JPH0620150B2 - 非晶質太陽電池の製造方法 - Google Patents

非晶質太陽電池の製造方法

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JPH0620150B2
JPH0620150B2 JP63088640A JP8864088A JPH0620150B2 JP H0620150 B2 JPH0620150 B2 JP H0620150B2 JP 63088640 A JP63088640 A JP 63088640A JP 8864088 A JP8864088 A JP 8864088A JP H0620150 B2 JPH0620150 B2 JP H0620150B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は非晶質半導体を用いた太陽電池、特に非晶質シ
リコンを用いた太陽電池の製造方法に関する。
[従来の技術] 近年、透明基板上に透明電極、非晶質シリコン(a−S
i)を用いた光電変換素子およびAl等の電極を順次形
成した低コストの太陽電池が知られている。かかるa−
Si太陽電池は光電変換効率が他の結晶半導体を用いた
太陽電池に比べ低いことから、それを大にするため種々
の対策が施されている。
その対策の一つとしてシート抵抗値が10Ω/□程度と
低い透明電極が望まれている。これを達成するためには
比抵抗の低い材料を用いるか、あるいは透明電極の膜厚
を増やすことによりシート抵抗を下げることが必要とな
る。比抵抗の低い材料としては錫をドープした酸化イン
ジウム(ITO)またはフッ素をドープした酸化錫が挙
げられる。このうちITOは比抵抗の点ではフッ素をド
ープいた酸化錫より優れているものの、化学的安定性の
点で問題があるとされ、高い光電変換効率を求められる
太陽電池の場合には実用に供さない。
一方、酸化錫、特にフッ素をドープした酸化錫ではその
比抵抗値が4×10-4Ωcm程度であるため所望のシー
ト抵抗を得るためには少なくとも0.3μmの膜厚が要
求される。
酸化錫膜の製造方法としてはCVD法(気相成膜)やス
プレー法などのいわゆる熱分解酸化反応を利用する方法
が一般に良く知られている。これら製造方法において錫
原料としてはSnCl,(C2n+1Sn(但
し、n=1〜4),CSnCl,(CH
SnCl等を使用するのが一般的である。また塩素を
含む化合物を原料として酸化錫膜を形成する場合、膜中
に塩素が取り込まれることは良く知られている。
[発明が解決しようとしている問題点] しかしながら、酸化錫膜において0.3μm以上の膜厚
になると膜中の光吸収による透過率の減少がおこり発電
層への光入射量が減少し、変換効率を高めるための障害
となっていた。この酸化錫膜の光吸収の原因は膜中の酸
素欠陥や不純物元素あるいは自由電子の数にあるといわ
れてきたがその詳細は不明であった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は前記問題点を解決するためになされたものであ
って、高い光電変換率を有するa−Si太陽電池の製造
方法を提供するものである。
すなわち本発明者等はa−Si太陽電池の変換効率を透
明電極である酸化錫膜の分析を通してつぶさに解析した
結果、少なくとも変換効率を低下させている原因の一つ
として酸化錫膜中の塩素によるものであることを確証
し、それゆえ酸化錫膜中の塩素濃度を定量的に抑えるこ
とによりa−Si太陽電池の変換効率が向上することを
見いだし、本発明として提案するに至ったものである。
詳しい測定により酸化錫膜中の塩素濃度が0.45重量
%付近にあった従来のものより低い塩素濃度の時、これ
を透明電極で用いたa−Si太陽電池において良好な特
性が観測されるに至った。
酸化錫膜中の塩素原子は熱分解反応を利用するCVD法
やスプレー法において錫原料もしくはフッ素をドープす
る際のドーパントに含有されているものである。
酸化錫膜中の塩素原子がa−Si太陽電池の変換効率を
低下せしめる厳密な機構は明かではないが、一つには塩
素が酸化錫膜中の酸素原子の位置に置換されて入ること
で欠陥状態となる酸化錫のエネルギーギャップ中に準位
をつくって、光吸収中心として働くために透過率の減少
することが、挙げられる。また他の原因としては酸化錫
膜中の塩素原子の一部がa−Si層中へ拡散してゆき、
光電特性を低下させることも考えられる。
本発明において酸化錫膜中の塩素原子濃度は低いほど良
いわけである。かかる塩素濃度は例えば電子線マイクア
ナライザーの特性X線の強度から測定できる。この検出
法を利用して塩素濃度と透過率の関係を調べた結果、
0.03重量%〜0.40重量%塩素濃度範囲で高い透
過率を示すことが判明した。
本発明における上限値0.40重量%超の塩素が膜中に
存在するとa−Si太陽電池の変換効率が顕著に低下し
好ましくない。
本発明の酸化錫の膜厚は前述したように0.3μm以上
とすることが好ましい、より好ましくは膜厚を0.3な
いし1.0μmとすることがよい。塩素を含む化合物を
原料とした場合でも温度を高くするかあるいは水分を混
入させて原料の分解速度をあげることにより、酸化反応
を促進させ酸化錫膜中の塩素が未分解物として残ること
を防止することが出来る。このようにして塩素濃度の実
質的な低い酸化錫膜とすることができる。
もちろん、Sn(CH実施例えとCHCHF
等塩素を全く含まない原料の組合せから酸化錫膜を作る
こともできるが、こうした原料は反って安全性、分解速
度の遅さ等別の問題が生じ実用的でないことを重視すべ
きである。
実施例1 大きさが100×100(mm)厚み1.9(mm)の
ソーダライムガラスを十分洗浄、乾燥しガラス基板とし
た。このガラス基板上に以下のようにして透明電極を形
成した。
四塩化錫(無水)と水蒸気、酸素ガス、1,1−ジフル
オロエタンガスおよび窒素ガスよりなる混合気体におい
て水蒸気と四塩化錫の混合割合またはガラスの加熱温度
を変化させながらCVD法によりSnO:F膜を形成
した。得られた透明電極の膜厚は0.6μmであった。
膜の面積抵抗は8Ω/□となるよう1,1−ジフルオロ
エタンガス流量を調整した。
以上の条件において成膜したSnO:F膜に対して可
視光透過率を測定し、更にこの膜中の塩素濃度を電子線
マイクロアナライザーの特性X線の強度をZAF法によ
り補正し測定した。得られた結果を第1表に示す。
表に明らかなように膜中の塩素濃度が低いほど透明電極
付ガラスの可視光透過率は上昇する。特に従来塩素が
0.46重量%含まれていた比較例1では透過率が78
%と低いのに対し塩素濃度が0.36では可視光透過率
が80%と高くなっている。
次にこの基板を用いて非晶質シリコン太陽電池を作成し
た。その作成手続は次のとおりである。まず、Sn
:F膜付ガラスを十分洗浄、乾燥した後、モノシラ
ン(SiH)ガスを主成分とする原料ガスを用いて1
70Pa程度の圧力下で容量結合型高周波グロー放電装
置により、 (1)P型半導体層(ホウ素ドープのa−SiC:H,
約0.015μm厚) (2)真性半導体層(a−Si:H,約0.5μm厚) (3)n型半導体層(リンドープのマイクロクリスタリ
ンSi(μc−Si):H,約0.050μm厚) をそれぞれ順番に堆積させ、最後にAl電極(約0.1
μm厚)を真空中(約10-4Pa)で蒸着法により作成
した。
上記Al電極を作成する際基板上に直径2mmの穴があ
いたマスクをのせておき、直径2mmの太陽電池を16
ヶ作成した。得られた太陽電池にAM1の100mW/
cmの光を照射し、エネルギー変換効率を測定した。
得られた変換効率の相対値を酸化錫膜中の塩素濃度の関
数として第1図に(●)でプロットした。塩素濃度が低
いほど電池の変換効率は高く、塩素濃度0.40重量%
以下では従来例(塩素濃度(0.45重量%)に比べ
1.03倍以上となった。
実施例2 実施例1と同じ手続きに従い、膜厚0.45μmで塩素
濃度の異なる2種類の酸化錫膜を作成した。膜の面積抵
抗は11Ω/□となるよう、フロンガス流量を調節し
た。
以上の条件において成膜したSnO:F膜に対して可
視光透過率および膜中の塩素濃度を実施例1と同じ方法
により測定した。得られた結果を第1表に示す。
表に明らかなように塩素濃度が低いものの方が透明電極
付ガラスの可視光透過率は高かった。
次に実施例1と同じで手続き比晶質シリコン太陽電池を
作成し、その変換効率をAM1,100mW/cm
の下で測定した。得られた変換効率の相対値を第1図に
(○)でプロットした。塩素濃度が低いものの方が高い
変換効率が得られた。
実施例3 実施例1と同じ手続きに従い、膜厚0.9μmで塩素濃
度の異なる2種類の酸化錫膜を作成した。膜の面積抵抗
は5Ω/□となるようフロンガス流量を調節した。
以上の条件において成膜したSnO:F膜に対して可
視光透過率および膜中の塩素濃度を実施例1と同様の方
法により測定した。得られた結果を第1表に示す。
表に明かなように塩素濃度が低いものでは透明な電極付
ガラスの可視光透過率は高かった。
次に実施例1と同じ手続きで非晶質シリコン太陽電池を
作成し、その変換効率をAM1,100mW/cm
の下で測定した。得られた変換効率の相対値を第1図に
(△)でプロットした。塩素濃度が低いものでは高い変
換効率が得られた。
[発明の効果] 本発明によれば実施例からも明らかなとおり、膜厚が
0.3μm以上の酸化錫膜であっても可視光透過率の減
少が少なく、この酸化錫膜を設けた基板を用いれば、優
れた変換効率を示す非晶質太陽電池を得ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜3に記載した通り、各々6000,
4500,9000オングストロームの厚みを持つ酸化
錫膜を用いたa−Si太陽電池について酸化錫膜中の塩
素濃度と太陽電池変換効率の相対値との関係を示したも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵藤 正人 大阪府大阪市東区道修町4丁目8番地 日 本板硝子株式会社内 (72)発明者 清原 康一郎 大阪府大阪市東区道修町4丁目8番地 日 本板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−84567(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に酸化錫を主成分とする膜であ
    る透明電極、非晶質層および電極を順次被着させた非晶
    質太陽電池の製造方法において、該膜を塩素を含む原料
    の熱分解酸化反応により形成する際に、該膜中に取り込
    まれる塩素濃度を0.40重量%以下とすることを特徴
    とする非晶質太陽電池の製造方法。
  2. 【請求項2】該透明電極の厚みを0.3μmないし、
    1.0μmとすることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の非晶質太陽電池の製造方法。
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