JPH0620135Y2 - ガスクロマトグラフ質量分析計 - Google Patents

ガスクロマトグラフ質量分析計

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JPH0620135Y2
JPH0620135Y2 JP1986180162U JP18016286U JPH0620135Y2 JP H0620135 Y2 JPH0620135 Y2 JP H0620135Y2 JP 1986180162 U JP1986180162 U JP 1986180162U JP 18016286 U JP18016286 U JP 18016286U JP H0620135 Y2 JPH0620135 Y2 JP H0620135Y2
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JP
Japan
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mass spectrometer
wall
molecular separator
cylindrical wall
recess
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JP1986180162U
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JPS6384561U (ja
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光三 島津
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本考案はガスクロマトグラフ質量分析計に関し、特にガ
スクロマトグラフと質量分析計との接続部の構造に関す
る。
ロ.従来の技術 ガスクロマトグラフから流出する試料成分はキャリヤガ
スと混合しており、特にパックドカラムを用いた場合、
キャリヤガスの量が多いので、試料成分を質量分析計に
導入する場合、キャリヤガスを除いて試料成分を濃縮す
る必要があり、そのためにガスクロマトグラフと質量分
析計との間に分子セパレータを介挿してキャリヤガスを
分離排除するようにしている。分子セパレータとして用
いられるものは通常ジェット型分子セパレータと呼ばれ
るもので、この分子セパレータをガスクロマトグラフと
質量分析計との間に介挿する構造としては従来、特開昭
60−114957号,同60−114958号等にお
いて提案がなされている。このような従来例の一つを第
3図に示す。この図で1がジェット型分子セパレータ
で、左方に延出された管1aの左端図外にガスクロマト
グラフのカラムが接続され、右方に延出された管1bが
質量分析計の真空外壁2を貫通してその右端がイオン化
室3に接続されている。分子セパレータ1の外壁から図
で上方に突出している排気管1cは真空ポンプに接続さ
れる。分子セパレータ1及び両側の延出管1a,1bは
試料成分が凝縮付着しないよう全体が加熱槽4内に設置
されている。
ハ.考案が解決しようとする問題点 ガスクロマトグラフと質量分析計との接続部における一
般的な問題は a.接続部内面に試料が吸着する。吸着した試料は以後
のキャリヤガスや試料の流れにより一部が脱着して質量
分析計に進入し、後の分析結果に対するノイズとなる。
b.試料が接続部内面に接触すると分解されることがあ
り、分析結果に誤りを生じる。
c.上記a項の吸着を減らすため、接続部を外部から加
熱する装置が必要である。
d.接続部での吸着を減らすため接続部は吸着の少ない
ガラスで作られるが、ガラスは破損し易いから取扱いに
気を使わねばならない。
以上のような問題点に関し上記従来例をみるに、分子セ
パレータはそれから延出している左右の管1a,1b,
排気管1c等と共にガラスで一体的に作られており、内
面の試料吸着を防ぐため加熱槽4を外側に設けているか
ら、前記aの問題に対しては一応回答がなされている
が、質量分析計の外壁2の外方に加熱槽4を設ける結
果、分子セパレータのガス流路の延長は長く、かつその
内面は高温に保たれているので、試料が内面に接触して
分解されると云う点と、取扱いに注意しなければならな
いと云う点については解決がなされていない。本考案は
これらの点を解決しようとするものである。
ニ.問題点解決のための手段 第1図に例示するように質量分析計の本体外壁2の内側
のイオン化室に近い部分に内側に向って凹所2aを設
け、この凹所の底から外方に向って筒状壁2bを突出さ
せ、この筒状壁にその内腔に通じる排気管5を設け、こ
の筒状壁内に分子セパレータ1を挿入し、筒状壁の開口
端に開口端と分子セパレータ1のカラム側導入管部1a
との間を気密に閉塞する蓋2dを取付けて分子セパレー
タを固定すると共に筒状壁の外側或は壁肉内に加熱手段
9を設けた。
ホ.作用 質量分析計のイオン化室側部の外壁に凹所を設け、その
凹所から外に向けて突設した筒状壁内に分子セパレータ
を挿入し、この筒状壁を分子セパレータの加熱手段保持
体即ち従来の加熱槽4に代えたから、分子セパレータか
らイオン化室までの管路長が従来に比し著しく短縮さ
れ、結果として、吸着の減少、接触面積の減少による試
料分解率の低下が得られ、分子セパレータはガラス製で
あるが質量分析計の外壁と一体的の筒状壁内に収納保持
されるので、破損の心配がなくなる。
ヘ.実施例 第1図に本考案の一実施例を示す。第1図で2は質量分
析計本体の真空外壁で、内部は高真空に保たれており、
Aは質量分析計のイオン光学系の光軸でこの図で下方図
外に質量分析部がある。3はイオン化室である。外壁2
のイオン化室側方に対向する部分には質量分析計内部に
向かう凹所2aが形成されており、この凹所の底から外
方に向って筒状壁2bが突設されている。筒状壁2bに
は側面に筒状壁内腔に通じる排気管5が突設されてお
り、この排気管は真空ポンプに接続されている。筒状壁
2bの内径はガラス製のジェット型分子セパレータ1の
外径がゆるく嵌合できる大きさであり、分子セパレータ
1が挿入されている。分子セパレータの対向ノズルの外
側を囲む筺体部には開口1dが穿たれており、開口1d
が排気管5の開口と対向するようにしてある。分子セパ
レータ1の右側の導出管1bは凹所2aの底を貫通し
て、その端部がイオン化室3の試料導入管受座3aに当
接せしめられて、導出管1bを通って来た濃縮された試
料成分がイオン化室3内に導入される。分子セパレータ
の導出管1bが凹所2aの底部を貫通している部分は凹
所底部が質量分析計内部に向って突出した管部となって
おり、この管部にパッキングを介在させて袋ナット7が
螺着され筒状壁2bの内部空間と質量分析計の内部空間
との間の気密が保たれている。袋ナット7を螺着する作
業は質量分析計の外壁の後端壁2cを外して行う。筒状
壁2bの開口端(図で左端)にはパッキングを介在させ
て蓋2dが取付けられ、分子セパレータ1の導入管1a
はこの蓋を貫通して外部に出されたおり、蓋2dに突設
された管部2eにパッキング10を介在させて袋ナット
8を螺着することにより、導入管1aと管部2e間の気
密を保って分子セパレータ1を筒状壁2b内に固定す
る。9は筒状壁2bの筒肉内に埋設されたヒータで分子
セパレータ1を外側から加熱するものである。
第2図は本考案の他の実施例の要部を示す。第1図の実
施例の各部と対応する部分には同じ符号をつけてある。
この実施例では、上述実施例における筒状壁2bの開口
端の蓋2dをなくし、分子セパレータの導入管部1aを
分子セパレータ本体部と同じ外径にし、筒状壁の開口端
面に直接管部2eを形成して、この管部に袋ナット8を
パッキング10を介在させて螺着し、導入管1aと筒状
壁開口端間の気密形成と分子セパレータの固定を行い、
蓋2bをなくすことで、前述実施例より部品の簡素化を
計ったものである。
ト.効果 本考案によれば分子セパレータは質量分析計の外壁に形
成された凹所に突設された筒状壁内に収納されるので、
分子セパレータの導出管は従来例に比し著しく短縮さ
れ、筒状壁を加熱槽としているから、分子セパレータの
導出管はイオン化室の近くまで加熱槽内にあって加熱さ
れていることになり、導出管の短いことと相まって試料
の吸着が一層少なくなり、分子セパレータとヒータを収
納した筒状壁は質量分析計本体壁の凹所の底から外方に
突設されているので、この筒状壁の外面は大気に接して
おり、筒状壁から発散する熱は質量分析計本体外壁には
殆ど伝わらず、ヒータの効率が良いだけでなく、質量分
析計本体外壁がこのヒータの発熱で暖められ内面の吸着
物質が蒸発して質量分析結果のノイズレベルを高めると
云った問題も生じない。また分子セパレータは質量分析
計からの突出量が少なくしかも質量分析計と一体の筒状
壁内に収納されているので、破損のおそれが殆ど全くな
くなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の水平断面図、第2図は本考
案の他の一実施例の要部水平断面図、第3図は従来例の
縦断側面図である。 1…分子セパレータ、1a…分子セパレータの導入管、
1b…分子セパレータの導出管、2…質量分析計の本体
外壁、2a…凹所、2b…筒状壁、3…イオン化室、5
…排気管、9…ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】質量分析計の本体外壁の質量分析計イオン
    化室に近い部分に内側に向って凹所を形成し、この凹所
    の底から外方に向って、この凹所内面と自身の外周面と
    の間に隙間を設けて筒状壁を突設し、この筒状壁内に分
    子セパレータを収納固定すると共に、上記筒状部に分子
    セパレータ加熱手段を設けてなるガスクロマトグラフ質
    量分析計。
JP1986180162U 1986-11-21 1986-11-21 ガスクロマトグラフ質量分析計 Expired - Lifetime JPH0620135Y2 (ja)

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JP1986180162U JPH0620135Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 ガスクロマトグラフ質量分析計

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JP1986180162U JPH0620135Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 ガスクロマトグラフ質量分析計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6384561U JPS6384561U (ja) 1988-06-02
JPH0620135Y2 true JPH0620135Y2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=31123867

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JP1986180162U Expired - Lifetime JPH0620135Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 ガスクロマトグラフ質量分析計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227874Y2 (ja) * 1980-10-02 1987-07-17

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JPS6384561U (ja) 1988-06-02

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