がλ/4光学位相板73に
対して斜めに入射した場合、λ/4光学位相板73で透
過あるいは吸収されて光量損失となるおそれがあるが、
これは、偏光ビームスプリッタ64とλ/4光学位相板
73との接合面に、入射角が大きい光線は反射し、入射
角の小さい正常光は透過する光学多層膜を形成すること
により防止することができる。さらに、偏光ビームスプ
リッタ64への入射光束が全反射プリズム72の全反射
面72aに対して全反射角以下で入射した場合、一部透
過によりP偏光成分LP に光量損失が生じるが、この損
失も、全反射面72aに反射光学多層膜または金属反射
膜等を形成することにより防止することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0042】請求項1に記載の偏光照明装置の発明で
は、反射光学手段が、入射光束をその入射方向と略平行
に反射させるものなので、反射光学に入射された光束は
確実に光源位置に戻される。その結果、偏光分離手段に
入射した光束を有効に照明光として利用することがで
き、光の利用効率を向上させることができる。
【0043】請求項2に記載の偏光照明装置の発明で
は、偏光分離手段から出射される第1および第2の光束
により被照明領域を照明するよう、被照明領域の形状に
対応した開口を有する第2の反射手段を具備すること
で、光源からの光束をこの開口を介して被照明領域に照
射することができ、光の利用効率を向上させることがで
きる。
【0044】請求項3および4に記載の投射型表示装置
では、上述した本発明の偏光照明装置を備えるため、光
源からの光を最大限利用して像形成手段を照明するの
で、被照明領域に表示される画像の明るさを向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光照明装置の第1実施例の構成図で
ある。
【図2】図1に示したコーナーキューブアレイの要部斜
視図である。
【図3】図1に示した偏光照明装置を備えた投射型表示
装置の一実施例の構成図である。
【図4】本発明の偏光照明装置の第2実施例の反射光学
手段の構成図である。
【図5】本発明の偏光照明装置の第3実施例の反射光学
手段の構成図である。
【図6】本発明の偏光照明装置の第4実施例の構成図で
ある。
【図7】図6に示した偏光照明装置の再帰反射鏡を、偏
光ビームスプリッタ側から見た図である。
【図8】図6に示した偏光照明装置を備えた投射型表示
装置の一実施例の構成図である。
【図9】図6に示した偏光照明装置を備えた投射型表示
装置の他の実施例の構成図である。
【図10】本発明の偏光照明装置の第5実施例の構成図
である。
【図11】従来の投射型表示装置の一例の構成図であ
る。
【図12】従来の投射型表示装置の他の例の要部構成図
である。
【符号の説明】
1、31、61 光源 2 放物面反射鏡 3、73 λ/4光学位相板 4、34、64 偏光ビームスプリッター 4a、64a 作用面 5 コーナーキューブアレイ 5a コーナーキューブプリズム 6、46、56 液晶ライトバルブ 7、47、57 偏光板 8、48、58 投写レンズ 10、50 偏光照明装置 15a キャッツアイレンズ 15b、25b 反射鏡面 25a 透明球体 32、62 反射鏡 41、71 熱線カットフィルタ 42、72 全反射プリズム 43 λ/2光学位相板 44、74 再帰反射鏡 45、55 くさび型プリズム 72a 全反射面 73a 反射板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 該光源から発せられる光束を反射させる反射手段と、 前記光源および前記反射手段からの入射光束の一方の偏
    光成分を透過し他方の偏光成分を反射する偏光分離手段
    と、 前記一方または他方の偏光成分の入射光束を、該入射光
    束の入射方向と略平行に反射させる反射光学手段とを具
    備することを特徴とする偏光照明装置。
  2. 【請求項2】 光源と、 該光源から発せられる光束を反射させる第1の反射手段
    と、 前記光源および前記第1の反射手段からの入射光束の一
    方の偏光成分を透過し他方の偏光成分を反射するととも
    に、前記各偏光成分を一成分に揃えて第1および第2の
    光束を被照明領域に向けて出射する偏光分離手段と、 前記光源および前記第1の反射手段の出射側に設けら
    れ、前記第1および第2の光束により前記被照明領域を
    照明するよう該被照明領域の形状に対応した開口を有す
    る第2の反射手段とを具備することを特徴とする偏光照
    明装置。
  3. 【請求項3】 光源と、 該光源から発せられる光束を反射させる反射手段と、 前記光源及び前記反射手段からの入射光束の一方の偏光
    成分を透過し他方の偏光成分を反射する偏光分離手段
    と、 前記一方または他方の偏光成分の入射光束を、該入射光
    束の入射方向と略平行に反射させる反射光学手段と、 投射すべき像を形成し前記偏光分離手段からの照明光束
    を入射する像形成手段と、 該像形成手段からの像光束を被投射側に向けて投射する
    投射光学手段とを具備することを特徴とする投射型表示
    装置。
  4. 【請求項4】 光源と、 該光源から発せられる光束を反射させる第1の反射手段
    と、 前記光源および前記第1の反射手段からの入射光束の一
    方の偏光成分を透過し他方の偏光成分を反射するととも
    に、前記各偏光成分を一成分に揃えて第1および第2の
    光束を出射する偏光分離手段と、 投射すべき像を形成し前記偏光分離手段からの照明光束
    を入射する像形成手段と、 前記光源および前記第1の反射手段の出射側に設けら
    れ、前記第1および第2の光束により前記像形成手段を
    照明するよう該像形成手段の被照明領域の形状に対応し
    た開口を有する第2の反射手段と、 前記像形成手段からの2つの光束の光軸が交差する位置
    の近傍に瞳を対応させ、該像形成手段からの像光束を被
    投射側に投射する投射光学手段とを具備することを特徴
    とする投射型表示装置。
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