JPH06201960A - 管内への線状体挿入方法およびその装置 - Google Patents

管内への線状体挿入方法およびその装置

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JPH06201960A
JPH06201960A JP4348553A JP34855392A JPH06201960A JP H06201960 A JPH06201960 A JP H06201960A JP 4348553 A JP4348553 A JP 4348553A JP 34855392 A JP34855392 A JP 34855392A JP H06201960 A JPH06201960 A JP H06201960A
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JP
Japan
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tube
pipe
optical fiber
linear body
reel
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JP4348553A
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English (en)
Inventor
Shimizu Yokoi
清水 横井
Yoshiro Takamatsu
善郎 高松
Kazufumi Tabata
和文 田畑
Noboru Honda
昇 本田
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/52Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts using fluid, e.g. air

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的長い管に短時間で線状体を管内に挿入
することができる管内への線状体挿入方法を提供する。 【構成】 直線状に延ばした管3を途中で湾曲して折り
返し、出口側より管内を吸引するとともに、少なくとも
管3の湾曲部を振動させながら線状体1を管内に挿入す
る。折返し部で管3を加振すると、線状体1に作用する
管内面との間の摩擦力が小さくなる。このために、線状
体1の前進速度が高くなるとともに、挿入可能な長さが
長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、管内への線状体挿入
方法およびその装置に関する。この発明は、光ファイ
バ、電線など比較的軽量の線状体が管に挿入されたケー
ブルなどの製造に利用される。管として鋼、アルミニウ
ム、銅などの金属管、プラスチックなどの非金属管が用
いられる。
【0002】
【従来の技術】長尺の管に光ファイバや電線などの線状
体を挿入する方法として、管を直線状に延ばした状態
で、管の一端から線状体を押し込む方法がある。この方
法では、線状体の挿入長さが長くなるに従い、線状体に
作用する管内面との間の摩擦力が次第に大きくなる。摩
擦力がある程度大きくなると、線状体に押込み力を加え
ても線状体は湾曲するだけであり、前進しなくなる。た
とえば、光ファイバの場合、数十 m程度の長さしか挿入
できない。
【0003】数十 mを超える長さの管に線状体を挿入す
る場合、振動を利用して線状体を管内に挿入することが
行われている。このような挿入方法として、たとえば特
開昭63−189815号公報で開示された管内への光
ファイバ挿入方法がある。この技術では、管をコイル状
に巻いて管のコイルを形成し、管の任意の点がら旋状の
経路に沿って往復動するように管のコイルを振動させ、
管のコイルに上記振動を与えながら管の一端から光ファ
イバを供給する。この光ファイバ挿入方法を実施する装
置として、たとえば実開平1−15691号公報で開示
された線状物入り管の製造装置がある。この製造装置
は、架台、架台上に支持ばねを介して置かれた振動テー
ブル、および振動テーブルに取り付けられた一対の振動
モーターを備えている。そして、上記一対の振動モータ
ーは振動テーブルの垂直な中心軸に関して互いに向き合
った位置にあるとともに、これらモーターの回転軸が振
動テーブル面に対して互いに逆方向に傾斜する姿勢とな
っている。
【0004】また、長尺の管に線状体を挿入する他の方
法として、特開昭61−219903号公報で開示され
た加圧流送方法がある。この方法では、出口側より管内
を吸引し、線状体に作用する圧力差(ほぼ大気圧)およ
び管内を流れる空気の摩擦力により線状体に前進力を与
えるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ら旋振動を利用し
た挿入方法では、管を円筒体にコイル状に巻き取らねば
ならず、装置が大掛かりとなり、挿入を開始するまでの
準備に長時間を要していた。また、振動による線状体の
前進速度が低く、挿入にも長時間を要していた。たとえ
ば、特開昭63−189815号公報の光ファイバ挿入
方法の例では、内径1.6 mm 、長さ10,000m の
鋼管に光ファイバを挿入するのに2,500分を要して
いる。
【0006】一方、特開昭61−219903号公報の
加圧流送方法では、光ファイバの場合、管の長さが10
0m 程度を超えると、空気の流速が低下するとともに線
状体に作用する管内面との間の摩擦力が増大することに
より、前進速度が低下して挿入時間が長くなる。また、
挿入可能な長さが短いという問題もある。以上のように
挿入時間が長くなると、生産効率の低下を招く。
【0007】この発明は、比較的長い管に短時間で線状
体を管内に挿入することができる挿入方法およびその装
置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の管内への線状
体挿入方法は、直線状に延ばした管を途中で湾曲して折
り返し、出口側より管内を吸引するとともに、少なくと
も管の湾曲部を振動させながら線状体を管内に挿入す
る。
【0009】管の直線部の長さは、挿入する管の長さお
よび作業場の状況にもよるが数m 〜数十m 程度である。
また、折返し部の曲率半径は、管径の10〜100倍程
度である。適当な距離をおいて離れた複数の箇所で、管
を折り返すようにしもよい。たとえば、2箇所で折り返
される場合、管は折返し部の間に張り渡される。折返し
部の振動の態様は垂直振動、水平振動またはら旋振動の
いずれであってもよい。振動数は1〜500 Hz 程度で
あり、振幅は0.1〜10 mm 程度である。この発明の
挿入方法が適用される範囲は、管内径が0.4〜20 m
m 、管長が50〜3,000m 程度が適当である。
【0010】この発明の管内への線状体挿入装置は、上
記線状体挿入方法において、管の入口に線状体を供給す
る装置と、管入口側より所定の距離をおいて配置されて
おり、直線状に延ばされた管の途中が巻き掛けられる半
円筒面をもった管保持部材と、管保持部材を加振する加
振装置と、管の出口に接続された真空ポンプとを備えて
いる。
【0011】線状体を供給する装置として、線状体を巻
き取ったリールやペイルパックが用いられる。リールを
モーターにより回転駆動して、線状体を積極的に送り出
すようにすることが望ましい。リールと管入口との間で
線状体がわずかにたるむようにリールの回転速度を制御
すると、線状体はリールにより後方に引っ張られること
はない。この結果、前進速度は高くなり、また最大挿入
長さは長くなる。半円筒面をもった管保持部材を複数個
設けるようにしてもよい。たとえば、管保持部材が2個
の場合、1個は管入口側に、他の1個は管出口側に互い
に向かい合うようにして配置する。この場合、入口側の
管保持部材の半円筒面は管入口側に、また出口側の管保
持部材の半円筒面は管出口側にそれぞれ面している。巻
き掛けられた管が振動によって滑らないように、半円筒
面に管がはめ合う溝を設けることが望ましい。加振装置
として、電磁バイブレータ、ピエゾフィーダ、偏心重り
を備えた加振モーターなどが用いられる。管の出口と真
空ポンプの間に真空チャンバを設けると、管内に加わる
吸引力は一定となり、また管を出た線状体が真空ポンプ
に吸い込まれるようなことはない。
【0012】
【作用】出口側より管内を吸引することにより、線状体
に圧力差(ほぼ大気圧)および管内を流れる空気の摩擦
力が作用する。これらの力により線状体は管内を前進す
る。折返し部で管を加振すると、線状体に作用する管内
面との間の摩擦力が小さくなる。このために、線状体の
前進速度が高くなるとともに、挿入可能な長さが長くな
る。
【0013】
【実施例】2本の光ファイバを金属管に挿入する装置
を、実施例として説明する。図1および図2は、上記光
ファイバ挿入装置の側面図および平面図である。
【0014】光ファイバ挿入装置は、主として光ファイ
バ供給装置11、管保持装置21、および真空吸引装置
41とからなっている。光ファイバ供給装置11は、光
ファイバ1を巻き取った2本のリール12を備えてい
る。これらリール12は互いに連結されており、モータ
ー13により一体となって回転駆動される。リール12
をモーター13により回転駆動して、光ファイバ1を積
極的に送り出すようにしている。リール12に隣接して
光ファイバ案内スタンド16が配置されている。光ファ
イバ案内スタンド16には、1本の案内孔17が設けら
れており、リール12から繰り出された2本の光ファイ
バ1を1本にまとめて管入口4に案内する。
【0015】管保持装置21は、所定の距離をおいて配
置された第1保持台22および第2保持台23、ならび
に中間保持台31よりなっている。第1保持台22およ
び第2保持台23は同じ構造をしており、半円筒面をも
ったU字形の本体24と本体24の外周面を覆う円弧状
のカバー25を備えている。カバー25はねじ27によ
り本体24に固定されている。管3がはめ合う保持溝2
6が、カバー25の内周面に設けられている。本体24
は通しボルト29により電磁バイブレータ28の上面に
固定されている。電磁バイブレータ28は、架台30に
支持されている。電磁バイブレータ28は、本体24を
垂直面内で斜め方向に加振する。
【0016】中間保持台31は相対する一対からなり、
第1保持台22および第2保持台23の中間に配置され
ている。中間保持台31は、直方体状の本体34と本体
34の側面を覆うカバー35を備えている。カバー35
はねじ37により本体34に固定されている。管3がは
め合う保持溝36が、カバー35の内面(本体側面に接
する側の面)に設けられている。本体34は、電磁バイ
ブレータ38の上面に固定されている。電磁バイブレー
タ38は、架台40に支持されている。電磁バイブレー
タ38は、本体34を垂直面内で斜め方向に加振する。
【0017】上記のように構成された装置において光フ
ァイバ1を管3に挿入するには、まず相対する第1保持
台22および第2保持台23の間に管3をあらかじめ掛
け渡す。すなわち、第1保持台22、第2保持台23お
よび中間保持台31のカバー25,35をそれぞれ本体
24,35から外しておく。そして、第1保持台22お
よび第2保持台23の本体24の円筒面に管3を巻き掛
けるとともに、中間保持台31の本体34の側面に当て
ておく。ついで、これら保持台22,23,31のカバ
ー25,35の保持溝26,36に管3をはめ合わせた
状態でカバー25,35を本体24,34にそれぞれ固
定し、管3を保持する。掛け渡した管3の出口5は、真
空チャンバ42の入口の管継手43に接続する。また、
管3の入口側にリール12より巻き戻した光ファイバ1
の先端部を挿入しておく。
【0018】上記の状態で、電磁バイブレータ28,3
8および真空ポンプ44を駆動するとともに、リール1
2をモーター13により回転駆動する。光ファイバ1は
リール12より繰り出され、光ファイバ案内スタンド1
6を経て管内に供給される。光ファイバ1に作用する圧
力差および空気流との間の摩擦力により、光ファイバ1
は管内を前進する。第1保持台22、第2保持第23、
および中間保持台31は振動しているので、これらの部
分における光ファイバ1と管3の内面との間の摩擦は小
さくなる。
【0019】ここで、具体的な例について説明する。下
記の条件で金属管に光ファイバを挿入した。
【0020】光ファイバ 直径:0.9 mm 金 属 管 外径:4.8 mm 内径:3.
0 mm 長さ:3,000m 材質:SUS304 振動条件 振幅:3.0 mm 振動数:2
0Hz 振動角度:30゜ 折返し部 間隔:10m 曲率半径:
150 mm 実験の結果、最大3,000m まで光ファイバを挿入す
ることができた。これに対して、管を振動しない場合の
最大挿入長さは20m であった。また、管を振動した場
合、長さ3,000m までの挿入時間は150分であっ
たのに対し、振動しない場合は20m までで4分であっ
た。
【0021】
【発明の効果】この発明の管内への線状体挿入方法およ
び装置では、折返し部で管が振動することにより線状体
に作用する管内面との間の摩擦力が小さくなる。このた
めに、比較的長い管に短時間で線状体を管内に挿入する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であって、光ファイバを金属
管に挿入する装置の側面図である。
【図2】図1に示す装置の平面図である。
【図3】上記装置の管保持装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 3 金属管 11 光ファイバ供給装置 12 リール 13 モーター 16 光ファイバスタンド 17 案内孔 21 管保持装置 22 第1保持台 23 第2保持台 24 保持台本体 25 カバー 26 保持溝 28 電磁バイブレータ 31 中間保持台 34 保持台本体 35 カバー 36 保持溝 38 電磁バイブレータ 41 真空吸引装置 42 真空チャンバ 44 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 昇 東京都中央区築地3丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出口側より管内を吸引して線状体を管内
    に挿入する方法において、直線状に延ばした管を途中で
    湾曲して折り返し、少なくとも管の湾曲部を振動させな
    がら線状体を管内に挿入することを特徴とする管内への
    線状体挿入方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の線状体挿入方法におい
    て、管の入口に線状体を供給する装置と、管入口側より
    所定の距離をおいて配置されており、直線状に延ばされ
    た管の途中が巻き掛けられる半円筒面をもった管保持部
    材と、管保持部材を加振する加振装置と、管の出口に接
    続された真空ポンプとを備えていることを特徴とする管
    内への線状体挿入装置。
JP4348553A 1992-12-28 1992-12-28 管内への線状体挿入方法およびその装置 Pending JPH06201960A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1004747C2 (nl) * 1996-12-11 1998-06-15 Nederland Ptt Methode en inrichting voor het inbrengen van een kabelvormig element in een op of in een houder opgewonden langgerekte buisvormige omhulling.
WO1998026320A1 (en) * 1996-12-11 1998-06-18 Koninklijke Kpn N.V. Method for inserting a cable-like element into a tube coiled in or on a holder
JP2013069585A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの製造方法

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